佐久間北大さんのマイ★ベストレストラン 2017

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佐久間北大の外食生活日誌

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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

 2017年も無事終わり、振り返ってみれば相も変わらず金も無いので高級店にも訪れる機会は無く、B級居酒屋通いの日々でした。
私にとってこの食べログは、仕事仲間や友人達、それに家族等との日々の外食生活の記録であり、食べログの為に外食している訳ではありません。
従って写真も撮りませんし、一人で飲みに行ったりもしません。それに他のレビュワーさん方との交流も殆どありません。
それにコンビニやデリカテッセンのような外食店ではないレビューもしませんし、飲み物だけ頼んだ喫茶店、どこで食べても内容の変わらない大型チェーン店やファストフード等も基本的には対象外です。
そんな情報を記録に留めておく必要も全く感じませんし、また普通に飲食することを記録するので、ちょこっとだけ食べてその店のポテンシャルを引き出しもせずに一日何件も回ったりもしません。
飽くまでも日々の食生活の記録なので、そうそう件数を稼ぐことも目的としてはいませんし、また出来ません。
従って件数もなかなか増やせませんが、まあ我が道を行くでいいでしょう。
こんなオヤジが一人ぐらいいても大勢に影響はないでしょうからねぇ!

マイ★ベストレストラン

1位

九つ井 玉川店 (二子玉川、二子新地 / 日本料理、そば)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2019/01訪問 2019/02/02

居酒屋使いもOKです!

 愚妻と愚娘の誕生日も近いので、今日は久々に家族3人とプラス1人で夕食です。
この店はテーブルが大きいので、かなりゆったり出来るのが良いですね。

 先ずは麦焼酎のウーロン割り、生ビール、熱燗2合で乾杯し、メニューを物色します。
この店は基本は蕎麦屋なんですが、ブランド牛の炭火焼きや、すき焼き、しゃぶしゃぶ、鴨鍋、水炊き、カニしゃぶ等の鍋料理、それに蕎麦を使った懐石等結構高級感漂う料理を中心にしていますが、今日は敢えて居酒屋使いをしてみましょう。
 取り敢えず そば寿司600円、そばコロッケ600円、出汁巻900円、揚げ出し豆腐900円、牛サイコロサラダ2,700円、刺し盛り5,000円を註文しました。
 品出しは速く、頼んだ品はどんどん出て来ます。
 そば寿司はシャリの代わりに蕎麦を使った海苔巻きやいなり寿司を一口サイズに切ったもので、シャリのような重さがなく、甘味や酸味を付けていないので蕎麦の味を感じられます。
軽い感じで手づかみで食えるので、前菜代わりに摘まむのには良いですね。
 そばコロッケ牛サイコロサラダは以前来たときも頼んで美味かったので、今回も頼みました。
 出汁巻きはタップリ出汁を含んで、フワフワの食感で押したら滲み出てきそうな感じです。
確り出汁の旨味もありますが、玉子自体の甘さが溜まりませんねぇ。
 揚げ出し豆腐は、軟らかいながらも大豆の甘味を濃く感じる豆腐を片栗粉で揚げ、蕎麦出汁に大根おろしがタップリで美味いです。
 刺し盛り本鮪の赤身、平目、鯛、鰆、金目鯛、墨烏賊、鰤が上品に切られて、大きな丼ぶりにかき氷をぎゅうぎゅうに固め、その上に綺麗に盛り付けてあります。
 それぞれの素材に合わせて、鮪ならネットリとした噛み応えと特有の味を活かせるよう大きめなダイス状に、金目鯛は皮を残して、鰆はちょっと軟らかい身の食感を出すのに厚めに切って皮目を炙って脂を活性化させ、鯛は淡泊な味を引立てるよう昆布締めにしていたり、ヒラメは食感を活かすよう薄めに切って花のように巻いてあったり、非常に良く考えられたお造りになっています。
それに驚くほど凄い素材の質が良く、久し振りに本当に美味い刺身を食べた感じでした。
この刺し盛りは量的にはそれほど多くはない割りに5,000円とちょっと高い感じですが、全然納得の内容でしたね。
 各自酒のお替りを頼みながら、追加で海老のかき揚げ1,300円、セリと蒸し鶏の黒胡麻和え、鮪の紫蘇揚げをお願いしました。
 海老のかき揚げは結構大振りのが2つで、ボリュームがあります。
芝海老のプリッとした食感に加え、小さな桜海老も入っていて香ばしい香りを感じます。
 セリと蒸し鶏の黒胡麻和えは、小口切りした蒸し鶏とサッと茹でたセリを刻んで、黒胡麻を擦ってペーストにした物で和えたものですが、これはセリと黒胡麻の風味が良くて美味いですが、淡泊な蒸し鶏が負けてしまって、鶏料理としては弱い感じです。
これならセリをタップリ使ってセリの黒胡麻和えの方が良い感じですね。
 鮪の紫蘇揚げは、鮪を細かくたたいて青葉で挟んで揚げてありますが、鮪の脂が熱で酸化したような魚臭さが鼻について、うーん この日食べた料理では唯一頂けない感じですね。
 〆に自分がざる蕎麦800円、後 鴨せいろ1,900円、鴨南蛮1,900円を頼みました。
 ざる蕎麦を頂きましたが、ここの蕎麦は、更級ではないので灰色っぽい色をしていますが、それでも透明感があり、腰が確りしていて蕎麦の味も上品で美味いです。
蕎麦出汁はちょっと甘めの鰹出汁で、このしつこくない甘さの出汁は好きなタイプです。
蕎麦湯も濃くて、確り頂いて完食でした。

 ここの料理はどれも素材が良くて、丁寧に作られていて凄く美味いです。
特に今回、刺身の質の良さと美味さに驚かされました。
多少高いですが、もの凄く高いわけでもないですし、これなら今回のような居酒屋使いでも充分満足できる内容だと思いましたね。
愚妻も愚娘もまあ満足そうだったので良かったですが、今週の誕生日週間はまだまだ続きます!
 実は恥ずかしながら誕生日でして、愚妻がご馳走してくれるとゆうので、愚妻と2人で以前から一度行ってみたかったこちらの店に訪れました。
 二子玉川駅から246を瀬田方面に100m程、高島屋本館の真ん前です。
 入り口の様子から既に高級そうな雰囲気ですが、表に出されたメニューをちょっと見る限り、ステーキでも食わない限り、思っていたほど高くも無さそうです。
 階段で地下へと降りていくと、ウェイティングのホールがあり、純和風の木造り感の重厚な佇まいが広がります。
 すぐに店員さんが迎えてくれて、予約もしていないのに何事もなかったかのように奥のテーブル席に案内してくれました。

 先ずはビール中瓶を頼み、その間にメニューをゆっくり物色します。
基本は蕎麦屋ですが、黒毛和牛のステーキも得りにしているので、如何したものかと迷っていると鴨鍋ができるようです。
こうゆう寒い日はやっぱり鍋ですね、しかも鴨となれば尚更です。
 ビールで乾杯し、鴨鍋、出汁巻玉子、牛コロステーキサラダ、そばコロッケを注文すると、鍋を出すタイミングを確認され、取り敢えず鍋は後にしてもらいました。

 お通しは鰺の干物を焼いてほぐした身を大根おろしで和えたもので、これは簡単ですが美味いですねぇ、家でもやってみましょう。
 ビールをチビチビ飲んでいると、ものの3分程で出汁巻玉子の登場です。
この玉子焼きは出汁をタップリ含んでいてちょっと触るだけで滲み出てきそうな程で、玉子本来の甘さを引立てるほんのり甘めの味付けと、確りした出汁の味で驚く美味さです。
 もうビールなんか飲んでる場合じゃありませんねぇ、私は麦焼酎をロック、愚妻は熱燗にしました。
 牛コロステーキサラダは、生野菜にサイコロステーキがゴロゴロ入っていてボリュームも有り、醤油ベースのドレッシングが掛かっています。
この店はステーキを得りにしているので良い牛肉を使っているだろうと思い頼んでみましたが、これは大正解でした。
ほんのり暖かさを残す牛肉は、思った通り上質で凄く美味いです。
しかも凄く柔らかく、甘みも旨味も濃くて、サラダの野菜も新鮮で上質で凄く良く合っています。
 そばコロッケは、まん丸いそばがきに衣を付けて揚げたもので、小さいのが5,6個だされ、食べ易いし、蕎麦の味も確りしていて美味いです。
これは良い酒の肴になりますね。
 鴨鍋は、先ず炭の入った七輪が運ばれてきて、醤油ベースの出汁がタップリ入った鉄鍋がセットされます。
大きな皿に野菜等、それに別皿に鴨の胸肉のスライスが綺麗に並べられて出されます。
スライスはちょっと厚めで、これは結構固いだろうと歯弱の年寄り夫婦はちょっと心配になりますねぇ!
それに薬味は大根おろし、紅葉おろし、おろし生姜、柚子胡椒がタップリ出されます。
 沸騰したら店員さんが葱や茸、豆腐、くずきり等を鍋に入れて、それが煮えた頃に鴨肉に片栗粉を塗してから鍋に入れます。
片栗粉を塗してから鍋に入れる方が、旨味が逃げず、しかも肉が固くならないとのことです。
取り皿に鍋から出汁をちょっとすくい、薬味を溶いて火の通った鴨肉をつまみ出して食べますが、出汁こそ薄味ですが素材の味を確り味わえて驚きの美味さです。
鴨特有の旨味と脂の甘み、いつもならちょっと気になる癖も全く感じず、しかもちょっと厚めの鴨肉の柔らかいこと。
それに、片栗が出汁を含浸して更に旨味とジューシーさを付与しています。
うーん、これは今まで食べた鴨鍋史上最高ですね!
 結構量も多いのでダイブ満腹になってきましたが、〆のうどんが出てきます。
蕎麦屋なのに蕎麦じゃなくてうどんなのは、この鴨の出汁の出た鍋で確り煮込んで味を浸みさせることを想定してのことでしょう。
かなり太めで確り腰のあるうどんでしたが、予想通りの美味さでもう大満足です。
全部食いきり満腹になったところで、何と雑炊の準備が始まります!
 えー、うどん食ってその後まだ雑炊も出るの!
ちょっと吃驚している我々をよそに、店員さんは何事もなかったかのように鍋にご飯を投入し、玉子を溶いて流し込むと蓋をして、鍋を七輪から下ろして七輪を持って下がっていきます。
もう満腹ではありますが、暫し待ってちょっと蓋を取ってみると、もう鴨の脂と醤油の煮えた臭いが一気に広がって、これは食うしかありませんね。
一口食べると、ああこれはこの鴨の出汁を余さず食べきるための物とゆうか手段なんだとゆうことがすぐに解ります。
なるほどそれで始めは薄味にしてあったんですね、この雑炊の米一粒づつに染み込んだ出汁がこの段階で丁度良い塩梅になっています。
全てが計算され尽くされたような見事な鴨鍋で、満腹にもかかわらず雑炊まで確り食べ尽くしました。

 ダイブ酒も飲んだと思いましたが、この内容で17,000円ちょっとですからそれ程高いとは感じませんでした。
まあ今日は愚妻のおごりだしね。
正直この店はもっと高い店だと思ってました。
こんなことならもっと早く来ておけば良かったですねぇ!

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2位

尾花 (南千住、三ノ輪橋、三ノ輪 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2017/10訪問 2023/07/11

食いねえ食いねぇ、鰻食いねぇ!

 この日は私と同じ静岡出身の得意先の担当者さんと打ち合わせがてら鰻を食いに来ました。
やはり静岡とゆうと鰻の養殖が有名で、良く鰻を食べていると思われがちかも知れませんが、何処で食っても高いのは変りませんし、なかなか庶民の口には入りません。
それでも多少の思い入れはあるので、この得意先担当さんの現在のご自宅に近い、鰻で余りにも有名なこちらの店に一度行ってみたいとゆうので、予約の効かないこちらの店に並び覚悟で訪れました。
 今年はもう鰻を食う機会は無いかと思っていましたが、『尾花』となれば話しは別です。
遠路はるばる11時30分に南千住の駅で落ち合い、線路伝いに歩いて3分ほどで到着です。
かなりの人気店で結構並んで待たされるとのことだったので覚悟をして行きましたが、この日の生憎の冷たい雨のお陰か、待ち人もおらずすんなり入れました。
 重厚な老舗感漂う門をくぐり、小さな庭の先にある大きな暖簾の掛かった引き戸を開けると大きな玄関が有り、靴を脱いで畳の大きな座敷に上がります。
この座敷はL字になっていて2人用の卓袱台が整然と25卓ほど並べられていて、お客さんの人数によってくっつけて対応可能です。

 先ずはビール(大瓶)を1本もらい乾杯です。
メニューは極めてシンプルで、鰻重が並と上、ツマミは白焼き、うまき、うざく、焼鳥、鯉の洗いくらいしか無く、だらだらと居酒屋使いをする店では無く、鰻重が来るまでの酒の肴とゆう趣のようです。
 うまき(2,500円)とうざく(2,000円)を頼み、熱燗に切り替えました。
 うざくは出汁も優しく酢の当たりもマイルドで凄く上品な味です。
鰻は身が厚くて確りしていて。胡瓜と菊の花片を塩もみしたものと一緒に盛り付けられていて、必要以上にゴテゴテと飾り立てておらず、清々しいほどの潔さを感じます。
 うまきは鰻の蒲焼きを包丁で確りたたいたもを玉子で焼きながら巻いていて、玉子に出汁はそれ程効いていませんが、玉子と鰻の甘みが心地よい感じです。
 熱燗のお替わりをもらいつつ、鰻重の並(確か4,500円くらい)と肝吸いをお願いします。
同時に頼んだ熱燗のお銚子が出てきて、チビチビ飲んで無くなった頃、鰻重と肝吸いが出てきたので熱燗のお替わりもお願いしました。
 鰻重を開けると蒲焼き2切れがほぼご飯を覆い隠すくらいの大きさで、僅かに隙間からご飯が見える感じです。
鰻重の上は1,000円ほどお高いようでしたが重箱自体の大きさが大きく、その分鰻も大きいのでしょう。
 早速に箸で切れ目を入れて頂いてみますが、もうその段階で鰻の皮を箸で切る抵抗が一切感じられません。
口に入れるとこの蒲焼きはもうホントにフワッフワで食感が無いほどです。
良く口の中で溶けるようなとかとろける様なとか言いますが、それがもう結して揶揄的な表現では無くホントに溶けるような食感です。
鰻自体は厚みがあって、特有の臭さも微塵も無く、凄い美味しい鰻ですね。
タレはちょっと甘みが先に来ますが、結して濃い味では無いので飲み込む頃には寧ろサッパリと感じ、幾らでも食えそうな気がします。
箸が止まらず、足の痺れも忘れて一気に食いあげて完食でした。
 いやー流石に名店と言われるだけのことはある鰻重でした。
こんな食感の鰻は今まで食べたことが無く、ホントに驚きでしたね。

 1人熱燗を3合づつ飲んで、1人壱万円は掛からないくらいでしたが、まあそのくらいはしても高いとは思わせない味と雰囲気の内容でした。
 ただ、やっぱりもう少し飲みながらのんびりと楽しみたいので、肴の種類が欲しいのと、酒の種類も少なく、やはりストレートに鰻だけを食う店ってのが、ちょっと惜しい感じが残りました。
それとやっぱり座敷は100kg超級の大きな人間には足が痺れて辛いですね。
まあそんなこと言うのはなかなか粋には振る舞えない野暮な田舎者の証拠ですかね。
でも予約だけは受け付けた方が良いと思いますよ。
この日は良かったですが、ぞろぞろと行列を作って待っている姿はあまり粋にはみえませんからねぇ、まあ千住は江戸じゃぁ無いけどね!

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3位

鮨長 (高津、溝の口、武蔵溝ノ口 / 寿司)

7回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2023/08訪問 2023/09/26

思えば遠くへ来たもんだ!

 今年のお盆休みは歴史上稀に見る猛暑で、台風もウロウロしてるし 何処にも出かける予定も無いので、せめて近所で美味いモンでも食おうと こちらの店に予約を入れて、昼飯を食いにやってきました。
家から歩いて5,6分の距離ですが、10分前に家を出て、11時30分の開店まで4分ほど店の前で待ってる間に、もう大汗かいてしまっています。
僅か4分間がこれほど待ち遠しいのもなかなか無いですねぇ。
時間丁度に漸く迎え入れられ、カウンター席に案内されます。

 早速、瓶ビール(中)をお願いし、グラスに注ぐ時間ももどかしく最初の1杯を一気に飲み干し2杯めで一息つき漸く乾杯です。
 この日は予約時に、先付け、寿司12貫と細巻き、味噌汁、デザート付き5,500円のコースをお願いしておきました。
 先付けは、小松菜の茎とホウレン草の葉のお浸しに赤大根の千切りをのせトロロを掛けてあられを散らした小鉢で、出汁が上品で良い味付けです。
小松菜の茎のシャキシャキ感とトロロのねっとりの対比、小さな粒あられの香ばしさとカリッとした食感が面白いですね。
 これはやっぱり日本酒ですね、真澄の山灰作り純米吟醸をを願いしました。
 握りの最初はマコガレイでしたが、淡白でインパクトは無いですが、凄い上質な旨味で1貫目に相応しいですね。
 は表面の皮を剥いた部分が綺麗に輝いていて、光物って感じですね。
その上に青葱と生姜のすりおろしたものと、おろしポン酢をのせてあります。
ちょっと肉厚で、かなり形の良い鰺を使っているようで、確りと鰺の味を感じる鰺でした。
 太刀魚は皮目を軽く炙って、皮目を内側にして握ってあり、ちょっと香ばしさが良いですね。
身は結構厚めで柔らかく、上質の旨味が濃厚で美味い旬の味ですねぇ。
 帆立貝柱はかなりの肉厚で表面がちょっと乾いた感じなのは余計な水分を抜いてあるからで、甘みや旨味が強くて上質さを感じますねぇ。
 シマアジは適度な脂のノリが良い塩梅で、白身の旨味と脂の甘みを同時に楽しめるのが良いですねぇ。
 鮪赤身ヅケは本鮪の赤身を出す30分くらい前に醤油ベースのタレに10分ぐらい漬けて、表面が乾くくらい外に出しておいてから握って、酢橘の皮を擂って掛けて出されました。
しょっぱ過ぎずねっとりとした赤身の旨味を引き出していて、それにほんのり香る柑橘が良い感じで美味いですね。
 真鯛はちょっと厚めに切り出していますが、白身の割に食感は強くないのは熟成させているからですね。
流石に旨味が良く出ていて美味いです。
 甘エビはけっこう大振りで1尾を開いて握っています。
その上に海老の内子を醤油漬けにしたものをのせてあって、味にアクセントを与えています。
 中トロは上質な本鮪で、脂の旨味を確り感じられるように他のネタよりちょっと大きく切り出されています。
 イカ雲丹はイカの握りの上に雲丹をのせて出されますが、雲丹とイカって味の相性が良くて美味いんですよね。
 穴子は特有の黴臭さみたいな嫌な臭いも全くなく、身も厚くてふわっふわに煮てあります。
その1貫分を半分にして、それぞれ塩とツメを塗り、酢橘を擂って掛けて出されます。
うーん、この食べ比べは堪りませんねぇ、どちらも美味いですがここの穴子は煮付けが薄味なので、私はツメを塗ったほうが好みですね。
 玉子焼きはアオサを混ぜて焼いてあり、玉子の自然な甘さにアオサの旨味がアクセントになっています。
 ネギトロ巻きカッパ巻きは細巻きを6分の1にカットして、それぞれ3つづつ合わせて1本分出されます。
ネギトロ巻きはマグロの剥身と微塵切りにした長葱を巻いてあり、
カッパ巻きは胡瓜を細切りにして、それを束ねて巻いています。
 ここで味噌汁が出されて、一息つきます。
 今日の寿司を握ってくれた目の前の職人さんから「これで一通りになるので何か追加は如何ですか!」と言われ、ネタケースに見えた赤貝のヒモをツマミでもらい、これで最後に残った酒を飲み干します。
ヒモのコリっとした食感と、貝柱の旨味が良いんですよねぇ。
 最後のデザートはココアのミルク寄せでしたが、ココアをゼラチンで固めた中に固まったミルクが粒になって分散していて周りに きな粉を塗してあるので 見た目は わらび餅の様ですが、食べると洋菓子の様で驚かされます。
それにこの作り方も全く分かりませんねぇ、不思議でした。

 いやぁ、今日は夏の寿司を堪能できました、大満足です!
結局 2人で真澄を6合頂いて会計しましたが、全部で20,000円を少し超えてました。
まあ内容的には全然高いとは思いませんが、それでも以前と比べるとちょっと高くなりましたね。
料理が5,500円ちょっとと追加は赤貝のヒモだけですから、酒が高くなった分ですね。
 開店から直ぐにカウンターは満席になり、12時からテーブル席も埋まって結構お客さんは入っているようですが、そのお客さんが我々老夫婦以外は皆な若くて驚きました。
皆さん30代くらいのカップルで、私らが若い頃はなかなかこんな店にこれなかった・・・・あれっ、思い出してみるとこの店に初めて来たのは30代前半の頃でした。
その後、店主が何人か変わって、今は分とく山の系列になっているようですが、思えばこの店に年1,2回くらいの頻度ではありますが、もう30年以上の付き合いになるんですねぇ。
うーん、歳を取る訳です!
 休日に家でゴロゴロしてたら愚妻が寿司食いたいと言い出し、11時頃に思い立ったように電話して空席の確認をしたと思ったら、11時30分で予約したとのこと。
慌てて支度して出かけました。
 約束通りの時間に入店すると先客はカウンターに1組2名だけでしたが、店の奥に急遽設えた様な2席テーブルに案内されました。

 早速瓶ビール(中瓶)800円をもらい乾杯して、ランチ握りの1番安い『結』(10貫)3,000円を2つお願いしました。
以前は、ランチはもっと安い握りのセットも有ったと思いますが、まあ3,000円くらいなら良いでしょう。
 待ってる間にビールも飲み干し、沢の鶴 純米吟醸1合1,000円をお願いしました。
 先ずは小鉢で、鯛のゼリー寄せが出されます。
鯛の身を細かく叩いて、鯛出汁と一緒にゼラチンで固めて煮凝り状にしたもので、鯛の出汁が良く効いていて旨味が濃く上品な美味さで日本酒にピッタリで、早速 日本酒のお替りを頂きます。

 握りの1皿目は平目の昆布締め、本鮪赤身のヅケ、シマアジ、サーモンでした。
 平目は確り熟成されていて、昆布の風味も効いていて、これはアミノ酸の旨味の権化のような握りです。
 本鮪の赤身は軽く醤油漬けにしていて、良い塩梅です。
 シマアジは歯応えも確りしながら、脂のノリも良いうえに旨味も強く、これはこの皿で一番美味く感じました。
 この店でサーモンが出てきたのは初めてじゃないかなぁ、今までは余り印象がありません。
このサーモンは脂のノリが逆に少なく、そのぶん旨味が濃厚で まるで白身魚のようです。
あっ、鮭ってのは分類上 白身魚に該当するそうですね。
 ここで日本酒のお替りを頂きました。

 握りの2皿目は本鮪中トロ、帆立貝柱、雲丹の軍艦、甘えびでした。
 本鮪中トロはやはり上質で脂がしつこくなく上品な美味さです。
 帆立貝柱も良い甘味で美味いです。
 雲丹の軍艦はミョウバン不使用のバフンでしたが、確りしていて新鮮さが伺えます。
ただ雲丹軍艦だと海苔が吸湿して噛み切れなくなるし、海苔の香ばしさも失われがちなのでホントはそのまま握って欲しいのですが、まあこの店は大将の大沢さんが銀座久兵衛の出身ですから、やっぱり軍艦は譲れないでしょうね。
この4貫づつ並べて出す際に一番左端に置いてくれれば、自然と1番最初に海苔が吸湿する前に食べられると思いますね。
 甘エビはちょっと甘エビとは思えないくらい大振りで美味いです。
 更に日本酒のお替りをお願いします。

 握りの3皿目はシメ鯖、煮穴子の塩、煮穴子の炙りのツメの3貫でした。
 シメ鯖は敢えてでしょうか、かなり確りシメてある感じで、もっと浅いシメ方の方が鯖自体の美味さを感じられそうですけどね。
 煮穴子ツメの2實で、身がフワフワで口中で溶けてしまいそうです。
かび臭いような特有の臭みも無くどっちも美味いですねぇ。
 うーん、もう1本だけ日本酒のお替りをもらいましょう。

 最後の巻物は、鮪の中落とカッパの細巻きを半本づつと玉子焼き、それにアオサの味噌汁が出されました。
 〆の玉子焼きの甘さが優しくて、ホッとしますね。
 デザートはお茶で水羊羹を頂きましたが、この水羊羹は自家製で甘さ控えめなぶん小豆の味が立っていて美味かったです。
 
 気が付けば店内は満席で、流石に流行っていますねぇ。
急遽で予約が取れたのはラッキーでしたね。
これだけ飲んで、かなり満腹にもなったし、それでも一人6,000円しないんですからやっぱりランチはお得ですね。
 以前は箸休めにワカメの酢の物や大根の薄切りに梅肉を挟んだようなモノを出していましたが、これは銀座九兵衛で修行された大沢さんの影響だと思われますが、今回 それらの箸休めが無くなって、何となく大沢色を表に出さないようにしている感じがしましたが、レビューを書く際に初めて気付いたのですが店名からも『おおさわ』の文字が消えていました。
まあ、頂いたお寿司に関しては遜色無いとゆうか、寧ろ丁寧な仕上がりを感じましたが、うーん、何かあったのかなぁ!

