さて豊ちゃんの符丁です。10代の頃築地に憧れ、豊ちゃん、瀬川(先代の方、握りしかなかった)、中栄、井上、等々歩いて来た訳ですが、最近読者の何人かが豊ちゃんに行かれているので、懐かしく当時必至に河岸のおっちゃんの真似をする為に覚えた符丁を書き残しておこうかなと。
もし間違いなんかがありましたらご教示ください。
【アタマ】
カツ丼の上の部分だけ皿盛りにしたもの、所謂カツ煮。飯も欲しい時は「アタマライス」。「アタマ」だけでカツ煮ライスが出て来ると思ってる観光客がいますが、「アタマ」だけしか言わないとカツ煮しか出てきません。
「ないアタマ」、これは脂身少なめの肉で作ってくれです。
【ノッケ】
皿盛りの飯の上にトンカツをのっけただけのもの
※これに関しては確認の余地有り。
ブログ等でカツカレーを「ノッケ」と紹介している人がいますがちょいと疑問。
これは「カツカレーください」と注文すると店員さんが「ノッケひとつ〜」と通し、奥からは飯の上にカツが載ったのが出て来て、表の人がカレーをかけて渡してくれるのでそれで誤解していると思っています。
なぜなら、河岸の人が「ノッケにカレ〜」「ノッケかけ!」と注文してカツカレーが出て来る所を見ると自説が正しいのでは。因に「ノッケハヤシ」もありました。
【サラ】
トンカツと千切りキャベツを皿盛りにしたもの。飯はつかないので、欲しい時は「サラに飯」。
【オムノッケ】
皿盛りの飯にオムレツが載ってるもの。
派生ヴァージョンは無限。「オムノッケハヤシ」は現在のメニューに書いてあるオムハヤシライスの事。勿論「オムノッケカレー」や、カレーとハヤシを半々でかけてもらうのが「オムノッケ両掛け」もある。更に「オムノッケカツカレー」これは分かりますね、オムノッケカレーにトンカツ追加です。
次は「オムノッケカツ両がけサラダ小」これは更にポテトサラダの小をつけてくれです。
因に、普通はカレー、ハヤシをたっぷしかけてくれるので、「ちょいがけ」というのもアリです。
【ドミ抜き】
メンチカツにはデミグラスが最初からかかっているので、ソースで喰いたい時は「ドミ抜き」と頼みます。
【十文字】
アタマ等のトンカツ類を縦に短冊に切るだけでなく横にも包丁を入れて小さく切る事。「アタマ十文字」「サラ十文字」等と使う。
【玉落ち】
これは生卵を載せてくれという意味。
他にも色々ありましたが、思い出せません。ちょいと調べようっと。