食いしんぼりんさんのマイ★ベストレストラン 2011

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食いしんぼりんの食道楽

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食いしんぼりん (女性・大阪府) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

私は日本料理が一番好きです。
でも、今年はイタリアンの素晴らしいお店と出会えて
かなりイタリアンにはまった年になりました。
特にイタリアン部門全国第1位のガッルーラや、大阪府第1位のポンテ・ベッキオ
ベスト10には入れませんでしたが、京都府第3位の京都ネーゼは印象深かったです。

来年またどんなお店と出会えるのか、楽しみです♪

マイ★ベストレストラン

1位

草喰 なかひがし (元田中、茶山・京都芸術大学、出町柳 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999

2014/10訪問 2014/11/15

唯一無二の世界観

食べログレビュアーなら,なにかしら目標を持ってる人多いんじゃないでしょうか?
例えばミシュラン店制覇とか、1000件レビューとか…
私の場合はなかひがしさんで12ヶ月全てのお料理を戴くことです

【平成26年10月 13回目】
今回は初夜飯初二階
通い慣れたなかひがしさんですが、初めて尽くしにワクワクしながらその日を迎えました。

大きなお座敷を襖で仕切って二間利用。
掘り炬燵式じゃないのはちょっと足がしんどい。
それに、建付の関係か、大きな車が通る度に襖が揺れて
初めは地震かポルターガイストかと、メンバーで顔を見合わせたり。。。
しかし、素晴らしい夜の饗宴のお陰で、そんなことも段々些細な事に。

飲み物はエビスとドイツはモーゼルの白ワイン。
この白ワインが中東さんが惚れ込んだとあって、とても美味☆★☆★
葡萄そのもののようなフルーティさと、程よい甘味と酸味。

●八寸 今月のテーマは栗名月または豆名月
 味女どじょうの天麩羅 個体数も少ないが、食材としても15000円/kgというとんでもなく貴重な魚だそう。
            もちろん初めて食べました。鮎と同じような清流に住んでいるそうなので
            泥臭さなど微塵も無く、旨味が濃い☆★☆★ これはランチでは食べられませんね!
 鬼皮ごと揚げた栗 渋皮ごと食べられます。 
 菊菜と鹿の肉の生春巻き包み 
 黒皮茸の天麩羅
 戻り鰹の燻製
 祇園豆の醍醐まぶし
 茗荷と 鱧の笹巻きご飯
 黒豆の枝豆と柿のきな粉酢和え


煮えばなご飯

●白味噌椀 里芋 なめこ 三つ葉

●焼き物 落ち鮎味噌幽庵漬の笹巻き焼き・茹で落花生 蜜柑 ポップライス
 この時期の鮎は骨が硬いので、抜いて別添え。
 笹の良い香りに包まれ、味噌の旨味が染みこんだ鮎は実に美味☆★☆★☆ 

●造り鯉 間引き菜 マイクロトマト とんぶり もってのほか(食用菊) 山椒オイルでカルパッチョ風に
 各月の鯉をいただいてますが、晩秋の鯉が一番美味しい☆★☆★☆
 もってのほかとは山形の食用菊で、伊達政宗公が「こんな美味しい菊を下々が食べるのは
 もってのほか」と言ったとか。

●椀 グジの湯葉巻 大黒しめじ 水菜
 昼には出ない椀。菊の蒔絵が芸術的。
 やわらかでふくよかなお出汁☆★☆

●箸休め① 鰹の生ハム仕立て むかご
 ふくら雀の小皿が可愛い。
 鰹美味しかった☆★☆

●箸休め② あけびの胡麻和え
 

●蒸し物 蓮根餅  猪口茸 小蕪  坂本菊
 もっちりした蓮根餅、美味い☆★

●強肴 琵琶湖の大鰻 赤人参 芥子菜 牛蒡
 人間の腕ほど太い大ウナギ。骨切りしてじっくり焼いてましたが
 芳ばしい反面、脂が落ちすぎて身のふっくら感に欠けてました。
 天然鰻は実に難しい食材なんだと改めて思いました。

●炊き合わせ 原木椎茸 中抜き大根

松茸ご飯
 9月頃は豊作だった松茸が、10月に急に入らなくなって+料金(1500円)になってしまいますが
 ぜひ!との女将さんの熱いお勧めで。
 一緒に炊きあげるのと違い、松茸を炭火で焼いてからご飯にまぜてあるので
 香りとシャキシャキ感が違う!

ここで、カウンターへ降りました。
 
●食事 木の葉とんぶり 目刺し 小鉢2鉢 香の物
 木の葉とんぶり、もちろん木の葉丼に掛けてあるんですが
 山椒葉ととんぶりを振りかけたミニ丼。
 もうお腹はち切れそうだったけど、山椒のさっぱりした風味でまた胃に入る(笑

●デザート 代白柿 人参葉のシャーベット スティックチョコレート ザクロ

珈琲 黒糖の金平糖 蘇
 最後の金平糖がまた美味しい☆★☆
 珈琲は長男さんが杉下右京のような手つきで淹れてくれます。
 希望を言えば、もっと熱い方が良かったな~

2階では女将さんが大活躍。大将のダジャレをそのまま踏襲されてます。
カウンターで大将がダジャレを言ってる時、シレッとされてるのにね(笑
夜でしか、食べられない珍しい食材が続々登場で値打ちがありました。

【平成26年2月 12回目】
ちょっと久しぶり。
一番好きな2月のお料理です。

八寸 鰯燻製、鮭と大根の麹漬、牡蠣甘辛煮、ヒイラギ唐揚、菜花、蕪の椿見立て
 ヒイラギは柊の葉形に似た小魚。

お凌ぎ 裏稲荷 
 雪山に見立てた裏稲荷の中は山菜がたっぷり。
 土筆が可愛らしく芽を出してます。
 大徳寺納豆と松葉で作った目出度い左馬。

椀 大根、人参、芹、赤蕪などの野菜出汁
 野菜以外一切調味料を加えてない。
 甘味、辛味、酸味などこんな深い味わいになるのかと驚き。

焼き物 鰆の杣焼き 鯉の鱗の佃煮
 杉板で挟んで蒸し焼き。
 橙を搾っていただくと美味しい☆

造り 鯉の冬ごもり 
 甘味たっぷりの鯉の短冊造りに辛味大根おろしがたっぷり。
 鯉も冬は特に美味☆★☆

煮物 猪肉の白味噌仕立て
 ムカゴや茸もたっぷり。
 しっかりした筋肉質のお肉は噛めば噛むほど旨味がほとばしり出る☆★☆★

強肴 モロコの炭火焼き 赤万願寺ソース
 いつもの鴨、笹カレイに加え、この時期はモロコも選択肢に。
 かなり大振りのモロコなのに、骨まで柔らかくじんわり焼けている☆★

止め肴 畑菜と椎茸の煮浸し
 京都では2月の初午(はつうま)の日に畑菜を食べる風習があるそう。
 なかひがしさんに行くと、昔からの習わしを勉強させてもらえます。

食事 目刺し、卯の花、ブロッコリーの芥子和え、白飯、香の物
 3杯目のお代わりでやっと念願の「ニューヨーク、マンハッタンの夕日」を戴きましたよ!
 白米の湯漬けに練り梅がのっかってます。

水物 酒粕シャーベット、朝摘みイチゴ、橙ジャム

3月31日、NHKの「プロフェッショナル」に中東さんが登場します。
放映されると、また予約殺到するでしょうから、
予約するなら今の内に(笑


【平成25年4月 11度目】

八寸
こしあぶらの揚げ物 鹿肉と日本蒲公英、苺のオイル和え
筍の荏胡麻和え 柊の干物 蛍烏賊の桜チップ燻製 玉子焼き 桜葉飯蒸し


こごみと干し土筆の白和え
小鉢は土筆柄、可愛い♪

椀物
スナックえんどうとよもぎ餅の白味噌
ゼンマイ蒔絵の椀、可愛い♪

焼き物
桜鱒の西京焼き 葉山椒 ブロッコリーの醍醐まぶし 芥子菜 一口黄金

造り
鯛の造り 醤油ムースで
虎杖 山菫、烏野豌豆 葉山葵の醤油漬け 野蒜混ぜ大根おろし


炊き合わせ
筍 白菜菜花 ゼンマイ素揚げ

強肴
シャラン産鴨炭火焼
「いつも同じもんですんません」と大将。
「これが楽しみで来てます」と私たち^^ 

止め肴
独活 クレソン 黄ニラの煮浸し

食事
目刺し 白飯 野菜の五目煮 蕗の薹の味噌和え 香の物

水物
朝摘みイチゴ、きなこアイス、わらび餅

春は出てくる山菜の多いこと多いこと。
何度行っても覚えきれません(笑


【平成24年11月10度目】
前回、なかひがしツアー団体客と同席だったため、お料理、サービスとも
ちょっと点数辛目に採点しました。
今回はいつもの落ち着いた中にも、大将のお茶目な接客が光り
とても楽しい2時間を過ごさせてもらいました。
息子さんの出番が段々増えてきているのも頼もしい。