 3連休最終日くらいは流石に外食でもしようかと言うと、愚妻が「 じゃあ、焼き鳥食いたい。」とにことで緊急事態宣言の中、17時に行って空いてるうちにサッと食って帰ろうと家をでて溝の口方面を目指し歩きます。
すると、こちらの店の脇を通り過ぎるのですが、まだ17時前だとゆうのに開いていて丁度1組店に入っていくのが見えました。
そうなるともう焼き鳥よりも寿司ですねぇ、強力な引力に抗うことも出来ずに吸い込まれます。
予約なしの飛び込みでしたが流石に空いているらしく、奥のカウンター席に並んで陣取りました。

 上握り寿司を2人前頼み、瓶ビールを1本もらいます。
 先ずは蛸の煮凝りが出されます。
この煮凝りは、蛸の軟らか煮等で長時間煮た出汁を冷やすと蛸のゼラチン質が固まったもので、蛸の良い出汁味がでていて美味いです。
これは早速日本酒を頼みましょう、分とく山ブランドの冷酒300mlを頂きましたが、スッキリした純米酒で何にでも合いそうな酒です。
 早速握り寿司が1貫づつ、こちらの食べる速度に合わせて出されますが、シャリを指でへこませ空気が入るように握られていて、口の中でほろっと解れるように握っています。
上握り寿司は12貫と巻物で、平目、本鮪赤身、鰤、イクラ軍艦、平貝、エンガワ、赤貝、鯵、本鮪中トロ、雲丹軍艦、穴子、しめ鯖、玉子、そして巻物が鮪トロ巻きカッパ巻きです。
 平目の昆布締めは確り昆布で〆てあり、平目のタンパク質が分解したイノシン酸と昆布のグルタミン酸の相乗効果で1品目から凄い旨味で完全に支配される感じです。
 本鮪の赤身はねっとりとして、良い鮪だとゆうのが解ります。
 はこの時期にしては脂がスッキリしていて、生臭さも無く美味いです。
 平貝はちょっと薄切りでしたが、身が確りしていて特有の旨味です。
 エンガワは、平目の旨味に加えてちょっとコリっとした歯応えが溜まりません。
 穴子は小振りなのが2貫で、一つが白焼きで香ばしく焼かれていて、もう1貫は煮穴子でフワフワに煮てあって味も食感も全く違って面白いです。
 途中に薄切りの大根に紫蘇と梅肉を挟んだの穴子の肝の山椒煮が箸休めとして出されます。
この薄切り大根は銀座の久兵衛でも同じようなものが出されますが、これは大将の大沢さんが久兵衛の出身だからですね。
 穴子の肝の山椒煮は、良く鰻屋で鰻の肝で出されますが、穴子の肝でも濃いめの味付けで遜色ないです。
肝のマッタリ感に山椒がピリッと効いて、これは酒がすすみますねぇ。
 〆は鮪のトロ巻きかっぱ巻きが3カットづつ、合わせて1本分出されましたが、この時点でかなり満腹で最後はもう必死で食い切りました。
 更にデザートにわらび餅が出ましたが、葛とかではなく何か本物っぽい感じのわらび餅でした。

 結局酒のお替りを2本頼み、1人9,000円くらいでしたが、これだけ飲み食い出来れば満足です。
ここの握りは小振りでツマミになるし、寿司以外にも一寸したものを3品ほど出してくれるのでこの価格なら満足度は高いです。
 17時前に入店して、帰るまでに我々以外に3組来てましたので、この非常事態宣言のご時世ですからかなりの善戦ですね。
しかし食べ終えて店を出たのが18時30分で、うーん この後一体どうしろって言うんでしょうねぇ!
 テレワークで家に閉じこもってばかりだと、流石に気も滅入ってきますねぇ。
夜も飲みに行ける訳じゃないし、ちょっと気持ちも荒んできて、家の中の雰囲気も良くない感じで重苦しいです。
うーん、そうだ寿司食いに行こう!
とゆう訳で平日ですが、愚妻と愚娘を伴い昼飯食いにこちらの店までやってきました。
予約もせずに来ましたが、流石にこんなご時世ですから空いていて、先客は奥のテーブル席に家族連れが1組だけでした。

 カウンター席に3人並んで陣取り、先ずは瓶ビール1本頼み乾杯してメニューを拝見します。
握り寿司の3,200円でのお任せを3つお願いしました。
 すぐにワカメの酢の物が出されます。
これは酢の物と言っても、半ドライなワカメに僅かにポン酢で和えたようなモノで、ほのかな酸味で優しい味付けなので、ワカメ自体の味が感じられます。
 握り寿司は、握った毎に1貫づつ順次出されますが、ちょっと小振りでこれはツマミになるタイプですね。
先ずは平目からでしたが、平目の割に厚めに切り出したネタで、煮切り醤油を塗って柚子皮を細かくおろして掛けてあります。
早速頂きますが、柚子の香りがパッと広がり、厚めのネタは意外と柔らかくイノシン酸の旨味が強く感じます。
この平目はかなり熟成させているようですね、凄く美味いです。
 早々に新潟の地酒、参乃越州 特別純米1合1,200円を頂き、追いかける様に飲みます。
 スミイカはプチっと歯切れは良く、噛むほどにねっとりと纏わり付いてくるような食感と濃い甘味に、酢橘の酸味のコントラストが効いていて美味いです。
 本鮪赤身は綺麗な赤身で見た目も美しく、ねっとりとして僅かに青い鉄の味が広がります。
 コチはやはり熟成が効いていて、ちょっと肌色がかった色合いに濃縮感を感じます。
酢橘の風味が良いですね。
 中トロは脂のノリも良く、鮪自体の質の良さが分かります。
 甘エビは、甘エビとしてはかなり大振りなモノを開いて握っていて、とろける甘味です。
 小柱軍艦は青柳の貝柱で、帆立や平貝よりも確りした食感で美味いです。
 雲丹軍艦は雲丹の味が濃く、海苔の風味に負けないです。
 サヨリは透き通るような白身で、ネタの下に青葱を忍ばせ、上にはおろし生姜が添えられていて、サッパリとした味わいで美味いです。
 穴子は塩と柚子で香りを付けたものと、ツメを掛けたものの2種類出されます。
久兵衛スタイルですが、ここの寿司は小さいので久兵衛の様に1貫を半分に切る感じではなく、1貫づつ別に出してくるような感じも良いですね。
穴子の身は厚く、外海産でしょうか東京湾のモノの様な泥臭さは微塵も感じません。
煮方も絶妙ですが軽く炙って表面はちょっと硬く感じる食感も、ただふわふわ柔らかいだけより存在感が感じられます。
塩の方には柚子の風味を効かせてあり、実に美味いです。
ツメの方は意外と甘さ控えめで、穴子の味を邪魔しないのも良いですね。
 細巻きは6等分したのを鉄火巻かっぱ巻き干瓢巻きが2切れづつで、干瓢の甘さにワサビを効かせて面白いです。
 デザートはきな粉ゼリーで、きな粉に砂糖で甘みを付けて水で分散させたものをゼラチンで固めたモノで、きな粉の和風な風味が寿司のデザートに良く合ってます。

 寿司を食いながら3人で参乃越州を5合ほど頂きましたが、途中で山形の地酒を1合サービスで出してくれたりして、昼から気持ちよく飲ましてもらいました。
全部で15,000円をちょっと超えましたが、これだけ飲んで1人5,000円ちょいですから内容を考慮すればかなりお得ですね。
 この店はカウンターで寿司を握る大沢さんの他にバックヤードに2人、ホールに1人で全部で4人も店員さんがいて、人件費だけでも大変だろうなぁと思われますねぇ。

 しかし、テレワーク中なのにこんなことで良いのかとお叱りを受けそうですが、結して感染防止に興味がない訳では無いのですが、この新型コロナウイルスの封じ込めには最低2年は掛かりそうだし、かなりの長期戦を覚悟する必要がありそうです。
その間如何凌ぐかとゆうことを考えると、今は経済よりも感染防止だとゆうのも解りますが、敢えて助かる命を殺してしまうのもおかしな話だとも思うのです。
この店は空いていたし感染リスクも感じなかったし、行けば少しでもお店も助かるだろうし、美味い寿司で家族も喜ぶし、それに誰が助けてくれるわけでもないし、夜は全然飲みにも行ってないんですから、このくらいは勘弁してもらわないとやってられませんよ、いい加減。
 まあ、けしからんとお叱りを受けるかも知れませんが、昨今の自粛要請にやはり納得のいかない部分もありまして、飲食店の中には店を閉めたらホントに潰れてしまうようなところも沢山あると思われます。
ところが行政は店を閉めるのは飽くまでも要請であって命令ではないと言いつつ、閉めた場合の補償も未だハッキリしません。
果たして行政と飲食店のどちらが強者でどちらが弱者でしょうか、今の自粛を求める雰囲気は私には弱い者いじめにも感じられてしまいます。
感染防止のために飲食店を閉めさせたいのなら、行政は強制的に行い、その責任を確り果たすべきです。
あとは我々お客の立場で、自らの感染リスクに関しては、感染すれば家族や会社、医療機関、社会的にも多大な迷惑が掛かることは明白なのですから、その上で自己責任で飲みに行って大騒ぎするなりすれば良いのです。
でもやっぱり、そうなる前に行政の責任で強制的に店を閉めさせるべきでしょうね。
閉めたら潰れてしまうかもしれない店を強制的に閉めさせるのです。
潰れた店の従業員は失業だし、経営者は借金抱えて家族ともども路頭に迷うかもしれません。
それを承知で行政は感染防止の為、飲食店にも国民に対してもキッチリ責任を果たすべきです!
 この日は後輩の商社マン君と車で日帰り出張から帰ってくる道すがら、溝の口で夕飯を食うことになり何が良いか聞くと、美味い寿司でもつまみたいとのこと。
それじゃあ鮨長が良いかなと、新東名を走行中の車から電話で予約を入れカウンター席を確保しました。
家に着いて車を置き、家から徒歩で5~6分のこちらの店に18時過ぎに入店しました。

 カウンターに陣取り、メニューを見て7,000円の寿司懐石をお願いし、そうゆうことならもう初めから日本酒ですね、出羽桜の吟醸酒をお願いしました。
 先ず最初は、白魚ポン酢が出されました。
白魚のツルンとした食感と、噛むとちょっと苦さがアクセントになって、これはやはり日本酒ですねぇ、初めから日本酒にして正解です。
 カウンターの棚の上に長方形の陶器の皿が出され、ガリとツマがセットされ、刺身が順次出されます。
先ずは平目の薄切りで、かなり薄く切られていますがコリコリと言っても良いような弾力ある白身で、噛み応えががありますが噛めば噛むほどアミノ酸系の旨味を強く感じます。
 平目を食べ終わると次はシマアジが出されましたが、これも身がかなり確りしていて、しかも平目に比べ脂ものっていて美味いです。
 平目の縁側を炙ってポン酢をかけたのが小皿で出されました。
炙ることで香ばしさがプラスされて面白いですが、あの特有のプリプリ感はなくなってしまうので、個人的には生の方が好きですね。
 茶碗蒸しは白身魚の優しい出汁で作られていてこれは美味いですねぇ。
丼で作って欲しいくらいです。
 次の小皿は生の鰯の身を生姜醤油で和えたもので、実は鰯の生臭さがあまり好きではないのですが、この鰯は脂ののりも良いのに全く生臭さが無く、小骨も確り処理してあって美味かったです。
 鮪の幽庵焼きは確り焼かれていますがパサついた感じはなく、上品な味付けでこれも美味いです。
 そして〆は握り寿司ですが、平目の昆布締め、本鮪赤身、ウニ軍艦、小肌、タコ、穴子(塩)、穴子(タレ)が食べるスピードに合わせて1貫づつ出されます。
握りは小振りで、この鮨はツマミにもなるので、酒のペースも落ちません。
どれも上質で外れなく、相変わらず美味い寿司でした。
最後に細巻きで鉄火巻き、干瓢巻き、かっぱ巻きが2つづつ出されました。
 デザートはシャーベットでしたが、うーん これは正直あまり美味しくなかった。

 飲みながらでしたので、こちらのペースに合わせて品出ししてくれ、3時間ほど掛けて2人で日本酒8合ほど飲んでゆっくり楽しませて頂きました。
 入店したときは時間も速かったので先客は1組だけでしたが、19時頃からは満席で途中予約なしで来たお客さんは断られているようでしたので、来店の際は予約する方が間違いないです。
 今日は朝から良い仕事ができて、しかも美味い夕飯が食えて良い1日でした。
毎日こんなだったら言うことないんですけど、そんな金無いもんなぁ!
 この日は18時過ぎに帰宅すると、珍しく愚妻と愚娘が揃って家にいて、私が帰ってくるのを手ぐすね引いて待っていたようで、「お帰りなさい。」の一言も無いまま「美味い寿司食いたい!」とのこと。
すぐに近所のこちらの店を思い浮かべましたが、どうせ今日の今日では予約も取れまいとたかを括っていたところ、速攻で愚娘が電話を入れて、「3名で予約取れたから10分で行くって言っといたよ!」とのこと。
これは思わぬ計算違いでしたが、こうなれば仕方がありません、覚悟を決めて行くしか無さそうです。

 店に着き店内に入ると、カウンターは予約で一杯らしく入ってすぐ左手のテーブル席に通されます。
先ずは瓶ビールを1本もらい、3人で乾杯です。
この手の店は、基本的にお任せでお願いするのがスジだと思うのですが、愚妻も愚娘も酒飲むので美味いツマミがちょこっとと、握りも少しで良いとゆうのでコースで頼まずお好みでお願いすることにしました。

 お通しはもずく酢に小柱が入ったもので、酢の加減が優しく酢の物嫌いの愚娘も美味そうに食べていました。
 白身を主体にお造りを盛り合わせにしてもらいましたが、クエ、シマアジ、本鮪中トロ、ホタテ貝柱、サヨリでした。
そうなれば早速日本酒にチェンジですが、今日は寒かったので熱燗で付き合いましょう。
 クエは思ったより脂はのっていませんでしたが、その分白身としての旨味が強く美味いです。
 シマアジは新鮮とゆうより上質で、旨味も食感も香りも申し分ありません。
 本マグロはキメが細かく口中の温度で脂が溶けるのが良く分かりますねぇ、噛まないうちに美味さだけ感じさせて無くなっちゃうようです。
 帆立もサヨリも肉厚で甘みがあり、やはり質の良さがうかがえます。
 愚娘が飲む前に空きっ腹にちょっと入れておきたいとネギトロ巻を1本頼みましたが、海苔巻きは6等分にカットされ、綺麗に高さが揃って丁寧な仕事振りがうかがえます。
 更に愚娘が好きな甘エビをツマミで頼み、愚妻に好物の車エビの頭を食わせてやるため、車エビを3尾塩焼きにしてもらいました。
 やはり車海老は美味いですねぇ、特に炙ることで水分が抜けて味がより濃厚になっていて良いです。
その上香ばしく、海老味噌の風味が香ります。
 愚娘が焼き魚をツマミにしたいとゆうと、鰆を照り焼きで出してくれましたが、鰆の割りには全くパサつきも無く意外にも美味しい焼き魚でした。
 最後に握りを1人前お願いし、本鮪赤身、中トロ、ウニ軍艦、白焼き穴子、煮穴子、イカ、鯵、平目の昆布締め、それに鉄火巻きとかっぱ巻きでしたが、1貫がかなり小振りで、これは酒の肴として完成した握り寿司ですね。
やはりどれも新鮮とゆうよりは上質で熟成された感じの旨味で、美味しい寿司でした。
これなら初めからこれをツマミで頼めば良かったですね。

 熱燗を6合ほど飲んで会計しましたが、1人15,000円を超えていたのには些か驚きました。
やはりこの手の店は、コースとゆうかお任せでやった方が安上がりですね。
ツマミ数品と握りで7,000円くらいからのコースもあるようですので次回からは愚妻や愚娘がなんと言おうとそうさせてもらいましょう。
それにしても45,000円は痛い出費でもう鼻血もでませんが、まあこいつらも喜んでいたので良しとしましょう。
ただし、今月の外食はもう行ったとしてもラーメン屋ですね!
 一年ほど前に職人が変わって、元プロ野球の日本ハム監督だった故大沢親分の息子さんが長いこと久兵衛でやっていて、その方が新たに大将になって新装開店したと聞いてはいましたが、まさかそんな職人が態々こんな高津くんだりでやったりするんだろうかと疑っていましたがどうやら本当らしく、それなら是非一度伺わねばと思って早一年、やっとお昼ですがお邪魔することが出来ました。
 愚妻とゴルフの練習から帰って来て昼1時ぐらいだったので、昼飯を如何しようか悩んでいた時ふっと思い出して、行ってみました。
この店は、以前はちょくちょく通っていたんですが、新装後は初訪問でしたが、内装を含め店の感じはそんなに変わっていませんでした。

 メニューを見ると、握りが一人前1,500円、2,000円、3,000円とあり、余りの安さに驚きながらも自分は2,000円の握りで、愚妻は3,000円のばらちらしをお願いしました。
 八海山の純米吟醸があったのでそれをもらい、チビチビやりながら待っていると、握りの方は握った順番で一貫づつ出してくれます。
最初にホウボウの握りが出されましたが、綺麗な白身で素晴らしい弾力があり、噛めば噛むほど味が出てくる見事なネタで、いきなり目が覚めるような感じです。
順番は確かではありませんが、ヤリイカ、本マグロ赤身、中トロ、バフンウニの軍艦、小柱、青柳、コハダ、キス、カッパ巻き等がゆっくりと飲むペースに合わせて出てきました。
 マグロは赤身でも味が濃くて、中トロは温かいシャリで握ったり、勿論質も申し分なく、流石は久兵衛と唸らされるものでした。
 ウニの軍艦は久兵衛が発祥だと何かで昔し聞いたことがありましたが、やはり得りのようです。
その他のものもとにかく上質なうえに、握りは小振りで酒の肴にするにはもってこいの握りです。
 愚妻のばらちらしも、見目麗しく個々のネタが凄く上質で美味いと珍しく褒めておりました!
 自分の方は、この美味い寿司と酒の時間をこんなに早く終わらせるのは余りにも残念で、思わずもう一人前お替りをお願いしてしまいました。
 お替りの内容は、ウニと中トロは得りなので重複しますが、赤身はづけで、後は全部ネタを変えて出してくれて、ヒラメ、タコ、甘エビ、平貝、鰹、穴子、干瓢巻き、ゴボウ巻き等でした。
特に穴子は握りを二つに切ってくれて、一方にはツメを、もう一方は柚子塩を掛けて出してくれます。
もう身がホワホワで全く臭さも無く、特に柚子塩の方は絶品でした。
 その間、愚妻は大好きな〆鯖をツマミでもらったりしてましたが、味の浸みた透き通った削り昆布を一緒に出してくれて相当気に行ったようでした。

 まあどれも見事なネタばかりで、普段はほとんど飲まない吟醸酒の上品でフルーティな感じが全く鼻につかない程で、今日は昼から二人で酒を6合ほど飲んで14,000円程でしたが、流石に満腹だし大満足でした。

 食事中の会話で愚妻が「お伊勢参りに行きたい。」などと、旅行をねだっていましたが、店を出て家まで歩く道すがら、今度は「お伊勢参りはいいや、その代わりこの店に夜来よう!」と罰当たりなことを言い出す始末です。
こりゃ、近いうちに夕飯食いに行かねばならんのだな!

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馬鹿がつくほど!                                         2009年9月

 高津駅から府中街道を246方向に、高津の交差点を過ぎて40m位です。
店はコンクリートのうっちぱなしで、凄くお洒落な雰囲気です。
8人掛けくらいの幅の広いゆったりしたカウンターと、8人くらい座れる大きなテーブルと4人掛けのテーブルひとつだけの小さな店です。
 料理は寿司会席で、旬の素材を使って先付け、煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物、椀物等一通り出たあと寿司握りが一人前しっかり出ます。かなり量は多いです。
メニューは月替わりのようですが、いつ行っても何が出されても、大変に美味い。
また、素材も良いものを使っているうえに、仕事が馬鹿丁寧で寿司なんか一度握った寿司を並べて見比べて、さらに形を数度にわたり整えやっと出すとゆう感じです。
それが良いか悪いかは別にして、非常に綺麗な仕上がりです。
酒飲みながら、タイミングよく出てくる料理を一通り頂く頃にはかなり満腹状態で、しめの握り寿司はいつも次の店のお姉さん達のお土産になってしまいます。

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4位

八沢川 (自由が丘、奥沢、緑が丘 / うなぎ、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2017/08訪問 2017/08/31

ふっ、そんなに甘くねぇぜ!

