高津酒臓さんのマイ★ベストレストラン 2013

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高津酒臓のレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年も去年と基準は変わりません。
都心で飲食する機会の方が圧倒的に多いのですが、レビューの対象は
地元(川崎市高津区の東急線溝の口駅、高津駅、二子新地駅周辺)が中心です。
食べログを書いているのも、地元の良い店を皆さんに紹介したいことが目的ですから、
人に紹介できないような店はレビューの対象外です。

お店は普段使いとワンランク上の普段使いに適した店を選んでいるつもりです。
リピートが多いので、レビューの数はなかなか増えませんが、せめて100くらいはいきたいと思っています。

2013のベストレストラン10店は、7店が昨年と同じで
サラマンジェ(東京)、古今(溝の口)、弥太郎(溝の口)の3店が新しく入りました。

マイ★ベストレストラン

1位

ボデガ (高津、武蔵溝ノ口、溝の口 / バー、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2013/11訪問 2013/11/17

ザ・バー The Bar

【リピート】 2013/11月
もうそんなに経つのかなぁ!
10周年記念パーティーの案内状をいただきました。
生憎2日とも所用があって行けません。
最近は満席ばかりですっかりご無沙汰しているので
大事をとって平日の早い時間に寄ってみたところ、予想どうり入れました。

3人のバーテンダーさんから、代わる代わる「今日はお一人ですか?」・・・と聞かれ、
見ればわかるでしょうとも言えず、照れくさかったですが訪問の主旨を話しました。

よく考えると、この数年、ボデガは1人では行かない場所になっていました。
出張先で最後に1人になった時、ホテルや近くで軽く1杯が私のバーでした。
地元のバーで初めて行ったのがボデガ、最初に家族を連れて行ったバーもボデガでした。

昔と較べると女性客が増えたかなぁ!
見渡すと飲みなれた方々がそれぞれ楽しみながら飲んでいます。

しばらく振りなのに、マスター以外のバーテンダーさんまで
私の好みのカクテルを覚えていてくれたのはとても嬉しかったです。

10年は前の場所と今の場所とほぼ半々のようです。
思い出話しを始めたら懐かしくなり、2杯目をいただくことになりました。

地元特集の雜誌には必ず登場し、お客さんも格段に増えて
思い立ったらすぐに行けなくなりましたが、
星の数ほどあるバーの中で、ボデガは私の特別な場所です。

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2011年 吉日 記

溝の口でどこかよいバーは?
と聞かれれば、地元のバー党は
真っ先にこのボデガ(Bodega)を挙げるでしょう。

ボデガの歴史は西口商店街の老舗 時代屋(Old Oak)と較べればそう古くはありません。
それなのに最初に名前が挙がるくらいに評判になり、
雑誌が地元特集記事を組めば必ず登場するし、
満席で入れない晩が多いほどの人気店になったのは
店主小林さんのひたむきな仕事ぶりだと思います。

溝の口から高津に向う商店街を少し入った小道、二か領用水沿いの現在の場所に移転してから
どれくらい経つでしょうか。
それまでは、同じ用水沿いでも反対側・・更に奥まったまさに隠れ家でした。
当時は小林さん1人で切り盛りしていました。
広さも今の半分くらいで。
行きつけの店で紹介されてその足で向かったのはいつだったか
はっきり思い出せませんが、ずいぶんと昔です。
すぐ好きになりました。
それまでは、都心や出張先ではともかく自宅近くのバーで
いっぱいやることはありませんでした。

マスターはそれからまもなくして結婚されました。

ある日、新婚旅行で仕入れてこられたラム酒を薦められて、
それからというもの、私はラムの虜になりました
フレンチオーク樽で熟成されたあの琥珀色に輝く液体は
ノーブルな香りを発する流れる宝石のようで、口に含むととてもまろやか、
私が今まで知っていたラムとは似て非なるものでした。
行くたびに違った種類をいただいて、誰にも言いたくない秘かな楽しみになりました。

それからバーテンダーが入って2人になり
そんな時でしょうか、移転することになったのは。

今の場所に最初に行ったとき、少々がっかりしたのは私だけではないでしょう。
店は大きく立派になり酒の種類も格段にふえました。
でも 私のボデガがいなくなってしまったみたいで何か寂しい思いでした。
寂しさもつかの間、新しいボデガの楽しみ方を覚えるのにそれほど時間はかかりませんでした。
バーテンダーは店主含め3人になり、新しく入った方は料理人でした。
限られたスペースのキッチンですが、ビストロ的な気が利いた料理が出せるようになったのです。
私は早い時間に行って幅広いカウンターでグラスワインを楽しむようになりました。
もちろん、〆はカクテルで。

客と話をしながら酒をつくる~
酒をつくりながら客と話をする~
このリズムとハーモニーがバーのすべてですよネっ!
静かに飲みたいとき、ちょっと話につきあって欲しい時、
マスター含めスタッフのその辺の距離感も私に合っています。

溝の口のバーでシガーをふかせるのはここと
高津のパナーシア、あと丸井の近くのケンズキッチン(旧ヘブリーズ)くらいでしょう。
私はシガーをやりませんが、ふかしているのを見るのは好きです。
店いっぱいに並べられたたくさんのボトル、シェーカーを振る音、そして時々あがる紫煙・・
非日常性の心地よさが五感をくすぐります。

ある日、家内を連れて行ったらとても気に入って・・
別のある日、息子を連れて行ったらまた気に入られて・・
今では1人で行くことは滅多になくなりました。


リタイアーする日、帰りに寄るのはきっとボデガでしょう。
自分にお疲れ様という場所はここしかないような気がして。
何を飲もうかまだわかりません。まだじゅうぶん時間はあるし〜

ボデガの歩みは私や私のライフスタイルの歩みです

                           -完-


  • シンプルな入口の看板灯
  • 昼間は消えてます
  • 趣があります
  • 10周年記念パーティー

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2位

トラットリア コルポ デラ ストレーガ (新橋、内幸町、銀座 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2015/08訪問 2015/08/31