*八寸
揚げ栗、衣かつぎ、銀杏蒸焼、丹波黒豆直焼、鰹生節の燻製、
香茸(コウタケ)、鯖寿司、茹で落花生

十字に切れ目を入れて鬼皮ごと揚げた、なかひがしさん曰く一番簡単な栗料理だそう(笑
渋皮ごと食べられて、実に芳ばしい☆★
丹波黒豆は皮ごと2時間ほど煎ったそう。

*お凌ぎ
カラスミとムカゴの飯蒸し

*椀
バターナッツ南瓜と蕪の白味噌椀
言うことなし。完璧です★☆★☆★

*焼き物
子持ち鮎の味噌幽庵の朴葉包み焼
背骨は抜いて唐揚げに。

*造り
鯉の洗い、紫芥子菜、カタバミ、茹で小豆、ノビルなど


*炊き合わせ
聖護院大根、金時人参、杓子菜、ハナイクチ(茸)、加賀蓮根のすりおろし
野菜だけなのに、何故にこれほどコクのある味わいになるのか★☆★☆
ハナイクチは天然シメジに似ているが、更に美味しい。

*強肴
シャラン産鴨炭火焼 温州みかんジャム添え
鴨が美味しい季節★☆★☆

*止め肴
自生椎茸、杓子菜、食用菊の煮浸し

*食事
白ご飯、アケビの胡麻和え、目刺し、香の物他

*水物 
熟し代白柿の人参葉シャーベット添え
枝は近所のチョコレート工房に頼んで作ってもらったもの。
型ではなく、一本一本削られたとか。
柿は究極熟した物を冷やしてあります
ほんとに甘い★☆★


【平成24年6月 9度目】
●八寸
竹籠に原種のあじさい。
稚鯖の干物、虎杖の白和え、焼き一寸豆、田芹の湯葉巻き、鯖寿司
初鰹のなまり節、青梅葛餡、,淡竹


この中では青梅葛餡、爽やかで印象深い★☆★
虎杖のちょっと酸味が効いた白和えも良かった。

●椀 賀茂茄子、スナックエンドウの白味噌仕立て
いつもながら、最高★☆★☆★

●焼き物 鮎の塩焼き 蓼酢で
後述しますが、この日は団体客がいたので、事前に焼いた鮎を焼き直し。
風味が落ちてしまってた。残念。

●お造り 鯉の洗い、朝風胡瓜の塩もみ、胡瓜のムース 土佐醤油で
土佐醤油を振りかけて、混ぜ混ぜにしていただきます。
パリパリに揚げた鱗がいいアクセントになり、美味しかったな~★☆★☆

●煮物 天然鰻の蒲焼き、淡竹、揚げ木の芽
揚げた木の芽が匂い立ちます。
鰻はややふっくら感に欠ける。

●強肴 シャラン産鴨の炭火焼き
これが無いと、なかひがしさんに来た気分がしません(笑

●小鉢 虎杖、ワラビのサッと煮

●食事 白飯、鯉コク、目刺し、新ジャがの木の芽和え、香の物

●水物 蓬アイス、紅茶ゼリー、びわ、苺、岩梨
甘味はフルーツ本体のみで、紅茶味を最大限生かした大人味

この日は総勢14名ほどのツアー団体客が来て
なかひがしさんは大忙し。
旗を持った添乗員を先頭に、ドドドと入店してきたのには正直驚きました。
鮎は事前に焼いておいた物を温め直したりで
いつもとかなり勝手が違う。日が悪かったな。。。。。  


【平成24年1月 8度目】
いつもは質素な店先に、白い大きな暖簾がかかりお正月気分。
何度も来てますが、やはりいつもと違う高揚感。

●八寸
塗りの箱の蓋は絵馬型の杉板。
その上にムカゴ、黒豆、からすみ、煮蛤がささった大王松。餅花に模してあります。
辰の文字入りぐい飲みには蕗の薹、蒟蒻、土筆の白和え

今年は中東さん年男だそう。「48歳になります」と今年最初のギャグ(笑

塗りの箱の中には風干し子持ち鮎、六文銭に模した堀川牛蒡
金柑、揚げ筍、揚げ栗、結び紅白なます、味噌卵黄を挟んだ白蕪


鮎は伊勢神宮でお正月に奉納される目出たい魚。

●椀物
むかごの自然薯団子、大根、人参の白味噌仕立て
芹を散らして

●焼き物
鯉のつけ焼き、雪割蓮根、氷餅、鱗の甘露煮
鯉が焼き物で出てくるのは1月だけ。
丁寧に骨を除いて、じっくり焼き上げてあります。

●お造り
氷見の寒鰤、自然薯、辛味大根、ポン酢ジュレ、粉末醤油で
添え物4種をぐじゃぐじゃっとかき混ぜて食べると
何て美味しいんでしょ!これだけでお酒が進みそう♪

●焚き合わせ
北山のイノシシ、杓子菜、頭芋の揚げ団子
飛龍の素晴らしい蒔絵の椀で。
イノシシから濃厚な旨味が出たお出汁は温まる★☆★★

●強肴
シャラン産鴨の炭火焼き、人参コンフィ、黒大根、辛味大根
冬場の鴨は脂が乗り、しっとりした旨味をたたえてます。

●食事
ブロッコリー、カリフラワーのすぐき酢
おから
目刺しとおくどさんで炊いた白ご飯
香の物


●水物
橙ゼリー、酒粕シャーベット、冬苺、苺
橙をユズリハに載せて、「代々譲る」で締めくくり。

いつ来ても楽しいなかひがしさんですが、冬のお料理は根菜は滋味深く
肉、魚は脂がのり一段と美味しい。


【平成23年8月 7度目】

前回3月は事情があって、涙の欠席(T_T)
なのでちょっと久しぶり。いつもの8400円コースにエビス。

●八寸
蕪のへしこ挟み、ささげ、ホオズキの中に茄子の枝豆射込み、
オクラの醍醐まぶし、とうもろこし寒天寄せ、あかざと百合根、ほぐした塩鱈、
ささげ豆、びわますの寿司(実山椒入り)

この日は旧暦の七夕。梶の葉の上にお料理が盛られています。
平安時代には笹や竹じゃなく、梶の葉に七夕飾りを飾りつけていたとか。


小鉢 イタチ胡瓜、胡麻豆腐に胡瓜のすり下ろし
昔胡瓜は黄色くなるまで完熟させて食べていたそう。
黄色く大きな胡瓜はイタチに似ているから名が付いたとか。
お出汁をたっぷり吸った黄瓜はトロッとして冬瓜のように美味しい☆★☆

そばがき。おくら、モロヘイヤ、長芋、海苔と
ネバネバ三兄弟で夏ばて防止♪

煮えばなのご飯

うるかを塗って焼いた鮎の風干し、万願寺とうがらし、トマトを煮詰めたもの

●:鯉の洗い、赤紫蘇ジュレ、梅、茗荷、花オクラなど 
 比良山荘の鯉の洗いは直球勝負だけど、なかびがしさんのは変化球。
 いろんな味わいのハーモニーは楽しい☆★
 このガラスの器はボヘミアングラスでキツネと薄柄は正倉院由来のものとか。

茄子の蒸し焼き、白味噌、茄子の皮の揚げたの、かぼちゃといんげん
 これ美味しかったよ~☆★☆

美山の鮎塩焼き 
 いつも焼き物は鴨を頼むんですが、今回は鮎で。
 安曇川の物より大振り。なんと早くもちょっと卵を孕んでました。
 大将曰く「初産ですな」。
 笹の葉の絵柄に、傾斜のついた皿は蓼酢がキレイに奥に収まってます。
 鮎専門皿ですね。

錦糸瓜、ドイツ豆の酢の物

メインディッシュのめざしとごはんセット

バジルと豆腐のアイス、まくわ瓜、真珠豆、井戸水のジュレ、トマトのソルベ

今回は中東家のグローバルな活躍のお話し、いろいろ聞けました。
長男さんはしっかり厨房でお父様の補佐、次男さんはセントレジスのラ・ベデュータで料理長。
三男さんはマンハッタンで精進料理屋さんをされているそう。
しっかり料理人のDNAが伝わっていて素晴らしい♪

なお10月末には東京のベージュでアラン・デュカス氏とのコラボで
ナイフとフォークで戴く草喰料理」なるイベントがあるそう!
私は東京には行けないので、こっちでもそれやって下さいよ~ってお願いしましたが(笑


【平成22年10月6度目】
10月も最終、急に冷え込んだ日でした。
店の中は一転、満席の熱気と温かいいつものお店の方々の笑顔。
ミシュランの☆が1個から2個に増えて、お祝いを言おうかと思いましたが
全然そんなの関係ない雰囲気だったのでや~めた!(笑

今回は8400円のコース。
まずエビス、次に「英勲」の冷やを戴きました。

八寸 【揚げ栗・玉蜀黍の寒天寄せ・祇園豆の醍醐まぶし・戻り鰹の燻製・焼黒豆
     黒皮茸の天ぷら・小蕪の味噌挟み・むかご入りのおこわの笹巻き
    ガラスの器の中には黒豆の枝豆と柿、きな粉酢 】

