10回
2025/05 訪問
Can you celebrate?!
2025/05/23 更新
2024/10 訪問
やっと落ち着いてきましたかね!
この日はゴルフでしたが、スタートが7時30分と早かったので 早く終わって風呂にも入らず早くゴルフ場を出れたので、東名高速の渋滞にもハマらず、15時には家に帰ってきました。
家でひとっぷろ浴びて ゆっくりしていたら、愚妻が17時30分にこちらの店を予約出来たとゆうので行ってみました。
入店すると名前を告げることも無く、「いらっしゃいませ、お久し振りです。」の挨拶と共に入って直ぐ右手のテーブル席に案内されます。
早速 緑茶ハイとグラスビールを頼み、メニューを物色し銀杏の素揚げ、〆鯖、白エビ唐揚げ、アジフライ、鶏手羽先の塩焼きをお願いしました。
今日のお通しは鮪とホウレン草の煮付けでしたが、鮪を一口大のブロック状に切って醤油と砂糖で甘めに煮付けてあって出す寸前にホウレン草をくたっとするくらい煮て出されます。
鮪は2切れでしたが、かなり脂のノリが良さそうで、味付けの甘みには脂の甘さをより強く引き立たせる効果もありますね。
しかもこの脂の感じからすると中トロくらいの鮪を使っていそうで これは美味いですねぇ、お替りをもらいたいほどでした。
2杯目からは愚妻が熱燗、自分が中々(麦焼酎)をロックでお願いしました。
銀杏の素揚げは凄く大粒でやはり質の良さが覗えます。
流石にハシリは過ぎているので綺麗なエメラルドグリーンから黄色に変わって来ていましたが、それでも今シーズン食べた銀杏では一番の美味さで、1皿十数粒でしたが お替りを頼んでしまいました。
〆鯖はもう仄かに酢が香るかどうかくらいにしか〆てなくて、ほぼ生ですね。
脂のノリはそれ程では無いですが、素材が凄く新鮮なので、あえて浅く〆て鯖の味を直接感じられるようにしているのが分かりますねぇ。
白エビ唐揚げは薄っすら片栗粉を塗しただけで素揚げの様な揚げ上がりですが、それが白エビの風味を一番感じることが出来る揚げ方ですね。
殻の焦げるギリ手前くらいの香ばしさも良いですねぇ。
アジフライは良く見る1尾分を開いて中骨を取った3角形のじゃなくて、三枚に卸して1切れづつパン粉を付けて揚げたのが2尾分(4切れ)で、タルタルソースと豚カツソースがだされます。
鯵フライはウスターソースで食べるのが好きで タルタルは合わないと思っていますが、この鯵フライは凄く新鮮で身に癖が無く ホクホクで柔らかいので白身魚の様にタルタルが合いますね。
鶏手羽先の塩焼きは1皿4個で、ぷっくり太った手羽先は遠火で時間を掛けて焼いているようで、中まで確り火が通り骨離れも良く食べ易いです。
質の良い肉の旨味に皮目の脂の甘みが、良い塩梅の塩味でより強調されて凄い美味いです。
1時間半ほどで中々のロックを3杯、愚妻が熱燗を4合飲んで〆ましたが、全部で8,000円もしませんでした。
この店は地元のお気に入りの一店ですが、コロナ過以降 人手不足からか長い間 入場制限を続けており、なかなか予約も取れない状態が続いていて、その所為で最近は店選びの選択肢からも外れていました。
今日行ったら、ホールの店員さんも増えていたし、お客さんも入っているようで安心しました。
これならまた以前のように、通えるかも知れませんねぇ!
2024/11/05 更新
2024/01 訪問
抜群の安定感!