 誰を連れて行っても喜ばれる銀座らしいトラットリア

【再訪】2015年8月訪問
夏の最後のイベントは息子の誕生会。
家族はいつまで一緒にいられるかわからないので、この数年しっかりやってきましたが
今年も幸か不幸?か同じメンバー?でやることになりました(笑)
希望の場所を聞いたところ、意外な答えが・・・
「お父さんが食べログで褒めている銀座の谷口シェフの店がいい!」
家内もしばらく行っていないし、マダムの顔も見たいからと即決です。
息子からは、今年も誕生会めいた風にするのは止めて欲しい言われ、
わかった! わかっているから!と返します。
当日は自宅ワインセラーからとっておきの赤を持ち込むことにします♪

土曜日でしたがわれわれが入って満席になりました。
先ずは生ビール、ノンアルビール、グラススプマンテと
最近の各々の定番で乾杯、小声でハピー バースディ♬
料理はおまかせコースにしてあります

・ビソワーズ 生ウニとキャビアのせ
 シェフの以前からの夏の定番で、この組み合わせは好評のようです
・アワビのワイン蒸し 肝ソース
 今日の鮑は厚みがあります。材料が良いからシンプルに。

☆ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ
 マダムおすすめのトスカーナの白ですっきり系です。私の同僚がイタリア駐在時奥さんと大喧嘩した後、
 ワイン好きの奥さんがこの白を飲んだら機嫌が直ったという
 ウソだかホントだかわからない話を真に受けて、このワインがあると思い出して頼んでしまいます(笑)
 そういう話は縁起がいいし値段も手頃(5,000円)で料理と相性がいいので私のお気に入りです。

・石鯛のカルパッチョ ラデッシュソース
 イタリアンでも刺身は1つぐらい欲しいので嬉しいです。
・鮎のグリル 
 これは、イタリアンでもフレンチでもない!
 夏の終わりに笹の葉にのせた鮎はビジュアル的にも楽しいですね。
・鴨のコンフィとサラミの盛り合わせ サラダ添え
 コンフィはシェフの得意中の得意、表面パリパリ中はジュシー、塩加減がいい!

★ペスカラ(リベラ デル デユエロ) 2006
 私の好きな赤です。イギリスの某評論家は、スペインのペトリュースと絶賛していますが、
 私はペトリュースを飲んだことないのでわかりません。値段ははるかに安くその割には間違いなく美味しい。

・スパゲティポモドーロ
 ただのトマトソースで和えたものですが、結局最後はこれに戻ります。
 とくにコース料理の合間にはこういうシンプルがいいです。
 シェフの腕がわかるのはこういうものでしょうね!
・高知産金目鯛の香草グリル 花ズッキニーのエビ詰めを添えて
 金目の高知は珍しい。花ズッキーニーは常連のお客さんが軽井沢の帰りに持ってこられたものを
 シェフが即興でエビ詰めにアレンジしてくれました。
・和牛ステーキフォアグラのせ ポルチーニのソテー添
 店の定番、シェフのお得意、脇役はまさかのポルチーニ!今年初めてです。
・ガト-ショコラ ラズベリーソース
息子の皿には、小さい字でHappy Birthdayと書かれています。
気が利いた計らいにみんなで笑顔、再度小声でハピー バースディ♬

今年の夏も終わりました。

食事中となりの男性グループが久しぶりに会ったせいかヤヤ騒々しかったのですが、
帰り際に幹事さんや主賓らしき方が、お騒がせしてすみませんでした・・と一言がありました。
その一言とても大事ですね。
良い店には良い客が・・です!
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【再訪】2014年7月
私が幹事役で神奈川ミニオフ会を催しました。
いつもは溝の口近辺なのですが、今回は都心の私のとっておきの場所に集まっていただきました。

トラットリア コルポ デラ ストレーガ
Colpo della Stregaの直訳は魔女の一撃・・イタリア語でギックリ腰のことを指します。
店名の由来は当初は谷口シェフの持病との説明でしたが、
最近は一撃を食らうくらい美味しい料理~に変わってきました(笑)
料理の内容はリストランテに近く、フレンチ色が濃いイタリアンです。
敢えてトラットリアとしたのは、気軽に料理やワインを楽しんでいただきたいから~とのことです。

今回ははシェフのおまかせコース取り分け型にしました。
通常の個別配膳では6500円ですが、3-4人なら取り分けで5,000になります。
こちらのおまかせはメニューがありません。
選んだワインによりシェフがソースを変えたり、出す順番を変えたり場合によっては素材まで入れ替えるからだそうです。
先ずはマダムから、苦手な食材がありますか?と聞かれ、羊が苦手な方が手を挙げました。

当日の料理
アミューズ:生ウニのムース、キャビアのせ。
前菜1:夏野菜の盛り合せ 茄子、オクラ、ラディッシュ、ズッキーニをバーニャカウダー他3種ソースで。
前菜2:海の幸の盛り合わせ マグロとヒラメのカルパッチョ、蒸しアワビ肝ソースにカポナータを添えて。
前菜3:肉の盛り合わせ パテ、サラミ2種、プロシュート
魚料理:オマールと鯛のポワレ アメリケーヌソース
パスタ:フェトチーニのトスカーナ風?トマトソース
肉料理:和牛フィレステーキ フォワグラのソテーのせ アスパラ添え。
デザート:ティラミス
コーヒー
パン:自家製天然酵母フォカッチャ プレーンとイチジク入り2種

ワイン
グラススプマンテで乾杯
白:ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ(イタリア トスカーナ)
赤:サビニュー レ ボーヌ2010(ブルゴニュー)
赤:グースクロス カバルネソビニオン エステート2009(カルフォルニア ナパ)

ワインは n-1:人数マイナス1で適量と言われる本数ですが、皆さんかなりの酒豪で話が盛り上がったせいか
最後に足りなくなるのでは~と心配しました。

谷口シェフの素材の良さを生かした丁寧な料理と笑顔をたやさない市橋マダムのサービスに
4人の会話も大いに弾みました。

当日は1名の方が仕事で30分程度遅れ、もう1名の方は家が遠いので9時半までに・・
ということで事前に店に話しておきましたが、満席にも関わらず料理の出し方含め
うまく対応していただけて、幹事も充分に料理にワインに会話に楽しむことができました。
秋の味覚の話題も出たので、キノコ三昧(ポルチーニ、松茸、トリュフ)の宴でも
企画しようかと思いました。

最後に、家が逆方向にも関わらず来ていただいた皆さまにお礼を申し上げます
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2012/8/20記
若いころ、
新鮮で良い素材があるところには料理は発達しないとか、
素材が良ければそのまま食べるのが一番だとか~
知ったかぶりして言っていた私でした。
谷口シェフの料理をいただくとその考えは誤りだったことに気づきます。

