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佐久間北大の外食生活日誌
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佐久間北大 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
2024/03 訪問
おでん食いに仙台へ!
愚妻が仙台おでんが食いたいと、1ヶ月ほど前に突然予約して行くことになりました。一昨年の暮れに芹鍋を食うためだけに訪れて以来の仙台ですが、実は前回予約なしで こちらのおでん屋にも行ったのですが満席で入れませんでした。愚妻はそれ以来、ずーっと思い続けていたようで、遂に我慢できずに予約に至ったとゆう訳です。 16時40分着の新幹線で仙台駅に着き、前回と同じ駅近のホテルにチェックインして荷物を置き、17時20分にホテルを出て歩いて店に向かいます。 このおでん屋は場所が凄く分かりずらく、前回はちょっと探して何とか見つけましたが、今回は一度行ってるだけに大丈夫だろうと思っていたらやっぱり発見できず、ちょっと10分ほど遅刻でした。まさかこんな処から入って行くとは誰も思わないような50㎝幅くらいのビルの脇を入って、奥に階段があるのですが そこにも何の目印も無く、この階段を上がっても店が在るとは到底思えないような階段を登って、2階のとてもおでん屋とは思えない小さな入口を開けると、凄い出汁の香りが出迎えてくれて 漸くここが目的地だと実感します。 靴を脱いで上がりカウンターの一番奥の席に横並びで座ります。店内はカウンター席8席と、奥にテーブルが2卓だけの かなりこじんまりとした店で、なるほどこれじゃあ直ぐ満席になる訳です。 早速、愚妻がグラスビール、自分がレモンサワーを頼み、メニューをゆっくり物色します。先ずは おでん以外の料理を3品ほど頼みました。 初鰹は皮を剥いた綺麗な身の部分だけを柵にして、見た目はマグロの赤身のような丁寧な仕事振りです。薬味に卸し生姜、刻み茗荷、青葱が添えてあって、お手塩皿に塩が出されるので薬味と塩で頂きましたが、鰹の質の良さもありますが凄く新鮮で香り良く、塩で食べることで余計な雑味も無く食べられて凄く美味いです。 牡蠣酢は大振りの剥き身が3粒、スッキリした酢に浸されて出されますが、牡蠣の磯の香りや味が濃厚で 凄く美味いです。これは菌の少ない海域で育った牡蠣を、滅菌処理をせずに出されたモノですねぇ。今年初めてじゃないかなぁ、今年は三陸も海水温がなかなか下がらず、3月になって漸くって感じですねぇ。 鶏タタキは鶏ムネ肉の表面だけサッと火を通し、小口切りにして ちょっと酸味のある醤油出汁をたっぷり掛けて出されます。この鶏も美味いですが、味付けがちょっと濃い目で これは2人で食い切るには 量も多いしちょっと飽きる感じで少し残してしまいました。 飲み物は私が端麗辛口の日本酒を頼むと弥右エ門を勧められたので冷酒で、愚妻は別銘柄の熱燗を頼みました。 いよいよおでんですねぇ、頼んだのは以下の通りです。 生若芽は細かく切ってたっぷりの出汁にお吸い物の様に出されます。この若芽が結構厚みがあって、なのに柔らかく、磯の香りを豊潤に感じられて凄く美味いです。三陸若芽の旬を感じられる逸品です。 玉子は凄い浸みていて、黄身まで出汁の味がします。これは玉子好きとしては絶対外せないですねぇ。 はんぺんは、ふわっふわで綺麗な純白なのに出汁の風味は確り浸みています。 牡蠣は牡蠣酢で出されたぷりっと大振りのが3粒で、熱が入っても身に縮みは無く、牡蠣の味も濃くなって出汁も効いていてこれはまた美味いですねぇ。 