レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2013/11訪問 2013/11/17
【リピート】 2013/11月
もうそんなに経つのかなぁ!
10周年記念パーティーの案内状をいただきました。
生憎2日とも所用があって行けません。
最近は満席ばかりですっかりご無沙汰しているので
大事をとって平日の早い時間に寄ってみたところ、予想どうり入れました。
3人のバーテンダーさんから、代わる代わる「今日はお一人ですか?」・・・と聞かれ、
見ればわかるでしょうとも言えず、照れくさかったですが訪問の主旨を話しました。
よく考えると、この数年、ボデガは1人では行かない場所になっていました。
出張先で最後に1人になった時、ホテルや近くで軽く1杯が私のバーでした。
地元のバーで初めて行ったのがボデガ、最初に家族を連れて行ったバーもボデガでした。
昔と較べると女性客が増えたかなぁ!
見渡すと飲みなれた方々がそれぞれ楽しみながら飲んでいます。
しばらく振りなのに、マスター以外のバーテンダーさんまで
私の好みのカクテルを覚えていてくれたのはとても嬉しかったです。
10年は前の場所と今の場所とほぼ半々のようです。
思い出話しを始めたら懐かしくなり、2杯目をいただくことになりました。
地元特集の雜誌には必ず登場し、お客さんも格段に増えて
思い立ったらすぐに行けなくなりましたが、
星の数ほどあるバーの中で、ボデガは私の特別な場所です。
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2011年 吉日 記
溝の口でどこかよいバーは?
と聞かれれば、地元のバー党は
真っ先にこのボデガ(Bodega)を挙げるでしょう。
ボデガの歴史は西口商店街の老舗 時代屋(Old Oak)と較べればそう古くはありません。
それなのに最初に名前が挙がるくらいに評判になり、
雑誌が地元特集記事を組めば必ず登場するし、
満席で入れない晩が多いほどの人気店になったのは
店主小林さんのひたむきな仕事ぶりだと思います。
溝の口から高津に向う商店街を少し入った小道、二か領用水沿いの現在の場所に移転してから
どれくらい経つでしょうか。
それまでは、同じ用水沿いでも反対側・・更に奥まったまさに隠れ家でした。
当時は小林さん1人で切り盛りしていました。
広さも今の半分くらいで。
行きつけの店で紹介されてその足で向かったのはいつだったか
はっきり思い出せませんが、ずいぶんと昔です。
すぐ好きになりました。
それまでは、都心や出張先ではともかく自宅近くのバーで
いっぱいやることはありませんでした。
マスターはそれからまもなくして結婚されました。
ある日、新婚旅行で仕入れてこられたラム酒を薦められて、
それからというもの、私はラムの虜になりました
フレンチオーク樽で熟成されたあの琥珀色に輝く液体は
ノーブルな香りを発する流れる宝石のようで、口に含むととてもまろやか、
私が今まで知っていたラムとは似て非なるものでした。
行くたびに違った種類をいただいて、誰にも言いたくない秘かな楽しみになりました。
それからバーテンダーが入って2人になり
そんな時でしょうか、移転することになったのは。
今の場所に最初に行ったとき、少々がっかりしたのは私だけではないでしょう。
店は大きく立派になり酒の種類も格段にふえました。
でも 私のボデガがいなくなってしまったみたいで何か寂しい思いでした。
寂しさもつかの間、新しいボデガの楽しみ方を覚えるのにそれほど時間はかかりませんでした。
バーテンダーは店主含め3人になり、新しく入った方は料理人でした。
限られたスペースのキッチンですが、ビストロ的な気が利いた料理が出せるようになったのです。
私は早い時間に行って幅広いカウンターでグラスワインを楽しむようになりました。
もちろん、〆はカクテルで。
客と話をしながら酒をつくる~
酒をつくりながら客と話をする~
このリズムとハーモニーがバーのすべてですよネっ!
