レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2010/12訪問 2010/12/25
この店にはもう15年以上は通わせてもらってましたが、年内いっぱいで閉店するそうです。
こだわりの目利きと丁寧な仕事で、しかも質の割にはCPも高く、まあ確かに気を使ってチョット良い物を出してくれていたとは思いますが、いつ行っても満足させてもらえた数少ないお店でした。
駅からもチョット遠く場所は確かに商売向きでは無かったし、箱がちょっと大きすぎたのと、やはりこの界隈の客層にマッチしていなかったのが最大の原因でしょうか。
この店でアナゴを食べて以来、他の店でアナゴをもう10年以上食べてません。
最近では、タラの白子や鮟肝でさえ他の店で食ってなかったんで、今後如何すればいいのか考えるとちょっと途方に暮れる感じです。
今年は確かに不景気で、飲食店にとっては厳しい年になりましたが、気に入っていた『四籠』や、ツマミの美味かった蕎麦屋『田なか』に続き、まさかこの『大月』までがこのような憂き目を見ることになろうとは、返す返すも残念です。
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二子新地駅から寂れた商店街を抜けるまで5分ほど歩きます。正直商売をするには相応しくない場所ですね。
この界隈の客層ともちょっと合わない感じですが、それでも地元だけでなく、都内からワザワザ通う常連もいるようです。
店は小さなマンションの1階で、スッキリした佇まいであまり目立ちません。
店内は綺麗に手入れが行き届いた感じで、8席ほどのカウンターと4つほどのテーブル、奥に掘り炬燵の座敷が2部屋(つなげて一部屋にもできる)もあります。
まあ典型的な寿司屋ですが、マグロはショウケースに出さないとか、旬でなければサバのような基本的な魚でさえ置かなかったり、素材の目利きから仕事の仕方まで非常にまじめで基本に忠実です。
要するに、当り前のネタを、当り前に仕事をした、当り前の寿司が出てきます。ただこの当たり前がなかなか出来る事じゃないんですけどね!
ちなみにランチもやっていて、\1,000位でにぎりやちらし、丼物と小うどんのセット等色々ありますよ。
それと金額がちょっと高めなのは、当方だいぶん飲むんで仕方ないところです。
2位
1回
2011/10訪問 2011/10/26
ニコタマからバスで10分ほどの多摩川の支流の野川に架かる天神森橋から、水道道路を500mくらい行った最初の信号の狭い道を右に入って4件目です。
この辺りは未だに畑とかけっこう残っていて、地元では砧村と呼ぶ界隈です。
周りはラーメン屋すら無いほどの完全な住宅地で、この場所で飲食店をやるとゆうのは余程の自信を見て取れます。
駐車場も3台分くらいはありますが、この店にきて酒を飲まない訳にはいきませんので、車で行けないとなるとかなり厄介な場所ですね。
店の外観は、店と母屋(居住)とに分かれて建てられていますが、どちらも真っ黒い板壁のかなり渋くて洒落たつくりで、母屋は2階か3階建ての大きさですが表側に窓が無く、唯一隣の店側の窓から漏れる光と、垣間見える店の様子が見た感じかなり格好良いです。
今日はこのすぐ近所にあるメーカーさんにお客さんを伴って商談で訪れて、そのあとちょっと飯でも食おうとゆうことになり、だったら以前から食べログで見て興味のあったこの天麩羅&蕎麦の店に折角だから行ってみようと3人で訪れました。
例によって、6時開店と共に一番乗りで入店です。
基本、流しの客がぶらっと立ち寄る店ではないので、その日の予約客の時間に合わせて準備しておけば良いのでしょうが、開店と同時に予約も無い客が入ってきたので、大将も一瞬パニクッた様子で慌ただしく向い入れられました。
店内は天井も高くユッタリとした落ち着いた感じで、厨房が少し低くなっていて、幅の広いカウンターが6席、その後ろに小上がりが一段高くなっていて卓袱台が3卓あり、どの席からも厨房内が良く見えるようになっています。
今日はカウンターは予約済みとのことで、小上がりの座敷に通されましたが、掘り炬燵になっていないので足が痺れましたね。
そんな訳で、まだ油に火も入っていない状態なので、先ずはビールと鮪の刺身をもらい大将には準備を進めてもらうことにしました。
ところがこの鮪が赤身ではあるんですがまごうことなき本鮪で、見た目の美しさもさることながら、凄く濃い鮪の味と香りがして、こんな美味い赤身を食べたのは随分久しぶりのような感じで、期待感が更に高まります。
こんな美味い鮪にビールでも無いだろうと日本酒のリストの中から立山(富山)をもらい、以後はこの立山を7~8回お替りしたと思われます。
そうこうしていると店内に胡麻油の良い香りが広がってきて天麩羅の準備も出来たようです。
メニューを見ながらあーでもない、こーでもないと悩んでいると、大将が盛り合わせで1.5人前を3人で食べられるようにアレンジしてくれるとのことでお任せしました。
車海老、同足の素揚げ、キス、茄子、ヤングコーン等3個ずつで上げてくれて、芝海老の掻き揚げも大きめに揚げて3つに切り分けて出してくれました。
天麩羅はもう少しカリッとゆうかサクッと感が欲しい感じでしたが、どれも素材が厳選されていてとても美味しいものでした。
自分は蓮根の揚げたのが大好きなので、これも3つ追加で揚げてもらいましたが凄く分厚くて食べ応えがあり食感も良く美味かったです。
そして〆にセイロ蕎麦を頂きましたが、蕎麦の味がシッカリとしていて、蕎麦つゆがシッカリした鰹出汁で醤油が少し弱めなのか、細切りの蕎麦に良く絡んでいるにもかかわらず、蕎麦の味が強く感じ美味しいです。
ご夫婦でやられていると思われますが、接客の人当たりも良く、店もお洒落で雰囲気も良く、料理の素材や調理の技法、丁寧な仕事ぶりや、客の都合に合わせるサービス等大変満足させられる店で、どうしてこんな最寄りの駅も無いような辺鄙な住宅街にこんな店があるのか不思議でなりませんでした。
店を出るとこの辺りは照明も無く真っ暗で、まさかこの界隈になら居そうな狐か狸にでも化かされてて、次回来たら店ごと無くなってるなんてことないだろうか!
3位
10回
2025/08訪問 2025/08/24
この日は渋谷のレンタルオフィスを借りて 仕事仲間4人で打ち合わせでしたが、17時に終了し さて渋谷ですからねぇ、久し振りにこちらで台湾料理でも食うとしましょう。
丁度、健食の下請けメーカーの担当君とも話しがあったので声を掛けると、即参加とゆうことで現地集合で5人での会食となりました。
店は開店したばかりでしたが1階席は結構うまっていて、店員さんから2階へ行くよう指示されます。
2階でも良いんですが、トイレが地下なので結構大変なんですよねぇ。
まあ、空いてないんじゃ仕方ないですね、階段を2階に上がり結構奥の方の丸テーブルに案内されました。
椅子に座る前に瓶ビール3本と腸詰2人前、焼きビーフン2人前、シジミ(ニンニク炒め)2人前を、メニューも見ずに注文です。
早速ビールで乾杯してスタートです。
腸詰は確りした複雑な旨味と八角の甘味等が濃厚で、いつ食べてもこれは外れなく美味いです。
細切りの葱や、刻んだパクチーを添えて、テーブルのポットに入った辛味噌を付けて食べるともうこの店に来た目的の半分は済んだような気になりますね。
私的には、間違いなく世界一美味い中華の腸詰です!
焼きビーフンは直ぐに出されましたが、これはシジミが来るまでお預けです。
シジミはニンニク醤油炒めで、今日のシジミは まあ普通サイズですね。
このシジミも日によって凄く小さい時も、大きい時もありますが、やっぱり大きい方が食べ応えもあり美味いですが、飽くまで その日の仕入れ次第で運ですね。
結構ニンニクが効いていて、シジミの殻を手で摘まんで口で身だけを取り出しどんどん頂きますが、シジミの旨味で手が止まりませんねぇ、当に無限シジミって感じで凄く美味いです。
このシジミ炒めの皿の底に、ニンニクや醤油、それに炒めた際にシジミから滲み出たエキスがスープ状になって溜まっているので、これを先に来た焼きビーフンにぶっ掛けて、良くかき混ぜて頂きます。
この焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、テーブルの辛味噌を付けながら食うとゆう方法もあり、それはそれで美味いのですが、このシジミのエキスたっぷりの出汁を掛けると、ビーフン自体がそれを吸い込み見事な味付けになります。
これでこその焼きビーフンなので、この2品はいつもセットで頼みます。
ビールの後は紹興酒ですね、5年物をボトルでもらいロックで頂きます。
料理は追加で空心菜炒め2人前、春巻き1皿をお願いしました。
この日の空心菜炒めは、シャキシャキの食感が残っていて良い歯応えで、いつもの様に油のコクが深く旨味が濃くて美味いです。
ただこれも日によってちょっと炒め過ぎで くたっとしてしまっていたり日によってマチマチです。
これはかなりの強火で短時間でサッと炒めるので、10秒早くても火が通らないし、10秒遅ければ炒め過ぎだし、なかなかビシッと決めるのは難しそうですね。
しかもこの油のコクや、そもそもこの火力は家庭では絶対に出来ないので、店でしか食べられない味ですね。
春巻きは結構1本が大きいのですが、それが初めから1皿5本なので、少人数では頼めません。
今日の様に5人いれば理想的ですね。
この香ばしく揚がった皮が凄くパリパリで、この食感は何物にも代え難いですねぇ。
餡も豚肉や筍、椎茸、葱等の細切りを中華出汁の片栗粉で粘性を出したものに絡めた普通の物ですが、出汁が美味いので凄く美味く感じますね。
更に紹興酒のボトルのお替りと、酢豚、モヤシ炒め、腸詰2人前お替りをお願いしました。
酢豚は、ちょっと大き目の小口切りした豚モモ肉にコロモを付けて揚げて、それに油通しした玉葱、ビーマン、人参、椎茸等と炒めて、甘酢の中華餡に絡めたものです。
豚肉の揚げたのが食べ応えがあり、コロモに甘酢の餡が吸い込む感じが良いですねぇ、
酸味も優しく、出汁の旨味が濃くて美味いです。
モヤシ炒めはモヤシとニラ、豚肉、木耳等を強火でサッと炒めたもので、油のコクと旨味、それにちょっと太いモヤシの生感を残すぐらいのシャキシャキの歯応えが絶妙です。
〆に肉ちまき2つと大根餅1皿をお願いしました。
肉ちまきは豚の角煮や椎茸を、旨味たっぷりの中華出汁で炊き上げたモチ米の中に入れ、笹皮で包んで蒸したもので、ここでは皮を取って飴色のモチ米のおにぎりみたいなのが皿にのせて出されます。
モチモチの食感と旨味を含んだ旨味、それに豚角煮の甘味や干し椎茸の出汁などが混然として深い旨味を形成しています。
大根餅は表面をカリッと炙ってあって、中はモチモチの食感と干し海老の風味が良いですねぇ。
今まで色んな店で大根餅を食べる機会がありましたが、ここのを超えるものには出会ったことが有りません。
全部食べ切って、酒も無くなったので河岸を変えようと会計しましたが、一人5,000円をほんの少し超えるくらいで、この美味い料理をこれだけ食って、酒も飲んでですから、やっぱり人数が揃うと中華飲みは効率良いですねぇ。
帰る頃には2階の満席で、トイレに行ったら地下にもお客さんを入れていました。
こんなに店員の接客が悪い店なのに、しかも10人以上じゃないと予約も受け付けないし、週末の夜でもないのに この人気風振りは流石ですねぇ!
