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いまも残る「21型」店舗
2020/03訪問
2回
水口城の近くのお寿司屋さん兼食堂。 週末の19時頃お邪魔した。 ご年配の男女お二人で営んでいらっしゃった。女性は落ち着いた接遇をなさり、男性は愛想よし。 先客二名。後客なし。 壁に貼られたお品書きとテレビが見やすい位置のテーブル席に着いた。 まず、熱いお茶を出してくださるのが嬉しい。 「焼そば」(700円)+「サービス品 寿し五個セット」(600円増)をいただいた。 お箸袋が手作りでかわいい。 焼そばは、店名入りのお皿で提供された。いわゆるソース焼そば。 中華そば麺は、やや細め。絡められたソースによる味付けは濃いめで鹹め。キャベツ、豚肉、にんじん、たまねぎといったものと一緒に炒められていた。 ゆで卵スライス、紅生姜がトッピングされていた。 店内限定サービス品だという寿し五個の内容は、細巻き一、太巻き一、押し寿司二、握り寿司一。 お米は、国産米を使用とのこと。 細巻きは、かっぱ(胡瓜)。 太巻きは、かんぴょう、しいたけ、玉子焼、青菜など。 押し寿司は、茶色い田麩のようなのと、しめ鯖。茶色い田麩のようなのは、鰹節に似た風味があった。 握り寿司は、まぐろ。まぐろが二枚重ねだった。 お味、量、お値段にお手頃感があって手を出しやすいセットメニューだった。 お店は、ゆとりと、年月を重ねた風情と、初めてでも緊張要らずの程よい気安さがあり、心地よく飲食させていただいた。
2025/12訪問
1回
日曜日の夜。 混雑が解消し始めるであろう頃を見計らって20時半に行ってみた。 ほぼ見込みどおりだった。どんどんお客さんが退出し、喧噪も鎮まっていった。 ボトルワインの「ドン ラファエロ」(1,100円)を飲んだ。白のスプマンテ。750ml。この日は旨みが薄く感じられた。後半は、えぐみを覚えた。 「ラム(仔羊)のランプステーキ」(1,090円)を食べた。このラム肉は硬かった。自分は硬いのも好きだから文句はないが、ラムに柔らかさを期待している人には勧められないと思った。添えられていたスパイスは、辛さや香りはいいのだが、塩の鹹さがきついことがわかって、二口目からはそれを付けずにいただいた。それでじゅうぶんにおいしかった。 「ほうれん草のソテー」(200円)は、対照的にほうれん草がくったくたに柔らかい。ソテーによるあぶらっこさはあるが、味付けは控えめ。混ぜられているベーコンの塩気が強いので、それで十分。量にも満足。 「ペペロンチーノ」(300円)。にんにく、あぶら、唐辛子、塩のすべてを強く効かせた味付け。麺はこのたびは柔らかくグズグズとした食感。以前はもっとプリプリしていた。 食後酒として「グラッパ」(300円)を飲んだ。30ml。アルコール分40%の蒸留酒。ワインの粕取り焼酎みたいなもの。甘さ基調に、苦みや渋みが加わったような味わい。すこしとろみを覚える。これと炭酸水とを一口ごとにかわるがわる飲むのがよかった。 テーブルが狭いのが寛ぎ感を削いでいたものの、一人での飲食を気儘にのんびりと楽しめたことには満足した。 お勘定は2,990円。
2025/11訪問
1回
「タラコソースシシリー風(ランチスープ・サラダ付)」
2025/09訪問
1回
