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佐久間北大の外食生活日誌
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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
2023/09 訪問
天ぷら屋の天ぷらに蕎麦屋の蕎麦!
1ヶ月ほど前だったと思いますが、愚妻がこちらの店に電話して、予約が取れたのがこの日でした。休日だったので17時の開店時間に合わせて予約を入れたらしく、丁度の時間に訪れるとまだ開店していなくて、店の前には20人以上の行列が出来ていました。場所は地下鉄飯田橋駅B3口から神楽坂を登り、見番横丁に入り100mほど行くと右手に行列があるので直ぐ分かります。店に着いた1分後に開店しましたが、予約を入れていた我々は行列を尻目に1番乗りで入店し、カウンターの一番奥の席に陣取りました。この店の予約は1日に3組だけしか取らないようで、後は並ぶしかない様です。 直ぐに瓶ビール(中瓶)を頼み乾杯してスタートです。早速、メニューを物色し、鴨焼き、出汁巻き玉子、天ぷらを注文です。 鴨焼きは脂身を小さく切って、鴨ロースはスライスして、それらを蕎麦汁で表面が焦げるくらい焼いて、それから鴨から出た脂でスライスした葱を焼いて、全て6切れくらいづつを長方形の細長い皿に盛り付けて、粉山椒を別皿にちょっと入れて出されます。うーん、この鴨の脂の甘みや旨味が堪りませんねぇ、かなりの質の良さを感じます。それに今まで食べた鴨焼きの中で、この鴨焼きは最も柔らかくシットリとしていて美味いです。 もうこれは日本酒ですね、泉川の純米吟醸を1合と、愚妻は熱燗を1合頼みました。 出汁巻き玉子はなかなか大振りで分厚く、ふわふわで出汁がもう飽和量をこえてひたひたに滲み出てきています。この出汁の旨味と玉子の自然な甘味だけで、特別な味付けはしていませんが、これも凄い美味いです。粗めにおろした大根にちょっとだけ醤油を垂らし、それを少し玉子に添えて食べると、うーん もう堪りませんねぇ。 天ぷらは才巻海老2本、茄子、舞茸、万願寺唐辛子、穴子で、天汁は出されませんので全て塩で頂きます。 才巻海老は天ぷらで頂くのに一番甘みを感じる良いサイズで、サクッと揚がっていてギリギリの火入れ感で柔らかい食感の車海老の旨味が堪りませんねぇ。ちゃんと頭(足)もカリッと揚げられて付いていました。 茄子や舞茸は素材から水分が抜けて味は濃くなっていますが、瑞々しさはなく ちょっと萎れた感じです。 万願寺唐辛子が辛味は全く有りませんが、辛そうな風味と甘みで美味いですねぇ。 穴子は、1本揚げを4つにカットして出されましたが、ふわふわの身とサクサクのコロモの食感が良いですねぇ。臭みも無く、穴子の旨味が濃くこれほどの穴子の天ぷらには、天ぷら屋でもなかなかお目に掛れませんねぇ。この天ぷらは素材も良く、サクッと揚がっていて良い感じで美味かったです。 追加で蔵太鼓の純米酒を1合と愚妻は熱燗をお替り、真蛸とワカメの酢の物をお願いしました。 真蛸とワカメの酢の物は小さく切った茹で蛸やワカメの他に胡瓜や茗荷等を三杯酢で和えてあります。酢が尖って無くてマイルドで優しいのも有るのですが、この店はやはり出汁が美味いんですね。出汁を使う全ての料理が、深みのある旨味を感じます。 熱燗のお替りと、〆に私がざる蕎麦、愚妻が温かいきざみ蕎麦をお願いしました。 ざる蕎麦は、蕎麦は福島産の幻蕎麦を石臼で自家製分して、当然手打ちです。茹でた蕎麦を冷水で洗ってぬめりを取り、確りしめてから水を切り笊に盛って出されます。蕎麦のちょっと灰汁っぽい様な、ほんのり甘い味が確り感じられ、美味いですねぇ。