素材が優秀な選手だとしたら、シェフは晴れの舞台で素材が最高のパーホーマンスを発揮して
メダルが確実に取れるように仕上げる監督やコーチのようだと。
ロンドンオリンピックの日本選手の活躍を見ながら、そう思いました。

先日の暑い暑い日に夏のおまかせメニューをいただき
選手と監督のコラボを充分に満喫しました。

先ずは冷えた生ビールでのどを潤していると
市橋マダムが朝採れキュウリの棒タタキをだしてくれました。
オリーブオイルの香りと心地よい塩加減がアテにぴったり。
気が利いています。

ビシソワーズ しまなみ産(愛媛県)赤ウニ入り
 なめらかで冷たさが心地いい!イタリアンでなくても文句はでませんっ!
しまなみ産サザエのグリル
 瀬戸内海のものは波が静かなせいか角がなく上品です。
 よく冷えたシャルドネのスプマンテがあいました。
前菜 1の膳(シーフードと野菜)
 美味しいものを少しづつ~
 いつもながらの宝石箱から取り出して並べたイメージです。
前菜 2の膳(プロシュートといのししのパテ)
 今回はイタリアで仕入れてこられたプロシュートが主役。
 硬さと乾き具合が私好みです。
夏野菜のトマトソースパスタ
 最近、特大パルミナージャであえたカルボナーラのワゴンサービスが
 続いていたので、トマト味が食べたかった!
しまなみ産アワビのグリル 肝ソース
 今日のメインです。
 谷口シェフのアワビ料理が食べたくて事前にお願いしていました。
 肝ソースの磯の香りと特有の苦さが新鮮なアワビの美味しさを引き立ててくれます
 ラッチオのFRASCATIがよく合いました。
和牛タリアータ
 シェフの得意中の得意料理。
 最後の締めくくりですが、今日はメインのアワビ君の脇役に徹していたようでした。
 シェフはやはり名監督です(拍手)
デザートはティラミス。
 この店のティラミスはスィーツ好きでない私でも残さずいただけます。

今日はこの店の常連さん交えて3名での食事会でしたが、
よいお客さんがついているのもシェフとマダムのお人柄なのでしょうね。

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My Trattoria@Ginza  【銀座のマイ・トラットリア】   2012年/3月記
やっとこの年になって銀座で誰を連れて行っても恥ずかしくないイタリアンに出会いました。

今は地元をこよなく愛する川崎市の住民ですが、東京で生まれ育った私にとっては
銀座は特別な場所です。
子供の頃、亡き母親に連れられ最初に行ったデパートは銀座三越、
冬物のジャンパーを買ってもらいました。
通信簿が良かった時、ご褒美に三越の食堂でハンバーグを食べさせてもらい、
帰りに数寄屋橋の不二家でイチゴのケーキを買ってもらったことは今でもはっきり覚えています。

大人になってからは、銀座で無駄な時間や金を使い
時には楽しく、時にはほろ苦く、男としての成長も助けてもらいました。

Trattoria Colpo della Strega 訳せば魔女の一撃
店名の由来は他のレビューワーさんに譲ります。

12-13人はいればいっぱいになってしまうそれほど広くない店内は、
スタイリッシュでシンプルなインテリアに
品がよく華やかな銀座らしさが溶け込みとても落ち着きがあります。
テーブルクロスがないのはトラットリアですが
シャンペングラスのフォルムやテーブルプレート、ガラスの前菜皿といった
ディナーウェアは洒落ていてリストランテの調度です。
銀座という場所ながら、気軽にイタリアンを食べに来て欲しいという店主の考えが
よく現れています。
仲のよい友人やグループでカジュアルにも、大切な人のもてなしにも
両方に使えるところが気に入っています。

オーナー谷口シェフの料理は肉や内臓料理が特色のトスカーナをベースしていますが、
フォアグラやオマールといったフレンチの食材、時には伊豆の清流に棲む川魚をつかったり
強いて言うなら、イタニチアンです。

2月のオープン以来何回かうかがい、いつも\4,200のシェフお任せコースをいただいていますが、
量を抑え、品数が多いメニュー構成は私のようなワイン好きにはピッタリです。
だからといって懐石風やライト/ヘルシーではなく
ワインに負けないパワーを持ち合わせているところが私の好きなところです。

ワインも\5,000以下の手頃値段のトスカーナものから、
シェフが大好きなブルネロ・ディ・モンタルチーノ(\15,000)までそろっていて
シーンに合わせて飲めますし、グラスワイン\500-600は銀座ならきわめてリーゾナブルです。

イタリアンを食べなれた人も、初心者も、
ワイン通もワインがわからないひともコオーナーの市橋マダムに
相談すれば、料理とのベストマッチを演出してくれるでしょう。
マダムはワインと美味しいもの食べ歩きの趣味が高じてこの世界に入ったとうかがいました。

自家製のノンアルコールドリンクも揃っているので
酒が苦手な人を連れて行っても安心です。

  • 看板
  • フェトチーニ 濃厚なトマトソース
  • アミューズ 生ウニのムース キャビアのせ

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3位

サラマンジェ ド イザシ ワキサカ (銀座、内幸町、日比谷 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2013/10訪問 2013/10/07

脇坂シェフのリヨン料理 銀座に現る

虎ノ門からこの銀座の地に移転したのが今年の1月、
前の店をよく知るグルメの盟友との訪問がようやく実現しました。

虎ノ門の店の前を通るたび一礼したくなるような脇坂シェフの等身大写真は
1つのトレードマークでもありました。
宗教家か哲学者を思わせ、いつしか私たちが教祖様と呼ぶようになったあの写真が見当たりません。
銀座には似合わないのでしょうか。
それとも俺のフレンチと間違えられるからでしょうか。
替わりに新しいビルの入口には店名の入った洒落たディスプレイが明るく輝いていいました。

