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佐久間北大の外食生活日誌
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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済
この口コミは、佐久間北大さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
昼の点数：4.5
2024/01 訪問
創意工夫に驚かされる、香りの引き立つ寿司でした！
この日は愚妻の誕生日も近いので、美味い寿司でも食いに行こうと前もって予約してこちらの寿司屋に訪れました。銀座おのでらと言えば有名店ですが、この二子玉川の高島屋南館の裏にある飲食店街に出店しているとは知りませんでした。ランチは11時30分と13時30分の2交代制で、11時30分の開店丁度に伺いましたがもう8割がた埋まっていました。 正面のレジカウンターから左手の細い通路を抜けると急に綺麗な寿司屋のカウンターが現れます。このカウンターは冷蔵ケースは無く、職人の手元まで良く見える造りで良いですねぇ。幅も広く、ゆったりとした清潔で高級感のあるカウンター席が12席ほどで、個室も幾つかは有るようです。 案内されて席に着くと、飲み物のメニューが出され、先ずはビールの中瓶を貰い乾杯で喉の渇きを潤します。寿司はランチ限定の旬のおまかせ握り12實5,500円にしました。 直ぐに白身魚の南蛮漬けが小鉢で出されます。これは鰤かなんかの脂ののった魚の身に薄衣を付け揚げてから出汁と酢に漬けて冷やし、糸唐辛子を添えて出されます。魚の味と言い酢の優しさと言い旨味と言い、最初の一品としては凄く期待感を募らせられるモノですねぇ。 直ぐさま日本酒、福島の廣戸川の純米酒を1合頼みましたが、この酒は全く嫌な甘味や酒臭さが無く、後味もスッキリとしていて美味いですねぇ。 ここから握り寿司が1貫づつ、食べるペースに合わせて出されますが、先ずは中トロからです。インドマグロでしたが、サシが細かく融点が低い感じで口内の温度で溶けちゃいそうで凄く美味いです。酢飯が赤酢なんでしょうが、他では見たことが無い程 凄く色が濃くて、ただその割に酸味が優しく尖った感じは全く無いです。 金目鯛は、皮目だけをヅケにしてあって、ちょっと変わった感じを出してきますねぇ。 鰤は脂のノリが凄いんですが、これを身に熱が入らない程度に桜のチップで軽くスモークしてあり、もう目の前に出された瞬間に良い香りが漂ってきます。こんな鰤の寿司も有るんですねぇ、これは凄く気に入りました！ 太刀魚は厚めに切り出し、皮目に醤油を塗ってから炙って握るので、醤油の焦げた様な香りが凄く食欲をそそりますねぇ。 鯛は小振りですが皮付きで、それを桜の葉で包むように香りを付けていて、この仄かに香る桜の葉が凄く良いインパクトになっていて、これも驚かされますねぇ！ カレイはマツカワガレイで高級素材ですねぇ、私も滅多にお目に掛れません。これは熟成具合が良くて旨味が強く、胡麻の香りが効いていて美味いですねぇ。 途中に茶碗蒸しが出されましたが、玉子が凄く滑らかで出汁が効いていて美味いです。具材が何とジャガイモ1品、それもインカの目覚めでしたが、これが意外と茶碗蒸しに合っていて驚きました。 帆立貝柱は凄く新鮮な肉厚のモノを、敢えてお客さんの目の前て手で割いて握りにすることで、貝柱の切断面積を多くしてより強く甘みを感じられるようにしてきます。まあパフォーマンス的なものも有るのでじょうが、鼻に着くほどでは無いので お客さんを飽きさせないのも好感が持てます。 白海老は昆布で〆ていて、それを軍艦で無く握りで出してきました。