この日は愚娘の誕生祝で、意外にも地元のこの店で良いと言うので、前もって予約して17時30分に愚娘の旦那と愚妻を伴い4人で訪れました。
まあ、都心の評判店でも行ってみないと満足できるか分からないし、折角の誕生祝いに嫌な思いもしたくないでしょうから、この店なら確実にある程度の満足感は得られますから安心ではありますね。
それに家からも近いので、どれだけ飲んだくれても安心とゆうのもありますからね。
時間通りに訪れると愚娘達も丁度来たばかりの様でした。
お店の方が、入って右手の4席テーブルを2つくっつけて、凄く広くゆったりと使わせてくれました。
先ずは瓶ビール(中)2本頼み乾杯でスタートです。
この店はお通しがいつも凄く良いモノを出してくれるので結構楽しみなんですが、この日は卯の花でした。
一瞬ちょっとガッカリしましたが、食べてみるとアサリや色々なモノが一緒にちょっと甘めに炊かれていて、凄く上質な料理になっていて美味いです。
早速メニューを物色し、胡麻カンパチ、雲丹刺し、手羽先揚げ4個を2皿、メヌケの西京焼き、イカゲソ七味揚げ、モツ煮込み2皿をお願いし、もう愚妻と愚娘が熱燗を2合、愚娘の旦那が河豚ヒレ酒を頼んだので、自分も南の冷酒を頼みました。
胡麻カンパチは滑らかで濃厚な胡麻ダレを平皿に敷いて、その上にカンパチの刺し身を盛り付けてあります。
胡麻ダレの風味の美味さもありますが、このカンパチ刺し自体が凄く新鮮で、確り脂がのっているのに生臭さも無く 凄い上質で美味いです。
このカンパチ刺しだけ別に頼んでお替りしたいくらいでした。
雲丹刺しは色がちょっと黄褐色ですが、凄く確りしていて味も濃厚で、これは馬糞ですね。
なかなか美味い雲丹でした。
手羽先揚げは1皿4個を2皿頼みましたが、凄く身がぷっくりと太っていて、脂のノリも良く塩加減も頃合いで鶏肉の旨味を引き立てますねぇ。
メヌケの西京焼きは、うーん これは脂が抜けたような感じで身も硬くちょっとパサついた感じもあり、あまり美味くなかったかなぁ。
イカゲソ七味揚げは結構大振りのアオリイカでしょうか、足は短めですが太くてちょっと身につまされます。
まあ太い分だけ食いにくいのでナイフとフォークをもらい、切り分けて頂きました。
コロモが凄く香ばしくカリッと揚がっていて味付けは濃い目ですが、七味揚げと言うほど辛さは感じませんが、味自体はスナック菓子みたいで美味いです。
モツ煮込みは2皿頼みましたが、小盛なので2皿頼んで良かったです。
豚の白モツは確り煮込まれていて臭みも無く柔らかくて、その他の具材は大根、人参、牛蒡、コンニャク等で確り薄い味噌味が浸みていて美味いです。
愚娘の旦那も八海山に切り替え、各自酒のお替りを頼みつつ、追加で鰤カマ焼き、茶碗蒸し4個を頼みました。
鰤カマ焼きは結構大振りで、身がたっぷり付いています。
脂のノリが良くて、表面は自らの脂でカリッと揚げ焼きのようになっていますが、中はふわふわで旨味が濃く、良い塩加減で美味いですねぇ。
茶碗蒸しは各自頼みました。玉子の柔らかさが良く、滑らかで、出汁が良く効いていて もう旨味しかないです。
だいぶ良い感じに酔いも回ってきたようで、愚妻が〆に親子丼を食いたいと言うので、1つだけもらい、皆で分けて頂きました。
この親子丼は結構ボリュームもあり、〆にちょっと入れるなら1つを4人で分けるくらいで丁度良いです。
ちょっと甘めの割り下が半熟の玉子に馴染んでいて、ご飯も美味く頂けます。
七味唐辛子をタップリ掛けると、甘めの味付けがより引き立って美味いですねぇ。
うーん、相変わらず上質な素材を丁寧な仕事で提供される料理で美味かったですね。
この日は4人分全部で22,000円ちょっとでしたので、1人5,500円くらいでした。
さあ愚娘の誕生祝ですからこのままで済むはずも無く、このままいつものカラオケスナックに直行ですね!
2024/02/03 更新
2023/10 訪問
一日の受け入れ客数を押さえていたのかなぁ!