 戻り鰹の燻製は旨味がこれでもかってくらい凝縮!美味しい。
 黒皮茸、非常に珍しい物で木耳のよう。
 栗名月(または豆名月)を祝って、焼黒豆と揚げ栗も。

椀物 【猪口茸(ちょこだけ)と小芋】    
  しめじの仲間のようです。いつもながらこちらの白味噌は美味しい。

焼き物 【鮎味噌幽庵漬の笹巻き焼き・茹で落花生・赤万願寺と万願寺・ポップライス
 盛りつけがすばらしい!青万願寺で赤万願寺を挟み熨斗を表現。
 雀のようにお米をついばんで下さいとのこと。はい一粒一粒戴きました。
 鮎は子を腹一杯孕んでます。笹の良い香りに包まれ、今年最後の鮎を戴きます。
  
お造り 【鯉の細造り・生姜のソルベ・間引き菜
 紫蘇風味のお醤油をかけてぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
 生姜の清涼感が鯉の清澄さを更に引き立てる。
 この鯉今までで一番!と同行した友だちとも肯きあう。

炊合せ 【小豆を射込んだ蓮根・虚無僧茸・蕪の葉
 今まで食べてた蓮根は何だったんだってくらいほこほこ。
 小芋のようです。

強肴 【フランス産鴨の炭火焼
 笹ガレイとの選択ですが、ほとんどの客はこの鴨が楽しみ♪
 もちろん私たちも。表面の香ばしさ、レアな風味を残し旨味を蓄えた赤身。
 言うまでもなく美味しーーーーーーーい!!!

止め肴 【大根葉と大根とお揚げ
 サッと煮た煮浸し。お揚げさんをこんなに細く刻めるなんてすごい。

食事 【白米・目刺し・香の物・小鉢
 なかひがしさんのご飯はいつも美味しいけど、10月のは格別☆
 小鉢が幾つかありましたが、ごめんなさい忘れました…

水物 【代白柿と人参葉のソルベ
 京都名物ですが、実際は奈良産とか。
 超完熟柿です。もうほとんどジャムのようにねっとり。

俳句を嗜まれている方なら、こちらは堪らないでしょうね。
季語に因んだ食材がいつも満載。
私はあいにくそちらの素養は全くありませんが、
それでも季節を感じながら戴くお料理は格別です☆☆☆

今回も大将は絶好調。新作満載の日でした。
(白ご飯)(目刺し)ショォィル(山椒オイル)」と指さしながら
食べ方を説明(笑

次回は3月。「またお願いしますね~」とお店を後にする私たちに
「良いお年をお迎え下さい(^o^)」だって。
ちょっと気の早いお茶目な大将でした。


【平成22年5月5度目】

天候不順で初夏の陽気とは言いにくいこの頃。
けれど、なかひがしさんのお膳は確実に春から夏への移ろい。
小食のメンバーがいたので、今回は6300円コース。
エビスと英勲(冷)で。

 八寸 【鯖寿司の粽仕立て・稚秋刀魚・新鰹なまり節・虎杖のとろろ昆布巻
      葉山葵、アスパラ、タンポポの小鉢・虎杖の煮汁の寒天寄せ
      空豆の醍醐まぶし、破竹の山椒詰め、蕗の焼き湯葉巻き】
端午の節句なので、菖蒲とヨモギの束が上に置かれてきます。
菖蒲は剣、蓬は薬を表すことから
「強く優しく」という親の願いが込められているとのこと。
小鉢にはまだ白い苺が一かけ。「イチゴ白書」との説明。
確かに甘酸っぱい青春の味の小鉢でした(笑)

 和え物 【擬宝珠、虎杖の白和え】
擬宝珠とは新芽が巻いている状態が橋の欄干にある擬宝珠に
似ていることから名付けられたそう。

 椀物 【新タマネギと莢豌豆の白味噌仕立て】
いつもながら、こちらの白味噌は美味しい♪
 
 焼き物 【イワナの塩焼き・ノビル酢で】
解体新書」って言われるとおり、骨をキレイに抜いて
煎餅のようにパリパリに焼き上げてあります。
葱坊主が振りかけられています。小さくてもしっかり葱の味。

 造り 【鯉のへぎ造り・鱗の甘露煮・皮湯引き、煮こごり】
ノビルを刻み込んだ大根おろし、カラスノエンドウ、虎杖水車の中央に
クレソンの花、軸を巻いた二十日大根など他所のお店では
絶対見られない手の込んだ季節感が表現されています。
また合わせ醤油は特製で非常に美味。

 炊き合わせ 【稚鮎・破竹・虎杖】

 止め肴 【焼き椎茸・水菜・レタス】
自生の水菜は味が濃く力強い。

 食事 【白飯・莢豌豆と人参の白味噌和え・葉山葵と鰯の佃煮・香の物】
佃煮も白味噌和えも美味しかったです。

 水物 【胡麻豆腐アイス・イチゴ】
しっかり胡麻と豆腐の味でした(笑)

今日同席したお客さんで通常の懐石と勘違いされている方がおられました。
「草喰」と銘打ってられる意味をよく認識してから来ていただけたら、と
残念に思います。


【平成21年12月再訪】

通算4回目です。どうしてこんなに気に入ってるのか。
まず八寸の魅力。ここまで季節感を再現してる八寸は希有でしょう。
それと草の根,鯉の鱗まで食材として無駄にしない精神。
派手さはないけれど,今は失われた日本の美徳が身にしみます。

 八 寸 【締め鯖の昆布巻・戻り鰹の山椒煮・林檎と鹿燻製・ブロッコリーの氷餅
     焼き黒豆・南瓜と金時豆のカボス釜・栗煎餅と栗餡の山茶花見立て】
赤・黄・緑の彩りもキレイなカボス釜。若狭鯖や美山鹿の美味しさは言うまでもなく。
ブロッコリーは雪を被った木々を表現。

 お凌ぎ 【からすみ・銀杏・零余子の飯蒸し】
あっさりした飯蒸しにからすみが良いアクセント。

 椀 物 【天然なめこ・大根・人参・茗荷の白味噌仕立て】
奥様のご実家の白味噌はこちらの定番。冬場は酒粕も入ります。

 造 り 【鯉・皮の湯引き・煮こごりを日野菜おろしで】

 焼き物 【鰆の朴葉蒸し焼き・蕪の味噌挟み・海柑】
鰆は幽庵焼きならぬ,海柑汁に漬けた「海庵焼き」とは大将の命名。
海柑とは徳島産で蜜柑とカボスを掛け合わせた物。

 煮 物 【焼き堀川牛蒡・揚げ里芋・金時人参・大根・杓子菜の柚子味噌田楽】
最後野菜から出た煮汁をお猪口で戴くのですが,滋味溢れた逸品。

 強 肴 【鴨ロースの炭火焼き・九条葱】
ボジョレー・ヌーボーの時期の鴨は適度な脂の乗りで最高に美味しい☆☆☆

 止め椀 【蕪の酢漬け・菊菜煮浸し】

 食 事 【白飯・沢庵の贅沢煮・香の物】
贅沢煮とは,そのまま食べられるのにわざわざ一手間かけることから。

 水 物 【冬苺・人参葉シャーベット・柿ジュレ・林檎】
冬苺の赤と人参葉の緑がクリスマスを思わせる。

尚来年4月からコースそれぞれ千円ずつ値上げするとのことです。 


【平成21年7月再訪】
定例化した「なかひがし」訪問です。
飲み物は「エビス」。

八寸 【子秋刀魚の日干し・タニシ・揚出茄子の枝豆射込み・鱧飯寿司
     莱と玉蜀黍の煮浸しに鱈でんぶ・オクラの醍醐まぶし】
こんな可愛い秋刀魚初めて!
揚出茄子の枝豆射込みは先日テレビでも紹介されていた7月の定番です。
面白かったのが鱧飯寿司。
修行僧がただの白ご飯と偽って食べていたとか。確かに白くて判りません!
醍醐は牛乳を精製した貴重な物で醍醐味の語源になったものとか。

和え物 【子芋の荏胡麻和え・大葉と穂紫蘇を添えて】
荏胡麻は胡麻ではなく紫蘇の仲間でαリノレン酸をたっぷり
含み健康食品です。

椀物 【枝豆豆腐と新じゃが千切りの白味噌仕立て】
こちらの白味噌汁は本当にまろやかで美味しい。
夏はすっきり甘味を控えめにされてます。

造り 【鯉のあらい・夏大根シャーベットと実山椒】
写真取り忘れ(涙)鯉の身は湯にさっと通すことで桜色になるとか。
実山椒と夏大根のピリピリ感が心地よい刺激。

焼き物 【鮎の炭火焼き・蓼酢で・トマトのコンフィ・ズッキーニ】
彩りもキレイ。鮎は頭から丸ごとキレイに戴きました。

蒸し物 【蒸し賀茂茄子の白味噌田楽・インゲンと南瓜添え】
茄子の剥いた皮は素揚げにして飾りに。白味噌の美味しいこと♪

強肴 【鴨の炭火焼き・梅肉だれ・実山椒とオニオンスライス】
季節に合わせて塩加減焼き加減を変えられてます。
今回は表面かなり強火で炙られていて芳ばしい。

小鉢 【錦糸瓜の素麺風】
しゃきしゃき感が食欲を増します。

食事 【目刺しに白ご飯に香の物】
今回新兵器が。山椒オイルで目刺しを食べたのですが,
目刺しの塩気をオイルがまろやかにしてまた別物の美味しさ!

