4回
2021/02 訪問
こんな時期だから!
2021/03/02 更新
2020/09 訪問
リニューアルで店が広くなりました!
今月、リニューアルオープンしたらしいと愚妻が聞きつけ、のどぐろが食いたいとゆうので休日のなるべく空いているだろう早めの夕食に16時頃訪れました。
店の前ウェイティングの椅子に4名ほど座っていましたが、店内に空きは有るようで3分もしないうちに店内に招き入れられました。
以前と比べると店のスペースが広くなっていて、入り口を入って右側のホール部分が新しくテーブル席が増えていました。
その新しいホールの右奥のテーブル席に案内されました。
店のリニューアルに伴いメニューも一新されたと思い、念入りに物色しますがそれ程目新しいものは無く、とゆうか寧ろツマミ系の料理は少なくなったように感じます。
先ずは緑茶ハイと生ビールをお願いし、カツオのお造り、ハマチかま焼き、ひもきゅうとねぎとろ細巻き、白海老唐揚げ等を次々に頼みます。
カツオのお造りは、戻り鰹の割に脂はのっていませんでしたが、凄く新鮮でねっとりとした食感と僅かに感じる鉄の味が質の高さを感じさせてくれます。
愚妻は早速、能登の地酒(加賀鳶)をぬる燗でお願いしていました。
私はもう1杯緑茶ハイを頂いた後、菊姫の冷酒に切り替えます。
ひもきゅうとネギトロの細巻きは、丁寧な仕事で綺麗に切りそろえられていて、これもツマミで頂きます。
ハマチのカマ焼きは、良い塩加減で確り焼かれていますが、身はふわふわで旨味が強く凄い美味いです。
適度に脂ものっているのに生臭さの微塵もなく、新鮮さと質の良さが分かります。
白海老の唐揚げはこの店に来るといつも頼む逸品です。
海老の揚げた香ばしさと甘味、塩味が絶妙で良いツマミです。
ちょっと寿司も食いたかったので握り10貫と玉子焼き、茶碗蒸し、味噌汁の付いた2,500円の握り寿司セットを1人前頼みました。
茶碗蒸しは確り出汁を効かせて、表面に餡かけのようなのが薄く掛かっていました。魚のすり身のようなものをピンクや緑、黄色に色を付けたものを極細切りにして混ぜてあり、見た目も綺麗です。
味噌汁は魚のアラで出汁を取って海苔がたっぷり入っていて、魚の旨味と海苔の香りで上品に仕上げられています。
握りは、鮪の中トロ、赤身、剥き身の軍艦、カジキ、イクラ軍艦、穴子、鯛、生牡丹海老、イカ、サーモン、それに玉子焼きが2切ついていて、どれも質が良く美味いです。
金沢ではカジキマグロを何故かサワラと表現しますが、我々の思う鰆とは似ても似つかない代物なので注文の際は注意が必要です。
しかし何でそんなことになったんでしょうねぇ。
牡丹海老は大振りで生で、甘みが強くて美味いです。
イカは確り飾り包丁を入れてくれた上に何故か半分にカットされていましたが、我々老夫婦の歯の弱さをまさか覚えていてくれたんですかねぇ。
だとすれば凄いことです。
いつもは愚妻が〆にノドグロの炙りの握りを食べるのですが、もう満腹で食えないと言ってここでストップでした。
しかし、ノドグロ食いたいから行こうって言ったくせに、食わずに帰るとはどうゆう意味だ。
まさか、近いうちにまた来るための伏線じゃあないだろうなぁ!
2020/09/28 更新
2018/09 訪問
人を食わずに寿司を食う!