この日は休日でしたが、久し振りにこの店の台湾料理を食いに、愚妻や愚娘夫婦と一緒にやってきました。
この店は10人以下では予約も取れないので、開店の12時になる10分前に並ぼうと思いやってきましたが、既に店は開いていて もうお客さんが入っていました。
急ぎ入店して人数を4名と告げると、左手奥目の小さな丸テーブルに案内されましたが、うーん いつも通りの笑顔の無いゾンザイな感じがこの店に来たんだなぁと自覚させられます。
テーブルに着くといつも通りメニューも見ずに 瓶ビール2本と腸詰2人前、焼きビーフン、シジミのニンニク炒めを発注します。
シジミのニンニク炒めは、ちょっと小振りで味付けはいつもよりちょっと濃い目な感じでしたが、手掴みで殻を持って1粒づつチマチマ食べますが、ニンニクと醤油 それに濃厚なシジミの出汁が相まって美味いですねぇ、当に無限シジミって感じです。
ビールの後はやはり紹興酒ですね、一番安い5年物をボトルで頼み、ロックで頂きます。
腸詰は小皿に2皿で出されましたが、いつもは2皿分を1皿で纏めて出されるんですけど、その時々の気分で変わるのもこの店らしいです。
これは相変わらず八角や中華系の香辛料が効いていて美味いですねぇ。
テーブルの辛子味噌と白髪葱、刻んだパクチー等をちょっと添えて頂きますが、これは紹興酒が進みますねぇ。
焼きビーフンは極細麺と野菜の微塵切り、それに干し海老と中華出汁を含ませるように炒めていて、特別な味付けはしていないのですが、淡白ながらも干し海老の風味と中華出汁の旨味だけで充分美味いです。
ただシジミのニンニク炒めの皿に残った濃厚なシジミ出汁のスープを少し掛けると、淡白な味が一気に立ち上がる様な味と旨味で一層美味しく感じますねぇ。
紹興酒のボトルのお替りを頼みつつ、追加で豆苗炒め、春巻き、五目焼きそばを頼みました。
豆苗炒めは、良く見るスプラウトじゃあなくて、茎が5mmくらいの太さまで育っているのを高温でサッと炒めていて、ザクっとした歯応えと ちょっと茎のほっこりとした甘みの様な味を感じて、これが良い塩梅の塩味と油のコクが強くて凄い美味いですねぇ。
この豆苗を出してくれるところが少なくて、この店でもスプラウトを出すことも有るので いつもこれが食べられる訳では無いのですが、今日はラッキーでしたね。
春巻きは1本が結構大きくて、皮がカリカリに揚がっていて 餡もアッサリした味付けながら旨味が濃くて豚肉や竹の子を細切りにしたモノが美味くて大好きなんですが、なんせ1皿が5本と謎に量が多いので2人だと食べ切れずなかなか頼めないんですよね。
この日は4人いたので頼めましたが、当然私が2本頂きました。
五目焼きそばはこの店では頼んだことが無かったのですが、愚妻と愚娘が大好きなので初めて食べてみました。
餡の具材は、豚肉や豚のレバー、金華ハム、海老、白菜、竹の子、木耳、袋茸等で、ちょっと餡が濃い味でしたが、この焼きそばは凄い極太の麺なので、ちょっと濃い味くらいで丁度良い感じに絡んでますね。
普段はあまり台湾っぽくないので頼みませんでしたが、今後は定番になりそうですねぇ。
更に紹興酒のボトルを追加して、モヤシ炒め、大根餅を注文です。
モヤシ炒めはたっぷりのモヤシと豚肉、ニラ、木耳等が入っていましたが、モヤシのシャキシャキの食感が凄く良くて、やはり油のコクと出汁の旨味で美味いですねぇ。
これも普段あまり頼まない料理ですが、これならお替りしたいくらいです。
大根餅は大根おろしを片栗粉で練って胡麻油で表面がカリッとするように揚げ焼きしていて、干し海老の風味が良いですねぇ。
旨味もあって美味いんですが、この店の美味しさの基本は中華出汁にあるようですね。
どのように出汁を取っているのかは分かりませんが、この旨味が全ての料理の味のベースになっているようですね。
〆に海老炒飯をお願いしましたが、パラパラとシットリの中間くらいの炒飯は凄く旨味があって、その炒飯の上に5尾のバナメイエビの剥き身をボイルして 綺麗な赤いタイルのように張り付いた見栄えが良いですねぇ。
これは勿論美味いんですが、結構バエるので頼む人が多いです!
店員さん達も相変わらず仕事したくなさそうな感じでしたが、店は相変わらず流行っていて12時過ぎから満席になり、その後はずーっと行列が途切れる事は有りませんでした。
2時間ほどで紹興酒のボトルを3本飲み切って、全て食べ切って会計は全部でほぼ20,000円でしたが、何と今回愚娘夫婦のご馳走になりました。
いやぁ、長生きはするもんです。
まさかこの間の病院の検査結果が悪くて、医師から家族に余命告知でもされているんじゃないだろうなぁ、などと穿った見方をしてしまいそうです。
さて腹ごなしにカラオケボックスで少しカロリーを消費していくとしましょう、私は元気です!
もう10年以上前から たま~に一緒に飯を食う 同じ歳のレビュワーさんに、私の贔屓にしているこちらの店で飯食おうと久し振りに呼び出されたんですが、なんでも体調不良とのことで前日急にキャンセルされてしまいました。
それでも彼が声掛けて集めた他の方々も来るとゆうので、美味い飯も食えるし参加しました。
12時集合でしたが、10分ほど早めに行くと直ぐに皆さん4名集まりました。
1階奥の4席 丸テーブルに案内されました。
早速、瓶ビール(中)2本と腸詰2人前をお願いし、取り合えず乾杯でスタートです。
腸詰は直ぐにやってきましたが、これは相変わらずの美味さです。
ただいつも腸詰に付ける辛子味噌が今日のはいつもと比べやけにゆるいですねぇ。
ビールの後はやっぱり紹興酒ですね、ボトルでもらいロックでお願いし、序でに焼きビーフンとシジミのニンニク炒めを注文しました。
焼きビーフンは1分くらいでやってきましたが、シジミの出汁をぶっ掛けて食べたいので暫しお預けです。
10分ほど待って漸くやって来た今日のシジミのニンニク炒めは驚くほど大きなシジミで、これは凄いですねぇ。
これほどの大粒のシジミに当たったのはこの店では10年振りくらいですかねぇ。
やはりシジミは大きい方が味も濃くて美味いし、食べ易いのも良いですね。
このシジミの皿の底に溜まった出汁をスプーンですくって焼きビーフンに掛けて食べるんですが、この店の焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、干し海老の風味や旨味は有るのでそのまま食べても充分美味いのですが、この淡白なビーフンにはやはり、この醤油ベースの濃厚なシジミ出汁が絡むと数倍美味くなりますね。
いやあこのシジミは見事でしたね、これはもう一皿お替りをもらいましょう。
それと追加で豆苗炒めが無かったので空心菜炒め、それに大根餅をお願いしました。
空心菜炒めはちょっと炒め過ぎでしたね、シャキシャキ感がなくなるほどでちょっと残念でした。
大根餅は干し海老の風味が良く、ちょっとモチっとした食感も良いし、表面を揚げ焼きにしてシャリっとした感じに仕上げているのもその食感と香ばしさで美味いです。
これには辛子味噌をちょっと付けてやると、これがまた一段美味くなりますねぇ。
紹興酒のボトルのお替りと春巻き、それと初めて骨付き豚肉の唐揚げを頼んでみました。
ここの春巻きは皮がパリッパリで凄く食感が良くて好きなんですよねぇ。
中の餡も豚肉や竹の子、ニラ、椎茸等を硬めの餡にして、ちょっとオイスターソースの様な味付けも美味くて良いのですが、やはり何といってもこのパリッパリの皮の揚がり具合が最高なのです。
1皿5本と多いので、人数が揃わないと食べられないので、今日はチャンスでした。
勿論、余った1本は私が頂きましたけどね!
骨付き豚肉の唐揚げは、この店に通ってもう47年になりますが初めて注文してみました。
一口大に切り分けた豚肉にコロモを付けてカリッと揚げてあります。
肉には薄い骨が付いていて、これはアバラの様なのでバラ肉ですね。
確り揚がっていてコロモもちょっとスパイシーな感じで美味いですねぇ、これなら次回もまた頼んでも良いですね!
〆はやはりちょっと炭水化物を入れたいので粽と海老炒飯を注文しました。
粽は餅米に味付けして笹の葉に包んで蒸したもので、笹の葉を取り除いてごろっと皿にのせて出されます。
飴色に色付いた粽は、餅米のもちもちの食感が良いですねぇ。
ちょっと甘しょっぱい様な味が確り付いていて、干し海老の風味や干し椎茸の旨味が良い感じです。
真ん中に豚バラの角煮が入っていて、ああそうか この煮汁が米の1粒づつに確り浸みている感じで美味い訳ですね。
海老炒飯は旨味の効いたパラパラの炒飯の表面にちょっと大き目なバナメイ海老でしょうか、むきエビがタイル張りの様に入っていて 見た目のインパクトも有りますが、それ以上に確りちゃんと美味い海老炒飯です。
全部食い切って会計しましたが1人4,500円ちょいで、内容的には安いですね。
やはり中華は4人集まると、皆でシェアして色々食えるし、結構お得感も出るので良いですね。
この日は、この店が初めての方もいらっしゃいましたが、気に入っていただけた様で良かったです。
なんせ決して店員さんの愛想やサービスが良い店じゃ無いですし、料理のロット振れも有りますから 気にする人はちょっと抵抗あるかも知れませんからねぇ。
five君読んでるか~、早く治せよ!
仕事仲間である友人と打ち合わせを兼ねて台湾料理でも食おうとゆう事になり、愚妻にも声を掛けると「行きたい!」と言うので、18時丁度に現地で落ち合うことになりました。
当日5分前に店に行くと、まだ誰も来ていなかったので、先に入って始めておきましょう。
店員さんに「3人だけど10分以内には揃うと思う!」と言うと直ぐに入って左手のレジ横の4席丸テーブルに案内されました。
座る前に瓶ビール(中)1本と腸詰1人前をお願いし、荷物を置いて席に着くと直ぐに瓶ビールとコップ3つが出されます。
コップに注いで、飲み干すと同時に早くも腸詰が出されます。
相変わらずの速さですねぇ。
早速、取り皿に辛子味噌を出しますが、今日の辛子味噌はいつもより粘性が無く緩い感じです。
料理も含めて、多少のロット振れは寧ろこの店らしさでの表れですね!
5分程で愚妻が、更に5分程で友人も到着したので乾杯して、改めて瓶ビール1本と腸詰2人前、シジミ、焼きビーフンを注文です。
今日のシジミのニンニク醤油炒めは、シジミは中粒でいつも通りですが、シジミの皿の底にたまったエキス分が少なく、いつも通り美味いのですが結構 味が濃いめで煮詰まったような感じです。
いつも、このエキス分を焼きビーフンにぶっ掛けて頂くのですが、今日はエキスが少ないので満遍なくは掛けられませんでしたが、それでも美味いのです!
こうなるともう、紹興酒のボトルと氷を頼みロックで頂き、豆苗炒め、大根餅も追加です。
豆苗炒めは、いつもスプラウトタイプのものを使っているのですが、今回はもっと成長して茎も太くなったヤツで、ああっこれはいつものより美味いです。
こちらの豆苗の方が食感も良いし、青菜の美味さが有りますねぇ。
今後はいつもこれだと良いのですが、それは次回頼んでみないと分かりません!
更に紹興酒のボトルをお替りと、鶏肉とカシューナッツ炒め、カリフラワーとマッシュルームの旨煮を追加です。
鶏肉とカシューナッツ炒めは鶏肉と竹の子煮をダイス状に小さく切って カシューナッツと炒めたモノで、全体的に茶色とゆうか黄土色っぽく、料理としての見た目の美しさは無いです。
確り甘めで旨味が強い中華味で、味は美味いですけどね!
カリフラワーとマッシュルームの旨煮は初めて食べましたが、小口切りしたカリフラワーと半分に切ったマッシュルームの水煮を中華餡でサッと煮たモノで、うーん これは中華餡の旨味が素材に馴染んでおらず、あまり美味くないですね。
味が馴染むほど煮たらカリフラワーは柔らかくなりすぎるし、マッシュルームも水煮じゃ味が浸みないし、この素材を選んだ理由もちょっと良く分からない感じでした。
更にモヤシ炒め、海老炒飯をお願いしました。
モヤシ炒めはいつもより炒め過ぎかシャキシャキの食感がちょっとしんなりし始めていました。
それに、ちょっといつもよりモヤシが細い感じもして、その辺りも食感に影響してるのかなぁ。
これはいつもより美味しくなかったね。
海老炒飯は、相変わらず大きな むきエビがゴロゴロと沢山入っていて、炒飯の表面にタイルの様に張り付いて、見た目もインパクトがあって良いです。
炒飯自体も、米粒に玉子が1粒づつ回っていて、中華特有のコクと旨味が濃くて美味いです。
もう自分も友人も満腹でしたが、愚妻が麺食いたいと言い出し、どうせ一人じゃ食べ切れないくせに五目そばを注文です。
考えてみればこの店との付き合いも、ももうかれこれ45年以上になりますが、普通に中華そば頼んだ記憶が有りません。
五目そばは俗に言う広東麺で、醤油味のラーメンの上に 肉や野菜等 色んな具材を餡かけにして掛けてあります。
スープは凄く旨味とコクが強く本当に美味いスープですが、麺がちょっと変わっていて、例えるなら富士宮焼きそば用の太くて深蒸しの茶褐色の麺のようで 伸縮性も無くぼそぼそな感じで、うーん これは私の感覚には合わないですねぇ。
紹興酒も飲み切り、2時間半ほどでお開きにしましたが1人6,500円ちょいでした。
この店とはもう長い付き合いですが、ちょっとづづ今まで頼んだことの無いようなのを頼んでみてますが、やっぱりいつも頼むモノを越えるようなモノにはなかなか出会えませんねぇ。
やっぱりこの店は、腸詰、シジミ、焼きビーフン、大根餅、豆苗または空心菜炒め、偶に春巻き、海老炒飯、粽辺りで紹興酒のロックで決まりですねぇ。
それでも、この店はメニューの種類自体は凄く多いので、食べたことのないモノをちょいちょい頼みながら、これからも幾久しく付き合い続けて行くんでしょうねぇ!
