2回
2017/12 訪問
やり残した思いの年の暮れ!
2018/01/04 更新
2014/12 訪問
何屋かと問われれば牡蠣フライ屋!
今日は千歳船橋に住む友人と二人で飲む約束だったので何処で飲もうかと思いましたが、蕎麦屋だけどここの牡蠣フライが絶妙なのを思いだし、自分的には牡蠣フライを食べに伺いました。
蕎麦焼酎を蕎麦湯割りで頂き、牛肉豆腐と煮込み、そしてお目当ての牡蠣フライを注文です。
牛肉豆腐や煮込みは温かくて今日の様な寒い日には美味しいですが、でも今日のメインは牡蠣フライです。
牡蠣フライは、大き目の皿に野菜サラダと豚カツ屋で良く見る揚げ物を乗せて油を切る網の様なのがセットされ、その上に大振りの牡蠣フライが4つ載っています。
タルタルソースみたいなものは一切なく、ちょっと濃厚なソースを付けてレモンを掛けて頂きます。
かなりカラッと良い揚げ具合の大振りの牡蠣フライにかぶりつくと、瞬間ふわっと牡蠣の良い香りが広がってもうたまりません。
生でも食べられるような新鮮で大きくて質の良い濃厚な牡蠣が、口中を火傷しそうなほどの熱々なのにもかかわらず、中まで微妙に火が通っているミディアムな状態で牡蠣の香りや風味を一切損なわないように揚げられていて、これが牡蠣フライのお手本の様な揚げ具合です。
二つ目を食べるときに、早速牡蠣フライのお替りを注文します。
4つの内、友人が1つ、自分が3個食べましたが、丁度お替りが到着し、切らすことなく食べ続け、同じように2個目を食べるついでにお替りをお願いしました。
やはり友人が1個で自分が3個でしたが、当然三度来たお替りでも3つ頂き、このかなり大ぶりな牡蠣フライを9個食べましたが流石に満腹で、〆の蕎麦も食えませんでした。
しかし、蕎麦屋に来て蕎麦も食べずに帰るなんて、またしても仲間内に笑われそうですが、今日は初めから牡蠣フライ食いに来たんだから良いのです。
例えば店を出たところで、見ず知らずの通行人に 「この店は蕎麦屋さんですか?」って聞かれたら、今日は間違いなく腹を張って 「牡蠣フライ屋です!」って答えますね。
それにしても今日はもう牡蠣フライだけで満腹になり大満足でしたが、帰りに年末の忘年会を今年もこの店で行うべく予約を入れましたので、また牡蠣フライが鱈腹食えますねぇ!
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
終わり良ければ! 2013年12月
この日は千歳船橋に住む友人達と総勢6人で最後の最後に忘年会でした。
この店はこの街に住む友人と年に3~4回はお邪魔していますが、料理も蕎麦も丁寧な仕事ぶりで美味しいので、今年は忘年会もこの店でやろうとゆうことになりました。
前回来た時に、蕎麦屋なので鴨鍋でも突きながらと思ったのですが、どうもメニューに鴨鍋が無く、今回の忘年会では友人が予約時に鴨鍋をお願いしたら、常連の好(よしみ)で特別にだしてくれる事になったと得意気です。
先ずは瓶ビールで乾杯し、我々夫婦は御子鶴を熱燗でもらい、他のメンバーはこの店の店名の付いたPBブランドの蕎麦焼酎を蕎麦湯で割って飲んでました。
取りあえず山芋磯辺揚げ、カキフライ、牛スジ煮込み、牛肉豆腐を各2皿出してもらいましたが、山芋の磯辺揚げは粘り気の強い大和芋を使用していて山芋が濃い感じが良いですね。
カキフライは牡蠣の質も良いですが、揚げ加減が絶妙で、齧ると牡蠣の香りが立ち上るような美味しさです。