水物 【紅茶ゼリー・抹茶豆腐アイス・真桑瓜・ブルーベリー・柑橘】
お皿の下に葵の葉が3枚敷かれてます。
昔祇園祭の頃の京都の町には葵がわっさわっさ生えていたとか…

【平成21年2月再訪】

今回は食材がうま味を蓄える冬料理ということですべてが想像以上の美味しさ!
7350円のコースで。
底冷えする日だったので,ビールの後は立山を熱燗でぬくもりながら…
お料理の味を消さない柔らかな口当たりの良さです。

八寸 【牡蠣しぐれ煮・鰯の燻製・蕗の薹と蒟蒻と山菜白和え
     菜の花胡麻和え・射込み芋・赤蕪と白玉の椿見立て】
  赤蕪と白玉は可愛くてため息。赤蕪は酢締めで中に柿ジャム。
  白和えには土筆が飾られ,芽吹く春の気配を。
  節分に欠かせない鰯の燻製は旨味凝縮~♪
  射込み芋は頭芋と茸を炒め柚子に射込み蒸したもの。

椀物 【栃餅,大根,人参,芹など野草の白味噌仕立て】
  酒粕も少量入り温まります。栃餅は風味豊かで大好き。

焼き物 【西京味噌漬け鰆の杉板焼きに雪輪蓮根を添えて・鯉の鱗の佃煮】
  杉の匂いが香り立ちます。鰆も本当に美味しかった!
  鯉の鱗少々驚きましたが,山椒がよく効き意外にいけました。
  なにより食材の全てを無駄にしないという精神が素晴らしい。

造り 【鯉に日野菜おろしとポン酢ジュレ添え】
  湯飲みに入り登場。短冊の鯉はおろしとジュレがよくなじみ,
  9月の鯉よりずっとうま味が染み込んでました! 

焚き物 【牡丹鍋・九条葱・堀川牛蒡・里芋など】
  厳選された猪はもちろん臭みは全く無く,よく噛みしめる内に
  山の滋味が溢れ出てきます。お出汁もいいお味。

強肴 【フランス産鴨の炭火焼き】
  笹ガレイとの選択ですが4人全員鴨で。
  この時期の鴨は脂がよくのり,ミディアムレアの柔らかいお肉から
  ジュワッと旨味が口に溢れ出ます。感涙もの!

和え物 【水菜と薄揚げの芥子酢味噌和え】
  筋っぽさとは無縁の柔らかな水菜が美味い。

白ご飯とおかず3種と香の物 【目刺し・おから・ブロッコリーの胡麻和え】
  こちらのご飯は「ひとめぼれ」とのこと。おくどさんとの相性が一番とか。
  もちろんお代わりしてお焦げをゲット。

水物 【苺にグレープフルーツのゼリー】

月初なので次回の予約は余裕と思いきや
またまた7月の日曜日は1日だけしか空きが無し。
ここでおやじギャグ一発。「この日カウンターはいけますか?」と私。
「その日はカンターに取れます。」座布団1枚でした(笑)

【平成20年9月初訪】 

字数制限にひっかかりましたので、日記に本文は移しました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

クッチーナ イタリアーナ ガッルーラ (八事日赤 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2011/02訪問 2011/02/10

☆彡・:*:・★美味しいという言葉では言い尽くせないラグーソース★彡・:*:・☆彡

幸運かつありがたいことに、予約が取れないと評判のイタリアン部門第1位の
ガッルーラの席を分けていただけました♪
名古屋と聞いたら普通は躊躇するとこですが、これは何があっても行かねば~

マンション2階の外観はちょっと重厚なレストラン。
凄いお店のオーラは外観からは感じ取れません。
店内は焦げ茶を主体とした色遣いで落ち着いています。
オープンキッチンは活気にあふれてる。
おまかせ8000円コースを。
車で来たので、おとなしくガス入りミネラルで。

・お口取り
 活帆立貝とキャビアのカルパッチョ 赤ピーマンのサルサ
 帆立貝の新鮮さは飛び切りでした!
 自然の甘味と弾力、幸せ~☆赤ピーマンソースも濃厚。
 
・冷前菜1
 富山県産 氷見の厚切り寒ブリとバルサミコのジュレ フレッシュトマトのガスパチョ仕立て
 今回唯一残念かも。ちょっと筋っぽい部分が残る寒ブリでした。
 また先のカルパッチョとも見た目イメージが似通ってる。
 フレッシュトマトのガスパチョは爽やかで良かったです。

・パン 玉ねぎのフォカッチャ、オリーブ入り全粒粉パン、ノーマル全粒粉パンの3種 
 噂の玉ねぎのフォカッチャ。玉ねぎの甘み全開でオリーブオイルもたっぷり☆☆☆
 食べ過ぎ注意です(笑
 
・冷前菜2
 桜の木でスモークしたフレッシュフォアグラとマンゴー 鴨胸肉の冷製 
 山形県産”栃の花”の蜂蜜のサルサ  (スペシャリテ
 フォアグラがオパールのような多彩な輝きのオーラを発してます。
 スモークの香りが軽く鼻をくすぐり、ねっとりしたフォアグラが口の中で溶けていく~
 おまけにマンゴーの美味しいこと!甘いだけじゃなく爽やかさも兼ね備えてる。
 合わせて戴くと、この世にこれ以上の組み合わせは無いんじゃ?と思わせます☆☆☆
 鴨胸肉もしっとり、旨味凝縮☆

・温菜
 イタリア産水牛のチーズ”モッツァレッラブッフォラ”を詰めたラヴィオリをオマール海老と 
 鳥羽的矢ムール貝のだし汁の利いたサルサ
 オマールとムール貝の旨味たっぷりなソースは美味しくないわけがない!
 ラヴィオリももっちり、中のチーズもトロリ♪

・パスタ
 ウンブリケッリ
 牛テールとアキレス腱と常滑の千賀ファームの大根のラグー 6か月熟成のペコリーノ添え
 
 (ウンブリア州 2つ星レストラン ヴィッサーニのまんまの味のスタイルで
 今回一番感激したお料理。牛の旨味が120㌫生かされた濃厚なラグーソースに
 もっちりうどん風の生パスタ、ウンブリケッリの存在感が互角に勝負。
 あっさり大根がその緩衝材。単に美味しいという言葉を越えたパスタ☆☆☆☆☆

・メイン
 但馬牛の血統の黒毛和牛を3~4週間熟成させたクリとイチボ
 レンコン、長芋、蕪のグリル、春菊のソース
 お肉は世田谷の中勢以さんってとこから仕入れているそう。
 クリとは肩甲骨下あたりのミスジにつながる部分で、栗の形に似ていることから。
 旨味の濃い赤身で実に美味しかったです☆☆

・ドルチェ
 アッフォガード キャラメルとナッツのジェラートとホワイトチョコレート
 フランス産プルーンと赤葡萄 コーヒーリキュールを注いでアルコール12%
 ナッツがこれでもかと入ってます。
 コーヒーリキュールは濃厚そのもの。

・食後の飲み物 カモミールティー 
 効能を読んでこれに決定!風邪に良く効くとありましたので(笑

接客はソムリエールの若くて美しい方。
爽やかでよく気が利く応対が印象的でした♪

3月から日曜定休に変わるので、予約ますます大変になるんでしょうね…
困ったことに、ウンブリケッリの呪縛は当分私から離れてくれそうもありません(笑


  • お口取り【帆立貝柱とキャビアのカルパッチョ、赤ピーマンサルサで】
  • 冷前菜①【氷見の寒ブリとバルサミコのジュレ、トマトのガスパチョ】
  • パン【玉ねぎのフォカッチャ他】

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3位

安久 (祇園四条、京都河原町、清水五条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2014/11訪問 2014/12/21

技あり

【平成26年11月再訪】
どうしても再訪したいお店の1つでした。
年齢からはとうてい考えられないくらいの、抑制された引き算のお料理。
あれからも、いろいろ京都の割烹にお邪魔しましたが
独特の空気感が忘れられませんでした。

まず以前と大きく変わったのが、大将、奥様、お弟子さんの3人体制になっていたこと。
ピンと張り詰めた緊張感は薄れ、親しみやすさが前面に出ていました。
私たちを含め、3組で満席。
基本お任せですが客の希望により、若干違う料理もありで本来の割烹スタイルを守ってられます。

ワインはグラスが無いとのことで、梅酒を2杯、支払いは2万5千円でした。
写真はNGなので、メニューは全くのうろ覚えです。悪しからず。

蟹の小吸い物
 具材なしでお出汁には蟹のエキスが凝縮、しょっぱなから感嘆もの☆★☆★

京菊菜とアワビ茸の胡麻和え
 こちらの和え物は隠し業満載で、本当に奥深く旨い★☆★☆
  
鯖寿し
 炙った海苔で巻いて。

スッポンと松茸のお椀
 最近スッポンと言えば、しのはらさんのが思い浮かぶので.。。。
 
白甘鯛の土佐造り

熟成鰤のお造り

真魚鰹の味噌漬けと海老芋の唐揚げ
 真名鰹も海老芋も大好きなので、ニンマリしながら戴く☆★☆

松葉ガニの蟹味噌酢
 蟹味噌酢に葛を加え、蟹身と絡むように工夫されてます。
 ただ、せっかくだから熱々の焼き蟹が良かったな。

ノドグロと蕪の炊き合わせ

牛フィレステーキ クレソンとニンニクチップ
 牛赤ワイン煮込みとの二択。赤ワイン煮込みと聞いて驚きました!