私は決して鼻が悪いわけでもないし、香りには結構敏感な方だと思っているんですが、蕎麦の香りとゆうモノが全く分からず、この蕎麦も味は分かりますが香りは一切感じませんので、あまり蕎麦のことを語る資格も無いんですけどね。良い細さですが腰は結構強く、喉越しも良いです。つけ汁は、醤油自体に棘が無く円やかで、出汁の旨味に厚みがある感じで 鰹節や昆布、それに多分 干し椎茸のグアニル酸でアミノ酸の旨味に立体感を出している感じです。薬味は長葱、山葵、大根おろしで、山葵はつけ汁に溶かず、蕎麦に直接つけて頂きます。いやぁ、これは美味い蕎麦ですねぇ、箸も止まらず完食でした。 蕎麦湯は熱々の鉄瓶で出されましたが、かなり濃厚で蕎麦粉を足しているのか、でなければこの蕎麦は溶けやすいのかも知れませんね。この蕎麦湯は蕎麦由来の難消化性の食物繊維がたっぷり含まれ、かなり満腹感を得られ 腹持ちも良さそうです! 愚妻の頼んだきざみ蕎麦も ちょっともらって食べてみましたが、醤油の弱い温かい出汁に蕎麦が溶け出しているような灰汁っぽい甘みがして、この汁が凄い美味いです。やはりこの蕎麦は熱することで溶けやすく、結構切れていて ちょっと短い感じで、この蕎麦は冷たい方が良さそうですね。 いやぁ、美味かったです。1時間半ほどで 全部食い切って酒も飲み干し、最後に熱いお茶を一杯頂いて会計しましたが全部で16,000円ちょっとでした。 この店は蕎麦屋だし、勿論蕎麦も美味いんですが、ここの天ぷらが気に入りました。この日はお決まりの盛り合わせで頂きましたが、その他にイカ、鱚、メゴチ、雲丹、牡蠣、小柱、桜海老、白魚等の海鮮物や、カウンター内に積まれていた蓮根、南瓜、薩摩芋、アスパラ、トウモロコシ、小玉葱の野菜等をお好みで揚げてもらい、〆にざる蕎麦ってのが良さそうですね。 店を出るときは、店内入口の椅子や店の外にも まだ行列が出来ていました。まあ、この店は流行るでしょうね、開店前に来て並ぶか、随分先になる予約を取って行くべきでしょうね!
2023/09/26 更新
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ソファー席
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1ヶ月ほど前だったと思いますが、愚妻がこちらの店に電話して、予約が取れたのがこの日でした。
休日だったので17時の開店時間に合わせて予約を入れたらしく、丁度の時間に訪れるとまだ開店していなくて、店の前には20人以上の行列が出来ていました。
場所は地下鉄飯田橋駅B3口から神楽坂を登り、見番横丁に入り100mほど行くと右手に行列があるので直ぐ分かります。
店に着いた1分後に開店しましたが、予約を入れていた我々は行列を尻目に1番乗りで入店し、カウンターの一番奥の席に陣取りました。
この店の予約は1日に3組だけしか取らないようで、後は並ぶしかない様です。
直ぐに瓶ビール(中瓶)を頼み乾杯してスタートです。
早速、メニューを物色し、鴨焼き、出汁巻き玉子、天ぷらを注文です。
鴨焼きは脂身を小さく切って、鴨ロースはスライスして、それらを蕎麦汁で表面が焦げるくらい焼いて、それから鴨から出た脂でスライスした葱を焼いて、全て6切れくらいづつを長方形の細長い皿に盛り付けて、粉山椒を別皿にちょっと入れて出されます。
うーん、この鴨の脂の甘みや旨味が堪りませんねぇ、かなりの質の良さを感じます。
それに今まで食べた鴨焼きの中で、この鴨焼きは最も柔らかくシットリとしていて美味いです。
もうこれは日本酒ですね、泉川の純米吟醸を1合と、愚妻は熱燗を1合頼みました。
出汁巻き玉子はなかなか大振りで分厚く、ふわふわで出汁がもう飽和量をこえてひたひたに滲み出てきています。
この出汁の旨味と玉子の自然な甘味だけで、特別な味付けはしていませんが、これも凄い美味いです。
