佐久間北大さんのマイ★ベストレストラン 2014

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佐久間北大の外食生活日誌

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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

ゆっくりとしたペースですがいつの間に投稿も600店を越え、振り返って考えるに自分はつくづく真っ当なレビュアーでは無いなぁと思います。
そもそも美味しいものは好きですが、高級店に通えるほどの甲斐性も無いし、一人で飲食店に入るのは未だに抵抗があり、ホントは良い食材を買ってきて自分で家で美味いもん作って食うのが一番好きです。
それでも付き合いや愚妻の腹心次第で毎日家で飯を食える訳ではないので外食の機会もままありますが、それさえも基本的には見知った相手と馴染みの美味しい店に通いたいので、新規開拓はあくまでも通いたい店候補を探すのが第一目標で、このレビューを書くことを目的としてそもそも外食もしないし、行ったこともない店に態々行ったりもしません。
したがって、日々の外食生活の記録として綴っているだけなので写真も撮りません。
そんなレビューにお付き合いして頂いている読者の皆様には改めて感謝の意を表するとともに、今年もまた一年を無事に過ごせたことの記録として纏めてみました。

マイ★ベストレストラン

1位

トラットリア コルポ デラ ストレーガ (新橋、内幸町、銀座 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/07訪問 2014/07/31

複雑な感じの味!

 この日はいつもお世話になっている地元溝の口のレビュアー高津酒臓さんのお誘いで、4名でイタリアンを食いに現地集合です。
最寄りの駅は新橋ですが、銀座グランドホテルの隣の雑居ビルの地下で、8丁目とはいっても一応銀座なのでちょっとビビるところではありますが、この店は高津酒臓さんの贔屓なので安心です。
ビルの入口が小さく、ちょっと入りずらい雰囲気ですが、階段を降りて回り込むとすぐ目の前に入口があります。
店内はかなりこじんまりとしていて、狭いホールにテーブルを目一杯詰めて何とか14席で満席の小さい店です。
 壁にはイタリアの地図をデフォルメしたようなポスターの他は余りイタリアンを感じさせることも無く、特別お洒落な感じも無いですが、返って肩肘張る緊張感も無くくつろげる感じです。
強いて言えばもう少し席が広いと良いのですが、自分の様な人間が大きい者には些か窮屈な感じは否めません。

 先ずはサービスのスパークリングワインがグラスで提供され乾杯です。
 その後は高津酒蔵さんが選んでくれたイタリアトスカーナの白ワインから始めます。
 アミューズには、蓮華みたいな磁器のスプーンにウニのクリームチーズが盛りつけられ、結構な量のキャビアがのっていて、スプーンそのまま食べるようになっています。
ウニとホワイトソースとチーズの風味が一体となっていてキャビアの味は塩ぱかったり生臭かったりすること無く、バランス良く美味しいく頂きました。
 パンは自家製の天然酵母で発酵させたもので、プレーンタイプとドライイチジクの入った物がありました。
 夏野菜の前菜は、茹でたオクラにバーニャカウダソース、茄子をペースト状に煮て種の粒々感をキャビアに見立てたもの、ウリの様なズッキーニにパプリカの赤い綺麗なソース、ラディッシュにオリーブオイルとバジルのソースを添えたものの盛り合わせで、この野菜たちは見た目も色鮮やかで新鮮で質の良さを感じさせます。
 カルパッチョは、ブロック状にカットされた鮪の赤身と、白身の薄切り、それにアワビを蒸して薄切りにしたものに肝ソースがかかっていて、このアワビは絶品でした。
 この辺りで早くも2本目は、軽めの赤ワインにチェンジです。
 パスタは、フィットチーネのポモドーロですかね、結構ソースが濃厚で赤ワインに合います。
 プロシュートやソフトサラミ、ソーセージの盛り合わせも、品質の良さを感じさせる美味しいものです。
 最後のワインは高津酒蔵さんが持ってきてくれたカリフォルニア、ナパの赤ワインで、フルボディの重みを癖なく感じさせてくれました。
 オマール海老とマトウ鯛に、オマール海老の味噌を使ったソースを敢えて上からぶっかけた一品は、オマール海老の甘みやプリプリ感に白身魚の旨味と、そして何よりこのソースが最高ですね。
 牛フィレとフォアグラのソテーも、もうこれは鉄板の組み合わせで、ソースの芳ばしい感じも良く合っていて美味しかった。
 デザートにティラミスとアイスコーヒーを頂き一通りです。

 ここの料理は全てに素材の良さと、それから特に感じたのが素材とソースとの相性の良さです。
決して素材の味を邪魔することなく、確りとした味を印象づけるよう計算されたソースで、強引な鼻に着く感じがまるでなく自然に美味しい感じが良いですね。
 ホールの女性スタッフも細やかな気の使いようで、心地よいホスピタリティを感じます。
 今回は、ワインも料理も高津酒蔵さんにお任せでしたが、1品づつの量は少ないですがこれだけの種類でこの価格は、常連の氏のお陰で、実際はもう少しかかるかもしれませんがそれを見越しても満足の内容だと思います。
 すっかりご満悦で必然的にもう一軒行きましょうってことになるのですが、このまま銀座の巷に消える甲斐性のある筈も無く、電車に乗って地元溝の口まで移動したうえでの2軒目は嬉しい様な、悲しい様な、この日のワインよりも複雑な味の酒ですね!

 当日、お付き合い頂きました方々には心より感謝申し上げます。

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2位

天松 おもて (高津、二子新地 / 天ぷら)

3回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥3,000~¥3,999

2024/01訪問 2024/02/02

90歳近い天ぷら職人はまだまだ元気です!

 この日は、仕事を手伝ってもらっている友人と打ち合わせがてら夕飯でも食おうと、こちらの天ぷら屋に訪れました。
高津駅から歩いて15分ほどですが、この日は寒風が身に沁みるほど寒く、駅前に止まっていたバスに思わず飛び乗ってしまいました。
バス停3つ乗ってちょっと戻るくらいなので、駅から5分くらいで到着です。
この店は、天松とゆう都内の老舗天ぷら屋で 定年まで勤めあげた職人さんが 自宅を改造してご夫婦で営まれている店で、住宅街の真ん中の細い路地に面した普通の民家で完全に隠れ家の様な店なので、地元でも知る人ぞ知る名店です。
 玄関を開けて靴を脱ぎ、リビングに上がるとそこはもう天ぷら空間で、奥には揚場を望むカウンター4席とテーブルが3卓くらいです。

 手前のテーブル席に案内され、早速にメニューを見ます。
天ぷらコース梅3,400円竹4,300円の2種類で、でお願いしました。
 先ずは前菜3種盛りが出され、瓶ビール(中)を1本もらい乾杯です。
 天婦羅が来る前に急ぎ打ち合わせを済ませようとしますが、ちょっと話が長引いて最初の海老2尾と獅子唐玉葱が出てきていまいました。
うーん、こうなるともう打ち合わせどころじゃありませんねぇ、天ぷらは出されたら直ぐ食べるってのが鉄則ですからね。
取り敢えず八海山を冷やでもらい、天ぷらに合わせます。
 海老は 車海老ではありませんが甘みが強くて、天ぷらには良いサイズの天使の海老ってヤツのようです。
ニューカレドニア産のパラダイスプロンという品種で、車海老よりは食感も甘みも劣りますが、それてもまあ美味い海老です。
 玉葱は放射状に8等分に切ってその一つに爪楊枝を刺して揚げてあります。
玉葱が熱で柔らかくなって、凄く甘味が引き出されていて美味いです。

 2皿目が蒲鉾イカ茄子です。
 蒲鉾は表面がツルツルでコロモのノリも悪いし、弾力が強過ぎてあまり天種には向いていない感じです。
 イカは身の厚い、多分 赤イカですかね、厚さの割には身が柔らかく食べ易いです。

 3皿目がメゴチ小柱の磯辺巻きブロッコリー丸十
 メゴチはかなり小振りですねぇ、美味いですがもうちょっと大きい方が良いですね。
 小柱の磯辺巻きは小柱をまとめて海苔で円柱に巻いてコロモを付けて天ぷらにしています。
うーん、この海苔に巻いて天ぷらにするとゆうのは、どうしても海苔の風味が強くなるので雲丹のような崩れやすい上に風味が強い素材なら良いですが、小柱はかき揚げにした方が美味いかな。
 ブロッコリーは最近 天ぷらとしてよく見かけますが、茎の部分と花の部分で火の通り方が全く異なるので、茎が柔らかくなるまで火を通すと花が草臥れた感じになり ちょっと天種には向いていないと思います。
例えば、太い茎の芯の部分だけ輪切りにして揚げるとかすれば 美味いと思いますね。
 丸十は薩摩芋のことで、明治以前に薩摩の藩主だった島津家の紋所から 天ぷらではそう呼ばれています。
薩摩芋自体、もともと甘みが強いのですが、カレー塩を付けると更に甘みが増して美味いのですが、以前は有ったカレー塩は置かなくなってしまった様で、仕方なしに塩で頂きました。
 箸休めで南瓜と椎茸の煮物が出されました。

 4皿目は穴子で、小振りですが1本揚げにして半分にカットして出されます。
小振りの分、身のホクホク感は少ないですが、カリッと香ばしい感じが良いですねぇ。

 〆は芝海老の掻き揚げですが、その前に追加で蓮根をお願いしました。
どうも蓮根食わないと天ぷら食った気になれないんですよねぇ。
これはちょっと薄目の輪切りで、

 芝海老の掻き揚げは、ご飯と味噌汁、漬物と一緒に出されます。
天丼や天茶でも出来るようですが、私は濃いタレを潜らせたり茶漬けにするより、揚げ立てのサクッとした食感を楽しみたいので別に出してもらい、余った天汁をご飯にぶっ掛け その上にかき揚げをのせて食べるのが好きなのです。

 最後にデザートで柚子シャーペットが出され終了です。

 以前と比べるとこのコースでも1,000円くらいは値上がりしていますが、それにしてもこの品数ですから超満腹になるし、内容からしてCPはまだまだ高いですねぇ。
それに素材の質は高級とゆう訳では無いですが、この価格で年季の入った職人の揚げ立ての天ぷらを食べられるのは有難いことです。
店主は多分もう90歳近いと思いますが、矍鑠(かくしゃく)としていて まだまだ元気そうです。
 2時間ほど掛けて八海山を6合ほど頂いて、最後は口をサッパリさせたくて緑茶ハイまで飲んで1人7,600円くらいでした。
帰りはアルコールの所為で余り寒さを感じなかったので歩いて帰りましたが、途中でカラオケスナックの吸い込まれてしまい、駅まで随分時間が掛かってしまいました。
やっぱりバスは速いですねぇ!
 休日で家でゴロゴロしていると、愚妻が「昼飯どうする?」と聞いてきました。
うーん、何か作るのも面倒だし、散歩がてら何か食いに出るかと言うと、じゃあ「ポップコーンが良い!」とのこと。
ポップコーンとゆうのは乾燥したトウモロコシの粒を油と一緒に高温高圧で破裂させたものではなく、地元ではちょっと有名な洋食屋の名称です。
とはいえ高津駅から府中街道で小杉方面、第三京浜のガードの手前くらいにあり、歩いて有に30分は掛かります。
炎天下の中を歩いて店に着くと、13時ちょっと前でしたが何と満席とのこと。
店内を覗くと結構広いホールで思ったより大箱のようですが、それでも満席って凄いですね。
 うーん、こうなると急遽どっか次の候補を探さないといけませんねが、なんせ駅からも遠く飲食店も少ないので選択肢もそれ程在りません。
この近くだと天ぷら屋がありましたねぇ、早速電話してみると空いているとのことで、ここから5分程歩いて行ってみました。

 普通の民家の玄関を開け、普通の玄関で靴を脱いで来客用のスリッパをはき、リビングに上がるとそこが天ぷら屋空間です。
先客が3組6名いましたが、カウンター前のテーブルが開いていたのでそこに陣取りました。
この店は天松で長年天ぷら職人をしていたご主人が引退後に自宅を改装して奥様と二人で始めたのですが、コアな地元民に愛されもう10年以上続いています。
夜には10回ほどお邪魔してますが、昼に来たのは初めてでした。

 早速、瓶ビールをもらい喉の渇きを潤したのち、天ぷら定食B 2,500円を2つお願いしました。
先ず、もずくと素麺の酢の物が出されましたが、素麺を仄かな酸味で食べるのも意外と悪くないですね。
 この後は4回に分けて揚げたての天ぷらが出されます。
最初は、海老2本、葱、獅子唐です。
海老は車海老では無いようですが、才巻サイズで天ぷらとして食べて一番美味しい大きさです。
葱は太めの白葱を5㎝くらいに切って、楊枝を刺して揚げたものですが、火を通した葱の甘さが良いです。
 次は穴子、蒲鉾、ブロッコリーでした。
穴子は小振りの更に半分で、身のフワフワ感も少なく、穴子とゆうだけのものですが、でもこの価格ですから文句はありませんね。
 更に小海老の海苔巻き、イカ、茗荷です。
茗荷の天ぷらは美味いですねぇ、適度に水分を抜くことで特有の癖のある味が強調されて良い味です。
イカは分厚いモンゴイカですが柔らかくて美味いです。
 最後は薩摩芋、茄子、芝海老のかき揚げで、ご飯と味噌汁、漬物がだされます。
通常天ぷらは魚介系は塩、野菜系は天汁で、梅塩だの抹茶塩だのは使わないのですが、薩摩芋はカレー塩が素材の甘味と相まって絶妙ですね。
そして最後にかき揚げをご飯にのっけて使い残った大根おろしの入った天汁をぶっ掛けて頂きます。
天丼よりもサッパリと、天茶よりも確りとした感じで頂けるので、私はこれが好きです。
 デザートのオレンジまできっちり頂いで完食です。

 いやぁまた昼から腹一杯食ってしまいました。
確かにこちらの天ぷらは素材こそ高級ではありませんが、しかしこれだけの種類の天ぷらが出て量も充分だし、流石に長年名店で仕事をしてきただけあって揚げ方は確かです。
価格も安いしとゆうか、価格が安すぎるくらいの価格で、場所が駅からも遠くなかなか来る機会も無いのですが、今日は洋食屋に入れなくて返って良かったですね。
さて、歩くのも辛いほど満腹ですが、また炎天下の中30分掛けて歩いて帰りましょう。
涼しくなったらまた散歩がてら来たいですね!
 この日は地元と沿線のレビュアーさんと自分の3人で、こちらで天麩羅を食べに伺いました。
高津駅に17時45分に待ち合わせ、食前の運動がてら徒歩で向かいましたが18時の予約にはピッタリですね。
 相変らずの住宅地の真ん中に、普通の住宅の佇まいのこちらの店の玄関を開け、普通のお宅の玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替えると、普通のリビングにテーブルを並べた店内に入ります。
こちらのお店は老ご夫婦二人でやられているので、ホントに余所のお宅に御呼ばれに来たような雰囲気があります。
 揚場のあるいちばん奥には小さなカウンターもあり、ホントは天麩羅ですからカウンターといきたいところですが、今日は3人なので窓際の一番手前のテーブルに陣取りました。
優しいレビュアーさんが、最初 奥側に座ったこの巨漢を気褄って狭そうだからと席を変わってくれて、お陰でゆったり頂けました。

 先ずはお二人が生ビール、自分がレモンサワーで乾杯し、料理は梅竹松の3コースの真ん中の竹3,500円にしました。
以前来たときより300円ほど値上げしていましたが、消費税増税もあり致し方ないところでしょう。
 先ずは前菜3品(煮落花生、サザエのトビ子和え、棒茗荷)が直ぐに出されて、速攻酒の肴になるのが良いです。
 天麩羅は魚系1品と野菜系を組み合わせて3品づつ、小さなお皿で揚げたてをその都度出してくれます。
最初はお約束の巻き海老2本と獅子唐、長葱から始まり、魚貝はキス、メゴチ、モンゴイカ、小柱を紫蘇と海苔で包んだもの。
野菜はブロッコリー、茄子、蓮根、薩摩芋等、変わったところでは蒲鉾なんかもありました。

 それにしてもここの天麩羅は胡麻油の香り立ちが良く、非常に食欲をそそります。
素材自体は確かに最高級とゆう訳ではありませんが、素材ごとにそれに合わせて変える火の通し加減が絶妙で、年季の入った職人技を感じさせます。
 早速、自分は八海山を常温でもらい、その後は澤の鶴の冷酒を3人で美味い天麩羅をツマミにそこそこ確り頂きました。
途中、箸休めの煮物も出て、最後の掻き揚げの前に、追加で穴子を1本揚げてもらい3等分に切り分けて出してもらいました。
 薩摩芋を食べる際、前回教えて頂いたカレー塩が今回無くなっていたのはちょっと残念でした。
 〆の掻き揚げは芝海老で、お二人が天丼で、自分は天茶にしてもらいました。
天茶は、芝海老の甘さとプリッとした食感を楽しみながら、出汁と山葵がサッパリと天麩羅の油をリセットしてくれるので良いですね。
 そして最後にデザートのメロンが出て終了でしたが、これだけの内容で酒も確り飲んで一人6,000円を切る驚愕のコストパフォーマンスです。

 今回は久し振りの訪問でしたが、相変らずの美味しい天麩羅を満足するほど堪能できました。
この驚愕のCPは、ご主人が都内の天麩羅店を退職後、自宅を改造し奥様と二人でやられるとゆう、儲けも、家賃も、人件費も掛からないとゆう、いわば道楽でやられているのがその秘密のようです。
こちらのご主人は矍鑠として非常にお若く感じますが、今年で80歳とゆう高齢とのことでこれも驚きでしたが、この素敵な道楽が末永く続かんことを願うばかりです。
 帰りは、腹ごなしに二ヶ領用水沿いを3人で肩を並べて美味しかった天麩羅の話しなどしながらゆっくりと歩きつつ、このまま帰れる筈も無く夜の巷へと溶けて行くのでした!

 高津酒臓さん、WEST SIDEさん、大変有難うございました。翌日は喉の調子は大丈夫でしたか!