カラスミの飯蒸し
 鮭ご飯とスッポン雑炊との三択でした。
 後から鮭はマスノスケと知り、そっちでも良かったかな~とちょっと後悔(笑

代白柿
 この時期どちらも水物は柿ですね。

食材の素晴らしさは言うまでもない。
見た目派手さはないものの、たれや酢に一手間二手間加えるセンスは抜群。
一本!という大技ではなく、小気味よく技ありが連続するお料理ですね
ただ、皿数少なくなっていいから、もうちょっとお値段下げて~と思うのは、私が庶民だから?(^^;)
日本料理店では珍しく、鰻の素晴らしさを堪能できる夏に行きたいお店です。


【平成23年7月 訪問】
去年オープンしたばかりの新しい割烹の一つ。
注目度抜群の割に情報が少なく、しかもお値段がかなり張るってことだけは
分かっていたので、ほぼ無理かな~ってあきらめてました。

しかし、お気づきの方いるかも知れないけど
「食いしんぼりん、最近夜の割烹行ってないな~」って。
実は2月に三多さんに伺ってから5ヶ月ぶり!
我慢の限界、爆発しました(笑
タイミング良く情報もボチボチ入ってきて
かなり予算オーバーですが、やっと行くチャンス到来。

マンションの1階で暖簾も掛かってないので、外観はやや風情に欠けるかな。
新しい白木のカウンターが眩しい。一輪挿しの赤い花と舞妓さんたちの団扇だけが
飾り物のシンプルなお店。

プレミアム・モルツで。
お料理はお任せですが、一品一品丁寧に好き嫌いを確認してもらえます。

梅と山葵の小吸い物
 先付けにピリっと刺激的な一品。

あわびとズイキの胡麻だれ 
胡麻だれには葛を忍ばせ、粘りがよく具材にからむ。
 この胡麻だれの美味しさ、まろやかさは絶品☆★☆★

鯛の押し寿司 
木の芽の香りが爽やか。

賀茂茄子の揚げ出汁 
 お出汁の美味しさ、堪能しました☆★
 山芋の千切りを白髪葱のようにして添え物に。

あまてガレイ(マコガレイ)のお造り 
 あっさりコリコリした身を濃厚な肝醤油で。

鱧落とし 
 ボタンの花のようにふっくら見事に開いてます。
 シンプルなお料理だけにごまかしがきかない職人技。
 梅肉山葵醤油で。

コロの白味噌仕立て 
 この白味噌碗めちゃめちゃ美味しいーーーー☆★☆★☆
 夏なのでお出汁が多めで強め。お味噌と絶妙なバランス!
 添え物の牛蒡も良い香り。コロはふっくらで脂っぽさなどありません。

冬瓜の鶏ガラジュレと岩屋のウニがけ 
 ウニがたっぷりで、鶏ガラジュレとのマリアージュはうっとり☆★☆
 冬瓜よりこちらの方がメインのようです(笑

大阪湾汽水域の天然鰻の白焼 
 大根と山葵で。表面はパリパリ、身はふっくらで素晴らしい焼き加減☆★☆★☆
 食べるのがもったいないほどの美味しさ!矛盾した表現やね(笑
 大阪湾の鰻って高級らしいですね!知らんかった~(^^;)
 確かに旨い!

高野豆腐の含め煮 
 箸休めの小皿。

牛ヒレ肉のステーキ、ニンニクチップ 
 この焼き加減も最高!表面はたっぷり塩をふり、その効果で
 表面はカリカリ、中はレアでジューシー。
 山葵をちょっとつけるだけで十分☆★☆

スッポンにゅうめん 
 これでもか~とお料理が続きます。
 プルプルのコラーゲンたっぷりの身。お味は身よりスープですね♪

鮭ご飯 
 実は唯一、ちょっと~(^^;)って思ったのがこれ。
 ここまでご馳走続きだと、あっさり白ご飯とお漬け物が良かったな。
 これが白ご飯ならお料理☆5個でした

宮崎産マンゴー 
 もちろん言うこと無しの美味しさ☆

今回特に感動したのは、焼き物の巧みさ。
表面はパリッと中はジューシー。
そのためには、火加減はもちろんのこと、素材の厚さ、塩のフリ加減
すべて計算され尽くしてます。
 
店主上田陽三さんはまだ30歳をちょっと出たくらいの若さ。
一よしで長らく修行され、大将が留守の時はお店を任されるほど。
お料理は見た目は地味ですが、深みがあります。

私が知る限り、若くて独立された場合で
夜のみ2万以上からって、他に「緒方」くらい…・?
これは相当腕に自信があるからとお見受けします。
かと言って、尊大さや気負いは全く感じさせず。
お話しはお上手でフレンドリー。
気持ちの良い接客です。

メディアには極力出ないようにされてるみたい。
きっと予約が溢れかえると、常連さんに迷惑がかかるとの意図でしょう。
上田さんの意志を尊重して、総合点は書かないでひっそりさせておきます。
けど、その内大ブレイクするだろうな~(笑

  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

カセント (県庁前、元町(JR)、元町(阪神) / イノベーティブ、スペイン料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2011/11訪問 2011/11/19

天才としか言いようのないシェフ

【平成23年11月再訪】

今やプラチナシートと化したカ・セントの予約。
2年半前に行ったきり、再訪は叶わない物とあきらめていたら
友だちの尽力のお陰でゲットできました!

当時はタパスがまだ無くて、客も2組だけでガラ~ンとしてました。
今から思うと隔世の感。

店内の配置は変わってません。
ただ以前は各テーブルにキレイに花が生けられ
ウェルカムプレートやシェフ手作りのドライフラワーの額が置かれていたのに
きれいさっぱりありません。
何となく潤いが無い雰囲気に感じたのは私だけ?
というわけで、雰囲気はダウンの☆3.5個。

ドリンクはベルギービールのグリセットブロンシェ(900円)
小麦製のホワイトビール。
口当たりが軽くて、泡もフルーティ♪

友だちのグリセット フリュイ・デ・ボアはブロンシェに
ブルーベリー、ラズベリー、ビルベリーの3種をブレンド。
甘くてカクテルみたいで、女性にぴったり。


アミューズ 炙り秋刀魚、黒イチジク、アーモンド・ビスキュイのミルフィユ仕立て
トマトジュレと山椒がアクセント。
一口サイズの小さなお料理で、見事に全ての素材がマッチしてます☆★☆

タパス①フォアグラ・ムースとカカオサブレのサンド
ちょっと塩気の効いたお菓子のような感じ。
うっとりするほど美味しい☆★☆★☆

タパス②河内鴨のブータン・ノワール風
血入りソーセージ。見た目より癖が無く食べやすい。

タパス③カンタブリア産アンチョビ、チーズ載せ
世界一高品質と言われるカンタブリア産のアンチョビは
一般的なアンチョビと比べると肉厚で、塩気もマイルドで上品☆★
底にはパン粉と玉ねぎの粉末。
ヴィジュアルも斬新。、

タパス④ツバスのモホソース
いつもながら、お魚新鮮。

タパス⑤ターメリック風味の生ハムコロッケ
エスニック風で味に変化があっていいですね~

タパス⑥ずわい蟹クリームのコルネ
上にはウズラの卵黄。

タパス⑦鰹のたたきとココナッツのガスパチョ
写真取り忘れていること発見(>_<)
タパスがあまりに多すぎたせいだ(笑

タパス⑧燻製イワシとオニオンスライス、ミルクスープ
ディルの香りも爽やか。

トマトパウダーをまぶしたグリッシーニ
チリパウダーも混じっているようで、ピリっとしてとても美味しい☆★☆

サマーシュのパン
米粉使用の柔らかめのふっくらしたパンでしたが、まぁ普通。

海老芋のニョッキ、豚ミンチ入りラヴィオリ、ひよこ豆のスープ、秋トリュフ
このスープの美味しかったこと☆★☆★☆
ねっとりしたニョッキは味わい深い。
今回白眉のお料理。

サラダ、焦がしバターとホエイのソースで
前は焦がしバターとエメンタールチーズのソースだったのですが
今回はホエイに変わったので、かなりあっさり。
濃厚でうっとり官能的な味わいが無くなりました。
お野菜も深みが減ったと思ったら、不思議の国のジャックさん情報によると
契約農家が変わったそうです。
同行した友だちは葉野菜が苦手なのですが、
前は不思議なくらいサクサク食べられたのに…一転今回は食べにくそうでした。

佐賀牛のステーキ ジュとシェリー酒とトリュフソース、人参ムースなど
もちろん美味しかったですが、タパスに比べると印象は薄い。
って言うかタパスが凄すぎる!