この日は、一区切り着いた仕事の関係者で慰労会をやろうと、取引先や下請けメーカーの担当者等、総勢5名で宴会です。
17時丁度に店の前に集合でしたが、5分ほど前に行くともう皆な集まっていて、開店待ちの行列の一番前に並んでいました。
こいつら一体何時から並んでるんだと思いながら行列に加わりましたが、もう行列は20mくらいになっています。
開店と同時に1階の一番奥の丸テーブルに陣取りましたが、店員からはそこには座るなとかそこに荷物を置くなとか、相変わらずのぞんざいな対応振りに ああっこの店に来たんだなぁとゆう気にさせられます。
早速、瓶ビール3本と呑めない1人がウーロン茶、それに腸詰3人前、シジミ2皿、焼きビーフン2皿とここまではいつもの様にメニューも見ずに注文です。
ビールは直ぐに出されますが、グラスはバン、バンと音を立てるように乱暴に置いていきます。
知らないと何か怒ってるんじゃないかと思うかも知れませんが、こうゆう店員の所作も含めて台湾の現地感を感じられたりするんです。
まあ、誉められたことではありませんけどね!
腸詰はいつ頼んでも鉄板の美味さで、品出しも速いので、この店では先ずは必ずこれを頼むのが良いです。
シジミは醤油ニンニク炒めで、今日のシジミは粒が小さく身も痩せていてハズレですね。
凄く大きな粒ぞろいのシジミの時もありますが、毎回シジミの入荷毎に素材の質に差が有るので、運次第です。
焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、このまま食べても美味いですが、シジミの皿の底に溜まった汁をちょっと掛けて頂くと、醤油の塩味とニンニク、それにシジミの出汁の旨味が濃くて凄く美味くなります。
紹興酒をボトルでもらいロックで頂きま、追加で大根餅2皿、春巻き、青菜炒め、モヤシ炒めを頼みます。
春巻きは1皿5本入りなのでこの日は一人1本づつで丁度良かったです。
凄いパリパリの揚げ上がりで美味いんですが、人数が少ないと頼めない1品です。
青菜炒めは小松菜で、茎のシャキシャキ感と油のコクが美味くて、簡単な料理ですが火力も含めて家では決して出せない味ですねぇ!
モヤシ炒めは緑豆ですがかなり太くて確りしたモヤシで、強い火力で短時間で仕上げるのでモヤシのパリパリな食感が凄く良いです。
それに以前の記憶より、キクラゲとか他の素材も沢山入っていて、これが処方変更によるものなのかロット振れの範疇なのかは分かりませんが、今日のはいつものより美味く感じました!
更に紹興酒をガンガンお替りしながら、豆苗炒め、ニンニクの苗炒めをお願いします。
豆苗炒めは、スーパーなどで売っている細いスプラウトとゆうより、もっと確りした苗でそれなりに太さのある緑色に育ったもので確り炒めてあって、これはこれで美味いです。
ニンニクの苗炒めはスーパーなどで売っているニンニクの芽って奴で、ほんのりニンニクの風味が良いです。
結局、2時間半ほどで飲み手4人で紹興酒を5本飲み切り、〆ましたが一人5,000円ほどといつも通りでしたがやはり半分は酒代ですね。
この店の料理は、シジミの様にその素材の入手状況で品質が変わったり、料理の内容も僅かに変わりながら長い歳月をかけて少しづつ変貌していたりしますが、それでもその基本となる味自体はいつも変わることなく継承され続けていて、いつ来ても満足させてくれます。
そうでなきゃ伊達に45年間も通い続けないです。
思えば長い付き合いになったモノです。
さあ、このまま表のカラオケボックスに直行です。
2次会での利用で、この界隈の飲食店での1次会のレシートを見せれば、部屋代が半額になるサービスをやってますからね!
今日は得意先の担当君とその上司君と3人で、一区切り付いた仕事の打ち上げでこちらの店を訪れました。
この上司がコロナ前までは年に数回は台湾に出張していて、この店は初めての様でしたが 久々の台湾料理が食えると喜んでやってきました。
約束の17時丁度に店の前に行くと既に開店待ちの行列が出来ていて、その中に得意先の2人の姿を見付け合流した直後に開店し、どっと店内に雪崩れ込みます。
店員さんに、左奥の小さな丸テーブルに着くよう指先一つで指示され、相変わらずの接客振りに思わず笑いがこみ上げます。
気が付けば、アッとゆう間に満席で、相変わらずの人気の高さが伺えます。
もういちいちメニューを見ることも無く、瓶ビール2本と腸詰2人前、シジミ、焼きビーフンと流れるように注文です。
乾杯して腸詰と焼きビーフンがテーブルに並んだところで、もうビールは飲みほして紹興酒をボトルで頼み、3人供ロックで頂きます。
ここの腸詰は相変わらずの美味さで、年に何度か必ず食べたくなるので緊急事態宣言明けで漸く来れて良かったです。
焼きビーフンは味付けが薄目で、いつも一緒に頼むシジミのニンニク炒めの出汁を掛けて頂くのですが、今回は暫く待ってもシジミが出てこなくて、確認するとオーダーは入っているのに忘れていたらしく、だからと言って急ぐ訳でも無くもう焼きビーフンを3分の2ほど食った頃になって漸く出てきました。
それでも店員さんからは一言の詫びの言葉もありません。
シジミもいつものと比べると、今日のは小さいうえに身入りも余り良くない感じでしたが、まあ頼むたびにこのシジミのクオリティはかなり異なりますが天然物ゆえに仕方のないところでしょうか。
紹興酒のボトルをお替りし、追加で大根餅、青菜炒め、春巻きを注文です。
大根餅はモチっとしていますが表面がちょっとカリッとするよう油で焼いてあり、食感が良いです。
干しエビの風味も良くて、美味いですねぇ。
青菜炒めは今日のは小松菜で、シャキシャキの食感が残る炒め具合も良く、コクと旨味が強くて美味いです。
春巻きは以前は1皿4本だったと思いますが、今回はちょっと細目になって5本になってました。
しかし何でこんなにいつもいつも来るたびに変わっちゃうんでしょうかねぇ。
でも料理のアバウトさや接客のいい加減さを差し引いてもこの店の台湾料理は美味いので、もはや腹も立ちませんねぇ。
結局、紹興酒のボトルを3本飲み切ってお開きにしましたが、得意先の台湾通の上司君も感動モンの美味さで凄く気に入ってくれました。
かなりアバウトな接客に関しても、台湾ならやはりこんなものですよって納得されていましたのでヤレヤレです。
しかし、3時間以上粘ってしまいましたが、店内の階段に空席待ちのお客さんが20時くらいまで並んでいました。
コロナ過依頼、飲食店の客離れが懸念されていますが、この店は接客も含めて もうスッカリ元通りで安心しました!
この日はいつもの外資の営業君と飲む約束をしていましたが、後輩の商社マン君から電話でメーカーさんと3人で17時から渋谷で打ち合わせをしたいとの連絡があり、じゃあ打ち合わせが終わってからまとめて皆で飯を食うことにしました。
喫茶店トップで打ち合わせが終わったのが17時50分で、急いでこちらの店に向かいました。
なんせ人気店なのでいつも凄い混んでいて、今日は金曜日だし下手すりゃ1時間以上待たされることもあるのですが、店に着いて中を覗くと1階でも3割程度の入りで凄い空いています。
うーん、この店には頻度こそ少ないですが、もう45年間も通ってますがこんなに空いているのは初めてです。
やはり新型コロナの影響なんでしょうか、この店ですらこんな状態ですから飲食店は本当に大変ですね。
いつもの外資の営業君も合流し、1階奥の丸テーブルに4人で陣取ります。
座る前に腸詰3人前と瓶ビール2本を頼み、早速乾杯してスタートです。
この店ではもういちいちメニューを見ることも無く、シジミ(ニンニク炒め)、焼きビーフン、それと紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
この3品はいつも最初に頼むもので、料理にロット振れはあるし、この日はシジミがいつもより塩っぱい感じは有りますが それでも鉄板の美味さです。
さらに春巻き、空心菜炒め、大根餅を注文します。
この店の春巻きはパリパリの揚げ上がりの香ばしさが好きなんですが、なんせ結構な大きさの春巻きが1皿5本入りなので、人数がいないと頼めないのです。
今日は私が2本頂いて満足です。
大根餅はモッチリした食感ながら、いつもより表面がカリカリに焼かれていて美味いですねぇ。
追加で紹興酒のボトルをお替りし、蒸し鶏とモヤシ炒めをお願いしました。
メーカーさんが鶏を食いたいとゆうので蒸し鶏はこの店で初めて頼みましたが、かなり大振りの胸肉で確り蒸されて身が締まって、一般的な中華料理で出てくるような柔らかくてシットリした物とは違います。
まあ、味は悪くないですが個人的好みとしては、低温でジックリ茹でたシットリ柔らかいタイプの方が好きです。
モヤシ炒めは一本一本が太くてシャキシャキの食感が良いです。
油のコクは空心菜炒めに比べ少なく、人参の細切りを混ぜてありますが この人参も余計ですね。
2本目の紹興酒も飲み切って2時間ほどでお開きにしましたが、この日は飲みも軽めだったので一人4,500円くらいでした。
しかし渋谷の街は若者達ちでスッカリ賑わいを取り戻したかのように見えますが、この店の様にお客さんの年齢層が高く余り若者が立ち寄らないような店では、相変わらず厳しい戦いは続いているようですね。
春まではこんな状態が続きそうですが、うーん 春の訪れはまだまだ遠そうですねぇ!
2,3日前に、いつもの外資の営業君から久し振りにお誘いの電話があり、溝の口で飲む約束をしましたが、昨日後輩の商社マン君からも相談があるのとのことで飲みのお誘い。
うーん、家が千葉方面の後輩に溝の口まで来させるのは酷なので、じゃあ3人で久々に台湾料理で紹興酒でも飲みながら悪巧みをしようとゆうことで、18時に渋谷集合にしました。
当日になりいつもの外資の営業君から16時頃に電話が掛かってきて、「もう会社を出たいんで、早めに始めませんか。」とのことで二人で先に始めておきましょう。
この店は道玄坂から東急本店に抜ける、表通りから隠れた細い路地にあり、そのレンガ造りで窓の小さな威容はまるで砦のように見えます。
後輩の商社マン君にはメールで「先に始めているので、電車の中を進行方向へ走るくらい急いで来い!」と伝え、17時過ぎに2人で入店し、店員さんに「後から一人来て3人になる。」と言うと1階奥の丸い4席テーブルに案内されました。
席に着くと同時に早々に瓶ビールと腸詰、シジミのニンニク炒めを注文します。
すぐにビールとグラスが出され、グラスに注いで乾杯をすると同時ぐらいに腸詰が出されましたが、相変わらずの神速振りですね。
今日の卓上の辛子味噌はちょっと弛めな感じでしたが、取り皿に取り腸詰と白髪ねぎ、パクチーを添えて辛子味噌をちょっとつけて食べると、八角や色んな香辛料や甘み、旨味、辛みが口の中で絡み合って、うーん、相変わらずの美味さです。
シジミのニンニク炒めも3分と待たずに出されますが、今日のシジミは粒がいつもより不揃いな感じで、味も濃い目ですがやっぱり旨味が濃厚で美味いです。
ビールを1本飲んだところで、やっぱり紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
45分程で後輩が駆け付け、挨拶もそこそこに紹興酒で参戦です。
改めて腸詰2人前、シジミのニンニク炒め、焼きビーフンを追加オーダーし、本格的にスタートです。
この辺りはこの店ではいつも必ず頼む定番料理で、どのお客さんもほぼ頼んでいる物です。
紹興酒のボトルお替りをもらい、更に春巻き、空心菜炒め、ナマコの煮込みを追加します。
春巻きは豚肉や干し椎茸、竹の子等の細切りに餡を絡めトロミの着いた具材の旨味が濃厚で、それを巻いた皮のパリッとした食感が最高で凄い美味いのですが、1本が結構大きくボリュームがあり、しかも1皿が5本と量が多いので普段愚妻と2人で来たときは中々頼めないので、この日のような男3人以上いるときは必ず頼みます。
空心菜炒めも定番ですが、この日の奴は緑が鮮やかでシャキシャキの歯応えが良い具合で、油の旨味も良く、いつにも増して出来が良かったですね。
ナマコの煮込みは、干しナマコを戻して削ぎ切りにして、竹の子や干し椎茸と一緒に旨煮にしたもので、ナマコのグ二グニとした食感と餡の旨煮が良く絡んで美味いです。
更に紹興酒のボトルをお替り(3本目)し、ちまきと蟹炒飯で締めました。
ここのちまきは、蒸した糯米がもっちリとしていて、中に豚の角煮と干し椎茸が入っていて、その煮汁と干しエビの風味が糯米に確り吸収されていてホントに旨味が濃厚で美味いのです。
カニ炒飯は炒飯の上にたっぷりの蟹肉のフレークが被せるようにのせてあり、蟹云々より炒飯としての美味さが際立った逸品で、この店の〆には相応しいものですが、個人的にはプリプリの食感が素晴らしい大きなムキエビのゴロゴロのった海老炒飯の方が好きです。
3本目の紹興酒も飲み切り、一通り話しも済んだのでお開きにしましたが一人6,000円くらいでいつもよりちょっと高かったですが、まあこれだけ飲み食いすれば当然ですね。
この後輩の商社マン君の3年越しの悪巧みプロジェクトもいよいよ終盤の詰めに差し掛かってきて面白いことになって来たので、今後ちょくちょく合う機会も増えそうです。
さて、まだ21時前ですので、今からいつもの外資の営業君と溝の口で飲み直しと行きましょう!