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俺も天麩羅!                                                 2013年 4月

 東急田園都市線高津駅から府中街道を小杉方面にちょうど1㎞くらい行き、更にちょっと住宅地に入ったところです。
近所まで行けば看板代わりののぼりが出ています。
 この店の噂は5年ほど前、地元の飲み屋のママから、この辺りに美味い天麩羅屋があると聞いたことがあったんですが、まさかこんな駅から遠く離れた住宅地の真ん中にそんな店があるとは信じられず、何かの勘違いだろうと思い気にも留めていませんでしたが、つい最近地元の事情通レビュアーの『高津酒臓』さんがアップしたレビューでこの店が現実にある事を知り、居ても発っても堪らずにで愚妻とともに出掛けて見ました。
 府中街道から更に細い路地を入って行くと、一見普通の民家としか見えない住宅の前にメニュー台が出ていて、ここがそうだと解りましたが、それでも回覧板も持ってないのに知らない人んちの玄関を開ける勇気を振り絞るのが大変な感じです。
思い切って普通のお宅のドアを開けると、これがまた普通のお宅の玄関で、思わず「ごめんくださーい!」って言ってしまいます。
靴を脱いでお部屋に上ると、小奇麗なリビングにテーブルが幾つか並べてあって、奥にはなんとカウンターまであって、とっつきの悪そうな威厳を漂わせた年季の入った大将が待ち受けています。
どうやら先客は1人も居ないようで、奥さんと思しきお婆さんに、「お好きなところへどうぞ。」と言われ、その雰囲気に最初はビビッて一番手前の池のある庭の見える席に座ろうと思い椅子を引いてから、まてよっ折角天麩羅屋に来たのにカウンターに座らないでどうするつもりだっと考え、奥まで堂々とのり込み大将の目の前に座りました。

 すぐにメニューを渡され、先ずはビール中瓶を1本頼み乾杯し、初めてだったので一番安い2,500円のコースをお願いしました。
 すると直ぐに小皿に盛り付けられた前菜3種盛り(練りウニ、煮穴子、棒茗荷)が出されます。
練りウニは食感を出すため鶏軟骨を細かく微塵切りにして混ぜています。
煮穴子は、香りのよい木の芽が添えてあり、また棒茗荷は甘酢で漬けて食欲をそそる前菜に相応しいものです。
 そうこうしてると巻き海老が2本揚げられ、目の前に置かれます。
さっそく塩を付けていただきますが、塩は普通の塩のみのものと、唐辛子、胡椒、カレー粉の混ざったもの等が用意されていましたが、胡椒入りを使ってみました。
海老はプリッと、衣の頃合も良く、油は胡麻の香りが仄かに香るスッキリとしてあまりしくこくない、食べ易い感じの天麩羅で美味いです。
 こうなるともう日本酒にチェンジで、愚妻が菊正宗の熱燗、自分が八海山を冷やでもらいます。
 途中で旬のホタルイカのボイルが箸休め的に出されたのを挟んで、天麩羅は長葱、しし唐、キス、ブロッコリー、鞘いんげん、イカ、ふきのとう、芝海老の紫蘇挟み揚げ、茄子、蓮根、ズッキーニ、薩摩芋等食べるペースを観ながらどんどん揚げてくれます。
 長葱やブロッコリーは初めてでしたが、長葱は玉葱より甘く感じて葱の風味が凄く美味しく気に入りました。
 ブロッコリーは揚げ具合が絶妙で歯応えが最高の気持ち良い状態で出されます。
 薩摩芋はその甘さを引き立てるカレー塩を薦められ試してみましたが確かに美味いです。
最近の天麩羅屋さんはカレー塩を置いている店も多く、天麩羅とカレーって如何なんだと思っていましたが確かにこの丸十だけは合う気がしましたね。
大将もこの為だけにカレー塩を置いてるような口振りでした。
 かなり量も多く、この間八海山を3合頂き既に満腹になってきてましたが、最後の海老の掻き揚げをミニ天丼してもらいつつ、大好物の蓮根をお替りし、今日のコースに含まれなかった穴子を追加し、もう思い残すことなく完食でしたが、さすがにかなり満腹で食いすぎた感は否めませんでした。

 最後にデザートでイチゴが出され、これで一通りとなりましたが、このコースで2,500円はちょっと考えられない安さです。
聞けば昔は都内で何店舗はやっていたが、今は引退して道楽がてら自宅を改造してやっているので赤字にならなければ良いとのこと。
いやーしかし、確かに素材自体は高級品とは言いませんが、熟練した職人の技術は充分に堪能でき、しかもこの価格はちょっと驚愕でした。
愚妻も余程美味かったのか、これだけのコースを最後の天丼まで全て1人で食いきったのも珍しく、ちょっと驚愕でした。
 帰りは家まで腹ごなしに歩いて帰りましたが、ゆっくり歩いて20分くらいでしたので結して通えない距離じゃないですね。
ただし食いすぎで歩行困難になるので、次回はお替りと追加は止めておこう!

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3位

麗郷 渋谷店 (渋谷、神泉 / 台湾料理、スイーツ)

10回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999

2025/08訪問 2025/08/24

5人寄れば文殊の春巻き!

 この日は渋谷のレンタルオフィスを借りて 仕事仲間4人で打ち合わせでしたが、17時に終了し さて渋谷ですからねぇ、久し振りにこちらで台湾料理でも食うとしましょう。
丁度、健食の下請けメーカーの担当君とも話しがあったので声を掛けると、即参加とゆうことで現地集合で5人での会食となりました。
 店は開店したばかりでしたが1階席は結構うまっていて、店員さんから2階へ行くよう指示されます。
2階でも良いんですが、トイレが地下なので結構大変なんですよねぇ。
まあ、空いてないんじゃ仕方ないですね、階段を2階に上がり結構奥の方の丸テーブルに案内されました。

 椅子に座る前に瓶ビール3本と腸詰2人前、焼きビーフン2人前、シジミ(ニンニク炒め)2人前を、メニューも見ずに注文です。
 早速ビールで乾杯してスタートです。
 腸詰は確りした複雑な旨味と八角の甘味等が濃厚で、いつ食べてもこれは外れなく美味いです。
細切りの葱や、刻んだパクチーを添えて、テーブルのポットに入った辛味噌を付けて食べるともうこの店に来た目的の半分は済んだような気になりますね。
私的には、間違いなく世界一美味い中華の腸詰です!
 焼きビーフンは直ぐに出されましたが、これはシジミが来るまでお預けです。
 シジミはニンニク醤油炒めで、今日のシジミは まあ普通サイズですね。
このシジミも日によって凄く小さい時も、大きい時もありますが、やっぱり大きい方が食べ応えもあり美味いですが、飽くまで その日の仕入れ次第で運ですね。
結構ニンニクが効いていて、シジミの殻を手で摘まんで口で身だけを取り出しどんどん頂きますが、シジミの旨味で手が止まりませんねぇ、当に無限シジミって感じで凄く美味いです。
このシジミ炒めの皿の底に、ニンニクや醤油、それに炒めた際にシジミから滲み出たエキスがスープ状になって溜まっているので、これを先に来た焼きビーフンにぶっ掛けて、良くかき混ぜて頂きます。
この焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、テーブルの辛味噌を付けながら食うとゆう方法もあり、それはそれで美味いのですが、このシジミのエキスたっぷりの出汁を掛けると、ビーフン自体がそれを吸い込み見事な味付けになります。
これでこその焼きビーフンなので、この2品はいつもセットで頼みます。

 ビールの後は紹興酒ですね、5年物をボトルでもらいロックで頂きます。
料理は追加で空心菜炒め2人前、春巻き1皿をお願いしました。
 この日の空心菜炒めは、シャキシャキの食感が残っていて良い歯応えで、いつもの様に油のコクが深く旨味が濃くて美味いです。
ただこれも日によってちょっと炒め過ぎで くたっとしてしまっていたり日によってマチマチです。
これはかなりの強火で短時間でサッと炒めるので、10秒早くても火が通らないし、10秒遅ければ炒め過ぎだし、なかなかビシッと決めるのは難しそうですね。
しかもこの油のコクや、そもそもこの火力は家庭では絶対に出来ないので、店でしか食べられない味ですね。
 春巻きは結構1本が大きいのですが、それが初めから1皿5本なので、少人数では頼めません。
今日の様に5人いれば理想的ですね。
この香ばしく揚がった皮が凄くパリパリで、この食感は何物にも代え難いですねぇ。
餡も豚肉や筍、椎茸、葱等の細切りを中華出汁の片栗粉で粘性を出したものに絡めた普通の物ですが、出汁が美味いので凄く美味く感じますね。

 更に紹興酒のボトルのお替りと、酢豚モヤシ炒め腸詰2人前お替りをお願いしました。
 酢豚は、ちょっと大き目の小口切りした豚モモ肉にコロモを付けて揚げて、それに油通しした玉葱、ビーマン、人参、椎茸等と炒めて、甘酢の中華餡に絡めたものです。
豚肉の揚げたのが食べ応えがあり、コロモに甘酢の餡が吸い込む感じが良いですねぇ、
酸味も優しく、出汁の旨味が濃くて美味いです。
 モヤシ炒めはモヤシとニラ、豚肉、木耳等を強火でサッと炒めたもので、油のコクと旨味、それにちょっと太いモヤシの生感を残すぐらいのシャキシャキの歯応えが絶妙です。

 〆に肉ちまき2つと大根餅1皿をお願いしました。
 肉ちまきは豚の角煮や椎茸を、旨味たっぷりの中華出汁で炊き上げたモチ米の中に入れ、笹皮で包んで蒸したもので、ここでは皮を取って飴色のモチ米のおにぎりみたいなのが皿にのせて出されます。
モチモチの食感と旨味を含んだ旨味、それに豚角煮の甘味や干し椎茸の出汁などが混然として深い旨味を形成しています。
 大根餅は表面をカリッと炙ってあって、中はモチモチの食感と干し海老の風味が良いですねぇ。
今まで色んな店で大根餅を食べる機会がありましたが、ここのを超えるものには出会ったことが有りません。

 全部食べ切って、酒も無くなったので河岸を変えようと会計しましたが、一人5,000円をほんの少し超えるくらいで、この美味い料理をこれだけ食って、酒も飲んでですから、やっぱり人数が揃うと中華飲みは効率良いですねぇ。
帰る頃には2階の満席で、トイレに行ったら地下にもお客さんを入れていました。
こんなに店員の接客が悪い店なのに、しかも10人以上じゃないと予約も受け付けないし、週末の夜でもないのに この人気風振りは流石ですねぇ!
 この日は休日でしたが、久し振りにこの店の台湾料理を食いに、愚妻や愚娘夫婦と一緒にやってきました。
この店は10人以下では予約も取れないので、開店の12時になる10分前に並ぼうと思いやってきましたが、既に店は開いていて もうお客さんが入っていました。
急ぎ入店して人数を4名と告げると、左手奥目の小さな丸テーブルに案内されましたが、うーん いつも通りの笑顔の無いゾンザイな感じがこの店に来たんだなぁと自覚させられます。
 
 テーブルに着くといつも通りメニューも見ずに 瓶ビール2本と腸詰2人前焼きビーフンシジミのニンニク炒めを発注します。
 シジミのニンニク炒めは、ちょっと小振りで味付けはいつもよりちょっと濃い目な感じでしたが、手掴みで殻を持って1粒づつチマチマ食べますが、ニンニクと醤油 それに濃厚なシジミの出汁が相まって美味いですねぇ、当に無限シジミって感じです。
ビールの後はやはり紹興酒ですね、一番安い5年物をボトルで頼み、ロックで頂きます。
 腸詰は小皿に2皿で出されましたが、いつもは2皿分を1皿で纏めて出されるんですけど、その時々の気分で変わるのもこの店らしいです。
これは相変わらず八角や中華系の香辛料が効いていて美味いですねぇ。
テーブルの辛子味噌と白髪葱、刻んだパクチー等をちょっと添えて頂きますが、これは紹興酒が進みますねぇ。
 焼きビーフンは極細麺と野菜の微塵切り、それに干し海老と中華出汁を含ませるように炒めていて、特別な味付けはしていないのですが、淡白ながらも干し海老の風味と中華出汁の旨味だけで充分美味いです。
ただシジミのニンニク炒めの皿に残った濃厚なシジミ出汁のスープを少し掛けると、淡白な味が一気に立ち上がる様な味と旨味で一層美味しく感じますねぇ。

 紹興酒のボトルのお替りを頼みつつ、追加で豆苗炒め春巻き五目焼きそばを頼みました。
 豆苗炒めは、良く見るスプラウトじゃあなくて、茎が5mmくらいの太さまで育っているのを高温でサッと炒めていて、ザクっとした歯応えと ちょっと茎のほっこりとした甘みの様な味を感じて、これが良い塩梅の塩味と油のコクが強くて凄い美味いですねぇ。
この豆苗を出してくれるところが少なくて、この店でもスプラウトを出すことも有るので いつもこれが食べられる訳では無いのですが、今日はラッキーでしたね。
 春巻きは1本が結構大きくて、皮がカリカリに揚がっていて 餡もアッサリした味付けながら旨味が濃くて豚肉や竹の子を細切りにしたモノが美味くて大好きなんですが、なんせ1皿が5本と謎に量が多いので2人だと食べ切れずなかなか頼めないんですよね。
この日は4人いたので頼めましたが、当然私が2本頂きました。
 五目焼きそばはこの店では頼んだことが無かったのですが、愚妻と愚娘が大好きなので初めて食べてみました。
餡の具材は、豚肉や豚のレバー、金華ハム、海老、白菜、竹の子、木耳、袋茸等で、ちょっと餡が濃い味でしたが、この焼きそばは凄い極太の麺なので、ちょっと濃い味くらいで丁度良い感じに絡んでますね。
普段はあまり台湾っぽくないので頼みませんでしたが、今後は定番になりそうですねぇ。

 更に紹興酒のボトルを追加して、モヤシ炒め大根餅を注文です。
 モヤシ炒めはたっぷりのモヤシと豚肉、ニラ、木耳等が入っていましたが、モヤシのシャキシャキの食感が凄く良くて、やはり油のコクと出汁の旨味で美味いですねぇ。
これも普段あまり頼まない料理ですが、これならお替りしたいくらいです。
 大根餅は大根おろしを片栗粉で練って胡麻油で表面がカリッとするように揚げ焼きしていて、干し海老の風味が良いですねぇ。
旨味もあって美味いんですが、この店の美味しさの基本は中華出汁にあるようですね。
どのように出汁を取っているのかは分かりませんが、この旨味が全ての料理の味のベースになっているようですね。
 〆に海老炒飯をお願いしましたが、パラパラとシットリの中間くらいの炒飯は凄く旨味があって、その炒飯の上に5尾のバナメイエビの剥き身をボイルして 綺麗な赤いタイルのように張り付いた見栄えが良いですねぇ。
これは勿論美味いんですが、結構バエるので頼む人が多いです!
 
 店員さん達も相変わらず仕事したくなさそうな感じでしたが、店は相変わらず流行っていて12時過ぎから満席になり、その後はずーっと行列が途切れる事は有りませんでした。
 2時間ほどで紹興酒のボトルを3本飲み切って、全て食べ切って会計は全部でほぼ20,000円でしたが、何と今回愚娘夫婦のご馳走になりました。
いやぁ、長生きはするもんです。
まさかこの間の病院の検査結果が悪くて、医師から家族に余命告知でもされているんじゃないだろうなぁ、などと穿った見方をしてしまいそうです。
 さて腹ごなしにカラオケボックスで少しカロリーを消費していくとしましょう、私は元気です!
 もう10年以上前から たま~に一緒に飯を食う 同じ歳のレビュワーさんに、私の贔屓にしているこちらの店で飯食おうと久し振りに呼び出されたんですが、なんでも体調不良とのことで前日急にキャンセルされてしまいました。
それでも彼が声掛けて集めた他の方々も来るとゆうので、美味い飯も食えるし参加しました。
 12時集合でしたが、10分ほど早めに行くと直ぐに皆さん4名集まりました。
1階奥の4席 丸テーブルに案内されました。

 早速、瓶ビール(中)2本と腸詰2人前をお願いし、取り合えず乾杯でスタートです。
 腸詰は直ぐにやってきましたが、これは相変わらずの美味さです。
ただいつも腸詰に付ける辛子味噌が今日のはいつもと比べやけにゆるいですねぇ。

 ビールの後はやっぱり紹興酒ですね、ボトルでもらいロックでお願いし、序でに焼きビーフンシジミのニンニク炒めを注文しました。
 焼きビーフンは1分くらいでやってきましたが、シジミの出汁をぶっ掛けて食べたいので暫しお預けです。
 10分ほど待って漸くやって来た今日のシジミのニンニク炒めは驚くほど大きなシジミで、これは凄いですねぇ。
これほどの大粒のシジミに当たったのはこの店では10年振りくらいですかねぇ。
やはりシジミは大きい方が味も濃くて美味いし、食べ易いのも良いですね。
 このシジミの皿の底に溜まった出汁をスプーンですくって焼きビーフンに掛けて食べるんですが、この店の焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、干し海老の風味や旨味は有るのでそのまま食べても充分美味いのですが、この淡白なビーフンにはやはり、この醤油ベースの濃厚なシジミ出汁が絡むと数倍美味くなりますね。

 いやあこのシジミは見事でしたね、これはもう一皿お替りをもらいましょう。
それと追加で豆苗炒めが無かったので空心菜炒め、それに大根餅をお願いしました。
 空心菜炒めはちょっと炒め過ぎでしたね、シャキシャキ感がなくなるほどでちょっと残念でした。
 大根餅は干し海老の風味が良く、ちょっとモチっとした食感も良いし、表面を揚げ焼きにしてシャリっとした感じに仕上げているのもその食感と香ばしさで美味いです。
これには辛子味噌をちょっと付けてやると、これがまた一段美味くなりますねぇ。

 紹興酒のボトルのお替りと春巻き、それと初めて骨付き豚肉の唐揚げを頼んでみました。
 ここの春巻きは皮がパリッパリで凄く食感が良くて好きなんですよねぇ。
中の餡も豚肉や竹の子、ニラ、椎茸等を硬めの餡にして、ちょっとオイスターソースの様な味付けも美味くて良いのですが、やはり何といってもこのパリッパリの皮の揚がり具合が最高なのです。
1皿5本と多いので、人数が揃わないと食べられないので、今日はチャンスでした。
勿論、余った1本は私が頂きましたけどね!
 骨付き豚肉の唐揚げは、この店に通ってもう47年になりますが初めて注文してみました。
一口大に切り分けた豚肉にコロモを付けてカリッと揚げてあります。
肉には薄い骨が付いていて、これはアバラの様なのでバラ肉ですね。
確り揚がっていてコロモもちょっとスパイシーな感じで美味いですねぇ、これなら次回もまた頼んでも良いですね!

