3回
2021/12 訪問
ワンオペに対応するため、お任せのコース料理のみでの営業です!
2022/01/06 更新
2018/01 訪問
もう予約しないと駄目かなぁ!
千歳船橋の友人と今年最初の飲みで、愚妻を伴い3人でこちらの店に訪れました。
この店は上質の料理を提供してくれる小料理屋で、特に焼き物が美味いので年間3~4回は来ています。
最近は結構満席で入れないこともあるので、19時近くなってダメ元で電話してみたらテーブルが1卓空いているとのことで、「すぐ行くから!」と伝え速攻で伺いました。
別に電話して席は確保したんですから、何も急ぐ必要は無いのですが、速くこちらの料理を空きっ腹にぶち込みたくて、もう階段なんか駆け上がる勢いで、ふくらはぎの肉離れが再発するかと思いました!
先ずは息も弾んだまま瓶ビール(キリンラガー)で乾杯し、その後は麦焼酎(一粒の麦)をボトルでもらい、友人がウーロン割り、自分が氷をいっぱい入れてロックで、愚妻はいつも通りに日本酒を熱燗で註文です。
メニューを物色し、刺し盛り三人前、大山地鶏岩塩焼き、鰤カマ焼き、鮟肝ポン酢、メバルの煮付け、クリームチーズのもろみ味噌漬け、里芋の唐揚げをお願いしました。
お通しは、つくねと蕪と人参の煮物で、これが凄い上品で良い出汁でほんのり甘く煮てあって、うーん、これはしみじみ美味いです。
何なら、どんぶり一杯食べたいくらいです。
刺し盛りは、鮪中トロ、シマアジ、小肌、赤貝、北寄貝、真つぶ貝、タコ等でどれも質が良く外れがありません。
タコは足の皮を剥いで薄造りにしてあり、タコの旨味だけをダイレクトに感じられます。
ツブ貝は、独自の臭みがあって余り好きではないのですが、全く臭みが無く新鮮さが解ります。
シマアジも確り熟成された美味さを感じますが、身が確りしていて歯応えが良く、確りエッジが立った切り口も見事です。
大山鶏岩塩焼きは、モモ肉一枚をそのまま焼いて、一口大にスライスして出してくれますが、皮がパリパリで香ばしく、身はジューシーで、塩加減も絶妙で素晴らしい焼きあがりです。
これはいつも必ず頼みますねぇ。
鰤かま焼きは、流石に旬の寒ブリですねぇ、脂のノリが半端無く、身もふわふわに焼かれていて納得の美味さです。
鮟肝ポン酢は、柔らかく蒸されていて全く臭みはありません。
ただ脂のノリが少し弱いのか、旨味が少なくちょっと鮟肝のマッタリ感が弱い感じでした。
メバル煮付けは、良い方のメバルで一匹丸ごと甘辛の濃いめの汁でさっと煮ていて、美味いです。
個人的にはもう少し甘めの味付けが好きですが、酒の肴にはこれくらいの方が良いのかもしれません。
里芋唐揚げは、ちょっと大きめの里芋を素揚げにしてますが、表面は僅かにカリッとしながら中はネットリとしていて良い揚げ具合で美味いです。
途中で一粒の麦のボトルをお替りして10時近くまで飲み続けていたら、サービスでイカの沖漬けを出してくれました。
やはり流石に流行っているようで、この日も我々が来た直後に満席になり、途中何組か飛び込みできては断られていましたので予約は必要です、今日はついてましたね。
この街に来るときはいつもその場の勢いで何処行こうか決めるので、予約しておかないと入れないとなるとなかなか来れなくなるのが辛いですねぇ!
2018/01/25 更新
2016/11 訪問
従是両花争開落!