小倉駅前の「サイゼリヤ 小倉駅前あるあるCity店」に入った。 平日19時すぎ。幸いなことに、席は十分空いていた。おかげでサイゼリヤにしては珍しく静かだった。騒音の中で一日働いたその疲れを癒すべく落ち着いて一杯やれればいいのだが、と願っていたところだったから、おあつらえ向き。ありがたかった。 二人用ボックス席に通された。テーブル天板の横幅が狭い。もう少しゆとりが欲しいところ。 「ドン ラファエロ」(1,100円)を飲んだ。 これはフルボトルのスプマンテ(スパークリングワイン)の白。過去に数回飲んでいるが、今回は少し甘ったるさを覚えなくもなかった。 「小エビのカクテル」(280円)なる冷菜をつまんだ。 これは初めていただいたが、外したと思った。エビの質がよくないのか、茹で・冷凍・解凍などの処理がよくないのかわからないが、エビがグズグズと水っぽく、味気なく、生臭さは気になる。組み合わされているワカメと野暮ったいドレッシングとパプリカ粉のようなものも調和しない。280円の品にケチをつけるほうが野暮なのかもしれないが、注文しなければよかったという気持ちは拭えない。 「ラム(仔羊)のグリル」(870円)をいただいた。 これはおいしかった。 一口大の羊肉塊を焼いたのが7個。まあまあボリュームあり。イタリアっぽくない点に目を瞑れば、醤油っぽさが感じられ、麹も使ったという味付けが日本人の舌には媚びる。食べ応えをもたらす弾む噛み心地と、味のある脂っ気が瑞々しいのもいい。同じ仔羊料理の「アロスティチーニ(ラム(仔羊)の串焼き)」(Wサイズ800円)がパサつき気味で量的にも物足りないのを思えば、こちらのほうが充実度が高い気がした。コーンやポテトのおまけも付いている。 「イカの墨入りセピアソース」(500円)もいただいた。 これはイカ墨のスパゲッティである。以前は真っ黒だったが、最近イカ墨を減らしたのか、色が薄れている。セピアソースなどと改名もしている。やはり味も少し寂しくなったように思う。色の印象がソース焼そばを彷彿とさせるせいか、振り掛けられたバジルだかパセリだかの緑の乾燥香草を、アオサかと錯覚しそうになる自分が情けない。 そして、これも500円という値段は安いことは安いのだが、「ペペロンチーノ」(300円)の1.7倍もの値打ちがあったのだろうか、という見方をしてみると、ペペロンチーノでよかったかな、と思えてこなくもなかった。我ながらみみっちい。 空いていたのでのんびりくつろいだ。 「ドン ラファエロ」を飲み干してご納杯とした。滞在時間は70分ほどだった。 気分転換の目論見は果たせた。 お勘定は2,750円。セルフレジでカード決済。 20時34分のこだま859号で帰宅の途に就いた。
2025/07訪問
1回
2025/07訪問
1回
「ブリ丼」、「アジフライ」
2025/05訪問
1回
明日は春分の日だというのに雪が降る寒い一日だった。 西鉄久留米駅前での仕事を済ませた。まっすぐ帰りたくない。久留米で軽く飲んでから帰りたい。 「古賀久」というお店に行ってみようと思いついた。 未成年だった昭和50年代から「古賀久」というお店の存在だけは知っていたが、それから40数年経た今に至るまでまったくご縁がなかった。 最近ではお笑い芸人「おいでやす」の「こがけん」の実家としても知られるようになった模様。 お店のホームページを見てみると「『古賀久』は、創業1919年(大正8年)の 大衆酒場と会食料理の店。昼夜通しで料理とお酒が楽しめるお店です。お一人様にも、大勢での会席にも ご満足いただけるよう、この地で長らく営業しております。」と紹介されていた。 「この地」とは六ツ門である。 昭和50年代半ば頃、六ツ門の「カメラのドイ」や「ダイエー」へしばしばお邪魔していたから、西鉄久留米駅から六ツ門までの道のりの徒歩での距離感は身体が憶えている。年月を経て風景が変わり果てた部分にも、変わらない部分にも、それぞれ感慨を覚えながら歩いた。 19時10分頃「古賀久」に着いた。 一階の広い大衆酒場フロアに大小数種類のテーブルがある。そのなかの数卓ある長テーブルに通された。一人だと長テーブルに優先的に通されるのだろう。この長テーブルは十人用。相席用のテーブルだと思われるが、このテーブルには先客なし。後客なし。さいごまで自分一人だった。このゆとりにおおいに寛いだ。 他の長テーブルでも一人で静かに飲んでいる人が目立った。 