 〆はやはりちょっと炭水化物を入れたいので粽と海老炒飯を注文しました。
 は餅米に味付けして笹の葉に包んで蒸したもので、笹の葉を取り除いてごろっと皿にのせて出されます。
飴色に色付いた粽は、餅米のもちもちの食感が良いですねぇ。
ちょっと甘しょっぱい様な味が確り付いていて、干し海老の風味や干し椎茸の旨味が良い感じです。
真ん中に豚バラの角煮が入っていて、ああそうか この煮汁が米の1粒づつに確り浸みている感じで美味い訳ですね。
 海老炒飯は旨味の効いたパラパラの炒飯の表面にちょっと大き目なバナメイ海老でしょうか、むきエビがタイル張りの様に入っていて 見た目のインパクトも有りますが、それ以上に確りちゃんと美味い海老炒飯です。

 全部食い切って会計しましたが1人4,500円ちょいで、内容的には安いですね。
やはり中華は4人集まると、皆でシェアして色々食えるし、結構お得感も出るので良いですね。
この日は、この店が初めての方もいらっしゃいましたが、気に入っていただけた様で良かったです。
なんせ決して店員さんの愛想やサービスが良い店じゃ無いですし、料理のロット振れも有りますから 気にする人はちょっと抵抗あるかも知れませんからねぇ。
 five君読んでるか~、早く治せよ!
 仕事仲間である友人と打ち合わせを兼ねて台湾料理でも食おうとゆう事になり、愚妻にも声を掛けると「行きたい!」と言うので、18時丁度に現地で落ち合うことになりました。
 当日5分前に店に行くと、まだ誰も来ていなかったので、先に入って始めておきましょう。
店員さんに「3人だけど10分以内には揃うと思う!」と言うと直ぐに入って左手のレジ横の4席丸テーブルに案内されました。

 座る前に瓶ビール(中)1本と腸詰1人前をお願いし、荷物を置いて席に着くと直ぐに瓶ビールとコップ3つが出されます。
コップに注いで、飲み干すと同時に早くも腸詰が出されます。
相変わらずの速さですねぇ。
早速、取り皿に辛子味噌を出しますが、今日の辛子味噌はいつもより粘性が無く緩い感じです。
料理も含めて、多少のロット振れは寧ろこの店らしさでの表れですね!
 5分程で愚妻が、更に5分程で友人も到着したので乾杯して、改めて瓶ビール1本と腸詰2人前、シジミ、焼きビーフンを注文です。
 今日のシジミのニンニク醤油炒めは、シジミは中粒でいつも通りですが、シジミの皿の底にたまったエキス分が少なく、いつも通り美味いのですが結構 味が濃いめで煮詰まったような感じです。
いつも、このエキス分を焼きビーフンにぶっ掛けて頂くのですが、今日はエキスが少ないので満遍なくは掛けられませんでしたが、それでも美味いのです!
 こうなるともう、紹興酒のボトルと氷を頼みロックで頂き、豆苗炒め大根餅も追加です。
 豆苗炒めは、いつもスプラウトタイプのものを使っているのですが、今回はもっと成長して茎も太くなったヤツで、ああっこれはいつものより美味いです。
こちらの豆苗の方が食感も良いし、青菜の美味さが有りますねぇ。
今後はいつもこれだと良いのですが、それは次回頼んでみないと分かりません!
 
 更に紹興酒のボトルをお替りと、鶏肉とカシューナッツ炒めカリフラワーとマッシュルームの旨煮を追加です。
 鶏肉とカシューナッツ炒めは鶏肉と竹の子煮をダイス状に小さく切って カシューナッツと炒めたモノで、全体的に茶色とゆうか黄土色っぽく、料理としての見た目の美しさは無いです。
確り甘めで旨味が強い中華味で、味は美味いですけどね!
 カリフラワーとマッシュルームの旨煮は初めて食べましたが、小口切りしたカリフラワーと半分に切ったマッシュルームの水煮を中華餡でサッと煮たモノで、うーん これは中華餡の旨味が素材に馴染んでおらず、あまり美味くないですね。
味が馴染むほど煮たらカリフラワーは柔らかくなりすぎるし、マッシュルームも水煮じゃ味が浸みないし、この素材を選んだ理由もちょっと良く分からない感じでした。
 更にモヤシ炒め海老炒飯をお願いしました。
 モヤシ炒めはいつもより炒め過ぎかシャキシャキの食感がちょっとしんなりし始めていました。
それに、ちょっといつもよりモヤシが細い感じもして、その辺りも食感に影響してるのかなぁ。
これはいつもより美味しくなかったね。
 海老炒飯は、相変わらず大きな むきエビがゴロゴロと沢山入っていて、炒飯の表面にタイルの様に張り付いて、見た目もインパクトがあって良いです。
炒飯自体も、米粒に玉子が1粒づつ回っていて、中華特有のコクと旨味が濃くて美味いです。
 もう自分も友人も満腹でしたが、愚妻が麺食いたいと言い出し、どうせ一人じゃ食べ切れないくせに五目そばを注文です。
考えてみればこの店との付き合いも、ももうかれこれ45年以上になりますが、普通に中華そば頼んだ記憶が有りません。
五目そばは俗に言う広東麺で、醤油味のラーメンの上に 肉や野菜等 色んな具材を餡かけにして掛けてあります。
スープは凄く旨味とコクが強く本当に美味いスープですが、麺がちょっと変わっていて、例えるなら富士宮焼きそば用の太くて深蒸しの茶褐色の麺のようで 伸縮性も無くぼそぼそな感じで、うーん これは私の感覚には合わないですねぇ。

 紹興酒も飲み切り、2時間半ほどでお開きにしましたが1人6,500円ちょいでした。
この店とはもう長い付き合いですが、ちょっとづづ今まで頼んだことの無いようなのを頼んでみてますが、やっぱりいつも頼むモノを越えるようなモノにはなかなか出会えませんねぇ。
やっぱりこの店は、腸詰、シジミ、焼きビーフン、大根餅、豆苗または空心菜炒め、偶に春巻き、海老炒飯、粽辺りで紹興酒のロックで決まりですねぇ。
それでも、この店はメニューの種類自体は凄く多いので、食べたことのないモノをちょいちょい頼みながら、これからも幾久しく付き合い続けて行くんでしょうねぇ!
 この日は、一区切り着いた仕事の関係者で慰労会をやろうと、取引先や下請けメーカーの担当者等、総勢5名で宴会です。
 17時丁度に店の前に集合でしたが、5分ほど前に行くともう皆な集まっていて、開店待ちの行列の一番前に並んでいました。
こいつら一体何時から並んでるんだと思いながら行列に加わりましたが、もう行列は20mくらいになっています。
開店と同時に1階の一番奥の丸テーブルに陣取りましたが、店員からはそこには座るなとかそこに荷物を置くなとか、相変わらずのぞんざいな対応振りに ああっこの店に来たんだなぁとゆう気にさせられます。

 早速、瓶ビール3本と呑めない1人がウーロン茶、それに腸詰3人前、シジミ2皿、焼きビーフン2皿とここまではいつもの様にメニューも見ずに注文です。
 ビールは直ぐに出されますが、グラスはバン、バンと音を立てるように乱暴に置いていきます。
知らないと何か怒ってるんじゃないかと思うかも知れませんが、こうゆう店員の所作も含めて台湾の現地感を感じられたりするんです。
まあ、誉められたことではありませんけどね!
 腸詰はいつ頼んでも鉄板の美味さで、品出しも速いので、この店では先ずは必ずこれを頼むのが良いです。
 シジミは醤油ニンニク炒めで、今日のシジミは粒が小さく身も痩せていてハズレですね。
凄く大きな粒ぞろいのシジミの時もありますが、毎回シジミの入荷毎に素材の質に差が有るので、運次第です。
 焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、このまま食べても美味いですが、シジミの皿の底に溜まった汁をちょっと掛けて頂くと、醤油の塩味とニンニク、それにシジミの出汁の旨味が濃くて凄く美味くなります。
 紹興酒をボトルでもらいロックで頂きま、追加で大根餅2皿、春巻き、青菜炒め、モヤシ炒めを頼みます。
 春巻きは1皿5本入りなのでこの日は一人1本づつで丁度良かったです。
凄いパリパリの揚げ上がりで美味いんですが、人数が少ないと頼めない1品です。
 青菜炒めは小松菜で、茎のシャキシャキ感と油のコクが美味くて、簡単な料理ですが火力も含めて家では決して出せない味ですねぇ!
 モヤシ炒めは緑豆ですがかなり太くて確りしたモヤシで、強い火力で短時間で仕上げるのでモヤシのパリパリな食感が凄く良いです。
それに以前の記憶より、キクラゲとか他の素材も沢山入っていて、これが処方変更によるものなのかロット振れの範疇なのかは分かりませんが、今日のはいつものより美味く感じました!
 更に紹興酒をガンガンお替りしながら、豆苗炒め、ニンニクの苗炒めをお願いします。
 豆苗炒めは、スーパーなどで売っている細いスプラウトとゆうより、もっと確りした苗でそれなりに太さのある緑色に育ったもので確り炒めてあって、これはこれで美味いです。
 ニンニクの苗炒めはスーパーなどで売っているニンニクの芽って奴で、ほんのりニンニクの風味が良いです。

 結局、2時間半ほどで飲み手4人で紹興酒を5本飲み切り、〆ましたが一人5,000円ほどといつも通りでしたがやはり半分は酒代ですね。
この店の料理は、シジミの様にその素材の入手状況で品質が変わったり、料理の内容も僅かに変わりながら長い歳月をかけて少しづつ変貌していたりしますが、それでもその基本となる味自体はいつも変わることなく継承され続けていて、いつ来ても満足させてくれます。
そうでなきゃ伊達に45年間も通い続けないです。
思えば長い付き合いになったモノです。
 さあ、このまま表のカラオケボックスに直行です。
2次会での利用で、この界隈の飲食店での1次会のレシートを見せれば、部屋代が半額になるサービスをやってますからね!
 今日は得意先の担当君とその上司君と3人で、一区切り付いた仕事の打ち上げでこちらの店を訪れました。
この上司がコロナ前までは年に数回は台湾に出張していて、この店は初めての様でしたが 久々の台湾料理が食えると喜んでやってきました。
 約束の17時丁度に店の前に行くと既に開店待ちの行列が出来ていて、その中に得意先の2人の姿を見付け合流した直後に開店し、どっと店内に雪崩れ込みます。
店員さんに、左奥の小さな丸テーブルに着くよう指先一つで指示され、相変わらずの接客振りに思わず笑いがこみ上げます。
気が付けば、アッとゆう間に満席で、相変わらずの人気の高さが伺えます。

 もういちいちメニューを見ることも無く、瓶ビール2本と腸詰2人前、シジミ焼きビーフンと流れるように注文です。
乾杯して腸詰と焼きビーフンがテーブルに並んだところで、もうビールは飲みほして紹興酒をボトルで頼み、3人供ロックで頂きます。
 ここの腸詰は相変わらずの美味さで、年に何度か必ず食べたくなるので緊急事態宣言明けで漸く来れて良かったです。
 焼きビーフンは味付けが薄目で、いつも一緒に頼むシジミのニンニク炒めの出汁を掛けて頂くのですが、今回は暫く待ってもシジミが出てこなくて、確認するとオーダーは入っているのに忘れていたらしく、だからと言って急ぐ訳でも無くもう焼きビーフンを3分の2ほど食った頃になって漸く出てきました。
それでも店員さんからは一言の詫びの言葉もありません。
シジミもいつものと比べると、今日のは小さいうえに身入りも余り良くない感じでしたが、まあ頼むたびにこのシジミのクオリティはかなり異なりますが天然物ゆえに仕方のないところでしょうか。
 紹興酒のボトルをお替りし、追加で大根餅青菜炒め春巻きを注文です。
 大根餅はモチっとしていますが表面がちょっとカリッとするよう油で焼いてあり、食感が良いです。
干しエビの風味も良くて、美味いですねぇ。
 青菜炒めは今日のは小松菜で、シャキシャキの食感が残る炒め具合も良く、コクと旨味が強くて美味いです。
 春巻きは以前は1皿4本だったと思いますが、今回はちょっと細目になって5本になってました。
しかし何でこんなにいつもいつも来るたびに変わっちゃうんでしょうかねぇ。
でも料理のアバウトさや接客のいい加減さを差し引いてもこの店の台湾料理は美味いので、もはや腹も立ちませんねぇ。

 結局、紹興酒のボトルを3本飲み切ってお開きにしましたが、得意先の台湾通の上司君も感動モンの美味さで凄く気に入ってくれました。
かなりアバウトな接客に関しても、台湾ならやはりこんなものですよって納得されていましたのでヤレヤレです。
しかし、3時間以上粘ってしまいましたが、店内の階段に空席待ちのお客さんが20時くらいまで並んでいました。
コロナ過依頼、飲食店の客離れが懸念されていますが、この店は接客も含めて もうスッカリ元通りで安心しました!
 この日はいつもの外資の営業君と飲む約束をしていましたが、後輩の商社マン君から電話でメーカーさんと3人で17時から渋谷で打ち合わせをしたいとの連絡があり、じゃあ打ち合わせが終わってからまとめて皆で飯を食うことにしました。
喫茶店トップで打ち合わせが終わったのが17時50分で、急いでこちらの店に向かいました。
なんせ人気店なのでいつも凄い混んでいて、今日は金曜日だし下手すりゃ1時間以上待たされることもあるのですが、店に着いて中を覗くと1階でも3割程度の入りで凄い空いています。
うーん、この店には頻度こそ少ないですが、もう45年間も通ってますがこんなに空いているのは初めてです。
やはり新型コロナの影響なんでしょうか、この店ですらこんな状態ですから飲食店は本当に大変ですね。

 いつもの外資の営業君も合流し、1階奥の丸テーブルに4人で陣取ります。
座る前に腸詰3人前と瓶ビール2本を頼み、早速乾杯してスタートです。
この店ではもういちいちメニューを見ることも無く、シジミ(ニンニク炒め)焼きビーフン、それと紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
この3品はいつも最初に頼むもので、料理にロット振れはあるし、この日はシジミがいつもより塩っぱい感じは有りますが それでも鉄板の美味さです。
 さらに春巻き空心菜炒め大根餅を注文します。
 この店の春巻きはパリパリの揚げ上がりの香ばしさが好きなんですが、なんせ結構な大きさの春巻きが1皿5本入りなので、人数がいないと頼めないのです。
今日は私が2本頂いて満足です。
 大根餅はモッチリした食感ながら、いつもより表面がカリカリに焼かれていて美味いですねぇ。
 追加で紹興酒のボトルをお替りし、蒸し鶏とモヤシ炒めをお願いしました。
 メーカーさんが鶏を食いたいとゆうので蒸し鶏はこの店で初めて頼みましたが、かなり大振りの胸肉で確り蒸されて身が締まって、一般的な中華料理で出てくるような柔らかくてシットリした物とは違います。
まあ、味は悪くないですが個人的好みとしては、低温でジックリ茹でたシットリ柔らかいタイプの方が好きです。
 モヤシ炒めは一本一本が太くてシャキシャキの食感が良いです。
油のコクは空心菜炒めに比べ少なく、人参の細切りを混ぜてありますが この人参も余計ですね。

 2本目の紹興酒も飲み切って2時間ほどでお開きにしましたが、この日は飲みも軽めだったので一人4,500円くらいでした。
 しかし渋谷の街は若者達ちでスッカリ賑わいを取り戻したかのように見えますが、この店の様にお客さんの年齢層が高く余り若者が立ち寄らないような店では、相変わらず厳しい戦いは続いているようですね。
春まではこんな状態が続きそうですが、うーん 春の訪れはまだまだ遠そうですねぇ!
 2,3日前に、いつもの外資の営業君から久し振りにお誘いの電話があり、溝の口で飲む約束をしましたが、昨日後輩の商社マン君からも相談があるのとのことで飲みのお誘い。
うーん、家が千葉方面の後輩に溝の口まで来させるのは酷なので、じゃあ3人で久々に台湾料理で紹興酒でも飲みながら悪巧みをしようとゆうことで、18時に渋谷集合にしました。
 当日になりいつもの外資の営業君から16時頃に電話が掛かってきて、「もう会社を出たいんで、早めに始めませんか。」とのことで二人で先に始めておきましょう。

 この店は道玄坂から東急本店に抜ける、表通りから隠れた細い路地にあり、そのレンガ造りで窓の小さな威容はまるで砦のように見えます。 
 後輩の商社マン君にはメールで「先に始めているので、電車の中を進行方向へ走るくらい急いで来い!」と伝え、17時過ぎに2人で入店し、店員さんに「後から一人来て3人になる。」と言うと1階奥の丸い4席テーブルに案内されました。
 席に着くと同時に早々に瓶ビールと腸詰シジミのニンニク炒めを注文します。
すぐにビールとグラスが出され、グラスに注いで乾杯をすると同時ぐらいに腸詰が出されましたが、相変わらずの神速振りですね。
今日の卓上の辛子味噌はちょっと弛めな感じでしたが、取り皿に取り腸詰と白髪ねぎ、パクチーを添えて辛子味噌をちょっとつけて食べると、八角や色んな香辛料や甘み、旨味、辛みが口の中で絡み合って、うーん、相変わらずの美味さです。
 シジミのニンニク炒めも3分と待たずに出されますが、今日のシジミは粒がいつもより不揃いな感じで、味も濃い目ですがやっぱり旨味が濃厚で美味いです。
 ビールを1本飲んだところで、やっぱり紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
 45分程で後輩が駆け付け、挨拶もそこそこに紹興酒で参戦です。 
改めて腸詰2人前、シジミのニンニク炒め、焼きビーフンを追加オーダーし、本格的にスタートです。
この辺りはこの店ではいつも必ず頼む定番料理で、どのお客さんもほぼ頼んでいる物です。 
 紹興酒のボトルお替りをもらい、更に春巻き空心菜炒めナマコの煮込みを追加します。
 春巻きは豚肉や干し椎茸、竹の子等の細切りに餡を絡めトロミの着いた具材の旨味が濃厚で、それを巻いた皮のパリッとした食感が最高で凄い美味いのですが、1本が結構大きくボリュームがあり、しかも1皿が5本と量が多いので普段愚妻と2人で来たときは中々頼めないので、この日のような男3人以上いるときは必ず頼みます。
 空心菜炒めも定番ですが、この日の奴は緑が鮮やかでシャキシャキの歯応えが良い具合で、油の旨味も良く、いつにも増して出来が良かったですね。
 ナマコの煮込みは、干しナマコを戻して削ぎ切りにして、竹の子や干し椎茸と一緒に旨煮にしたもので、ナマコのグ二グニとした食感と餡の旨煮が良く絡んで美味いです。
 更に紹興酒のボトルをお替り(3本目)し、ちまき蟹炒飯で締めました。
ここのちまきは、蒸した糯米がもっちリとしていて、中に豚の角煮と干し椎茸が入っていて、その煮汁と干しエビの風味が糯米に確り吸収されていてホントに旨味が濃厚で美味いのです。
 カニ炒飯は炒飯の上にたっぷりの蟹肉のフレークが被せるようにのせてあり、蟹云々より炒飯としての美味さが際立った逸品で、この店の〆には相応しいものですが、個人的にはプリプリの食感が素晴らしい大きなムキエビのゴロゴロのった海老炒飯の方が好きです。

 3本目の紹興酒も飲み切り、一通り話しも済んだのでお開きにしましたが一人6,000円くらいでいつもよりちょっと高かったですが、まあこれだけ飲み食いすれば当然ですね。
 この後輩の商社マン君の3年越しの悪巧みプロジェクトもいよいよ終盤の詰めに差し掛かってきて面白いことになって来たので、今後ちょくちょく合う機会も増えそうです。
 さて、まだ21時前ですので、今からいつもの外資の営業君と溝の口で飲み直しと行きましょう!
 この日は仕事関係の仲間と総勢6人で台湾料理を食いに来ました。
週末の夜だったので混んでるだろうとは思いましたが、18時30分に入店すると既に満席どころか店内の階段に行列が出来ています。
普段なら並んでまで飯食うなんて絶対しないのですが、この日は態々この店の台湾料理を食いに集まった訳だし、この店を初めて訪れるメンバーが3人いたので、どのくらい待たされるかも分らぬまま並んでみました。
いやーそれにしても待ち行列の先頭に辿り着くのにキッチリ1時間掛かりました。
しかも6人ですから丸テーブル1個が丁度空かないと、皆な別々のテーブルで食うわけにもいきませんからねぇと思っていたら、ホントに丁度6人連れの前客が帰って超ラッキーでしたね。

 早々にテーブルに付き、座る前に瓶ビール3本と腸詰め3人前、シジミ3人前、焼きビーフン2人前を頼みました。
この3点セットはこの店ではもう席に着く前に注文するのが基本です。
 先ずはビールで乾杯し、グラスに一杯飲み干す頃に腸詰がやってきますが相変わらずの品出しの速さが良いですね。
テーブルに置いてある辛味噌をちょっと付けながら、白髪ネギやパクチーと一緒に食うと、もう溜まりませんねぇ。
 紹興酒の一番安い奴(2,000円)をボトルで頼んでロックで頂きます。
 追っかけですぐにシジミと焼きビーフンも登場です。
このシジミはニンニク醤油炒めになっているんですが、もう旨味が半端なくて、初めてこの店を訪れた下請けメーカーの営業君は、「この美味さは一生食い続けられそうだ!」と言ってましたが、その気持ち良~く解ります。
そして否応無しに紹興酒のペースも上がりますねぇ!
 焼きビーフンは薄味ですが干しエビ香ばしさや旨味が良く効いていて相変わらずの美味さですが、これにシジミの皿に溜まったスープをちょっと掛けるともう最強で、世界一美味いビーフンになります!