粗めにおろした大根にちょっとだけ醤油を垂らし、それを少し玉子に添えて食べると、うーん もう堪りませんねぇ。
天ぷらは才巻海老2本、茄子、舞茸、万願寺唐辛子、穴子で、天汁は出されませんので全て塩で頂きます。
才巻海老は天ぷらで頂くのに一番甘みを感じる良いサイズで、サクッと揚がっていてギリギリの火入れ感で柔らかい食感の車海老の旨味が堪りませんねぇ。
ちゃんと頭(足)もカリッと揚げられて付いていました。
茄子や舞茸は素材から水分が抜けて味は濃くなっていますが、瑞々しさはなく ちょっと萎れた感じです。
万願寺唐辛子が辛味は全く有りませんが、辛そうな風味と甘みで美味いですねぇ。
穴子は、1本揚げを4つにカットして出されましたが、ふわふわの身とサクサクのコロモの食感が良いですねぇ。
臭みも無く、穴子の旨味が濃くこれほどの穴子の天ぷらには、天ぷら屋でもなかなかお目に掛れませんねぇ。
この天ぷらは素材も良く、サクッと揚がっていて良い感じで美味かったです。
追加で蔵太鼓の純米酒を1合と愚妻は熱燗をお替り、真蛸とワカメの酢の物をお願いしました。
真蛸とワカメの酢の物は小さく切った茹で蛸やワカメの他に胡瓜や茗荷等を三杯酢で和えてあります。
酢が尖って無くてマイルドで優しいのも有るのですが、この店はやはり出汁が美味いんですね。
出汁を使う全ての料理が、深みのある旨味を感じます。
熱燗のお替りと、〆に私がざる蕎麦、愚妻が温かいきざみ蕎麦をお願いしました。
ざる蕎麦は、蕎麦は福島産の幻蕎麦を石臼で自家製分して、当然手打ちです。
茹でた蕎麦を冷水で洗ってぬめりを取り、確りしめてから水を切り笊に盛って出されます。
蕎麦のちょっと灰汁っぽい様な、ほんのり甘い味が確り感じられ、美味いですねぇ。
私は決して鼻が悪いわけでもないし、香りには結構敏感な方だと思っているんですが、蕎麦の香りとゆうモノが全く分からず、この蕎麦も味は分かりますが香りは一切感じませんので、あまり蕎麦のことを語る資格も無いんですけどね。
良い細さですが腰は結構強く、喉越しも良いです。
つけ汁は、醤油自体に棘が無く円やかで、出汁の旨味に厚みがある感じで 鰹節や昆布、それに多分 干し椎茸のグアニル酸でアミノ酸の旨味に立体感を出している感じです。
薬味は長葱、山葵、大根おろしで、山葵はつけ汁に溶かず、蕎麦に直接つけて頂きます。
いやぁ、これは美味い蕎麦ですねぇ、箸も止まらず完食でした。
蕎麦湯は熱々の鉄瓶で出されましたが、かなり濃厚で蕎麦粉を足しているのか、でなければこの蕎麦は溶けやすいのかも知れませんね。
この蕎麦湯は蕎麦由来の難消化性の食物繊維がたっぷり含まれ、かなり満腹感を得られ 腹持ちも良さそうです!
愚妻の頼んだきざみ蕎麦も ちょっともらって食べてみましたが、醤油の弱い温かい出汁に蕎麦が溶け出しているような灰汁っぽい甘みがして、この汁が凄い美味いです。
やはりこの蕎麦は熱することで溶けやすく、結構切れていて ちょっと短い感じで、この蕎麦は冷たい方が良さそうですね。
いやぁ、美味かったです。
1時間半ほどで 全部食い切って酒も飲み干し、最後に熱いお茶を一杯頂いて会計しましたが全部で16,000円ちょっとでした。
この店は蕎麦屋だし、勿論蕎麦も美味いんですが、ここの天ぷらが気に入りました。
この日はお決まりの盛り合わせで頂きましたが、その他にイカ、鱚、メゴチ、雲丹、牡蠣、小柱、桜海老、白魚等の海鮮物や、カウンター内に積まれていた蓮根、南瓜、薩摩芋、アスパラ、トウモロコシ、小玉葱の野菜等をお好みで揚げてもらい、〆にざる蕎麦ってのが良さそうですね。
店を出るときは、店内入口の椅子や店の外にも まだ行列が出来ていました。
まあ、この店は流行るでしょうね、開店前に来て並ぶか、随分先になる予約を取って行くべきでしょうね!