魚介のオジャ
カキたっぷり。魚介類の旨味が濃厚。
以前は鰹出汁が結構効いてたけど、今回のはカキと海老のジュがたっぷり。

デザート①青リンゴと赤リンゴの皮のジェラート
果肉じゃなくて、皮製ですよ!
両方口がキュッてなるくらい濃厚。美味しい☆★☆

デザート②フォンダンショコラ、弓削牧場の煮詰めたミルクアイス

ハーブティーと生チョコ

タパスは圧巻。福本シェフは紛れもない天才です♪
サラダが以前に比べてパワーダウンしたことを差し引いても、お料理は
文句なしの☆5つ。

スタッフの中にはあきらかに、お料理のことは聞かないでオーラを
発散させている人もいました(^^;)
が、おおむね丁寧で感じよい。

最後のお勘定の時は、レシートは要求しなければ出ない模様。
これはいただけません。
あとディナーにはつくメニュー表がランチにも出ると良いのにな~
で、☆3.5個。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【平成21年4月訪問】

マルクルさんご推薦のお店訪問,第2弾です。
元町駅から山手の方に向かって歩いて10分くらいでしょうか。
ガラス張りの明るく,花壇の春の花々が可愛いお店。
しかし中に入るとガラッと印象が変わり,モダンでスタイリッシュな内装に驚き。

ナプキン皿は金色といぶし銀色で憎いほどオシャレ♪
額に入ったドライフラワー(実は後でパン置きと判明)や
ラナンキュロス系の黄色い花もステキ。

さてお料理ですが,お話するとスペインとイタリアにシェフが修行に行ってらしたので
その両方の良いところを取り入れた料理だそうです。

前菜 【太刀魚と豆?のムースのモホソース】
    【鰯のトマトソース・パルミジャーノチーズかけ】
    【ういきょうとハーブのガスパチョ】
    モホソースの緑とトマトソースの赤が補色で美しい。
    魚はどちらも新鮮で,それぞれのソースと良く馴染み美味しい。
    ガスパチョの酸味が口直しに。

サラダ【三田の契約農家産野菜20数種・焦がしバターとエメンタールチーズのソースで】
    帽子をひっくりかえしたようなお皿が面白い♪
    牛蒡や蕪・姫大根など根菜もたっぷり。
ただ根菜はもう少し火入れした方が食べやすいのでは?
    でもそれを補って余りあるのが,マルクルさんや他の方々も絶賛されてます
    バターとチーズの温かいスープ.。それはもう絶品の美味しさ!

パン 【フォカッチャ】
    ふっくら且つしっとりで美味しい~☆先のスープを付けて食べてくださいとの
    ことでしたが,それぞれが美味しすぎてもったいなく単独で戴きました。
    思わずお代わりありますかと聞いてしまいましたが,無くて(涙)

魚  【甘鯛の低温ソテーとイカスミとガーリックペーストのソース】
    ビジュアルも最高!甘鯛の身はふっくらで皮だけパリパリ。
    ソースも絶妙な味わい。

肉  【梅山豚ローストとシェリー酒のソース・菊芋ペーストにトリュフ添え】
    ここでまた梅山豚に会えるとは!!エテルニテ以来です。
    神戸ではこちらと後もう一店だけしか入荷できないそう。
    
〆  【オジャ 蛍烏賊や海老など魚介たっぷり】
    熱々の鉄鍋にたっぷり入れられて登場。鰹出汁の香りが漂ってきて
    トマト味が強いのかと思ってたので意外。
    見た目よりうんと和風の味わいです。オジャは「おじや」の語源となったそうです。

デザート 【金柑のジェラート・アーモンドクッキー】
      【フォンダンショコラ・バニラアイス添え】
    フォンダン・ショコラの容器はまるで土星のよう。ボールの上半分が
    蓋になってます。熱々のとろけるショコラは至福の味わい♪

こちらサービスも素晴らしいものです。
特に感心したのが,ドイツ製微発酵林檎ジュースを頼んだのですが,
飲むペースが遅かったので,途中「瓶を冷やしておきますね」と一旦下げられ,
グラスが空くとその都度注ぎに来てくれました。
ジュースでここまでの気遣いは初めてで感激です!

終盤シェフが挨拶に来られました。眼力のあるお若いイケメン♪
表のガーデニングもパン置きの額もシェフの手によるものとのことで
才能のある人は何でもこなしてしまうんだなぁと感心。

そして最後お勘定の時,請求書をみて目が点に!
6千円クラスの食事をしたはずなのに,コース4200円とジュース600円のみ。
サービス料等一切ついていません。素晴らしいコスパです。

全てにおいて大満足です。神戸が誇れるお店だと心底思いました。

  • ベルギービール2種
  • 炙り秋刀魚、黒イチジク、アーモンドビスキュイのミルフィユ仕立て
  • タパス①フォアグラ・ムースとカカオサブレのサンド

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5位

光安 (丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2011/07訪問 2011/07/17

地味だけど滋味

【平成23年7月再訪】

前回は3月だったので4ヶ月ぶり。
今回は東京からの客人を迎えて、グルメ仲間との楽しい会食です。
梅酒のロックを付けて。

山科茄子の含め煮 お出しをたっぷり含んだ茄子は美味。
               ほんのりお味噌がアクセント。

鱧の焼霜 これ良かった☆★☆★☆ふっくらした身は微塵も骨を感じさせない。
         店主の技術が如実に表れた逸品。

夏野菜のジュレ トウモロコシ、茄子、オクラ、カボチャだったかな?
             相変わらすイタリアンを思わす色彩。
             眩しさに目がくらみそう(笑

卵黄の味噌漬け 前回より角が取れて一段とまろやかに感じたのは気のせい?

安曇川の鮎 川で泳いでるかのような姿で。非常に小振りな食べやすいサイズ☆★☆
          もちろん頭からガブリ。

蕎麦掻きの白味噌仕立て 盛夏の白味噌、どんな風に出てくるか興味あったのですが
                   芥子をかなり効かせて刺激的。これなら暑くてもお箸が進みますね!

枝豆と鰻の炊込みご飯 土鍋のふたを開けたらみんな歓声。
                  ご飯が見えないくらい具がびっしり。琵琶湖産鰻はふっくら美味しかった~☆

井戸水の葛きり 井戸水って聞くだけで清涼感アップ(笑
             黒蜜でほどよい甘さ。

巨峰 シンプルな品ですが器がゴージャスで絵画のよう。

地味だけど滋味」私がこのお店を紹介するときの常套句。
今回もしみじみ余韻を楽しませてもらう御料理でした。
ウナギと鮎のせいかな?今回の御料理の方が前回より私は良かった~☆☆☆
点数アップさせて頂きます。


【平成23年3月訪問】

京都の典型的な町屋です。
店名の入ったランプのフォトジェニックなこと!
靴を脱いで座敷に上がる。
3間の真ん中にカウンターと厨房。
奥の間からは坪庭が望めます。

照明に凝ってられるな~っていうのが最初の印象。
アンティークな電灯が、落ち着きを与えてくれます。
町屋カフェだとよくある雰囲気ですが、日本料理屋としては
かなり個性的な設えです。

今日はお酒が飲みたい気分。
近畿のお酒が中心のラインナップですが、福島のを発見。
東北のことが頭から離れない日々、思わず頼んでしまいました。
」名前の通り、優しい飲み口でフルーティ。冷900円

ランチは2コースで本懐石 魚介と野菜のコース(5250円)をお願い。  

朝堀筍の酒蒸し 
 若竹をサッと蒸した物。極限と言って良いほどの薄味。
 
太刀魚の焼霜 
 さっと炙ることで表面が締まり、旨味を閉じこめ
 非常に美味しい☆肉厚で上質な太刀魚。

トマトと菜の花、小芋、百合根の豆乳胡麻だれ 
 鮮やかな色彩と盛りつけがイタリアンのようで驚き!