 紹興酒のボトルをお替りと瓶ビール2本を貰い、空心菜炒め2人前、大根餅2人前、春巻き(一皿で大きいのが5本)を注文しました。
 空心菜炒めは短時間でサッと炒めているのでシャキシャキの食感が良く、油のコクと旨味が溜まりません。
 大根餅も干しエビの風味が良くてもちっとした食感も良い具合です。
 春巻きは皮のカリッとした食感が最高で、中の餡も旨味が効いていてなかなかここの春巻きを超える春巻きには出会えないのですが、1皿の量が多くて今日の様に大人数でないとなかなか頼みにくいです。

 更に紹興酒のボトルを追加し、チマキと海老炒飯を頼みました。
 ここのチマキはちょっと大振りで、竹の皮で包んで確り蒸してあるので香りが良くもっちりとした食感も良く、豚の角煮と干し椎茸、干しエビの風味が混然としていて、このチマキより美味いチマキにはなかなかお目にかかれません。
 エビ炒飯は大振りのむきエビがゴロゴロと表面を覆っていて、旨味が半端なくこれまた美味いのです。

 もう歯止めの効かなくなった面々は更に紹興酒を1本頼み、腸詰めとシジミを1人前づつお替りして、すべて平らげ全員満腹となり、皆な満足して終了となりました。
 ここの台湾料理は、味自体はそれほど濃い訳じゃないんですがコクと旨味がとにかく強く、相も変わらず美味いです。
ただ、10人以下では予約も受け付けませんし、週末の夜ともなれば結構平気で待たされます。
接客も愛想は悪いし、サービス精神も無いのでちょっと嫌な感じだと思われる方もいるとは思いますが、それでもこれだけ並ぶのはやはりここの料理が美味いからですね。
 美味い物を食ってすっかりテンションの上がった面々は、店を出ると目の前にあったカラオケボックスに直行し、すっかり盛り上がって、止せばいいのに朝の4時まで歌いまくってしまいました。
いい歳こいて面目もありませんね!
 やはり年に2、3回は無性にここの腸詰が食べたくなりますねぇ。
この日は愚妻から、「今日は娘も出掛けて帰ってこないので飯作るのも面倒だし、どこかで食べて帰ろう!」とのメールを着信。
じゃあこちらの店に行こうと18時に待ち合わせです。
 店は週末とゆうこともあり、既に結構お客さんが結構入っていて、入り口で人数を告げると2階へ通されましたが相変らずの繁盛振りですねぇ!
階段を昇った直ぐの一番小さな4席テーブルに陣取ったのでこの日は相席にはなりませんでしたが、店内は大きな丸テーブルが多いので二人だとほぼ他人様と相席になります。
 先ずは瓶ビールを1本と腸詰、シジミのニンニク炒め、豆苗炒め、焼きビーフンとここまではいつものお約束でメニューも見ないで席に座りながらオーダーします。
それからゆっくりメニューを見ますが、もうおよそ40年間値段以外は一切変わっていませんねぇ。
 品出しは早いのでビールを1本飲みきらないうちに、全て揃うのでその時点で紹興酒のボトルを頼み、夏でも冬でもロックでいきます。
更にモヤシ炒めと、愚妻がここに来ると必ず頼む海老炒飯を注文して、この日のように2人だともうこれが限界です、ってゆうか頑張ったほうです。
粽も大根モチも、春巻きも食べられないので本来は最低でも4人くらいで来たいところですね。
誰か付き合ってくれる人がいれば、年内もう1回行っときたいところです!

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(常用)益々高まる依存度! 2014年12月

 この日は、愚妻の仕事の同僚のお嬢さんと自分の友人、計4人で忘年会です。
このところ、年に数回このメンバーで飯を食うパターンになっていて、いつもは愚妻の職場の近くの新橋方面が多いのですが、今日は美味い台湾料理を食いに行こうと態々渋谷に集合です。
 
 いつもは二人で利用することが多いので品数をなかなか沢山頼めないのですが、今日は4人なのでいつもより更に色々食べられそうで楽しみです。
 先ず生ビールを頼みながら腸詰×3とシジミ×2を注文します。
ここまではメニューを見る必要も無く、システム化している入店から席に着くまでの一連の動作のようなものです。
ビールで乾杯し、メニューを物色することも無く、紹興酒をボトル頼みでロックで飲む用意をしてもらいます。
その上で、豆苗炒め、焼きビーフン、大根モチ、春巻きを頼みました。
 更に紹興酒のボトルをお替りしましたが、お嬢さんは紹興酒の味が御気に召さないようでなかなか酒が進みません。
そうなるとこの店には焼酎も無ければ、普段お嬢さん御用達のグレープフルーツサワーなんて気の利いたものも無いので困ってしまうところですが、ジンジャーエールがあったのでそれをもらい、紹興酒と1対1くらいで割って飲ませると美味しいと言って飲み始めたのでヤレヤレです。
ジンジャーエールの味と甘味が、紹興酒の癖のある味を見事に調和させながら飲みやすく変えてくれる様ですね、発見です。
 更に、モヤシ炒めと、五目ソバ、愚妻の大好きな海老炒飯を頼み、いつも通り美味しく完食させて頂きました。

 この店は、今年も5回ほど使わせて頂きましたが、今回も店員さんの愛想の無い対応振りに初めてだったお嬢さんはビックリしてました。
それでもここの料理は美味いし、特に腸詰は自分にとっては習慣性の強い薬物のように依存度を高めていますね。
来年もやめられそうに無さそうです!

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(常訪)アサリよりでっかいシジミ!                                    2012年11月

 この日は友人と溝の口で待ち合わせをしていたのですが、急にここの腸詰が食いたくなって、急遽渋谷待ち合わせに変更です。
17時過ぎと時間も早かったので楽勝で入店出来ましたが19時くらいだと大体満席になり、並ぶ場合もあります。

 2階の奥の小さい丸テーブルに二人で陣取り、紹興酒をボトルで注文と同時にいつもの様に腸詰とシジミを頼みます。
紹興酒で乾杯しつつ、春巻き、焼きビーフン、豆苗炒め、冬瓜スープ、豚耳、チマキ、大根餅と二人とは思えない程の大量発注です。
 ここの春巻きは好きなんですが1皿5本で、しかも1本が結構大きくボリュームがあり過ぎるので、二人だとキツイのですが如何しても食いたいので残す覚悟で注文してしまいます。
これはバラ売りしてくれると有難いですねぇ、今回も残念ながら1本残してしまいました、ごめんなさい!
 今回、特筆すべきはシジミで、過去35年この店に通ってきましたが最大級の大きさで、一般的なアサリより大きいくらいでした。
食べ応えもあり味も美味しいものでしたが、残った汁も淡白な味付けの焼きビーフンにぶっかけて美味しく頂きました。
お行儀は悪いですが、この食い方は止められませんねぇ!

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台湾は島だけどまったり大陸的!                                      2011年 9月

 何か久しぶり、半年以上開いてしまったのは初めてかもしれません。
折角の休みなので映画でも観に渋谷に出ましたが、そうなるともうこの店しかありません。
映画見ながらも腸詰やシジミで頭ん中いっぱいで、エンドロールも早々に駆け付けました。
店は流石に混んではいましたが、1階の大きな丸テーブルに当然の如く相席です。

 先ずは席に着くと同時にビールと腸詰を注文します。
それらが来る間、久しぶりだったので見知ったメニューを見直しますが、これもまったく何十年も代わり映えしません。
ビールで乾杯ののち、シジミ、空芯采炒めと共に紹興酒と氷を注文し、本格的スタートです。
 まず、腸詰ですが今回以前より少ししょっぱい感じがしました。
なので、いつもはタップリつける辛し味噌も、今日はちょっと控えめです。
この辛し味噌もこの店オリジナルのもので、色んなもんに合うので大好きなんですが、今日のはいつものよりちょっとユルイ感じです。
 空芯采炒めもこの店に来ると必ず頼みますが、いつものものに比べ火が入りすぎでシャキシャキ感が少ないです。
 今日のシジミはアサリみたいにでかくて、食べ応えバッチリですが、シジミの大きさだっていつも同じじゃありません、もっとちっちゃい時だってあります。
 このように書くとこの店の評価を下げそうですが、そんなちょっとの違いなんてこの店ではどうでも良いのです。
いやむしろ、そんなことが些細なことと思うその感覚こそがこの店では大事だし、それでもここの腸詰もシジミも世界一美味いことになんら変わりはないのです。
このアバウトな感覚とこの店の料理の圧倒的存在感のまえでは、そんなことは全然問題無いことなのです。
なかなか伝わりづらいと思いますが、この感覚を理解しないとこの店の良さは解らないかもしれません。

 その後、焼きビーフンにシジミの汁と辛し味噌をぶっかけて、海老チャーハンに五目旨煮の餡をちょっと付けて食い、残った紹興酒のためにアワビの煮込みを頼んで、緩々と相席の他人様の会話を聞くともなしに盗み聞きして肴にしつつ、まったりと満足の夕飯でした。

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時の止まった場所!                                              2010年5月

 道玄坂から東急本店の方に抜ける、ちょっと怪しげな細い路地にあります。
外観はレンガ造りっぽく年期も入っていてちょっと渋い感じです。
店内は1階にカウンターもちょこっとありますが、1階、2階、地下とも中華の中央が回転する6人掛けほどの丸テーブルが主体です。
したがって2~4人程度の少人数の場合は、基本的に相席になります。

 親父に連れられて最初に行ったのは、もうかれこれ30年以上前になります。
中華料理とゆうカテゴリーのなかで、台湾料理とゆうものを初めて食したのもこの店です。
当時は、従業員も殆ど中華系で、ほんとに異国情緒みたいなものを感じて興奮したのを覚えています。
それ以来、年に2~3回は訪れますが、味も店のたたずまいや雰囲気も殆ど変わっていません。
親父はもう十数年前に他界しましたが、ここに来ると時が止まったようで、今でも親父と一緒に紹興酒を飲んでるような気分です。

 この店の接客についてなんだかんだ言うでしょうが、そんなことを気にしてはいけません!
そもそもそうゆう店じゃないんです。台北の裏路地にあると思えばそんなもんです。料理は確実に美味いんですから。
 すぐ目に付くのは自家製の腸詰をカウンターと厨房の間に、暖簾みたいにぶら下げています。
まずは前菜として、この腸詰めを必ず頂きます。
独自の香辛料の香りと、ちょっと甘めの腸詰にパクチーと白葱を薬味にしては、備え付けの甘辛の味噌だれをつけて食べるのが最高で、台湾でもこれほど美味いのはお目にか掛かれません。
ニンニクの利いた大粒のしじみ、干しエビの香り豊かな大根餅、竹皮と干しエビ 干しシイタケ風味の粽、青菜(空芯采もしくは豆苗)炒め、締めの焼きビーフンでいつものフルコースです。
 春巻きや各種麺類、チャーハン等の定番物から、豚耳、干しナマコ等いかにも台湾物まで品数も豊富で何を食べても凄く美味いです。
やべぇ、また行きたくなってきた。

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4位

タイカリーピキヌー (駒沢大学 / カレー、タイ料理)

4回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 2.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2022/12訪問 2022/12/21

もはや激辛は おこがましいかなぁ!

 今日は午前中だけ会社に出て、午後から仙台までセリ鍋食いに行く予定で14時30分くらいの東京発の新幹線に乗るので、東京駅に出る前にこちらで昼飯食って行くことにしました。
 
 12時30分過ぎに入店すると、なんかいつもより空いていますねぇ。
カウンターもテーブルも半分くらいの入りで、どうしたんでしょうねぇ、以前はいつも満員でこの時間だと行列も珍しくなかったのに!

 いつもの様に激辛カレーを大盛で注文しましたが、空いている割に品出しまでに10分ほど掛かりました。
以前は混んでいてもこんなに待たされることも無かったのにねぇ。
 ホールの店員さんも前は2人いたのに1人になっていました。

 先ずはいつもの様にライスに、テーブルに置いてあるポットのナムプラーに青唐辛子を細かく切って漬けたものを振り掛けますが、以前に比べ青唐辛子が減りましたねぇ。
前は、この青唐辛子の細かく散ったやつをスプーンでたっぷりすくってライスに掛けることで、ナムプラーのコクと青唐辛子の鮮烈な辛味が付与されて良い感じになったんでけどねぇ。
 そしてその上に別皿で提供されるカレーを一気に全部ぷっかけます。
確り煮込まれた柔らかい豚肉のブロックが以前より大きくなって量も凄く増えてますねぇ。
目に見える具材はこの豚バラのブロック肉以外はジャガイモ1個と茹で玉子半分だけですが、このカレーはもうこれで充分なのです。
 一気に全部かき混ぜるようにして頂きますが、このカレーはシャバシャバで粘性が無いので良くかき混ぜておくと米粒一粒一粒にカレーが浸み込む様で良いんですよねぇ。
漸く頂きますが、うん 相変わらず美味いですねぇ。
只、前回食べた時にそれ以前より辛さが弱まったような気がしたのですが、今回その傾向が更に顕著になって、以前は汗だくになって食っていたのに 今回は全く汗も出てこないような感じです。
まあ辛いは辛いですが、これで激辛カレーの名称はちょっとおこがましい感じがしますね、精々 辛口カレーかなぁ!

 20分ほどで完食して 会計して外に出ても、以前ならかいた汗が冷やされて風が寒く感じたんですが、冬の日差しがぽかぽかと暖かく感じます。
さあ、これから仙台に向かいますが、みちのくの杜の都はこんなに暖かくはないだろうなぁ!
 どうしても偶に食べたくなるのがこの店の激辛カレーです。
会社からだと歩いて10分程掛かるので、ちょっと昼飯って感じで行くにはしんどいので1年振りくらいのご無沙汰でしたが、この日は思い立って一人で昼飯を食いに行ってみることにしました。
 とゆうのも、来週一緒にゴルフに行く約束をしていたいつもの下請けメーカーの担当君が、日曜日に草野球でアキレス腱を断裂してしまい、全治6ヶ月の重傷で歩くも任せない状況になっているのでゴルフはキャンセルして欲しいとの電話がありました。
自由に歩ける自分が片道10分くらいの道程を億劫がってどうするのかとゆう思いで、カレーを食いに来た訳です。

 歩いてみると秋の爽やかな風が心地よく、案外快適で、こんなことならもっと頻繁に来ればよかったと思いながら入店すると、あれっ いつも満席なのに2割くらいの入りで空いています。
1人だったので一番手前のカウンター席に陣取り、メニューも見ないでいつもの様に 激辛カレー900円 大盛り100円の合計1,000円を頼みます。

 待つこと5分程度で出された激辛カレーをいつもの様にライスの上に満遍なく全部ぶっ掛けます。
粘性のないジャバジャバのカレーは、ライスに浸みこむように吸収されていき、具材だけがライスの上にゴロゴロと積み上げられます。
具材は豚バラの角煮とジャガイモ1個、茹で玉子半分ですが、何だか依然と比べると豚バラ肉の塊が以前より大きくなって量も増えたような気がします。
この豚バラは単なるトッピングではなくカレーで良く煮込まれていてカレーの味が確り浸みていて、脂の甘味と相まって凄く美味いです。
しかもブロックのエッジが確り立っていて煮崩れた感じは無いのですが、それなのに物凄く柔らかく煮込まれていて、普通は豚バラのブロックをこんなに柔らかくなるまで煮込んだらもっと煮崩れてしまうと思うのですが、ちょっと不思議な感じです。
 スプーンで掻き混ぜながら頂きますが、ライスの1粒づつにカレーが浸みこみ凄く馴染みが良いのですが・・・・、あれっ、以前より辛くない!
香りを吸い込むだけで咽そうになるほど刺激的なカレーだったのですが、まあ確かに辛いは辛いのですが以前ほどの刺激を感じません。
この店の 激辛カレー の辛さに慣れたのか、っと言っても慣れるほど通ってないし、この歳になって急に辛さに耐性が出来たとも思えませんので実際辛さが以前より和らいだのでしょうね。
それに以前と比べるとちょっとカレーの味自体もアッサリと感じられて、ちょっと食べ易くなったような気もします。
カウンターに置いてある青唐辛子を細かく刻んでナムプラーに漬けた奴をいつもより多めに入れると、漸くちょっと納得できる破壊力を感じられました。