 今年もお盆休みは何処に行っても混んでるし、何もかもが高いし、おまけに天気も悪いしで、出掛けず家でゴロゴロしていましたが、そんなに甘くは無いわけで流石にこのままでは愚妻が暴れ出しそうな雰囲気だったので、最終日の昼に鰻でも食いに行こうと、自由が丘のこちらの店まで出掛けてきました。
南口から奥沢方面に徒歩3分くらいで、なかなかに老舗感のある重厚な佇まいです。
 お昼の時間は混むかも知れないので少しずらして13時15分に入店しました。
店内はすぐにレジのあるこじんまりしたエントランスで、ここで煙草が吸えます。
奥の突き当たりの右手にホールがありテーブルがゆったり24席ほどあり、手前の2席テーブルに案内されましたが昼の時間を過ぎているので5割程度の入りでした。
さらに奥には、ちょっと重厚そうなカウンターもあり、多分どっかに座敷とかもあるんでしょうね。

 先ずは瓶ビールを1本もらい乾杯しますが、お通しはタコを厚めに切ってフレンチドレッシングに漬けたようなマリネでしたが上質で美味いですねえ、これは期待できそうです。
メニューを見て、鰻以外の物も色々ありましたが、今日は鰻を食いに来たのでうざくとうまき、それに早くも銀杏の新物があると言うので炙り銀杏を註文しました。
 銀杏は殻にヒビを入れて塩炒りにしていますが、殻を割って実を取り出すと流石に新物らしく良い香りとエメラルドグリーンのような深い緑色が食欲を誘います。
この時期こんなに早く新物にありつけるとは驚きでしたが、これはホクホクで独特の素材味で間違いなく美味いですねぇ。
 自分が麦焼酎のロック、愚妻が熱燗2合をお願いし、本格スタートです。
 うざくは酢の酸味より出汁の旨味が勝っていて、ほのかな塩味も感じますが、なかなか上品な味です。
薄切りにして塩もみし水分を出し切った胡瓜がこの出汁を吸って、ちょっと鰻の香ばしい香りが移っていて良いツマミです。
 うまきは玉子に甘みがなく、たっぷり出汁を含んでいますが、やはり凄く上品でサッパリしています。
たっぷりの大根おろしに醤油をちょっと含ませてうまきに添えて食べると、大根おろしの辛みが勝ってしまいそうなほど、サッパリとしています。
ただ食べ進めるうちに、僅かに塩味が鼻に付き始め、実際はそんなに塩っぱい訳ではないのに最後はちょっと塩味が強すぎるような感じでした。
ほんの少し甘さを加えたほうが私は食べやすい感じがしました。
 麦焼酎のロックをお替りして、〆の鰻重の確認をすると、梅1,500円、竹2,500円、松3,500円と特選4,500円があり、特選は勿論鰻の大きさの違いもあると思いますが、注文が入ってから捌き始めるようで品出しまで小一時間掛かるようです。
他は多分捌いて串打ち、もしくは蒸しまでやってあるのか15分程で出されるそうです。
 松を2つお願いしましたが、やはり15分程で鰻重、お吸い物、漬物が揃って提供されました。
松は鰻で丁度重箱に蓋をするくらいの大きさです。
愚妻曰く「ご飯が見えたら鰻重じゃない!」と罰当たりなことを常日頃から宣っておりますが、やはりやはり鰻重の鰻は、これくらい大きくないといけませんねぇ。
タレに甘さがほとんどなく、かなりアッサリとした味ですが、鰻自身の味が良く解ります。
この鰻は、鰻特有の泥臭さが微塵もなく、皮も柔らかく身はフワフワで厚みも結構あってなかなか美味いです。
実際の好みとすれば、もう少し甘めの方が好きですが、でもこの甘くないサッパリとした蒲焼は、これ自体が酒の肴として成立しており、これはこれで有りだと思いますね。

 こちらの店は、素材の味を活かすためかどの料理も非常に甘みが少なくサッパリ仕上げられています。
こんなサッパリとした鰻のタレも珍しく、最近食べた中では最も甘みが少ない蒲焼きでした。
それが素材の良さを引き立ててますし、上品に感じられる理由だと思います。
 なにはともああれ愚妻もかなり気に入ったようで、これでどうやら家庭内暴動は沈静化出来そうでヤレヤレでした! 

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5位

横濱串工房 溝口店 (溝の口、武蔵溝ノ口、高津 / 居酒屋、焼き鳥、鳥料理)

9回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2025/07訪問 2025/07/28

焼き鳥食いたい!

 このところ愚妻が「焼き鳥食いたい!」と言うので思い返してみたら、確かに最近 焼き鳥食って無いなぁ。
とゆうことで前日に予約して、17時30分に現地集合で こちらの焼き鳥を食いに来ました。

 時間丁度に入店すると、既に愚妻は焼き台前のカウンター席で待っていました。
早速、梅干しサワーとグラスビールを頼み、グラスの底の梅干しをマドラーでガシガシ潰して頂きます。

 串焼きレバー(たれ)2本、ハツ(塩)2本、皮(塩)2本、手羽先ササミ(梅)ササミ(山葵)半熟うずら串豚梅シソ巻きを注文しました。
 この店の焼き鳥は信玄鶏とゆう山梨のブランド鶏で、旨味が凄く濃いとゆう訳では有りませんが、部位によって焼き方や火の通し加減を変えて 凄く丁寧に焼いている姿を、目の前の焼き台で見ることが出来ます。
塩加減も良く、タレもスッキリとした甘味で良い塩梅ですね。

 梅干しサワーを2杯飲んだ後は 中々(麦焼酎)をロックでお願いし、料理は とろけるレバー出汁巻き玉子フィッシュタルタル串揚げ2本を追加しました。
 とろけるレバーは鶏のレバーを低温調理でシットリ滑らかに火入れし、塩と香り高い焙煎胡麻油で和えて、刻んだ青葱と長葱をたっぷり添えてあります。
これは美味いですねぇ、マッタリとした食感とレバーの甘みと旨味、それに適度な塩味と胡麻油の香り、それに2種類の葱の香りや辛味が相まって絶妙な感じです。
 出汁巻き玉子は、出汁巻きにしてはちょっと硬めに焼いていますが、出汁の旨味で美味いです。
 フィッシュタルタル串揚げは国産の鱈を大き目な串揚げにして、たっぷりとタルタルソースがのせてあります。
これは淡白でふわふわの白身に、タルタルソースも浸みないくらいコロモが硬く確りカリッと揚がっていて、食感が面白く美味いです。

 更に追加で鯖のへしこ焼き串焼きの追加で愚妻がトマト巻き串工房巻きを頼みました。
 鯖のへしこ焼きは糠で乳酸菌発酵させた鯖が、なかなか癖の有る結構ワイルドな旨味を出していて、それを薄切りにして炙って出されますが 、ちょっと塩味が強いですね。
ちょこっとづつ摘まんで酒の肴にするには良いですが、パクパクは食えません。

 〆は親子丼を1つ頼みましたが、親子丼と鶏スープ、漬物がワントレイで出され シェアして頂きました。
親子丼はちょっと小さめの器で、蓋を取ると半熟の玉子で覆われていて小口切りした鶏肉がゴロゴロ乗っていて三つ葉が散らしてあり、ここまでで結構満腹でしたが この見た目が食欲をそそりますねぇ。
 鶏肉は名古屋コーチンのモモ肉で 前もって香ばしく炙ってあり、その他にも長葱のぶつ切りを焼いたのも入っていました。
鶏肉はちょっと硬めですが、噛んでいると炭火の香ばしさと、噛むほどに旨味が出て来て美味いですねぇ。
トロトロの玉子は、つゆだくで上質な玉子掛けご飯のようで箸が止まらない感じですね。

 梅干しサワーを2杯飲んだ後は、中々(麦焼酎)のロックに切り替え4杯くらい頂きましたが、以前はロックグラスに並々注がれて出されましたが、今回は半分くらいの量になってました。
うーん、実質値上げとゆう事なんでしょうが、こうゆうのも如何なモノでしょうねぇ。
半分しか入っていないグラスを見ると、どうにも切ない気持ちになりますねぇ!
 2時間ほどで全てたいらげて会計しましたが、2人分全部で10,000円をちょっと超えたくらいで、まあこれだけ食えば安いくらいですね。
 この店は溝の口に系列店が他にも2店舗あり、どの店も凄い人気店で、今 溝の口で一番勢いの有るグループです。
この店も帰る頃には満席で、やはり予約が必要ですね。
本来は焼き鳥なんて、ぶらっと立ち寄って食いたいところですけどねぇ!
 会社で仕事をしていると17時半くらいに愚妻から電話が掛かってきて、「今から娘と焼き鳥屋に行く!」っとのことで、まあ直ぐ来いってことですね、慌てて仕事を片付け電車に乗って溝の口まで出て、18時半前には駆け付けました。

 店に入るともう2人で飲んでいて、急ぎ極旨茶ハイで参戦です。
この緑茶割りは氷の下にティーバックが沈んでいて、飲み切ったらお替りハイと称する焼酎の水割りをもらってグラスに注げば、3杯くらいはまだお茶が出るのでお得です。
しかし普通は氷の入った冷たい状態でティーバックのお茶を短時間で出すのって凄いことなんですが、このティーバッグは一体どんな仕掛け何でしょうねぇ。
 テーブルには食いかけのツマミが少し残っていましたが、枝豆と串焼きを何本かでハイボールを飲んでいたようです。
 他に頼んでいるモノは無いと言うので、メニューを見ながら水茄子豚カツ串ハムカツ、焼き物はレバー(タレ)2本、皮(塩)2本、ささみ(梅シソ)串工房巻きうずらの玉子を頼みました。
 水茄子は生のまま縦に8等分になる様に包丁が入れられており、塩を付けるだけで食べますが、生の茄子の甘みや瑞々しさが素晴らしく、もうこの素材ありきですが凄く美味いです。
 豚カツ串は豚バラですかね、それを2切れ串カツにしたもので、脂の甘みが感じられて まあ不味い訳は無いですね。
 ハムカツは、雲仙ハムを2枚 1㎝くらいの厚切りにしてフライにしたものです。
雲仙ハムは島原産の豚肉を挽いて腸詰にしたもので、正確に言うとハムでは無くボローニャソーセージの様なモノですね。
ソーセージ自体に味が付いているので、ソースは少しだけで美味いですね。
 串焼きはどれもいつもの様に美味いですが、今日のうずらの玉子はちょっと半熟感が少なくちょっと黄身が固まっていました。いつもはもっとトロトロなんですけどね。

 お替りハイを2杯飲んだ後は中々(麦焼酎)をロックでもらい、追加で白身魚のタルタル串揚げ、アンチョビポテト、それに親子丼を頼みました。
 白身魚のタルタル串揚げは、白身魚のフライのコロモが凄く硬くてガリガリの食感で、相対的に白身魚の身がふわっと柔らかく感じられます。
それにこの硬いコロモはたっぷりのタルタルソースをのせられても水分を浸み込ませず、コロモのカリカリの食感が損なわれることがなく凄く美味いですねぇ。
 アンチョビポテトは、小振りの男爵の新じゃがを 皮付きのまま4等分し素揚げにして、バターとアンチョビソースで味付けしてあります。
うん、これはじゃがバターにイカの塩辛乗せて食ったら美味いんですから アンチョビの味はジャガイモに間違いなく合いますね。
 親子丼は丼ぶりほど大きくは無いんですが、酒の後のちょっと飯を入れたいとゆう欲求に見合う大きさで、濃厚な鶏出汁のスープが付いています。
この親子丼は、鶏肉が焼いてあるのかちょっと香ばしい感じで、とじた玉子がとろっとろで、しかも物凄くつゆだくで ちょっとかき混ぜると鶏雑炊みたいな感じがまた良いんですよね。

 最後の最後に中々のお替りを頼んで、残った料理を片付けて〆ましたが一人4,000円ちょいでした。
この店の焼き鳥は、現状 溝の口でナンバー1だと思いますが、それ以外の一品料理も素材が良く、色んな工夫や丁寧な仕事で何を頼んでもハズレが無く美味いんですよねぇ。
値頃感も良いし、一時はいつ行っても満席でなかなか入れなかったんですが、コロナ過以来 混んではいますが早い時間なら結構入れるので、最近またちょっと頻度が増えてますねぇ。
最近は新規開拓しても外れることが多いので、もう美味いと分かっている店を使うことが増えてきましたねぇ!
 この日は愚妻の誕生日で、ニコタマのライズでキムタクの映画を観て、その後この店に焼き鳥食いに来ました。
20時ちょい前に入店し、一応予約を入れておいたので焼き台の前のカウンター席に案内されました。
店はほぼ満席で、相変わらず流行ってますねぇ。

 早速、酢橘サワーと熱燗2合を頼み、酢橘サワーをチェイサー代わりに熱燗で乾杯です。
 早々にメニューを物色しますが、この店は基本は焼き鳥屋ですが、焼き鳥は比内地鶏と信玄鶏があり価格差を付けています。
通常何も言わなければ、信玄鶏で出されますが充分美味いですし、戦国の世では信長だけじゃなく信玄だってレジェンドですからね!
また料理によっては名古屋コーチンを使ったものとか、なかなかこだわりを見せています。
先ずは とろけるレバー、葱サラダ、串焼きはハツ(塩)、砂肝(塩)、皮(塩)、ネギマ(塩)、うずら玉子、芹の肉巻き、ササミ(わさび)を注文です。

 とろけるレバーは、鶏のレバーを低温調理でシットリと仕上げて ほんのりと塩で味付けし、たっぷりの葱の微塵切りと胡麻油を塗してあります。
最近は低温調理がかなり一般的になってきましたねぇ。
我が家でも昨年 多機能圧力鍋を購入しましたが、圧力調理よりも低温調理の利用頻度の方が圧倒的に高いです。
素材の味を損ねずシットリと柔らかく出来るのが良いんですよねぇ!
このレバーもパサつきなく、実に美味く仕上がっています。
 芹の肉巻きは芹を束ねて茹でて、豚肉で巻いて輪切りにして串に刺して焼いたモノで、冬限定メニューです。
旬の芹の風味が良いですね、美味いです。
 更に熱燗のお替りをしつつ、出汁巻玉子、串焼きは皮(たれ) 、レバー(たれ)、豚肉のシソ巻き、そしてここに来るといつも必ず頼むフィッシュタルタル串揚げを追加です。
 葱サラダは、たっぷりの青葱を5㎝くらいに刻んで、カリカリにい炒めたジャコを混ぜ、出汁醤油と胡麻油を掛けてあるのを和えるようによく混ぜて頂きますが、葱の僅かな辛味や甘み、ジャコのカリカリの食感と旨味、出汁醤油と胡麻油で凄く良い取り合わせですね。
これは家でも作れるのでやってみましょう!
 出汁巻は玉子3個分くらいですかね、たっぷりの出汁を含めて分厚くふわっと焼いてあり、皿に盛られた状態で飽和量を越えた出汁が滲み出てきています。
出汁の旨味と玉子の甘味、それに大根おろしの辛味と醤油の塩味が相まって、凄く上品で美味しく焼かれています。
 そして親子丼と串工房巻きを頼んで〆ました。
 親子丼には鶏スープと漬物も付いていました。
親子丼は小さな丼ぶりとゆうか、ちょっと大きなお椀に盛られています。
かなり汁だくで、鶏モモ肉は一度香ばしく炙ってから玉子で半熟にとじていて、ちょっと甘めの味付けが良いですねぇ、凄く美味いです。
スープも鶏の出汁が凄く濃厚な旨味を出していて、優しい味付けで美味いです。
 出されたもの全てが外れなく美味くて、結構沢山頼んでしまいましたが、見事に完食でした。

 この日はちょっといつも頼まないものを多目に頼んでみました
 この店はちょくちょく通っていて、いつも食べる物も大体決まってしまっていたので、今日はちょっといつもと違うモノを多めに頼んでみました。
その料理だけ説明を加えておきましたが、どれもなかなか美味いモノばかりで、改めてこの店のポテンシャルを実感しました。
 結局全部で酢橘サワー2杯と熱燗7合飲んで〆ましたが、全部で10,000円を僅かに越える程度で、何かいつもよりちょっと安く感じましたが、多分 熱燗が安かったんでしょうね。
酒代さえ安ければ、そんなに高くはならないとゆうことを改めて感じましたねぇ!
 この日は仕事仲間と打ち合わせのため18時30分に溝の口駅で待ち合せです。
何食べたいか聞くと「焼き鳥!」と言うので、今 焼き鳥なら地元で一番と思うこちらの店にダメ元で電話をしてみました。
かなりの人気店なので、予約なしで行っても先ず入れることは無いのですが、コロナ過以来 飲みに出るお客さんの絶対数が確実に減っているのと、最近の新規感染者数の増加で街は更に空いてきているので いつるの望みに掛けましたが 何と今なら空いているとゆうので急ぎ駆けつけました。
 入って正面奥の右手の窓際にある小上がりの掘り炬燵テーブルに案内されました。

 早速、生ビールとカボスサワーをお願いし、本日のお勧めメニューを中心に物色します。
水茄子、トウモロコシの掻き揚げ、枝豆、厚切りハムカツ、それに焼き鳥はレバー、ハツ、皮を塩で、それと うずら玉子を2本づつお願いしました。
 水茄子は生のまま切っただけのもので塩を付けて食べますが、ここの水茄子は新鮮で質が良く凄く美味いです。
こうゆうシンプルなものほど、素材の良さが全てですからね。
 枝豆も茹で具合、塩加減共に良い塩梅ですが、やはりこの大豆特有の香りと甘みは素材の良さが感じられます。
 トウモロコシの掻き揚げは、粒を集めてカリカリの揚げ上がりの掻き揚げにしてあり、これも塩を付けて頂きますが この塩でトウモロコシの甘みが驚くほど引き立っています。
まあこれも、元々のトウモロコシの甘さがあってこそですね、やはり素材の良さが覗えます。
 この夏野菜3品は調理としてほ如何とゆうことも無いものばかりですが、それこそが最も素材そのものの力を引き出すことを、ここの料理人は良く知っていますね、大したものです!
 厚切りハムカツはこの仕事仲間の好物で、有ればいつも頼みます。
ハムとゆうよりは、ポークのランチョンミートみたいな感じのモノを厚めの輪切りにしてフライにしていて美味いです。
 焼き鳥はどれもいつも通りの美味さで、私はここの焼き鳥が現状で溝の口ナンバー1だと思います。
途中で中々(麦焼酎)のロックに切り替えお替りを繰り返しつつ、追加でフィッシュフライのタルタル串を2本と出汁巻き玉子をお願いしました。
 ここに来るとこのフィッシュフライはいつも頼んじゃいますねぇ、もはや条件反射です。
 〆に岩海苔せいろ蕎麦を2つ頼みました。
蕎麦自体はこちらで製粉したり打ったりしている訳ではないので冷凍ですかね。
まあ、その割にはそこそこ美味い蕎麦だと思いました。

 気が付けばいつの間にか満席になっていて、世の中はコロナの新規感染者も増えているとゆうのに凄い盛況でした。
店員さんもかなり忙しそうに立ち回っていて、酒のお替りの際に店員さんを呼ぶんですがなかなか気づいてもらえなかったりで、うーん この席の場所の所為も有るのかも知れませんが、ちょっとストレスでした。
いつもは直ぐ気付いてくれるんですけどねぇ。
 この店は焼き鳥を始めとする串焼きがメインではありますが、今日は夏野菜の料理を3品頼んでみて改めて旬の素材を大事にしているのが伝わりました。
シーズン毎には来たい店ですね、またお邪魔します!
 こちらは今、地元 溝の口で一番お気に入りの焼き鳥屋で、非常事態宣言中は休業していましたが3月22日から時短営業で16時から21時までで開店したので行ってみました。
16時の開店時間に合わせて愚妻と店で待ち合せましたが、電車が遅れて10分ほど遅刻です。
駅から走って店まで来ると、愚妻がカウンターでメニューを見ながら待ってました。
時間も時間ですから流石に空いていて、先客はアクリル板で仕切られた隣のカウンター席に1名だけです。

 早速、香ばし茶ハイとグラスビールをお願いし、その日のお勧めメニューから桜鯛の昆布締め、グランドメニューから鶏のカルパッチョ、それに串焼きはハツ(塩)、レバー(塩)、レバー(たれ)、ササミわさび、うずら玉子、トマト巻き2本、豚シソ巻き、手羽先を注文しました。
こちらの焼き鳥は、信玄鶏と比内鶏の2種類があり、価格差を付けていますが、スタンダードの信玄鶏で充分美味いのでいつも信玄鶏を頼みます。
 お通しはミニおでんか もずく酢のどちらかを選べるので ひとつづつ頼み、それを摘まみながら1杯目を飲み切り、香ばし茶の中をお替り、愚妻は熱燗2合頼みます。
 桜鯛の昆布締めは、かなり水分が抜けて昆布のエキスが入ってますねぇ、1週間は昆布締めにしている感じで鯛の白身も完熟といった感じです。
歯応えもタンパク質の分解が進んで ねっとりしていて、イノシン酸が増えて昆布のグルタミン酸の相乗効果で旨味の幅が凄い厚い感じで美味いです。
 鶏のカルパッチョは、ホントはいつも頼む鶏わさが食べたかったのですが、どうやら止めてしまったらしく代わりに頼んでみました。
鶏ささみを湯引いて表面だけ僅かに熱を通し、スライスしてサラダっぽく生野菜を添え、ドレッシングで食べるものです。
これも美味いとは思いますが、鶏わさの方が鶏の旨味を直接的に味わえて良かったですねぇ、復活してくれないかなぁ!
 ハツ(塩)の弾力と塩加減が絶妙で、表面に滲み出た脂が甘くて美味いですねぇ。
 レバーは甘みのある たれと、マッタリしたレバーの相性が良く、通常は たれで頂きますが、こちらでは塩で焼いたモノに胡麻油を浸けて食べるようになっていて、これも胡麻油の香ばしさとレバーのマッタリ感が凄く合っていて、つい1本づつ両方頼んでしまいます。
 ササミわさびは、焼き加減が絶妙でササミに火を通しながら瑞々しさを保った良い焼き具合で美味いです。
 うずら玉子はいつも思うのですが、確り焼いているのに黄身が半熟の仕上がりで、どうやって焼いているのか不思議です。
 トマト巻きは加熱したトマトの濃縮した味の旨味と豚バラの脂の組み合わせが最高です。
 豚シソ巻きは、豚バラでシソの葉を巻き込んだのを輪切りにして横から串に刺して焼いてありますが、紫蘇のサッパリ感が豚バラの脂を中和してくれて、何本でも食いたいです。
 手羽先はふっくらしていて、やっぱり焼き方が上手いのでジューシーで柔らかく旨味が濃いです。
 香ばし茶の中と角ハイボールを追加し、鱈のタルタル串揚げ2本、更に串焼きの皮(塩)、皮(たれ)、それに〆で自分がとろろ蕎麦、愚妻が餅の肉巻きとトマト巻きを追加で頼みました。
 鱈のタルタル串揚げはここに来るといつも頼んでしまう逸品で、ホクホクでフワフワの鱈の串揚げにたっぷりタルタルソースが乗せてあり、パン粉のコロモもカリッとした食感との対比が良い食感を生み出しています。
 は中はジューシーで表面だけカリッカリに焼かれていて、塩だとそのカリカリが極まった香ばしさが良く、たれは鶏皮の脂分の甘さを強調してくれるようでやっぱりどっちも頼んじゃいますね。
 とろろ蕎麦は意外といっては失礼ですが、焼き鳥屋とは思えない本格的なもので、蕎麦の味が確り感じられ喉越しも良く美味いです。
つけ汁も濃い目でピリッと締まる感じが、如何にも江戸前とゆう感じで良いですね!

 久し振りに来ましたが、うーん やっぱりこの店は美味いですね。
今回、ホール担当の店員さんが凄く丁寧で気遣いの出来る感じの良い人でした。
こうゆう接客だと、また近いうちに顔を出したいと思いますねぇ。
 16時に入ったので18時前にはもう会計して店を出ましたが、時間的にまだ早い時間なのか空いていました。
いつもなら満席で、いきなり行っても入れないことが多いのですが、やっぱり非常事態宣言で休業していたために離れたお客さんが戻ってこないのかも知れません。
やっぱり時短でも、店は開けていた方が良いのかも知れませんねぇ。
どっちにしても飲食店には厳しい時代になったものです!
 緊急事態宣言解除後、初めて愚妻と野暮用で溝の口の街に出かけましたが、夕方帰り掛けに街の様子を見て帰ろうとブラブラしていたら、営業停止要請を受け閉めていた店々が皆開いていて ちょっと華やいだ雰囲気です。
飲食店の密集するすずらん通り(通称たまい通り)を歩いていると、こちらの店員さんが表に出てメニュー看板を掛け直しているところで、開いているのか確認すると「やってます!」とのことで、久し振りに寄ってみました。
この店もそうですが、この界隈の店はほとんどこの2ヶ月ほど休業していましたので感慨もひとしおです。
 この店は現時点で溝の口で一番美味い焼き鳥を食わせてくれる店だと私は評価しており、再開したら行きたいと思っていました。

 外階段を上がり店に入ると店員さんがアルコール除菌スプレーをもってお出迎えです。
両手を差し出すと念入りにスプレーしてくれて、漸く席に案内してくれます。
2人だったのでカウンター席に案内されましたが8席を6席にして両隣のお客さんと1席分離してくれています。
 メニューを見ようとすると、カウンター席正面の衝立に立てかけて表示されていて、メニューを手に取らずに見ることが出来るようになっています。
 カウンター内と厨房の境にはビニールシートが張られ、飛沫の拡散を防いでいます。
ここまで対応してくれていると、使う方もちょっと安心しますねぇ!