この日は仕事関係の仲間と総勢6人で台湾料理を食いに来ました。
週末の夜だったので混んでるだろうとは思いましたが、18時30分に入店すると既に満席どころか店内の階段に行列が出来ています。
普段なら並んでまで飯食うなんて絶対しないのですが、この日は態々この店の台湾料理を食いに集まった訳だし、この店を初めて訪れるメンバーが3人いたので、どのくらい待たされるかも分らぬまま並んでみました。
いやーそれにしても待ち行列の先頭に辿り着くのにキッチリ1時間掛かりました。
しかも6人ですから丸テーブル1個が丁度空かないと、皆な別々のテーブルで食うわけにもいきませんからねぇと思っていたら、ホントに丁度6人連れの前客が帰って超ラッキーでしたね。
早々にテーブルに付き、座る前に瓶ビール3本と腸詰め3人前、シジミ3人前、焼きビーフン2人前を頼みました。
この3点セットはこの店ではもう席に着く前に注文するのが基本です。
先ずはビールで乾杯し、グラスに一杯飲み干す頃に腸詰がやってきますが相変わらずの品出しの速さが良いですね。
テーブルに置いてある辛味噌をちょっと付けながら、白髪ネギやパクチーと一緒に食うと、もう溜まりませんねぇ。
紹興酒の一番安い奴(2,000円)をボトルで頼んでロックで頂きます。
追っかけですぐにシジミと焼きビーフンも登場です。
このシジミはニンニク醤油炒めになっているんですが、もう旨味が半端なくて、初めてこの店を訪れた下請けメーカーの営業君は、「この美味さは一生食い続けられそうだ!」と言ってましたが、その気持ち良~く解ります。
そして否応無しに紹興酒のペースも上がりますねぇ!
焼きビーフンは薄味ですが干しエビ香ばしさや旨味が良く効いていて相変わらずの美味さですが、これにシジミの皿に溜まったスープをちょっと掛けるともう最強で、世界一美味いビーフンになります!
紹興酒のボトルをお替りと瓶ビール2本を貰い、空心菜炒め2人前、大根餅2人前、春巻き(一皿で大きいのが5本)を注文しました。
空心菜炒めは短時間でサッと炒めているのでシャキシャキの食感が良く、油のコクと旨味が溜まりません。
大根餅も干しエビの風味が良くてもちっとした食感も良い具合です。
春巻きは皮のカリッとした食感が最高で、中の餡も旨味が効いていてなかなかここの春巻きを超える春巻きには出会えないのですが、1皿の量が多くて今日の様に大人数でないとなかなか頼みにくいです。
更に紹興酒のボトルを追加し、チマキと海老炒飯を頼みました。
ここのチマキはちょっと大振りで、竹の皮で包んで確り蒸してあるので香りが良くもっちりとした食感も良く、豚の角煮と干し椎茸、干しエビの風味が混然としていて、このチマキより美味いチマキにはなかなかお目にかかれません。
エビ炒飯は大振りのむきエビがゴロゴロと表面を覆っていて、旨味が半端なくこれまた美味いのです。
もう歯止めの効かなくなった面々は更に紹興酒を1本頼み、腸詰めとシジミを1人前づつお替りして、すべて平らげ全員満腹となり、皆な満足して終了となりました。
ここの台湾料理は、味自体はそれほど濃い訳じゃないんですがコクと旨味がとにかく強く、相も変わらず美味いです。
ただ、10人以下では予約も受け付けませんし、週末の夜ともなれば結構平気で待たされます。
接客も愛想は悪いし、サービス精神も無いのでちょっと嫌な感じだと思われる方もいるとは思いますが、それでもこれだけ並ぶのはやはりここの料理が美味いからですね。
美味い物を食ってすっかりテンションの上がった面々は、店を出ると目の前にあったカラオケボックスに直行し、すっかり盛り上がって、止せばいいのに朝の4時まで歌いまくってしまいました。
いい歳こいて面目もありませんね!
やはり年に2、3回は無性にここの腸詰が食べたくなりますねぇ。
この日は愚妻から、「今日は娘も出掛けて帰ってこないので飯作るのも面倒だし、どこかで食べて帰ろう!」とのメールを着信。
じゃあこちらの店に行こうと18時に待ち合わせです。
店は週末とゆうこともあり、既に結構お客さんが結構入っていて、入り口で人数を告げると2階へ通されましたが相変らずの繁盛振りですねぇ!
階段を昇った直ぐの一番小さな4席テーブルに陣取ったのでこの日は相席にはなりませんでしたが、店内は大きな丸テーブルが多いので二人だとほぼ他人様と相席になります。
先ずは瓶ビールを1本と腸詰、シジミのニンニク炒め、豆苗炒め、焼きビーフンとここまではいつものお約束でメニューも見ないで席に座りながらオーダーします。
それからゆっくりメニューを見ますが、もうおよそ40年間値段以外は一切変わっていませんねぇ。
品出しは早いのでビールを1本飲みきらないうちに、全て揃うのでその時点で紹興酒のボトルを頼み、夏でも冬でもロックでいきます。
更にモヤシ炒めと、愚妻がここに来ると必ず頼む海老炒飯を注文して、この日のように2人だともうこれが限界です、ってゆうか頑張ったほうです。
粽も大根モチも、春巻きも食べられないので本来は最低でも4人くらいで来たいところですね。
誰か付き合ってくれる人がいれば、年内もう1回行っときたいところです!
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(常用)益々高まる依存度! 2014年12月
この日は、愚妻の仕事の同僚のお嬢さんと自分の友人、計4人で忘年会です。
このところ、年に数回このメンバーで飯を食うパターンになっていて、いつもは愚妻の職場の近くの新橋方面が多いのですが、今日は美味い台湾料理を食いに行こうと態々渋谷に集合です。
いつもは二人で利用することが多いので品数をなかなか沢山頼めないのですが、今日は4人なのでいつもより更に色々食べられそうで楽しみです。
先ず生ビールを頼みながら腸詰×3とシジミ×2を注文します。
ここまではメニューを見る必要も無く、システム化している入店から席に着くまでの一連の動作のようなものです。
ビールで乾杯し、メニューを物色することも無く、紹興酒をボトル頼みでロックで飲む用意をしてもらいます。
その上で、豆苗炒め、焼きビーフン、大根モチ、春巻きを頼みました。
更に紹興酒のボトルをお替りしましたが、お嬢さんは紹興酒の味が御気に召さないようでなかなか酒が進みません。
そうなるとこの店には焼酎も無ければ、普段お嬢さん御用達のグレープフルーツサワーなんて気の利いたものも無いので困ってしまうところですが、ジンジャーエールがあったのでそれをもらい、紹興酒と1対1くらいで割って飲ませると美味しいと言って飲み始めたのでヤレヤレです。
ジンジャーエールの味と甘味が、紹興酒の癖のある味を見事に調和させながら飲みやすく変えてくれる様ですね、発見です。
更に、モヤシ炒めと、五目ソバ、愚妻の大好きな海老炒飯を頼み、いつも通り美味しく完食させて頂きました。
この店は、今年も5回ほど使わせて頂きましたが、今回も店員さんの愛想の無い対応振りに初めてだったお嬢さんはビックリしてました。
それでもここの料理は美味いし、特に腸詰は自分にとっては習慣性の強い薬物のように依存度を高めていますね。
来年もやめられそうに無さそうです!
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(常訪)アサリよりでっかいシジミ! 2012年11月
この日は友人と溝の口で待ち合わせをしていたのですが、急にここの腸詰が食いたくなって、急遽渋谷待ち合わせに変更です。
17時過ぎと時間も早かったので楽勝で入店出来ましたが19時くらいだと大体満席になり、並ぶ場合もあります。
2階の奥の小さい丸テーブルに二人で陣取り、紹興酒をボトルで注文と同時にいつもの様に腸詰とシジミを頼みます。
紹興酒で乾杯しつつ、春巻き、焼きビーフン、豆苗炒め、冬瓜スープ、豚耳、チマキ、大根餅と二人とは思えない程の大量発注です。
ここの春巻きは好きなんですが1皿5本で、しかも1本が結構大きくボリュームがあり過ぎるので、二人だとキツイのですが如何しても食いたいので残す覚悟で注文してしまいます。
これはバラ売りしてくれると有難いですねぇ、今回も残念ながら1本残してしまいました、ごめんなさい!
今回、特筆すべきはシジミで、過去35年この店に通ってきましたが最大級の大きさで、一般的なアサリより大きいくらいでした。
食べ応えもあり味も美味しいものでしたが、残った汁も淡白な味付けの焼きビーフンにぶっかけて美味しく頂きました。
お行儀は悪いですが、この食い方は止められませんねぇ!
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台湾は島だけどまったり大陸的! 2011年 9月
何か久しぶり、半年以上開いてしまったのは初めてかもしれません。
折角の休みなので映画でも観に渋谷に出ましたが、そうなるともうこの店しかありません。
映画見ながらも腸詰やシジミで頭ん中いっぱいで、エンドロールも早々に駆け付けました。
店は流石に混んではいましたが、1階の大きな丸テーブルに当然の如く相席です。
先ずは席に着くと同時にビールと腸詰を注文します。
それらが来る間、久しぶりだったので見知ったメニューを見直しますが、これもまったく何十年も代わり映えしません。
ビールで乾杯ののち、シジミ、空芯采炒めと共に紹興酒と氷を注文し、本格的スタートです。
まず、腸詰ですが今回以前より少ししょっぱい感じがしました。
なので、いつもはタップリつける辛し味噌も、今日はちょっと控えめです。
この辛し味噌もこの店オリジナルのもので、色んなもんに合うので大好きなんですが、今日のはいつものよりちょっとユルイ感じです。
空芯采炒めもこの店に来ると必ず頼みますが、いつものものに比べ火が入りすぎでシャキシャキ感が少ないです。
今日のシジミはアサリみたいにでかくて、食べ応えバッチリですが、シジミの大きさだっていつも同じじゃありません、もっとちっちゃい時だってあります。
このように書くとこの店の評価を下げそうですが、そんなちょっとの違いなんてこの店ではどうでも良いのです。
いやむしろ、そんなことが些細なことと思うその感覚こそがこの店では大事だし、それでもここの腸詰もシジミも世界一美味いことになんら変わりはないのです。
このアバウトな感覚とこの店の料理の圧倒的存在感のまえでは、そんなことは全然問題無いことなのです。
なかなか伝わりづらいと思いますが、この感覚を理解しないとこの店の良さは解らないかもしれません。
その後、焼きビーフンにシジミの汁と辛し味噌をぶっかけて、海老チャーハンに五目旨煮の餡をちょっと付けて食い、残った紹興酒のためにアワビの煮込みを頼んで、緩々と相席の他人様の会話を聞くともなしに盗み聞きして肴にしつつ、まったりと満足の夕飯でした。
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時の止まった場所! 2010年5月
道玄坂から東急本店の方に抜ける、ちょっと怪しげな細い路地にあります。
外観はレンガ造りっぽく年期も入っていてちょっと渋い感じです。
店内は1階にカウンターもちょこっとありますが、1階、2階、地下とも中華の中央が回転する6人掛けほどの丸テーブルが主体です。
したがって2~4人程度の少人数の場合は、基本的に相席になります。
親父に連れられて最初に行ったのは、もうかれこれ30年以上前になります。
中華料理とゆうカテゴリーのなかで、台湾料理とゆうものを初めて食したのもこの店です。
当時は、従業員も殆ど中華系で、ほんとに異国情緒みたいなものを感じて興奮したのを覚えています。
それ以来、年に2~3回は訪れますが、味も店のたたずまいや雰囲気も殆ど変わっていません。
親父はもう十数年前に他界しましたが、ここに来ると時が止まったようで、今でも親父と一緒に紹興酒を飲んでるような気分です。
この店の接客についてなんだかんだ言うでしょうが、そんなことを気にしてはいけません!