 うーん、味自体は変わっていないし ちゃんと美味いのですが 何となくアッサリした感じで如何なんでしょう。
これはロット振れの範疇なのか、それとも少しレシピを変えたのか、近いうちにまた来て確認の必要がありそうですね。
いつもの下請けメーカーの担当君を思えば、これくらいの距離を歩くことくらい何ともないですからねぇ!
 どうしたって暑いときは辛い物が食べたくなるのが心情って奴です・・・・信条かな!
いよいよクソ暑かった8月も今日で終わりですから、最後にここに激辛カレー食いに行かないとねぇ、何か夏休みの宿題を忘れたような気分で落ち着きません。
ってことで久々に態々炎天下を10分歩いてやってきました。
 この店の激辛カレーは偶に食いたくなって、昼近い時間に駅の近くにいる用事がある時に覗いてみると結構休んでいることが多くガッカリさせられるのですが、今回はちゃんと確認したら通常は火、水曜日が連休とのことでした。
それに結構不定期に連休をとることが有りますので、訪れる際はホームページで確認した方が良いと思います。
 12時ちょい前だったのでまだ空いていて待たされずに入店できましたが、12時半くらいに行くといつも入り口前に何人か並んでいることが多いので、昼の早いか遅い時間に行くのが良さそうです。
 
 席に案内され、早速『激辛カレー大盛り』をお願いします。
この店ではもういつもこれなので、もはやメニューなど見る必要もありません。
この店自体は一応タイカレー屋とゆう事になっていて、実際メニューにもグリーンカレーやレッドカレー、パネンカレー等ココナッツミルクの効いた余り辛くないタイ風のものも当然有りますが、私が好きなのは全くタイカレーっぽく無いこの『激辛カレー』です。

 待つこと5分ほどで出されます。
先ずテープルに置いてあるナムプラーに青唐辛子を刻んで漬けた奴の青唐辛子を、スプーンですくってライスの上に満遍なくタップリと掛けます。
これでナムプラーの香りと青唐の爽やかな辛さが付与されて、少しタイっぽい感じになるし、カレーが引き締まって1ランク確実にレベルアップする感じです。
そして漸く、別皿のカレーをライスの上からこれも満遍なく1滴残らずぶっかけます。
一気に立ち上がるスパイスの香りで咽せそうになりながら、粘性の少ないシャバシャバなカレーがご飯の一粒一粒に染込んでいくのを暫し待ってから、徐にご飯とカレーが満遍なく混ざり合うように良くかき混ぜ、漸く一口スプーンで口に運びます。
初めて食べた頃は、ここで一気に雷で打たれたかのようなスパイスの刺激が脳天を貫き、毛髪が逆立ち、頭部の汗腺から一気に汗が噴き出してもう滝の裏側から世の中を見ているような状態になったのですが、流石に慣れとゆうのは恐ろしく、今ではスパイスの香りも、青唐の辛さも丁度良く、寧ろこのカレーの出汁の旨味の深さに心を奪われます。
具材は、このカレーが良く染込んでホロホロに軟らかく煮込まれた豚の角煮がゴロゴロと入っていて、この肉の甘みが良く伝わり、これが凄く美味いのです。
他には茹でたジャガイモと茹で玉子が半分づつですが、このジャガイモはスパイスがボケない様に一緒にカレーで煮込まず後からトッピングしているのも良いですねぇ。
茹で玉子は、途中でスパイスの強さを少しマイルドにする効果があるので、ちょっと味が変って最後まで一気に食べても飽きがきません。

 いやー、相変わらず見事なカレーで一気に完食でした。
このカレーはやっぱり夏の間に一度は食べておかないと、これで漸くこの長い夏も終わりかなと感慨にふけりながら、汗で張り付いたシャツに当る一抹の風の涼しさに秋が迎えらる感じですね。
もうこの夏にやり残したことは無いな!
 ちょっと間が空いてしまいましたが、それでも年に3回くらいは来ています。
どうしてもここの『激辛カレー』が食いたくなる時があるので、こればっかりはダイエット中でも抗えませんねぇ。
この日も態々事務所から10分近く歩いて12時30分頃にやってきましたが、丁度1回転して少しは空いているかと思いましたが甘かったですね、店の入り口の前の妖しげな通路に7,8人の行列が出来ていて、目の前に並んだ二人組はあきらめて他の店に行ってしまいました。
待ってる間に食べ終わった人達が何人か出てきますが、一向にお呼びが掛かりません。
10分ほど待って漸く入店となりカウンター席に陣取りましたが、店内は結構空席があります。
何だこりゃ、どうなってるんだと良く見るとホールに婆さんの店員1人しかおらず、空いた席の片付けをあたふたとこなしています。
私なんかはもうここ来たら食うものも決まってる訳ですから、座る前に註文したいくらいですが、なかなか注文取りにも来てくれません。
まぁ、仕方ありませんね、ホールを一人で仕切るのは無理があるような気もしますが、本でも読みながらのんびり待ちますか!

 暫くして漸く水が届けられ注文も取ってくれたので即座に『激辛カレー』をお願いしました。
厨房内のおじさんも結構追われているようですが、こちらは慣れたもので註文の書かれた伝票を順番に確認しながらどんどん作って出していきます。
それなので意外と待たされることはなく、列に並んだのに諦めて帰っちゃったお客さんは気の毒でしたね。
この店は回転も速いので、店の前に並んでいても、店内が混んでいても、銀行口座がなくても、でも大丈夫なのです。

 自分が頼んだ激辛カレーも註文してから5分足らずで目の前のカウンターの衝立の上にご飯とかれーの皿が2つ「お待たせしました!」の声と供に出てきました。
自分で溢さぬように慎重に取って、いつものようにカウンターに置かれたポットを開け小さなスプーンで青唐辛子の輪切りをご飯に直接掛け回します。
その上からカレーを全部ぶっかけて、全体をなじませるように良く混ぜて頂きます。
うーん、相変わらず美味いです。
鮮烈なスパイスが口から鼻に抜けるような刺激を伴う香りが溜まりませんねぇ。
適度な雑味も迫力になっていて、速くも頭皮から汗がジワッと噴いてくるのが解ります。
 以前と比べ、豚肉の良く煮込まれたブロック状の具材が数が少なくなった代わりに大きくなっていますね、こっちの方が肉を食ってる感がして良いです。
相変わらずスプーンが止まらず、自分の意思ではゆっくり食べることが出来ません。
この店ではいつも5分ほどの短い時間で完食してしまいますが、強烈なスパイスで時間感覚すら奪われてしまい、その時間がどのくらいだったのかはその場ではよく解らない感じです。

 ご馳走様でした。
食べ終わっても暫しボーッとしてしまい、今は何も出来ないような感覚ですが、でも大丈夫、何とか意識を取り戻しつつ会計をして席を立ちます。
表に出ると、冬の日差しが火照った肌に心地よいのですが、直ぐに汗が冷えて寒くなるので急いで会社に戻るとしましょう。

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カレーは好きか、俺はその何倍も好きだっ! 2014年12月

 このカレー屋は事務所の最寄り駅ではありますが、反対方向なのでなかなか立ち寄る機会に恵まれませんが、それでもここのカレーが食べたいばかりに2か月に一度くらいは態々食べに行っています。

 このタイカレーを標榜しているカレー屋で、最近いつも頼むのは 「激辛カレー」 と表する豚の角煮がゴロゴロ入った奴で、メニューの唐辛子マークも7つと最高値です。
これを食べたいがために態々10分以上歩いて行く訳です。
このカレーはタイカレーとゆう割にはココナッツミルクの甘みや香りは一切せず、タイカレーとゆう感じはしないのですが、兎に角スパイスが確りしていて、噎せる様な香り立ち、酸味と辛味のバランスも良く、また雑味の具合が何とも良いのです。
それに具の角煮と茹で玉子がカレーの旨味が凄くマッチしていて、この店では悪いけど俺はもうこのカレー以外は頼まないと思う!
これにライスを大盛りにしてもらい、カウンターに在るナムプラーに青唐辛子が刻んで入れてある調味料を先ず万遍なく掛けて、そこに別皿で出されるカレーを上から全部ぶっかけて良くかき混ぜながら食べるのがもう最高です。
このナムプラーの香りの特有の癖が、唯一タイカレーの片鱗を漂わせてくれますが、この味が更なる雑味と相まって、しかも辛さを更に増すので堪りません!
食べ進めるうちに味だけでなく五感に訴える様な、頭皮の毛穴が続々開いて、髪の毛が逆立ち、大量の汗をかきながら寒気にも似た震える様な感覚に酔いしれるともう止められません。
 今年はこれで食べ納めだと思いますが、年明け早々にはまた食べにこないと、禁断症状がでそうで恐ろしいです!

PS.ちなみにこのカレーに大豆は入っていません。

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危険な香り!                            2014年3月

 昼飯開拓シリーズ第6弾です。
美味いタイカレーの店があるとゆうので、カレー好きを自認する身としてはほっては置けませんね、早速調査に出掛けましょう。
 場所は駒澤大学駅の駒沢公園口を出て246を二子玉川方向へ、最初の脇道を左に入って20mくらいです。
かなり古い怪しげな建物の中ですが、建物の入り口がまた更に脇に入るので気付かずに通り過ぎそうです。
またこの建物が凄く怪しげで、知らないとちょっと入るのを躊躇してしまいそうな雰囲気で、更に怪しげな通路を一番奥の突き当りまで入って、更に怪しげな小さな扉を開けてやっと入店です。
ここまで怪しげだと、知らずに飛び込みで入ってくるお客さんは皆無だと思われるので、皆さん常連か評判を聞きつけて態々やってくる客ばかりでしょう。
 店内は入るとすぐに厨房を隔てるカウンター席、奥にテーブル席があり全部で30席くらいの店ですが、お昼時の12時15分くらいでしたが満席で、丁度食べ終わって出るお客さんと入れ替わりで入れました、なかなかの人気店のようです。

 席に着くと早々にお水とメニューを持ってきてくれます。
メニューをみるとカレーは8種類載っていて、グリーンカレー、レッドカレー、カントリーカレー、パネンカレー、チキンカレー、激辛カレー、ルアンカレー 、今月のアロイと表する月替わりカレーがあるようです。
 辛さは唐辛子マークで表示されていて、激辛カレーが唐辛子マーク7つでそのネーミングからも解るように一番辛いようです。
 この手の初めての店ではいつもチキンカレーを頼むので、今回もご他聞に漏れず唐辛子マーク6個のチキンカレー(700円)を大盛り(無料)でお願いしました。
 店が混んでいたのでちょっと時間が掛かるかと思いましたが、流石はカレーですね10分掛からず出てきました。
カレーとご飯は別の皿で出てきましたが、ご飯は日本のお米のようです。
テーブルにはナムプラーに青唐辛子をスライスして入れたものが用意されており、周りを見回すと皆さんそれをご飯に掛けてその上からカレーを掛けて食べているようなので真似をしてみました。
先ずこの青唐辛子のタップリ入ったナンプラーをご飯にかけただけで食べてみましたが、青唐辛子の雑味の無い辛さとナムプラーのしょっぱさ、魚由来の旨味と癖がなかなか美味くて、これだけでひとつのエスニック料理のようです。
 赤褐色のカレーには骨付きチキン(俗にチューリップと呼ばれる部位)と素揚げしたじゃがいも、それに茹で玉子半分がトッピングされています。
めんどうなので一気に全部ご飯に掛けて、全体に良く馴染ませます。
先ずは一口食べてみると目が覚めるような鮮烈な辛さで、頭皮の毛穴が全部開くのが解るようで、汗が一気に噴出します。
スパイスの香り立ちが良く、口から鼻へ抜け目にくるようです。
チキンベースの旨味も良く出ていて美味しく感じます。
鶏肉は適度に煮込まれていて骨離れも良く、間接の軟骨部分まで美味しく食べられます。
このカレーにじゃがいもを入れて煮混んでしまっては、このスパイスの鮮烈さを損なうことになるので、あえて素揚げにして後から乗せている意味が良く解ります。
微妙に半熟な茹で玉子も見事に辛さを中和させ、このカレーには箸休め的なマイルド感を与えてくれます。
そして汗をかきつつ食べ進めていると、絶妙な酸味や甘味まで感じてきて更に段々美味しくなってくるようです。
食べ終わる頃が一番美味しくて、思わずお替りをお願いしたくなるほどでした。

 この店はタイカレー屋として有名なようで、まあグリーンカレーやレッドカレーは間違いなくタイっぽいんでしょうが、この日に頂いたチキンカレーはタイカレー特有のココナッツミルクの変な甘さ(それはそれで結構癖になる)も感じられず、仄かに感じたエスニック感も多分最初にかけたナムプラーのものと思われ、自分的には完全にインドカレーでした。
そして食べ進める内に段々美味しく感じてくるこのカレーは、流石にお替りこそしませんでしたが、次またいつ食べにこようか店を出た時に既に考えているほど習慣性が強く危険な香りがしますねぇ、これは流行る訳だな!

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5位

串亭 二子玉川 (二子玉川、二子新地 / 居酒屋、串揚げ、海鮮)

4回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥2,000~¥2,999

2023/01訪問 2023/01/22

食権を発動します!

 昨日の2軒目の酒が悪かったのか朝 目覚めると酷い二日酔いで、そういえば今日は愚妻と朝から映画を見に行く予定でした。
朝飯を食って、風呂にゆっくり浸かって大量の水を飲み、小一時間2度寝して少しスッキリさせて10時30分の開演に間に合うよう10時前に家を出ました。
 二子玉川のライズで映画を観て、映画館を出たのが12時30分くらいでしたが、二日酔いもだいぶ回復してきたので、さあ昼飯を食いに行きましょう。
愚妻に何食いたいか聞くと「串揚げかなぁ!」と微妙な答え。
ライズのレストラン看板を見ながら、駅に向かって歩きますがあまりピンとくるものも無いし、途中で1軒美味そうな中華屋を覗くも待ち行列が出来ていたりで、結局フラフラと歩きながら この店まで来てしまいました。
 
 店に入ると直ぐに店員さんが迎えてくれて、奥のカウンター席に案内されました。
ランチ用のメニューは1枚ペラで、串揚げ御膳が5本と7本のセット、牛カツ、カキフライ、エビとサーモンのフライの定食、それとちょっと本格的な串揚げコース3,500円ってのも有りました。

 先ずはレモンサワーとスダチサワーを頼み、自分がカキフライ御膳1,200円、愚妻が串揚げ7本の特選串揚げ御膳1,600円にしてみました。
カウンターに小さなプレートメニューが立ててあって、兵庫産の生牡蠣を1つ385円で提供していたので、愚妻と1つづつ生牡蠣を頼みました。

 飲み物と生牡蠣は直ぐに出されましたが、この生牡蠣は身も痩せていて、色も透明感の無いグレーで僅かに生臭さが出ていて、あまり美味くは無かったです。
このレベルの生牡蠣なら敢えて頼む必要も無かったですね!
 カキフライ御膳はカキフライ3つと南瓜、蓮根のフライ、サラダ、小鉢はキンピラ、ご飯と味噌汁で、ご飯と味噌汁はお替り自由です。
 カキフライは宮城県産のかなり大振りなモノで食べ応えも有りますが、揚げ具合の熱の入れ方が良くて身に縮もなく、流石は揚げ物屋ですね。
それに素材も良さそうで、新鮮な感じです!
ソース、塩、マスタードソース、それにタルタルソースが付いています。
2年ほど前にもここでカキフライ御膳を頼みましたが、その時は牡蠣が2つでアジフライ1つと野菜の振りが1つでした。
このカキフライは凄く上質で美味いので2つじゃ不満でしたが、今回は3つになってたのは良いですね。
出来れば1,500円にして4つにして欲しいなぁ!
 サラダはキャベツの千切りや水菜で、この胡麻ドレッシングも胡麻の甘みと香ばしさもあって美味いです。

 愚妻は日高見(日本酒)を1合ぬる燗にしてもらって飲みながら食ってましたが、私は二日酔いだったのでレモンサワー1杯だけで止めときました。
 全部完食して、価格は2人で5,500円くらいでした。
うん、カキフライも美味かったですが、久し振りに串揚げ食いたくなりましたねぇ。
いつも店選びの選択権は愚妻にあるのですが、偶には私にだって選ぶ権利が有っても良いですよね、食権を発動してみようかな!
 クリスマスは今年も串揚げです。
普段は余り揚げ物なんて食わない愚妻が、何故か偶の串揚げとなると爆食いするので まあ好きなんだろうと思い、こちらの店を予約しました。
18時に入店し、予約しておいたカウンター席に陣取ります。
やはり串揚げは、揚げ立てをすぐに出してもらえるカウンター席が良いですね。
 コースも数種類ありますが、やはり串揚げはこちらがストップするまでどんどん出してくれる『おまかせ』で頂きたいです。
この店は、定番物や創作物、季節限定物等含め常時25~30種類くらいの串揚げが1本280円均一で用意されていて、ゆっくりと次々に出される串揚げを揚げ立てのうちに片っ端から平らげていくのが醍醐味ですね。

 先ずは自分が抹茶ハイと愚妻が山崎ハイボールを頼み、乾杯してスタートです。
2杯目以降は中々(麦)のロックと酢橘サワーに切り替え、各自のペースで頂きます。
 最初にキャベツや胡瓜、パプリカ、蕪等の生野菜が適当にカットして湯飲み茶わんの様な円柱の容器に詰め込むようにして出されます。
これは串揚げの箸休め的に砂糖を混ぜた甘い赤味噌を付けて頂きます。