 先ずは極旨茶ハイと生ビールをお願いし、レバーとハツを塩で2本づつ、それに鶏わさを注文しました。
 いつも頼む物ばかりですが、焼き鳥のレバー串はこの店以外ではタレで頼むのですが、この店のレバー串は塩を振って焼いたモノに胡麻油ベースの塩ダレを付けて頂きます。
信玄鶏のレバーを表面だけレアで焼くのですがタレを付けずに焼く分 どうしても表面だけでもパサつきが気になるのですが、この胡麻油ベースの塩ダレが染み込んでシットリとした食感になり、これが凄く美味いのです。

 更に豚の梅シソ巻き2本、半熟うずら串、とうもろこしのかき揚げ、白身魚のタルタル串揚げ2本、極旨茶ハイの中お替り、角ハイボールを追加します。
 これらも基本いつも頼む物ばかりではありますが、とうもろこしのかき揚げは季節限定で今が当にハシリです。
とうもろこしの粒を取ってかき揚げにしただけのものですが、揚げることで水分が飛んで甘みが増すのと、香ばしさも出て動い美味いんですよね。

 更に、ささみの梅シソ焼き、手羽焼き2本、麦焼酎(中々)のロック、日本酒(三谷藤夫)を熱燗で注文です。
手羽先は開いて2本串を打って開いた状態で焼き上げますが、滲み出る脂の旨味が溜まらない逸品です。

 更に中々のロックをお替りして飲み切り、満腹になったので早々に切り上げました。
以前のようにだらだら飲んで長時間過ごすのも憚られる気がしてしまいますが、それでも久し振りに夜に焼き鳥で一杯やれたのはホントに嬉しかったですね。
会計して店を出ると外に待っているお客さんがいて、確かに席数を減らしているからとゆうのもあるのでしょうが、緊急事態宣言以来、ほぼ2ヵ月ぶりの賑わいで いよいよ復活の機運は高まって来た感じがしますねぇ!

 この週は愚妻と愚娘揃って誕生日週間なので、最近 愚妻が溝の口で一番お気に入りの焼き鳥屋に行ってみました。
この店は結構流行っていて、特に最近は前もって予約を入れておかないと中々入れなくなってしまいましたね。
この日は思い立って電話してみたら偶々1卓だけ空いていたらしく、もう速攻で電話から10分で到着です。
 外階段を2階に登り、いつもの様に立て付けの悪い入口の引き戸を力尽くで開けて店員さんにさっき電話した旨を伝え、確認の為1分くらい待たされますが、その間立て付けの悪い引き戸は閉め辛さもあり開けっ放しですか、この時期は入り口近くのお客さんは随分寒い思いをしそうですね。
 奥のテーブル席に案内され、早速に緑茶ハイとハイボールを頼みます。

 先ずいつも頼むのが鶏わさで、串焼きは信玄鶏でレバー(塩)2本、レバー(タレ)2本、ハツ(塩)2本、うずら玉子2本、トマトのベーコン巻き2本、豚シソ巻き2本、それにいつもの白身魚の串揚げ2本をお願いしました。
 ここの鶏わさはササミを3本くらい束ねて、ホントに表面だけに軽く熱を入れ、束ねたまま4等分くらいに輪切りにして盛り付けられますが、何でしょう肉の水分が少し抜いて旨味が濃厚になったような感じで美味いです。
 ここの焼き鳥で特に好きなのがレバーで、普通レバーといえばタレで焼いたもので、勿論レアに仕上げたレバーのマッタリ感がタレに凄く良く合って美味いのですが、ここのレバーは塩焼きもお勧めなのです。
やはりレアのマッタリとしたレバーを胡麻油に付けながら食べるのですが、これが非常に良く合っていて凄い美味いんです。
もうどちらか決められないので両方頼むことにしています。
 ここのうずら玉子の串焼きも、確り焼かれて白身が硬いくらいなのに、黄身がもう生に近い半熟で不思議な感じで驚きます。
この白身の焼き加減からは想像できない黄身の感じが溜まらなく、マッタリ感が美味さを感じますねぇ。 
 もう飲み物も日本酒にチェンジです。
 この日は鶏の肩部分の希少部位がああるって言われて(塩)2本と、串工房焼き2本、漬物盛り合わせを追加しました。
 この肩の部分の焼き鳥は、モモ肉のように脂がのってジューシーなのにムネ肉のような柔らかさで、この良いとこ取りは良いですねぇ、気に入りました。
店名を冠した串工房焼きは、餅に豚バラ肉の薄切りを巻いた串焼きですが、柔らかくなった餅が豚バラの脂を受け止めて、脂の甘味で食う餅の美味さが良いのです。

 この店はそれ程高くない割りに、素材の質が良く、調理も丁寧でなかなか美味いです。
流石に流行っているので、訪れる際の予約は必須ですね。
 ただ入り口の引き戸もそうですが、トイレの引き戸も立て付けが悪く、愚娘が使用中に戸板が外れ内側に倒れてきたとかで大騒ぎをしていましたが、店員さんは慣れた物で「良く外れるんですよ!」って軽い対応だったようです。
女性も使うトイレの戸板ですから、流石にこれは直した方が良いと思いますよ、儲かってるんですからねぇ!

 『焼き鳥食べたくない?』夕方に相変わらずの簡素な文面のメールを愚妻から着信しました。
やはり日本に帰ってきて、さっそく和食っぽいものを食べたいと言い出したか。
まあ想定内ですね、長い付き合いですから十分予想は出来ていましたので別段驚くこともないですね。
しかも焼き鳥といったらもう最近はこちらの店で決まりなので、早々に仕事を片付け17時30分には溝の口で待ち合わせしました。
 
 こちらの店は18時前に入らないと予約も含めていつもほぼ満席です。
この日はまだ空いていましたが、予約は結構入っているようで、確認の上何とかカウンター席に通されました。
 先ずは緑茶ハイとグラスビールで乾杯し、さっそく信玄鶏の焼き鳥を頼みます。
この店には比内地鶏の焼き鳥もありますが、値段も高いし、信玄鶏で充分美味しいのでいつも信玄鶏でお願いします。
 レバーはタレと塩で1本づつ、皮とネギマをタレで、あとウズラ玉子を頼み、愚妻が好物の砂肝、ハツ、豚のシソ巻を2本、ササミ山葵、トマト巻、串工房巻きを塩で注文しました。
 それと早めに出される鶏わさと、これもいつも頼むタラの串揚げタルタルのせを2本頼みました。

 鶏わさはお湯を掛けているのかササミの表面だけ熱が入っていて、それを同じ長さに切りそろえ確り冷やして出されますが、
このササミが凄く新鮮で旨味があって美味いですね。
焼き物に対して品出しが比較的早いので、焼き物が出てくるまでのつなぎになるし、ここに来るといつも頼みます。
 焼き物では先ずレバーが出てきましたがこれはかなりレアなので、焼き時間も短いのでしょうね。
2本頼み1本はいつものタレ、もう1本は塩で頼みましたが、塩焼きはニンニクの効いた塩ダレが付いてきてそれに付けて食べるのですが、なかなか気が利いていますね。
このレアぶりは余程新鮮でないとできないでしょうし、何より美味いです。
 この辺りで佐藤(麦)のロック、愚妻が熱燗にチェンジです。
 砂肝、ハツは愚妻の大好物なので毎回頼みますが、美味そうに食ってました。
 皮はタレでお願いしましたが、表面がパリッとしてタレの焦げた味が凄く香ばしく、中はジューシーでこの焼き加減は絶妙と言わざるを得ませんね。
 うずら玉子は醤油タレを付けて表面がちょっと香ばしくなるまで確り焼かれていますが、それなのに黄身が半熟で不思議ですが、勿論味は最高です。
 串工房巻とゆうネーミングの串焼きがあったので愚妻が1本頼んでみましたが、これは餅を薄い豚肉で巻いて焼いたものでもっちリ柔らかくなった餅と豚の脂の相性が良くて、凄く美味かったのでもう1本お替りをお願いしました。
 タラの串揚げタルタルのせもいつも頼みますが、衣が硬いくらいサクサクで中の白身がフワフワとゆう食感が好きです。
タップリのせられたタルタルも美味くて、これは外れがありません!

 いやー相変わらず美味かったです。
この店は焼き鳥好きの愚妻のお気に入りで、最近は月1くらいでは来てますが飽きることがありません。
この日は頼んでませんが、季節の野菜を使った料理もあって、素材の質が良いのと、焼き具合が絶妙でレベルの高さを感じます。
 これで愚妻も漸く帰ってきたとゆう気になったでしょう、やれやれ!


 この日は休日で朝から晩まで家でゴロゴロしていましたが、夜になって愚妻が愚娘と溝の口で待ち合わせしたと言い出し、一日中着っ放しのパジャマを着替えて出かけました。
溝の口の改札口で仕事帰りの愚娘を待ち受け、以前雑誌で見掛けて気にしていた愚妻の希望で焼き鳥でも食いにこちらのお店に初めて行ってみました。
 たまい通り(スズラン通り)の中ほどで1階が牛タンの木村屋のビルの2階ですが、看板も目立たず飛び込みでは入りづらそうな感じです。
入り口は小さく店内が見えないような造りになっていて、店の大きさや混み具合は入店するまで解りません。
入り口を入るとすぐに店員さんが声を掛けてくれて、カウンター前のテーブル席に案内してもらいましたが、座敷もあるようで結構大きな店です。

 こちらの店は基本的には焼き鳥を中心とした串焼きを備長炭で焼いて出すのを得りにしており、箸置きにも備長炭を使っています。
先ずは愚妻がビール、自分が緑茶割り、愚娘がハイボールと三者三様の発注で仲の悪さを象徴しているようですね。
メニューを見ると、メインの焼き鳥は信玄鶏とゆう地鶏ですが、比内地鶏もあるようで流石に価格差があります。
焼き鳥はレバー(タレ)×2、皮(タレ)×2、砂肝×2、ハツ×2、手羽先×2を、その他串焼きは豚の梅シソ巻き×2、ウズラ玉子×2を頼みました。
串揚げが3種類あり、白身魚×2、チーズ春巻き×2を、あとはポテトサラダ、煎り銀杏、梅叩き胡瓜を注文しました。
 飲み物は愚妻と愚娘が黒龍(地酒)、自分が佐藤(麦焼酎)のロックにチェンジです。
佐藤は芋焼酎は知っていましたが、麦があるのは初めて知りましたが、スッキリしてなかなか飲みやすい焼酎でした。
 串焼きは3人で食べるようにどれも串を抜いて箸でつまみましたが、どれも肉質が良く、焼き方も丁寧でなかなか美味いです。
 もうレバーなんかは表面だけ火を通して中はほぼ生な状態でレバー臭さもなくかなり上質です。
 特に驚いたのがウズラの玉子で、白身は茹でてもあるし焼いてもあるので確り固まっているんですが、そんな状態でも黄身が見事な半熟で、いったいどんなやり方をすればこんな風になるのか不思議ですねぇ。
 特に気に入ったのは串揚げで、白身魚が全く臭みがなくホクホクで、衣が確り揚がっていてカリカリ、サクサクの食感が良く、その上にたっぷりタルタルソースがのっていて、これは美味かったですねぇ。
 チーズの春巻きも、皮のパリッパリ感と中のチーズの溶ろけたまったり感が相まって良い食感で美味いです。
 ポテトサラダも余りマヨネーズを効かせず、ジャガイモの味で食べさせる感じが素材の良さを引き立てています。
 〆に愚妻が比内地鶏南蛮蒸篭蕎麦、自分がとろろ蒸篭蕎麦を注文しましたが、蕎麦はちょっと手作り感がない感じもモノでしたが味は悪くはなかったです。
 
 愚妻がこの手の店で〆まで食っていこうなんて珍しいことで、かなり気に入ったんでしょうね。
実際頼んだものはどれも素材が良く、調理が丁寧でなかなか美味しかったです。
溝口で上質の焼き鳥食うなら、この店のすぐ目の前の遊家と双璧をなす感じですね。
私にとってはどちらも好みの味で、今後どっちにしようか苦慮することになりそうです。
とは言っても、自分には選択権が殆んど無いのでどうとゆうことも無いんですがね!

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6位

麗郷 渋谷店 (渋谷、神泉 / 台湾料理、スイーツ)

10回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999

2025/08訪問 2025/08/24

5人寄れば文殊の春巻き!

 この日は渋谷のレンタルオフィスを借りて 仕事仲間4人で打ち合わせでしたが、17時に終了し さて渋谷ですからねぇ、久し振りにこちらで台湾料理でも食うとしましょう。
丁度、健食の下請けメーカーの担当君とも話しがあったので声を掛けると、即参加とゆうことで現地集合で5人での会食となりました。
 店は開店したばかりでしたが1階席は結構うまっていて、店員さんから2階へ行くよう指示されます。
2階でも良いんですが、トイレが地下なので結構大変なんですよねぇ。
まあ、空いてないんじゃ仕方ないですね、階段を2階に上がり結構奥の方の丸テーブルに案内されました。

 椅子に座る前に瓶ビール3本と腸詰2人前、焼きビーフン2人前、シジミ(ニンニク炒め)2人前を、メニューも見ずに注文です。
 早速ビールで乾杯してスタートです。
 腸詰は確りした複雑な旨味と八角の甘味等が濃厚で、いつ食べてもこれは外れなく美味いです。
細切りの葱や、刻んだパクチーを添えて、テーブルのポットに入った辛味噌を付けて食べるともうこの店に来た目的の半分は済んだような気になりますね。
私的には、間違いなく世界一美味い中華の腸詰です!
 焼きビーフンは直ぐに出されましたが、これはシジミが来るまでお預けです。
 シジミはニンニク醤油炒めで、今日のシジミは まあ普通サイズですね。
このシジミも日によって凄く小さい時も、大きい時もありますが、やっぱり大きい方が食べ応えもあり美味いですが、飽くまで その日の仕入れ次第で運ですね。
結構ニンニクが効いていて、シジミの殻を手で摘まんで口で身だけを取り出しどんどん頂きますが、シジミの旨味で手が止まりませんねぇ、当に無限シジミって感じで凄く美味いです。
このシジミ炒めの皿の底に、ニンニクや醤油、それに炒めた際にシジミから滲み出たエキスがスープ状になって溜まっているので、これを先に来た焼きビーフンにぶっ掛けて、良くかき混ぜて頂きます。
この焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、テーブルの辛味噌を付けながら食うとゆう方法もあり、それはそれで美味いのですが、このシジミのエキスたっぷりの出汁を掛けると、ビーフン自体がそれを吸い込み見事な味付けになります。
これでこその焼きビーフンなので、この2品はいつもセットで頼みます。

 ビールの後は紹興酒ですね、5年物をボトルでもらいロックで頂きます。
料理は追加で空心菜炒め2人前、春巻き1皿をお願いしました。
 この日の空心菜炒めは、シャキシャキの食感が残っていて良い歯応えで、いつもの様に油のコクが深く旨味が濃くて美味いです。
ただこれも日によってちょっと炒め過ぎで くたっとしてしまっていたり日によってマチマチです。
これはかなりの強火で短時間でサッと炒めるので、10秒早くても火が通らないし、10秒遅ければ炒め過ぎだし、なかなかビシッと決めるのは難しそうですね。
しかもこの油のコクや、そもそもこの火力は家庭では絶対に出来ないので、店でしか食べられない味ですね。
 春巻きは結構1本が大きいのですが、それが初めから1皿5本なので、少人数では頼めません。
今日の様に5人いれば理想的ですね。
この香ばしく揚がった皮が凄くパリパリで、この食感は何物にも代え難いですねぇ。
餡も豚肉や筍、椎茸、葱等の細切りを中華出汁の片栗粉で粘性を出したものに絡めた普通の物ですが、出汁が美味いので凄く美味く感じますね。

 更に紹興酒のボトルのお替りと、酢豚モヤシ炒め腸詰2人前お替りをお願いしました。
 酢豚は、ちょっと大き目の小口切りした豚モモ肉にコロモを付けて揚げて、それに油通しした玉葱、ビーマン、人参、椎茸等と炒めて、甘酢の中華餡に絡めたものです。
豚肉の揚げたのが食べ応えがあり、コロモに甘酢の餡が吸い込む感じが良いですねぇ、
酸味も優しく、出汁の旨味が濃くて美味いです。
 モヤシ炒めはモヤシとニラ、豚肉、木耳等を強火でサッと炒めたもので、油のコクと旨味、それにちょっと太いモヤシの生感を残すぐらいのシャキシャキの歯応えが絶妙です。

 〆に肉ちまき2つと大根餅1皿をお願いしました。
 肉ちまきは豚の角煮や椎茸を、旨味たっぷりの中華出汁で炊き上げたモチ米の中に入れ、笹皮で包んで蒸したもので、ここでは皮を取って飴色のモチ米のおにぎりみたいなのが皿にのせて出されます。
モチモチの食感と旨味を含んだ旨味、それに豚角煮の甘味や干し椎茸の出汁などが混然として深い旨味を形成しています。
 大根餅は表面をカリッと炙ってあって、中はモチモチの食感と干し海老の風味が良いですねぇ。
今まで色んな店で大根餅を食べる機会がありましたが、ここのを超えるものには出会ったことが有りません。

 全部食べ切って、酒も無くなったので河岸を変えようと会計しましたが、一人5,000円をほんの少し超えるくらいで、この美味い料理をこれだけ食って、酒も飲んでですから、やっぱり人数が揃うと中華飲みは効率良いですねぇ。
帰る頃には2階の満席で、トイレに行ったら地下にもお客さんを入れていました。
こんなに店員の接客が悪い店なのに、しかも10人以上じゃないと予約も受け付けないし、週末の夜でもないのに この人気風振りは流石ですねぇ!
 この日は休日でしたが、久し振りにこの店の台湾料理を食いに、愚妻や愚娘夫婦と一緒にやってきました。
この店は10人以下では予約も取れないので、開店の12時になる10分前に並ぼうと思いやってきましたが、既に店は開いていて もうお客さんが入っていました。
急ぎ入店して人数を4名と告げると、左手奥目の小さな丸テーブルに案内されましたが、うーん いつも通りの笑顔の無いゾンザイな感じがこの店に来たんだなぁと自覚させられます。
 
 テーブルに着くといつも通りメニューも見ずに 瓶ビール2本と腸詰2人前焼きビーフンシジミのニンニク炒めを発注します。
 シジミのニンニク炒めは、ちょっと小振りで味付けはいつもよりちょっと濃い目な感じでしたが、手掴みで殻を持って1粒づつチマチマ食べますが、ニンニクと醤油 それに濃厚なシジミの出汁が相まって美味いですねぇ、当に無限シジミって感じです。
ビールの後はやはり紹興酒ですね、一番安い5年物をボトルで頼み、ロックで頂きます。
 腸詰は小皿に2皿で出されましたが、いつもは2皿分を1皿で纏めて出されるんですけど、その時々の気分で変わるのもこの店らしいです。
これは相変わらず八角や中華系の香辛料が効いていて美味いですねぇ。
テーブルの辛子味噌と白髪葱、刻んだパクチー等をちょっと添えて頂きますが、これは紹興酒が進みますねぇ。
 焼きビーフンは極細麺と野菜の微塵切り、それに干し海老と中華出汁を含ませるように炒めていて、特別な味付けはしていないのですが、淡白ながらも干し海老の風味と中華出汁の旨味だけで充分美味いです。
ただシジミのニンニク炒めの皿に残った濃厚なシジミ出汁のスープを少し掛けると、淡白な味が一気に立ち上がる様な味と旨味で一層美味しく感じますねぇ。

 紹興酒のボトルのお替りを頼みつつ、追加で豆苗炒め春巻き五目焼きそばを頼みました。
 豆苗炒めは、良く見るスプラウトじゃあなくて、茎が5mmくらいの太さまで育っているのを高温でサッと炒めていて、ザクっとした歯応えと ちょっと茎のほっこりとした甘みの様な味を感じて、これが良い塩梅の塩味と油のコクが強くて凄い美味いですねぇ。
この豆苗を出してくれるところが少なくて、この店でもスプラウトを出すことも有るので いつもこれが食べられる訳では無いのですが、今日はラッキーでしたね。
 春巻きは1本が結構大きくて、皮がカリカリに揚がっていて 餡もアッサリした味付けながら旨味が濃くて豚肉や竹の子を細切りにしたモノが美味くて大好きなんですが、なんせ1皿が5本と謎に量が多いので2人だと食べ切れずなかなか頼めないんですよね。
この日は4人いたので頼めましたが、当然私が2本頂きました。
 五目焼きそばはこの店では頼んだことが無かったのですが、愚妻と愚娘が大好きなので初めて食べてみました。
餡の具材は、豚肉や豚のレバー、金華ハム、海老、白菜、竹の子、木耳、袋茸等で、ちょっと餡が濃い味でしたが、この焼きそばは凄い極太の麺なので、ちょっと濃い味くらいで丁度良い感じに絡んでますね。
普段はあまり台湾っぽくないので頼みませんでしたが、今後は定番になりそうですねぇ。

 更に紹興酒のボトルを追加して、モヤシ炒め大根餅を注文です。
 モヤシ炒めはたっぷりのモヤシと豚肉、ニラ、木耳等が入っていましたが、モヤシのシャキシャキの食感が凄く良くて、やはり油のコクと出汁の旨味で美味いですねぇ。
これも普段あまり頼まない料理ですが、これならお替りしたいくらいです。
 大根餅は大根おろしを片栗粉で練って胡麻油で表面がカリッとするように揚げ焼きしていて、干し海老の風味が良いですねぇ。
旨味もあって美味いんですが、この店の美味しさの基本は中華出汁にあるようですね。
どのように出汁を取っているのかは分かりませんが、この旨味が全ての料理の味のベースになっているようですね。
 〆に海老炒飯をお願いしましたが、パラパラとシットリの中間くらいの炒飯は凄く旨味があって、その炒飯の上に5尾のバナメイエビの剥き身をボイルして 綺麗な赤いタイルのように張り付いた見栄えが良いですねぇ。
これは勿論美味いんですが、結構バエるので頼む人が多いです!
 