この日は愚妻がキムタクの映画が見たいと言い出し、ちょっと早めに仕事を切り上げニコタマの改札で待ち合わせして久し振りの映画でした。
なかなか無茶なストーリーの映画でしたが、主役のジャニーズ二人よりも、重松と吉高の人を食った演技でまあ面白く見れました。
腹も減ってきたのでエンドロールも早々に出てきましたが、私は人は食えませんので寿司でも食いに行きましょう。
以前来て気に入った高島屋南館6Fにあるこちらの店を覗いてみると、19時とゆうのに結構空いています。
早速奥のカウンター席に陣取り、先ずは瓶ビールを1本頼み乾杯し、メニューを物色します。
鰹と塩水雲丹をツマミで、秋刀魚の塩焼き、それから空腹を満たすのとツマミにもなるので ひも胡とネギトロ巻きをお願いしました。
鰹の刺身と塩水雲丹は一皿に綺麗に盛り付けられて出されました。
鰹はこの時期の物としては凄く脂がのっていて、もうピンク色で鮪のトロのようです。
そのうえ生臭さの微塵も感じさせない新鮮さで、鰹の風味と油の甘みもあり、これはもう堪りませんねぇ、美味いです。
塩水雲丹はミョウバンを使わず形を崩さないように塩水漬けにしてあり、これを細く切った海苔をカップ状に巻いて、そこにスプーンですくい入れてワサビを添えて頂きます。
僅かに塩水の塩味が雲丹の甘みを引き出していて、これはもう日本酒ですね、愚妻が熱燗、自分がオリジナルの冷酒を頂きました。
ひも胡巻きは細巻きで6等分に綺麗にカットされていて、ちょっと摘まむのに良い大きさです。
赤貝のひものコリっとした感じと、細切り胡瓜のシャキシャキの食感が相まってワサビが良く利いて美味いです。
ネギトロ巻きは脂ののったマグロをペースト状になるまでたたいて葱と細巻きにしてますが、これは脂の甘みが強く葱でもサッパリ感が出ないくらいです。
酒を頂きながら、ツマミ代わりに金目鯛、イクラをお願いしましたが外れがありません。
秋刀魚の塩焼きはもうこの時期になると、見掛けるとどうしても頼みたくなりますよねぇ。
ホントはもう少し寒くなった方が脂がのって美味くなるんでしょうが、それでもこのハシリの時期はやはり半年以上振りですから、欲しますよねぇ。
しかも新鮮で、もう内臓の部分は愚妻が残さず全部食べてました。
天ぷら盛り合わせをお願いしましたが、海老2尾、鱚、茄子2つ、カボチャ、獅子唐2つで、これは衣にベーキングパウダーを使用してサクッと揚げたもので、うーんこれはちょっとワザとらしい感じですねぇ。
最後にノドグロ2貫握ってもらい、1貫づつ頂いて〆ました。
ノド黒はサッと炙って皮と身の間の脂を活性化させ、白身の旨味と油の甘みが両方味わえる美味しいもので、ここにきたら必ずこれは食って帰ります。
この店はデパートの中の店舗なので綺麗でカウンターもちょっと高級そうに見えますが、価格はリーズナブルです。
ショウケースの中はすぐ握れるようにもう切り身になっていたり、正直言って余り美味そうには見えないのですが、出されるものは意外と美味しくてちょっと驚きます。
旬の素材も結構入れてくれるので季節ごとに楽しみもあるし、価格も安いので普段使いでちょくちょく利用するには良い店ですね!
この日偶々カウンターの反対側ででかい声で騒いでるガラの悪そうな客がいて、よく見たら昔の知り合いでした。
彼はニコタマの住人なので、まあここで久々に合っても不思議ではないんですが、帰り掛けに挨拶したらレジの前で20分くらい捕まってしまい、お店にも迷惑掛けちゃいましたね。
相変わらず人を食った奴だな!
2018/09/17 更新
2018/01 訪問
金沢まで行かなくても!