 最初は黒毛和牛サーロインで、これは香りも良く肉質の良さだ伺えます。
柔らかい牛肉の旨味と上質な脂の甘味が堪りませんねぇ。
 天使の海老はニューカレドニア産の海老を剥いて頭も取ってありますが、海老味噌の部分を上手く残してコロモを着けて揚げてあるので、海老味噌味で食べる海老はやはり美味いです。
 持ちコンニャクは故会って食べられないので愚妻に食べてもらいました。
うーん、食べられない食材はちゃんと書いておいてくれないと、普通 子持ちって言われたらニシンの卵だと思いますよねぇ、まさか あれの卵とは、出すとき言ってくれたからまだ良かったけど黙って出されたら食べちゃうとこでしたよ。危ない危ない!
 は脂がのっていて身がフワフワで美味いですが、脂が多い分僅かに生臭さも感じました。
 青葱とタコの真丈はタコの旨味のふわふわの真丈が美味いです。
タコは細かく切って食感にもなっていて青葱の風味も良いです。
 サーモンのイクラ乗せは、スッキリしたサーモンフライをイクラの旨味と塩味で頂きますが良い、イクラの塩味が良い塩梅になってます。
 最上鴨の赤葱巻きは薄く切った鴨肉で赤葱のぶつ切りを巻いて揚げてあり、火の通った葱の甘味がやはり鴨に良く合いますね。
 牡蠣はレア感を残す火の通し方が絶妙で、口の中に磯の香りが広がります。
 大根煮は出汁で確り煮て味の浸みた大根をフライにして、とろろ昆布を乗せてあります。
串カツとしては変わり種ですが、アッサリ風味で良い箸休めになりますね。
 鶏ササミ芹巻きは、淡白なササミに芹の風味が良い感じです。は、は
 インカの目覚めは、マッシュしたジャガイモをフライにしてますが、このインカの目覚めは甘さに特徴があり、ちょっと薩摩芋っぽい感じの味です。
 東京エックス豚ロースは、無菌豚の特徴を生かしたレアな揚げ上がりでシットリジューシーで柔らかく揚げられていて美味いです。
 蟹爪真丈はズワイ蟹の爪の周りに海老真丈で包んでフライにしてあり、これは見た目の豪華さが良いですねぇ。
 牛メンチは肉汁が溢れるようなメンチで、やはりこれも肉質の良さを感じます。
 鮟鱇と鮟肝ソースは鮟鱇の淡白な白身は美味いんですが、肝のソースが生臭くて このソースは要らないなぁ。
蒸した鮟肝でも乗せた方が良いかな!
 フォアグラはソースがちょっと味噌風味で味が濃すぎるのと、素材自体が脂が多いので加熱すると溶けてしまい、ちょっと空洞みたいになってました。
 実はこの日、隣の席に女性2人連れが同じ時間から同時にスタートしていて、食べ乍ら何となく先にストップは掛けられないみたいな空気になって、既にかなり満腹状態でしたがちょっと意地で食い続けていました。
そのお隣さんがここで漸くストップしたので、既に揚げ始めていた後2本を出してもらい終了してもらいました。
 帆立は身をちょっと潰し気味にのして伸ばしたのをフライにしています。
 豚フィレ葱ソースはヒレカツに白葱を細かく刻んだ塩ダレをたっぷり乗せてありました。

 いやぁ、美味しかったですねぇ。
こちらの串カツは植物油でカラッと揚げてあるので食べ易く、素材も良くて美味いのでついつい全種類制覇してみたくなったりしますが、今日は愚妻共々18本で限界・・・・いや、限界を超えてましたね。
年々食べられなくなるのは歳も歳なので仕方ないのですが、会計しても暫く動けないほどホントにこの歳の暮れになって今年一番の満腹振りでした。
 店を出ると愚妻が、高島屋でケーキ買って帰ろうと言い出し、「ちょっと待て、この状態でまだケーキ食えんのか!」と思わず叫んでしまいましたが、どうやら別腹とゆうヤツらしく、それにまあクリスマスですから仕方ないなぁとよたよた歩いて高島屋の地下街へ向かいましたが、コロナのお陰で早仕舞いの20時閉店の間際だったのでもう全部売り切れで、愚妻も諦めてくれました、ヤレヤレ!
 この日は午前中にニコタマで用事があり、終わったのが11時くらいでちょっと早かったけど昼飯食って戻りましょう。
10月に入ってからカキフライ食いたいなぁとずーと思っていて、良い機会なのでカキフライでも食おうと店を探します。
ライズSCのレストラン街を覗くも、何処にもカキフライを出す店が見つからず、仕方ないので高島屋まで足を延ばしましたがやはり見つかりません。
うーん、この旬にもかかわらずカキフライが無いって一体どうゆう事なんだろうと思いつつ、二子玉川商店街通りまで流してきましたが、全く見つかりません。
もう今シーズンはカキフライに縁がないのかと前後不覚に陥りますが、そういえば柳小路に串揚げ屋が在ったのを思い出し、串揚げ屋ならカキフライも有るだろうと最後の希望を抱いて行ってみると、入り口にランチメニューの看板が出されていて、その中に牡蠣と鰺フライ御膳1,200円とゆうのを発見し、即入店です!

 入店したのは11時45分で、なんとカキフライを探し求めて45分も流離っていたことになりますね。
店内は既に8割の入りで、12時前にもかかわらず流行っていますね。
ベンチシートのカウンター席に案内され、席に着く前に牡蠣と鯵フライ御膳を注文です!
お茶は冷か温かを選べるようで、冷たいのを頼むと大きなグラスに氷をたっぷり入れて持って来てくれました。
歩き回って喉が渇いていたので有難いですね。
 待っている間に改めてメニューを確認すると、ランチは串揚げ7本セット1,600円や牛カツ御膳1,200円、昼の串揚げコース3,000円等数種類あるようです。

 待つこと10分くらいでやってきた牡蠣と鰺フライ御膳は、トレイにメインディッシュが牡蠣フライ2個と鯵フライ1枚、薩摩芋フライにキャベツの千切りと水菜にオニオンドレッシングが掛かったサラダ、小鉢は牛蒡のキンピラ風、それにご飯と味噌汁ですがどちらもお替り自由です。
 牡蠣フライは2つで牡蠣殻に乗せてあり、1つにはタルタルソースが乗せてあります。
先ずはタルタル付きの牡蠣フライにかぶりつきますが、サクッとしたコロモを噛み切るやいなや牡蠣特有の磯の香りが口いっぱいに広がり、それが鼻に抜けていきます。
この牡蠣は非常に質も良いですが、見事なミディアムレアの絶妙な火の通り具合で、揚げ時間がこれより10秒早くても10秒遅くてもこうはいかない完璧な揚げ上がりです。
ああ、45分歩き続けて漸く辿り着いた牡蠣フライがこの牡蠣フライで良かったと、つくづく感じ入ります。
 鰺フライは1枚を縦半分に切って揚げてあり、身はちょっと薄目ですがホクホクで、生臭さの微塵も感じられない新鮮さが分かるモノで美味いです。
ただこの牡蠣フライと比べてしまうと、普通の域を出られないのがちょっと可哀想に感じてしまいますね。
 薩摩芋フライは、小振りの芋を皮ごと斜めにスライスしてフライにしていますが、薩摩芋の自然の甘さが濃くて旬を感じますねぇ。
 二つ目の牡蠣フライはソースで頂きましたが、うーん、この牡蠣フライは10個は・・・・いや無限に食い続けられそうでした。

 今シーズン初の牡蠣フライで凄く美味くて良かったですが、正直言えばもっと沢山食べたかったです。
ランチはお仕着せの組み合わせ御膳だし、夜は基本的に串揚げ屋で、色んな種類の串揚げがストップをかけるまで次々と出てくるシステムなので、この牡蠣を食うために一体何本の串揚げを食わないといけないんでしょうか。
牡蠣フライだけ出してくれるように交渉してみようかなぁ!


 この日は愚妻が職場で異動があるため、お世話になった方々にお菓子でも送りたいと殊勝なことを言うので、ニコタマのライズで待ち合わせでした。
買い物も終わり飯でも食って帰ろうと何が食いたいか希望を聞くと、珍しく腹減ったのでガッツリ食いたいとのこと。
じゃあ串揚げでも行ってみようと高島屋南館の裏手の柳小路にあるこちらの店に行ってみました。

 以前何回か来た事のある焼き鳥屋の隣で、ちょっと綺麗で高級そうな感じです。
入店するとテーブルが良いかカウンターが良いか聞かれたので、揚げ立てを即食べられるカウンターにしました。
カウンター席は店の一番奥で、二人用のベンチシートが3つあり、靴を脱いで入ります。

 先ずは二人で瓶ビールを1本頼み、その間にメニューを物色しますが、串揚げを食べに来たならやはりお任せで串揚を食いまくろうとゆうことになりました。
お任せは、こちらが「もう勘弁してくれ!」とゆうまで1本づつ勝手にどんどん出てくるルールで、ざっと見ただけで30種類以上はあるようです。
 ビールで乾杯をすると、横に長い5つに仕切られたお皿が出て来て、ソース、昆布塩、ポン酢、レモン、味噌が入っていて、串毎に何に付けたら良いか指示されますが、あくまでも参考意見として伺います。
 お通しには、キャベツ、胡瓜、赤カブ等が適当に切られて出てきますが、揚げ物の口直しには良いです。
 早速、串揚げが登場ですので、ワインをボトルでもらい迎撃態勢をとります。

・黒毛和牛・・・・・・ミディアム程度に揚げていますが牛特有の臭みがでて、串揚げには適さないかな。
・子持ちこんにゃく・・これはこんにゃくとししゃもの卵を揚げたものですが、由あって食べられないので愚妻に食べてもらいました。
・天使の海老・・・・・ニューカレドニア(天国にいちばん近い島)産の海老を頭の硬い殻だけ外して揚げたもので、海老ミソの風味が美味いです。
・豚へれ・・・・・・・豚のヒレ肉です。普通のヒレカツですね。
・アスパラ・・・・・・太くて大きいアスパラを1本まるまるフライにしマヨネーズが掛かってます。ボリュームあり!
・えび真丈・・・・・・海老のすり身のフライで、エビの味が濃くて美味い。
・蓮根の肉詰め・・・・蓮根の穴にカレーで味付けたひき肉を詰めていました。愚妻がカレー嫌いなので2本食いました。
・メンチカツ・・・・・これは一口で肉汁の旨みを感じる解り易い美味しさの一品です。
・銀杏・・・・・・・・串の先3個はフライに、奥の2個は素揚げになっていて違いを楽しめます。
・フォアグラ・・・・・店はこれを得りにしているようですが、フォアグラは揚げると縮んで中が空洞になってしまっており、やはり生臭さを助長するだけで、寧ろ根元の大根の部分の方が美味く感じました、残念です!
・ささにら・・・・・・鶏のササミでニラを巻いたもので、淡白なササミにニラのアクセントが良いです。
・砂ずり・・・・・・・生姜を効かせた鶏の砂肝ですが、じゃりじゃりとした食感が楽しめます。
・いか雲丹・・・・・・イカに雲丹の組み合わせは鉄板ですが、この雲丹は生ではなく雲丹醤のような感じのもので味をつけているのかな。
・菜の花・・・・・・・不味くはないけど、フライにする意味は余り感じません。
・たこ・・・・・・・・揚げると硬くなるので歯の弱い爺としてはしんどいです。包丁の腹とかで身を潰して揚げてくれれば食べやすいのに。
・シシリアンルージュ・何かと思えばイタリア産のトマトで、揚げることで濃厚さが増しドライトマトのような風味です。

 ここまでで結構満腹になってきましたが、愚妻は事もあろうにじゃこ飯を食いたいと言い出し、絶対食べ切れっこないから何とか阻止しようと説得を試みましたが、まぁいつも通り聞く耳持ちませんので注文しました。
じゃこ飯は有難いことに味噌汁も付いていて、乾燥したジャコと若い山椒の実が沢山入っていた、凄い美味かったのですが、もうこれで完全に満腹です。
ここまでにしようとすると、愚妻がまだ食べると言うので、自分が先にまさかのギブアップです。
この後は、愚妻の分だけ1本づつ揚げてもらいました。

・椎茸の肉詰め
・鮭イクラ・・・・・・鮭のフライの上に後からイクラを乗せたもの。
・うるい牛肉巻き
・うずらベーコン・・・これは好物なのでもらって食べましたが、ベーコンが良質で厚すぎて味が強すぎ、折角のうずら玉子の存在感がなくなってます。
 愚妻はここまで来て流石にストップしましたが、なんと最後にどうしても食いたいと我侭を言ってカニ爪を揚げてもらいました、天晴れです。

 串揚げはどれも素材も良く、丁寧に作られていて美味しかったです。
揚げ油も植物性なのでしょう揚げ上がりが軽く食べやすいので結構食べられますが、流石に今日は食べ過ぎでした。
 記憶だけで手繰って書いているので何本か抜けてるかもしれないけど、しかしそれにしても161cm/45kgで健康診断でいつも痩せすぎと言われている体重も自分の半分にも満たない愚妻に、まさかガチで負けるとは!
ショックと満腹で呆然としているところに浴びせられる、「見掛け倒しね、戦力外通告だわ!」の言葉が更に重くのしかかってきて、帰りの道のりは重い体が更に重く感じました!

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6位

トラットリア アツマーレ (高津、武蔵溝ノ口、溝の口 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/11訪問 2014/12/03

お約束ですからね!

 この日はメーカーの担当者君と事務所で打合せのあと、飯でも食おうと地元まで戻ってきて(最近このパターンが多い)、18:30くらいのちょっと出遅れ気味の時間だったので人気店には入れそうになく、久しぶりに鳥海にでも行ってみようと高津駅から歩いて店の前まで行くと何と開いてなくて、まったく相変わらず相性の悪い店だなどと悪態をつきながら戻る途中でこちらの店を覗くとガラガラだったので入ってみました。

 この店は以前フレンチの人気店がはいっていた場所で、そのお店が移転した後を継いだ形で数年前に開店して、すぐに行かれたマイレビュアーさんにも私も行ってみますと言った手前、一度は行かねばと思いつつ一度も行けないまま今日に至っておりました。
 経営者も変わってはいないので、外観も店内の様子も基本的にはそれ程変わっている様子も無く、結して豪華な感じではありませんがスッキリとしたスタイリィッシュなデザインの内装は落ち着いていてくつろげる感じだし、気取り過ぎた感も無く普段使いには良い雰囲気です。
 入口では感じの良い女性の店員さんが迎えてくれて席に案内されます。
他にお客さんもいなくて、ちょっと心配になりますが、以前のフレンチと同じオーナーなら間違いは無い筈です。
 
 先ずはハウスワインの白をデキャンタでお願いし、メニューを物色します。
メニューは前菜系からパスタ、メインまで1枚に収められていて種類はそれ程多くは無いようです。
 温野菜のバーニャカウダ、ワカサギのエスカベッシュ、オオコシオリ海老のフリット、薩摩地鶏のローストを頼んで白ワインで乾杯です。
 温野菜のバーニャカウダは、カブ、蓮根、薩摩芋、パプリカ、南瓜、ブロッコリー、カリフラワー等をアンチョビとガーリックの利いたバーニャカウダソースに付けて食べますが、必要以上にはしょっぱくなく塩加減が良いですね。
野菜も上質な物で火の通し加減も良く、種類も多いし二人で食べるのに充分な量です。
 ワカサギのエスカベシュは小麦粉を塗したワカサギを骨まで抵抗なく食べられるようしっかり揚げて、酸味のあるソースに漬けたもので、南蛮漬けもしくはマリネの様な味付けです。
これはワインにも良く合いますが日本酒でもいけそうな感じですね。
 オオコシオリ海老のフリットは、スカンピをちょっとずんぐりとさせた様な形の海老、蓮根、南瓜、里芋を衣を付けてカリッと揚げた物で、この海老は多分初めてですが、殻ごと揚げてありますが元々柔らかいのか凄く食感が良く美味しいです。
この日食べた料理の中では、これが一番美味かったです。
 薩摩地鶏のローストは、一口大に切って確り火を通してありますが柔らかく、そのくせ表面だけはカリカリに焼かれていて、これも非常に食感が良く美味いですねぇ。
しかもサラダ仕立てになっていて、レタスと完熟のミニトマトが良く合っていて良いです。
 ワインはデキャンタがあっとゆう間に無くなって、面倒臭いのでボトルでお替りをしました。

 折角のイタリアンですから最後はパスタでも食って〆ようと思ってましたが、一品の量がどの皿も結構多くてここまでで満腹となってしまいました。
料理はどれも素材が良く、丁寧に作られていて非常に美味しかったです。
店が空いていたからとゆう訳ではないと思いますが、ホールスタッフの対応も丁寧で、特におねえさんの笑顔が良かったですね。
これ程美味しく感じも良いのに、我々が帰るまで途中で4人組が一組来ただけでしたが、ちょっと心配になってしまいますねぇ。
 しかしイタリアン食べに行ってパスタも食べずに帰って来たなんて、蕎麦屋で蕎麦食わなかったみたいで、もっと言えば「だめよ~、んだめだめ!」って言わないエレキテル連合みたいでお約束を果たしてないようで締まりませんねぇ、仲間内で笑われてしまいますのですぐに再訪せねばなりませんね!

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7位

天ぷら新宿つな八 溝口店 (武蔵溝ノ口、溝の口、高津 / 天ぷら、海鮮、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/09訪問 2014/09/29

そんなにイライラしないで♪!