まず「日本酒 上撰 山水」(400円/1合)を熱燗でいただいた。食道を流れ落ちる温もりが嬉しい。 肴は「お刺身 鯨」(840円)にした。冷凍の赤身の冊を解凍せず刺身にしたものである。北海道ならルイベとでも呼ぶかもしれない。 おろし生姜と醤油でいただく。口に入れた時の凍ったシャリッとした歯触りに続いてとろけゆく味わいが広がり、冷たさを残したまま喉に落ちていく。 昭和40年代の福岡の庶民の食卓にたまに上る鯨の刺身といえばまさにこういうものだった。 いまになって考えてみると、遠洋捕鯨では船上で冷凍済みで下関に揚がるし、近海の西海捕鯨では新鮮で上等なところから先に長崎で消費されてしまうので、いずれにせよ福岡へ流通するのは、高級料亭などではいざ知らず、庶民の手に渡るのは塩鯨やスカスカのオバイケのような3級品が主で、刺身で食べられる冷凍赤身でも比較的マシな部類だったのだろう。 それでも当時の我が家では、刺身というだけでちょっとした贅沢であり、食卓が華やいで見えたものだった。 この初めて入った大衆酒場でその懐かしい感覚が甦った。 お酒を「瓶ビール アサヒプレミアム熟撰(中瓶)」(580円)に切り替えた。 肴は「山芋鉄板」(900円)をいただいた。 これは擂った山芋のお好み焼である。福岡県の居酒屋の定番メニューとなっている。お店によりバリエーションがあるが、こちらのお店では、山芋に小麦粉や玉子を混ぜ込まない方式かもしれない。玉子は生玉子の黄身だけが後載せされていた。刻み海苔、ねぎ、かつおぶしが撒かれていた。出汁感は控えめでさっぱりと熱々の香ばしい山芋を楽しめる。玉子を崩して絡めながらいただくのもまた良い。半面に定番のポン酢醤油、残り半面にウスターソースをかけてみた。どちらも甲乙つけがたいおいしさだった。 「ソース焼そば」(700円)もいただいた。 かつおぶしと青海苔が振りかけられ、紅生姜が添えられていた。 中華麺に豚肉、細もやし、キャベツ、玉ねぎ、薄切りにんじん、ピーマンを盛り込んで炒められていた。野菜が主役かというほど豊富。麺は円い断面の縮れなしの中太。茹で麺だろうか。ぷりぷりしていてうまい。ソースは薄めに纏っている。あと掛け方式でないこともあり、上品な感じがした。 「日本酒 上撰 山水」(400円/1合)のお燗をもう1本つけていただいた。 「菜の花天」(440円)は、練物の素揚げ。刻んだ菜の花の蕾や茎がたっぷり練り込まれている。春を待ち遠しく感じながらほろ苦い味わいを楽しんだ。 「酢モツ」(470円)も福岡県の居酒屋の定番メニュー。豚のコブクロとかガツとか鶏の腸とかを湯掻いて細かく刻んでポン酢醤油で和えたようなもの。冷やしていることも多い。冷たさと、ザクザク、コリコリとした歯触りと、酢のさっぱり感があり、旨みも豊か。お酒の友として大活躍。個人的には久しぶりに良さを再確認できたような気がした。 程よいざわめきとゆとりがある大箱で、なんにも干渉されない居心地の良さを満喫できた。 滞在時間は1時間20分くらいだっただろうか。 お勘定は4,730円。クレジットカード可。 西鉄久留米駅までまっすぐ歩いた。途中の一番街は、お酒が入って上機嫌の若いサラリーマン軍団が多数跋扈しており、休前日らしさが感じられた。また、昔はお酒を飲む街といえば文化街ときまっており、一番街は昼の街だったのだが、いまでは一番街は夜のほうが賑わう街に様変わりしていることが見て取れた。 20時54分の特急電車に乗って西鉄久留米駅を離れた。
2025/03訪問
1回