サラマンジェ
エレベーターで地下1階に下りると、懐かしいスタッフの方が笑顔で迎えてくれました。
壁一面のワインセラーは壮観です。

多少レトロっぽかった虎の門の店に較べ、銀座らしいゆったりとしたエレガントな雰囲気です。
壁には落ちつきがあるモダンな水彩画が多数飾られています。

キッチンが眺められるテーブルに席を取り、むこうを見渡すとお弟子さんも増えたようです。

先ずは、グラスシャンペン(Louis Roederer)で乾杯。
グラスの縁まで、並々注いで下さり幸福感が更に増します。

グランドメニューには懐かしいサラマン料理がそのままありました。
貧乏人のパテ、リヨン風サラダ、ブータンノワール、パテアンクルート・・・
迷いに迷って、ブータンノアール(Boudin Noir)パテアンクルート(Pate en Croute)の2つに決めました。
盟友が季節のメニューの中から見つけてきたキノコのリゾットを加え、
メインは前菜が29-29となったので魚にすることにして、
変わったところでクネルブロシェット(Quenelle Brochet)を選んでみました。

最初に出てきたパテアンクルートは昔と同じに厚みがたっぷり、キメ細かな仕上がりです。
新しいカトラリーはずっしりと手に重みを感じます。

スタッフの方がiPadを抱えてきました。
ワインリストです。
ワインは全体を考え赤にすることにして、
スタッフの方に予算を言ってボルドーの重た目のものをいくつか選んでいただきました。
決めたのは、Chateau Lynch Moussas 2004 Paullac です。
開栓後から飲みきるまで
ボルドーの赤の良さを時間の女神の案内で何度も味わえました。

キノコのリゾットが運ばれたときは、2人で思わず声を上げました。
リゾットが見えないくらい、トリュフが山のようにのっています。
トリュフの下には、これも大振りにカットされたポルチーニがいくつも入っていて
米粒はごくごく控え目です。
スタッフさんが1人1つがよろしいですよ~と言った意味がよくわかりました。

ブータンノワールも刻みバナナにリンゴとレンズ豆のラグーソースベッドに横たわり昔のままです。
それでも何か上品になったように感じるのは銀座だからでしょうか。

クネルブロッシェトは魚をすり身のようにおろしソテーしたものに
アメリケーヌのようなソースがかかっていました。
上品な味付けで、これはもはやオヤジのフレンチと呼ばれるような
田舎臭さや豪快さはありません。
脇坂シェフの別の面をみたと思いましたが、この料理を初めて食べたせいかもしれません。

お腹もいい具合になってきましたが、ワインがまだ残っていたので、チーズをいただきました。
大きなプレートにのせられた10種類以上の中からスタッフさんの説明を聞きながら
選ぶのは楽しい時間です。
ミモレットとウォッシュを2種類を頼みましたが、2人分に取り分けてくれました。
自家製の甘めのマーマレードとトーストしたブドウパンとの相性は抜群です。
ワインはほどなくなくなりました。

今日は量をセーブしたせいか、デザートに辿り着くことができました。

最後に以前と比べて少しスリムになられた脇坂シェフ、いや教祖様に
挨拶して店を出ました。

  • ビル1Fにて
  • ブラックオリーブ
  • パテアンクルート

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4位

古今 本店 (武蔵溝ノ口、溝の口、高津 / 日本料理、海鮮、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2013/10訪問 2013/11/04

上品に酒を楽しむ大人の場所

溝の口に日本料理屋がなくなって、ずいぶんと経ちました。
昔は初花や磯崎といった正統派の和食店が何軒かあったのに次々に廃業して
結局、居酒屋とホルモンの街みたいになってしまいました。
はなの舞(2F)の場所にあった まるみやが最後でした。

2年前フィオーレの森が、隣接する神社の中で始めた店は、
店のつくりはまさしく日本料理ですが家庭料理の延長のような感があり悪くはないものの
私の趣味にはあいませんでした。

そんな中、プレミアアベニューが和食を始めると聞き、期待していました。
場所は丸井の裏手、極真空手道場のあるビルで多岐川寿司の跡です。

開店から1か月たった平日の晩、家内を連れて訪問しました。
入口もこぎれいですが、一歩中に入るとまさしく日本料理屋のつくりです。
店内は明るく高級感があり、月並みの言葉ですが、溝の口っぽくない!

左手白木のカウンターにはゆったりと6人は座れます。
4人掛けテーブルが3つと突き当り奥には8名が入る個室もあります。
仕事場には料理長含め板前は3人います。

瓶ビールを頼もうとしたら輸入ものの小瓶のみでしたので、
生ビール(プレミアムモルツ)550にしました。

お通し500は、卵豆腐に蒸し鶏。
グランドメニューと本日のおすすめから選んだものは:
かぶら蒸し1,500
しめ鯖750
茄子の蕎麦味噌田楽650
信州サーモンなめろう揚げ850
金時の青かびチーズ和え550
お新香盛り合わせ550
料理長きまぐれ秋の味覚炊き込み土鍋ごはん1,500

板前の腕前を見せる品、よい素材そのままを味えるもの、
創作やひとひねりした品々・・
メニューの中身はいろいろ混ざっていますがどれもしっかりした仕事ぶりでした。
量的には1品をかろうじて2人で分けられるという感じです。

日本酒はメニューの別リストとしてかなりの種類が載っており、
ホールを担当する酒番頭さんに相談すると丁寧に説明してくれました。
初めて見る酒がかなりあり、好奇心もあっていろいろいただいてみました。
酒器は凝っていて、1杯が約半合なので大事に飲みました
万齢(550)
刈穂 気魂の辛口 超弩級日本酒度+25 (600)
磐城壽(600)
惣邑(550)
日本酒度+25とか、福島で被災して山形で再建した酒造とか、
おっ、飲んでみるか・・という酒がいくつかありました。

料理の中にはワインに合いそうなものがいくつかありますが、
ボトル売りの1種類のみで、その点は残念です。
大吟醸と合わせると良いのでしょうが、私のようにや本醸造や純米で充分な人は
やはりグラスワインが欲しいです。

帰り際、料理長が挨拶にこられたので、激励しました。

美味しいものを美味しい酒を大切な人とゆっくり・・という使い方に適して
夕飯替わりや腰を据えて飲みたい時には向かないと思っていましたが、
そのとおりでした。

次回は事前に予約して是非コースをいただきたいと思います


  • 梅コース(全5品4,500)前菜 あおりいかのわた和え
  • 同お造り しめさば さわら 鯛 本マグロ
  • 同 秋の焼き物 

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5位

すし割烹 鮓はる (高津、溝の口、武蔵溝ノ口 / 寿司、うなぎ)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2013/10訪問 2013/05/25