 前日に愚娘が天麩羅食いたいと言い出し、仕方ないのでこの日はこちらに天麩羅を食いにきました。
愚妻と自分は休みだったので19時に着くように家から歩いて、愚娘は仕事帰りに電車で、現地集合で訪れました。
流石に土曜日の夜は家族連れでこのマルイの10Fレストラン街はどの店も混んでいて、店の表で待っている人も見受けられる盛況ぶりです。
その中でも比較的いつも空いているこの天麩羅屋も この日は流石にほぼ満席状態で、カウンターのお客さんにちょっとずれてもらい 何とか陣取りました。
 
 愚妻と愚娘が瓶ビール(中瓶)を1本もらい、自分が梅酒サワーで先ずは乾杯です。
 メニューを見て、取り合えず小波(さざなみ)コース3,456円を一人づづ注文し、あとはお任せで追加することにしました。
 早速、前菜の炊き出しの小鉢が出されて それをちまちま摘まみながら飲み始めます。
 混んでいるようで、なかなか天麩羅が出てきませんでしたが、ここはまあ辛抱ず良く待ちますが、目の前で揚げたての天麩羅が次々とテーブル席に運ばれて行くのを見送るのは些か辛い物があります。
 漸く巻き海老とイカが出され、勿論 巻き海老は頭も別に揚げて出してくれます。
イカはモンゴイカでしょうか、物凄い厚みがあって確り火は通っているんですが 真ん中辺りが微妙にレアな感じです。
 こうなるともう辛抱たまらん感じで、愚妻と愚娘が黒松白鹿の熱燗を、自分が浦霞の純米を冷やでお願いしました。
 アクリルのケースに野菜を入れてカウンターの上に置いてあり、そこに新物の銀杏を見付けた愚妻と愚娘が食べたいとゆうので、お好みで至急 銀杏を素揚げにして欲しいとお願いし出してもらいましたが、大振りで綺麗な緑色の銀杏は美味そうでしたが、この時期に早くも新物が出ているのには驚きました。
 コースに戻り、舞茸、キス、蓮根と続き、箸休めの胡瓜とシラスの酢の物がでました。
これらは良い揚げ上がりでどれも問題無く美味かったです。
 更に、小振りの穴子が1本でましたが、ちょっと揚げ過ぎか素材の水分が飛び過ぎで身がパサついて硬い感じがしました。
小振りだったのでもう少し揚げ時間が短くて良かった様な気がします。
 後は掻き揚げになるとゆうのでその前にお好みでショウケースにある太っとい葱を揚げてもらいましたが、薄く輪切りにして衣をつけて揚げたうえに濃いめのタレをちょっとかけて、鰹節をたっぷり盛って出してきました。
この葱はは僅かに食感を残していて、物凄く甘くて美味いです。
 海老好きの愚娘が巻き海老のお替りと蛤を、愚妻がメゴチ、雲丹の海苔巻きを追加です。
 蛤は殻付きのまま椎茸の薄切りを引いてその上に身を戻して衣をつけ殻ごと揚げてあります。
 メゴチは桶に氷を張ってその日のお勧めの魚貝を並べてカウンターの上に飾ってある中から取り出してその場で捌いて揚げてくれました。
 雲丹の海苔巻きは愚妻からちょっともらってみましたが、雲丹の水分が抜けて雲丹の味が凄く濃厚になってました。
 漸くコースの〆の小エビの掻き揚げにいきますが、愚妻と愚娘が天丼で、自分が満腹でも流しこめるよう天茶で頂きました。
 小エビはプリプリで、ご飯も少なめにしてもらったので、出汁を掛けて流し込んで何とか乗り切れました。
 コースの最後にデザートが出ますと言われましたが、満腹でとても食えそうになかったので丁重にお断りさせて頂きました。
 ダイブ飲んだのもありましたが気が付けば、カウンターもテーブルも他のお客さんは皆帰って、いつの間にか最後の客になっていました。

 この店は揚げ手に寄ってかなり味が落ちることもありますが、この日はずーとメインで店長が揚げていて、我々の食べた天麩羅は全て店長が揚げてくれたので美味しかったです。
ホントは常に同じ品質で提供できないと駄目なんでしょうが、まあ天麩羅の場合は致し方ないんでしょうね。
 あとホールのスタッフがどうも感が悪いとゆうか動きが悪く、店長も客前で天麩羅揚げながらでは怒るに怒れず、イライラが募っている様子でした。
俺が変わりに怒ってやる訳にもいかんしなぁ、「店長、気持ちは解るよ。」「えっ???!」

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継続は力となるように!      2012年10月

 この日は私用で、溝の口でチョットしたお客さんと食事をしなくちゃいけないことになって都合4人でうかがいました。
溝の口ではこうゆうお客さんと食事のできる店が少なくて、万が一を考え昼間に愚妻に電話で予約を取らせていましたが、店は空いていました。
この店は全国展開しているチェーンの天麩羅屋ですが、値段の安い割りにそれなりに確りとした天麩羅を食べさせてくれるので、天麩羅が食べたくなるとちょくちょく使わせてもらっています。
いつもはカウンターでお好みで頂きますが、今日は4人なのでカウンターで横並びとゆう訳にもいかず、不本意ながらテーブル席でコースを頂きました。

 先ずはビールで乾杯の後、お刺身を2人前くらいで大皿に盛り合わせてもらい、この店での好物「塩うに」を頼んだらもう地酒「大山」に切り替えです。
 この塩うには、雲丹を塩付けにしたもので、塩加減によって雲丹本来の甘味が引き出されていて、これを箸先にちょこっとづつ付けてなめながら飲む日本酒はたまりません。
 そうこうするうちに刺し盛りの登場です。
この日は、鯛、シマアジ、赤貝、鮪赤身、イカといったところでしたが新鮮で品質が良く、盛り付けも上品で綺麗ですが値段は高いです。
 そしてコースの天麩羅ですが、車海老、その頭、イカ、キス、蓮根、舞茸、穴子と続きますが、揚げ立てを2品くらいづつこまめに出してくれるので、テーブル席でもカウンターのような揚げ立てが食べたれます。
 そして最後の小海老の掻き揚げは、ご飯とそのまま食べるか、天丼、もしくは天茶のいずれかにしてもらうことが出来ます。
自分は天茶て頂きましたが、出汁の掛かった状態でも、掻き揚げは意外なほどサクサク感を残しており、凄くサッパリと頂けます。
 〆にデザートで洋梨のシャーペットをもらいましたが、これはサービスとのことでした。

 いつも通り、天麩羅も美味しく、サービスも行き届いておりましたが、今回入店時に予約した旨伝えるとどうやらミスで予約ができていなかった様で、対応の仲居に、「ほんとにこの店で間違いないですか、うちは天麩羅屋ですよ。」と言われました。
我々のみすぼらしい姿が天麩羅を食いに来る風に見えなかったのかも知れませんが、自分の店のミスより客のミスを疑うそのスタンスにちょっと気分を害しました。
まあ普段なら、「あっそぉ、じゃあもう結構です、失礼しました!」って他所の店に行ってしまうか、「客のミスを疑う前に、先ず詫びてから自分たちにミスが無かったかを確認するのが筋だろうが・・・・・」と説教するところですが、この日はお客さんとこの店で待ち合わせなのでそうも行かず、お説教もせず耐えましたがちょっと気分悪い思いをしました。
まあ対応した仲居の個人的なミスとして今回評価には反映させませんでしたが、競争の激しいマルイのレストラン街にあって、溝の口で唯一まともな天麩羅が食べられる店なので、詰まらないことでお客が離れて店が無くなってしまうことの無いよう、夙にお願いしたいものです。


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カウンター攻撃!                          2011年5月

 マルイ10階レストラン街にあります。
 天ぷらは高いのイメージがありますが、ここは『つな八』の系列店で、比較的安くて美味しいです。
天ぷらはやはりカウンターでゆっくりとくつろいで、職人さんの仕事を見ながらお好みで揚げてもらいながら頂きたいですね。
旬の素材をその場で捌いてもらい、目の前で揚げる音を聞きながら、揚げたての天ぷらのほのかに香るゴマ油の香りを楽しみつつ、冷酒でいただく天ぷらで至高の時をすごせます。
水槽から出した車エビの頭の素揚げにちょっと塩を付けて、それだけで最初の一合は飲み干す勢いです。
安いからこそ安心して、ちょっと贅沢な食べ方も出来るとゆうもの!
これでもう少しネタの種類と、日本酒の種類を増やしてくれれば大満足なんですが。

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8位

酒席 いづみや (東京、日本橋、京橋 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/04訪問 2014/04/16

天下布酒!

 この日は、昔の仕事仲間と久し振りにまた飲む機会があり、どこの店が良いか聞かれたので以前来て好印象だったこちらの店に4人でおじゃましました。

 この店は全国の地酒の1合瓶が多数(30種類くらい?)取り揃えてあり、それも550円均一で飲めるので日本酒好きには面白いです。
今回4人だったので、1本頼んでも一人ぐい呑み1杯分くらいなので、次々と違う銘柄を頼んで日本一周、全国制覇も夢じゃない感じが、かなりテンションを上げてくれます。
このメンバーの中に、昔し実家が造り酒屋で、大学で醸造を学んだ奴がいるので、そいつに酒は順次選ばせました。
 料理はこうなると酒の肴になりそうなもの中心で、刺身は初鰹と平目をもらい、やはり旬の桜海老の掻揚げ、イカと里芋の煮物、厚揚げ、白魚唐揚げ、出汁巻き、焼き鳥盛り合わせ、そして唯一30代の若者(後は全員50代)がチキン南蛮を頼んでました。

 今年は初鰹が過去に例を見ないほどの不漁と聞いているので、メニューをみて頼んでみましたが、これが物凄く綺麗な赤身で稀に見る質の良さです。
初鰹なので脂は載っていませんが、その分初鰹らしいスッキリと爽やかな味わいで、生臭さの微塵も感じさせないその味は新鮮さを実感させられます。
 ヒラメも確りした歯応えで、噛む程に特有のアミノ酸の旨みが溢れ出すようで、これもかなり素材自体の質の良さと処理の良さを感じます。
 今年は海水温がなかなか温まらず駿河湾の桜海老も不漁と聞いていましたが、この掻揚げもカリッと香ばしく揚げられており、桜海老の味が物凄く濃くて酒が進みます。
 イカと里芋の煮物も、ちょっと濃い味の出汁で短時間で煮付けており、素材の香りや歯応えを活かしつつ絶妙に味を入れていてかなり美味く感じます。
 厚揚げの表面が凄くカリカリなのに全く焦げてもなく、中は柔らかく熱々なのは焼いたんじゃなくて、これは揚げ立てな感じです。
この自家製の厚揚げも、素材が良いのももちろんですが、豆腐の水分を確り抜いて、低温でじっくり揚げているのでしょう。
このカリカリな食感はひょっとして2度揚げしているのかもしれません、なかなか手の込んだ仕事だと思います。
 焼き鳥は、宮崎地鶏とのことですが、手羽、モモ、ネギ間、ツクネ、砂肝かな、自分は手羽とモモしか食ってないので後はうろ覚えですが、肉質、塩加減、焼き加減どれをとっても丁寧な仕事を感じますね。
 白魚唐揚げは白魚にどんな衣をつけてどうやって揚げてるのか、ちょっと想像がつかないもので、一つづつくっついてないので食べやすいし、ちょっと不思議な感じで面白いです。

 どんどん酒のお替りを繰り返しているうちに、酒選びを任せていた御仁も酔いが回ってきて、何を飲んで何を飲んでないのかもう判断もできなくなって来たので、やむなく今日のところは終了となりました。

 しかし、久しぶりに来て改めてこちらの店の料理の素材の目利きの良さと、調理の丁寧さ、技術の高さを再認識しましたので総合評価を3.5から4.0に上方修正しておきます。
しかもそれを、この界隈に沢山ある普通の居酒屋さんのように然りげ無く出すのが良いですねぇ、ちょっと頻度を上げて通いたくなりました。
それに今度こそ全国制覇を目指して頑張らねばなりませんからね!

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勢いがつけばつくほど先に進めない事もある!   2012年2月

 飲み屋やカラオケ屋の並ぶ八重洲仲通りから中央通り方向にちょこっと入ります。
この辺りの店の御多分にもれず、小さいビルの1階の入口は小さめで、中に入っても小さい店のようですが、地下や宴会場みたいな座敷もあり、実は結構大きな店です。
店自体は私が知っている限り昔からあるのは知っていたのでもう20年以上前からありますが、入ったのはなんと以外にも初めてでした。
昔の仕事仲間とたまたま久しぶりに飲む機会があり、こちらのお店に連れてってもらいました。

 先ずは友人二人は生ビール、自分は菊正宗の熱燗をもらい乾杯です。
料理は、居酒屋とゆうよりは小料理屋といった感じの内容で、本日は平目と金目鯛のお刺身、白魚の唐揚げ、筑前煮、いづみやサラダ、ブリ大根等を頂きました。
 刺身は、平目も金目も品質が良く、新鮮でなかなか美味く、こうゆう店で700~800円でこれくらいの魚を食べられる店とゆうのが意外と無いので嬉しいです。
 筑前煮は素材一つづつ別々にちゃんと手間が掛けてあり、丁寧にまじめに作られていました。
 サラダも白菜の芯じゃないところを生でベースにして、鶏胸や貝柱にゴマだれベースのドレッシングが良くあっていてオリジナリティも感じられて美味しいです。
 ブリ大根も生臭さがまったくなく、煮汁は透き通っていて、何度か茹でこぼして臭みを取ったり、濁らないように下処理が丁寧に施されているのが解るもので良かったです。
 ただし全体としての感じはちょっと出来過ぎていて、まあそのこと自体は褒め言葉になるかもしれませんが、法事に出てくる様な料理で手作り感が無く、まとまり過ぎの印象を覚えます。

 しかしこの店の得りは実は料理ではなく25種類以上をそろえた地酒にあります。
一升瓶の形をした一合のミニチュア瓶がちゃんとラベルも貼ってあって、それが全国25品揃っていて、しかも一本どれでも550円とゆう低価格です。
「今日はトコトン飲むぞーっ!」の掛け声とともに全国制覇を目指しメニューに載っている上から順番に、千歳鶴(北海道)、飛良泉(秋田)、新政(秋田)、銀嶺月山(山形)、白露(新潟)、長者盛(新潟)、ほまれ麒麟(新潟)、白龍(新潟)、会津ほまれ(福島)、澤乃井(東京)、秩父錦(埼玉)、七賢(山梨)までいって勢いがついてしまい、続きは次回とゆう事になり次のおねえさん達のいる店に移動となりました。
地酒に関しては、その他にも浦霞や八海山等の定番ものもあり、なかなか豊富で酒飲みには嬉しい店です。

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9位

遊家 溝口駅前すずらん通り店 (溝の口、武蔵溝ノ口、高津 / 焼き鳥、居酒屋、鍋)

2回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2023/09訪問 2023/09/08

紙も仏も無い!

 この日は愚妻と愚娘夫婦を伴い4名でB’zの35周年ライブを日産スタジアムに見に行きましたが、稲葉君元気ですねぇ。
客層も結構 30から40代くらいの男性が多く、皆な元気が良く ライブは18時開演で21時近くまで ほぼ立ちっ放しで 老体には なかなかしんどかったですねぇ、帰りは結構クタクタでした。
とは言え、ライブがはけてそのまま帰るとゆう選択肢もないので、地元 溝の口まで戻って来て、こちらの店に22時くらいに入店です。

 奥の小上がりの掘り炬燵の4席テーブルに案内されましたが、この店もQRコードを読み込んでのスマホ注文になっていました。
しかも紙のメニューも一切無いので、メニュー自体もスマホ画面で見ながらでしか注文出来ないので非常にやりづらいですね。
発注自体は若いモンに任せたとしても、せめて紙のメニューでもあれば、自分の頼んで欲しいモノを選んだりできるのですが、もうほとんど任せるしか無いので、食べたいモノも頼めません。
まだタブレットなら良いのですが、スマホだともう扱いずらいし老眼で小さい画面を見るのも億劫で、もうジジイは来るなってことなんでしょうねぇ。

 先ずは緑茶ハイ、生ビール、ハイボール等各自頼んで乾杯し、後は 出て来たモノを頂きましょう!
 鶏わさは鶏の胸肉を湯引いて薄くスライスして、山芋の千切りと一緒に小鉢に盛り付け、濃い目の出汁を掛け山葵を添えてあります。
うーん、何でこんなに濃い醤油味の出汁をこんなに浸かるほど掛けるんでしょうね。
山芋の意味も分かりませんが、こんなに濃い味付けでは鶏肉の味が完全に負けてしまっています。
 軍鶏レバーは低温調理した鶏レバーを焙煎した香り高い胡麻油で塗し、塩で味付けしています。
レバーのマッタリとしてシットリとした食感が素晴らしく美味しいんですが、ちょっと塩が強過ぎですね。
これはレバーのマッタリとした味と胡麻油の風味が美味いので、塩はもっと僅かで良いと思います。
 刺身3点盛り鰹、カンパチ、シマアジで、カンパチは食感がコリコリ感じるほど確りしていて、まだ硬直が解けていないような新鮮さです。
シマアジはちょっと驚くほど脂がのっていて、その分ちょっと生臭さは感じますが、でもこんなに脂ののったシマアジも珍しいですね。
 鴨のタタキの和風サラダは生野菜に合鴨の生ハムみたいなのを散りばめて、和風ドレッシングを掛けてあります。
 アボカド納豆はアボカドの半分を繰り抜き、ダイス状に切って納豆とワサビ醤油で和えて、繰り抜いた皮を器にして盛り付けたもので、これは資材のまんまの味でアボカドとワサビ醤油、それに納豆の相性の良さを活かしてます。
 焼き鳥5本盛り合わせはレバー、セセリ、つくねがタレで、ネギマ、砂肝が塩で焼かれて出され、皆で食うように串を外して頂きました。
ここの鶏はシャモロックとゆうなかなか希少なブランド地鶏で、肉質が良く美味いです。
 野菜串焼き盛り合わせは、エリンギ、茗荷、椎茸、獅子唐、ピーマン等を適度に切って炙ったモノですが、これがどれも案外美味くて良かったです。
野菜から水分が僅かに抜けて味が濃くなっていて、食感を残す焼き過ぎない加減も絶妙です。
特に茗荷はお替りしたいくらいでしたが、単品では無かったのかどうなのか、スマホのメニューじゃあ分からないです。
 焼き鳥は盛り合わせでは当然足りなかったので追加で何種類か出てきました。
 レバーは4本、タレで焼かれて出されましたが、中までちゃんと火が通っていますがパサつきはありません。
マッタリと美味いですが、もう少しレア感を残しても良い感じですね。
 ハツは4本、開いて塩で焼いていますが、特有の弾力感と脂の甘みも有って美味いですね。
 ササミ2本、塩で焼いて1本は梅紫蘇、もう1本は山葵を添えてありました。
 手羽先3本は開いて塩で焼いていますが、脂の旨味が濃く、美味かったです。
 トウモロコシの唐揚げはトウモロコシを4等分して、それを芯ごと縦に8等分したものを素揚げにして甘辛のタレを絡めています。
親指と人差し指で挟んで、前歯でこそぐように食べますが、トウモロコシの甘みと醤油のちょっと焦げたような味が美味いですが、やはり油で揚げている分 かなりオイリーです。
これは美味いですが焼いた方が好みですね。

 満腹になり切り上げましたが、愚妻と愚娘は2杯目からは日本酒に切り替えてずーっと飲んでました。
私はこの日はライブと日産スタジアムへの往復で汗をかき過ぎたのか、ちょっと熱中症ぎみで身体が重く喉もカラカラで、トイレにも行かず緑茶ハイをガバガバ飲んでましたが、全然喉の渇きが潤わない感じでした。
 会計は全部で24,000円ほどで、1人6,000円は何か以前よりちょっと高くなったような感じがしました。
ホールの店員さんも、バイトだとは思いますが店の規模の割に結構沢山いる感じで、これならスマホ注文にする必要も無いんじゃないのかなぁ。
百歩譲ってスマホ注文でも良いですが、せめて かみ(紙)のメニューで直接注文にも応じてくれれば良いのにねぇ。
味は以前と変わらず素材も良いし美味かったし、それにこの店は冬場のシャモロックの鶏スキが美味いんですが、もう残念ながら老夫婦だけでは来れないですね。
 店を出てると、もう日付も変わる時間で流石に今日は(0時過ぎてもう今日も無いですが!)草臥れたので家に帰ろうと思っていましたが、愚娘夫婦にカラオケ行こうと言われて いつものカラオケスナックに引きずられるように立ち寄りましたが、かみ(神)も仏も無いですね。
もうこうなったら仕方ない、老骨に鞭打ってB’zライブの延長です!
 この日は川崎の友人と溝の口で飲むことになり、愚妻と3人で17時に溝の口駅で待ち合わせです。
友人に何食べたいか聞くとその返事を待つことなく愚妻が即座に「焼き鳥!」とのことで誰も逆らえない・・・いやいや異論は無いので取り合えずたまい通りまで移動してきましたが、やはり最近の本田より決定力のある愚妻の「ここが良い!」との鶴の一声で半年振りくらいの訪問です。
この店は、年に3~4回くらいちょくちょく利用しています。
 流石にまだ早いので空いてます。
カウンターでも奥のテーブルでもどちらでも好きな方へどうぞとゆうので、奥の掘り炬燵のテーブルに陣取りました。