愚妻と愚娘の誕生日祝いで、愚妻がカワハギが食いたいとこちらの店を予約したようです。
玉川高島屋南館の6階レストラン街にある金沢の食材を中心に提供する寿司屋です。
17時に現地集合とのことで、急いで仕事を切り上げ駆け付けましたが、二人は既にカウンターでメニューを見ながら既に作戦会議中です。
取り敢えず生と緑茶ハイで乾杯し、カワハギのお造り、白エビの唐揚げ、ミル貝の刺身を注文し、ついでにもう次に飲む熱燗をお願いしました。
カワハギのお造りは、直径40㎝くらいの大皿に茗荷の千切りのツマの周りにてっさのように綺麗な薄造りが並べて盛り付けられて、ツマの後ろにはやはりフグみたいに湯引きが盛り付けられています。
薬味には青ネギとモミジおろし、付け皿にはポン酢、塩、そして一番肝心なカワハギの肝を包丁でたたいたのが盛られています。
このカワハギの薄造りで肝や薬味を巻くようにしてポン酢や塩をちょっと付けて食べますが、これは美味いですねぇ、ちょっと環濠的な美味さです。
その白身の歯応えこそフグに劣りますが、その白身から感じられるイノシン酸の旨味は結してフグに劣るものではありません。
ましてやこのスッキリとしながらマッタリとした肝の旨味が加わると、もう総合的にはフグより美味いと言わざるを得ません。
量的にも3人で充分です。
白エビの唐揚げは、春巻きの皮を揚げたものを器にして白エビの唐揚げを盛り付けています。
これは揚げたことで白エビのエビの風味が濃厚で香ばしさが堪りません。
塩も自分で付けて食べるので、自分好みの良い塩梅で食べられます。
ミル貝はスティック状に細長く切って並べて盛り付けられてますが、凄い歯応えが良いです。
それに特有の磯臭さが物凄く濃厚で美味いです。
豪気(麦焼酎)をロックでお願いし、鰤大根があったのでそれもお願いしました。
やはり寒ブリの時期ですからねぇ、ブリ大根くらいは食っときたいところですね。
ブリは頭やカマの部分をぶつ切りにして、時間を掛けてゆっくり煮てあるので骨まで柔らかく全部食べられます。
大きな大根の輪切りが1つだけ入っていて、これが確り味が染みていてしみじみ美味さを感じます。
更に白子ポン酢、塩水ウニをお願いしました。
白子は見ただけで新鮮さが解る確りした形で、臭みも微塵も無く質の良さが感じられます。
ウニは形こそ悪いですが、これはまあミョウバンを使っていないので仕方ないところでしょう。
色からしてもちょっと白っぽいのが多いのでメスの割合が多いのでしょう、良い質ですね。
これを海苔で巻いて食べれるように海苔も出してくれたので、それならイカとウニの相性を考慮
してアオリイカの刺身をもらいました。
イカの身とウニにワサビを添えて海苔に巻いて頂きましたが、イカの甘さはウニの甘みをより感じさせ、何より食感を付与できるので相乗効果が発揮されるようで良いのです。
さて、折角寿司屋に来たんですからちょっとは寿司も食っていきましょう。
自分がノド黒、鯛の昆布締め、イクラ、鉄火の細巻き、愚妻がノド黒、愚娘がかす海老と煮穴子を1貫づつ握ってもらいました。
ノド黒は僅かに炙って香ばしさを出していますが、身はしっとりとしていて、僅かでも火を入れたとは思えず、ちょっと感動的な美味さです。
鯛の昆布締めは昆布の味が濃厚で、淡白な鯛の白身がイノシン酸とグルタミン酸の相乗効果で凄い濃い旨味になています。
鉄火巻は、巻物なのにそれでもこの鮪の赤身の上質な美味さが伝わりますねぇ。
この鮪なら握りで食いたいところですが、もう結構満腹なので止めときましょう。
っとここでこのタイミングで愚妻が治部煮を食べたいと言い出し、聞けば生れてこの方 治部煮なるものを食べたことがないとのことで、折角の金沢料理の店なので食べたいと言われれば、まあ誕生日だし駄目とも言えず(大体いつも)、鴨の治部煮を頼みました。
まあ、醤油ベースの煮物ですが、鴨のロース、生麩、椎茸、蓮根、竹の子等で素材の質も良く非常に上品に炊かれています。
鴨は片栗粉を塗してサッと煮ていて、これは鴨の旨味を逃がさないのと、それによって鴨肉の硬くなるのを防ぎ、周りに纏わり付くとろみが出汁を抱き込んで良い味になるのです。
愚妻は例によって鴨と生麩だけ食ってもういらないとなったので、やはり残りを食べる羽目になりましたが、まあ誕生日だし想定内なので良しとしましょう。
我々の会話を聞いていた職人さんが、誕生日のお祝いにと二人に寒ブリの握りをプレゼントしてくれました。
ブリの握りの上にはピンクの桜大根をおろしたのがちょこんと乗っていて、綺麗な握りでした。
焼酎は4杯、日本酒は7合飲んで会計は23,000円ほどでしたので一人8,000円弱でしたが、この内容ならまあ安い感じですねぇ。
それに、まあこれで済んだなら安いものですが、そうは問屋が卸すはずもなくこの後3人でカラオケスナック行って20,000円近く掛かりました、やれやれ。
それでも金沢行きたいなんて言われなかっただけ良かったですけどね!