蕎麦掻きの白味噌椀
 石臼挽蕎麦粉を使用した蕎麦掻きのオリジナルお椀。
 白味噌に合う出汁をこのお椀の為に専用に引きます。甘すぎずコクがあるのが特徴。
 きめ細かい蕎麦掻きと白味噌の調和をお楽しみ下さい。

 こちらのスペシャリテ。 
 実は私、蕎麦掻きは初めて。いかにお蕎麦と縁遠い人間かってことですよね(汗
 すいとんみたいです。あっさり味が続いていたところで、濃厚なお料理がきてメリハリがありますね。
 
卵黄の味噌漬け
 こだわりの亀岡ひら飼い卵を、店主が厳選した粒味噌・清酒・3年熟成みりんに
漬け込んで仕上げております。

 こちらのスペシャリテ。お酒とみりんがかなり強烈。

子持ちモロコの炭火焼 
 結構骨太のモロコで、12月に康月で戴いた物の方が繊細で食べやすかったな。

鯛飯と香の物 
 土鍋毎持ってきてもらい、お代わりは自分でよそいます。
 自家製香の物、非常に美味しかったです。

春雪糖葛湯
  春雪糖とは黒砂糖と白砂糖を絶妙な配合でブレンドしたもので
 その名の通り、ほんのり儚い黒砂糖の香り。

久御山産イチゴ 
 アボカドの種を取った後のような器が面白い!
 大粒のイチゴは何も添え物がいらない美味しさ。

器や盛りつけが独創的だっていうのが強い印象。
極限の薄味から濃厚なものまで、味付けに緩急が付けてあり
計算されたお料理っていうのも印象深い。

奥様の接客はあくまでも控えめ。
お料理の説明もごくあっさりしたものです。
けど、お茶やお絞りの交換はきめ細やかで、丁寧。

京都の中心地からちょっと離れた立地もあり
お店の雰囲気も非常に静か。しみじみとした時間を過ごせます。


  • 山科茄子の含め煮
  • 鱧の焼霜
  • 夏野菜のジュレ

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6位

ポンテ ベッキオ (北浜、なにわ橋、淀屋橋 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2011/10訪問 2011/11/09

今までで一番美味しい同期会でした♡♡

年に1度、独身OL時代の友人5人と同期会してます。
ここ最近はなん波HAJIMEまとのとお世話になって
今回はこちら、ポンテベッキオ。
マイレビュアーさんたちがこぞって高評価なもんで。

店内にはいると、ホテルばりのスマートなお出迎え。
照明は落とし、テーブルの上だけにスポットライト。
壁は鏡張りで一気に非日常的空間に引き込まれます。

奥の6人用半個室に通されました。
1年ぶりの積もる話が思い切りできて好都合♪

メニューは当日選択OK.
食材の好みも丁寧に聞いてもらえます。
Menu  ¥7,875(別途サ料10㌫)

本日のお料理の中から、お好きな前菜またはメイン料理を二品、
パスタもしくはリゾットを一品お選び頂き
、お店からの“本日のお楽しみの一皿”と共にご用意致します。
食後にはお好きなデザート一品、カフェ、プティフルをお楽しみください


ただし、全てシェフにお任せすると、もう一皿増えるとのことで、それでお願い。

ドリンクはミモザ(1500円)
ブラッドオレンジ製なので、見慣れた黄色じゃなく赤。
ドリンクはどれもお値段高い(^^;)

アミューズ 魚介とズッキーニなどのタルタル、ガスパチョソースで
魚介はスモークされていて、味わい深い。

前菜 穴子の炭火焼きとズッキーニのスキャッチャータ添え
とろとろに煮こんだ淡路島産穴子を炭火でパリッと焼き上げた物。
ソースは鰻のタレのような甘辛な感じ。
上には山椒の実が散らしてあり、良い香り♪
もちろん美味しかったーーーーーー☆★☆★
スキャッチャータとは「ぺちゃんこな、潰した」の意味。
穴子の下に敷かれてました。

パスタ①鱧とジロール茸のスパゲッティ、すだちの香り
オイルベース。ジロール茸は
シャキッとした食感でちょっとピリ感も。
淡泊な鱧をすだちの香りが引き締めます。

パスタ②ウズラのラグーソース、キターラで
木枠に楽器のギターのように細い弦を張ったことから名づけられたキターラ。
シート状に伸ばした生パスタ生地を麺棒を使って「キターラ」で押し抜くと
四角い角のある麺になります。
ラグーソースがよく絡む。

メイン 羊乳に漬けた子羊ロースト、ういきょうのキャラメリゼ添え
北海道産羊乳に漬け込んで、臭みを抜いてから
脂身で背肉を巻いて旨味が逃げないようにロースト。
絶妙な火入れで、ジューシーそのもの☆★☆
脂身もトロッと柔らかで嫌な脂っぽさなど全くなし。

ドルチェ 6種類くらいから選択。
洋梨とポワール・ウイリアムス風味のグラニテ ピスタチオのジェラートの三段重ね
迷いに迷ったけど、ピスタチオが好きなもんで決定!
ちょっとシャキ感がある洋なしはびっくりするほど味が濃い!
ジャリっとしたグラニテと滑らかなジェラートが口で合わさると
感動的な美味しさ☆★☆★☆

友だちのヴァニラスフレとキャラメルアイスをちょっと味見。
冷たいのと熱いの、甘いのとちょっとほろ苦いの
対比の面白さです。定番のドルチェだけあって安定した美味しさ。
でも、今回私は洋梨のドルチェに完全軍配を揚げます♪

コーヒー、紅茶、エスプレッソ、カプチーノ、ハーブティの中から
小菓子 マカロンと生チョコ

すだちや山椒、和のエッセンスを上手に取り入れてますね。
それとベースに昆布出汁の奥行きを感じます。
創作系ですが、なんちゃって和風イタリアンの安っぽさを全く感じさせないのはさすが。

それと特筆すべきはドルチェの天才的な美味しさ♪
ドルチェポンテベッキオを出店されたのも納得です。
ぜひこちらにも伺いたい。

接客はちょっとホストっぽいけど、どなたもお料理の理解、客の要求の飲み込み
引くときは引く、出るときは出るの緩急の付け方。
高レベルのサービスだと思いました。

今回の同期会は今まで行ったお店の中で一番良かったな~♪


  • ミモザとミネラル
  • 魚介とズッキーニのタルタル、ガスパチョソースで
  • フォカッチャと胡麻パン

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7位

月見里 (箕面萱野 / 創作料理)

4回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2020/07訪問 2020/08/20

創作意欲は益々盛ん

何十回目かの定例月見里会です。
今回はめちゃラッキーでした。6月まではコロナ営業自粛で
8,9月は夏休み。奇跡の7月でした!
相変わらず新作尽くめで、創作意欲は増すばかり。
マダムの年齢を考えると驚異的です。

前菜11種 
①海老せんべい ②じゃが芋ナムル ③穴子炙り蒲焼 ④くらげ支那酢和え
⑤桃胡桃和え  ⑥枝豆チーズゼリー ⑦丸十レモン煮 ⑧玉ねぎペースト
⑨サーモンムース ⑩茄子田楽 ⑪淡雪ゼリーカンパリオレンジ ⑫茶碗蒸し

 和え物、揚げ物、蒸し物、焼き物、冷やし物全部揃えてます。

冬瓜コンソメ煮 玉ねぎスープ仕立て
 トータル3時間ぐらいかかりそうな手の込んだ一品

トマトのババロア
 ゆで卵、マイクロトマト、インゲンをトッピング

帆立の冷製真薯 オクラと長芋添え

牛蒡と牛肉の山椒風味焼き 三色ピーマンおかかソテー添え

夏の白和え
 胡瓜、茗荷、干椎茸でさっぱりと

鶏南蛮蕎麦 バルサミコ風味
 バルサミコ酢がどう出るか少々心配でしたが
 ほんのりと酸味を添えるだけで絶妙の美味しさ★★★

氷白玉

よくもまぁこんだけ手の込んだ品をたったの3500円で提供されるとは
いつもながら頭が下がります。
次回は来年12月。

何度目かはもう数えるのやめました(笑)
ともかく20年以上通ってますが、今回は2年ぶりぐらい。
期間が空いたので、奥様がお元気かちょっと心配でしたが杞憂でした。
まだまだ、お店続きそうです♬

3500円コース、値上げせず頑張ってられます。
黒豆ゼリー ひすいのムース 法蓮草牡蠣玉子巻き 二色サーモン 岩石玉子
 長芋胡麻クリーム 菊菜和え 長ネギキッシュ フルーツきんとん 大根もち
 牛蒡揚げ 干し柿かぶら巻き


キャベツのスープ
 ベーコンの旨みも

里芋グラタン
 帆立、海老、しめじなど具材たっぷり

蕪とアプリコットの和え物

鰻蓮蒸し

豚ヒレソテー 赤ワインソース
 ソースの酸味がややきつい

紅白おこわ
 塩鮭の癖がちょっと強め

小豆のムース
 フワフワ♬

お料理のばらつきは若干ありますが、圧巻の前菜盛り合わせで
帳消し。いつもながら本当に凄い!の言葉しか出ません。

サービスはいつもご主人だったのですが
今回はアルバイト?の女性。どうされたのかな?