この店は近所なんですが 大体いつ来ても予約で満席で、いつも無計画な老夫婦は最近はなかなか入れる機会が無かったんですが、この日は愚妻と近所のクリニックでコロナワクチンの7回目の接種を済ませて丁度良い時間だったので、開店と共に覗いてみると、久し振りに入れました。
入って直ぐ右手奥の3席テーブルに案内されます。
先ずは瓶ビール(中)を1本もらい、乾杯してメニューを物色します。
大間産の本鮪の刺身、イカゲソの辛し揚げ、揚げ銀杏、秋刀魚の塩焼きをお願いしました。
お通しは、汲み上げ湯葉にズワイ蟹肉をのせて甘めのタレを掛けて山葵が添えられています。
ここのお通しはいつも気が利いていて、単なる席料代わりの適当なモノではなく、料理の一品として充分満足いくものを出してくれます。
本鮪の刺身は、中トロと赤身が綺麗なグラディエーションを見せている部分でどちらの良さも味わえます。
流石に大間産の本鮪だけあって、ねっとりとした赤身の美味さと、中トロ部分の脂も凄く上品ですっきりとした感じが良いですねぇ。
結構厚めに切り出していて、食感や食べ応えも出しています。
これはもう日本酒ですね、愚妻が八海山をぬる燗で頼んだのでご相伴に与りました。
イカゲソの辛し揚げは、小振りのイカゲソに結構厚めにコロモを着けて、パリパリに揚げてあります。
確りコロモに味が付いていて、飴色の揚げ上がりがかなり香ばしさが感じられ、七味唐辛子が沢山入っていて良い辛さです。
イカの風味とパリパリの食感、香ばしさ、辛味と良い感じに揚がっていて美味いですね。
揚げ銀杏は殻を剥いて素揚げにして塩を振ってありますが、粒が大きく香り高いですねぇ。
今年食べた中では 一番美味い銀杏でした。
秋刀魚の塩焼きは、この時期になると如何しても頼みたくなりますねぇ。
流石に一時のようなサヨリのような細さよりは多少大きくなってきましたが、例年に比べるとまだ細いし脂のノリも悪いですねぇ。
もう1月くらいはこんな感じですかね。
八海山の熱燗のお替わりを繰り返しつつ、〆に鰻重を1つとお新香の盛り合わせをお願いしました。
お新香の盛り合わせは、いぶりがっこ、山ごぼう、赤かぶの甘酢漬け、ラッキョウ、蕪の茎等で盛り付けも上品で綺麗ですが、いぶりがっこのスモーキーな香ばしさや、赤かぶの甘酢の塩梅等々、1つづつが良い味です。
鰻重は愚妻と半分づつ頂きました。
ちょっと小振りな鰻ですが、まあ3,000円もしない鰻重ですからこんなもんでしょうね。
ただ鰻の臭みも少なく、スッキリしながらも深みのあるタレも良い味で、香ばしく焼かれていて、身はふわふわに蒸されている江戸風で、これは思っていたよりも美味い鰻重でした。
2時間ちょっとの滞在で、八海山の熱燗を6合頂いて全部で13,000円ちょいでした。
うん、料理は相変わらず 旬を意識した良い素材を 丁寧な調理で提供されていて美味いですね、今日も満足でした。
一日の受け入れ客数をダイブ抑えていたんですかね、少しは入れるようになったのなら有難いですが!
2023/10/25 更新
2022/07 訪問
なかなか予約も儘ならない!
この日は夕方に愚妻と共に溝の口のマルイの12階の接種会場で4回目のワクチン接種でしたが、終わってからこちらで一杯やって帰りましょう。
この店は最近は飛び込みでは先ず入れず、この日も2週間前にワクチンの予約をした際についでに予約を入れておきましたが、1週間前くらいだと予約も取れないことが多いです。
ワクチン接種の予約の方が全然取り易いですねぇ!
17時30分に入店しましたが、奥の座敷で宴会でもあるようで、お客さんがどんどん入っていきます。
先ずは緑茶ハイと生ビール小を頼み、本日のお勧めメニューから枝豆、鰹のタタキ、じゃこと万願寺唐辛子の醤油炒め、穴子の天ぷら、トウモロコシの掻き揚げ、それにグランドメニューから手羽先の塩焼きをお願いしました。
酒は2杯目以降は私が南の純米吟醸酒を、愚妻がぬる燗に切り替えました。
枝豆は粒の確りした良い茹で加減で、大豆の良い香りが堪りませんねぇ。
大豆特有の自然の甘みが濃く、凄く美味しい枝豆です。
じゃこと万願寺唐辛子の醤油炒めは、万願寺唐辛子をぶつ切りにして油通し、醤油出汁でサッと炒めたモノに、カリカリに揚げたじゃこをたっぷり塗し、鰹節を掛けてあります。
この万願寺唐辛子が思いのほか辛くて驚きます。
雑味の無い爽やかな辛さで、それとカリカリの食感のじゃこの取り合わせが見事です。