 店員さん達も相変わらず仕事したくなさそうな感じでしたが、店は相変わらず流行っていて12時過ぎから満席になり、その後はずーっと行列が途切れる事は有りませんでした。
 2時間ほどで紹興酒のボトルを3本飲み切って、全て食べ切って会計は全部でほぼ20,000円でしたが、何と今回愚娘夫婦のご馳走になりました。
いやぁ、長生きはするもんです。
まさかこの間の病院の検査結果が悪くて、医師から家族に余命告知でもされているんじゃないだろうなぁ、などと穿った見方をしてしまいそうです。
 さて腹ごなしにカラオケボックスで少しカロリーを消費していくとしましょう、私は元気です!
 もう10年以上前から たま~に一緒に飯を食う 同じ歳のレビュワーさんに、私の贔屓にしているこちらの店で飯食おうと久し振りに呼び出されたんですが、なんでも体調不良とのことで前日急にキャンセルされてしまいました。
それでも彼が声掛けて集めた他の方々も来るとゆうので、美味い飯も食えるし参加しました。
 12時集合でしたが、10分ほど早めに行くと直ぐに皆さん4名集まりました。
1階奥の4席 丸テーブルに案内されました。

 早速、瓶ビール(中)2本と腸詰2人前をお願いし、取り合えず乾杯でスタートです。
 腸詰は直ぐにやってきましたが、これは相変わらずの美味さです。
ただいつも腸詰に付ける辛子味噌が今日のはいつもと比べやけにゆるいですねぇ。

 ビールの後はやっぱり紹興酒ですね、ボトルでもらいロックでお願いし、序でに焼きビーフンシジミのニンニク炒めを注文しました。
 焼きビーフンは1分くらいでやってきましたが、シジミの出汁をぶっ掛けて食べたいので暫しお預けです。
 10分ほど待って漸くやって来た今日のシジミのニンニク炒めは驚くほど大きなシジミで、これは凄いですねぇ。
これほどの大粒のシジミに当たったのはこの店では10年振りくらいですかねぇ。
やはりシジミは大きい方が味も濃くて美味いし、食べ易いのも良いですね。
 このシジミの皿の底に溜まった出汁をスプーンですくって焼きビーフンに掛けて食べるんですが、この店の焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、干し海老の風味や旨味は有るのでそのまま食べても充分美味いのですが、この淡白なビーフンにはやはり、この醤油ベースの濃厚なシジミ出汁が絡むと数倍美味くなりますね。

 いやあこのシジミは見事でしたね、これはもう一皿お替りをもらいましょう。
それと追加で豆苗炒めが無かったので空心菜炒め、それに大根餅をお願いしました。
 空心菜炒めはちょっと炒め過ぎでしたね、シャキシャキ感がなくなるほどでちょっと残念でした。
 大根餅は干し海老の風味が良く、ちょっとモチっとした食感も良いし、表面を揚げ焼きにしてシャリっとした感じに仕上げているのもその食感と香ばしさで美味いです。
これには辛子味噌をちょっと付けてやると、これがまた一段美味くなりますねぇ。

 紹興酒のボトルのお替りと春巻き、それと初めて骨付き豚肉の唐揚げを頼んでみました。
 ここの春巻きは皮がパリッパリで凄く食感が良くて好きなんですよねぇ。
中の餡も豚肉や竹の子、ニラ、椎茸等を硬めの餡にして、ちょっとオイスターソースの様な味付けも美味くて良いのですが、やはり何といってもこのパリッパリの皮の揚がり具合が最高なのです。
1皿5本と多いので、人数が揃わないと食べられないので、今日はチャンスでした。
勿論、余った1本は私が頂きましたけどね!
 骨付き豚肉の唐揚げは、この店に通ってもう47年になりますが初めて注文してみました。
一口大に切り分けた豚肉にコロモを付けてカリッと揚げてあります。
肉には薄い骨が付いていて、これはアバラの様なのでバラ肉ですね。
確り揚がっていてコロモもちょっとスパイシーな感じで美味いですねぇ、これなら次回もまた頼んでも良いですね!

 〆はやはりちょっと炭水化物を入れたいので粽と海老炒飯を注文しました。
 は餅米に味付けして笹の葉に包んで蒸したもので、笹の葉を取り除いてごろっと皿にのせて出されます。
飴色に色付いた粽は、餅米のもちもちの食感が良いですねぇ。
ちょっと甘しょっぱい様な味が確り付いていて、干し海老の風味や干し椎茸の旨味が良い感じです。
真ん中に豚バラの角煮が入っていて、ああそうか この煮汁が米の1粒づつに確り浸みている感じで美味い訳ですね。
 海老炒飯は旨味の効いたパラパラの炒飯の表面にちょっと大き目なバナメイ海老でしょうか、むきエビがタイル張りの様に入っていて 見た目のインパクトも有りますが、それ以上に確りちゃんと美味い海老炒飯です。

 全部食い切って会計しましたが1人4,500円ちょいで、内容的には安いですね。
やはり中華は4人集まると、皆でシェアして色々食えるし、結構お得感も出るので良いですね。
この日は、この店が初めての方もいらっしゃいましたが、気に入っていただけた様で良かったです。
なんせ決して店員さんの愛想やサービスが良い店じゃ無いですし、料理のロット振れも有りますから 気にする人はちょっと抵抗あるかも知れませんからねぇ。
 five君読んでるか~、早く治せよ!
 仕事仲間である友人と打ち合わせを兼ねて台湾料理でも食おうとゆう事になり、愚妻にも声を掛けると「行きたい!」と言うので、18時丁度に現地で落ち合うことになりました。
 当日5分前に店に行くと、まだ誰も来ていなかったので、先に入って始めておきましょう。
店員さんに「3人だけど10分以内には揃うと思う!」と言うと直ぐに入って左手のレジ横の4席丸テーブルに案内されました。

 座る前に瓶ビール(中)1本と腸詰1人前をお願いし、荷物を置いて席に着くと直ぐに瓶ビールとコップ3つが出されます。
コップに注いで、飲み干すと同時に早くも腸詰が出されます。
相変わらずの速さですねぇ。
早速、取り皿に辛子味噌を出しますが、今日の辛子味噌はいつもより粘性が無く緩い感じです。
料理も含めて、多少のロット振れは寧ろこの店らしさでの表れですね!
 5分程で愚妻が、更に5分程で友人も到着したので乾杯して、改めて瓶ビール1本と腸詰2人前、シジミ、焼きビーフンを注文です。
 今日のシジミのニンニク醤油炒めは、シジミは中粒でいつも通りですが、シジミの皿の底にたまったエキス分が少なく、いつも通り美味いのですが結構 味が濃いめで煮詰まったような感じです。
いつも、このエキス分を焼きビーフンにぶっ掛けて頂くのですが、今日はエキスが少ないので満遍なくは掛けられませんでしたが、それでも美味いのです!
 こうなるともう、紹興酒のボトルと氷を頼みロックで頂き、豆苗炒め大根餅も追加です。
 豆苗炒めは、いつもスプラウトタイプのものを使っているのですが、今回はもっと成長して茎も太くなったヤツで、ああっこれはいつものより美味いです。
こちらの豆苗の方が食感も良いし、青菜の美味さが有りますねぇ。
今後はいつもこれだと良いのですが、それは次回頼んでみないと分かりません!
 
 更に紹興酒のボトルをお替りと、鶏肉とカシューナッツ炒めカリフラワーとマッシュルームの旨煮を追加です。
 鶏肉とカシューナッツ炒めは鶏肉と竹の子煮をダイス状に小さく切って カシューナッツと炒めたモノで、全体的に茶色とゆうか黄土色っぽく、料理としての見た目の美しさは無いです。
確り甘めで旨味が強い中華味で、味は美味いですけどね!
 カリフラワーとマッシュルームの旨煮は初めて食べましたが、小口切りしたカリフラワーと半分に切ったマッシュルームの水煮を中華餡でサッと煮たモノで、うーん これは中華餡の旨味が素材に馴染んでおらず、あまり美味くないですね。
味が馴染むほど煮たらカリフラワーは柔らかくなりすぎるし、マッシュルームも水煮じゃ味が浸みないし、この素材を選んだ理由もちょっと良く分からない感じでした。
 更にモヤシ炒め海老炒飯をお願いしました。
 モヤシ炒めはいつもより炒め過ぎかシャキシャキの食感がちょっとしんなりし始めていました。
それに、ちょっといつもよりモヤシが細い感じもして、その辺りも食感に影響してるのかなぁ。
これはいつもより美味しくなかったね。
 海老炒飯は、相変わらず大きな むきエビがゴロゴロと沢山入っていて、炒飯の表面にタイルの様に張り付いて、見た目もインパクトがあって良いです。
炒飯自体も、米粒に玉子が1粒づつ回っていて、中華特有のコクと旨味が濃くて美味いです。
 もう自分も友人も満腹でしたが、愚妻が麺食いたいと言い出し、どうせ一人じゃ食べ切れないくせに五目そばを注文です。
考えてみればこの店との付き合いも、ももうかれこれ45年以上になりますが、普通に中華そば頼んだ記憶が有りません。
五目そばは俗に言う広東麺で、醤油味のラーメンの上に 肉や野菜等 色んな具材を餡かけにして掛けてあります。
スープは凄く旨味とコクが強く本当に美味いスープですが、麺がちょっと変わっていて、例えるなら富士宮焼きそば用の太くて深蒸しの茶褐色の麺のようで 伸縮性も無くぼそぼそな感じで、うーん これは私の感覚には合わないですねぇ。

 紹興酒も飲み切り、2時間半ほどでお開きにしましたが1人6,500円ちょいでした。
この店とはもう長い付き合いですが、ちょっとづづ今まで頼んだことの無いようなのを頼んでみてますが、やっぱりいつも頼むモノを越えるようなモノにはなかなか出会えませんねぇ。
やっぱりこの店は、腸詰、シジミ、焼きビーフン、大根餅、豆苗または空心菜炒め、偶に春巻き、海老炒飯、粽辺りで紹興酒のロックで決まりですねぇ。
それでも、この店はメニューの種類自体は凄く多いので、食べたことのないモノをちょいちょい頼みながら、これからも幾久しく付き合い続けて行くんでしょうねぇ!
 この日は、一区切り着いた仕事の関係者で慰労会をやろうと、取引先や下請けメーカーの担当者等、総勢5名で宴会です。
 17時丁度に店の前に集合でしたが、5分ほど前に行くともう皆な集まっていて、開店待ちの行列の一番前に並んでいました。
こいつら一体何時から並んでるんだと思いながら行列に加わりましたが、もう行列は20mくらいになっています。
開店と同時に1階の一番奥の丸テーブルに陣取りましたが、店員からはそこには座るなとかそこに荷物を置くなとか、相変わらずのぞんざいな対応振りに ああっこの店に来たんだなぁとゆう気にさせられます。

 早速、瓶ビール3本と呑めない1人がウーロン茶、それに腸詰3人前、シジミ2皿、焼きビーフン2皿とここまではいつもの様にメニューも見ずに注文です。
 ビールは直ぐに出されますが、グラスはバン、バンと音を立てるように乱暴に置いていきます。
知らないと何か怒ってるんじゃないかと思うかも知れませんが、こうゆう店員の所作も含めて台湾の現地感を感じられたりするんです。
まあ、誉められたことではありませんけどね!
 腸詰はいつ頼んでも鉄板の美味さで、品出しも速いので、この店では先ずは必ずこれを頼むのが良いです。
 シジミは醤油ニンニク炒めで、今日のシジミは粒が小さく身も痩せていてハズレですね。
凄く大きな粒ぞろいのシジミの時もありますが、毎回シジミの入荷毎に素材の質に差が有るので、運次第です。
 焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、このまま食べても美味いですが、シジミの皿の底に溜まった汁をちょっと掛けて頂くと、醤油の塩味とニンニク、それにシジミの出汁の旨味が濃くて凄く美味くなります。
 紹興酒をボトルでもらいロックで頂きま、追加で大根餅2皿、春巻き、青菜炒め、モヤシ炒めを頼みます。
 春巻きは1皿5本入りなのでこの日は一人1本づつで丁度良かったです。
凄いパリパリの揚げ上がりで美味いんですが、人数が少ないと頼めない1品です。
 青菜炒めは小松菜で、茎のシャキシャキ感と油のコクが美味くて、簡単な料理ですが火力も含めて家では決して出せない味ですねぇ!
 モヤシ炒めは緑豆ですがかなり太くて確りしたモヤシで、強い火力で短時間で仕上げるのでモヤシのパリパリな食感が凄く良いです。
それに以前の記憶より、キクラゲとか他の素材も沢山入っていて、これが処方変更によるものなのかロット振れの範疇なのかは分かりませんが、今日のはいつものより美味く感じました!
 更に紹興酒をガンガンお替りしながら、豆苗炒め、ニンニクの苗炒めをお願いします。
 豆苗炒めは、スーパーなどで売っている細いスプラウトとゆうより、もっと確りした苗でそれなりに太さのある緑色に育ったもので確り炒めてあって、これはこれで美味いです。
 ニンニクの苗炒めはスーパーなどで売っているニンニクの芽って奴で、ほんのりニンニクの風味が良いです。

 結局、2時間半ほどで飲み手4人で紹興酒を5本飲み切り、〆ましたが一人5,000円ほどといつも通りでしたがやはり半分は酒代ですね。
この店の料理は、シジミの様にその素材の入手状況で品質が変わったり、料理の内容も僅かに変わりながら長い歳月をかけて少しづつ変貌していたりしますが、それでもその基本となる味自体はいつも変わることなく継承され続けていて、いつ来ても満足させてくれます。
そうでなきゃ伊達に45年間も通い続けないです。
思えば長い付き合いになったモノです。
 さあ、このまま表のカラオケボックスに直行です。
2次会での利用で、この界隈の飲食店での1次会のレシートを見せれば、部屋代が半額になるサービスをやってますからね!
 今日は得意先の担当君とその上司君と3人で、一区切り付いた仕事の打ち上げでこちらの店を訪れました。
この上司がコロナ前までは年に数回は台湾に出張していて、この店は初めての様でしたが 久々の台湾料理が食えると喜んでやってきました。
 約束の17時丁度に店の前に行くと既に開店待ちの行列が出来ていて、その中に得意先の2人の姿を見付け合流した直後に開店し、どっと店内に雪崩れ込みます。
店員さんに、左奥の小さな丸テーブルに着くよう指先一つで指示され、相変わらずの接客振りに思わず笑いがこみ上げます。
気が付けば、アッとゆう間に満席で、相変わらずの人気の高さが伺えます。

 もういちいちメニューを見ることも無く、瓶ビール2本と腸詰2人前、シジミ焼きビーフンと流れるように注文です。
乾杯して腸詰と焼きビーフンがテーブルに並んだところで、もうビールは飲みほして紹興酒をボトルで頼み、3人供ロックで頂きます。
 ここの腸詰は相変わらずの美味さで、年に何度か必ず食べたくなるので緊急事態宣言明けで漸く来れて良かったです。
 焼きビーフンは味付けが薄目で、いつも一緒に頼むシジミのニンニク炒めの出汁を掛けて頂くのですが、今回は暫く待ってもシジミが出てこなくて、確認するとオーダーは入っているのに忘れていたらしく、だからと言って急ぐ訳でも無くもう焼きビーフンを3分の2ほど食った頃になって漸く出てきました。
それでも店員さんからは一言の詫びの言葉もありません。
シジミもいつものと比べると、今日のは小さいうえに身入りも余り良くない感じでしたが、まあ頼むたびにこのシジミのクオリティはかなり異なりますが天然物ゆえに仕方のないところでしょうか。
 紹興酒のボトルをお替りし、追加で大根餅青菜炒め春巻きを注文です。
 大根餅はモチっとしていますが表面がちょっとカリッとするよう油で焼いてあり、食感が良いです。
干しエビの風味も良くて、美味いですねぇ。
 青菜炒めは今日のは小松菜で、シャキシャキの食感が残る炒め具合も良く、コクと旨味が強くて美味いです。
 春巻きは以前は1皿4本だったと思いますが、今回はちょっと細目になって5本になってました。
しかし何でこんなにいつもいつも来るたびに変わっちゃうんでしょうかねぇ。
でも料理のアバウトさや接客のいい加減さを差し引いてもこの店の台湾料理は美味いので、もはや腹も立ちませんねぇ。

 結局、紹興酒のボトルを3本飲み切ってお開きにしましたが、得意先の台湾通の上司君も感動モンの美味さで凄く気に入ってくれました。
かなりアバウトな接客に関しても、台湾ならやはりこんなものですよって納得されていましたのでヤレヤレです。
しかし、3時間以上粘ってしまいましたが、店内の階段に空席待ちのお客さんが20時くらいまで並んでいました。
コロナ過依頼、飲食店の客離れが懸念されていますが、この店は接客も含めて もうスッカリ元通りで安心しました!
 この日はいつもの外資の営業君と飲む約束をしていましたが、後輩の商社マン君から電話でメーカーさんと3人で17時から渋谷で打ち合わせをしたいとの連絡があり、じゃあ打ち合わせが終わってからまとめて皆で飯を食うことにしました。
喫茶店トップで打ち合わせが終わったのが17時50分で、急いでこちらの店に向かいました。
なんせ人気店なのでいつも凄い混んでいて、今日は金曜日だし下手すりゃ1時間以上待たされることもあるのですが、店に着いて中を覗くと1階でも3割程度の入りで凄い空いています。
うーん、この店には頻度こそ少ないですが、もう45年間も通ってますがこんなに空いているのは初めてです。
やはり新型コロナの影響なんでしょうか、この店ですらこんな状態ですから飲食店は本当に大変ですね。

 いつもの外資の営業君も合流し、1階奥の丸テーブルに4人で陣取ります。
座る前に腸詰3人前と瓶ビール2本を頼み、早速乾杯してスタートです。
この店ではもういちいちメニューを見ることも無く、シジミ(ニンニク炒め)焼きビーフン、それと紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
この3品はいつも最初に頼むもので、料理にロット振れはあるし、この日はシジミがいつもより塩っぱい感じは有りますが それでも鉄板の美味さです。
 さらに春巻き空心菜炒め大根餅を注文します。
 この店の春巻きはパリパリの揚げ上がりの香ばしさが好きなんですが、なんせ結構な大きさの春巻きが1皿5本入りなので、人数がいないと頼めないのです。
今日は私が2本頂いて満足です。
 大根餅はモッチリした食感ながら、いつもより表面がカリカリに焼かれていて美味いですねぇ。
 追加で紹興酒のボトルをお替りし、蒸し鶏とモヤシ炒めをお願いしました。
 メーカーさんが鶏を食いたいとゆうので蒸し鶏はこの店で初めて頼みましたが、かなり大振りの胸肉で確り蒸されて身が締まって、一般的な中華料理で出てくるような柔らかくてシットリした物とは違います。
まあ、味は悪くないですが個人的好みとしては、低温でジックリ茹でたシットリ柔らかいタイプの方が好きです。
 モヤシ炒めは一本一本が太くてシャキシャキの食感が良いです。
油のコクは空心菜炒めに比べ少なく、人参の細切りを混ぜてありますが この人参も余計ですね。

 2本目の紹興酒も飲み切って2時間ほどでお開きにしましたが、この日は飲みも軽めだったので一人4,500円くらいでした。
 しかし渋谷の街は若者達ちでスッカリ賑わいを取り戻したかのように見えますが、この店の様にお客さんの年齢層が高く余り若者が立ち寄らないような店では、相変わらず厳しい戦いは続いているようですね。
春まではこんな状態が続きそうですが、うーん 春の訪れはまだまだ遠そうですねぇ!
 2,3日前に、いつもの外資の営業君から久し振りにお誘いの電話があり、溝の口で飲む約束をしましたが、昨日後輩の商社マン君からも相談があるのとのことで飲みのお誘い。
うーん、家が千葉方面の後輩に溝の口まで来させるのは酷なので、じゃあ3人で久々に台湾料理で紹興酒でも飲みながら悪巧みをしようとゆうことで、18時に渋谷集合にしました。
 当日になりいつもの外資の営業君から16時頃に電話が掛かってきて、「もう会社を出たいんで、早めに始めませんか。」とのことで二人で先に始めておきましょう。

 この店は道玄坂から東急本店に抜ける、表通りから隠れた細い路地にあり、そのレンガ造りで窓の小さな威容はまるで砦のように見えます。 
 後輩の商社マン君にはメールで「先に始めているので、電車の中を進行方向へ走るくらい急いで来い!」と伝え、17時過ぎに2人で入店し、店員さんに「後から一人来て3人になる。」と言うと1階奥の丸い4席テーブルに案内されました。
 席に着くと同時に早々に瓶ビールと腸詰シジミのニンニク炒めを注文します。
すぐにビールとグラスが出され、グラスに注いで乾杯をすると同時ぐらいに腸詰が出されましたが、相変わらずの神速振りですね。
今日の卓上の辛子味噌はちょっと弛めな感じでしたが、取り皿に取り腸詰と白髪ねぎ、パクチーを添えて辛子味噌をちょっとつけて食べると、八角や色んな香辛料や甘み、旨味、辛みが口の中で絡み合って、うーん、相変わらずの美味さです。
 シジミのニンニク炒めも3分と待たずに出されますが、今日のシジミは粒がいつもより不揃いな感じで、味も濃い目ですがやっぱり旨味が濃厚で美味いです。
 ビールを1本飲んだところで、やっぱり紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
 45分程で後輩が駆け付け、挨拶もそこそこに紹興酒で参戦です。 
改めて腸詰2人前、シジミのニンニク炒め、焼きビーフンを追加オーダーし、本格的にスタートです。
この辺りはこの店ではいつも必ず頼む定番料理で、どのお客さんもほぼ頼んでいる物です。 
 紹興酒のボトルお替りをもらい、更に春巻き空心菜炒めナマコの煮込みを追加します。
 春巻きは豚肉や干し椎茸、竹の子等の細切りに餡を絡めトロミの着いた具材の旨味が濃厚で、それを巻いた皮のパリッとした食感が最高で凄い美味いのですが、1本が結構大きくボリュームがあり、しかも1皿が5本と量が多いので普段愚妻と2人で来たときは中々頼めないので、この日のような男3人以上いるときは必ず頼みます。
 空心菜炒めも定番ですが、この日の奴は緑が鮮やかでシャキシャキの歯応えが良い具合で、油の旨味も良く、いつにも増して出来が良かったですね。
 ナマコの煮込みは、干しナマコを戻して削ぎ切りにして、竹の子や干し椎茸と一緒に旨煮にしたもので、ナマコのグ二グニとした食感と餡の旨煮が良く絡んで美味いです。
 更に紹興酒のボトルをお替り(3本目)し、ちまき蟹炒飯で締めました。
ここのちまきは、蒸した糯米がもっちリとしていて、中に豚の角煮と干し椎茸が入っていて、その煮汁と干しエビの風味が糯米に確り吸収されていてホントに旨味が濃厚で美味いのです。
 カニ炒飯は炒飯の上にたっぷりの蟹肉のフレークが被せるようにのせてあり、蟹云々より炒飯としての美味さが際立った逸品で、この店の〆には相応しいものですが、個人的にはプリプリの食感が素晴らしい大きなムキエビのゴロゴロのった海老炒飯の方が好きです。

 3本目の紹興酒も飲み切り、一通り話しも済んだのでお開きにしましたが一人6,000円くらいでいつもよりちょっと高かったですが、まあこれだけ飲み食いすれば当然ですね。
 この後輩の商社マン君の3年越しの悪巧みプロジェクトもいよいよ終盤の詰めに差し掛かってきて面白いことになって来たので、今後ちょくちょく合う機会も増えそうです。
 さて、まだ21時前ですので、今からいつもの外資の営業君と溝の口で飲み直しと行きましょう!
 この日は仕事関係の仲間と総勢6人で台湾料理を食いに来ました。
週末の夜だったので混んでるだろうとは思いましたが、18時30分に入店すると既に満席どころか店内の階段に行列が出来ています。
普段なら並んでまで飯食うなんて絶対しないのですが、この日は態々この店の台湾料理を食いに集まった訳だし、この店を初めて訪れるメンバーが3人いたので、どのくらい待たされるかも分らぬまま並んでみました。
いやーそれにしても待ち行列の先頭に辿り着くのにキッチリ1時間掛かりました。
しかも6人ですから丸テーブル1個が丁度空かないと、皆な別々のテーブルで食うわけにもいきませんからねぇと思っていたら、ホントに丁度6人連れの前客が帰って超ラッキーでしたね。

 早々にテーブルに付き、座る前に瓶ビール3本と腸詰め3人前、シジミ3人前、焼きビーフン2人前を頼みました。
この3点セットはこの店ではもう席に着く前に注文するのが基本です。
 先ずはビールで乾杯し、グラスに一杯飲み干す頃に腸詰がやってきますが相変わらずの品出しの速さが良いですね。
テーブルに置いてある辛味噌をちょっと付けながら、白髪ネギやパクチーと一緒に食うと、もう溜まりませんねぇ。
 紹興酒の一番安い奴(2,000円)をボトルで頼んでロックで頂きます。
 追っかけですぐにシジミと焼きビーフンも登場です。
このシジミはニンニク醤油炒めになっているんですが、もう旨味が半端なくて、初めてこの店を訪れた下請けメーカーの営業君は、「この美味さは一生食い続けられそうだ!」と言ってましたが、その気持ち良~く解ります。
そして否応無しに紹興酒のペースも上がりますねぇ!
 焼きビーフンは薄味ですが干しエビ香ばしさや旨味が良く効いていて相変わらずの美味さですが、これにシジミの皿に溜まったスープをちょっと掛けるともう最強で、世界一美味いビーフンになります!