静かに飲みたいとき、ちょっと話につきあって欲しい時、
マスター含めスタッフのその辺の距離感も私に合っています。
溝の口のバーでシガーをふかせるのはここと
高津のパナーシア、あと丸井の近くのケンズキッチン(旧ヘブリーズ)くらいでしょう。
私はシガーをやりませんが、ふかしているのを見るのは好きです。
店いっぱいに並べられたたくさんのボトル、シェーカーを振る音、そして時々あがる紫煙・・
非日常性の心地よさが五感をくすぐります。
ある日、家内を連れて行ったらとても気に入って・・
別のある日、息子を連れて行ったらまた気に入られて・・
今では1人で行くことは滅多になくなりました。
リタイアーする日、帰りに寄るのはきっとボデガでしょう。
自分にお疲れ様という場所はここしかないような気がして。
何を飲もうかまだわかりません。まだじゅうぶん時間はあるし〜
ボデガの歩みは私や私のライフスタイルの歩みです
-完-
2位
1回
2013/10訪問 2013/05/25
溝の口に住んでかれこれ20年経ちます。
この近辺で寿司屋はヤキトリ屋ほど多くないにしてもかなりの数があります。
まあ私の望むレベルに達している店はその内4-5軒ですがこの店は私のお気に入りで
よく利用します。一応常連の一人なのかもしれません。
ここではおまかせで食べるのが一番ではないでしょうか。
つきだし、3-4点の刺身、旬の焼き物とお好みの寿司でその日の素材にもよりますが
\5,000-6,000です。
ネタはガラスケースではなく薄い木箱に綺麗に並べられ、白木のカウンターとともに高級感を醸し出しています。近頃寿司屋が値入りメニューをベタベタと壁に貼ったり、やたらと料理の品数を多くして居酒屋化している中で私はこういう寿司屋らしい寿司屋が好きです。
寿司屋は新鮮で美味しいことは第一の条件ですが、店主と客とでいい雰囲気をつくっていくのも大切なのではないかと思っているのは私だけでしょうか。
店主はそのあたりを良くわきまえておられ、店の状況や客に応じてほどよい距離感を取ってくれます。
新鮮な魚だけでなく夏なら琵琶湖の天然ウナギ、寒くなればイノシシなどもあり、目の前で料理
されたものを頂く醍醐味が味わえます。
3位
1回
2012/10訪問 2012/10/11
【リピーテッド訪問】2012年10月
久しぶりに家内を同行して訪問しました。
家内は繊細でエレガントな料理が、私はパワーがあるのが好きですが
Ohnoはバランスがとれています。
この店はイタリアンフレンチかフレンチイタリアンかどちらでも通りますが、
食べる人がパスタに軸足があるかどうかで分かれるのでは・・と
私の勝手な見解です。
ともあれ料理の繊細さではおそらくこの界隈(二子新地〜溝の口)でナンバーワンでしょう。
キッチンは店主1人ですが、その割にメニューの品数は多く、
混んでいてもイライラするほど待たされたことはありません。
まずはお決まりのハートランド・・
ラベルなしのグリーンのボトルからグラスに注がれたビールを片手に
メニューを決めます。
グランドメニューからはバカの1つ覚えのように今日も:
・鶏レバーのペースト
・切り出しの生ハム
・キッシュ
そしてホワイトボードの本日のオススメから時間をかけて選んだのが:
・鯖のスモーク
・姫サザエのソテー
・ダルマイカのアーリオソーススパゲティ
今日はメインなしでお腹いっぱいです。
鯖のスモークが特に美味しかったかな。
料理に合わせてハウスのグラス白、つづいてヴェローナのずっしり重めの赤をボトルでいただきました。
料理やワインの質を考えたら都心の店と較べて2割以上は安いのではないでしょうか。
ホールは初めてお目にかかる若い女性で余り経験はなさそうでしたが
テキパキと一生懸命に仕事をしていてとても好感がもてました。
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2010年8月訪問
東急二子新地駅でおりて左に進み大山街道にでます。
街道を高津方向へ5分ほど歩くと右側にあります。入口に本日のお薦めを書いた黒板が立ててあります。
カウンター数席とテーブルがいくつか・・の小さな店で、
入口右手のスペースはカーテンを引けば個室のようにも使えます。
この店に通いはじめて、かれこれ3年くらいでしょうか。
最初はシェフと奥さまと2人で・・
そのうちお子さんができて時には3人(笑)・・
先日うかがったときはホールは男性がつとめていました。
うだるように暑い日だったので先ずはハートランドで喉を潤します。
ハートランドを飲みたい時はわざわざニコタマの明治屋まで買いに行く愛飲家の私ですが、
店にあるときは嬉しいですね。必ず飲みます。
本日のおすすめから:
新サンマのフレッシュトマトマリネとズワイガニキッシュ・・
グランドメニューから必ずいただく白レバペーストの3点を注文します。
サンマは今年初めていただきますが脂がよくのってかなり生に近い仕上がりでした。
キッシュはカニ肉がたっぷり。2人で1切れづつが適量です。
レバペーストはきめ細やかでくせもなくワインには欠かせません。
ワインは2,000円台からありますが、スペイン産クロスロハン\3,500にしました。
夏向きの赤というコンセプトで。
パスタは本日のお薦めから生うにのスパゲティーにしました。
生ウニはシェフのお得意でリゾットもありますが、
本当に上質の生ウにがタップリ入っているんですよ。
今日は地元のフルーツトマトをあしらって。
イサキとアワビのアクアパッツア・・
大きなイサキの切り身3つに大胆にカットしたアワビがたくさん入り
見た目も豪華です。値段の割りにお得な感じです。
大野シェフは照れ屋のせいか口数が少なく
飲食店では絶対損していると思います。
でもそれを補って余るくらいに料理人としての腕は冴えています。
この店の料理はフレンチでもイタリアンでもなく、
オオノリアンかな?