鰹のタタキを注文すると、店員さんが私らが塩タタキが好きなことをちゃんと覚えていて、「塩タタキで良いですね!」ってちゃんと確認してくれます。
鰹は表面だけ炙ってありますが、凄く新鮮で全く臭みは有りません。
ちょっと厚めに切り出していて、食べ応えも有って美味いです。
穴子の天ぷらは獅子唐と大葉の天ぷらが付いていて、穴子は1本ですがちょっと小さく身も薄いですね。
何となく油切れも悪い感じで、カラっとしていないし、穴子の身も薄いのでふわふわ感も旨味も少ないですね。
この日唯一、ちょっとイマイチな感じでした。
トウモロコシの掻き揚げは、トウモロコシの粒をまとめて掻き揚げにしてるだけで、凄いコロモがカリカリで香ばしく油切れも良く、ちょっと塩を付けて頂きますが、トウモロコシの甘みが強調されて美味いです。
手羽先の塩焼きは身がふっくらしていて、皮目の脂がにじみ出ている感じで香ばしく、鶏の旨味が濃くて凄く美味いです。
この店に来ると、いつもこれ頼んでるような気がしますねぇ。
酒のお替りを頼みながら更に水茄子の浅漬け、めぬけの西京焼きをお願いしました。
水茄子の浅漬けは浅漬けの感じが凄く良く、元々瑞々しい水茄子がスポンジのように水分を吸って凄い美味いです。
めぬけの西京焼きは、アコウ鯛のことで、深海魚なので水面まで釣り上げてくると水圧がなくなって目が飛び出す(抜ける)姿からめぬけと呼ばれます。
脂のノッた濃厚な白身の身が特徴で、良く西京漬けや粕漬けにされることが多いです。
この日は西京焼きでしたが、西京味噌の味が確り浸みていて美味いです。
何より、非常に焦げ易い調理法ですが、表面が僅かに褐色になって香ばしい焼き上がりながら、余計な焦げは一切なく、相当丁寧に注意深く焼き上げています。
日本酒を4合づつ飲んだ後は、ちょっと口をサッパリさせたくてお茶割りとハイボールに切り替え、2杯づつ飲んで〆ましたが、ちょっといつもより飲み過ぎた様で2人で15,000円を超えたしまいましたが仕方ないですね。
この後はまたぞろカラオケスナックまで行って、24時まで飲んでしまい翌日は二日酔いでちょっと辛かったです。
ああっ、副反応は全く無かったんですけど!
2022/08/08 更新
2021/10 訪問
鰹と共に戻ってきました!
緊急事態宣言も明け、漸く飲食店で条件付きながらも酒類の提供が始まり、不義理をしていた近所のお店を少しずつ廻ってみましょう。
とゆうことでこの日は愚妻と2人で夕飯がてら家から近いこちらに飲みに訪れました。
この店も暫くは酒を出せないままに営業を続けていましたが、流石にそれ程お客さんも来ないし、食材も無駄になるしで採算も合わなかったのでしょう、この2ヶ月くらい休店していました。
久し振りの挨拶もそこそこに、入ってすぐ右のいつものテーブル席に陣取り、早速 緑茶ハイで乾杯です。
メニューを物色し、戻り鰹の塩タタキ、カキフライ、秋刀魚の塩焼き、揚げ銀杏、海鮮ばくだんを注文です。
戻り鰹の塩タタキは、流石にまだ脂がノルには早いですが、その分スッキリとしていて食べ易いです。
新鮮で臭みも全くないためか、薬味に生姜やニンニクを使わず茗荷の刻んだのがタップリ添えられていました。
これは鰹の質の良さを感じられますが、全体にポン酢がかかっていて、うーん これは塩タタキではないよなぁ。
まあポン酢の酸味も強くないので美味いから良いけどね。
秋刀魚の塩焼きは型も大きく、新鮮でハラワタもゼラチン状になっていて新鮮なのは勿論ですが、少し脂ものっていて今年の新物としてはナンバー1でした。
うーん、こうなればもう日本酒ですね、自分が南(純米吟醸)、愚妻が熱燗2合をお願いしました。
カキフライもこの時期のモノにしては大き目で、牡蛎の香りが口中に広がる良い揚げ具合です。
揚げ銀杏は、これも勿論新物で、エメラルドグリーンの宝石のような透き通るような色合いが美しく、確実に美味いです。
揚げ銀杏のお替りと、南と熱燗1合をお替りをお願いして〆ましたが、相変わらず素材が良くて美味かったです。
相変わらずどの料理も旬を感じさせてくれる良い食材を使って、シンプルに調理する料理はどれも美味いですね。
2人で9,600円くらいで、この料理の質からすれば相変わらず安いと思います。
なんにせよ、こうゆういつもの店でいつもの様に美味い肴で飲めることが、何より嬉しいですねぇ。
これからもコロナは無くなりはしないでしょうが、ワクチンや新薬の効果で重症化率を極力下げることでウィズコロナを実現していって、二度と理不尽な飲食店タタキが起きないように切に望みます。
タタキは鰹だけで充分です!