 紹興酒のボトルをお替りと瓶ビール2本を貰い、空心菜炒め2人前、大根餅2人前、春巻き(一皿で大きいのが5本)を注文しました。
 空心菜炒めは短時間でサッと炒めているのでシャキシャキの食感が良く、油のコクと旨味が溜まりません。
 大根餅も干しエビの風味が良くてもちっとした食感も良い具合です。
 春巻きは皮のカリッとした食感が最高で、中の餡も旨味が効いていてなかなかここの春巻きを超える春巻きには出会えないのですが、1皿の量が多くて今日の様に大人数でないとなかなか頼みにくいです。

 更に紹興酒のボトルを追加し、チマキと海老炒飯を頼みました。
 ここのチマキはちょっと大振りで、竹の皮で包んで確り蒸してあるので香りが良くもっちりとした食感も良く、豚の角煮と干し椎茸、干しエビの風味が混然としていて、このチマキより美味いチマキにはなかなかお目にかかれません。
 エビ炒飯は大振りのむきエビがゴロゴロと表面を覆っていて、旨味が半端なくこれまた美味いのです。

 もう歯止めの効かなくなった面々は更に紹興酒を1本頼み、腸詰めとシジミを1人前づつお替りして、すべて平らげ全員満腹となり、皆な満足して終了となりました。
 ここの台湾料理は、味自体はそれほど濃い訳じゃないんですがコクと旨味がとにかく強く、相も変わらず美味いです。
ただ、10人以下では予約も受け付けませんし、週末の夜ともなれば結構平気で待たされます。
接客も愛想は悪いし、サービス精神も無いのでちょっと嫌な感じだと思われる方もいるとは思いますが、それでもこれだけ並ぶのはやはりここの料理が美味いからですね。
 美味い物を食ってすっかりテンションの上がった面々は、店を出ると目の前にあったカラオケボックスに直行し、すっかり盛り上がって、止せばいいのに朝の4時まで歌いまくってしまいました。
いい歳こいて面目もありませんね!
 やはり年に2、3回は無性にここの腸詰が食べたくなりますねぇ。
この日は愚妻から、「今日は娘も出掛けて帰ってこないので飯作るのも面倒だし、どこかで食べて帰ろう!」とのメールを着信。
じゃあこちらの店に行こうと18時に待ち合わせです。
 店は週末とゆうこともあり、既に結構お客さんが結構入っていて、入り口で人数を告げると2階へ通されましたが相変らずの繁盛振りですねぇ!
階段を昇った直ぐの一番小さな4席テーブルに陣取ったのでこの日は相席にはなりませんでしたが、店内は大きな丸テーブルが多いので二人だとほぼ他人様と相席になります。
 先ずは瓶ビールを1本と腸詰、シジミのニンニク炒め、豆苗炒め、焼きビーフンとここまではいつものお約束でメニューも見ないで席に座りながらオーダーします。
それからゆっくりメニューを見ますが、もうおよそ40年間値段以外は一切変わっていませんねぇ。
 品出しは早いのでビールを1本飲みきらないうちに、全て揃うのでその時点で紹興酒のボトルを頼み、夏でも冬でもロックでいきます。
更にモヤシ炒めと、愚妻がここに来ると必ず頼む海老炒飯を注文して、この日のように2人だともうこれが限界です、ってゆうか頑張ったほうです。
粽も大根モチも、春巻きも食べられないので本来は最低でも4人くらいで来たいところですね。
誰か付き合ってくれる人がいれば、年内もう1回行っときたいところです!

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(常用)益々高まる依存度! 2014年12月

 この日は、愚妻の仕事の同僚のお嬢さんと自分の友人、計4人で忘年会です。
このところ、年に数回このメンバーで飯を食うパターンになっていて、いつもは愚妻の職場の近くの新橋方面が多いのですが、今日は美味い台湾料理を食いに行こうと態々渋谷に集合です。
 
 いつもは二人で利用することが多いので品数をなかなか沢山頼めないのですが、今日は4人なのでいつもより更に色々食べられそうで楽しみです。
 先ず生ビールを頼みながら腸詰×3とシジミ×2を注文します。
ここまではメニューを見る必要も無く、システム化している入店から席に着くまでの一連の動作のようなものです。
ビールで乾杯し、メニューを物色することも無く、紹興酒をボトル頼みでロックで飲む用意をしてもらいます。
その上で、豆苗炒め、焼きビーフン、大根モチ、春巻きを頼みました。
 更に紹興酒のボトルをお替りしましたが、お嬢さんは紹興酒の味が御気に召さないようでなかなか酒が進みません。
そうなるとこの店には焼酎も無ければ、普段お嬢さん御用達のグレープフルーツサワーなんて気の利いたものも無いので困ってしまうところですが、ジンジャーエールがあったのでそれをもらい、紹興酒と1対1くらいで割って飲ませると美味しいと言って飲み始めたのでヤレヤレです。
ジンジャーエールの味と甘味が、紹興酒の癖のある味を見事に調和させながら飲みやすく変えてくれる様ですね、発見です。
 更に、モヤシ炒めと、五目ソバ、愚妻の大好きな海老炒飯を頼み、いつも通り美味しく完食させて頂きました。

 この店は、今年も5回ほど使わせて頂きましたが、今回も店員さんの愛想の無い対応振りに初めてだったお嬢さんはビックリしてました。
それでもここの料理は美味いし、特に腸詰は自分にとっては習慣性の強い薬物のように依存度を高めていますね。
来年もやめられそうに無さそうです!

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(常訪)アサリよりでっかいシジミ!                                    2012年11月

 この日は友人と溝の口で待ち合わせをしていたのですが、急にここの腸詰が食いたくなって、急遽渋谷待ち合わせに変更です。
17時過ぎと時間も早かったので楽勝で入店出来ましたが19時くらいだと大体満席になり、並ぶ場合もあります。

 2階の奥の小さい丸テーブルに二人で陣取り、紹興酒をボトルで注文と同時にいつもの様に腸詰とシジミを頼みます。
紹興酒で乾杯しつつ、春巻き、焼きビーフン、豆苗炒め、冬瓜スープ、豚耳、チマキ、大根餅と二人とは思えない程の大量発注です。
 ここの春巻きは好きなんですが1皿5本で、しかも1本が結構大きくボリュームがあり過ぎるので、二人だとキツイのですが如何しても食いたいので残す覚悟で注文してしまいます。
これはバラ売りしてくれると有難いですねぇ、今回も残念ながら1本残してしまいました、ごめんなさい!
 今回、特筆すべきはシジミで、過去35年この店に通ってきましたが最大級の大きさで、一般的なアサリより大きいくらいでした。
食べ応えもあり味も美味しいものでしたが、残った汁も淡白な味付けの焼きビーフンにぶっかけて美味しく頂きました。
お行儀は悪いですが、この食い方は止められませんねぇ!

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台湾は島だけどまったり大陸的!                                      2011年 9月

 何か久しぶり、半年以上開いてしまったのは初めてかもしれません。
折角の休みなので映画でも観に渋谷に出ましたが、そうなるともうこの店しかありません。
映画見ながらも腸詰やシジミで頭ん中いっぱいで、エンドロールも早々に駆け付けました。
店は流石に混んではいましたが、1階の大きな丸テーブルに当然の如く相席です。

 先ずは席に着くと同時にビールと腸詰を注文します。
それらが来る間、久しぶりだったので見知ったメニューを見直しますが、これもまったく何十年も代わり映えしません。
ビールで乾杯ののち、シジミ、空芯采炒めと共に紹興酒と氷を注文し、本格的スタートです。
 まず、腸詰ですが今回以前より少ししょっぱい感じがしました。
なので、いつもはタップリつける辛し味噌も、今日はちょっと控えめです。
この辛し味噌もこの店オリジナルのもので、色んなもんに合うので大好きなんですが、今日のはいつものよりちょっとユルイ感じです。
 空芯采炒めもこの店に来ると必ず頼みますが、いつものものに比べ火が入りすぎでシャキシャキ感が少ないです。
 今日のシジミはアサリみたいにでかくて、食べ応えバッチリですが、シジミの大きさだっていつも同じじゃありません、もっとちっちゃい時だってあります。
 このように書くとこの店の評価を下げそうですが、そんなちょっとの違いなんてこの店ではどうでも良いのです。
いやむしろ、そんなことが些細なことと思うその感覚こそがこの店では大事だし、それでもここの腸詰もシジミも世界一美味いことになんら変わりはないのです。
このアバウトな感覚とこの店の料理の圧倒的存在感のまえでは、そんなことは全然問題無いことなのです。
なかなか伝わりづらいと思いますが、この感覚を理解しないとこの店の良さは解らないかもしれません。

 その後、焼きビーフンにシジミの汁と辛し味噌をぶっかけて、海老チャーハンに五目旨煮の餡をちょっと付けて食い、残った紹興酒のためにアワビの煮込みを頼んで、緩々と相席の他人様の会話を聞くともなしに盗み聞きして肴にしつつ、まったりと満足の夕飯でした。

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時の止まった場所!                                              2010年5月

 道玄坂から東急本店の方に抜ける、ちょっと怪しげな細い路地にあります。
外観はレンガ造りっぽく年期も入っていてちょっと渋い感じです。
店内は1階にカウンターもちょこっとありますが、1階、2階、地下とも中華の中央が回転する6人掛けほどの丸テーブルが主体です。
したがって2~4人程度の少人数の場合は、基本的に相席になります。

 親父に連れられて最初に行ったのは、もうかれこれ30年以上前になります。
中華料理とゆうカテゴリーのなかで、台湾料理とゆうものを初めて食したのもこの店です。
当時は、従業員も殆ど中華系で、ほんとに異国情緒みたいなものを感じて興奮したのを覚えています。
それ以来、年に2~3回は訪れますが、味も店のたたずまいや雰囲気も殆ど変わっていません。
親父はもう十数年前に他界しましたが、ここに来ると時が止まったようで、今でも親父と一緒に紹興酒を飲んでるような気分です。

 この店の接客についてなんだかんだ言うでしょうが、そんなことを気にしてはいけません!
そもそもそうゆう店じゃないんです。台北の裏路地にあると思えばそんなもんです。料理は確実に美味いんですから。
 すぐ目に付くのは自家製の腸詰をカウンターと厨房の間に、暖簾みたいにぶら下げています。
まずは前菜として、この腸詰めを必ず頂きます。
独自の香辛料の香りと、ちょっと甘めの腸詰にパクチーと白葱を薬味にしては、備え付けの甘辛の味噌だれをつけて食べるのが最高で、台湾でもこれほど美味いのはお目にか掛かれません。
ニンニクの利いた大粒のしじみ、干しエビの香り豊かな大根餅、竹皮と干しエビ 干しシイタケ風味の粽、青菜(空芯采もしくは豆苗)炒め、締めの焼きビーフンでいつものフルコースです。
 春巻きや各種麺類、チャーハン等の定番物から、豚耳、干しナマコ等いかにも台湾物まで品数も豊富で何を食べても凄く美味いです。
やべぇ、また行きたくなってきた。

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7位

新宿 立吉 (新宿三丁目、新宿、新宿御苑前 / 串揚げ)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/08訪問 2017/08/23

もう・・・負けた!

 7月に業界仲間の社長さんが吉例のBBQ大会in鎌倉で毎年幹事をやってくれているので、ちょっと遅くなりましたがその労をねぎらうため、皆で串揚げを食いにきました。
愚妻と得意先の開発担当者の4人でしたが、そもそもこんな予約も利かない串揚げ屋にしたのは、ここの串揚げが愚妻の大好物の為で、「何でお前の好物を皆で食いに来なきゃなんないんだっ!」ともちょっと思いましたが、まあ良いでしょう。
とゆう訳で17時過ぎに新宿三丁目のE4出口で待ち合わせです。
この店はかなりの人気店で17時開店ですが18時近くにはもう満席になるのし予約も利かないので、仕方なしに仕事をさぼって17時過ぎくらいに入店しないと、待たされることになるのです。
 エレベータで9Fに上がると、ドアが開いた瞬間にもう店員さんに人数を聞かれ、即店内に入って左手すぐのカウンター席に横並びで通されます。
この店は揚場を囲むカウンターしかなく、揚場が5カ所くらい(もっとあるかも)あって、黙って座るとウスターソース、カレー風味のトンカツソース、マスタード、醤油、藻塩と用意してくれて、生のキャベツと人参や胡瓜、大根のスティックが置かれ、あとは「もう勘弁してくれ!」っと懇願するまで、勝手にどんどん串揚げが出されます。
マヨネーズが欲しければ頼めば100円でタルタルソースを小皿に出してくれますよ。

 何はともあれ各自飲み物を頼み、私はウーロンハイで乾杯です。
 先ずは海老のシソ巻、続いてアスパラ豚肉巻、ニラの牛肉巻くらいまでは覚えていますが、あとは順番は多少前後したと思いますが私が食べたのはジャーマンポテト、茗荷の豚肉巻、蓮根カレー詰め、子持ち昆布、うずら玉子、生ゆば、蟹爪、玉葱、チーズの鮭巻、擦った蓮根と海老のしんじょう、オクラ、カマンベール、山芋、鱚、マッシュルームチーズ、名古屋コーチン、茄子の八丁味噌掛け、豚ロース、青唐辛子と獅子唐で、記憶だけが頼りなので抜けはあるかも知れませんが21~22本だったと思います。
得意先の開発担当君が20本くらいでストップしたのに次いで、「今日のところはこの辺で勘弁してやる!」と言い放ちましたが、愚妻が28本くらい、そして社長さんが35本くらいは食ってましたね。

 会計を頼むと食った串の数を数えて伝票を書いてもらいレジで会計しますが、もう空きを待っているお客さんが10人以上待っていました。
相変わらず流行っていますねぇ、やはり17時半には入店することをお勧めします。

 ここの串揚げは、1本づつが小さめで揚げ油が軽い植物油なので結構食えるし、数年前には40種類くらいあるのを一周したこともありました。
この日も素材の良さを感じられ美味しかったのですが、うーん この日は何となくいつもより油が重い感じがして寂しい結果に相成りましたが、歳のせいとは思いたくないですねぇ、まだまだ若い者には負けられないのに。
 愚妻は体重が私の半分以下しかないのに、この手の串揚げ屋にいくと、いつも自分が先にストップを掛けることになるのがどうにも情けないです。
よっぽど好きなんだろうな、串揚げ!

 新宿東口の飲食店の立ち並ぶビルの中なので場所はチョット解りづらいです。
店内は揚場を囲むカウンターが3つあり、集客数は結構多いのですが、いつもかなり混んでいて待たされることも多いです。
けっこう流行っている店なので、早めの時間に入ることをお奨めします。
初めて伺ったのはもう20年位前になりますが、その頃から流行っていましたね。
 串揚げは季節によって少しづつ種類は変わりますが、常時30~40種類くらいはあると思います。
黙って座れば順番に次々揚げて出してくれますが、嫌いなものがある場合は前もって伝えておけばはずしてくれます。
どれもほぼ一口サイズで食べ易いし、植物油の軽いサクサクの揚げ上がりで、はずれはありません。
昔は軽く一周(一蹴)してましたが、最近はあげる前にネタを教えてもらってスルーすることが多くなってきました。
まだまだ負けられんのだが!

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8位

玉乃葉 梅軒 (二子玉川、二子新地 / すき焼き、天ぷら、海鮮)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/04訪問 2017/04/20

春爛漫!

 夕方に愚妻から「美味い鰹が食いたい!」とゆうメールを受信。
そうかぁ、初鰹の時期だもんなぁ、そう言われれば旬だし、竹の子を焼いて食ったら美味いだろうなぁ!
とゆうことでこちらの店にやってきました。
昨年から2ケ月に一度くらいの頻度でお邪魔してます!
18時半くらいに愚妻とふたりで訪れましたが、相変わらず空いていますねぇ。
カウンターにはまだ誰もいないようで、「お好きな席にどうぞ。」っと言われ、なるべく厨房の中が見える真ん中辺りに陣取りました。

 先ず自分が緑茶ハイを頼むと、愚妻はいきなり熱燗2合の注文です。
店の人は酒を持ってくると必ずお銚子を自分の方に出し、愚妻に緑茶ハイを出してきますが、まあ誰が見てもそう思うでしょうねぇ責められません!

 取りあえず飲み物を交換して乾杯し、本日のお勧めメニューから物色しますが、ハイありました初鰹!
これを愚妻が好きな刺身でお願いします。愚妻は何故かタタキより刺身がお好みで、「鰹が新鮮なら態々炙ったりせず刺身が一番!」と嘯きます。
後は鯨の竜田揚げ、春野菜の天ぷら、そして待望の焼き竹の子、更にいつものおばんざい9点盛りです。

 ここの鰹の刺身はホントに新鮮で、生臭みが微塵もなく特有の鉄の様な良い香りが仄かにして美味いです。
鰹に厳しい愚妻もここの鰹ならいつも文句言わずに食います。
 この日の鯨は鰯鯨で、ちょっと癖が強いですね。
それに揚げ油の温度が僅かに低かったのか油切れが少し悪いような気がしました。
 春野菜の天ぷらは、うるい、ぜんまい、ふきのとう、たらの芽等でしたが、うーん何だろう、この日は揚げ手がいつもと違うのか、ちょっと油が気になったのと揚がり具合のせいか素材の歯切れが悪い感じです。
 焼き竹の子は小振りの竹の子を縦半分に切り、濃いめの醤油ダレで焼き上げ木の芽を添えて出されましたが、上等なトウモロコシの様な香ばしい香りの木の芽の香りが、これはもう半端なく食欲をそそります。
いやー、これは美味いです、もうこれだけで今日来た甲斐があったってもんです!
 おばんざい9点盛りは、うるいと浅蜊の身のお浸し、白バイ貝煮、菜の花の辛子和え、合鴨のロースト、湯葉の梅肉添え、薩摩芋のレモン煮、蕗と竹の子煮、子持ち昆布、ホタルイカと独活のぬた等でしたが、春の素材をふんだんに取り入れ旬を感じられる内容で、当に春爛漫とゆう感じです。
 いやー酒が進みますねぇ、2杯目からは一粒の麦のロックにしましたが、美味いツマミに誘われるような浮き立つ心でペースも幾分速くなります。

 この店は、凄く手軽な感じの割に料理が美味しく、素材も良いし、季節感を上手く表現していると思います。
その割にCPも高いので私は気に入っていますが、いつ来ても余り混んでいないし、それに食べログの評価も低すぎると思いますが、まあ私の印象でしかありませんけどね。
それとこの店は鍋を得りにしていて、色んな鍋料理を出しているようですが、私は実はこの店で鍋を食ったことが一度もありません。
これだけツマミ系が美味いと、鍋にいこうとゆう気にはなかなかなれませんねぇ。
正しいこの店の使い方じゃあないかもしれませんねぇ!
 この日は原料メーカーの担当者君と夕方に打ち合わせで、その後いつものようにその流れでじゃあ一杯行きましょうとゆう事になりました。
この担当者君は親戚が寿司屋をやっているとゆうだけあってなかなかのグルメなので滅多な店には連れて行けないので、今日は二子玉のこちらの店に伺いました。
この店は最近気に入っていて、今年に入ってからは月一くらいで通っています。

 二人なのでカウンター席に陣取り先ずは生ビールと緑茶割りで乾杯です。
 メニューを物色すると本日のお勧めで戻り鰹の刺身があったのでお願いし、やはり旬の秋刀魚の塩焼き、銀杏の塩煎り、そして最近こちらでいつも頼むのが
おばんざい9品盛り合わせです。
 2杯目からは担当者君が黒霧島(芋)のロックを頼んだので自分も村正(麦)のロックをお願いしました。
 戻り鰹は、まだ脂のノリはもう少しとゆう感じでしたが、相変わらず新鮮で美味いです。
おろし生姜と大蒜が付いてきますが、私は田舎者なのでおろし大蒜で食べるのが好きですが、初めから付けてくれるのは嬉しいです。
 秋刀魚の塩焼きも新鮮なのでハラワタまで抵抗なく食べられます。
やはり時期的にまだ脂のノリはもう一歩とゆう感じですが、この時期にしては丸っと太った良い秋刀魚ですね。
 銀杏も勿論新物で、深みのある透き通るような緑色が食欲をそそります。
 おばんざいの盛り合わせは、お手塩皿くらいの小さな皿に季節感の合うその日のお勧め料理を一品少しづつ正方形のトレイに9品並べて出してくれますが、これが結構壮観な眺めで、もうこれだけあれば酒の肴は充分とゆう感じで、最近はいつも頼んでいます。
この日は、蕪の柚子味噌、姫サザエ煮、牛蒡と蓮根のキンピラ、鴨ロースのロースト、自家製豆腐の冷や奴、薩摩芋のレモン煮、きぬかつぎ、子持ち昆布の出汁漬け、青柳と葱ぬたのラインナップでしたが、どれも気が利いていて丁寧に造られていて酒の肴に最適で凄く美味いです。
鴨のローストと自家製豆腐、薩摩芋のレモン煮はいつも出てくるようですが、後は季節やその日によって代わるようです。
特にこの薩摩芋のレモン煮が、薩摩芋自体の甘さもありますが、ちょっと甘めの味付けにレモンの酸味が良い塩梅で、甘いくせに酒の肴として成立しているのが面白いですねぇ。
結して甘い食い物が好きな訳じゃあ無いんですが、自分に甘い私には良いのかも知れませんねぇ!

 チマチマ摘まみながら焼酎のロックを5,6杯づつお替りして、2時間半ほどでお開きにしましたが、グルメの担当者君も満足してくれたようで良かったです。
この内容でこの価格なら充分安いと思うし、酒の肴には事欠かない感じも気に入っています。
元来、こちらの店は鍋料理を得りにしているようですが、鍋でガッツリ食うよりも、気の利いたツマミで酒(本来なら日本酒)を飲むのが良いと思うのは私だけでしょうか!

 その後、未だ20時半くらいで早かったので、当然もう一軒と誘われましたが、明日はゴルフだったので断ってとっとと帰らせてもらいました。
立場が逆なら首に縄を掛けてでも強引にもう一軒付き合わせたところですが、私は他人に厳しく自分に甘いがモットーなのです!