大雪に見舞われた日。 その日の宿泊地は、はじめて降り立った南彦根駅前。 ホテルの部屋でゆっくり寛いで飲む夜を過ごそうかと思った。 駅前のビバシティ彦根というモールに平和堂という滋賀を代表するスーパーマーケットがあるようなので、そこへ酒や肴を買いに出かけた。着いてみると、営業が21時で終了しており、買い物ができなかった。 モール内の飲食店群もほとんどが終了していた。営業中なのはサイゼリヤだけのようだった。それもオーダーストップは21時半。そのとき21時18分。迷う暇はない。入った。 案内された席に着いてから、この迂闊で軽率な行動を後悔しはじめた。 まず、最近なぜかあちこちでサイゼリヤに入る頻度が高くなっていたところだったので、さすがに「またサイゼリヤか・・・」という溜息気分になってしまったこと。 それから、閉店時刻の22時までという制限時間はやっぱり短いこと。当初のゆっくりと寛ぎの夜を過ごそうという目論見とは正反対ではないか。スーパーマーケットが終わっているのを見たところで、次善の策を横着にもモール内に求めてしまう愚行に走らず、さっさと諦めてモール外のコンビニエンスストアへでも転進したほうがよかったのではないか。 でももう後戻りはできない。前進するしかない。 素早く「田舎風ミネストローネ」(300円)、「ほうれん草のソテー」(200円)、「ペペロンチーノ」(300円)という肴を3皿と、「ドン ラファエロ」(1,100円)というお酒を注文した。これらが短時間でテーブルに所狭しと提供された。 時計を気にしながらワッショイワッショイと摂取に邁進する。気付けば「三角食べ」みたいな食べ方をしている。合間にスパークリングワインをがぶがぶ。美味いとは思うが、さすがに目は白黒していたかもしれない。 もちろん自分の後に新規来客なし。先客もどんどん退出して店内はすでにガラガラになっている。店員さんが粛々と閉店準備を進めている。 懸命にお皿を空にし、750ml瓶を飲み干し、なんとか規定時間内に飲食を済ませた。わかりきったことだが、時間を気にして慌ただしく飲食するのは、やっぱり愉しくなかった。なんのためにこんなことをしているのかと自問する愚か者であった。 もちろんサイゼリヤは何も悪くない。こちらが利用方法を誤っただけである。それどころか請求額が1,900円にとどまったということでむしろ慰めていただいたようなものだ。 ホテルへ向かう途中のコンビニエンスストアは素通りした。気分的には満たされていないが、これ以上酒や肴を摂取すると健康上と金銭上の問題が大きいと思ったからだった。ホテルの部屋で白湯なんぞを飲んで反省した。終始お粗末。
2025/02訪問
1回
公私ともうまくいかないことばかりで気が滅入っていた平日15時台。 一人で入ってみた。 二人用テーブル席へ通された。 周囲を見渡すと、自分同様、一人で来ている人が多い。 飲物は、フルボトルの白のスパークリングワイン「ドン ラファエロ」(1,100円)にした。最近、他の支店で味をしめたもの。 その最初のお供は「ミラノ風ドリア」(300円)にしてみた。これは久しぶり。いつ以来か思い出せない。熱々。舌に馴染む味。硬めのごはんの噛み心地がいい。 お次は「蒸し鶏の香味ソース」(280円)。これは初めてかもしれない。冷菜である。ワカメと組み合わされていたが、想像以上においしかった。ソースの威力かもしれない。そういえばガルムソースとは何だろう。胡椒を振ってみたら香りが立って更においしかった。 最後に「ミニフィセル」(150円)というパンと「サイゼリヤの野菜ペースト」(100円)を頼んだ。ミニフィセルは、細長い硬めのパンがカリッと焼かれているようなものだった。これにナイフで長手方向に切り込みを入れ、オリーブ油を垂らし、「サイゼリヤの野菜ペースト」と、少し残していた「蒸し鶏の香味ソース」を詰めて食べてみた。これもおいしい。貧乏くさいどころかちょっと特別な感じすらしたのも面白かった。 お酒と、それによくあう肴たちを、いつもよりは少しゆっくりめに、たっぷりといただいた。ガヤガヤした雰囲気の店内だったが、喧噪に紛れて憩うという境地も悪くなかった。いい気分転換になった。 お勘定は1,930円。2,000円を切るとは恐れ入った。
2025/01訪問
1回
数々の郷土料理が楽しめる