2021/10/14 更新
2020/10 訪問
秋来ぬと!
すっかり涼しくなって、うーん 秋ですねぇ。
仕事中に受信した愚妻からのメールは「銀杏食べたい!」の一言だけで、そう言えば今シーズンは未だ銀杏を食ってないなぁ、とゆうことで今日の夕飯はこちらの店に17時40分に集合となりました。
仕事を早めに切り上げ、押っ取り刀で駆けつけ暖簾をくぐると、いつもの店員さんが「もうお待ちですよ!」と言って愚妻の待つ席に案内してくれます。
先ずは緑茶ハイと愚妻はいきなり熱燗を2合頼みます。
酒が来るまでに本日のお勧めメニューを中心に物色し、銀杏の素揚げ、ふぐ刺し、それに秋刀魚の塩焼き、カキフライをお願いします。
ここの2合徳利は大きくて、正味2合確り入っていて愚妻もご満悦です。
チビチビと飲みながら、お通しのモズク酢を摘まみながら料理を待ちますが、このモズクも新物のようで新鮮で美味いです。
2杯目は日本酒の3種飲み比べセットを新九郎の特別純米(長野」)、南の純米吟醸(高知)、飛露喜の特別純米(福島)でお願いしました。
これは1杯70mlづつで980円とちょっとお得です。
最初にやって来た新物の銀杏は薫り高く、透きとおるようなコバルトブルーで素揚げの油を纏った輝きが宝石のようで、食べるのが惜しいような美しさです。
一粒が大きく確りしていますが、僅か10数粒なのでスグに完食してしまい、間髪入れずにお替りをお願いしました。
河豚刺しはトラフグの薄造りで、これも今シーズン初でした。
青葱とモミジおろしの薬味とポン酢で頂きますが、流石はトラフグですね、いやフグの質も良いようで旨味がポン酢に全く負けていません。
カキフライはカキの質は良さそうですが、これは明らかに揚げ過ぎで完全に熱が通っていてジューシーさも無く、香りもなくなっていました。
折角良いカキなので、もっとレア感を残すように揚げてくれると良いんですがね。
秋刀魚の塩焼きは、記録的不漁の影響を受けてか今年は出す店が少ない感じですね。
家では、魚屋で買ってきて2度ほど焼いて食いましたが、まだ身が痩せていて脂のノリも今一つとゆう感じでしたが、この秋刀魚は流石に大振りで脂も適度に乗っていて、それに新鮮で美味かったです。
今年の秋刀魚は高いですが、出来るだけ食っておきたいですね、来年はもう獲れるかどうか分かりませんからねぇ!
酒は飲み比べで選んだ3種類の中で一番端麗で辛口だった新九郎を1合もらい、愚妻は熱燗2合をお替りし、白子ポン酢、鱚と舞茸の天ぷらを追加注文です。
白子ポン酢は、これもハシリですね今期初でしたが、軽く湯通ししてポン酢で頂きますが、この時期にしては確りとしていて特有のまったり感が堪りませんね。
鱚と舞茸の天ぷらは、油切れよくサクッと揚がっていて舞茸の香りに香ばしさが加わって美味いです。
鱚は身がフワフワで、塩を付けて食べると白身の旨味が良く解ります。
最後に新九郎を1合お替りして〆ましたが二人で11,000円ちょっとでした。
これだけ飲み食いして、料理の質の高さを考慮すれば、この価格はかなり安く感じますね。
それに、こうゆう旬の素材ばかりで生ものから焼物、揚げ物と上質な料理を楽しめるのは凄く使い勝手が良く、近所に在って良かったと思うお店ですね!
2020/10/21 更新
2019/02 訪問
益々頻度は上がりそうです!