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一線を隔する!                               2015年 8月

 この日は仕事帰りに愚妻がニコタマのライズで買い物するとゆうので、そうなるとどうせニコタマで飯食って帰ろうとゆうことになるだろうと思い、愚妻の買い物が終わる頃を見計らって改札で待ち合わせました。
案の定、開口一番「なんか食って帰ろう!」との一言で、高島屋のレストランの案内を見るもピンとくるものも無かったので、南館の裏手の飲食店街まで繰出しました。
そしてちょっと奥まった場所で発見したのがこちらのお店でした。
 渋くて重厚な木造の外観はちょっと高級な感じがして返って入りづらい感じでしたが、表に出しているメニューを見る限りそんなにべら棒に高い訳でもなさそうだし、店の前で右往左往しつつも腹も減っていたので最後は思い切って入って見ました。
 店内はやはり渋くて和の落ち着いた雰囲気で、美味そうな和食を出してくれそうなちょっと安心する感じです。
右手から奥に厨房を望むカウンターがゆったりと8席、右手から奥に小上がりのテーブルが3卓くらい、それと2階にも座敷があって宴会も出来るようです。
一番手前のカウンター席に案内されましたが、2席づつ分けて隣の席まで充分スペースをとっていてゆったりして落ち着くし、隣に他の客が来てもちょっと離れているので気にならないのが良いですね。
ただ、カウンターはあっても一人では入りづらいでしょうねぇ、実際お一人様はお見受けしませんでした。

 取りあえず生ビールとスダチハイボールを頼み、メニューを物色します。
通常メニューと当日のお奨めが別に一枚ぺらに書かれていて、魚から肉まで種類も色々あり悩みますねぇ。
 先ずは愚妻の大好きなお奨めの鰹の刺身、それにやはり愚妻の大好物の牛タン焼きですが極上芯タン炙りとゆうのがあったのでそれにしてみました。
それと、金目鯛の煮付け、合鴨と揚げ茄子の餡かけ、太刀魚の塩焼きは品切れとのことでカサゴの塩焼きを注文しました。
 お通しは金糸瓜を湯がいて繊維状の実に出汁を掛けた物でしたが、この出汁の美味さでこの店のレベルは解りますね、今日は良い店に入れたようです。
 鰹刺しはこの店の雰囲気に似合わない構豪快な感じに切られていますが、これも土佐風を意識してのことでしょうね、意図を感じられます。
夏場の鰹の割には凄く脂がのっていて、しかも微塵もな生臭さがなく新鮮さが解りますねぇ。
これは間違いなく今シーズンNo.1の鰹で、こんなの出されちゃもう日本酒しかありませんね、羽根屋(富山)純米酒で日本酒度+7.5度とかなり辛口の酒があったのでそれをお願いしましたが、この鰹にはピッタリですね!
 合鴨と揚げ茄子の餡かけは、合鴨のムネ肉をブロックのままミディアム程度に焼いて、それを薄くスライスしてさらに並べ、小口切りした揚げ茄子をトッピングしてその上から和風の餡をたっぷり掛けたもので、鴨肉の火の通し方が絶妙で揚げ茄子と相性も良く、餡が絡むと油が気にならずにアッサリ食べられる感じが良いですね。
 金目鯛の煮付けは、甘めの味付けは好みの味で美味いのですが、ちょっと時間掛けて煮過ぎでしょうか身がパサ付いてちょっと生臭いようなにおいも僅かにしました。
それでも調理の丁寧さは充分に伝わりました。
 極上芯たん炙りは、ちょっと硬くて牛タン特有の美味さがあまり感じられませんでした。
付け合せの辛子味噌が美味くて、これだけで酒が飲める感じです。
 カサゴの塩焼きは、かなり大振りのカサゴを2枚におろした半身を丁寧に焼き上げていて、こんな半身だけのお頭付きの焼き魚見は初めてみましたが、見た目ちょっと豪華に見えるし、何より味は文句なしに美味かったです。

 結局、日本酒を3杯ほど飲んで満腹になり、土鍋の炊き込みご飯はまた今度ですね、価格は一人6,500円ほどでしたがこの内容なら高くはありませんね。
非常に丁寧な仕事振りで、基本も忠実に手を抜くところも無く、さりとて必要以上に高級になることも無く、そこいらの居酒屋さんとは一線を隔するものがありましたね。
また利用します、ちょっと通うことになるかもしれないな!

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9位

韓食酒家 yooga (高津、溝の口、武蔵溝ノ口 / 韓国料理)

10回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2025/08訪問 2025/08/15

オーギョップサルは沖縄産の豚バラの皮付5枚肉!

 この日は原料メーカーの若い担当者が夕方プレゼンに来て、終わってから2人で1杯やって行くことになりました。
 若い担当君の家が横浜方面とのことで、じゃあ溝の口方面で店を選ぶことになり、何が食べたいか聞くと「辛いモノ!」とのことで、18時過ぎでしたが こちらの店に電話してみると空いているとゆうので急ぎ訪れました。
 18時30分くらいの入店でしたが、半分くらいの客の入りで、テーブル席が1卓だけ空いていたので そちらに通されました。

 早速レモンサワーと自分が梅干サワーを注文します。
食べ物はナムル盛り合わせヤンニョムケジャンオーギョップサル2人前をお願いしました。

 乾杯して飲み始めると直ぐにナムル盛り合わせが出されます。
 ナムル盛り合わせワラビ小松菜豆モヤシ人参大根でした。
この盛り合わせは良いですね、品出しも速いし種類も多く、量的にもそこそこあって 素材毎に美味さもそれぞれで、メインが出されるまでのツマミには持って来いです。
ワラビは茹でて塩蔵したモノを、戻して塩を抜いて旨味を入れて漬けたモノでワラビの味がちゃんとしていて、旨味中心の味付けも良く美味いです。
小松菜はシャキシャキの食感を残す様にサッと茹で 出汁に漬けて旨味を含ませたモノで、食感も良く美味いです。
大根は細切りにして、ナマスのような優しい酸味と仄かに辛味が有って旨味が浸みていて、私的にはこれが一番好みですね!

 2杯目に頼もうとした緑茶ハイが品切れとかで、コーン茶ハイをもらい、その後は中々(麦焼酎)をロックでお願いしました。

 ヤンニョムケジャンは多分一度凍らせてから解凍した生の渡り蟹を 甲羅を外しエラを取り、左右半分に切り分けネギやニラ、胡瓜等と一緒にヤンニョムに漬けて味を浸みさせたモノです。
足の方を持って、身を押し出す様に潰しながら頂きますが、ヤンニョムの辛味が生の渡り蟹の身の甘さを際立たせますねぇ。
一応ビニールの手袋はくれますが、手の汚れなんか気にせずにガシガシ食うのが良いですね、手でも味わう料理です。
ここのヤンニョムはちょっと辛くて甘みが有り、旨味が濃くて良い味ですねぇ。
ヤンニョムはこの店の味を構成するうえでの大きな要素でもありますからね、この店の料理が美味いのも伺えますね。

 いつもは豚バラの3枚肉を使ったサムギョプサルを頼むのですが、この日は沖縄産の豚バラの皮付の五枚肉を使ったオーギョップサルとゆうのが有ったので それにしてみました。
普通のサムギョプサルと比べると、より豚肉の味にこだわった感じですね。
 鉄板を斜めにして、脂が流れ落ちるようにしながら、弱火でゆっくり火を通していきます。
その豚肉をサニーレタスやエゴマの葉で巻いて頂きますが、それらと一緒に鉄板で焼いたニンニクスライスや刻んだ白菜キムチ、それに別途300円で提供されるヤンニョムで漬け込んだニラ等もあり、それらも一緒に巻いて頂きます。
 うーん、ラードの甘みとバラ肉の旨味、焼いた香ばしさ、その豚肉の味を高める薬味、それにサニーレタスやエゴマの葉がサッパリとさせてくれるので、本来は脂の多い部位ですが 結構サッパリと量を食べられますねぇ。
 それにこの鉄板には、トウモロコシや長葱、獅子唐等の野菜ものっていて、これらを焼いて食べれるのも良いですね。
途中サニーレタスが足りなくなり、お替りをお願いして 全て完食です。

 2時間ほどで全て食べ切り、会計しましたが1人5,000円を下回っていました。
まあこの日は、原料メーカーの若い担当君が余り酒を飲めない体質だったので、私もいつもの様にガバガバ飲むことも無かったのも安く済んだ理由ですね。
 流石に2人だと色々食べられないので残念ですね、この店は4人くらいで色々食いたいですが、今日の相手の原料メーカーの担当君は結構辛いのもイケるとのことで、ここの青唐辛子のチジミも食いたいところでしたが、2人じゃ残念ながら量的に無理ですね。
次回のお楽しみとゆう事にしておきましょう、今日はこれくらいで勘弁しといてやるか!
 今日は取引先の社長さんと いつもの外資の営業君、それに仕事仲間の友人の4名で、地元で夕飯の予定です。
18時に高津駅で待ち合せだったので、こちらの店に17時過ぎに電話を入れて確認すると席は空いているとゆうので予約をお願いしておきました。

 時間丁度に伺い、中ほどのテーブル席に案内されました。
 先ずは柚子蜜サワー、レモンサワー、生ビール2つで乾杯を頼み、乾杯してスタートです。
 直ぐに出せるナムル盛り合わせ白菜キムチをお願いし、それにこの日のお勧めの牡蠣のチヂミ、更にサムギョプサル2人前、チャプチェ手長タコと野菜の辛口炒めを頼みました。

 ナムル盛り合わせは大根、人参、豆もやし、小松菜、ワラビの盛り合わせです。
どれも出汁の味が良く浸みていて美味いですが、大根はいつもよりちょっと太目で酸味も弱い感じです。
私はいつものナマスみたいな甘酸っぱいのが好きですね。
人参は生っぽく浸み込みが少ない分 細切りにしていたり、ワラビは茶色い塩蔵を塩抜きして確り出汁で煮直していたり、小松菜や豆モヤシはシャキッとした食感を残したり、素材毎の工夫が見て取れるので いつも盛り合わせで頼みます。

 白菜キムチは確り漬かって結構熟成の効いたタイプですが酸味は強くなく、旨味と甘みと辛さのバランスが良いですね。

 牡蠣のチヂミは小振りの牡蠣がゴロゴロ練り込んであって、チヂミの形になっても牡蠣の風味が感じられて美味いです。
これは良いですね、この日のお勧めとゆう事で普段は無いメニューですが、せめて冬の間はいつでも有ると良いですねぇ。

 サムギョプサルはコンロの上に斜めに置いた鉄板で、豚の三枚肉の脂を落しながら焼いて食べるのですが、一緒に白菜キムチ、長葱、エリンギ、ニンニクのスライスを焼いて、薬味の葱やタレ、味噌そ添えて サニーレタスやエゴマの葉に一緒に包んで食べますが、今日のサムギョプサルは肉の焼き具合が良くジューシーで柔らかく美味いですねぇ。
この焼いて食べる白菜キムチは凄く酸味が強く乳酸菌発酵が進んだモノを使っていて、豚の脂と良く合います。
この料理は常に弱火で鉄板で焼き続けるので、徐々に脂が抜けて肉がパサつくし硬くなるので、早く食べるのが良いですねぇ。
今回4人で2人前にしましたが、これだと長時間焼き過ぎることが無く良いですね。

 チャプチェはしょっと太目の春雨を戻し、牛肉、玉葱、ピーマン、人参、パプリカ等と一緒にヨンニャムを感じる甘い醤油だれで炒め煮にしたモノで、プルコギっぽい味付けです。
ちょっと味が濃い目で甘さも強く、もう少し薄味でも良いかな。

 手長タコと野菜の辛口炒めは細長いイカゲソみたいな蛸足のぶつ切りと人参、玉葱、長葱のオイスターソースの様な旨味を感じる炒めモノですが、それほど辛くは無いです。
この手長タコのぶつ切りの食感が硬過ぎず、とは言え柔らかい訳でも無く咀嚼が必要な良い食感です。
しかも噛んでいると旨味がどんどん出てくる感じで美味いです。

 2時間ほどで会計して切り上げましたが、1人4,000円ほどでした。
 飲み物は各自好きに頼みましたが、私は柚子蜜サワーのあとレモンサワーを2杯、それから中々(麦焼酎)のロックに切り替えましたが、このロックグラスが大きくて結構お得感があります。
2杯飲んで、まあまあいい気分になりました。
 最後に女将さんが挨拶に来てくれましたが、2月で10周年だったそうです。
飲食店でも10年続くのは めでたい事ですが、感覚的にはもっと昔しから在ったような気がしますねぇ。
それだけもうここに在って当たり前とゆう市民権を得たような感じがします。
駅近とはいえ地下だし、ちょっと入りにくい感じで決して立地が良いとゆう訳でも無いんですが、それでも良く流行ってますね。
良い素材を使って丁寧に作る料理を真面目に継続しているからこそですね。
これからも長く続けて欲しい店です!
 さて今日一緒の社長さんもカラオケ大好きだし、いつもの外資の営業君もいるので このまま帰るってことは無いですよねぇ!
 この日は溝の口に住む原料商社の友人とその部下と3人で地元で忘年会でしたが、ケジャンでも食おうとこちらの店にやってきました。
19時過ぎでしたがほぼ満席で、丁度1卓空いたタイミングで入れ替わりに入れました。

 先ずは生ビールと柚子蜜サワーで乾杯し、メニューを物色して、ナムルの盛り合わせチャプチェ青唐辛子チジミ、それに本日のお目当てのケジャンを注文しました。
 ナムル盛り合わせは大根、小松菜、豆もやし、人参、ワラビです。
各々少しずつ素材に合わせて味変していて、共通して焙煎胡麻油の香り高いばかりの風味と、鶏や昆布の出汁の効いた旨味が確り浸みていて美味いです。
特に大根の細切りナムルは、酸味を効かせないで旨味が濃厚で美味かったです。
 チャプチェは春雨と牛肉や玉葱、ピーマン、赤ピーマン、人参等を細切りにして、甘い醤油味の出汁で炒め付けてあります。
ちょっと濃い目の味付けに感じるのは、春雨自体にも味が浸みているからでしょうね。
 ケジャンは、たっぷりのヤンニョムに細く切った長葱と胡瓜のぶつ切り、それに生の渡り蟹をぶつ切りにして和えたもので、ヤンニョムケジャンです。
ここのヤンニョムは辛さも有りますが甘味や旨味が絶妙で、味に深みを感じますねぇ。
それが生の渡り蟹の身の甘さや旨味をより強く引き出していて凄い美味いです。
渡り蟹も新鮮で、元々良いモノを使っているのが良く分かります。
ビニールの手袋も付けてくれますが、これはやはり自分の手を汚して食べるのが良いんですね!
 青唐辛子チジミは、依然と比べ薄くなりましたね。
以前はもっと厚くて多めの油で揚げ焼きにしていたので表面がサクッとしていて食感も良く、香ばしくて凄く美味かったんですが、なんか薄っぺらいふにゃっとしたただのチジミになっちゃいましたねぇ。
それにこの青唐辛子の辛さが余り感じなくなりましたね。
以前はちょっと目が覚めるような辛さがあったんですが、ちょっと大人しくなっちゃって残念ですね。

 酒は各々、ハイボールやレモンサワーのお替りを繰り返し、2時間ほどで会計しましたが1人4,000円くらいでした。
21時くらいでしたがもうほとんどお客さんもおらず、意外と引けが速いですね。
速い時間はいつも結構混んでますが、20時まで待てば入れそうですね。
さあ、折角地元で飲んでるんですから、このまま帰るってことは無いですね、いつものカラオケスナックで今日もひと騒ぎといきますか!
 この日はいつもお世話になっている社長さんと打ち合わせを兼ねて夕飯を食うことになり、溝の口駅の改札で17時30分に待ち合わせです。
時間通りに落ち合い何食いたいか聞くと、「肉!」とのことだったのでサムギョプサルを食いにこちらの店に行くことにしました。
その場で電話して今から行って入れるか確認すると 大丈夫とのことだったので、田園都市線に1駅だけ乗って高津駅まで移動し、駅からは歩いて1分です。

 入店すると直ぐに中ほどの ゆったりした4席テーブルに案内され、酒の飲めない社長さんがウーロン茶、私が梅干しサワーをお願いし、早速メニューを物色します。
 飲み物が届いて乾杯し 喉の渇きを潤すと直ぐに、お目当てのサムギョプサルを2人前、青唐チジミナムルの盛り合わせをお願いしました。

 ナムルの盛り合わせはワラビの塩蔵、豆もやし、人参、青菜(小松菜)、大根等を少しづつ盛り合わせて出されますが、味付けが優しい薄味なんですが 凄く旨味が有ってシミジミと美味くて良いツマミになります。
素材ごとに味付けも変えてあって、丁寧に作られているのが分かりますねぇ。

 青唐チジミはちょっと厚めですが多めの油で揚げ焼きにしてあり、生地のシットリモチッとした食感と対比するようにカリッと香ばしく焼かれていて美味いですねぇ。
しかも青唐辛子を刻んだのが結構沢山 満遍なく入っていて、この爽やかな辛さが良い感じですが、以前はもっと辛かった印象ですね。
私はもっと辛くて良いと思いますが、まあ万人受けする方が店としては良いんでしょうね。

 サムギョプサルは先ずサニーレタスとエゴマの葉のサンチュが出され、薬味の白葱スライスに塩だれで味を付けたモノや胡麻油、味噌等が出されます。
そして洗濯板みたいなホットプレートにちょっと厚めの小口切りした豚バラ肉がたっぷりと綺麗に並べられ、長葱、エリンギ、マッシュルーム、獅子唐、それに白菜キムチとニンニクのスライスがたっぷり乗せられて、弱火でじっくり焼かれています。
このホットプレートをちょっと斜めにセットして、低い方に流し口があって、じわじわと焼きながらバラ肉から出る脂が下へ流れてカップで受ける様になっています。
これを偶に素材をひっくり返しながら、サンチュに良く焼けた豚肉や白菜キムチ、ニンニク、薬味ネギ、味噌等を一緒に包んで頂きます。
豚バラ肉の脂の甘みや香ばしさ、キムチやニンニクの風味、エゴマの爽やかな味わい等々色んな味が相まって良いですねぇ。
美味いのは勿論ですが、自分で好みに色々包めて なんか凄く楽しくなる料理ですね。
しかもゆっくり頂いている間に、豚バラ肉の脂もどんどん落ちてくるので食べ進めても脂のしつこさを感じることも無く、確かに肉はちょっと硬くなっていきますが、香ばしさを増してきたり、白菜キムチも水分が抜けて濃厚になってきたり、ニンニクのスライスも香りがもうばしさを増してきたりと、徐々に自然な味変が展開されるのも面白いですねぇ。

 〆にビビン麺を頼みシェアして頂きました。
これは蕎麦粉を使った極細の腰の強い冷麺に薄切りの胡瓜や細切りの人参、葱、大根等の色んな野菜とヤンニョムで良く混ぜて和えてあって胡麻が振ってあります。
一応、冷麺なんですがスープは無く、汁無し冷麺ですね。
この店は味の基本となるヤンニョムが凄く美味いので味は間違いないんですが、結構味付けが濃厚で 私にはちょっと濃過ぎました。
やはり普通に冷麺にすればよかったかな。

 酒類は梅干しサワーの後は柚子蜜サワー、緑茶ハイ×2、チング(麦焼酎)のロックを頂いて、社長さんはウーロン茶のお替りを繰り返し、3時間近くゆっくりやらせてもらいましたが、価格は1人5,000円ちょいでした。
相変わらず料理のクオリティが高く、それに少しずつ新メニューを増やしたり入れ替えたりとしながら 旧態然としないようにすることで常連さんも飽きさせない工夫も良いですね。
この日もほぼ満席の盛況ぶりで、美味しいモノに目敏い 若い女性のお客さんが殆どで、良く流行ってますね。
 前回お邪魔した際 不在で、国に帰っちゃったんじゃないかと心配した店員さんもちゃんと居て安心しました。
さて、今日は愚妻は横浜アリーナで福山雅治のライブに行っているので帰っても誰もいないし、酒の飲めない社長さんにもう1軒お付き合い願いましょう。
しかし酒も飲めないのに良く付き合ってくれるよなぁ、感謝ですね!
 仕事仲間と打ち合せを終えて、夕飯でも食おうとゆうことになったので、愚妻も呼んで3人で韓国料理でも食おうとこちらの店に18時丁度に伺いました。

 店員さんの案内のままテーブルに着き、先ずは生ビール2つと柚子蜜サワーをお願いし、メニューを物色して白菜キムチナムル盛り合わせ春菊チョレギサラダニラチヂミケジャンチャプチェ、それに愚妻の好きな参鶏湯を頼みましたまだ準備が出来ていないとのことで 代わりにズンドゥブチゲを注文しました。
 白菜キムチは酸味が強く乳酸菌発酵が進んでいますねぇ、それに甘みを感じた後に漸く辛さが来ますが、これがなかなか美味いです。
 ナムル盛り合わせは、ワラビ、人参、豆もやし、小松菜、大根で旨味を効かせていて、箸休め的にも良いモノです。
 春菊チョレギサラダは胡麻油と塩で味付けしてあり、旨味もあって春菊の風味もして美味いサラダです。
 この店ではいつも青唐チヂミを頼むことが多いのですが、今日はこの仕事仲間が余り辛いのが強くないかと気を使ってニラチヂミにしました。
結構厚めに揚げ焼きにしていて、表面がサクッとした食感で香ばしさもあり、中はもちっとしてますがニラが効いていて美味いですねぇ。
 ケジャンもこの店では良く頼む逸品です、とゆうか今日はこいつを食べるためにこの店に来ました。
生の新鮮な渡り蟹が 確りヤンニョムに漬けられていて、それにこのヤンニョムが旨味が濃い上に適度な辛さや甘さが凄い美味くて絶対癖になります。
ちょっと手が汚れますが、以前は無かったビニールの手袋を付けてくれるようになりました。
まあどっちにしても あっちこっち汚れちゃいますけど、気にしてはいけません!
 チャプチェは春雨の甘旨炒めですが、このプルコギの様な ちょっと濃い目の甘旨感が良いんですよね。
 ズンドゥブチゲは海鮮か豚肉かを選べるようになり、海鮮でお願いしました。
ちょっとヤンニョムの辛味が効いていて、帆立や海老、イカ等の魚介の旨味が豆腐に浸み込み美味いです。

 ここの料理は丁寧に作られていて、何を食べても相変わらず美味いです。
飲み物は各自好きに頼みましたが、私は柚子蜜サワー2杯、梅干しサワー、ちんぐ(麦焼酎)のロックを2杯ほど頂きました。
価格は1人4,000円くらいなのでCPは悪くないです。
 この日はホールに若いお姉さん達が3人ほどで廻してましたが、丁寧で初々しくて良かったですが、いつまでたっても日本語の上手くならない いつもの韓国のおばさんが居ませんでしたが如何したんだろう。
偶々休みなら良いけど 居なくなったら寂しいですねぇ、ちょっと心配です!
 この日はゴルフから帰ってきて、溝の口在住の下請けメーカーの部長さんと 早速飲みに行きます。
自宅から歩いて高津駅近くのこちらの店に19時前に入店です。
金曜日とゆうのもあるのかも知れませんがほぼ満席の盛況振りで、唯一空いていたテーブル席に案内されました。

 メニューを物色すると、牛カルビサンパ1,500円とゆう今まで見たことのなかった料理があったので2人前でお願いしました。
それにいつも頼む白菜キムチナムル(ワラビ、人参、小松菜、豆もやし、大根)の盛り合わせ、それに今日のお勧めの茄子のナムル、チヂミは下請けメーカーの部長さんが辛いのが苦手とゆうので いつもの青唐辛子のチヂミではなくニラチヂミにしました。

 牛カルビサンパは、牛バラ肉の薄切りとニンニクのスライスを甘めの醤油ダレで焼いたモノを、サンジャンとゆう味噌を添えて、サニーレタスやエゴマの葉に包んで食べます。
甘口のタレが牛肉の脂の甘さを際立たせており、ニンニクが良いアクセントになっていて美味いですが、タレもサンジャンも結構濃い目な味付けなのでサニーレタスやエゴマの葉で包むことでサッパリと食べられるのが良いですね。
味的にはプルコギにもちょっと似てますが、あんなにゴテゴテしてなくて、2人前で結構ボリュームもあり、牛肉を食うとゆう欲求を充分満たしてくれます。
 茄子のナムルは茄子を縦に切り分け、鶏か何かの出汁で炊いて摺り胡麻を塗して冷やしてあります。
僅かな塩味と出汁の味が茄子に含まれ、優しい味で美味いです。
 ニラチヂミは美味しいのですが、ちょっといつもより薄い感じで、焼き方もいつもの様なたっぷりな油で揚げ焼きにしているような感じは見られず、周りのサクサク感が少ないです。
まあ健康にはこの方が良いんでしょうがねぇ。

 飲み物は梅干サワーを2杯飲んで緑茶ハイに切り替え、延々お替りを繰り返しました。
 2時間ほどで料理も全部たいらげ、結構 満腹になり〆ましたが2人で10,000円ちょいでした。
カードで支払おうとすると 支払いは今時 現金のみで、なけなしの壱万円札で支払いましたが、現金を持ち歩かない人は要注意 です。
 店は相変わらず混んでいて回転も良く、常に満席な感じで凄く流行っていました。
この後行ったカラオケスナックも支払いが現金オンリーのため、やむなく借金して帰る羽目になりました。
うーん、これでまだ金返しに近日中に、心ならずも行かねばならなくなってしまった!
 この店は、東急田園都市線の高津駅から極近に在り、自宅から歩いても7分程で、美味い韓国料理を食わせるのでちょくちょく利用していますが、コロナによる緊急事態宣言明け以来、漸く訪れることが出来ました。
今回は仕事関係の仲間と3人で打ち合わせがてらの利用で、17時30分の開店と同時に入店です。
 久し振りの来店でしたが、入口には除菌用アルコールと体温測定器、更にテーブルごとに天井から透明のビニールシートを吊るして半個室のようにセパレートしていて、かなり積極的にコロナ対策を行っているようです。