豆腐は奴サイズで、芯まで確り出汁が浸みているのは かなり長時間掛けて出汁で加温していると思いますが、それなのに豆腐の切り口が確りエッジが立ったままで、全く煮崩れた感じがありません。 昆布は綺麗に巻いて干瓢で縛った一口サイズだったので愚妻が食べました。 牛タンは薄切りにして8枚くらい出汁に浸して出されましたが、結構歯応えが有り、これは敢えて時間を掛けて煮込まずに短時間でしゃぶしゃぶの様にすることで、噛むほどに牛タンの肉の味が感じられて美味いですねぇ。 里芋は結構大振りのが丸っと1個ですが、もう箸が勝手に入って行くほど柔らかく食べるのに歯が要らないくらいですが、それなのに全く煮崩れておらず見た目は硬そうに見えるほどです。 大根は出汁の浸み具合が半端なく、ちょっと押したら出汁が滲み出てきそうな感じです。凄く柔らかく、口の中で出汁の浸み出してくる感じがまるで大量に出汁を含んだ出汁巻き玉子の様な食感です。 白滝は1口サイズの小さい巻きモノが4つで、これも確り出汁の味が浸みていながらプチプチとした歯応えで美味いですねぇ。 いやぁ、このおでんは凄く美味いですが、ちょっと普通では考えられないほど具材が出汁を含んでいたり、物凄く柔らかくなるまで煮込まれているのに全く煮崩れる感じが無く 出汁が綺麗な透明感を維持していたり、実際自分で作ろうと思ったら絶対マネできないような不思議なおでんでした。 ゆっくり3時間ほど掛けて日本酒は冷酒と熱燗を3合づつ飲んで、価格は全部で16,000円くらいでしたが、うん この内容なら納得です。仙台おでんなるモノがどうゆうモノか その定義も良く分かりませんし、こちらのおでんには秋刀魚のつみれも、曲がった筍も無かったですが、それでもこれが仙台を代表するおでんに相違ありませんね。今までこの歳まで色んなおでんを食べてきましたが、間違いなくトップクラスのおでんで、自分でも おでん屋とは思えないほどの高評価でした、近所にあれば週1通いたいお店です!
2024/03/23 更新
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愚妻が仙台おでんが食いたいと、1ヶ月ほど前に突然予約して行くことになりました。
一昨年の暮れに芹鍋を食うためだけに訪れて以来の仙台ですが、実は前回予約なしで こちらのおでん屋にも行ったのですが満席で入れませんでした。
愚妻はそれ以来、ずーっと思い続けていたようで、遂に我慢できずに予約に至ったとゆう訳です。
16時40分着の新幹線で仙台駅に着き、前回と同じ駅近のホテルにチェックインして荷物を置き、17時20分にホテルを出て歩いて店に向かいます。
このおでん屋は場所が凄く分かりずらく、前回はちょっと探して何とか見つけましたが、今回は一度行ってるだけに大丈夫だろうと思っていたらやっぱり発見できず、ちょっと10分ほど遅刻でした。
まさかこんな処から入って行くとは誰も思わないような50㎝幅くらいのビルの脇を入って、奥に階段があるのですが そこにも何の目印も無く、この階段を上がっても店が在るとは到底思えないような階段を登って、2階のとてもおでん屋とは思えない小さな入口を開けると、凄い出汁の香りが出迎えてくれて 漸くここが目的地だと実感します。
靴を脱いで上がりカウンターの一番奥の席に横並びで座ります。
店内はカウンター席8席と、奥にテーブルが2卓だけの かなりこじんまりとした店で、なるほどこれじゃあ直ぐ満席になる訳です。
早速、愚妻がグラスビール、自分がレモンサワーを頼み、メニューをゆっくり物色します。
先ずは おでん以外の料理を3品ほど頼みました。
