この口コミは、sama7030さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス3.0
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
上野にもこういった店が少なくなりましたねぇ
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ねぎせいろ
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湯桶
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2013/10/01 更新
上野にはウチの実家じゃないけど叔父貴の家が駅前にありますが上野に来ても大体寄ってかない、伯父さんすみませね。
ところで今日は、東上野にキムチを買いに来たんですが、その前に何か口に入れたいですね。
って事で翁です。
ぶらぶらと仏壇屋の先まで来ました。引き戸をガラガラっと。入ると直ぐ右に帳場がありましてそこでお金払ってから席に着きます。帳場には博物館モノのレジスターがあって現役で動いてますよ。写真に撮らせて貰いたいんだけど中々言い出せなくってさ。
そいで今日の帳場にはこれも博物館モノのおじいさんが番してます。
旦那さんこんにちは、え〜とほら、せいろについてる汁に烏賊のかき揚げが入ってるヤツ、なんてんでしたっけ。烏賊のかき揚げせいろでしたけ。
「ねぎせいろですね」
あ〜それです。すみませんそれひとつください。
どうも、昔から烏賊のイメージが強くて「ねぎせいろ」って名前が出て来ない、すみませんねぇ。手書きの食券ていうか紙切れをもらってと、
おねえさんここ空いてますか、はい、じゃあここにします。
紙を見て
「ねぎせいろですね」
はい、お願いしますよ。
厨房の前では年嵩のおねえさんが新人なのか少し若い(つってもどう見ても五十路前だけど)おねえさんを指導してます。
さっきかなりお年の男性からお酒を冷やで頼まれたらキンキンに冷やした冷酒ってやつを出しちゃって男性から違うと言われてたんですよ。
先輩「あのね、こないだも言ったでしょ、冷やってのは冷たいんじゃないの、常温。冷やしてないのよ。」
後輩「え、じゃあ、冷やって言われたらぬるいの…」
先輩「だから、ぬるいんじゃないのよ 云々…」
どうも、話しが合わないみたい。コントかと思ったよ。この後お燗と熱燗の違いとかやってたけど面白かったね。
と言ってる間にねぎせいろが来ました。
熱い汁にかき揚げとねぎが浮かんでます。かき揚げは柔らかくなる迄ほっときましょ。まずは蕎麦をたっぷりと全部汁に浸けて頂きます。「蕎麦をたぐる時ってえのはね」などと言うのが好きな方々は目を細めるでしょうが、いいんです、たっぷりじゃぶじゃぶひたします。これでおろし生姜が沢山あればなあ。
そろそろかき揚げを頂きましょ、もうほろほろなんで衣と烏賊を一緒に取れませんねぇ。お行儀悪いけど器に口持ってってすすります。
汁と衣と油が絡まってなんとも艶っぽいですな、そして最後に烏賊の歯ごたえを楽しみます。
あ〜体に染みますねぇ。
ま、ここ迄来ると全部ひっくるめて文化遺産だね、店の作りといい、店の人たちといい。何歳だか分かんないくらいになってるおじいさんとおばあさんといい。
アタシにはこういう雰囲気がたまらない。
広小路の寄席の裏にも古い蕎麦屋がありますが、あそこはアタシにはお上品すぎていけない。
さて、汁をそば湯でのばしていただいて、気分がさっぱりしたとこで街に出ましょうか。