 4席テーブル席に案内され、先ずは飲み物を各自頼みます。
私は最初の1杯目は柚子蜜サワーからにしました。
飲み物が来るまでにメニューを物色しますが、今日はサムギョプサルをメインにケジャン、それにチジミ辺りを合わせましょう。
店員さんの勧めで牛蒡のキムチ、それに前菜代わりのナムルの盛り合わせ、サムギョプサルは量が多いので3人で2人前、チジミは青唐辛子のチジミにしてみました。

 ナムル盛り合わせはワラビ、人参、大根、豆もやし、小松菜で、薄味ですが出汁が効いた良い味を出しています。
 サムギョプサルは本来ならコンロの上に鉄板を斜めにセットして、豚の三枚肉のスライスやニンニク、ネギ、白菜キムチ等と焼きながら、お好みで胡麻胡坐や特製味噌を付け、えごまの葉やサニーレタスで巻いて頂きます。
弱火で時間をかけてじっくり焼くことで、豚バラから余計な脂が抜け、斜めに置いた鉄板によって脂は下に流されるようになっているのですが、ただ今回は コロナ対策の為かテーブル上のコンロは置かれず、豚の3枚肉のスライスやニンニク、ネギを時間をかけてじっくり焼いたものを皿に並べて出してきました。
薬味や胡麻油、味噌等は各自小皿に用意されて出されます。
うーん、しかし折角のサムギョプサルが これじゃあ雰囲気もへったくれも無いですねぇ。
まあ味は悪くないんですけど、やっぱり かなり残念ではありますねぇ、ご時世ですから仕方ないんですかね。
 飲み物は各自お替りしますが、私は2杯目からは中々(麦焼酎)をロックでお願いしました。
 ここのケジャンはホントに絶品で、このキムチのような唐辛子の味付けが渡り蟹の生肉の甘さを見事に引き出していてホントに美味いです。
それに今回、ビニールの手袋が人数分付いてきました。
これもコロナ対策の一環なのかもしれませんが、手が汚れるのを気にする人には良いですね。
 青唐辛子のチジミは、分厚く焼いたチジミに細かく刻んだ青唐辛子が入っていて、これが凄く爽やかな辛さで良いんですよねぇ。
ただ、いつものチジミは多めの油で揚げ焼きになっているのですが、今日のは余り表面のサクッと感が無く油が少ない感じでした。

 3時間ほどゆっくりやらせてもらいましたが、今回はいつもよりちょっと安く1人4,000円を僅かに切ったのは、やはり酒量の問題ですね。
今日のメンバーは人並みには飲むんですが、いつものような馬鹿みたいには飲まなかったですからね。
 今回、コロナの緊急事態宣言もあって久々の訪問でしたが、コロナ対策に色々と縛られる部分もあるようで、店としても試行錯誤で辛いところのようですね。
以前のように同じ皿の料理を気兼ねなく皆で摘まんで盛り上がるって訳にはどうしても抵抗も有るんでしょうからねぇ。
困った時代になったものです!
 この日はいつもの外資の営業君と下請けメーカーの担当君、それに愚妻を伴いゴルフでしたが、態々館山くんだりまで行きましたが残念ながら気候も内容もお寒いゴルフで、ガッカリしながらの帰宅でした。
帰ってきたのが17時過ぎで、それからいつもの如く皆で反省会と称して繰り出しました。
久し振りにこちらで鍋でも食おうと階段を下りていくとまだ開店していません。
この店は最近はすっかり人気店で、ここのところ飛び込みで3回ほど連続で満席だったり貸し切りだったりで入れなかったので、もはや縁が無いのかと諦めかけていると、店員さんが出てきて「17時30分からですけど、中で待っててください。」と迎え入れてくれました。

 ちょっと広めの4席テーブルに案内され、取りあえずメニューを見ていると、「時間が掛かるものもあるので先に注文取っておきましょうか。」と言われ、先ずは生ビール3つと柚子みつサワー、それから鍋ものと思っていましたが愚妻が参鶏湯を食ったことがないとゆうので鍋の代わりに参鶏湯を頼むと、「量が多いので他にも色々頼むならハーフサイズで充分ですよ。」と言われハーフで頼みました。
他には、韓国海苔、キムチ3種盛り合わせ、ナムル5種盛り合わせ、ニラチジミ、鴨の旬彩添え、チャプチェをお願いし、しばらく待つつもりでいましたが飲み物はすぐに出してくれました。
こうゆう融通の利かせ方が有難いですねぇ、取りあえず乾杯してチビチビ飲みながら待つのは苦になりませんからねぇ!

 待つこと10分くらいでしょうか、案外早く料理が出てきました。
 いつものように韓国海苔や キムチ盛り合わせ(白菜キムチ、オイキムチ、カクテキ)、ナムルの盛り合わせ(豆もやし、ほうれん草、細切り人参、ワラビ、細切り大根)、ニラチジミをつまんで本格的な飲みの体制に入ります。
 2杯目からは愚妻が緑茶割り、あとは3人で黒霧島をボトルでもらい、氷、水、炭酸水を頼みます。
 チャプチェはちょっと甘めのプルコギのような味付けで、春雨に確り味が染みてやっぱり美味い訳です。
 鴨の旬菜添えは、ちょっと厚めにスライスした鴨の胸肉を甘めのタレで焼いて野菜を薬味の様に添えて頂きますが、鴨肉が思ったより柔らかく鴨の脂が美味いです。
 メニューに載っていなかった菜の花のナムルをサービスで出してくれて、これも僅かな苦さがナムルの旨味と相まって美味いです。
 そしていよいよやってきた参鶏湯ですが、濃厚な鶏出汁の白湯に朝鮮人参や棗、クコ等滋養に良さそうな素材と糯米がジックリ煮込まれて、鶏肉ももうホロホロで、これが凄い優しい旨味でホントに美味いです。
アッとゆうまに完食で、全員がハーフじゃなくてデカいのを頼めば良かったと後悔したほどです。
 そして更に黒霧島のボトルをお替りし、愚妻は何故か一人マイペースで緑茶割りをお替りしています。
 〆に海鮮ズンブブチゲを2人前頼みましたが、ここまでも結構食ってきましたが、更に〆に鍋ってどうなんだろう。
外資の営業君があまり辛いのが得意でないので、辛さは普通に(控え目)にしてもらいましたが、海鮮の出汁が利いたちょっとだけ辛めの出汁が豆腐に合って、これも美味いです。
まあ個人的な好みを言えば、もっとガツンと辛くしてくれると良いんですけど、我儘はいけませんね。

 結局3人で黒霧島のボトル2本飲み切って、その間愚妻は緑茶割りをお替りし続けてましたが、なんとか反省会は無事終了し(どれだけ反省したかは不明ですが)、これだけ飲み食いしても一人4,500円くらいですから相変わらず安いですねぇ。
やはり帰り際には待っている人がいたようですので、予約が必要ですね。
「次回はサムゲタンのデカい奴を一人1個づつだぁ~!」とスッカリ出来上がった面々は叫びながら、またいつものカラオケスナックに吸い込まれていくのでした。
そしてホントの反省は、翌日の朝の酷い二日酔いで完結することになる訳です!
 この日は下請けメーカーの営業君とゴルフでしたが、帰ってきてから溝の口界隈で飯でも食おうとゆうことになり、折角なので帰りの車から携帯で溝の口在住の原料商社の営業君と、いつもの外資の営業君を誘うと、休日だとゆうのに二つ返事で参加することになりました。
それで17時に高津駅前のこちらの店に集合することになりました。
 
 17時開店とともに入店しましたが、勿論一番乗りでテーブルを二つくっつけてもらい広々と使わせてくれました。
 先ずは下請けメーカーの営業君と原料商社の営業君と愚妻が生ビール、自分が梅干しサワーを頼みメニューを物色します。
 乾杯して、早々にいつも必ず頼むキムチの盛り合わせとナムルの盛り合わせ、それにケジャン、ニラチジミ、メインがサムギョプサル2人前、あと愚妻がどうしても食べたいと海鮮ズンドゥブチゲ(小)をお願いしました。
 ここのチジミは分厚くて、たぶん多めの油で揚げ焼きにしてるのでしょう、この分厚いチジミがサクサクの食感でしかも香ばしく焼かれていて凄く美味いです。
 ケジャンは生のワタリガニの殻を取り半分にちぎって、唐辛子ベースの真っ赤なタレに漬け込んだものですが、辛さは元より色んな香味野菜の味や、それにアミノ酸系の深みがあり、しかも蟹の身のほのかな甘さが絶妙で、その複雑で絶妙な味わいは今までどこで食べたケジャンより美味いです。
 遅れてきた外資の営業君も参戦し、先ずは生ビールで改めて乾杯し、その後は黒霧島をボトルで頼みほとんどロックのような濃さの水割りにチェンジです。
 愚妻は海鮮ズンドゥブチゲを少しずつ皆に分けると、後は石鍋を抱えるように日本酒の熱燗を飲み始めます。
具は豆腐の他に海老やイカの輪切り、春雨等で、やはりスープに辛さだけでは無い魚介の深みと旨味がでていて美味いですが、うーん、このチゲが日本酒に合うとはどうしても思えませんが、まあいいでしょう。
 サムギョプサルは凹凸のある鉄板をコンロの上に斜めにセットして、キノコや茄子等の野菜、白菜キムチとともに豚のバラ肉の切り身を弱火でじっくり焼いてサニーレタスやエゴマの葉に包んで食べますが、その他にも胡麻油に浸したネギや味噌等、また別途頼んでいたキムチやナムル等何でも一緒に巻いて食べるので色んな味が作れて面白いです。
斜めにした鉄板で焼くのは、豚のバラ肉の余計な油を流して取るためで、お陰で余り脂ぎったしつこさはありません。
ただ、弱火で長時間焼くのでどうしても肉が固くなりがちで、些か残念なところです。
今回は2人前だけ頼みましたが、5人で充分な量で皆なかなり満腹になりました。

 途中、黒霧島のボトルをお替わりし、2本全部飲みきって3時間ちょっとで終了しましたが、いつの間にか店内は満席です。
これだけ飲み食いして1人4,000円しないのですから安いものです。
この店は1品の量が多いので、この日のように人数が揃えば色んな種類の料理を食べられるうえに必然的に安くなりますね。
 いやー美味かったです、さて腹ごなしに近所のオカマスナックにボイストレーニングにでも行きますか!
 この日はいつもの原料メーカー担当者君の運転で静岡出張でしたが、最後の得意先を出たのが17時過ぎで新東名の藤枝金谷ICから19時には家に到着とゆう驚異の頑張りで、慰労を兼ねて近所で飯を食うことにしました。
この原料メーカー担当者君は結構グルメなので、ちょっと変わった美味い店に連れていくと喜んでくれるので、こちらの韓国料理の店に来てみました。
 この店は昨年11月に初めて訪れ、餃子チゲを食いましたが意外と美味しく、冬の間に数回チゲを食いに通ってますが、流石にもうチゲとゆう季節でもないので、気になっていながら食べることのできないままになっていたサムギョプサルを食ってみましょう。

 店に入るとテーブルはすべて満席らしく、カウンターしか空いていないとのことで二人でカウンター席に陣取りました。
一応メニューを見て、いつものキムチ盛り合わせ、ナムル盛り合わせ、チジミ(ニラ)を頼み、メインのサムギョプサルをお願いし、飲み物は原料メーカー担当者君がハイボール、私は梅干しサワーにしてみました。
 キムチやナムル、チジミをつまみながら飲み物を数回お替りし、その間カウンターの隅の方でカセットコンロの上に凹凸の付いた鉄板をセットし、その上で豚の三枚肉を1cm強の厚めにスライスして弱火でじっくり焼いていきます。
鉄板はちょっと斜めになるようにセットされ、肉を焼く際に出るラードは鉄板の上を流れて下の皿で受けて余分な脂を落としてくれます。
弱火なので時間は掛かりますが、ある程度焼けたら一口大にカットし表面がカリッとするくらいまで更に焼いていきます。
その際、葱、玉葱、キノコ、白菜キムチ等も鉄板に乗せ一緒に焼いていきます。
焼きあがるととろ火で保温にしながらコンロごと目の前に持ってきてくれて、肉や一緒に焼いた野菜やキムチ、それに特性味噌を付けたりしながらエゴマの葉やサニーレタスに包んで頂きます。
肉は確り焼かれていて寧ろ焼き過ぎなのでちょっと硬さはありますが、香ばしさも加わり美味いです。
それを自由に色んなものを一緒に巻いて食べますが、ナムルの盛り合わせの残りなんかも結構合いますね。
エゴマの葉もなかなか癖がありますが、バラ肉の脂感がスッキリして結構な量を食えてしまう感じですが流石に量が多く、かなり満腹になりました。

 グルメの原料メーカー担当君も気に入ってくれたようで良かったです。
 冬の鍋も良いですが、夏場でもそれなりに楽しめることが解りました。
ここの料理は、韓国料理なので味は濃い目なのですが、相変わらず素材が良く上品な感じに仕上がっています。
一品の量が多いのでなるべく大勢で来ることをお勧めしますが、どうやら結構人気が出てきたようで、この日は入口の見えるカウンター席でしたが我々がいた2時間程の間に、5組くらいのお客さんを満席でお断りしていました。
面倒くさいけど今後は予約が無難かも知れませんねぇ!

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ちょっと考えを改めさせられました! 2015年11月

 この日も愚妻から、「娘が今日は飲みに行くので帰ってこないし、飯作るの面倒だから飯食って帰ろう。」とのメールを受信。
さて如何したものかと考えを巡らし、寒いので鍋が良いと思い、そういえば高津駅前のマックの隣の地下に韓国料理の店ができてたのを思いだし、チゲでも食おうと高津駅で待ち合わせです。
 この店は以前、『いわし屋』とゆう鰯と薩摩黒豚の料理を出していた店が、昨年くらいに韓国料理の店に変わっていたのは気付いていましたが、こうゆう焼き肉屋じゃない韓国料理の店って意外と珍しいのですが過去の経験から言ってハズレの店が多く、またキムチ系の辛い料理と酒の合わせ方が難しくちょっと敬遠してました。
 階段を下って店に入ると、以前の『いわし屋』をほとんど居抜きで使っているようで、すぐにカウンターがあり、右手に個室っぽくセパレートされたテーブル席があり更に奥はちょっとした宴会が出来そうな大き目の部屋もあるようです。
 カウンターに大量の柚子が置いてあり、こんなに大量の柚子を何に使うんだろうと思いながら、手前側のテーブル席に案内されました。

 先ずビールと緑茶ハイを頼み、飲み物が来るまでメニューを物色します。
 先ずは基本のキムチの盛り合わせとナムルの盛り合わせを頼み、鍋も何種類かありましたが初めてだったので定番の餃子キムチチゲをお願いしました。
鍋は2人前からとゆうことで2人前頼み、それと海鮮チジミを頼み、更にサムギョプサルを頼むと韓国系と思しき女性店員さんがたどたどしい日本語で「量が多いから絶対食べられない。」っとゆうのでサムギョプサルは量を見て後で注文することにしました。

 乾杯してチビチビやっていると、キムチ盛り合わせとナムル盛り合わせがやってきました。
キムチは白菜、胡瓜、大根でしたが、結構辛めの味付けながらなかなか美味いキムチです。
新し目なのかあまり酸味は出ていなくて、辛さの中にほんのり甘さを感じ、かなり複雑な味わいでお茶割がすすみます。
 ナムルはわらび、豆もやし、小松菜、大根でしたが、大根は正月に食べるなますの様な酢で漬けた物で、他の物は特有の動物系の旨味と強い胡麻油の芳ばしさで良いですねぇ、かなり美味しいナムルだと思います。
 そうこうしていると緑茶割りも終わりお替りを頼もうとすると、柚子搾りサワーとゆうのを期間限定でやっているとゆうのでそれをお願いしてみました。
この柚子搾りサワーは柚子の味と香りが際立っていてサッパリとした飲み口がキムチ系の辛い味とかなり良く合っていて、これは良いです。
 海鮮チジミは結構分厚くてかなりボリュームがありましたが、イカやエビの他にニラや特に玉葱の甘みが凄く合っていて、しかも揚げ焼きの様に底面がパリパリの食感で、しかもそんなに油ぎった感じも無く、今まで食べてきたチジミの中で一番美味かったです。
 鍋がでてくるのにちょっと時間が掛かり待たされましたが、その間胡麻油の効いた韓国海苔をサービスで出してくれました。
 そしてでてきた餃子キムチチゲは2人前とはいえかなりのボリュームで、これはもうサムギョプサルはもう諦めですね。
このチゲが唐辛子の赤い色が食欲をそそるのですが、スープが辛いのに干し海老や動物系の出汁が凄く美味くて、しかも具材の玉葱や蕪が絶妙の甘さを付与していて、その上意外と上品な味なのは素材の質の良さでしょうか、かなり美味かったです。
具材の餃子は面白い形ですが味はこのスープに合っていて最高です。
あらかた食い終わったあたりで、〆に麺かご飯を入れられるとゆうのでご飯と玉子で雑炊にしてもらいましたが、やっぱりこれもかなり美味くて満腹だったにもかかわらずあらかた食い尽しました。
いやー、こんなに韓国料理が美味しいと思ったのは初めてで、ちょっと感動的でした。

 この手の味の濃いめの料理は、素材の良さにあまりこだわらない印象でしたが、ここの韓国料理は素材の良さを感じられました。
それにこうゆう味付けの料理にはなかなか酒を合わせずらいと思っていましたが、この柚子搾りサワーは良かったですねぇ。
今回はサムギョプサルもサムゲタンもケジャンも食べてないので是非また近いうちに、期間限定の柚子搾りサワーのあるうちにまた寄りたいですが、やはり量が多いので4人くらいで行かないと如何にもなりませんねぇ!

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10位

わか月 (小岩、京成小岩 / 居酒屋、海鮮)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/07訪問 2017/07/25

小岩らしからぬ!

 この日は以前勤めていた会社の社長と久々に一杯やろうと言われ、態々小岩まで訪れました。
田園都市線から直通で半蔵門線の錦糸町で乗り換え、小岩まで1時間30分ほどの道程ですが、いやー遠いですねぇ。
今となっては毎日通ってたなんて信じられません。
 JR小岩駅北口を出てイトーヨーカドーの裏手にあるこちらの店に来るのも5年振りくらいです。
外観は入り口が狭く、ちょっと小汚そうですが、店内は明るくて清潔感があり、まだ新しい感じです。
 18時前でしたがカウンターはほぼ埋まっていて、座敷の掘り炬燵席に陣取りました。

 生ビール、緑茶ハイを註文し、メニューを物色します。
刺身6点盛りを2人前と、カラスミ、生雲丹の牛肉巻を取り敢えず頼み乾杯です。
近況報告や仕事の打ち合わせをしながら料理を待ちます。
 刺身の6点盛りは本鮪赤身、中トロ、真鯛、イシガキ鯛、ヒラマサ、イカですが、1人前は1人1切れづつで、2人前頼んだので2切れづつがゴテゴテと飾らない非常にシンプルな盛り付けられて出てきました。
この盛り付けは良いですね。
陶器の器も良いし、洗練された美しさと、特に魚自体の質が良いので魚の切り身の美しさが余計に引き立ちます。
どれも凄く質が良くて、かなり美味しい刺身です。
 カラスミは自家製のようで塩が強くなく、大根の薄切りにのせてだされるので一緒に頂きますが、カラスミのマッタリ感をサッパリと食べられてこれも美味いです。
 生雲丹の牛肉巻は、ムラサキ雲丹を霜降りの牛肉の薄切りで巻いて山葵で頂きますが、これは余りにもベタな感じではありますが如何転んでも美味いです。
 ホントは日本酒といきたいところでしたが、帰り道も長いので寝過ごして訳の分からんところまで行っても困るので中々(麦)をロックでお願いしました。
 更に鯨の竜田揚げ、キンキの煮付け、肉豆腐、厚揚げをお願いします。
 鯨の竜田揚げは、あるといつも頼んじゃう好物ですが、余り鯨臭い癖の少ない物で食べやすいです。
 キンキの煮付けは2,000円以上するのでどうしようか散々迷った挙げ句頼んでしまいましたが、まあ値段も値段ですからちょっと小振りではありますが、上品な脂の甘みとふわふわの身が美味いですねぇ。
濃いめで甘めの出汁でサッと煮てあるので、火の入り過ぎた感じも無く、絶妙の煮方です。
 厚揚げは勿論揚げ立てで、表面のカリッとした食感と、大豆の香るふわふわの絹ごしが良い感じで美味いです。

 中々のロックを4杯ほど頂いて締めましたが、久し振りに来てもこの店は美味かったです。
ちょっと小岩には不似合いな店ですが、結構繁盛してました。
これでこのまま帰れば何とゆうこともなかったんですが、結局社長に誘われるままにカラオケスナックに行って歌いまくって、小岩を出たのが23時過ぎで、家に着いたのは1時近かったです。
 小岩は 遠きにありて 思うもの そして楽しく歌うもの!
 この日は以前勤めた会社の社長から呼び出され,体育館の裏ではなく事務所で普通に仕事の打ち合わせでした。
その後、一杯飲もうと一緒に街に繰り出しましたが、なんと最近和食の良い店ができたとゆうので行ってみました。
 北口から真直ぐ出てヨーカドーの裏を右折、スーパーを超えて突き当たり手前右手ですので駅からは近いです。
外観はちょっと野暮ったい感じで場末の居酒屋って感じでしたが、店内は流石にまだ新しいので綺麗で、左から奥へカウンター、右から奥が座敷で全部で30席以上ありそうです。
 入ったのは18時前で比較的早い時間だったにもかかわらず、予約も随分入っているようで、もう既にカウンター2席しか空いていませんでした。

 先ずは緑茶割で乾杯し、刺身6点盛り、からすみ、クジラの竜田揚げを頼みましたが、メニューには品数が多く、クチコ、コノワタ、塩ウニ等の珍味物や、ノドグロ、キンキ等の高級魚、その他素材も調理も豊富で創作系の和食も数多く、美味そうなものが沢山ありました。
刺身6点盛りは、細長い陶器の皿に美しい切り身が綺麗に盛り付けされ、その見た目の美しさも然ることながらどれも新鮮で、かなり質も良さそうな物ばかりです。
内容は本マグロの赤身、中トロ、ヒラマサ、マトウダイ、ヤリイカ、それにもう1種類ありましたが私が箸を付ける前にもう食われて無くなっていましたので不明です。
マグロは赤味がマグロ特有の良い香りのするもので、かなり良いものの感じがしました。
もうこうなると日本酒にするしかないとゆう感じで地酒のリストを見ると全国の有名どころを10銘柄程置いてあり、その中から八海山をお願いし、改めて乾杯です。
 からすみは表面を炙って香ばしさを感じさせながら、全然パサつきなくシットリ感を残しており、薄切りにして大根の薄切りに重ねて並べて出してきますが、大根の薄切りも確り水分をとっているので、時間が経ってもカラスミが湿気ったりしないところを見ると、細部に丁寧な仕事ぶりが伺えます。
 鯨の竜田揚げはもちろんミンクでしたが、竜田揚げ特有のかりっと感が僅かに損なわれているのは、油の温度が僅かに低かったためでしょうか、それとも片栗粉のまぶし方にムラがあったのか唯一ちょっと残念な感じではありましたが、鯨自体の質は良く、味は美味しいものでした。

 八海山を4合ほど頂き、1時間半程で切り上げましたが、その間入れ替わり立ち代りで回転良く常に満席で比較的新しい店ですがホントに良く流行っていました。
小岩には昨年末まで3年間通っていましたが、これだけの料理を出してくれる店も少ないですが、料理のクオリティの割には価格も安くまた来たいと思えるお店でした。
何で私がいるあいだにはなかったのに、私がいなくなるのを待っていたように店を出すのが実にけしからんですなぁ!

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