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佐久間北大の外食生活日誌
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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済
この口コミは、佐久間北大さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
昼の点数:4.0
2017/08 訪問
ふっ、そんなに甘くねぇぜ!
今年もお盆休みは何処に行っても混んでるし、何もかもが高いし、おまけに天気も悪いしで、出掛けず家でゴロゴロしていましたが、そんなに甘くは無いわけで流石にこのままでは愚妻が暴れ出しそうな雰囲気だったので、最終日の昼に鰻でも食いに行こうと、自由が丘のこちらの店まで出掛けてきました。南口から奥沢方面に徒歩3分くらいで、なかなかに老舗感のある重厚な佇まいです。 お昼の時間は混むかも知れないので少しずらして13時15分に入店しました。店内はすぐにレジのあるこじんまりしたエントランスで、ここで煙草が吸えます。奥の突き当たりの右手にホールがありテーブルがゆったり24席ほどあり、手前の2席テーブルに案内されましたが昼の時間を過ぎているので5割程度の入りでした。さらに奥には、ちょっと重厚そうなカウンターもあり、多分どっかに座敷とかもあるんでしょうね。 先ずは瓶ビールを1本もらい乾杯しますが、お通しはタコを厚めに切ってフレンチドレッシングに漬けたようなマリネでしたが上質で美味いですねえ、これは期待できそうです。 メニューを見て、鰻以外の物も色々ありましたが、今日は鰻を食いに来たのでうざくとうまき、それに早くも銀杏の新物があると言うので炙り銀杏を註文しました。 銀杏は殻にヒビを入れて塩炒りにしていますが、殻を割って実を取り出すと流石に新物らしく良い香りとエメラルドグリーンのような深い緑色が食欲を誘います。この時期こんなに早く新物にありつけるとは驚きでしたが、これはホクホクで独特の素材味で間違いなく美味いですねぇ。 自分が麦焼酎のロック、愚妻が熱燗2合をお願いし、本格スタートです。 うざくは酢の酸味より出汁の旨味が勝っていて、ほのかな塩味も感じますが、なかなか上品な味です。薄切りにして塩もみし水分を出し切った胡瓜がこの出汁を吸って、ちょっと鰻の香ばしい香りが移っていて良いツマミです。 うまきは玉子に甘みがなく、たっぷり出汁を含んでいますが、やはり凄く上品でサッパリしています。たっぷりの大根おろしに醤油をちょっと含ませてうまきに添えて食べると、大根おろしの辛みが勝ってしまいそうなほど、サッパリとしています。ただ食べ進めるうちに、僅かに塩味が鼻に付き始め、実際はそんなに塩っぱい訳ではないのに最後はちょっと塩味が強すぎるような感じでした。ほんの少し甘さを加えたほうが私は食べやすい感じがしました。 麦焼酎のロックをお替りして、〆の鰻重の確認をすると、梅1,500円、竹2,500円、松3,500円と特選4,500円があり、特選は勿論鰻の大きさの違いもあると思いますが、注文が入ってから捌き始めるようで品出しまで小一時間掛かるようです。他は多分捌いて串打ち、もしくは蒸しまでやってあるのか15分程で出されるそうです。 松を2つお願いしましたが、やはり15分程で鰻重、お吸い物、漬物が揃って提供されました。松は鰻で丁度重箱に蓋をするくらいの大きさです。愚妻曰く「ご飯が見えたら鰻重じゃない!」と罰当たりなことを常日頃から宣っておりますが、やはりやはり鰻重の鰻は、これくらい大きくないといけませんねぇ。タレに甘さがほとんどなく、かなりアッサリとした味ですが、鰻自身の味が良く解ります。この鰻は、鰻特有の泥臭さが微塵もなく、皮も柔らかく身はフワフワで厚みも結構あってなかなか美味いです。実際の好みとすれば、もう少し甘めの方が好きですが、でもこの甘くないサッパリとした蒲焼は、これ自体が酒の肴として成立しており、これはこれで有りだと思いますね。 こちらの店は、素材の味を活かすためかどの料理も非常に甘みが少なくサッパリ仕上げられています。こんなサッパリとした鰻のタレも珍しく、最近食べた中では最も甘みが少ない蒲焼きでした。それが素材の良さを引き立ててますし、上品に感じられる理由だと思います。 なにはともああれ愚妻もかなり気に入ったようで、これでどうやら家庭内暴動は沈静化出来そうでヤレヤレでした!