牛スジの煮込みは、ちょっと唐辛子の利いた赤い色の出汁で大振りに切った牛スジを柔らかくなるまでじっくり煮混んでいて、牛スジから出る旨味と自然な甘さが唐辛子の辛さと相俟って絶品です。
牛肉豆腐はすき焼のような甘めの出汁で牛肉、シメジ、豆腐を煮て豆腐に味が浸みて良い味です。
そろそろと思い鴨鍋を出して貰うようお願いし、待つことしばしで出てきた鍋は、卓上コンロも無く厨房で仕上げて持って来ましたが小さくて、鍋焼きうどん用のような小さい鍋が2つで、鴨の胸肉の薄切りとネギ、豆腐、白菜、シメジで、出汁が味噌仕立てになっている代物で思っていた鴨鍋と余りに違って貧相な感じでした。
更に、砂丘らっきょうと各々蕎麦を頼み、日本酒一升と焼酎のボトル3本を空にして終了しました。
料理は相変らず丁寧で、素材も良くて美味しい物ばかりでしたが、肝心の鴨鍋がちょっと思っていたのと違ったのは、幹事の説明不足の性でしょう。
これだけ飲み食いして一人5,000円はまあまあリーズナブルと言って良いでしょう。
お陰で良い年収めとなった筈でしたが、店を出てから今日は昼から調子が悪そうな幹事をそのままタクシーで病院に連れてく羽目になり、ヤレヤレの年越しになってしまいました!
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
丁寧! 2011年 8月
今日はいつもの焼肉の集まりだったんですが、流石の暑さ続きで焼肉もヘビーに感じ、あっさりと蕎麦でも食いたいとリクエストしてこの店に来ました。
千歳船橋駅南の信号から環八船橋へ抜ける通りにあり、駅から徒歩5分くらいです。
まだ新しいお店のようで、綺麗でシンプルな外観はちょっと高級そうな印象です。
店内もスッキリとした作りで、清潔感があり明るく綺麗です。
入って右手奥にかけて2人用テーブルが7卓、更にその奥に4人用テーブルがひとつ、入り口から左にちょっと個室っぽくなった空間があり、そこに4人掛けテーブルが2卓あり、まずまず中規模な蕎麦屋です。
まずは生ビールやウーロンハイで乾杯し、蕎麦屋ならではの板わさ、味噌田楽、玉子焼きや煮込み、枝豆等注文です。
板わさは蒲鉾の質が良く、しかもワサビ漬けと生おろしワサビが添えられており、ちょっと気が利いています。
田楽はコンニャクにちょっと甘めの味噌ダレがかけてあり、上品な味わいです。
玉子焼きはちょっと変わっていて、フワフワのオムレツのような焼き方ですが卵自体には味付けがされておらず、和風のあんかけになっていて、味的にあんと卵の一体感が無く、これなら一般的な普通の出汁巻きに大根おろしの方が良いですね。
さらに飲み物を久保田(千寿)にチェンジして、海老天盛り合わせ、野菜天盛り合わせ、大山鶏の唐揚げ、山芋千切り、鴨の燻製等追加です。
天麩羅はからっとした揚げ上がりでなかなか美味しく、しかも値段の割りに量が凄く多く、かなりお得感があります。
唐揚げもジューシーに揚がっており、外側のザクッとした食感も良く美味いです。
山芋の千切りは、長芋を使用した太目のざく切りで、食感が良く美味いです。
ただ鴨の燻製は実際にスモークした物ではなく、木酢液に漬けた市販品で、手作り感が無く残念に感じましたが、この残念感はここまでの料理をみての期待感が強かったせいで、そんなに責められるほどのことでは無いでしょう。
そして散々飲み食いした挙句の〆は、つけとろろの蒸篭を大盛りでいただきました。
こちらに使っているのは擂って粘りが出る味の濃い山芋で、ちゃんと先の長芋と使い分けがされているのも好感です。