そう呼ぶ私は、オノラーか!
4位
1回
2013/08訪問 2011/09/27
【再訪】2011年9月
夜は月1で利用していますがランチは久しぶりです。
麻婆丼はいつもいただくので今日は回鍋肉にしました。
こちらのランチはいつもワンプレートです。
ごはんの横に熱々の回鍋肉がたっぷりと盛られています。
普通はキャベツだけですが、ニンジン、ニラ、タケノコ、キクラゲ、
もやし、たまねぎに長ネギと野菜もたっぷりです。
この店は上質な肉や魚をいつもつかっていますが
回鍋肉の豚肉も脂身が少なく嬉しい限りです。
炊きたてごはんもおいしいし、生姜のよく効いたスープはこの時期
胃腸をリフレッシュさせてくれます。
デザートにグラス入の自家製杏仁豆腐がついて全部で¥850でした。
デザート入れて6品のレディスランチプレート¥750がとても気になりました。
オトコは駄目ですか?という勇気もなくて〜
【まずは昼の部】2010年9月
最寄りの高津駅からでもちょっと歩きます。
しかも住宅街の裏通りにあり、お隣は溝の口では有名なうなぎや宮川です。
外はどこにでもある街の中華屋さんみたいで、中に入ってもカウンターの近くは雑然としているのですが
黒のストールとテーブルが洒落た感じを出しています。
このアンマッチが面白い。
壁いっぱいに貼られた特選メニューの紹介と一緒に
「当店はチェーン店ではありません。」との宣言文がありました。
ランチメニューは本日のお薦めセット含めて何種類かありますが、
麻婆丼\650をいただきました。デザート付です。
注文を受けてから鍋を忙しそうに動かしてつくっている様子が見えます。
麻婆豆腐は四川料理店のように辛いだけではなく奥が深いコクがありました。
中華店のごはんはソコソコなのにこの店は炊きたてでしかも米粒も立っていて和食店のように美味しい。
丼ではなく深めの皿なので食べやすいし総合的にポイント高いです。
デザートの杏仁豆腐は長めのグラスに入った流し込みスタイルで舌触りがとても滑らか・・
一品のようで美味しかったです。
総評は「必ず次回は夜行ってみようっ・・」の一言につきます。
【つづいて夜の部】
翌週、家族全員(といっても3名ですが・・)で行きました。
溝の口からマルエツがある商店街を進みます。
二か領用水にかかる橋を渡り右に折れ用水沿いに暗い道をどんどんすすみます。
なかなか辿りつかないので不安になりますが、教会を過ぎると大きな看板が目に入りホッとしました。
やっと到着。
ともひろたんさんご推薦の料理*を入れて何種類か注文しました。
付き出しに蒸し鶏のゴマダレソースがでましたが、量・質とも一品のようで店主の心意気が伝わってきます。
芝エビのチリソース:エビは大ぶりでプリプリ、チリソースはマイルドで上品でした。
揚げたワンタンのトッピングはなくてもいいかも。
松笠イカの黒豆ソース炒め*:ソースはなかなか街の中華屋では味わえない逸品です。
カボチャ他野菜が多いのも嬉しいです。
豚の煮込みと芋:それほど香料が効いていないどちらかと言えば和風な味付けで、
肉は脂身がそれほど多くなくとろけるように煮えてました。
表面を香ばしく焼いたポテトのスライスは意表をつく組合せです。
これは今までどの店でも食べたことのない料理です。
鶏の唐揚げピリ辛ソース炒め*:ともひろたんコメント通り外側パリッ、
中はジューシー・・ビールに合います。
焼き餃子*:外側を強めに焼いてパリッと仕上げてますが、割ると肉汁が出てきます。