溝の口周辺の寿司屋ではトップレベル

溝の口に住んでかれこれ20年経ちます。
この近辺で寿司屋はヤキトリ屋ほど多くないにしてもかなりの数があります。
まあ私の望むレベルに達している店はその内4-5軒ですがこの店は私のお気に入りで
よく利用します。一応常連の一人なのかもしれません。
ここではおまかせで食べるのが一番ではないでしょうか。
つきだし、3-4点の刺身、旬の焼き物とお好みの寿司でその日の素材にもよりますが
\5,000-6,000です。
ネタはガラスケースではなく薄い木箱に綺麗に並べられ、白木のカウンターとともに高級感を醸し出しています。近頃寿司屋が値入りメニューをベタベタと壁に貼ったり、やたらと料理の品数を多くして居酒屋化している中で私はこういう寿司屋らしい寿司屋が好きです。

寿司屋は新鮮で美味しいことは第一の条件ですが、店主と客とでいい雰囲気をつくっていくのも大切なのではないかと思っているのは私だけでしょうか。
店主はそのあたりを良くわきまえておられ、店の状況や客に応じてほどよい距離感を取ってくれます。

新鮮な魚だけでなく夏なら琵琶湖の天然ウナギ、寒くなればイノシシなどもあり、目の前で料理
されたものを頂く醍醐味が味わえます。

  • 目の前のネタ箱
  • のれん

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6位

プルミエアベニュー (武蔵溝ノ口、溝の口、梶が谷 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥1,000~¥1,999

2013/08訪問 2013/08/14

「プレミアアベニュー」フィオーレの森へ移転 進化しました!

2013年8月再訪(夜の部)
自宅のすぐそばなので、いつでも行けると思ってしまった為か、
夜の訪問がだいぶ遅くなってしまいました。
こんな暑い日は、フレンチを食べる人は余りいないと思ってでかけましたが、
8割がた埋まっています。

冷たい生ビールでスタートしたいところですが、
せっかくなので、フランスのスパークリングにしました。

今日はアラカルトで行こうと思いメニューを見ると
最初に書いてある3,400円のプレフィックスのコースが得だとすぐわかりました。
前菜、メイン、デザートそれぞれ5-6品の中から1品ずつ選ぶスタイルで
スープにコーヒーもついています。
家内と別のものを選びシェアすることにしました。

アミューズ
ハタハタのエスカベッシュ
 この季節は小ぶりなのでしょうか。骨も苦になりません。

前菜
パテドカンパニュー(+0: 割増なし)
 これを見ると条件反射的に頼んでしまいます。
 どこの店にもあるような普通に美味しいパテでしたが、
 半端じゃない厚さで2人でも充分過ぎる量です。

大間のマグロのカルパッチョ(+\900)
 大間に惹かれました。遠目に見ると牛タタキのような鮮やかな色で
 霜降りがマグロの品質の良さを更に引き立てていました。
 グラスの南仏シャルドネがピッタリです。

焼きたてのパンは、オリーブオイルか豚のリエットが選べますが
気が利いています。

本日のスープは、ガスパッチョと冷製桃のスープの2種類でしたが
どちらもていねいな仕上がりで美味しかったです。

ワインリストからメインを意識してメドックを選びました。

メイン
三重産鹿肉低温ロースト(+700?)
 火入れはもう少しレアでもいいかもしれませんが、肉質は最高でした。
岩手産豚肉ロースグリル ゴマ風味(+\500?)
 こちらは火入れは完璧です。白・黒ゴマのトッピングが映えます。
どちらも付け合せの野菜が豊富で盛りつけも綺麗です。

デザート
トマトのコンポートジュレ仕立て
 トマト好きの私は〆もトマトで幸せです。品が良い甘さでもう1つくらい行けそうです(笑)
ライチのフラッペ(+200)
 これは夏向きで昼間の方がいいかもしれません。 

ボトルワインは白赤それぞれフランス産各10数種類、縦一列に書いてありますが、
地域別に分けて頂いた方が見やすいですね。
価格帯は4-10,000円で常識的です。
店員さんはアドバイスも簡潔丁寧で、溝の口のレストランでは珍しく
客の目の前で開栓し、テースティングもしてくれました。

3400円のコースでしたが、+αのメニューをたくさん選んで、
ワインも奮発したので、@¥10,000近くいってしまいましたが、
店の雰囲気や料理の内容、サービスを考えればリーゾナブルだと思います。

前の場所の時は、どちらかと言えばフレンチ食堂といった感じでした。
食べログでは、コスパ重視の評価で高得点だったのでしょう。
確かに料理もサービスも大事でコスパも良いに越したことはないでしょうが、
プラスアルファがないと何となく物足りなさを感じてしまいます。
ここフィオーレに移ってから、この点で満足度が高くなり、評価を上げたいと思います。

これは店のせいではないのですが、
テーブルクロスのあるチャンとしたレストランのディナータイムなのに
定食屋やラーメン屋へ行くような服装で来られる方がいたのは残念でした。
記念日や特別なシーンで来られるお客がいるわけですから。

 *プレミアグループのポイントカードをいただきました。
 前の場所にできたイタリアン「アツマレ」と9月中旬にオープンする和食店「古今」含め3店共通だそうです。

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2013年1月記

この日を首を長くして待ちわびていました。
地元溝ノ口だけでなく食べログ神奈川全県でも評価の高いあのプレミアアベニューが
自宅近くのフィオーレの森へ引っ越してくるのです。
移転の話を今月初めに聞きましたが
それ以来、週末は散歩がてら近くをウロウロして進展を見守ってきました。

まだ道路の端には残雪が意地を張ってしがみついているある日、
真っ赤なPremier Avenueのネームプレートをそっと抱いた
白い建物がたたずんでいました。
青い空、白亜の建物、赤の店名・・
そのコントラストはフィオレーレの森の入口にはピッタリです。

開店の日、予約なしでランチに出かけました。
いくつかのランチコースの中からパスタを選びました。
 'フレンチですがパスタに自信あり'という店のフレコミを思い出したからです。

本日のパスタランチ¥1,260(飲み物付き):
最初にでてきたのは、温かいフォカッチャ。
カウンター越しに若いシェフが真剣な眼差しでサラダボウルでドレッシングを絡めているのが見えます。
フルサイズのサラダは葉物がとても生き生きして上品な味です

