平成23年11月訪問】
やっと500件レビューにたどり着きました。
食べログに参加させていただいて早4年。
飽き性でゆっくりペースの私ですが、それでも続けられたのは
読者のみなさんのお陰です。感謝しています。
さて、記念すべきお店はJR草津駅から草津線に乗り換え
三雲駅で降り、また車という不便な立地条件。
けれど、そうしてまでも何度も通いたいと思わせる素晴らしいお店です。
店主は30歳ちょっと過ぎの若さと情熱と腕を持ち合わせた好青年。
私も大好きな
山玄茶で修行されたそう。
今回は8000円お任せをお願いしました。
いつも
なかひがしに行くグルメメンバーとです。
通されたのは2階の広間。鎧甲がインパクトあります。
最初はいつものようにビールで乾杯。
先付け
カラスミ大根と亥の子餅紅白の飾り紐で結んだ杉箱登場。
イチョウの葉の上は:カラスミ大根。カラスミは当然長崎産。
蓋を開けると、金杯の中にお出汁ジュレ、あわび茸、山葵が載った亥の子餅。
このプレゼンテーションでぐっと魅せられました♪
カラスミ、滑らかしっとりで上質!美味しいわ~☆★☆
旧暦十月初亥の日の亥の刻に餅を食べると万病を除くといわれ、
この餅を亥の子餅と言うそう。
猪(いのしし)は多産であることから子孫繁栄を願う意味も。
西日本の農村部に残る、源氏物語にも登場する古来からの祝い事だそう。
焼き物
利尻昆布と根室産ウニ石焼きです。昆布の旨味がウニの甘味と混じり合って
これまた、メッチャ美味しい~☆★★☆
お造り
標津の鮭児、大間マグロ、ツブ貝、鯉、鹿肉一万匹に一匹とかの幻の鮭児ですよ!
見事な脂の乗りようにぶっ飛ぶ美味しさでした☆★☆★
もちろん他のネタも抜群。
鯉と言えば、なかひがしですが、それより良かったかな~
この辺でお酒。純米で口当たりスッキリ、冷やとのリクエストで
しのはらさんが選んでくれたのが
宮城の浦霞。ウマ~★☆
杯も20種類くらいから選ばせてもらえてうれしい。
お凌ぎ
柚子釜の飯蒸し柚子の苦みが移らないように餅米は別蒸し。
繊細です。イクラも張りがあってプチプチ。
椀物
天然トラフグ身もたっぷりで、お出汁は言うことなし★☆
八寸
シメジ・金時草・柿の雲子和え、平目手鞠寿司、鰆幽庵焼き、子持ち鮎の甘露煮 揚げ栗、揚げ銀杏、出汁巻き、玉子しんじょう、薩摩芋甘煮、ばちこ秋の恵み満載。雲子和え、抜群の美味しさ★☆★☆
鮒のなれ鮨 しのはらさん選りすぐりの生産者さんから仕入れた物。
酸味がまろやかで嫌な臭みなど全くなし。
ここでまたお酒。なれ鮨に合う物とのリクエストで
松の司。
滋賀名産には滋賀産のお酒ですね!
もう一本頼みましたが、失念。
鍋
野洲川の天然スッポンと古子スッポンに詳しい友だちによると、養殖より天然。沼や池より川のスッポンの方が
希少で泥臭さが無く旨いとのこと。
ミシュラン2つ★の割烹で戴いた物とは雲泥の差で美味しかった~★☆★☆
身は地鶏のように弾力があって、旨味が濃い。スープは言うまでもございません^^
古子とは3年物ぐらいのイノシシで、柔らかく程よい脂で美味しい☆
雑炊スッポン出汁なので、食べてる最中から唇がプルプル(笑
水菓子
栗きんとんとお抹茶こんな手間がかかるお菓子を!涙が出そうです♪
合間合間にしのはらさんがお料理の説明してくれる訳ですが
最後は拍手喝采!シャロンさんもそんな風にレビューされてましたが
そうせざるを得ないくらい、圧倒的なお料理でした!
お酒のセレクトのセンスも抜群。
日本中からの選りすぐりの食材を駆使して、それでいて驚愕のCPの良さ。
「こんなお値段でいいの~?」って半信半疑になるほど。
5年ぐらいはいろいろチャレンジしたいと。
その後5年は地固めをして
40歳ぐらいには確立した物を築きあげたいとおっしゃってました。
10年後、日本料理界屈指の料理人さんに成長されてそう。
メンバー全員、帰り道気持ちがすっかり高揚してしまいました。
季節季節に伺って、しのはらさんのお料理に付いて行こうね!って固く約束♪