大き目のサイズなので2個食べれば充分でしょうか。
ヤキソバ:エビ、ホタテがたくさん入った具たくさんで焼きそばが見えないくらいです。
ソバはもう少し焦げ目があった方が私好みですが家族のコメントはパーフェクトと◎です。
紹興酒3年ものは¥1,890でとてもお得だと思いました。
コック帽がよく似合う料理長は中華鍋を忙しそうに操りながら時々店内に目配せして
お客の動きをよく把握しています。頼もしい限りです。
下記がわれわれ家族のコメントでした。
・一品一品ほんとうに丁寧につくっている。時間は多少かかるが、キッチンの中が見えてイライラ感がない。
・エビ、ホタテ、白身魚といった海鮮はもちろん、鶏・豚肉も良い材料をつかっているね。
・溝の口地区の中華ナンバーワンは龍華だと思ったけど、こちらが上かな。
・随分と遠かったけど、食べに行く価値は充分あるね。
最後にメニューをもう1度見て、次回行った時に食べるものの目星を決め、ご馳走様をしました。
5位
1回
2013/03訪問 2012/11/27
南口の雛1号店か?西口の魚〜ずまんか? 溝の口魚居酒屋 綱争い!
溝の口は田園都市線の西口・・
線路沿いのホルモン居酒屋を何軒か通り過ぎ時代屋(Old Oak)の角を曲がった左手です。
ちょっと脱線しますが、時代屋は冬ソナのチェ・ジュウが主演したテレビドラマの舞台にもなり
ロケ中、界隈は大騒ぎでした。
「魚〜ずまん」・・・・
地元で知らない人はモグリといわれるサカナ居酒屋の名店「雛」の店長が
2年前に独立して開きました。
開店当時から繁盛していますが、売りは何といっても
雛並みのコスパの高さでしょう!
代表的なのは刺身と鍋ですが、他の品でもボリュームは他店の5割増し倍はあるかもしれません。
この店も雛同様、予約なしで入るのは困難です。
11月某日、久しぶりに訪問しました。
まずは3種から選べるお通し。全員同じものを頼まないといけません。
衣かつぎにしましたが、茹でたてのアツアツ、1品のようなボリューム、
自家製魚味噌とピンクの岩塩が添えられています。
これでジョッキ1杯空。
恒例?の「刺身7点盛り」¥1,980
10数種類の中から好きなものを選べます。
今日は、自家製〆さば、白イカ、メジマグロ、コチ、カワハギ、天然ヒラメ、天然ブリ。
4人でも充分な量です。
牡蠣と三つ葉の卵とじ、大きなアルミ鍋ででてきました。これも4人でちょうどいい。
店の自慢は魚串盛り合わせ5本セット、 日によって内容は違います。
今日は、(マグロの)ネギま、イワシ丸干、ホタテ、太刀魚、銀鱈西京味噌漬。
穴子の天ぷらはボリューム満点の上、付け合せの野菜天ぷら(カボチャ、舞茸、ミョウガ)もたっぷり。
箸休めには胡瓜と味噌。
いつもシメはジャンボ焼きオニギリにしますが、今日はお腹がいっぱいなので
富士宮ヤキソバを1つとりました。具だくさんで、ごはんのつもりがツマミになってしまい
更にお銚子もう1本~
2合徳利650円の菊正宗が常時置いてあり
私達のような酒飲党大酒派の支持は絶大です。
店は雛より狭くテーブルの間隔はせまいのですが、
年齢層が少し高めで飲み会が少ないせいか、騒音計が振り切れることはありません。
余談:
溝の口には雛グループは4店あります。
南口に1号店、2号店、西口の魚~ずまん、ドンキ横の道の飛び地に魚んと~
2号店はグループ向き、いい酒を適量飲む人には魚んとが良いのかもしれませんねっ!