白海老の旨味や甘みもさることながら、昆布の旨味がかなり確り付いていて美味いですねぇ。 鮪ヅケは、赤身が褐色になるほど確り漬けてあり身がねっとりしているのにそれ程塩味は強くなく、それをワサビではなく柚子胡椒で食べさせますが、柚子の香りがまた堪りませんねぇ。 イクラ軍艦は醤油漬けで、海苔も巻く寸前にパリッと炙ってくるので香り食感も凄く良いです。 バフンウニは敢えて軍艦にせずに、握りで出すのも雲丹が確りしているから出来るんでしょうねぇ。 最後に大根の塩麴付けを2切と玉子焼き2切れ、アオサ海苔の赤出汁で終了です。この大根も半干しして塩麴漬けにしたモノですが、ちょっと厚めに切って沢庵の様な歯応えで、これが凄い柚子の香りでちょっと驚かされます。 玉子はちょっと甘めですが、これがデザートの代わりにもなる感じで良いですね。 こちらの寿司は素材の良さもありますが、兎に角１品づつ手を変え品を変え色んな仕事で、特に香りを感じさせる工夫が素晴らしいです。素材が良ければ なまじ余計なことをしないのが本当だと仰るのも良く解りますが、元来寿司とゆうのは色んな仕事を施すのが江戸流で、ここの寿司はそれとはまた違った工夫が随所に施されていて それが凄く成功していると思いますねぇ、凄く美味かったです！ 結局、廣戸川を4合飲んで、1時間30分で会計しましたが２人分で19,000円ほどでした。まあこの内容でこの価格なら全然文句はないのですが、この一番安い日本酒でも1合1,650円ではちょっと酒代が高い感じは否めませんねぇ。酒が高いと、酒代だけで幾らになるのか考えると 夜に来るにはちょっと恐いですねぇ。 この日はまあランチとゆうのもありますが、このカウンター12席は満席でしたが酒飲んでたのは我々だけでした。ビール1本ですら 誰も飲んでませんでしたが、この握り寿司のコースが5,500円ですから 飲まなきゃホントに安くあがりますねぇ。でも皆な良く耐えられるよなぁ、こんな美味い寿司を食いながら酒なしなんて、私には考えられませんねぇ。さあ13時なので、今から会社に行って仕事しよう！
2024/02/18 更新
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この日は愚妻の誕生日も近いので、美味い寿司でも食いに行こうと前もって予約してこちらの寿司屋に訪れました。
銀座おのでらと言えば有名店ですが、この二子玉川の高島屋南館の裏にある飲食店街に出店しているとは知りませんでした。
ランチは11時30分と13時30分の2交代制で、11時30分の開店丁度に伺いましたがもう8割がた埋まっていました。
正面のレジカウンターから左手の細い通路を抜けると急に綺麗な寿司屋のカウンターが現れます。
このカウンターは冷蔵ケースは無く、職人の手元まで良く見える造りで良いですねぇ。
幅も広く、ゆったりとした清潔で高級感のあるカウンター席が12席ほどで、個室も幾つかは有るようです。
案内されて席に着くと、飲み物のメニューが出され、先ずはビールの中瓶を貰い乾杯で喉の渇きを潤します。
寿司はランチ限定の旬のおまかせ握り12實5,500円にしました。
直ぐに白身魚の南蛮漬けが小鉢で出されます。
これは鰤かなんかの脂ののった魚の身に薄衣を付け揚げてから出汁と酢に漬けて冷やし、糸唐辛子を添えて出されます。
魚の味と言い酢の優しさと言い旨味と言い、最初の一品としては凄く期待感を募らせられるモノですねぇ。
直ぐさま日本酒、福島の廣戸川の純米酒を1合頼みましたが、この酒は全く嫌な甘味や酒臭さが無く、後味もスッキリとしていて美味いですねぇ。
ここから握り寿司が1貫づつ、食べるペースに合わせて出されますが、先ずは中トロからです。
