3月11日午後2時46分、その時仕事中。
大きくフラ~と目眩のような動きが続いた。
周囲のみんなも誰も何も言わない。
みんな目眩だと思ったから…
ちょっとして、「やっぱり今の地震?目眩かと思ったわ!更年期やし」と
笑い合いさえしたのだが、上司から震源地は宮城沖と聞き
嫌な感じがした。そんな遠くの地震が、大阪まで揺れるなんて。
部長の東京出張も中止になった。
翌朝テレビで想像を絶する大惨事の次々が映し出され
息をのんだ。
阪神大震災以上の震災だ…
一昨年、降り立った仙台空港、そこからバスで松島に向かった
海沿いの道路。何もかも破壊され尽くしている。
自然と涙が出てきた。
空を見上げたらまぶしいくらいの青空。
その同じ空の下で、濁流に呑み込まれて命を落とされた方が
何千人もおられる。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また被災された方がたへ、お見舞い申し上げます。
息子から魚の入荷が激減していると聞いた。
これからお米、野菜など私たちが直面する影響も多々
出てくることだろう。
どれだけ東北の方々のお世話になって
私たち都会の人間がその生活を享受してきたか
あらためて思い知らされる。