鰹の利いたスッキリした出汁で、それ程甘さは強くないのでとろろとの相性も良いです。
蕎麦は更級系の細打ちで、蕎麦の味が程よく感じられるまあまあ美味しい蕎麦だと思います。
流石に大盛りではちょっと量が多く、これなら普通盛りで充分ですね。
あまり期待しないで入った店でしたが、そもそも蕎麦屋の料理自体が簡単な物ばかりではあるんですが、それでもとても丁寧に作られており、そのうえ一品のボリュームがしっかりあって価格も安いし、地酒の種類もそこそこあって、満足な夕餉でした。
2014/12/05 更新
ここ数年、千歳船橋の友人たちと毎年こちらで忘年会をやってますが、今年もその時期がやって来ました。
例年この忘年会が年内最後の忘年会で、今年もどうやら無事終えることが出来ましたが、歳のせいか年々やり残したことが多くなるような感じがします。
17時30分の開店時間に合わせ、愚妻と二人で出席しました。
すぐに5名全員揃い、瓶ビールで乾杯し年内最後の宴のスタートです。
先ずはながらみとゆう綺麗な巻貝の塩茹でをもらい、山芋の磯辺揚げ、カキフライ、ネギトロ、牛スジの煮込み、肉豆腐、カツ煮等を次々頼みました。
ここに来るといつも頼むオリジナルの蕎麦焼酎をボトルで頼み、友人たちが蕎麦湯割り、自分はロックで、愚妻は一人日本酒の熱燗を頼みます。
ながらみは直径3㎝くらいの綺麗な模様の平べったい巻貝で、楊枝で入り口辺りの身を刺して、クルクルと巻き取るように身を抜き出して食べますが、一番奥の肝の先まで上手く取り出せると非常に気持ちが良いです。
この巻貝は東京で見かけることは稀ですが、私の田舎の静岡ではポピュラーなもので良く食べられています。
そして何と言ってもこの店の一押しはカキフライです。
ここのカキフライは大振りで、牡蠣の火の通り具合が僅かにレアな感じで牡蠣の香りが口から鼻に抜ける絶妙な揚げ具合で美味いのです。
牛スジの見込みはこれもいつも頼みますが、一口大の牛スジはゼラチンの様に透き通っていて、グニグニとゆう食感が面白いです。
醤油ベースの甘辛の濃い目の味付けが、確り滲み込んでいて美味いです。
山芋の磯辺揚げは、すりおろした山芋を海苔で巻いて揚げたものですが、フワフワでモチモチの食感で、揚げることで水分が抜けて山芋の味がより濃厚になって好きです。
更に海老、穴子、野菜天ぷらを各盛り合わせを頼みましたが、ここの天ぷらは植物油のみでアッサリと揚げていて美味いのですが、個人的好みとしては胡麻油の香ばしさが欲しいところですね。
この店は蕎麦屋ではありますが、天ぷらよりもフライ物の方が圧倒的に美味いですね。
愚妻はずっと日本酒を飲んでいましたので4人で3本ほど焼酎のボトルをあけ、最後に愚妻を含む3人が鴨南そばのハーフを頼んでいましたが、残念ながらもう満腹でとても蕎麦まで辿り着けません。
思い返してみると、この店は蕎麦屋なのに、そして結して蕎麦が不味い訳でも無いのに、蕎麦を食わずに終わってしまうことが多々あるのです。
普通なら蕎麦屋に行って、それも暮れも押し迫ったこの時期に、蕎麦も食わずに帰って来たなんて、何しに行ったんだっと仲間内からも馬鹿にされそうですが、この蕎麦屋の蕎麦前は蕎麦の前ではなくそれ自体が充分主役になれる品々なのです。
とは言え、蕎麦屋での忘年会で蕎麦食わずに終えたってことは、今年も大事なことをやり残したようなそんな思いの残る忘年会でした。
来年こそはやり残した思いを残さない、充実した一年にしましょう!