この日は月に一度のチトフナの友人との飲みの日でしたが、愚妻と珍しく愚娘も只酒目当てに参加でした。
久し振りにすがやでも行こうと提案すると、いつの間にかその建物の2階に美味そうな小料理屋が出来てるから行ってみようといわれ、覗いてみることにしました。
入って左手に厨房を隔てるカウンター席、右側にテーブル席と同じビルの階違いなので店の造りはすがやと良く似ています。
奥のテーブル席に案内され、先ずは瓶ビール2本頼み乾杯です。
その後友人と自分が一粒の麦(焼酎)をボトルで頼み水割りで、愚妻と愚娘は鳥海山(日本酒)を熱燗でお願いしました。
焼酎の種類も多いですが、特に日本酒を数多く揃えているようで、日本酒を得りにしているようです。
メニューを物色し、先ずは刺身の盛り合わせを3人前、いぶりがっこ入りクリームチーズ、カマスの塩焼き、メバルの煮付け、出汁巻き、大山鶏の炙り焼きを頼みました。
お通しは鮪の切り身と蕪と人参の炊き合わせでしたが、これが良い出汁で煮てあって素材の味を活かす優しい味付けで期待できそうです。
刺身盛り合わせは鮪トロ、鰤、金目鯛、水蛸、赤貝でしたが、どれもなかなか上質で目利きの良さが解りますね。
いぶりがっこ入りクリームチーズは、いぶりがっこの薫香と食感がクリームチーズに良いアクセントになっていて、焼酎にも日本酒にも良く合いますし、和食系の料理のちょっとした箸休めに意外と合います。
カマスの塩焼きは大振りのカマスを3枚におろし、その身の部分だけをかなり丁寧で上手に焼いていて、これは凄い美味いです。
メバルの煮付けはちょっと大き目な尾頭付きで、私の好きなちょっと濃いめで甘めの味付けが施され、生臭さも全くなくこれもかなり美味いです。
出汁巻は出汁が確り効いていて、その分玉子の甘みはありませんが、やはりアッサリとした味付けが酒に良く合います。
大山鶏の炙り焼きは、身はジューシーながら皮がちょっと堅く感じるくらいバリバリに焼いてありますが、これがもの凄く香ばしくて、うーん絶品です。
余りに料理が美味くて酒にも合うので酒量も増えざるを得ませんねぇ、一粒の麦のボルトをお替りしましたが、愚妻と愚娘も相当熱燗のお替りが進んでいるようです。
更に白子ボンズと〆にズワイガニと生姜の土鍋ご飯を頼みましたが、白子ポン酢は1皿サービスで2皿出してくれました。
これも凄く新鮮で質が良く、ほんの僅かな火の通し方も絶妙で、更に酒が進みます。
ズワイガニと生姜の土鍋ご飯は、ズワイガニの身をほぐし生姜と一緒に炊き込んでいますが、生姜の味と香りが強く蟹の風味を消してしまっているのはちょっと残念ではありますが、それでもこのご飯自体の味付けや、土鍋で炊く香ばしさが半端なく食欲をそそります。
相当飲み食いしていたはずなのに、ご飯までキッチリ完食で、焼酎の2本目のボトルも空にしてきました。
いやー、この店は美味いですねぇ、特に焼き物がどれも絶品と呼んで良いものだと思いました。
しかもここの料理は酒に良く合うので、この店主は店主自体が相当の酒飲みとお見受けしました。
こうなると同じビルに好きな店が2店並び立ってしまった訳で『主人手をこまねいて如何ともするなし』の心境で今後悩みが増えてしまいましたが、すがやも確かに美味いですが、すがやは1品の量を少なくして価格もかなり安くしているので1人、2人で行くには凄く良いのですが、今回のように4,5人でガッツリやりたいときはこちらの店をお勧めします。
チトフナに新たな名店の発見です!