夕方に、久々に愚妻からメールで『今日は外食したい!』っと言っていきて、それじゃあ久し振りにこちらの店で待ち合わせです。
丁度時間通りにほぼ同時に入店で、さっそく緑茶割りとレモンサワーで乾杯です。
お通しは鰻の肝煮で、小鉢に3尾分 確り煮られて、独自の苦みと旨味それに山椒の風味も美味いです。
前回来た時はフグ皮の湯引きでしたので、お通しと言えども高級食材を惜しげも無く使い、手を抜いたところは見せません。
メニューを物色し、刺し盛り2人前、カキフライ、めぬけの西京焼き、茶碗蒸し2個、手羽先塩焼きをお願いしました。
2杯目からは自分が麦焼酎のロック、愚妻が熱燗を頼みます。
刺し盛りは2人前を一皿に、鮪赤身、中トロ、平目の昆布締め、鰤、蛸、帆立貝柱等が綺麗に盛り付けられています。
どれも魚の質が良くてなかなか美味い刺身です。
それぞれに切り方も工夫してあって、帆立貝柱は柑橘系の酸味が凄く良く合っていたり、白身は浅めに昆布締めになっていてワザとらしくない自然な旨味が良いです。
本マグロの質も良いし、鰤は新鮮で脂はのっていますが生臭さは微塵も感じません。
派手さはありませんが、ちゃんとした良い刺し盛りになっていますね。
目抜けの西京焼きはアコウ鯛の切り身でしょうか、赤魚より身が確りしている感じです。
西京味噌も、ちょっと赤味噌っぽい風味が強く甘みが少なく、普通の西京焼きとゆう感じとは異なりますが、その分 手作り感を感じますねぇ。
茶碗蒸しは私が食べたくて頼みましたが、たった一つじゃあ頼みづらいので愚妻の分も合わせて頼みましたが、これは品出しが凄く早くビックリしました。
そういえば定食に茶碗蒸しを付けるので常時準備しているようですね、だったら1つからでも気兼ねなく頼めます。
良い出汁で熱くて美味しいですね、結局ほとんど2つ自分が食ってしまったので、やっぱり2つ頼んで正解でした。
手羽先塩焼きは、手羽を開いて焼いてあり、表面のパリパリ感と塩加減が絶妙で、脂ものっていて凄く美味く、お替りしたいくらいでした。
飲み物をお替りしつつ、〆に鰻重でも食ってみようかとも思いましたが、もうそこまで空腹でもないのでモツ煮と揚げ出し豆腐をお願いしました。
モツ煮は、良くあるモツの味噌煮込みなんですが、このモツが丸腸をそのまま輪切りにして煮込んでいるので見た目が面白いです。
それに下処理もちゃんとしてあり凄く長時間かけて煮ているんでしょうね、モツの臭みも全くなく凄く柔らかく煮込まれ味も滲みていて美味いですねぇ。
揚げ出し豆腐は豆腐にコロモを付けて揚げたものに茄子ものっていて、凄い荒おろしの大根をタップリ醤油の濃いめの出汁に入れてあります。
出汁が濃い味なのは大根おろしをタップリ入れることを前提としているからなのでしょうが、これは油と出汁と大根の味が相まっていれば丁度良いのでしょうが、何となく相溶性が悪い感じで、一体感がなく醤油の尖った味がちょっと気になりました。
うーん、ここの料理は良いですねぇ。
私は別に食べログの店数を増やすために外食している訳でもないので、気に入った店が近所にあれば頻度を上げて通いますし、そんな場合はほとんどレビューを書かないです。
今回益々気に入ったので今後も使用頻度は増えそうですが、次回は鰻重にトライしてみましょう。
溝の口は鰻を食わせる店自体が凄く少なく、しかも駅から遠かったり鰻を食べるとゆう行為自体がハードルが高くなっています。
もし美味ければ鰻がまた少しは手近な物になるかもしれませんからねぇ、いや多分 美味いな!
2019/03/02 更新
2018/11 訪問
やるなぁ若旦那!