パスタは、菜の花と牡蠣のリンギーニ オリオソース。
麺のアルダンテ度、牡蠣の火入れ具合、菜の花のシャキシャキ感は
すべて私好みです。

食後の飲み物はコーヒー、紅茶のほか緑茶も選べます。

地元ランチで1,000円以上出すことは滅多にありませんが、
十分にその価値はあると思いました。

シェフやホールは若い方が中心でとてもキビキビしており
ホールからキッチンへのフランス語によるオーダープレイスメントは
開店のお祝い客で賑わう中、心地よいBGMにもなっています。

壁のボードに書かれた何種類かの日替わりチーズやデザートメニューを眺め
店主が探してくる¥4,000-5,000のフランス各地のワインを思い浮かべると
夜の訪問が待ち遠しくなりました。

昨年は訪問する機会がありませんでしたが、
何かパワフルプレミアがエレガントに変身したような気もしました。
その答えは次回のディナタイムに出すといたしましょう。。


  • 建物全景
  • レストラン入口
  • 焼きたてパンと豚のリエット

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7位

地酒焼酎と肴 弥太郎 (武蔵溝ノ口、溝の口、梶が谷 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2013/09訪問 2013/09/19

溝の口 最近お気に入りの魚居酒屋

再訪 2013/9月

9月に入ってrまもないある日、まだまだ暑さは続いていますが、
ひやおろしを飲みたくなりました。
ボジョレヌーボと同じで、すごく美味しいというものではありませんが、
季節の風物はやはり欠かせません。
平日の夕刻、予約なしででかけたところ、8割がた埋まっていましたが
運よく小上がりに座れました。

その日のひやおろし劇場の役者は以下の通りで、
手頃な3種お試しセット(750)をいただきました。

 飛良泉(秋田) キレ、辛さ、さっぱりさのバランスがいい。食中酒としていい。
 作 (三重) 特徴は飛良泉と似ている。
 繁枡 (福岡) コクがあり、香りが強くさっぱりしていないので、私好みではない。

ひやおろしを一通り味わったので、次はいつもの通りの今月の酒に移ります。  
9月のサービス地酒は・・
美丈夫 純米吟醸 高知 (450)

ピンクのラベルは、日本酒では珍しいですね。
いつもは390円ですが、今月は高めです。
口当たりがよくさっぱり系ですが、水っぽさは感じませんでした。 

・付きだし(有料) しらすの和物
 居酒屋でクラゲとかマカロニサラダを出す店もありますが、私は失望します。
 やはり純和風のものがいいですね。

・刺盛り 1.5人前(1,500)
 3切れづつ5種類なので、3人で飲むときには最適です。
 カツオ、マグロ赤身、サンマ、生タコ、黒ムツ・・
 何が盛り込まれるかはお楽しみですが、毎回失望したことはありません。

・秋刀魚の梅挟み揚げ
 こちらの店は揚げ油が良いせいか、いつもカラッと揚がっています。

・小柱のかき揚げ
 小柱がもっと入っていればいいのに。今日は少し揚げすぎかな。

・梅キューリ お新香盛り合わせ
 この2品は腰を据えて飲みだすと欲しくなります。

・うるか
 鮎の内臓。独特の香りがします。 

・厚揚げ焼
 たまにはとるのを止めようと申し合わせても途中で頼んでしまう逸品です。

・焦がし鮏の親子丼
 見た目も豪華だし、〆には2-3人でシェアして丁度よい量です。

ひやおろしを上品に飲むつもりが、
東京五輪の話で盛り上がり、結局今月のサービス地酒を
しこたま飲んでしまい、経済効果を早くも実感してしまいました(笑)

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リピート訪問 2013年8月

私は古い人間です。
レストランを予約して行くのは何の抵抗もありませんが、
居酒屋やヤキトリとか寿司屋・・しかも地元なら尚更、その気になりません。
この1-2年、私のお気に入りの居酒屋「雛1号店」や「魚~ずまん」は
予約なしでは入れないし、週末なぞは当日の予約も難しくなりました。
多分、食べログのせいなのでしょう!
ここ弥太郎は、最初は雛に入れない時のバックアップ的に使っていましたが、
今年に入ってからは、最初に目指す店に格上げ?となりました(笑)

当初は雛と較べて、刺身の量が少ないとか、居酒屋にしては少々高目だとか・・
ネガティブな面が浮かびましたが、最近は逆に良い面の方を多く感じています。
・先ずは、2-3人なら思い立ったときフラッと行っても、どこかに座れます。
・刺身の種類は豊富で、比較的早くでてきます。
 刺し盛りが30分もかかると興醒めですが、ここはそんなことはありません。
・比較的静かに飲んでいる人が多いので、落ち着けます。
・私のように質より量の飲兵衛には、正1合400円前後の今月のサービス地酒シリーズは
大助かりで腰を据えて飲めます。8月は上喜元純米吟醸で450円ですが、普通は390円です。

刺身はどれも平均レベル以上だと思いますが、特にヒラメのうす造りやシメサバは私好みです。
10回行って10回頼むのが、厚揚げ焼きです。外側の焦げ目の香りがよくパリッとした仕上がりは、
日本一の厚揚げといったら大げさでしょうか(笑)
他つまみはガッツリ系から酒の友のようなつまみまで品数は揃っていますし、
日本酒や焼酎の品揃えも豊富です。

これ以上混まないといいなぁ・・と内心思っています。

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2010年10月訪問
たまぷらやあざみ野といった田園都市沿線でも高級住宅街に店を出していた弥太郎が、
庶民の街溝の口に満を持して出店してきました。
魚を自慢するだけあって刺身、焼魚、煮魚は平均レベル以上です。
店内は小ぎれいでカウンター、テーブル、小上がりと揃っていて客席数も溝の口では多い方です。
お気に入りの海鮮居酒屋は何軒かありますが、この店の特徴はカジュアル接待に使っても大丈夫なことと、
JR南武線の改札に近いことでしょうか。