そもそもそうゆう店じゃないんです。台北の裏路地にあると思えばそんなもんです。料理は確実に美味いんですから。
すぐ目に付くのは自家製の腸詰をカウンターと厨房の間に、暖簾みたいにぶら下げています。
まずは前菜として、この腸詰めを必ず頂きます。
独自の香辛料の香りと、ちょっと甘めの腸詰にパクチーと白葱を薬味にしては、備え付けの甘辛の味噌だれをつけて食べるのが最高で、台湾でもこれほど美味いのはお目にか掛かれません。
ニンニクの利いた大粒のしじみ、干しエビの香り豊かな大根餅、竹皮と干しエビ 干しシイタケ風味の粽、青菜(空芯采もしくは豆苗)炒め、締めの焼きビーフンでいつものフルコースです。
春巻きや各種麺類、チャーハン等の定番物から、豚耳、干しナマコ等いかにも台湾物まで品数も豊富で何を食べても凄く美味いです。
やべぇ、また行きたくなってきた。
4位
1回
2011/09訪問 2012/05/25
6月には生肉に法規制がかかるとの情報もある中、とにかく食える内に食っとこうと友人と二人で訪れました。
昨年9月に初訪問以来、何だかんだ月1くらいのペースで通っています。
今回も定番の厚切り生レバーでハイボールを煽りますが、これがひょっとして食べ納めかもと思うと感慨もひとしおです。
豆モヤシのナムル、ボッサムキムチ、そして今回初めての牛筋の煮込みと、〆に温麺を頂きました。
牛筋の煮込みは長時間かけて原型がなくなるぎりぎりのトロトロになるまで煮込まれていて美味いのですが、食べ進めるうちに甘塩っぱい味付けがちょっと濃い感じがしました。
温麺は通常では珍しい蕎麦粉の入った冷麺用の麺を、温かいスープにラーメンみたいにしたものですが、これがなかなか美味いです。
既に、大好きだったユッケは販売を自粛していましたが、生レバーと牛刺しはまだやってましたので取りあえずは安心しました。
しかし、6月以降は如何するのか店の人に聞いたところ、この店はそもそも韓国料理の店ですが基本的に焼肉屋ではありませんのでテーブルにコンロは置いて無いのですが、6月以降は通常の焼肉屋のように各テーブルにコンロを置くそうです。
もちろん品質的には今まで通りのものを提供するとの事で、後はまあ皆まで言わなくても大人なんだから解ると思いますが、それを聞いてとても安心しました。
それにしても政府や役人どもはこれまで散々外圧による規制緩和を推し進めてきて、この国をこんなにしてしまったくせに、何故生肉にばかり規制を掛けたがるのか訳が解りません。
いっそアメリカの要人にでも肉は生で食えって言ってもらえ無いものだろうか!
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生肉を食う男! 2011年 9月
馬車道の駅から馬車道を関内方面に行き、4ブロック目の角を右折して1ブロック先です。
この辺りは道が五番の目に整備されていて、目印になるものが無いとちょっと解りずらいです。
入口を入ると広めのホールになっていて、誰もいないし何も無いのですが、正面に階段があり、その2階の方から威勢のよい『いらっしゃいませ。』の声が遠くに聞こえてきます。
その声のする方へ階段をあがってゆくと、飾り気のないちょっと広めのホールを、多少無駄遣いするような配置で、テーブルが10個ほど置かれており、しかもそのテーブルは6人掛けの大きなもので、2~4人での利用では凄く広々と使えて良いです。
この店は、焼き肉屋ではない韓国料理のお店で、ホルモン系のチゲやチジミ、ユッケ、ポッサムキムチ、サムギョプサル、締めの石焼きビビンバや冷麺等、種類こそそれ程多い訳ではありませんが、魅力的なラインナップを取り揃えています。
今年は食中毒問題で生肉を出す店が少なくなっており、また今後 法規制の動きもあるらしく、生肉もいつまで食えるか解らないし、しかも今日は男2人だったので、気兼ねなく生肉を食いに行こうとゆう事でお邪魔しました。
もっとも最近は女性の方が平気で生肉やホルモンを食べるようになってきて、かえって男の方がビビって好き嫌いをゆう忌々しき世の中になってきているようですが・・・!
まず酒に関しては、当然マッコリや真露と行きたいところですが、どうもマッコリの甘酸っぱい乳酸菌飲料の様な味が全ての料理とのマリアージュを拒否するようで、かといってここの真露は韓国直輸入品で日本で売られているものと比べると甘味料の様な甘さが強く、以前ソウルに行った時こいつのせいで悪酔いして酷い目にあった記憶がトラウマになっていて、まあ今日は普通のハイボールで勘弁しといてやりましたが、どちらも韓国直輸入品が揃っているのでお好きな方は是非どうぞ。
とゆう訳で、定番の白菜キムチ、豆もやしのナムル、そして超厚切り生レバー、超厚切りユッケ、霜降り牛刺し等生肉オンパレードでテーブルを賑わします。
どれも大きめの皿にたっぷりの量で、生レバーの新鮮でマッタリした美味さに、香ばしい上質なゴマ油と塩味が見事にマッチして、しかもこれ程品質の良いレバーを食べたのはこの年まで生きてきて初めてかもしれません。
ユッケもたっぷりの量で綺麗に盛り付けられていて、卵黄とかき混ぜていただきますが、とにかく肉質が良くて、法規制が掛からないとしてもこのユッケを食べてしまった以上は多分ここ以外でユッケを食べることはもう当分無いでしょう。
流石に神戸の冠を付けるだけのことはありますねぇ!
牛刺しも見事な霜降りで、確か近江とか書いてあったと思いますが、この見目麗しい霜降りの割にスジっぽさや牛脂臭さが微塵も無く、この生肉三部作(他にもハツやセンマイ刺しもありました!)はもう久々の大満足でした。
こんな言い方をすると反感を買うかもしれませんが、チーン店等のユッケやレバ刺しの激安やお得感を「美味しい」と評価する方々は、多分満足なされないと思いますのでお勧めしません。
誤解の無いように言い添えますが、私もチェーン店で安いユッケやレバ刺しを食うし、美味いとも思うけど、この店の生肉には、あえてこうゆう言い方をして差別化をしてあげたいと思わせられるものがありました。
〆に、石焼きビビンバも頂きましたが、これはまあ上品な味でしたが、次回は冷麺かな!
ここの従業員は皆体育会系男子ばかりで、とにかくガタイが良くて、ひたすら元気で、でかい声を揃えて対応されるとちょっと怖いくらいですが、爽やかで明るい感じは好感が持てます。
もし法規制がかかり、生肉の販売が出来なくなったら、この店の魅力は9割5分減となってしまいますので、その時は如何するのかが心配です。
5位
2回
2023/09訪問 2023/09/08
この日は愚妻と愚娘夫婦を伴い4名でB’zの35周年ライブを日産スタジアムに見に行きましたが、稲葉君元気ですねぇ。
客層も結構 30から40代くらいの男性が多く、皆な元気が良く ライブは18時開演で21時近くまで ほぼ立ちっ放しで 老体には なかなかしんどかったですねぇ、帰りは結構クタクタでした。
とは言え、ライブがはけてそのまま帰るとゆう選択肢もないので、地元 溝の口まで戻って来て、こちらの店に22時くらいに入店です。
奥の小上がりの掘り炬燵の4席テーブルに案内されましたが、この店もQRコードを読み込んでのスマホ注文になっていました。
しかも紙のメニューも一切無いので、メニュー自体もスマホ画面で見ながらでしか注文出来ないので非常にやりづらいですね。
発注自体は若いモンに任せたとしても、せめて紙のメニューでもあれば、自分の頼んで欲しいモノを選んだりできるのですが、もうほとんど任せるしか無いので、食べたいモノも頼めません。
まだタブレットなら良いのですが、スマホだともう扱いずらいし老眼で小さい画面を見るのも億劫で、もうジジイは来るなってことなんでしょうねぇ。
先ずは緑茶ハイ、生ビール、ハイボール等各自頼んで乾杯し、後は 出て来たモノを頂きましょう!
鶏わさは鶏の胸肉を湯引いて薄くスライスして、山芋の千切りと一緒に小鉢に盛り付け、濃い目の出汁を掛け山葵を添えてあります。
うーん、何でこんなに濃い醤油味の出汁をこんなに浸かるほど掛けるんでしょうね。
山芋の意味も分かりませんが、こんなに濃い味付けでは鶏肉の味が完全に負けてしまっています。
軍鶏レバーは低温調理した鶏レバーを焙煎した香り高い胡麻油で塗し、塩で味付けしています。
レバーのマッタリとしてシットリとした食感が素晴らしく美味しいんですが、ちょっと塩が強過ぎですね。
これはレバーのマッタリとした味と胡麻油の風味が美味いので、塩はもっと僅かで良いと思います。
刺身3点盛りは鰹、カンパチ、シマアジで、カンパチは食感がコリコリ感じるほど確りしていて、まだ硬直が解けていないような新鮮さです。
シマアジはちょっと驚くほど脂がのっていて、その分ちょっと生臭さは感じますが、でもこんなに脂ののったシマアジも珍しいですね。
鴨のタタキの和風サラダは生野菜に合鴨の生ハムみたいなのを散りばめて、和風ドレッシングを掛けてあります。
アボカド納豆はアボカドの半分を繰り抜き、ダイス状に切って納豆とワサビ醤油で和えて、繰り抜いた皮を器にして盛り付けたもので、これは資材のまんまの味でアボカドとワサビ醤油、それに納豆の相性の良さを活かしてます。
焼き鳥5本盛り合わせはレバー、セセリ、つくねがタレで、ネギマ、砂肝が塩で焼かれて出され、皆で食うように串を外して頂きました。
ここの鶏はシャモロックとゆうなかなか希少なブランド地鶏で、肉質が良く美味いです。
野菜串焼き盛り合わせは、エリンギ、茗荷、椎茸、獅子唐、ピーマン等を適度に切って炙ったモノですが、これがどれも案外美味くて良かったです。
野菜から水分が僅かに抜けて味が濃くなっていて、食感を残す焼き過ぎない加減も絶妙です。
特に茗荷はお替りしたいくらいでしたが、単品では無かったのかどうなのか、スマホのメニューじゃあ分からないです。
焼き鳥は盛り合わせでは当然足りなかったので追加で何種類か出てきました。
レバーは4本、タレで焼かれて出されましたが、中までちゃんと火が通っていますがパサつきはありません。
マッタリと美味いですが、もう少しレア感を残しても良い感じですね。
ハツは4本、開いて塩で焼いていますが、特有の弾力感と脂の甘みも有って美味いですね。
ササミ2本、塩で焼いて1本は梅紫蘇、もう1本は山葵を添えてありました。
手羽先3本は開いて塩で焼いていますが、脂の旨味が濃く、美味かったです。
トウモロコシの唐揚げはトウモロコシを4等分して、それを芯ごと縦に8等分したものを素揚げにして甘辛のタレを絡めています。
親指と人差し指で挟んで、前歯でこそぐように食べますが、トウモロコシの甘みと醤油のちょっと焦げたような味が美味いですが、やはり油で揚げている分 かなりオイリーです。
これは美味いですが焼いた方が好みですね。
満腹になり切り上げましたが、愚妻と愚娘は2杯目からは日本酒に切り替えてずーっと飲んでました。
私はこの日はライブと日産スタジアムへの往復で汗をかき過ぎたのか、ちょっと熱中症ぎみで身体が重く喉もカラカラで、トイレにも行かず緑茶ハイをガバガバ飲んでましたが、全然喉の渇きが潤わない感じでした。
会計は全部で24,000円ほどで、1人6,000円は何か以前よりちょっと高くなったような感じがしました。
ホールの店員さんも、バイトだとは思いますが店の規模の割に結構沢山いる感じで、これならスマホ注文にする必要も無いんじゃないのかなぁ。
百歩譲ってスマホ注文でも良いですが、せめて かみ(紙)のメニューで直接注文にも応じてくれれば良いのにねぇ。
味は以前と変わらず素材も良いし美味かったし、それにこの店は冬場のシャモロックの鶏スキが美味いんですが、もう残念ながら老夫婦だけでは来れないですね。
店を出てると、もう日付も変わる時間で流石に今日は(0時過ぎてもう今日も無いですが!)草臥れたので家に帰ろうと思っていましたが、愚娘夫婦にカラオケ行こうと言われて いつものカラオケスナックに引きずられるように立ち寄りましたが、かみ(神)も仏も無いですね。
もうこうなったら仕方ない、老骨に鞭打ってB’zライブの延長です!