今日は携帯を家に忘れてしまい、家に電話して愚妻に確認すると、「何かブーブーいってたよ!」っとのことで、うーん 携帯なしじゃ仕事にも支障をきたすし、気になるので今日は早めに帰りましょう。
18時には家に着いて、メールや着信をチェックし必要な連絡をして、やれやれ一安心です。
まだ何も夕食の支度をしていないと愚妻がゆうので、じゃあ仕方がないので夕飯を食いに近所のこちらの店まで久し振りに来てみました。
冷たい風が吹き込まないように2重になっている入り口のドアを入ると、すぐに店員さんが迎えてくれて、左手のカウンター席の奥の方に案内されました。
このカウンターは白木で高級感があり、幅も広くゆったりしていて雰囲気は良いです。
先ずは緑茶割り、愚妻はいきなり熱燗2合を頼みました。
お通しはフグ皮の湯引きポン酢でしたが、このポン酢は角が無くマイルドで素材の味を上手く引き立てます。
2杯目からは麦焼酎のロックにして、てっさ、カキフライ、豚ロースの生姜焼き、揚げ銀杏をお願いいました。
てっさは愚妻の大好物なので、まあなかなかいつも食べられるわけではありませんが、お通しが呼び水になりましたね。
トラフグの身を薄く引いて、綺麗に皿に並べて青ネギと紅葉おろしを薬味にポン酢で頂きます。
うーん、このフグは熟成が効いていて余計な水分が抜けて旨味がハンパなく、綺麗な白身ですが淡泊な感じがしない程です。
カキフライは大振りのが4つで、中まで確り火が入っていますが、大振りの身を潰さないように上手に揚げているのでレア感は無いのに口の中に牡蠣の香りが広がります。
これは美味いですねぇ、きっとこうゆうカキフライが本物ってゆう感じがします。
豚ロースの生姜焼きはかなりの厚切りで醤油ベースの生姜ダレと玉葱のスライスと一緒にフライパンで焼いたものですが、この厚切りの豚肉が凄く柔らかく、味も必要以上に濃くない上手な味付けで美味いです。
豚ロース肉の素材の良さも感じます。
揚げ銀杏は渋皮を剥いた実を素揚げにしただけの物ですが、素材の質も良く、揚げ方や塩加減も絶妙で、銀杏の良い薫りがして美味いですね。
麦焼酎のロックと熱燗2合のお替りをして、ばくだんを追加注文です。
ばくだんは、鮪赤身、鰤、オクラ、玉子焼きを賽の目に切って納豆と合わせた物です。
醤油を差して良くかき混ぜ、海苔を巻いて頂きます。
ここのばくだんは納豆の量が少なめで、オクラで粘りを補っている感じです。
その分、鮪や鰤が沢山入っていて、ちょっと贅沢な感じです。
最後に麦焼酎のロックをお替りして、〆にざる蕎麦をお願いしました。
ざる蕎麦は乾麺を茹でた物でしょうか、かなり細い麺ですが僅かにアルデンテの腰の強さを感じさせる絶妙の茹で具合です。
田舎蕎麦のような濃い色の麺で蕎麦粉の配合量も多そうでした。
何より出汁が旨味の強い割りにえぐ味も無く、上品な味わいでなかなか美味かったです。
会計は一人丁度5,000円くらいでしたが、てっさも食べてこの値段なら寧ろ安いくらいでしょうね。
久し振りに訪れましたが、以前のような取って付けたような料理の印象はなく、素材の質も技法も中々見事な印象でした。
若い料理人に代わっていたので、その影響かも知れませんね。
家からも近いし、これからは使用頻度も増えそうです!
2019/02/23 更新
2010/09 訪問
ともちゃん(85)は今日も元気!
高津の交差点から大山街道を二子新地方向に50m位です。
店は元あった場所にビルを建て、その1階を新店舗にして、確か2、3年前にリニューアルオープンしたと思います。
まだ新しいこともありますが、掃除も行き届いているようで綺麗で清潔な感じが良いです。
入って左にカウンター8席、右にテーブル3卓、奥に座敷があり、宴会も可能とゆうか、この界隈では『味の大関』や『カメヤ会館』亡きあと、法事や忘年会等の各種宴会はここで行われることが多いです。
この地域ではかなり歴史のある由緒正しい店で、創業58年になると看板女将のともちゃん(85歳)が言っておりました。
料理は、まあ法事等で使用される店の性格上、高級とゆうよりは、そこそこの素材で調理も丁寧さはあるものの、ちょっと画一化されたような万人受けする内容のものです。
素材の質や、調理、価格等大変良くバランスが取れていて、いつ行ってもそれなに美味しく安心感がありますが、逆に意外性や感動させられることも余りありません。
日本酒の地酒にしても、まあ有名どころを押さえてはいますが、純米大吟醸のような高級品ではなく、ほとんどが通常の醸造酒です。