10月某日3名にて訪問しました。
先ずは定番の刺身盛り合わせ\1500、その日のおすすめから欲しいものを言うと入れてくれるときもあります。
甘さを少し感じる刺身醤油はこの店の特徴です。好き嫌いはありますが、私は旅行に行った気分にさせてくれるこの醤油が好きです。
この後は今まで何回か行っているので、大体めいめい好きなものはわかっているので自然と注文するものは決まってしまいます。
自家製厚揚げは中ふわふわ、外側はキツネ色に焦げ目がパリッとし上に薬味がたっぷりのっています。
焼きナスは量タップリ、舞茸の天ぷらはからっと揚がって舞茸の心地良い歯ごたえが旨い。
どこにでもあるシンプルなものがたっぷりと美味しいのは嬉しいです。
豚の角煮は弥太郎スタイル・・出汁で柔らかく煮てあり味はほとんどついていないので、からし醤油でいただきます。
イサキの煮付けも必ずいただきます。イサキは刺身や塩焼きが定番ですがは煮魚は珍しいし、
濃いめの味つけながら甘辛加減が抜群で酒にもあうし、いつも温かいごはんに煮汁をかけて頂きたい誘惑に駆られてしまいます。
もう少し通ったらお願いしてみようかなと。そのときは一人で・・
〆もいつもの通りジャコ入り焼きおにぎりをいただきました。

地酒の種類も豊富で週替りのサービス酒は\400程度ででてきます。
たっぷり、たっぷり1合こぼれんばかりに注いでくれるので、日本酒好きには高ポイントです。

  • 刺身8点盛り
  • ちかから揚げ
  • 若竹煮

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8位

魚貝三昧 雛 1号店 (溝の口、武蔵溝ノ口、梶が谷 / 海鮮、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/11訪問 2014/12/02

誰しもが認める地域最強刺身居酒屋・・

【再訪】2014/11月
最近は満席の日が多く、雛1号店は近くて遠い店になってしまいました。
とは言っても、開店以来のファンとして、また自信を持ってレビューを書いた1人として、
時々気になって覗いてみたくなるものです。
週末の午後当日夜の予約を取ろうと電話をしてみると、案の定満席です。
但しその時間に空きがでたら、知らせてくれるとのことなので、
家でテレビをみながら吉報を待ちました。

そして・・希望時間の10分前に店から電話があり、カウンターが2つ空いたとのこと。
早速息子とでかけました。

相変わらず賑わっています。
・刺身三点盛り1,600: 約10種類から石鯛、天然ブリの2点を希望し後はお任せにしたところ、
 赤貝でした。刺身は雛の最大のウリだけあって、タップリ量があります。
 今日の石鯛は☆☆☆です。
・焼牡蠣750:生か焼か選べるので焼きにしました。
 中ぶり5個でこの値段は安い!私は生より好きです。
・雛式ポテトフライ350:ケチャップではなくウスター系ソースで。
・カサゴの唐揚げ750:骨まで食べられます
・しらすおろし350:なぜ注文するかわからないのですが、何か食べたくって。
・梅しそチャーハン650:嬉しいことに復活。これで〆たい!

生ビール(プレモル) 550X2杯、酔鯨2合徳利1,400X1本、菊正宗熱燗2合徳利X3本
よく飲みました。お腹もいっぱい。1万円でおつりがきました。

半年以上ご無沙汰でしたが、
○:刺身が出るタイミングが前より早くなりました。↑
△:お通しの質が、前より落ちたかな~ ↓
○:ビールがなくならないうちに、ポテトフライがでました

客が帰ればすぐに次が入り、日曜9時を過ぎても満席でした
やはり溝の口の最強魚居酒屋の地位は安泰のようです。

ごちそうさま、時々チェックにきますよ!

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「副タイトル】刺身だ! 鍋だ! 酒だ!

【再訪】 2013年10月
この店にお世話になった回数は3ケタでしょう。
二子新地の玄屋が溝の口南口にを出したのは15年くらい前です。
週一で通った時期もありましたが、この数年混み合って思い立ったら行ける店ではなくなりました。
今でこそ、スーパーやチェーン居酒屋の刺身も質が向上していますが、
当時、雛の刺身は質、量とも群を抜いて。
溝の口の海鮮居酒屋では文句なしナンバーワンでした。
今でもベストワンであることにかわりはありません。

週末早めに予約して家族ででかけました。本当に久しぶりです。
店員さんは知らない方ばかりになっていました。
寒いので鍋を食おう!と決めての訪問です。

刺身3点盛り(1600)
秋刀魚、石鯛、赤貝を選びました。
量の多さは以前のまま、盛り付けが多少エレガントになったでしょうか。
相変わらず新鮮で美味しい、秋刀魚は特に良かったかな。

刺身が出るのが遅いことがわかっているので、
いつものようにキッチンメニューから何品かとりました。
 小ヤリイカのフリット、
 小ヤリイカのアルミホイル焼き、
 小鯵の南蛮揚げ
何か似ているモノをとっているようですが、
自分が好きなものを1つ・・となるとこうなってしまいました。
素材が新鮮なのでどれも美味しかったですが、
難を言えば今日は揚げ方がカラッとしてなかったですね。
馴染みの店員さんなら、ちょっと一言えるんですが。

ひな鍋(1750)はゆうに3人前はあります。
スープは醤油、味噌、ブイヤベースの3つから選べます。
はまぐり、ホタテ、ムツにつくね団子・・野菜もたっぷりです。
これでもうお腹いっぱいでしたが、最後にうどん(270)も食べてしまいました。

モルツの瓶の後は、「千代むすび」(鳥取県 境港)を飲んでみました。
2合で1200です。
余り見慣れない初めて飲んだ酒ですが、さっぱりと切れ味がいいせいかシコタマ飲んでしまいました。
お隣の女性グループの飲みっぷりに煽られたこともあります。
昔は1升軽かったのに、3合で酔っ払ってしまうとは情けない。
年のせいだけでなく家の近くで飲むとまわりが早いのでしょう。

昔の店長さんは相次いで独立して西口商店街やイトーヨーカドーの近くで
海鮮居酒屋をやっています。
どちらの店も繁昌しています。
本家よりイイんじゃないの!・・と挑発しても
おふた方とも、「いえいえ、あちらにはまだまだかないません。もっと頑張ります。」と謙虚です。
雛各店は、二子新地の魚市のグループですが、きっと家族的な温かい会社なのでしょうね。
チェーン居酒屋の中にはブラックと呼ばれる会社もありますが、
やはり従業員を大事にするオーナーの店を応援したいです。