インドマグロでしたが、サシが細かく融点が低い感じで口内の温度で溶けちゃいそうで凄く美味いです。
酢飯が赤酢なんでしょうが、他では見たことが無い程 凄く色が濃くて、ただその割に酸味が優しく尖った感じは全く無いです。
金目鯛は、皮目だけをヅケにしてあって、ちょっと変わった感じを出してきますねぇ。
鰤は脂のノリが凄いんですが、これを身に熱が入らない程度に桜のチップで軽くスモークしてあり、もう目の前に出された瞬間に良い香りが漂ってきます。
こんな鰤の寿司も有るんですねぇ、これは凄く気に入りました！
太刀魚は厚めに切り出し、皮目に醤油を塗ってから炙って握るので、醤油の焦げた様な香りが凄く食欲をそそりますねぇ。
鯛は小振りですが皮付きで、それを桜の葉で包むように香りを付けていて、この仄かに香る桜の葉が凄く良いインパクトになっていて、これも驚かされますねぇ！
カレイはマツカワガレイで高級素材ですねぇ、私も滅多にお目に掛れません。
これは熟成具合が良くて旨味が強く、胡麻の香りが効いていて美味いですねぇ。
途中に茶碗蒸しが出されましたが、玉子が凄く滑らかで出汁が効いていて美味いです。
具材が何とジャガイモ1品、それもインカの目覚めでしたが、これが意外と茶碗蒸しに合っていて驚きました。
帆立貝柱は凄く新鮮な肉厚のモノを、敢えてお客さんの目の前て手で割いて握りにすることで、貝柱の切断面積を多くしてより強く甘みを感じられるようにしてきます。
まあパフォーマンス的なものも有るのでじょうが、鼻に着くほどでは無いので お客さんを飽きさせないのも好感が持てます。
白海老は昆布で〆ていて、それを軍艦で無く握りで出してきました。
白海老の旨味や甘みもさることながら、昆布の旨味がかなり確り付いていて美味いですねぇ。
鮪ヅケは、赤身が褐色になるほど確り漬けてあり身がねっとりしているのにそれ程塩味は強くなく、それをワサビではなく柚子胡椒で食べさせますが、柚子の香りがまた堪りませんねぇ。
イクラ軍艦は醤油漬けで、海苔も巻く寸前にパリッと炙ってくるので香り食感も凄く良いです。
バフンウニは敢えて軍艦にせずに、握りで出すのも雲丹が確りしているから出来るんでしょうねぇ。
最後に大根の塩麴付けを2切と玉子焼き2切れ、アオサ海苔の赤出汁で終了です。
この大根も半干しして塩麴漬けにしたモノですが、ちょっと厚めに切って沢庵の様な歯応えで、これが凄い柚子の香りでちょっと驚かされます。
玉子はちょっと甘めですが、これがデザートの代わりにもなる感じで良いですね。
こちらの寿司は素材の良さもありますが、兎に角１品づつ手を変え品を変え色んな仕事で、特に香りを感じさせる工夫が素晴らしいです。
素材が良ければ なまじ余計なことをしないのが本当だと仰るのも良く解りますが、元来寿司とゆうのは色んな仕事を施すのが江戸流で、ここの寿司はそれとはまた違った工夫が随所に施されていて それが凄く成功していると思いますねぇ、凄く美味かったです！
結局、廣戸川を4合飲んで、1時間30分で会計しましたが２人分で19,000円ほどでした。
まあこの内容でこの価格なら全然文句はないのですが、この一番安い日本酒でも1合1,650円ではちょっと酒代が高い感じは否めませんねぇ。
酒が高いと、酒代だけで幾らになるのか考えると 夜に来るにはちょっと恐いですねぇ。
この日はまあランチとゆうのもありますが、このカウンター12席は満席でしたが酒飲んでたのは我々だけでした。
ビール1本ですら 誰も飲んでませんでしたが、この握り寿司のコースが5,500円ですから 飲まなきゃホントに安くあがりますねぇ。
でも皆な良く耐えられるよなぁ、こんな美味い寿司を食いながら酒なしなんて、私には考えられませんねぇ。
さあ13時なので、今から会社に行って仕事しよう！