たとえば刺し盛の皿なんかも、高級そうな磁器に見えますが、宴会で酔っぱらいに割られたりしないようにでしょうが実はプラスチックの偽物だったりします。
前記のともちゃんをはじめとして店員さん達は平均年齢もかなり高くて、きびきびした動きは見られませんが、家族か親戚でやられているようで、家族的雰囲気ですごくくつろげる感じです。
2010/10/01 更新
この日は、孫のお食い初めで長男夫婦と孫達3名、それに老夫婦で利用させて頂きました。
ちょっと広めの個室で、テーブルも広くとってくれて、凄く寛げる感じですねぇ。
現地集合ですたが、ちょっと先に着いたので 緑茶ハイをもらい、先にやらせて頂きました。
10分ほどで長男家族も到着し、各自飲み物を頼みます。
先ずはお食い初めの儀式ですが、鯛の尾頭付きの塩焼きと炊き合わせ、なます、赤飯、蛤のお吸い物が膳になっていて、お店の方が丁寧に指示してくれて、入れ替わり立ち代わりで 食わせるフリを繰り返しますが、まあ儀式ですから仕方ないですが ちょっとしつこいくらいで 最後は泣き出してしまう始末です。
漸く終わって、料理が出されますが、今日は大人が5,500円のコースで、孫2人はお子様プレートです。
前菜のモズク酢はズワイ蟹のほぐし身いりです。
このモズクは普通のモノと違い 鮮やかな緑色で、酢が強くなく酸味が優しくて美味いです。
お造りは、本鮪の赤身とカンパチでしたが、この本鮪の赤身が 本当に綺麗な深紅の輝きで なかなかこんな綺麗な赤身にお目に掛れることもない代物です。
旨味も濃くてねっとりとした食感と仄かに鉄のような味がして、これは良い鮪ですね。
カンパチもスッキリとした脂がのっていて、新鮮で凄く上質で美味いですねぇ。
蒸し物は、茶碗蒸しで、薄味ですが鶏の出汁が凄く濃厚で美味いですねぇ。
具合は鶏肉、銀杏、蒲鉾等で玉子のギリギリ固まっている感じも良いですね。
焼き物は、サーモンの木の芽焼きは結構大きな切り身の銀鮭を遠火でじっくり香ばしく焼き上げてあります。
焦げ易そうですが 身がパサパサにならない様に丁寧に焼かれていて、木の芽をペースト状にした味噌ダレを塗ってあります。
これは木の芽の香りが良いですねぇ、美味いです。
鍋物は、牛肉のシャブシャブで、紙の鍋に水を張って固形燃料で加熱した中に、綺麗に脂のサシの入った黒毛和牛の大きい薄切りロース肉が2枚と椎茸1個、長葱2切れを入れてシャブシャブです。
野菜は先に入れて煮ておきますが、肉は30秒くらいで確り加熱されます。
濃厚なゴマダレが付いてきますが、頼めばポン酢も出してくれました。
このシャプシャブは もう単純に肉の良さが 即ち美味さですから 如何に良い肉を使うかだけですが、脂がほんとに甘くて間違いなく美味い肉ですね。
揚げ物は、海老と鱚、南瓜、茄子、パプリカ、オクラの天ぷらでした。
天ぷらはまあ普通かな、海老もブラックタイガーだし、ベーキングパウダーを使ってカリッとコロモが揚がっていますが、油に癖が無く、ちょっと焙煎された胡麻の香りが欲しいです。
煮物は、鮪の角煮、海老芋、筍の炊き合わせで、一見 鶏肉かと見まがえた一口大の鮪の煮物が ちょっと甘めの味付けで、これが結構 脂の多い部位のようで 凄く柔らかくて脂の甘味と鮪肉の旨味が半端なく、これは美味い煮付けになっています。
海老芋も筍も、個々に最適に味を入れていて これもかなり美味い炊き合わせになってますね。
〆はお赤飯とお吸い物が出されました。
赤飯って好きなんですが、こんなことでもないと なかなか食べる機会もないですからねぇ。
甘くない小豆の潰れた味がご飯に纏わっている感じが良いですね。
デザートはほうじ茶アイスとわらび餅で、ほうじ茶の香ばしい香りのするアイスってのも初めてでしたがアッサリとしていて美味かったです。
何だかんだで2時間半ゆっくりやらせてもらいましたが、料理も美味しいし量もタップリで満足でした。
素材の質も良いし、このコースで5,500円はかなりCPも高いですね。
お食い初めの鯛の塩焼きも、身を綺麗にほぐして皆なで分けて頂きましたが、酒の肴にはなりましたが ちょっと塩が強く効いていて、まあ 縁起物ですからね。
最初の緑茶ハイの後は中々(麦焼酎)のロックを4杯ほど頂き 愚妻が熱燗を3合ほどと、今日は流石にいつもより酒量は少なくなるのは当然ですね。
店を出たところで車で来ていた長男家族とは別れましたが、ちょっと飲み足りなかった老夫婦はもう1軒寄って行こうと夜の巷に消えていくのでした!