この日は川崎の友人と溝の口で飲むことになり、愚妻と3人で17時に溝の口駅で待ち合わせです。
友人に何食べたいか聞くとその返事を待つことなく愚妻が即座に「焼き鳥!」とのことで誰も逆らえない・・・いやいや異論は無いので取り合えずたまい通りまで移動してきましたが、やはり最近の本田より決定力のある愚妻の「ここが良い!」との鶴の一声で半年振りくらいの訪問です。
この店は、年に3~4回くらいちょくちょく利用しています。
流石にまだ早いので空いてます。
カウンターでも奥のテーブルでもどちらでも好きな方へどうぞとゆうので、奥の掘り炬燵のテーブルに陣取りました。
友人と愚妻がビール、自分が緑茶割りで乾杯し、久し振りにメニューを物色します。
生肉の規制が厳しくなってこちらの店も超お薦めだった地鶏刺しの盛り合わせを止めてしまいました。
この店はお通しでも刺身を出すくらい魚も得りにしているのですが、地鶏刺し盛りがあればそれを頼むのでこちらで魚の刺身を頼んだことはありませんでしたが、仕方がないご時世なので刺身3点盛りスズキ、カンパチ、カレイでお願いしました。
出てきた刺し盛りは、お通しの分もまとめてサーモン、〆鯖、秋刀魚を加えて豪華6点盛りで出してくれました。
刺身はどれも質が良くかなり美味しい魚で、早速日本酒にチェンジです。
焼き鳥は、ハツ(塩)×4本、砂肝(塩)×4本、レバー(タレ)×2本、うずら玉子1本を頼みましたが、焼き串としてあるのはササミとツクネ、それにネギ等の野菜が数種類だけで、通常のモモやネギマも無く種類は少ないです。
しかしここの焼き鳥は肉質が良く、上品で旨味がありホントに美味いです。
僅かに薄塩の塩加減が絶品で、鶏の旨味が凄く良く解ります。
まあ、余りに上品過ぎて一般的な焼き鳥感が得られないので納得できないとの意見も理解できますが、それでも味はかなり良いと思います。
銀杏の素揚げは、この時期嬉しい新物で、風味豊かで酒が進みます。
厚揚げは、最近気の利いた店で良く見るようになった揚げたてで、表面のカリッとした食感と豆腐の甘みが美味いです。
タンタン麺サラダは、汁なし坦々麺が大量の野菜とサラダになっている創作系サラダで良く混ぜて食べますが、ボリュームもあって良いです。
カニクリームコロッケはベシャメルが滑らかで丁寧に作ってあるのが良く解り、これも居酒屋料理とは思えない上品な味です。
鶏皮パリパリ揚げは、本当に煎餅みたいにパリパリに揚げてあって、鶏皮の持つ脂分は逆に抜けていて皮の焦げた様な芳ばしい風味が美味いです。
この店は地酒の品ぞろえがかなりマニアックな感じですが、種類が豊富にそろっていてどれも特徴のある銘酒ぞろいです。
それに店員さんに好みや、料理に合わせてもらったり、相談すれば良い酒を薦めてくれます。
たぶん日本酒を頼むお客さんも多いのでしょうね、保存状態もコンディションも良い日本酒が飲める感じがします。
日本酒に関しては溝の口で一番の店では無いでしょうか。
うーん、これは好みの問題だと思いますが、あくまでも居酒屋としてですが、料理も酒も私の好みにぴったり合うお店なんでしょうね!
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シャモロック魂ふたたび! 2011年2月
今回は、以前来たときに食べられなかった地鶏刺しの盛り合わせと鶏スキを食べたいが為にきました。
相変わらずお通しは魚のお刺身ですが、本当に新鮮で質も良く、また切り方も繊細で美味いです。
下手な寿司屋の魚より全然美味いと思いますが、この店では軍鶏ロックを食べるためにあえて、魚は注文しないことにしました。
地鶏刺しは、モモ、ムネ、レバー、砂肝、ハツの盛り合わせでボリュームもあり、兎に角新鮮で美味いです。
特にレバーや砂肝等の内臓系は、ごま油と絶妙で、早くもポン酒がすすみます。
鶏スキは、スキ焼きとゆうよりはスキ鍋で、ちょっと甘い醤油系の出汁で煮て食べる物です。
すき焼の甘ったるくて味の濃い感じをイメージしてたので、日本酒と合うかどうかチョット心配でしたが、思ったよりも全然スッキリしてて甘さも控えめで、むしろ日本酒の甘さが消されて返って良い感じでした。
この鍋にもレバー等の内臓も入るんですが、これがこのチョットだけ甘い出汁に何とも良く合っていて絶品だと思います。
この店は来るたびに酒量が増えて、使用金額が上がる気がしますねぇ。
まあそれも美味い証拠なので、これは寒いうちにまた来る可能性が高いですねー!
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シャモロック魂! 2010年10月
吉牛から『たまい』の通りに入ってドンキーに抜ける途中です。
溝の口に35年住んでますが、この通りをすずらん通りと言うとは知りませんでした。
今では飲食店が立ち並んで、客引きも多く賑わいを見せていますが、もともとはボーリング場の裏通りで、10数年前まではそれこそ『たまい』くらいしか無い、うらぶれた通りだったので、仲間内では今でも、たまい通りでとおっています。
店は入り口も狭く、入ってすぐ右に折れており中の様子も見えないので、チョット初めてだと入りづらいですね。
店内は適度な明るさの照明と、木造り感を出したシックな落ち着いた感じで雰囲気は良いです。
入って即左に狭そうな座敷があり、右に行くとカウンター、その後ろに2席のテーブルが2卓、さらに奥に掘り炬燵のテーブルは3卓くらいあり、全部で30~40席くらいの中規模の居酒屋です。
料理は、青森シャモロックなる地鶏料理が中心です。
魚の刺身も数種類あり質はなかなか良かったですが、お通しに刺身が出るのであえて刺身を注文する必要は無いかもしれません。
それよりもこの店では鶏を食いましょう。
この日は鶏の刺し盛り(レバーや砂肝等の内臓を含む盛り合わせ)が無かったのは非常に残念でしたが、鍋や串焼き、網焼き、タタキ、刺し等色んな調理法で飽きさせません。
とにかく肉質の良さが際立っていて、美味しいです。
ただし、とり皮ポン酢、鶏刺し、タタキ等すべてが酢をたっぷり使っていて、チョット酸味が鼻につく感じはありました。
鶏刺しは出汁醤油みたいな方が合う感じですね。
それと〆で食べた、名古屋コーチンの卵かけご飯のご飯はもっと熱々の方が好きですね。
ホイップするように白身と黄身が混然一体となり泡がたったくらいかき混ぜた卵に、温かいご飯の熱で、かけた卵に微妙に火が通るくらいの感じが出したいんですが、ご飯があまりにぬるく、そこに卵をかけるともうぬるぬるで少し残念です。
卵かけご飯に付いている鶏スープは出汁が良く出ていて、口の中のコラーゲンの幕張感がたまらん感じで美味です。
鳥雑炊は、ゴマ油の風味はまあ良しとしても、ニンニクの味が強すぎでした。
この雑炊にニンニクは要らんでしょう。
それと、この店で特筆すべきは日本酒へのこだわりです。
とにかく揃えられた銘柄はさることながらクオリティが抜群で、私は冷で頂きましたが、ぬる燗を頼んだ愚妻には湯煎用のポットに入れてきて、酒の温度が解るよう温度計まで付いていました。
もう少し寒くなったら鶏スキ鍋と、今回た食べられなかった鶏刺し盛りを頂きにまた来ます。
6位
2回
2020/08訪問 2020/09/11
いつもの後輩の商社マン君が相談があるとゆうので、じゃあ飯でも食いながらとゆう事になり、何食いたいか聞くとイタリアンが良いとのこと。
それなら私の地元で一番美味い、こちらの店に久し振りに行ってみましょう。
東急田園都市線の二子新地駅の周りにはイタリアンレストランっぽい店が5,6軒と何故か沢山あって、それとは別に この店は駅からは大山街道で6,7分歩くのですが、この店の斜め前にもイタリアンが1軒あり、地元では最近イタリアンストリートと呼ばれています。
しかし、この界隈は昔からの住宅地で、そんなにイタリアン好きのお洒落な生活をしているような客層の街では無いんですが、なぜこんなにイタリアンが集中したのか不思議です。
実際、どの店も基本的に空いていて、今日伺ったこの店も一番美味いと思う割に予約などは必要としません。
一体何故こんなことになってしまったんでしょうねぇ。
この店は我が家の近所なので愚妻も呼んで3人で18時の開店とともに入店ですが勿論一番乗りです。
入ってすぐ左側の4席テーブルに陣取り、早速メニューを物色しますが、グランドメニューの他にその日のお勧めの記された黒板があって、それらを見ながら料理を決めていきます。
先ずはワインですが、ハウスワインのようにライトボディのものが赤白どちらも1本2,200円の低価格で出されているのは有難いですね。
早速、白ワインを1本注文し、本日のお勧めから黒ムツのカルパッチョ、タコのグリーンサラダ、トリッパのトマト煮込み、グランドメニューからパルマ産生ハムをお願いしました。
黒ムツのカルパッチョは、白身の薄造りを白磁器に並べ、塩やハーブ、オリーブオイルで味付けしたシンプルなものですが、白身の新鮮な旨味が凄く引き立っていて美味いです。
タコのグリーンサラダはボイルしたタコの足を削ぎ切りにして生野菜と和えてありますが、ドレッシングの酸味が心地よく、タコの旨味を引き立でます。
トリッパのトマト煮込みは、牛の胃袋の俗にハチの巣と言われる部位をトマトで柔らかくなるまで煮込んでありますが、このハチの巣が全く臭みがなく、多分何度も煮こぼして下処理に相当手間を掛けているのが解りますねぇ。
パルマ産生ハムは、カウンターに飾られているでっかい豚モモの原木からその場で削り出されたもので、ちょこっと添えられたイチジクの甘味と生ハムの塩味が絶妙です。
早々に白ワインを飲み干し、次は赤ワインをボトルでお願いしましたが、この赤ワインも凄いライトボディの飲みやすいもので、これなら魚料理にも合いそうです。
追加で鴨のロースト、4種のチーズとマッシュルームのピザ、蛤とズッキーニのパスタ ジェノベーゼソースを注文しました。
鴨のローストは胸肉のブロックを丁寧にローストして赤ワインのソースを掛けてあります。
火の通し方が絶妙で、これは赤ワインが進みますねぇ。
赤ワインのボトルをお替りします。
4種類のチーズとマッシュルームのピザは、パルミジャーノ、グリエール、スモーク、ゴルゴンゾーラの4種類のチーズベースで生地はクリスピーでもなく、分厚くも無くで食べ易く、トマトソースを使わないのでチーズの味を確り感じられます。
〆は蛤とズッキーニのパスタ ジェノベーゼソースでしたが、麺は手打ちのモチモチ食感のフィットチーネで、ジェノベーゼの風味が強く蛤の風味は感じられません。
蛤の風味や旨味を活かすなら、クリーム系のソースの方が良いかも知れませんね。
まあ、これはこれで充分美味かったですが!
3本目のワインも飲み切ってお開きにしましたが、この店は1品の量もそこそこあるので1人5,000円台なら安いですね。
素材が新鮮で、質の良さを活かした優しい味付けで相変わらず美味かったですが、シェフの愛想の悪さも変わらずです。
19時過ぎにはウェイトレスさんがやってくるので、初めての人は19時過ぎに行った方が良いかもしれません。
愛想のなさには慣れましたけど、注文の度に何だか怒られてるような気分になるのは辛いです。
お客さんは敵じゃないんですけどねぇ!
この日も18時半くらいに愚妻からメールで、「今日はもう疲れたから飯作りたくない!」と着信。
そうですか、じゃあ外に飯食いに行くのも面倒だろうと思いましたが一応聞いてみると「行く!」とゆうので、家から極近所のこちらで待ち合わせをしました。
19時15分くらいに着くと愚妻はもう中で待っていて、疲れて飯作りたくないとゆう割には相変わらず機敏な動きですねぇ。
他のお客さんはおらず貸し切り状態でした。
早速、ハウスワインの赤をボトルで頼み、お勧めの黒板からヒラマサのカルパッチョ、イサキと大アサリのアクアパッツァを、メニューからルッコラとトマトのサラダ、生ハム、ミラノ風カツレツを頼みました。
赤ワインで乾杯すると早々にヒラマサのカルパッチョが出されます。
良いですねぇ、こうゆう速くできるものを取り敢えず出してくれればこれでワインをチビチビやりながら待つことも苦にならないんですよ。
このヒラマサも見事に脂がのっていながら新鮮なので生臭さも微塵もなく、柑橘系のビネガーが見事にこのヒラマサの旨味を引き出していて、食べた瞬間に美味さに驚くほどです!
またこのハウスワインも赤ですがライトボディで、こうゆう生魚にも違和感なく飲みやすいです。
プロシュートはカウンターに飾られた足から削り出したものですが、確り熟成していてワインが進みます。
イサキと大アサリのアクアパッツァは、イサキの尾頭付きではなく切り身を表面をカリッとするよう油でソテーしてあって、蒸したアサリやオリーブ、野菜等にのせてあり、ちょっとアクアパッツァとゆう感じとは違いますが、私は寧ろこの方が魚の生臭さを感じさせないので好きですね。
それにこの皿の底に溜まったスープは素材のエキスとオリーブオイルの乳化した味わい深いもので、バケットをもらい染み込ませてすっかり頂きました。
この辺りで赤ワインのボトルも終わってしまったので次は白のハウスワインをデキャンタ(500ml)でおかわりです。
ミラノ風カツレツは豚肉を叩いて薄くした物を、衣を付けて少ない油で揚げ焼きにした物で、カリッとした衣の触感と肉の柔らかさ、そして香草やスパイスでの味付けが絶妙で美味いです。
〆に生うにとフルーツトマトのアーリオオーリオの生パスタを頂きました。
パスタは手打ちのようですが、中華の平打ち麺のようで弾力がありもちもちの触感も良いです。
アーリオオーリオなのに生うにの蕩けるさまがクリームパスタのようで、トマトも甘く味が濃くて凄く合っていますね、美味いです。
この店は兎に角素材が上質で、その素材を生かした繊細な味付けが絶妙で、文句なしに美味いです。
味だけなら間違いなく溝の口界隈で最高のイタリアンレストランだと思います。
しかも家からも近いしホントならもっと頻繁に通いたいところなのですが、どうもこのオーナーシェフが心を開いてくれないとゆうか取っ付きが悪いんです。
店側とお客とは馴れ合うことなく、ある種の緊張感をもって料理の味で語るとゆうのも解らなくはないのですが、麻布や青山の高級店ではなく折角こんなひなびた街の住宅地とゆうか、我が家の近所にあるんですから、ご近所付き合いの様な関係が築ければ毎月だって行くと想うんですけどねぇ!