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2010年3月記
溝の口に雛は2店舗ありますが、駅に近い路地裏のこの店が1号店です。
開店したのは10年以上前ですが月に1度は行っているのでかなりの回数ですね。
2号店ができた時は家に近いのでちょっと浮気もしましたが、最近はほとんど 1号店です。
仕切りがなく店のどこからでも店内全体が見渡せるところ・・その雰囲気が好きなんです。
刺身を売り物にした居酒屋はチェーンや個人の店とたくさんあって最近は産地を明記したり
漁港直送を売り物にする店も多くなりましたが、雛は品揃えや安さで頭一つリードしています。
難点は混んでいることと少々騒がしいこと、刺身の出る順番が遅れることでしょうか。
でも美味しさ安さに店員さんがいつもテキパキ、笑顔で接してくれているので
余り苦にはなりません。
それを見込んで早くできるものを入れておけば凌げます。
創作料理やごはんもの・・魚以外のメニューも結構揃っていてこれも飽きない理由の一つです。
若い板前さんへの指導がとても優しくて、見ていて微笑ましいときもあります。
所謂職人さんっぽくないとこがいいですよね。
あっ、これは食べログの評価対象外でした。

  • 刺身3点盛り1,600 天然ブリ、石鯛、赤貝 2014/11
  • つきだし3種盛り 2014/11
  • 焼カキ750 2014/11

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9位

なすび屋 (溝の口、武蔵溝ノ口、高津 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2013/07訪問 2011/12/25

女将ばかりではなく料理もいいよ!

溝の口の居酒屋の中でも女将の存在感がひときわ大きい店です。
ミシュラン-ローカル・オヤジ版があれば、☆☆☆間違いありません。
居酒屋激戦区吉野家通りのビルの地下にありますが
ヤキトリ中心のたまいグループの中では比較的客単価が高い店です。
にもかかわらず、20を越すグループ店舗の中では一番の人気店と聞いており、
やはり女将の力なのでしょうね。
ホールは女将の他に妹分のような2名、併せて3名いますが、全員本店の大女将と同様、
赤い襷の仲居さんスタイルです。
あとの2人も女将の薫陶を受けているようで、化粧のしかた、言葉遣い、身のこなし・・
だんだん女将に似てきました。
  *名物女将であるたまい(本店)の大女将、グループ総師については、
    別の機会に高津節で紹介します!

色っぽい女将(なすび屋)の人気で割食っているのは板前です。
対照的に一見とっつきにくい感じですが、腕は確かです。
刺身、焼き物、炒め、揚物・・多種のメニューを休む間もなくこなすのは、
1人は勝新太郎風、もう1人はタケシ似です。(私がそう思っているだけで、
同調者は限られます。)

店の売りはイワシ料理です。
刺身、タタキ、カルパッチョ、つみれ、梅シソ揚げ、ギョーザ・・
数えきれない程の品ぞろえです。
毎回3種はいただき全種類試しましたが私が好きなのは刺身と梅タタキで、何年も食べ続けています。(笑)
つみれ鍋は少人数用にハーフサイズのものを置いて欲しいですね。
他の料理が食べれなくなってしまうので~

店名にちなんだナス料理では
揚げナス牛スジ煮込みとチーズグラタンが私の気に入りです。

ヤキトリはありませんが、たまいの店なので、
素材特に鶏はいいものをつかっています。
セセリの炭火焼きや白レバの燻製はみんなが美味しいと言ってくれるメニューです。

店はカウンター席とテーブル席の他に
梯子で上がる中二階がありますが、ここは屋根裏的で窮屈なだけでなく、
女将や仲居さんのサービスを充分に楽しめません。
結構混み合うので初めて行くときは、梯子席を避けるべく、予約した方がいいでしょう。

お酒のすすめ方が上手な女将と妹分の言葉にのって
私も、連れも、いつも余計にのんでしまいますが、それで好いのです。


  • イワシの梅タタキ
  • セセリの炭火焼き
  • 白レバのスモーク

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10位

バー・パナーシア (高津、武蔵溝ノ口、溝の口 / バー)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2013/09訪問 2013/01/08

♪星のフラメンコ 高津のBarman 

この店の評価は割れるでしょうね。

バーは飲食業の中でも特別なジャンルだと思います。
カクテルの出来や、好みの酒の品揃え、もちろんCPも大事でしょうが、
何といっても店主やバーテンダーとの相性が決定打ではないでしょうか。
適度な非日常的な空間の中で居心地が良い時間がゆっくりと流れていく~
それを邪魔しない雰囲気と客のマナー~
相性と一言で言っても実はいくつかの要点はあるのだと思います。

このバーに通い始めてから1年以上経ちましたが
最初に行った時にここは好きになれるなと思いました。

ちょっととっつきにくそうな、やや人みしりもするオーナーバーテンダー氏は
曽川輝彦さんといいます。
われわれの世代では輝彦といえば星のフラメンコですが、
高津の輝彦(写真)は四国の生まれ、星のフラメンと較べるとかなりごっついです(笑)

独立して、ここ駅近くの裏通りに開店したのが1年半前~
震災の影響で資材がそろわず予定より大幅に遅れました。
それからの自粛ムードで客の入りは捗ばかしくなく心配になったこともありました。
最近は1人飲みの女性客やカップル、職場の上司と部下・・・客層は様々ですが
輝彦ファンの固定客もふえてきたような気もします。
これも真面目にろくに休みも取らずバー道をまっしぐらに歩んでいる店主の姿をみて
応援しようと足を運んでいるのでしょう。
同時に居心地の良さも感じているのでしょう。
私もその1人です。
そして先月「田園都市生活」に隠れ家バーとして掲載されました。
目標でもあるボデガと一緒に載ったので、その日輝彦君は嬉しそうでした。

 正多面体に掻かれた氷塊の稜線が段々なだらかになるのを見ながら
 傾けるスモーキーなスコッチはかけがえのない精神安定剤です。

 高級スーパーでしか見かけない養○酒の味醂を使ったカクテルも
 少し甘めが欲しい時はいただきます。

 飲み過ぎて帰る前に少し醒ましたい時はハーブ入りノンアルコールをホットで。

 ・・とても便利に使わせてもらっています。

店はL字カウンターに小さなテーブル席が2つ。
シガーが吸えるので煙が弱い人には向きません。
入口の扉に小さな文字でPANACEAと書いてありますが
昼間はシャッターが閉まっているのでここが店であることは全くわかりません。
目印は保育園でしょうか。

今年も四季折々、高津で星のフラメンコ♪


  • オーナーバーテンダー曽川輝彦さん

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