 友人と愚妻がビール、自分が緑茶割りで乾杯し、久し振りにメニューを物色します。
 生肉の規制が厳しくなってこちらの店も超お薦めだった地鶏刺しの盛り合わせを止めてしまいました。
この店はお通しでも刺身を出すくらい魚も得りにしているのですが、地鶏刺し盛りがあればそれを頼むのでこちらで魚の刺身を頼んだことはありませんでしたが、仕方がないご時世なので刺身3点盛りスズキ、カンパチ、カレイでお願いしました。
出てきた刺し盛りは、お通しの分もまとめてサーモン、〆鯖、秋刀魚を加えて豪華6点盛りで出してくれました。
刺身はどれも質が良くかなり美味しい魚で、早速日本酒にチェンジです。
 焼き鳥は、ハツ(塩)×4本、砂肝(塩)×4本、レバー(タレ)×2本、うずら玉子1本を頼みましたが、焼き串としてあるのはササミとツクネ、それにネギ等の野菜が数種類だけで、通常のモモやネギマも無く種類は少ないです。
しかしここの焼き鳥は肉質が良く、上品で旨味がありホントに美味いです。
僅かに薄塩の塩加減が絶品で、鶏の旨味が凄く良く解ります。
まあ、余りに上品過ぎて一般的な焼き鳥感が得られないので納得できないとの意見も理解できますが、それでも味はかなり良いと思います。
 銀杏の素揚げは、この時期嬉しい新物で、風味豊かで酒が進みます。
 厚揚げは、最近気の利いた店で良く見るようになった揚げたてで、表面のカリッとした食感と豆腐の甘みが美味いです。
 タンタン麺サラダは、汁なし坦々麺が大量の野菜とサラダになっている創作系サラダで良く混ぜて食べますが、ボリュームもあって良いです。
 カニクリームコロッケはベシャメルが滑らかで丁寧に作ってあるのが良く解り、これも居酒屋料理とは思えない上品な味です。
 鶏皮パリパリ揚げは、本当に煎餅みたいにパリパリに揚げてあって、鶏皮の持つ脂分は逆に抜けていて皮の焦げた様な芳ばしい風味が美味いです。

 この店は地酒の品ぞろえがかなりマニアックな感じですが、種類が豊富にそろっていてどれも特徴のある銘酒ぞろいです。
それに店員さんに好みや、料理に合わせてもらったり、相談すれば良い酒を薦めてくれます。
たぶん日本酒を頼むお客さんも多いのでしょうね、保存状態もコンディションも良い日本酒が飲める感じがします。
日本酒に関しては溝の口で一番の店では無いでしょうか。
 うーん、これは好みの問題だと思いますが、あくまでも居酒屋としてですが、料理も酒も私の好みにぴったり合うお店なんでしょうね!

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シャモロック魂ふたたび!                          2011年2月

 今回は、以前来たときに食べられなかった地鶏刺しの盛り合わせと鶏スキを食べたいが為にきました。
相変わらずお通しは魚のお刺身ですが、本当に新鮮で質も良く、また切り方も繊細で美味いです。
下手な寿司屋の魚より全然美味いと思いますが、この店では軍鶏ロックを食べるためにあえて、魚は注文しないことにしました。
地鶏刺しは、モモ、ムネ、レバー、砂肝、ハツの盛り合わせでボリュームもあり、兎に角新鮮で美味いです。
特にレバーや砂肝等の内臓系は、ごま油と絶妙で、早くもポン酒がすすみます。
鶏スキは、スキ焼きとゆうよりはスキ鍋で、ちょっと甘い醤油系の出汁で煮て食べる物です。
すき焼の甘ったるくて味の濃い感じをイメージしてたので、日本酒と合うかどうかチョット心配でしたが、思ったよりも全然スッキリしてて甘さも控えめで、むしろ日本酒の甘さが消されて返って良い感じでした。
この鍋にもレバー等の内臓も入るんですが、これがこのチョットだけ甘い出汁に何とも良く合っていて絶品だと思います。
この店は来るたびに酒量が増えて、使用金額が上がる気がしますねぇ。
まあそれも美味い証拠なので、これは寒いうちにまた来る可能性が高いですねー!

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シャモロック魂!                               2010年10月

 吉牛から『たまい』の通りに入ってドンキーに抜ける途中です。
溝の口に35年住んでますが、この通りをすずらん通りと言うとは知りませんでした。
今では飲食店が立ち並んで、客引きも多く賑わいを見せていますが、もともとはボーリング場の裏通りで、10数年前まではそれこそ『たまい』くらいしか無い、うらぶれた通りだったので、仲間内では今でも、たまい通りでとおっています。
 店は入り口も狭く、入ってすぐ右に折れており中の様子も見えないので、チョット初めてだと入りづらいですね。
店内は適度な明るさの照明と、木造り感を出したシックな落ち着いた感じで雰囲気は良いです。
入って即左に狭そうな座敷があり、右に行くとカウンター、その後ろに2席のテーブルが2卓、さらに奥に掘り炬燵のテーブルは3卓くらいあり、全部で30~40席くらいの中規模の居酒屋です。
 料理は、青森シャモロックなる地鶏料理が中心です。
魚の刺身も数種類あり質はなかなか良かったですが、お通しに刺身が出るのであえて刺身を注文する必要は無いかもしれません。
それよりもこの店では鶏を食いましょう。
この日は鶏の刺し盛り(レバーや砂肝等の内臓を含む盛り合わせ)が無かったのは非常に残念でしたが、鍋や串焼き、網焼き、タタキ、刺し等色んな調理法で飽きさせません。
とにかく肉質の良さが際立っていて、美味しいです。
ただし、とり皮ポン酢、鶏刺し、タタキ等すべてが酢をたっぷり使っていて、チョット酸味が鼻につく感じはありました。
鶏刺しは出汁醤油みたいな方が合う感じですね。
それと〆で食べた、名古屋コーチンの卵かけご飯のご飯はもっと熱々の方が好きですね。
ホイップするように白身と黄身が混然一体となり泡がたったくらいかき混ぜた卵に、温かいご飯の熱で、かけた卵に微妙に火が通るくらいの感じが出したいんですが、ご飯があまりにぬるく、そこに卵をかけるともうぬるぬるで少し残念です。
卵かけご飯に付いている鶏スープは出汁が良く出ていて、口の中のコラーゲンの幕張感がたまらん感じで美味です。
鳥雑炊は、ゴマ油の風味はまあ良しとしても、ニンニクの味が強すぎでした。
この雑炊にニンニクは要らんでしょう。
 それと、この店で特筆すべきは日本酒へのこだわりです。
とにかく揃えられた銘柄はさることながらクオリティが抜群で、私は冷で頂きましたが、ぬる燗を頼んだ愚妻には湯煎用のポットに入れてきて、酒の温度が解るよう温度計まで付いていました。
 もう少し寒くなったら鶏スキ鍋と、今回た食べられなかった鶏刺し盛りを頂きにまた来ます。

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10位

日本そば 蕎楽 (千歳船橋、祖師ケ谷大蔵 / そば)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2017/12訪問 2018/01/04

やり残した思いの年の暮れ!

 ここ数年、千歳船橋の友人たちと毎年こちらで忘年会をやってますが、今年もその時期がやって来ました。
例年この忘年会が年内最後の忘年会で、今年もどうやら無事終えることが出来ましたが、歳のせいか年々やり残したことが多くなるような感じがします。
 17時30分の開店時間に合わせ、愚妻と二人で出席しました。
すぐに5名全員揃い、瓶ビールで乾杯し年内最後の宴のスタートです。
 先ずはながらみとゆう綺麗な巻貝の塩茹でをもらい、山芋の磯辺揚げ、カキフライ、ネギトロ、牛スジの煮込み、肉豆腐、カツ煮等を次々頼みました。
 ここに来るといつも頼むオリジナルの蕎麦焼酎をボトルで頼み、友人たちが蕎麦湯割り、自分はロックで、愚妻は一人日本酒の熱燗を頼みます。

 ながらみは直径3㎝くらいの綺麗な模様の平べったい巻貝で、楊枝で入り口辺りの身を刺して、クルクルと巻き取るように身を抜き出して食べますが、一番奥の肝の先まで上手く取り出せると非常に気持ちが良いです。
この巻貝は東京で見かけることは稀ですが、私の田舎の静岡ではポピュラーなもので良く食べられています。
 そして何と言ってもこの店の一押しはカキフライです。
ここのカキフライは大振りで、牡蠣の火の通り具合が僅かにレアな感じで牡蠣の香りが口から鼻に抜ける絶妙な揚げ具合で美味いのです。
 牛スジの見込みはこれもいつも頼みますが、一口大の牛スジはゼラチンの様に透き通っていて、グニグニとゆう食感が面白いです。
醤油ベースの甘辛の濃い目の味付けが、確り滲み込んでいて美味いです。
 山芋の磯辺揚げは、すりおろした山芋を海苔で巻いて揚げたものですが、フワフワでモチモチの食感で、揚げることで水分が抜けて山芋の味がより濃厚になって好きです。
 更に海老、穴子、野菜天ぷらを各盛り合わせを頼みましたが、ここの天ぷらは植物油のみでアッサリと揚げていて美味いのですが、個人的好みとしては胡麻油の香ばしさが欲しいところですね。
この店は蕎麦屋ではありますが、天ぷらよりもフライ物の方が圧倒的に美味いですね。
 
 愚妻はずっと日本酒を飲んでいましたので4人で3本ほど焼酎のボトルをあけ、最後に愚妻を含む3人が鴨南そばのハーフを頼んでいましたが、残念ながらもう満腹でとても蕎麦まで辿り着けません。
思い返してみると、この店は蕎麦屋なのに、そして結して蕎麦が不味い訳でも無いのに、蕎麦を食わずに終わってしまうことが多々あるのです。
普通なら蕎麦屋に行って、それも暮れも押し迫ったこの時期に、蕎麦も食わずに帰って来たなんて、何しに行ったんだっと仲間内からも馬鹿にされそうですが、この蕎麦屋の蕎麦前は蕎麦の前ではなくそれ自体が充分主役になれる品々なのです。
とは言え、蕎麦屋での忘年会で蕎麦食わずに終えたってことは、今年も大事なことをやり残したようなそんな思いの残る忘年会でした。
来年こそはやり残した思いを残さない、充実した一年にしましょう!

 今日は千歳船橋に住む友人と二人で飲む約束だったので何処で飲もうかと思いましたが、蕎麦屋だけどここの牡蠣フライが絶妙なのを思いだし、自分的には牡蠣フライを食べに伺いました。

 蕎麦焼酎を蕎麦湯割りで頂き、牛肉豆腐と煮込み、そしてお目当ての牡蠣フライを注文です。
牛肉豆腐や煮込みは温かくて今日の様な寒い日には美味しいですが、でも今日のメインは牡蠣フライです。
牡蠣フライは、大き目の皿に野菜サラダと豚カツ屋で良く見る揚げ物を乗せて油を切る網の様なのがセットされ、その上に大振りの牡蠣フライが4つ載っています。
タルタルソースみたいなものは一切なく、ちょっと濃厚なソースを付けてレモンを掛けて頂きます。
かなりカラッと良い揚げ具合の大振りの牡蠣フライにかぶりつくと、瞬間ふわっと牡蠣の良い香りが広がってもうたまりません。
生でも食べられるような新鮮で大きくて質の良い濃厚な牡蠣が、口中を火傷しそうなほどの熱々なのにもかかわらず、中まで微妙に火が通っているミディアムな状態で牡蠣の香りや風味を一切損なわないように揚げられていて、これが牡蠣フライのお手本の様な揚げ具合です。
二つ目を食べるときに、早速牡蠣フライのお替りを注文します。
4つの内、友人が1つ、自分が3個食べましたが、丁度お替りが到着し、切らすことなく食べ続け、同じように2個目を食べるついでにお替りをお願いしました。
やはり友人が1個で自分が3個でしたが、当然三度来たお替りでも3つ頂き、このかなり大ぶりな牡蠣フライを9個食べましたが流石に満腹で、〆の蕎麦も食えませんでした。

 しかし、蕎麦屋に来て蕎麦も食べずに帰るなんて、またしても仲間内に笑われそうですが、今日は初めから牡蠣フライ食いに来たんだから良いのです。
例えば店を出たところで、見ず知らずの通行人に 「この店は蕎麦屋さんですか?」って聞かれたら、今日は間違いなく腹を張って 「牡蠣フライ屋です!」って答えますね。
それにしても今日はもう牡蠣フライだけで満腹になり大満足でしたが、帰りに年末の忘年会を今年もこの店で行うべく予約を入れましたので、また牡蠣フライが鱈腹食えますねぇ!

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終わり良ければ!                           2013年12月

 この日は千歳船橋に住む友人達と総勢6人で最後の最後に忘年会でした。
この店はこの街に住む友人と年に3~4回はお邪魔していますが、料理も蕎麦も丁寧な仕事ぶりで美味しいので、今年は忘年会もこの店でやろうとゆうことになりました。

 前回来た時に、蕎麦屋なので鴨鍋でも突きながらと思ったのですが、どうもメニューに鴨鍋が無く、今回の忘年会では友人が予約時に鴨鍋をお願いしたら、常連の好(よしみ)で特別にだしてくれる事になったと得意気です。

 先ずは瓶ビールで乾杯し、我々夫婦は御子鶴を熱燗でもらい、他のメンバーはこの店の店名の付いたPBブランドの蕎麦焼酎を蕎麦湯で割って飲んでました。
 取りあえず山芋磯辺揚げ、カキフライ、牛スジ煮込み、牛肉豆腐を各2皿出してもらいましたが、山芋の磯辺揚げは粘り気の強い大和芋を使用していて山芋が濃い感じが良いですね。
 カキフライは牡蠣の質も良いですが、揚げ加減が絶妙で、齧ると牡蠣の香りが立ち上るような美味しさです。
牛スジの煮込みは、ちょっと唐辛子の利いた赤い色の出汁で大振りに切った牛スジを柔らかくなるまでじっくり煮混んでいて、牛スジから出る旨味と自然な甘さが唐辛子の辛さと相俟って絶品です。
 牛肉豆腐はすき焼のような甘めの出汁で牛肉、シメジ、豆腐を煮て豆腐に味が浸みて良い味です。
 そろそろと思い鴨鍋を出して貰うようお願いし、待つことしばしで出てきた鍋は、卓上コンロも無く厨房で仕上げて持って来ましたが小さくて、鍋焼きうどん用のような小さい鍋が2つで、鴨の胸肉の薄切りとネギ、豆腐、白菜、シメジで、出汁が味噌仕立てになっている代物で思っていた鴨鍋と余りに違って貧相な感じでした。
 更に、砂丘らっきょうと各々蕎麦を頼み、日本酒一升と焼酎のボトル3本を空にして終了しました。

 料理は相変らず丁寧で、素材も良くて美味しい物ばかりでしたが、肝心の鴨鍋がちょっと思っていたのと違ったのは、幹事の説明不足の性でしょう。
これだけ飲み食いして一人5,000円はまあまあリーズナブルと言って良いでしょう。
お陰で良い年収めとなった筈でしたが、店を出てから今日は昼から調子が悪そうな幹事をそのままタクシーで病院に連れてく羽目になり、ヤレヤレの年越しになってしまいました!

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丁寧!                                2011年 8月 

 今日はいつもの焼肉の集まりだったんですが、流石の暑さ続きで焼肉もヘビーに感じ、あっさりと蕎麦でも食いたいとリクエストしてこの店に来ました。

 千歳船橋駅南の信号から環八船橋へ抜ける通りにあり、駅から徒歩5分くらいです。
まだ新しいお店のようで、綺麗でシンプルな外観はちょっと高級そうな印象です。
店内もスッキリとした作りで、清潔感があり明るく綺麗です。
入って右手奥にかけて2人用テーブルが7卓、更にその奥に4人用テーブルがひとつ、入り口から左にちょっと個室っぽくなった空間があり、そこに4人掛けテーブルが2卓あり、まずまず中規模な蕎麦屋です。

 まずは生ビールやウーロンハイで乾杯し、蕎麦屋ならではの板わさ、味噌田楽、玉子焼きや煮込み、枝豆等注文です。
板わさは蒲鉾の質が良く、しかもワサビ漬けと生おろしワサビが添えられており、ちょっと気が利いています。
田楽はコンニャクにちょっと甘めの味噌ダレがかけてあり、上品な味わいです。
玉子焼きはちょっと変わっていて、フワフワのオムレツのような焼き方ですが卵自体には味付けがされておらず、和風のあんかけになっていて、味的にあんと卵の一体感が無く、これなら一般的な普通の出汁巻きに大根おろしの方が良いですね。
 さらに飲み物を久保田(千寿)にチェンジして、海老天盛り合わせ、野菜天盛り合わせ、大山鶏の唐揚げ、山芋千切り、鴨の燻製等追加です。
天麩羅はからっとした揚げ上がりでなかなか美味しく、しかも値段の割りに量が凄く多く、かなりお得感があります。
唐揚げもジューシーに揚がっており、外側のザクッとした食感も良く美味いです。
山芋の千切りは、長芋を使用した太目のざく切りで、食感が良く美味いです。
ただ鴨の燻製は実際にスモークした物ではなく、木酢液に漬けた市販品で、手作り感が無く残念に感じましたが、この残念感はここまでの料理をみての期待感が強かったせいで、そんなに責められるほどのことでは無いでしょう。
 そして散々飲み食いした挙句の〆は、つけとろろの蒸篭を大盛りでいただきました。
こちらに使っているのは擂って粘りが出る味の濃い山芋で、ちゃんと先の長芋と使い分けがされているのも好感です。
鰹の利いたスッキリした出汁で、それ程甘さは強くないのでとろろとの相性も良いです。
蕎麦は更級系の細打ちで、蕎麦の味が程よく感じられるまあまあ美味しい蕎麦だと思います。
流石に大盛りではちょっと量が多く、これなら普通盛りで充分ですね。

 あまり期待しないで入った店でしたが、そもそも蕎麦屋の料理自体が簡単な物ばかりではあるんですが、それでもとても丁寧に作られており、そのうえ一品のボリュームがしっかりあって価格も安いし、地酒の種類もそこそこあって、満足な夕餉でした。

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