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わらってもっとベイビー! 2015年 1月
この日は愚妻と帰りが同じ時間になり二子新地の駅で待ち合わせ、魚屋で刺身でも買って帰ろうと魚市を覗いて見ましたがほとんど刺身も売り切れで目に付く物も無かったので、仕方なしに飯でも食って帰ろうとゆうことになり久し振りに家の近所のこちらのイタリアンに行ってみました。
先客は一組だけでそれもご近所の見知った方でしたので、相変わらず空いていますね。
先ずはハウスワインの白をボトルでもらい、黒板のお勧めから兵庫産牡蠣の香草パン粉焼き、地蛤のクラムチャウダー、水牛のモッツァレラチーズと生ハムのピッザ、フランス産鴨のロースト干柿のジェリービネガー、そしてパスタは定番メニューから白身魚のぺペロンチーノを頼みました。
先ずはワインで乾杯ですが、このイタリア産の白ワインはスッキリとして癖がなくどんな料理にも合いそうで非常に飲み易い物でした。
牡蠣の香草パン粉焼きは、中粒の牡蠣が一人前3個で香草と牡蠣の風味の良い香りが物凄く立ち上り、一気に空腹に拍車が掛かるようです。
火の通し方が絶妙で、殻も上に掛けられたパン粉やチーズはカリッと確り火が通っているのですが、牡蠣は言い具合にミデアムな状態です。
牡蠣は生も勿論美味いですが、このくらい火を通すと味が濃縮されて更に旨味が増して・・・これは美味いです。
ピッザは、チーズと生ハムだけの至極単純なものですが、生ハムの塩味とモッツァレラチーズの旨味が見事にマッチして、確かにこれ以上は何も要りませんね。
水牛のモッツァレラには癖も無く、また生ハムも微妙に熱は入っていますがほぼ生の風味を生かしていて絶妙です。
クラムチャウダーは、蛤の身だけを取り出しサッと火を通しているだけで、スープと煮込んでいないようなのでスープが生クリームの風味を残していて蛤のエキスが溶けだしておらず、これは蛤の身を食べる為のスープですね。
個人的には生クリームで蛤の身を確り煮込んで蛤の風味を楽しむスープの方が好きですが、素材も良くかなり上質な感じのものでした。
鴨のローストが来たのでハウスの赤ワインをデキャンタでもらいました。
鴨のローストはこれも火の通し方が絶妙で、ほぼレアに見える赤身ですが生では無く確り火は通っています。
干柿のソースは自然の甘さでビネガーはほとんど感じない程の優しい味付けでかなり美味いですが、ほんの少し塩味、本当は醤油1滴でかなり締まった味になると思いますが、まあイタリアンですから醤油とゆう訳にはいかんのでしょうなぁ。
それでも充分美味しいもので、ライトボディの赤ワインにも良く合っていました。
パスタは、アマダイのぺペロンチーノのスパゲティーニかフェデリーニくらいのものでしたが、これも絶妙のアルデンテで塩味も強過ぎず美味かったです。
ただ、このアマダイは淡白過ぎてこのペペロンチーノには合わない感じで、普通にベーコンの方が美味しいと思います。
この店は相変わらずの美味さで、味の評価だけなら界隈のイタリアンばかりか都内の有名店にも引けを取らないと思いますので4.5を付けますが、我々が居る間も他の客は一切来ず相変わらず空いています。
これではシェフがホールまで一人でやるしかないんでしょうが、この料理人の無愛想な接客が客を寄せ付けない感じがしてしまうのは私だけではないと思います。
本来ならば別にホールのスタッフがいれば良いのでしょうが、まあ場所が悪いのもあるとは思いますが、この来客数では人を雇う訳にもいかず、負のスパイラルにはまっていまっているようで残念でなりません。
それにこのシェフも休みの日に近所の寿司屋に来ている時は、良い笑顔を見せてくれるんですけどねぇ!
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いたしかゆし! 2011年 2月
大山街道沿いで二子新地と高津のちょうど間くらいにあり、駅からも遠く人通りも少なく、この界隈の客層にもそぐわない感じでいつも比較的すいています。
カウンター5席位と2人掛けテーブル4つと6人位座れる大き目のテーブルひとつだけの小さい店内は、飾り気も無くスッキリとしていますが、ユッタリしていて落ち着いた感じでくつろげます。
料理はこれが以外といっては失礼かもしれませんが、種類こそ少ないものの素材が良く新鮮で、味付けも深みがあり何を食べても凄く美味しいのに驚かされます。
その日のお奨めみたいな物もあり、黒板に書いてあります。
ワインも種類こそ少ないですが、価格の割には美味しいものが置いてあります。
一応ホールに女性はいるようですが、すいているので調理もホールもシェフが全て一人でやっている時があります。
シェフは、その仕事ぶりからして真面目で良い人そうなんですが、もうちょっと愛想をだしたほうが良いですね、なんといっても客商売ですからね。
せっかく美味しいだけに流行って欲しいのですが、流行ったらたちまちこのクオリティーは維持できそうもありませんね!
7位
2回
2015/07訪問 2018/04/27
今年も新年明けての取引先への挨拶回りの途中で昼飯に立ち寄りました。
っとゆうのはちょっと嘘がありますね。
実際はこの店でカレーライスを食うために、態々昼の時間が渋谷になるように挨拶回りのスケジュールを調整しているのです。
この日も玉子入りムルギー大辛でしたが、いつものようにそそり立つライスのジャイアンツがヒマラヤの8000m級の連山を彷彿とさせ心が躍ります。
山裾からライスを少しづつスプーンで崩しながらカレーと混ぜて食べますが、相変わらずスパイスの感じが良く、味は濃くないのですが旨味も強く、僅かな焦げ味と酸味が混然となって、このカレーの独特で複雑な美味しさを演出しています。
確かに私がまだ10代の頃の味と比べると、以前はもっと雑味が強く、有無を言わせぬ迫力のようなものがありました。
今は雑味や焦げ味が弱くなり、その分迫力も無くなりはしましたが、それでも丁寧に作られバランスの良さや旨さを以前より感じるようになったのは、完成度が上がったとゆうか、円熟味が増したようで相変わらずの美味さです。
お節に飽きた舌には、このカレーの刺激が正月休みでだらけた精神に活を入れてくれるようで、社会復帰への第一歩を踏み出した高揚感を盛り上げてくれるようです。
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します!
この日は朝から30度に達するような猛暑日で、それなのに13時から渋谷の桜ヶ丘にあるメーカーで商談があるのです。
つまり昼飯を渋谷で食うことになるのですが、たぶん昼時には35度にも達しようかとゆう猛暑の中で食べたいのは、やはりカレーですね。
それもムルギーです、ムルギーしか考えられません。
しかし、この暑さの中を道玄坂を登ってカレー食ったりしたら、その後桜ヶ丘まで歩いて果たして仕事になるのだろうか、いやたどり着けるかどうかさえ疑わしいですね。
21世紀のこの世の中で、行き倒れなんて洒落にもなりませんからねぇ、などと考えているとふと良い考えが頭をよぎります。
待てよ、登るからしんどいけど、道玄坂上から降るならいけそうだな、それに渋谷行きのバス停なら会社の近くにあって、駅に行くより近いぞ!
とゆうことで会社を出ると、一歩外へ出た瞬間に目眩がしそうな暑さでこれは本当に命の危険さえ感じます。
上馬のバス停から渋谷行きのバスに乗り、道玄坂上のバス停で降り、この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せずゆっくり歩いて降りながら如何にかムルギーまで辿り着けました。
久し振りでしたが、この店はもう何十年も前から時の流れを止めたかのように雰囲気が変わりませんねぇ、久し振りとゆう感じが全くしません。
昼時でしたがこの暑さでこの坂道を登ってカレー食いに来る物好きもそうそう居ないのでしょうね、店は空いていて、店内や天井を見回し冷房の風が一番当たりそうな席に着きます。
当然、玉子入りムルギー(1,050円)の辛口(+50円)ですが、折角なので大盛りでお願いしましょう。
ここの大盛はライスだけじゃなくカレーも大盛になるので+400円で合計1,500円です。
心地よい冷房の風が汗を引かせはじめる頃、8,000m級の連山を思わせるジャイアンツ(巨峰群)の白い嶺が恭しく登場です。
山裾のカレーの海も以前と変わらず黒褐色の威容を放ち、スプーンで白い山の嶺を崩しながら掻きまわして、久し振りの一口を頂きます。
シャバシャバでありながら鶏肉や野菜、果物等あらゆる具材を全て溶かし込んだような複雑な味わいが口中に広がり、スパイスの鮮烈さ、旨味、酸味、辛さ、雑味、苦味が渾然一体となってカオスを感じます。
最近は一年に1回くらいの頻度になっていますが、来る度に何だか味のバランスが良くなって来て完成度が高まっているような感じがします。
確かに昔のややもすれば焦げ臭いほどのスパイスをローストした芳ばしさは僅かに感じる程度になりを潜め、その分ベースの旨味を強く感じられます。
だからと言って昔と味が変わってしまった訳ではなく、肝心な部分は確り守られているのも昔から通う者としては嬉しいですね!
なるべく味わいながらゆっくり食べようとするのですが、なかなかスプーンを持つ手が止まりませんねぇ。
いつものように、あっとゆう間に完食でした。
確かに雑味や苦味もあるし好き嫌いはあるかもしれませんし、カレーライスが大盛りとはいえ一杯1,500円は如何なものかとも思ったりもしますが、それでもこの炎天下の中、ある意味命懸けで食べにいくだけのものが私には感じられるのです。
食べ終えて外に出ると、相変わらず目眩がしそうな程の直射日光の暑さの中に、一陣の爽やかな風が頬をなでる様な感じがするのが堪りませんねぇ!
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三つ子の魂! 2013年1月
いつの頃からか昼しか営業しなくなり行ける機会が激減してしまい寂しい思いをしていました。
偶々今回は新年の挨拶回りが昼近くの時間に渋谷の取引先だったので、こんな機会を逃したら次はいつ行けるか解らないので、午後の予定をちょっと遅らせてもらって今回ほぼ2年ぶりくらいの訪問です。
兎に角、ここのカレーライスの味が大好きで、近所にあれば週一食べたいくらいなんですが、結構駅からも遠く道玄坂もキツイし、愚妻はカレー嫌いなので日曜は却下されるし、せめて夜やっててくれればとは思いますが、それでも今のスタッフにはこの味を守ってくれただけで感謝ですから無理は言えませんね!
いつものように玉子入りムルギーを大辛+100円でいただきましたが、今回ここのカレーの特徴である焦げ味にも近い芳ばしさが弱冠薄くなっているように感じました。
ベースの味は旨味を増して、結果として味のバランスも良くなり以前より少し美味しくなったような感じがしましたが、個人的にはあの焦げ臭さとゆうか芳ばしさがこのカレーの特徴で、そう思うと些か寂しく感じたりもしてしまいます。
でも、味は間違いなくムルギーの味で、私にとっては未だにこのカレーを越えるカレーは存在しないのは変わりません。
また機会を作ってお邪魔します、次はいつになることやら!
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すりこみ! 2011年2月
学生の頃からですのでもうかれこれ30年以上の付き合いになります。
ビルマ料理とのことですが、メニューはムルギータマゴ入りとサティ、ガドガドくらいしかなく、やはりどう転んでもカレー屋です。
ここのカレーは好みの分かれるところとは思いますが、スパイスの加減が良く、鮮烈な酸味と辛味、チャツネの甘さ、そして特にローストの香ばしさに特徴があり、またそれらのバランスが絶妙です。
自分としては若い頃、田舎から出てきたばかりのときに、生まれて初めて食べた本格カレーだったこともあり、それ以来ここのカレーの味がカレーの理想になっていて、どこのカレーを食べても、いまだにここのカレーの味と比較をしてしまいます。なかなか超えられませんネ!