2017/08/31 更新
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家族・子供と
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女子会
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一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
今年もお盆休みは何処に行っても混んでるし、何もかもが高いし、おまけに天気も悪いしで、出掛けず家でゴロゴロしていましたが、そんなに甘くは無いわけで流石にこのままでは愚妻が暴れ出しそうな雰囲気だったので、最終日の昼に鰻でも食いに行こうと、自由が丘のこちらの店まで出掛けてきました。
南口から奥沢方面に徒歩3分くらいで、なかなかに老舗感のある重厚な佇まいです。
お昼の時間は混むかも知れないので少しずらして13時15分に入店しました。
店内はすぐにレジのあるこじんまりしたエントランスで、ここで煙草が吸えます。
奥の突き当たりの右手にホールがありテーブルがゆったり24席ほどあり、手前の2席テーブルに案内されましたが昼の時間を過ぎているので5割程度の入りでした。
さらに奥には、ちょっと重厚そうなカウンターもあり、多分どっかに座敷とかもあるんでしょうね。
先ずは瓶ビールを1本もらい乾杯しますが、お通しはタコを厚めに切ってフレンチドレッシングに漬けたようなマリネでしたが上質で美味いですねえ、これは期待できそうです。
メニューを見て、鰻以外の物も色々ありましたが、今日は鰻を食いに来たのでうざくとうまき、それに早くも銀杏の新物があると言うので炙り銀杏を註文しました。
銀杏は殻にヒビを入れて塩炒りにしていますが、殻を割って実を取り出すと流石に新物らしく良い香りとエメラルドグリーンのような深い緑色が食欲を誘います。
この時期こんなに早く新物にありつけるとは驚きでしたが、これはホクホクで独特の素材味で間違いなく美味いですねぇ。
自分が麦焼酎のロック、愚妻が熱燗2合をお願いし、本格スタートです。
うざくは酢の酸味より出汁の旨味が勝っていて、ほのかな塩味も感じますが、なかなか上品な味です。
薄切りにして塩もみし水分を出し切った胡瓜がこの出汁を吸って、ちょっと鰻の香ばしい香りが移っていて良いツマミです。
うまきは玉子に甘みがなく、たっぷり出汁を含んでいますが、やはり凄く上品でサッパリしています。
たっぷりの大根おろしに醤油をちょっと含ませてうまきに添えて食べると、大根おろしの辛みが勝ってしまいそうなほど、サッパリとしています。
ただ食べ進めるうちに、僅かに塩味が鼻に付き始め、実際はそんなに塩っぱい訳ではないのに最後はちょっと塩味が強すぎるような感じでした。
ほんの少し甘さを加えたほうが私は食べやすい感じがしました。
麦焼酎のロックをお替りして、〆の鰻重の確認をすると、梅1,500円、竹2,500円、松3,500円と特選4,500円があり、特選は勿論鰻の大きさの違いもあると思いますが、注文が入ってから捌き始めるようで品出しまで小一時間掛かるようです。
他は多分捌いて串打ち、もしくは蒸しまでやってあるのか15分程で出されるそうです。
松を2つお願いしましたが、やはり15分程で鰻重、お吸い物、漬物が揃って提供されました。
松は鰻で丁度重箱に蓋をするくらいの大きさです。
愚妻曰く「ご飯が見えたら鰻重じゃない!」と罰当たりなことを常日頃から宣っておりますが、やはりやはり鰻重の鰻は、これくらい大きくないといけませんねぇ。
タレに甘さがほとんどなく、かなりアッサリとした味ですが、鰻自身の味が良く解ります。
この鰻は、鰻特有の泥臭さが微塵もなく、皮も柔らかく身はフワフワで厚みも結構あってなかなか美味いです。
実際の好みとすれば、もう少し甘めの方が好きですが、でもこの甘くないサッパリとした蒲焼は、これ自体が酒の肴として成立しており、これはこれで有りだと思いますね。
こちらの店は、素材の味を活かすためかどの料理も非常に甘みが少なくサッパリ仕上げられています。
こんなサッパリとした鰻のタレも珍しく、最近食べた中では最も甘みが少ない蒲焼きでした。
それが素材の良さを引き立ててますし、上品に感じられる理由だと思います。
なにはともああれ愚妻もかなり気に入ったようで、これでどうやら家庭内暴動は沈静化出来そうでヤレヤレでした!