2018/02/04 更新
昼過ぎに愚妻から電話で「寿司食いたい!」とゆうので、仕事を早めに切り上げ二子玉川駅の改札で17時前に待ち合わせです。
近頃は新型コロナの感染防止の非常事態宣言中で、20時には閉店してしまうので早めに入店しないとゆっくりできませんからねぇ。
早々に玉川高島屋南館6階にあるこちらの店にやってきました。
いつもは結構流行っている店ですが、流石に外食は控える動きと、まあ時間も早いですから空いてますね。
テーブル席はガラガラでしたが、折角の寿司屋ですからカウンター席に通してもらいました。
カウンター席は2席ごとにアクリル板で仕切られ、まあこの時期こうゆう対策は必要ではありますが、やっぱりちょっと圧迫感がありますねぇ。
早速、緑茶ハイとグラスビールを頼み、鰹のお造り、鰤の竜田揚げ、蛍烏賊の沖漬け、塩水雲丹を注文しました。
2杯目からは日本酒に切り替え、愚妻が熱燗、自分が手取川の純米吟醸を1合徳利で頂きました。
鰹のお造りは、タタキと刺身の盛り合わせになっていて どちらも楽しめるのは良いのですが、どうにも鰹に瑞々しさがなく色もちょっと黒ずんだような感じで、新鮮さを感じません。
鰤の竜田揚げは、揚げ油の温度が低いのか油切れが悪く、竜田揚げらしいカリッとした感じがありません。
蛍烏賊の沖漬けは身が瘦せた感じで、うーん 折角の旬の素材のはずなのに ちょっと漬け過ぎな感じがしますね。
塩水雲丹は身が確りしていて塩加減も良い塩梅で美味かったです。
握りは ひも胡と鉄火の細巻きを1本づつ、イクラの軍艦、白海老、平貝を頼みました。
巻物はツマミになるのでいつも最初に頼みますが、この鉄火巻きは本鮪の綺麗な赤身がねっとりとして美味いです。
ひも胡は赤貝の磯の香が良く、こりっとしたひもとざくっとした胡瓜の触感が好きです。
特に今日良かったのは白海老の握りで、小さな白海老を1尾づつ丁寧に剥いたのを軍艦にせずシャリに盛り上げるように綺麗に握り、塩を振ってあります。
それを目の前にそっと置かれる際に、この握り寿司が自重でぐわっと沈み込むのが見えるのです。
これはシャリに空気を抱き込むようにふわっと握られる為ですが、口の中で瞬時にほぐれて白海老1尾1尾が均等にほどける際に塩味と白海老の甘みもぶわぁっと広がる感じが溜まりません。
こうゆう握り方の寿司は、寿司を手で食べるお客さんにしか出さないと聞いたことがありますが、確かに箸で食べるお客さんには途中で崩れそうで怖いですからねぇ。
これは私個人の考え方で、寿司を箸で食べることを否定するものではありませんが、こうゆう寿司を見るとやっぱり寿司は手で食うもんだと思います。
最後に愚妻がいつもの様に のど黒の炙りを塩で1貫頼み〆でした。
会計は二人で16,000円近くでしたが、うーん いつもと比べるとこのくらいの飲み食いだと14,000円くらいな感じなんですが、今日はちょっといつもより高く感じました。
それにまあ、こうゆう時期で客の入りも少ないでしょうし、素材の回転も滞り気味にもなるでしょうから仕方ないと思いますが いつもより素材に新鮮さがないように感じられました。
それと今回、ホール担当の店員さんが 自分で取った注文なのにビールと緑茶ハイを逆に出したり、途中頼んだ酒が催促するまで出てこなかったり、まだ食べてる皿を下げようとしたり、簡単な質問に答えられなかったりと、まあ不慣れなのかもしれませんが、それほど混んでもいないのにちょっと接客サービスに問題を感じました。
こんな時期だから仕方ないとは思うんですが、でもこんな時期だからこそ いつにも増した感動が欲しかったりするんですよねぇ!