6位
1回
2014/11訪問 2014/12/02
【再訪】2014/11月
最近は満席の日が多く、雛1号店は近くて遠い店になってしまいました。
とは言っても、開店以来のファンとして、また自信を持ってレビューを書いた1人として、
時々気になって覗いてみたくなるものです。
週末の午後当日夜の予約を取ろうと電話をしてみると、案の定満席です。
但しその時間に空きがでたら、知らせてくれるとのことなので、
家でテレビをみながら吉報を待ちました。
そして・・希望時間の10分前に店から電話があり、カウンターが2つ空いたとのこと。
早速息子とでかけました。
相変わらず賑わっています。
・刺身三点盛り1,600: 約10種類から石鯛、天然ブリの2点を希望し後はお任せにしたところ、
赤貝でした。刺身は雛の最大のウリだけあって、タップリ量があります。
今日の石鯛は☆☆☆です。
・焼牡蠣750:生か焼か選べるので焼きにしました。
中ぶり5個でこの値段は安い!私は生より好きです。
・雛式ポテトフライ350:ケチャップではなくウスター系ソースで。
・カサゴの唐揚げ750:骨まで食べられます
・しらすおろし350:なぜ注文するかわからないのですが、何か食べたくって。
・梅しそチャーハン650:嬉しいことに復活。これで〆たい!
生ビール(プレモル) 550X2杯、酔鯨2合徳利1,400X1本、菊正宗熱燗2合徳利X3本
よく飲みました。お腹もいっぱい。1万円でおつりがきました。
半年以上ご無沙汰でしたが、
○:刺身が出るタイミングが前より早くなりました。↑
△:お通しの質が、前より落ちたかな~ ↓
○:ビールがなくならないうちに、ポテトフライがでました
客が帰ればすぐに次が入り、日曜9時を過ぎても満席でした
やはり溝の口の最強魚居酒屋の地位は安泰のようです。
ごちそうさま、時々チェックにきますよ!
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「副タイトル】刺身だ! 鍋だ! 酒だ!
【再訪】 2013年10月
この店にお世話になった回数は3ケタでしょう。
二子新地の玄屋が溝の口南口に雛を出したのは15年くらい前です。
週一で通った時期もありましたが、この数年混み合って思い立ったら行ける店ではなくなりました。
今でこそ、スーパーやチェーン居酒屋の刺身も質が向上していますが、
当時、雛の刺身は質、量とも群を抜いて。
溝の口の海鮮居酒屋では文句なしナンバーワンでした。
今でもベストワンであることにかわりはありません。
週末早めに予約して家族ででかけました。本当に久しぶりです。
店員さんは知らない方ばかりになっていました。
寒いので鍋を食おう!と決めての訪問です。
刺身3点盛り(1600)
秋刀魚、石鯛、赤貝を選びました。
量の多さは以前のまま、盛り付けが多少エレガントになったでしょうか。
相変わらず新鮮で美味しい、秋刀魚は特に良かったかな。
刺身が出るのが遅いことがわかっているので、
いつものようにキッチンメニューから何品かとりました。
小ヤリイカのフリット、
小ヤリイカのアルミホイル焼き、
小鯵の南蛮揚げ
何か似ているモノをとっているようですが、
自分が好きなものを1つ・・となるとこうなってしまいました。
素材が新鮮なのでどれも美味しかったですが、
難を言えば今日は揚げ方がカラッとしてなかったですね。
馴染みの店員さんなら、ちょっと一言えるんですが。
ひな鍋(1750)はゆうに3人前はあります。
スープは醤油、味噌、ブイヤベースの3つから選べます。
はまぐり、ホタテ、ムツにつくね団子・・野菜もたっぷりです。
これでもうお腹いっぱいでしたが、最後にうどん(270)も食べてしまいました。
モルツの瓶の後は、「千代むすび」(鳥取県 境港)を飲んでみました。
2合で1200です。
余り見慣れない初めて飲んだ酒ですが、さっぱりと切れ味がいいせいかシコタマ飲んでしまいました。
お隣の女性グループの飲みっぷりに煽られたこともあります。
昔は1升軽かったのに、3合で酔っ払ってしまうとは情けない。
年のせいだけでなく家の近くで飲むとまわりが早いのでしょう。