2016/11/28 更新
クリスマスは なんか美味いモンでも食いにいこうとゆう愚妻の提案に、異を唱える理由が見つかりません。
じゃあ何食べに行こうかってことになる訳で、折角のクリスマスですからやっぱり美味い日本酒が飲める和食ですねぇ。
とゆうことでこちらの店を思い出して久し振りに行ってみようとゆうことになりました。
こちらの店は4年ほど前までは、千歳船橋在住だった同じ歳の友人と良く来ていたのですが、友人が病魔に倒れて亡くなって以来、そもそもこの街に来ることも無くなってしまいました。
今回、ホントに久し振りに17時30分に予約を入れてやってきました。
この日は一番乗りで、カウンターの奥の席に案内されました。
久し振りに来てみるとメニューはコースだけになっていて、基本コースが料理6皿で3,900円くらいで、それに食事(ご飯物、味噌汁、漬物)付きで4,900円、料理がもう1皿追加で5,900円です。
食事付きの4,900円のコースにして、飲み物は自分が緑茶ハイ、愚妻が熱燗をお願いしました。
すぐに酒と豚と大根の煮物の小鉢が出されます。
豚肉は脂身の有るロース部分の1口サイズの塊で、確り醤油出汁で柔らかく煮込まれて味も浸みています。
大根も確り浸みていて、味付け自体は優しいのですが豚肉から出た旨味も含まれていて美味いです。
刺身盛り合わせは鮪赤身、中トロ、雲丹、金目鯛、赤貝で、これはどれも凄く質が良く美味いです。
特に金目鯛は確り熟成していて旨味が濃厚で凄い美味さです。
雲丹は馬糞ですね、甘味が凄く強く糖度計で測ったらメロンより甘そうです!
もう堪りません、飲みかけの緑茶ハイはチェイサーにして、鍋島(日本酒)を1合お願いしました。
銀鱈の西京焼きの皿には、松葉に刺した焼き銀杏、それとホウレン草とシメジのお浸し、赤ナマコの酢の物の小鉢が一緒に乗っています。
銀鱈の西京焼きは分厚い身の塊で、これって凄く焦げ易い素材なんですが 皮目に良い色の焦げ目が付いているくらいで凄く綺麗な焼き加減で、これはかなり遠火で時間を掛けてじっくり焼いているんでしょうねぇ。
相変わらず見事な焼き具合です。
それと赤ナマコの酢の物ですが、このナマコが驚くほど柔らかく、今まで食べたナマコの中で最も柔らかでしたね。
次の皿は焼き鳥の盛り合わせで、小さな串ですがせせり、モモ、つくねを塩で焼いています。
どれも焼き具合が絶品ですがせせりの旨味を引き出す塩加減、モモのジューシーさ、つくねは軟骨のコリコリした食感が良く、3品とも素材の持つ特徴を焼きの技術で上手に引き出しています。
煮アワビと里芋の揚げ出しは、小振りですが アワビを沸騰しないように低温で柔らかく 旨味タップリに煮付けてあり、その出汁に片栗粉を塗して揚げた里芋を揚げ出しのようにしてあります。
小さくても美味しいアワビでした。
毛ガニの身の蟹味噌和えは、毛ガニの身をほぐして僅かな酸味と蟹味噌を和えた味が支配的で、絶対美味い奴です。
毛ガニの繊細な美味しさを味わえますね。
〆は鶏牛蒡の炊き込みご飯となめこの赤出汁、漬物です。
鶏牛蒡の炊き込みご飯は具材を細かく切って満遍なくご飯と混ざっています。
牛蒡の味が凄くご飯に合っていて美味いですねぇ、これはお替りも自由ですが流石に結構満腹でしたのでお替りは遠慮しました。
酒は愚妻も熱燗を2本飲んだ後は鍋島にして、二人で5合くらい飲みましたが 最後に1升瓶に残った100㏄くらいはオマケで出してくれました。
価格は2人で18,000円を切りましたので、内容的に見れば安いと思えるくらいですね。
コロナ過以来、店を閉めざるを得ない時期も有り、バイトも辞めてしまったので今は一人でやるしかなく、そのために効率良く品出しが出来るようにコース料理だけにしたとのことでした。
確かにメニューを開いて美味そうなものを探す楽しみは無くなりましたが、この店主になら安心して任せられますねぇ!
愚妻も満足したようで、機嫌よく帰路につきました。
うーん、春夏秋冬 季節ごとに変わる素材に合わせて、年に4回くらいは通いたいですねぇ!