初鰹は皮を剥いた綺麗な身の部分だけを柵にして、見た目はマグロの赤身のような丁寧な仕事振りです。
薬味に卸し生姜、刻み茗荷、青葱が添えてあって、お手塩皿に塩が出されるので薬味と塩で頂きましたが、鰹の質の良さもありますが凄く新鮮で香り良く、塩で食べることで余計な雑味も無く食べられて凄く美味いです。
牡蠣酢は大振りの剥き身が3粒、スッキリした酢に浸されて出されますが、牡蠣の磯の香りや味が濃厚で 凄く美味いです。
これは菌の少ない海域で育った牡蠣を、滅菌処理をせずに出されたモノですねぇ。
今年初めてじゃないかなぁ、今年は三陸も海水温がなかなか下がらず、3月になって漸くって感じですねぇ。
鶏タタキは鶏ムネ肉の表面だけサッと火を通し、小口切りにして ちょっと酸味のある醤油出汁をたっぷり掛けて出されます。
この鶏も美味いですが、味付けがちょっと濃い目で これは2人で食い切るには 量も多いしちょっと飽きる感じで少し残してしまいました。
飲み物は私が端麗辛口の日本酒を頼むと弥右エ門を勧められたので冷酒で、愚妻は別銘柄の熱燗を頼みました。
いよいよおでんですねぇ、頼んだのは以下の通りです。
生若芽は細かく切ってたっぷりの出汁にお吸い物の様に出されます。
この若芽が結構厚みがあって、なのに柔らかく、磯の香りを豊潤に感じられて凄く美味いです。
三陸若芽の旬を感じられる逸品です。
玉子は凄い浸みていて、黄身まで出汁の味がします。
これは玉子好きとしては絶対外せないですねぇ。
はんぺんは、ふわっふわで綺麗な純白なのに出汁の風味は確り浸みています。
牡蠣は牡蠣酢で出されたぷりっと大振りのが3粒で、熱が入っても身に縮みは無く、牡蠣の味も濃くなって出汁も効いていてこれはまた美味いですねぇ。
豆腐は奴サイズで、芯まで確り出汁が浸みているのは かなり長時間掛けて出汁で加温していると思いますが、それなのに豆腐の切り口が確りエッジが立ったままで、全く煮崩れた感じがありません。
昆布は綺麗に巻いて干瓢で縛った一口サイズだったので愚妻が食べました。
牛タンは薄切りにして8枚くらい出汁に浸して出されましたが、結構歯応えが有り、これは敢えて時間を掛けて煮込まずに短時間でしゃぶしゃぶの様にすることで、噛むほどに牛タンの肉の味が感じられて美味いですねぇ。
里芋は結構大振りのが丸っと1個ですが、もう箸が勝手に入って行くほど柔らかく食べるのに歯が要らないくらいですが、それなのに全く煮崩れておらず見た目は硬そうに見えるほどです。
大根は出汁の浸み具合が半端なく、ちょっと押したら出汁が滲み出てきそうな感じです。
凄く柔らかく、口の中で出汁の浸み出してくる感じがまるで大量に出汁を含んだ出汁巻き玉子の様な食感です。
白滝は1口サイズの小さい巻きモノが4つで、これも確り出汁の味が浸みていながらプチプチとした歯応えで美味いですねぇ。
いやぁ、このおでんは凄く美味いですが、ちょっと普通では考えられないほど具材が出汁を含んでいたり、物凄く柔らかくなるまで煮込まれているのに全く煮崩れる感じが無く 出汁が綺麗な透明感を維持していたり、実際自分で作ろうと思ったら絶対マネできないような不思議なおでんでした。
ゆっくり3時間ほど掛けて日本酒は冷酒と熱燗を3合づつ飲んで、価格は全部で16,000円くらいでしたが、うん この内容なら納得です。
仙台おでんなるモノがどうゆうモノか その定義も良く分かりませんし、こちらのおでんには秋刀魚のつみれも、曲がった筍も無かったですが、それでもこれが仙台を代表するおでんに相違ありませんね。
今までこの歳まで色んなおでんを食べてきましたが、間違いなくトップクラスのおでんで、自分でも おでん屋とは思えないほどの高評価でした、近所にあれば週1通いたいお店です!