昔の店長さんは相次いで独立して西口商店街やイトーヨーカドーの近くで
海鮮居酒屋をやっています。
どちらの店も繁昌しています。
本家よりイイんじゃないの!・・と挑発しても
おふた方とも、「いえいえ、あちらにはまだまだかないません。もっと頑張ります。」と謙虚です。
雛各店は、二子新地の魚市のグループですが、きっと家族的な温かい会社なのでしょうね。
チェーン居酒屋の中にはブラックと呼ばれる会社もありますが、
やはり従業員を大事にするオーナーの店を応援したいです。
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2010年3月記
溝の口に雛は2店舗ありますが、駅に近い路地裏のこの店が1号店です。
開店したのは10年以上前ですが月に1度は行っているのでかなりの回数ですね。
2号店ができた時は家に近いのでちょっと浮気もしましたが、最近はほとんど 1号店です。
仕切りがなく店のどこからでも店内全体が見渡せるところ・・その雰囲気が好きなんです。
刺身を売り物にした居酒屋はチェーンや個人の店とたくさんあって最近は産地を明記したり
漁港直送を売り物にする店も多くなりましたが、雛は品揃えや安さで頭一つリードしています。
難点は混んでいることと少々騒がしいこと、刺身の出る順番が遅れることでしょうか。
でも美味しさ安さに店員さんがいつもテキパキ、笑顔で接してくれているので
余り苦にはなりません。
それを見込んで早くできるものを入れておけば凌げます。
創作料理やごはんもの・・魚以外のメニューも結構揃っていてこれも飽きない理由の一つです。
若い板前さんへの指導がとても優しくて、見ていて微笑ましいときもあります。
所謂職人さんっぽくないとこがいいですよね。
あっ、これは食べログの評価対象外でした。
7位
1回
2012/09訪問 2012/09/25
この店に行きはじめてからどれくらい経つでしょうか。
店の前を数えきれないくらい通ったのにここが飲食店だとはわかりませんでした。
当時は表にお品書きのタテカンもありませんでしたから。
知ったのは仲がいいレビュワーさんのブログでした。
先ずは昼間店を確認に行くと、白い壁に大きなローマ数字のⅧの文字を見つけました。
街道の喧噪の中、窓がない建物からは耳を凝らすとピアノの音が洩れてきます。
店の前に駐めてある自転車越しにⅧを写しましたが、
誰かでてきやしないかとドキドキしたのは今となれば楽しい思い出です。
その晩、店のドアを開けるときはとても緊張しました。
初めての寿司屋に入るとき以上でした(笑)
ブログを見ていたので、
この方がママさんだなぁ。こちらの方が助手の某料理スタジオインストラクターだなぁ・・と、
すぐわかりました。
そして右の壁際にピアノが2台、反対側にこのお店のサイズにしては大きなワインセラーが~
ママが笑顔でこちらへどうぞ とカウンター席に案内してくれました。
両となりのお客さんは一目で相当な常連さんだとわかります。
前菜の盛り合わせにグラスのワインを何杯かいただき
初めてを感じさせないリラックスした楽しいひと時が過ごせました。
料理を作るママとそれに合わせて冷蔵庫や棚から材料を取り出して手渡す助手のタイムリーな動作~
ママがセラーにワインを出しに行くときは、さっとフライパンの料理をフォローしたり~
お互いに言葉を交わすこともなくごく自然に身体が動いているさまに感心しました。
それから、時は少しづつゆっくりと流れて~
ママは約1年前に結婚されました。
私が聞いたわけではありませんが、常連さんの話が耳に入って、ママは笑顔で応えていましたからネ。
あのスーパー助手の方もいなくなって、今は髪を束ねた若い男性がその役を務めています。
仕事ができる人の後釜はたいへんですが、私はよくやっていると思っています。
カウンター席のお客も少し変わったと思うのは私の気のせいでしょうか。
ママの応援団のようなオジさん方が減って、代わりにカップルやおひとり様女子が増えてきたような~
9月の暑い日に久しぶりに訪問しました。
先ずはハートランドの生ビール!