8位
1回
2011/03訪問 2011/03/08
この店は前からちょっと気になっていたんだけど、いつも拝見させてもらっている『tdkit04』さんの口コミですごく美味そうだったんで、いつか行ってみようと思いつつ、なかなか機会がなくてやっと訪問できました。
高津駅改札を出て右手すぐにあるコンビニの裏を、今は無き高津ホテル方向に40mくらいです。
駅からは近いですが、住宅地の中に普通の民家のような佇まいで、ひっそりと目立つ看板もなく、知らない人は先ず気付かないでしょうし、探しながらいっても通り過ぎてしまいそうです。
普通のお宅に訪問する様な玄関を開けると、まさに普通の玄関で靴を脱いであがります。
知らない人のお宅にお邪魔したような感じで、思わず『ごめんくださーい!』って言ってしまいそうです。
店内は、カウンター10席とテーブルがひとつだけのこじんまりした空間ですが、新しくてすごくスッキリとしていて綺麗で落ち着いた雰囲気で、すごくくつろげる感じです。
メニューの品数はそれほど多くはありませんが、おばんざいと称するお惣菜が日替わりで何品かあるようです。
この日は肉じゃがに蓮根と山クラゲのきんぴら、それと野菜焼きでした。
肉じゃがは、小ぶりの新じゃがを皮付きのまま甘めの味付けで煮てあってすごい美味しかった。
野菜焼きは、トマト、京唐辛子、椎茸、空豆の鞘ごとをただ焼いただけなんですが、素材がすごく良くて、それに自家製の辛子味噌をつけて食べるんですが、この味噌もすごく丁寧に作っている様子が想像できる味です。
マグロも本マグロでかなり上質の中トロだし、とにかくどれを頼んでも質が良くて、日本酒と良く合うのでじっくり飲みたくなる内容です。
小腹がすいていたので、おにぎりでももらおうとしたらライスビザを薦められ、これは醤油で味付けしたご飯で生地を作り、フライパンでかなりこんがり焼きあげたうえにチーズやガーリックでピザ風のトッピングをして焼いたもので、おこげの香ばしさとチーズが絶妙で、にんにくの風味がよく利いていて美味しかった。
なんとご飯2杯分あるとのことで、ちょっと驚きましたが、これなら一人で3枚くらい食えそうです。
初めてだったからなのか、和風ピクルスとか何品かサービスで出してくれて、商売っ気の無さもなんだかホントに鈴木さん家にお呼ばれに来てるみたいで良い感じでした。
しいて言えば、メニューが少ないのは仕方ないとしても、どれも日本酒に良く合う料理ばかりで大変良いので、新潟あたりの地酒を少しおいてくれると超嬉しいですね。
それと、女将さん一人でやられているようで、調理場にいってしまうと酒の追加も頼みづらい感じで、ほんとはいけないんだけどこれ以上流行らないで欲しいとつくづく思ってしまうお店でした。ごめんなさい!
9位
1回
2012/08訪問 2012/08/30
この日はメーカーの担当者と一緒に車で得意先を回った帰りに、飯でも食おうとゆうことになり、希望を聞くとイタリアンが良いとゆうのでこちらの店に案内しました。
先ずはシェリーで乾杯し、生ハム、サラミ、豚肉のゼリー寄せ、野菜のマリネ、自家製ベーコンとチーズのピザ等を頼み、イタリア産の白ワインをボトルでお願いしました。
生ハムはかなり大きなブロックから包丁でその場で切り出してくれます。
紛う事なきプロシュートで、ちょっと強めの塩味と香燻、旨みがこのスッキリとしたワインによく合います。
ゼリー寄せは、コンソメをゼラチンで固めていますが、中に確り煮込まれて柔らかくなった豚肉やレバー、耳の軟骨等が入っていて、味の面白さと食感の楽しさを同時に楽しめて美味いです。
野菜のマリネは、玉ねぎ、パプリカ、カリフラワー等色とりどりの野菜が確り酢漬けにされていて、これはマリネと云うよりもピクルスと言ったほうが当てはまるもので、酢の強さや野菜からの微妙な甘味を引き出す塩加減が絶妙です。
ピザは、一緒に行った奴がチーズを多めにしてくれるように頼むと快く応じてくれました。
料理の種類はそれ程多くはありませんが、相変わらず凄く手作り感の感じられる美味しいものでしたが、以前いた料理担当の若い女性の従業員はいなくて、代わりか知りませんが若いお兄さんがカウンターの中にいました。
その為か料理はすべて女主人の仕事になっていて、以前のようにピアノを弾いてくれる暇は無さそうだったのはちょっと残念でした。
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もしもピアノが弾けたなら! 2011年10月
二子新地駅から大山街道へ出て、二子橋方向にちょっとだけ坂を登った右手にあります。
外観は白壁でその真中にローマ数字で一文字だけ『 Ⅷ 』と表示されていて何の店かも解らないし、ってゆうか店かどうかも解らない感じです。
右端に水色で縁取られた小さなフロストガラスのドアがあり、店内を覗うことも出来ないのでちょっと怪しげな感じで、初めて入るにイササカ勇気が要ります。
店内はワンフロアな造りで、敢えて飾り気も無くスッキリとしたデザインで、奥に厨房を囲う幅の広いカウンターが9席くらい、部屋の真ん中に6席くらいの大きなテーブルが一つ、入口からすぐ右に二人掛けの小さなテーブルが一個だけのこじんまりした店ですが、右手の壁にスタンドピアノが2台でーんと鎮座している姿が威風を放っています。
例によって6時開店とともに愚妻と奥のカウンターに滑り込みましたが、なんと既に先客がひとりいました。
どうやら開店前に、女主人がピアノを教えていて、その生徒さん(っと言っても30代くらいの女性)がそのままお客さんになっているようです。
この女主人と若い女性の二人でやられているようで、料理はこの若い女性の担当の様で一見美味いもん出せんのかちょっと不安になりました。ごめんなさい!
先ずはメニューを見ると、アンティパスト、ピザ、パスタとイタリアンらしい料理で、この店は迷わずワインを飲む店だと解ります。
先の女主人に教えてもらいスッキリした癖の少ないイタリア産白ワイン(1本3,500円)を選択します。
メニューの初めに前菜系の料理が10種類ぐらい載っていて、割安で盛り合わせにしてくれるようで、パルマ産生ハム、マッシュルームの白ワイン煮、鴨の胸肉の赤ワイン漬けのロースト、オリーブをチョイスして盛り合わせにしてもらいました。
待つこと暫しでワンプレートに盛りあわされた前菜が出てきましたが、料理がどれも手作り感があって、ワインにも良く合ってなかなか美味しいです。
他に、ブロッコリーとカリフラワーのソティーはアンチョビソースの風味と塩味が良いアクセントで美味いです。
タコのエスカルゴ風オーブン焼きは、オリーブオイルの香りとバジルとガーリックが良く利いていて、この美味さを余さず食せるようにバケットを薄く切ったものが添えられていて良いです。
ピザは種類があって迷っていたら半分ずつトッピングも出来るとのことで、「ゴルゴンゾーラ&木の実」とトマトソースの「自家製ベーコン&ルッコラ」にしてもらいましたが、注文してから生地を伸ばしてトッピングして焼いてくれます。
生地は凄く薄い焼きあがりで見事なパリパリの食感です。
ゴルゴンゾーラの風味と木の実の香ばしさが良い感じです。
もう半分の方は、自家製ベーコンのスモークの香りが際立っていて、それにフレッシュなルッコラの苦みが良いアクセントになっていて美味しいです。
もうお腹もいっぱいでしたが、パスタも食ってみたかったのでトマト系のシンプルなスパゲティーを頼んでみましたが、スパゲティーとゆうにはちょっと細めの麺でしたが、アルデンテ感はシッカリあって食感は良かったです。
ただ、トマトのソースが如何しても酸味が強いのでちょっとさっぱりしすぎた感じで、もう少し深みとゆうかコクみたいなものが欲しい感じでした。
料理は全体的に野菜等の素材にもこだわっているようだし、丁寧で手作り感もあり、決して高級感がある訳ではありませんが、気軽にワイン飲んでその肴としてならなかなかに美味しいし、充分楽しめます。
しかしこの店の特筆すべき点は、なんといってもこの店の女主人の引くピアノで、このピアノを楽しみながら飲むワインは、たとえ安ワインでも非日常感覚に酔わされること必至で、ピアノの音色を肴に2本目のワインも完飲してしまいました。
腕に覚えがある方なら、弾かせてもらうことも可能なようで、自分の様な田舎育ちの爺では指をくわえて飲んだくれているしかないのが残念ではありますね。
ピアノ好きな方や腕に自信のある方は是非行ってみてください!
10位
1回
2011/11訪問 2011/11/19
結構好きな店なんですが、気が付けば随分と御無沙汰をしてしまい一年以上振りの訪問になってしまいました。
久しぶりでしたが相変わらずスッキリとして清潔感のある綺麗な店で、年数を重ねてもくたびれた様な小汚い雰囲気は一切ありません。
今回はオヤジ二人で真中の3角のカウンターのように使っている大テーブルに陣取り、鴨焼き、銀杏揚げ、鶏わさ、季節の野菜天麩羅盛り合わせ、牛スジ煮込みとともに八海山を頂きました。
相変わらずここの料理は素材の質も良いうえに丁寧で美味しく、また盛り付けも綺麗で良いです。
鴨焼きは焼くとちじんで硬くなるものも多いですが、ここのは焼いても鴨肉が柔らかいうえに、下に添えられた葱焼きが鴨の油を含んで受け止めていて美味くてお勧めです。
鶏わさは、鶏の胸に表面だけ火を通し小口切りにして本ワサビを出汁醤油に溶いたものにまぶして、白髪ネギを添えていますが、丁寧に作られ鶏肉も新鮮で美味いです。
銀杏ももちろん新物で、目にも鮮やかな緑色ですが、薄塩に仕上げられているのでテーブルに6種類用意されている塩のうち、藻塩あたりをちょっとつけるとより美味しい感じで酒も進みます。
そして〆に板蕎麦を頂きますが、渋皮を含んだ粗切りと更科系の2種類あります。
どちらも美味いですが渋皮を含んだ方がより蕎麦の味を強く感じられて好きです。
また山葵をその場で鮫皮で卸して、付け汁に溶かずに蕎麦に少量づつ直接つけながら食べると山葵の風味で更に蕎麦が引き立ちます。
なんか久しぶりだったんですが、前よりちょっと美味しく感じたのは気のせいでしょうか!
それに価格も以前は2人で12,000円~14,000円くらいでしたが、今回は8,000円台でちょっと安くなったような感じもしました。
これならもっと頻度上げて通っても良いなぁ!
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蕎麦屋で日本酒! 2010年2月
武蔵溝ノ口駅をマルイの反対側に出て、通りを渡ったとこのモスの2階です。
店内は明るくて清潔感もあり綺麗ですが、席数はさほど多く無く、テーブル席や変わった形のカウンター席みたいのもありますが、座敷は狭いし板の間でくつろでません。
せめて掘り炬燵にしてくれればありがたいですね。
昼はやっていない様ですが、夜はかなり遅くAM3:00位までやっています。
酒飲んだ後でも帰りがけにちょっと蕎麦食って帰ることも出来ますが、自分としては蕎麦屋で日本酒が好きなので、いつも早めの時間に1件目から行っちゃいます。
天ぷらはチョット油っぽい感じもありますが、板わさ、鳥さし、出汁巻き、鴨ロース焼き等蕎麦屋ならではの肴や、ちょっと創作系のようなもの等色々ありますが、どれも上質で品出しも早く良いです。
酒も一般的に有名な銘柄ばかりですが、辛口目のものをそろえており、嬉しい限り。
テーブルに各地の塩を6種類ほど用意してあり、塩へのこだわりを見せていますが、まあこだわりを見せたいのでしょう。そんなにあると試すだけでも大変です。
肝心の蕎麦は、板そばで、更科のような殻の無いものと、ちょっと色の濃い殻の入った物があります。
付け汁は鰹出しのかなり強く利いた甘めの味で蕎麦にごく少量付けて美味しい感じです。
蕎麦自体はちょっと変わった食感で、つなぎの素材のせいか、量のせいかちょっと判断しかねます。
それをどう判断するかは、私のような味音痴では解りかねますが、かなり特徴的な感じです。
うーん。多分美味しいとゆうことだと思います。
こうして1年を振り返ってみると、どんなに食通ぶったところで高級店と呼ばれる店にはまったく行っていないことを改めて思い知らされますが、所詮はB級であっても身の丈にあったランキングになっていると思います。
また、こうしてランキングを作成してみると、評価の基本となる料理の味やCPもさることながら、その店で働く人たちとの心の交流、マニュアルによる接客ではないおもてなしの心を感じさせてくれた店や、個人的な思い出や思い入れのある店を中心に選んでいることに改めて気付かされます。
今回1位に選ばさせて頂いた「大月」とゆう店は地元の寿司屋ですが実はもう閉店してしまっており、本来ならば選ぶべきではないのかもしれませんが、その店の味や食材の確かさは元より、継続していれば間違いなく1位を付けた店でもあり、この店に関する様様な思いを何らかの形で残したいと考え、敢えて入れさせていただきました。
今年は、長引く不況や震災の影響が飲食業界を直撃し、この「大月」をはじめとして地元の馴染みの店が複数姿を消して寂しい思いをしました。
被災して家族や家を無くされた方々のことを考えれば、呑気に飲み食いして美味いも不味いも無いだろうとゆう空気も解らんではありませんが、自粛ばかりで日本全土が被災状態になってしまったのも事実です。
また原発事故の影響による電力不足も追い打ちをかける結果になり暗い一年ではありましたが、来年は復興、再生にむけて明るい年となるよう、頑張って飯食いにいきましょう!