ビール好きの私は泡モノか麦酒か迷いますが、ハートランドがあれば迷いません。
いつもの通り前菜の5品セット(好みのものを選べる)を頼みます。
2人でちょうどよい量です。
グラスワインは常時白、赤それぞれ3種類程度あり、
マダムにその時の自分の好みを言えば選んでくれます。
パスタとその後の料理はワインを飲みながら、周りの人が食べているのを見て
美味しそうなので私もっ~ というパターンが多くなってきました。
こういう主体性がない選び方をするのはいけないなぁ・・と思いつつ
お隣さんと会話のきっかけにもなることもあるので、ついついやってしまいます。
一番の楽しみはマダムにボトルワインを選んでもらうことです。
私の懐具合も好みもマダムはわかっているので、後は重たいかそれほど重たくないのどちらかを言うだけです。
マダムはワインの知識が相当ある上に、私がとても感心することが2つあります。
1つは前回飲んだボトルを正確に覚えていること、
もう1つはあの細腕でワンセラーからいっぺんに4-5本取り出して
目の前に並べて説明してくれるのです。もちろん正確な値段も一緒に。
私はこのやり方が好きです。
ボトルの形やラベルで選んだり、マダムの私はこれがおすすめですよの最後の一言で
決めることもありどちらも楽しいものです。
…というわけで、いまさら料理の写真を撮るわけにも行かず、
Ⅷの1枚の写真が最初で最後になってしまいました。
これは私の応援の幟かもしれません
-完-
8位
1回
2013/07訪問 2012/10/30
溝の口は昔ながらの立ち飲みと新興勢力の木村屋、それを地元のたまいが迎え撃つ
ヤキトリ激戦区です。
ヤキトリ屋、モツ鍋店は西口商店街や吉野家通りに集中してありますが
久蔵は駅から少し外れ旧大山街道沿いのセブンイレビン近くにポツンとあります。
1年前に開店した新しい店ですが、10人も入れば一杯になってしまうのでいつも賑わっています。
ヤキトリと鶏料理しかない昔ながらのヤキトリ専門店、
なのに店は小ぎれいで仕事帰りの会社仲間の中にカップルがいても違和感はありません。
もちろん1人でも居心地は悪くありません。
串はやや大ぶりで6本セットでかなりお腹にたまります。
モツも新鮮で全然臭みがありません。
酒も手頃価格で小2枚でホロ酔い、お腹も満足です。
仕事が確かな店主はややぶっきらぼうですが人間味豊かで応援するファンも多く固定客も増えてきて
店は順調のようです。
客は店主の知り合いが多いし、お客同士もみなお仲間さんっていう感じで
初めてきたときはヤヤ違和感を感じますが、何回か通えばこの雰囲気もよい酒の肴の一つです。
9位
1回
2013/11訪問 2012/04/30
この手のお店をブログに載せるかどうかいつも迷います。
余り人に知らせたくない~
書けばすぐ特定されるので、次に行くときに何か照れくさい、恥ずかしい!
でもこの店を書かなければ、食べログしてる意味もないし~
というわけで、師走の風に乗って、往く年と共に・・
入口は普通のお家の玄関で、もちろん靴を脱いで上がります。
店というより住宅街にあるちょっとお洒落なお宅のLDKです。
ゆったりとした店内は幅広の黒塗りL字カウンターとフローリングの床が印象的です。
1人で店を切り盛りしている店主は、おかあさんとも、ママとも呼ばれる
ハキハキしたスーパーレディーです。
キッチンはカウンターの中ではなく客席から見えない奥にあるので
店主は行き来しながら調理したり、酒をつくったりお客さんとの話もします。
小料理屋というより個料理屋が当たっています。
他のReviewerさんもそうされたように、この店を語るのには
料理の前にこれだけ書かないといけません。
カウンターの上には、おばんさいがいくつか大皿に盛られ
秋には新ギンナンが加わり、寒くなれば、土鍋のおでんやモツ煮込みに変わります。
おばんさいは肉じゃがや野菜の煮物といった定番のほか
創作もあり、枝豆のペペロンチーノ仕立ては好評でした。
これはシーズンものなので来年の夏まで待たなければ食べれません。
おばんさい以外は
都内で寿司屋をやっている旦那さんが仕入れてくれる刺身や干し物がおすすめです。
その時そのときで置いてあるものは変わりますが、
マグロの刺身や鵡川のシシャモはいつも上質です。
ライスピザ(焼きおにぎりピザ風)とか、ジャコ入りのチャーハンなんか
つまみにも食事にもなる店主自慢の人気メニューです。
店には、他ではほとんど見かけない地酒「たかつ(高津)」が常時置いてあります。
たかつは、昔は多摩酒造が地元で醸造しており当時川崎市唯一の地酒でしたが、
現在は伊勢原市の吉川醸造が製造を受け継いでいます。
純米酒はスッキリ、さっぱり系で、燗、常温、冷酒どれでも合います。
ラベルには何故か現職高津区長の名前が記され、ということは
区長が変わる度にラベルも更新されるわけです。
料理はは単に味だけではなく、良い素材を吟味して心をこめて作ったものは
それ自体に価値がありそれが美味しさだよ~と言っていた亡き母を思い出します。
店主がスナックのママとは一線を画し、「美味しいよ」
って言う客の笑顔に喜び、そして誇りを感じている姿も好きです。
お客もそれをよくわかって接していることで、
店主とお客が一緒に店を創る飲食業の1つの姿がここにあります。
10位
1回
2012/02訪問 2012/02/19
年をとると寒い中徒歩15分はきついのでしばらくご無沙汰していました。
溝の口の駅からも徒歩10分以上かかる国道246沿いです。
角に庄内おばこの大きな看板があるのですぐわかります。
比較的交通量の多い歩道がない道を歩かなければならず、
天気が悪い日はタクシー(ワンメーター) を使った方がいいかもしれません。
店内は右手にカウンター席が7-8つと
小上がりの4人掛けテーブルが3つの比較的小さなスペースですが
奥には大きな宴会や法事ができる広間もあります。
一杯飲み屋のような店内は小ぎれいな感じではありませんが
料理は居酒屋のレベルをはるかに超えています。
素材は魚、肉、野菜すべていいものを使っているし
有名和食店で修行した店長は非常に丁寧な仕事ぶりです。
切り盛りするのは店長とそのご両親でいわゆる山形出身の三ちゃん商売です。
この店を語るときに、ホール担当のお父さん(社長)を欠かすわけにはいきません。
ユーモアたっぷりの話好きで、酒席、客席をいつも楽しませてくれます。
この店はメニューの品数が多く、いつも何を食べるか迷います。
店内にたくさん貼られている短冊を眺めてあれやこれや考えるのも楽しみの1つです。
3点セットのつきだしがいつも例外なく一品料理のように美味しいのもいいですね。
さて今日選んだものは:
ブリの刺身
アジのなめろう
盛り付けがとても綺麗でツマにも高級材料を使っています
牛肉カルビ焼き
豚肉のグリル
魚の店と思われがちですが、肉も質に比して手頃値段でお薦めです。
新物ソラマメ(茹で)
分葱のヌタ
赤カブの漬物
どこにでもありそうなものが旨い!のは嬉しい。お替りしてしまいます。
京いも揚げ
必ず頼んでしまう逸品です。酒飲みはいも好きです。
鯵の押しずし
〆でもつまみでもいけます。厚みがある身が適度にしまりごはんになじんでいます。
今日はいただきませんでしたが、生ガキ、どじょうの唐揚げもおすすめですね。
酒はスタンダード(燗酒)が秋田の高清水
地酒は山形の咧(れつ)出羽桜をはじめ日本全国の銘酒が20種類程度そろっていて
大体1合700-800円くらいです。
ここへ来ると同行者共々腰を据えて飲んでしまうので、帰りはいつもタクシー。
その価値は充分あると意見は一致するものの、
帰りはタクシーを呼べばいい~、
そうなるとついついまた飲んでしまう~
そこへまた店のお父さんがやってきてすすめる~
また飲む~
かなりリスクが高い店ですが、すぐにまた行きたくなります。
外食の機会は圧倒的に都心が多いのですが
レビューは普段使いできる溝の口近辺の店を中心に書いているので
ベストレストランもそうなってしまいます。
新規開店以外は何回かリピートしてからレビューを入れるので
記念日や特別な日に使う高級レストラン、和食店は対象外です。
今年も地元の新規開店した店に何軒か行きましたが、
ベスト10に入るような店は現れませんでした。
ベスト10含め高津酒臓のお薦めの店をカテゴリー別にすると:
寿司:鮓はる(高津)
天ぷら:新宿つな八マルイファミリー溝口店
蕎麦:初代(溝の口南口)
やきとり:久蔵(溝の口南口)、炭火焼たまい(溝の口南口)
中華:順風一路(高津)
洋食系:Riz Ohno(二子新地)、オステリアエイト(二子新地)
居酒屋:雛1号店(溝の口南口)、魚~ずまん(溝の口西口)、
庄内おばこ(246沿い)、なすびや(溝の口)
バー:ボデガ(高津)、パナーシア(高津)
今年新しく入ったのはパナーシアでしょうか。
これらの店どれも順位がつけにくいお気に入りなので
来年も引き続き利用したいと思います。
新しい店が1つか2つ加われば尚更いいですね。