ほぼ1年ぶりです。もう何回通ったか、数えるの不可能です。
ただ、私たちは年々歳をとるのに
奥様は年上なのに年々若返っていて、生きがいを持っている方のパワーを感じます。

2017年夏献立
●前菜11種盛り合わせ
蛸のカルパッチョ、芋茎ぜんまい、コーン海老つくね揚げ、鰻のリエット、レーズン茶巾
ジャガイモのナムル、鮎煎餅、茄子のぜリー寄せ、チーズボール、夏の白和え、梅茶碗蒸し


枝豆のスープ

烏賊と野菜の胡麻酢和え 
 細切りの大根、人参、胡瓜、干ししいたけ、木耳を炒め煮してあります。

パプリカのムース
 カイエンペッパーの辛味がアクセント。

ホタテの冷製しんじょ
 ジュンサイ、オクラ、長芋トッピング。

豚肉のオレンジマリネ

鶏南蛮蕎麦 バルサミコ風味 
 お蕎麦はさすがに自家製じゃないそう。
 お蕎麦とバルサミコって合うのか、最初半信半疑でした。
 シンプルなお蕎麦だと、怪しかったかもですが
 鶏もも肉の強い存在感とバランスが取れていました☆

小豆ぜリー
 イナアガー使用。
 寒天とは別の種類の海藻からできていて、寒天とゼラチンの良いとこ取りの優れもの。

いつもながら、奥様の探求心あふれるお料理は楽しませてくれます。
年内、来年は予約いっぱいで、さ来年の予約は9月から開始だそう。
【平成28年7月】
年々お料理のレベルが上がっているように感じます。
奥様の研究熱心さには頭が下がります。
お客さんもドンドン増え続け、いまや駐車場は3カ所確保。
コースのお値段だけはここ5,6年据え置きで3500円のまま♪

焼き茄子胡麻豆腐、紫蘇巻き さきいか揚げ 蛸ジェノベーゼ和え ジュンサイともずく酢
穴子変わり焼き 黒胡麻棒々鶏 焼き揚げピーナツ和え クラゲ支那酢 
明太ポテトチーズ焼き スモークサーモン・ボール 桃クルミ和え


トマト冷製スープ

海老とオニオンキューブ 赤ピーマンと茄子のタルタル

枝豆のチーズ ヨーグルトソース

夏の白和え

豚しゃぶ梅ソース

五目冷やし素麺

氷白玉


【平成28年2月】
奥様が体調を崩されたり、私の都合などで実に1年半近く間隔が空いてしまいました。
とても心配しましたが、以前と変わらぬお元気そうな様子に一安心。

アーモンド玉子焼き、長ネギのキッシュ、春菊りんご白和え、雪中花、サーモンムース海老載せ
イカ雲丹焼き、里芋利休寄せ、人参マリネ、甘納豆入り芋羊羹、蒲鉾べっ甲卵和え
ホウレン草のフラン、おろし蓮根揚げ出し、味噌松風、黒豆松葉

ごぼうと里芋のポタージュ
フライドオニオンが香りと食感のアクセント。

揚げ餅の利休餡
 餅に叩いた海老、帆立貝柱、胡麻を混ぜ揚げてます。

牡蠣のムース バジルソース
 牡蠣の旨味たっぷりのムースはフワフワ。
 ソースにも牡蠣出汁の旨味たっぷり。

蕪と干し杏の甘酢あん

豚ロール煮 オレンジ風味

紅白おこわ
 塩鮭の煮汁でたいたおこわに、塩鮭(紅)と銀杏(白)を彩りよく混ぜてあります。

ココ金汁粉
 薩摩芋を砂糖とココナツミルクで炊いて、フードプセッサーで
 ペースト状にしたものに小豆をトッピング。
 

家庭でも作れるようにお料理のレシピまで、付けてくれてます。
私など3品ほど作るので精一杯。
高齢なのに、これだけの手の込んだお料理を20人分ぐらい一度に
作られる奥様は魔法使いのようです♪

【平成26年10月】
20年も通っていると、一緒に行くメンバーの家庭環境も変化し、
幼かった子どもたちも、就職、結婚と自分の道を歩み出しています。
いつまでも変わらないのは月見里さんのお料理の素晴らしさ♪

チーズパフ、里芋クリームコロッケ、チキンガランティーヌ、サーモン卯の花、柿しめじサワークリーム
黄菊とオクラ梅肉和え、高野海老はさみ蒸し、菊菜くるみ和え、小袖稲荷、マロンモンブラン
オニオンキッシュ、芋と南瓜ロールサラダ、松葉、黒胡麻豆腐黄味酢かけ

栗のスープ カプチーノ風

おろし蓮根とり包み蒸し

えのき茸のムース

秋の白和え

豚肩ロース ビール煮

和風ちまき

黒砂糖のプリン

「平成26年3月】
若鶏若草焼、ハムのリエット、パインスィートポテト、花見団子、人参・しらたき・明太子入り
ホウレン草キッシュ、カマンベールフライ、分葱のぬた、ジャガ芋・熨斗梅サラダケーキ
高野博多蒸し、白隠元とリンゴのクリーム和え、からくさ蒸し

グリンピースの春色スープ

キャベツのカネロニ

マグロ湯葉海苔造り

菜の花と帆立の黄身酢和え

ロールステーキ・シャリアピンソース

桜おこわ

豆乳と白餡プリン

ごちそうさまでした。何時行っても満席で、益々人気の月見里さんです。

【平成25年12月】
メニュー紛失のため、写真だけアップ(^^;)

【平成25年7月】
前回から1年半ぶり。こんなに間隔が空くのは初めてかも。
月見里さんご夫婦の変わらぬ元気な姿に安心。
夏のお料理は酢を生かした爽やか味。

前菜11種盛り 蛸、ジャガ芋ジェノベーゼソース和え、南瓜テリーヌ
  なす鶏味噌、桃胡桃和え、ジュンサイ白玉酢の物、鮭南蛮酢、穴子蒲焼き
  プチトマトとトマト水ジュレ、枝豆チーズゼリー、ずいきぜんまい、茗荷寿司

前菜 梅蒸し

冷製ヨーグルト風味トマトスープ
 トマトの上澄みスープとヨーグルトブラマンジェ。

ホタテの冷製真丈
 真丈にホタテの微塵切りが入り、ホロッとした感触。

鮎の甘酢味
 20分間じっくり揚げた鮎は骨まで柔らか。
 一晩生姜、葱、大葉、茗荷と一緒に甘酢に漬けて
 あるので香り豊か。

いかと野菜の胡麻酢和え
 胡瓜に木耳に胡麻たっぷりで中華風。

豚肉の梅あんかけ
 梅の酢はほんのり、はちみつの甘味が優しい

五目冷やしそうめん
 干し椎茸、海老、ササミ、絹さや、薄揚げがたっぷり。
 お出汁をシャーベットにしてるので、いつまでも冷たい。

煎茶と小豆ゼリー

いつまで続けられるのか、ちょっと心配してたんですが
2015年以降も今の形態で、続けられるそうです。
ずっと付いていきますからね♪

【平成24年2月】
今から20年近く前、同い年の子どもを持つPTAという縁で
知り合った7人。委員の打ち上げにこちらに伺って以来、全員が
はまりにはまったお料理。

PTAの友だちがこんなに長く続くのは珍しいと、他の人によく
言われるけど、月見里さんに一緒に行くっていう絆が大きな原動力。
こうなると、私たちにとって単なる食事処という域を超えて、人生に関わってくる
存在…そんなお店です。


またご夫婦のお人柄も魅力の一つ。
奥様は明るくてコシの低い気持ちの良い方。
ご主人は水墨画では、文科大臣賞受賞されるほどの腕前をお持ちですが
飄々とした気さくな方。

前菜 サーモンと大根のピンチョス、二見卵、にんじんムース、蛸と蓮根餅、雪中花
    春菊とりんごの白和え、茸のキッシュ、かき卵巻、鯖押し寿司、ひすいムース
    水菜と牛しゃぶピリ辛葱だれ、サーモンムース海老のせ、カボチャ茶巾南蛮


黒豆スープ

揚げ餅・利休餡
   胡麻を使ったお料理を利休と名付けるそう。

サーモンと帆立貝のガトー仕立て
   帆立貝をすり身にして、真丈に。

蕪と生ハムの和え物

豚肉の梅蒸し
   今回はこのお料理が一番美味しかった☆☆☆
   薄切りの豚ロースをミルフィユのように何枚も重ねて蒸した
   手間暇かかったお料理。梅味でさっぱり♪

蟹と蓮根炊きおこわ

パンナコッタ・柚子ソース


【平成23年10月】

あれ?前回からそんなに経ってないやん!?って突っ込まれそうですが
最近は2,3回分まとめて予約を取ってるので(笑
今回は秋メニューです。

前菜 芋・南瓜ロールサラダ、鶏レバーのブーシェ、ライスコロッケ、菊花とオクラの梅肉和え
    サーモンの黄身寿司、チーズプルーン、マロンモンブラン、ミルク豆腐、岩石卵よせ
    チキンガランティーヌ、さんま有馬煮、柿としめじのサワークリーム和え

 
 前菜だけで12種類ですよ!しかもどれも美味しいし、
 ガトー仕立てでキレイ♪

キャベツのスープ
 ジャガ芋のポタージュをベースに、紫キャベツの彩りが絵画のようにキレイ。

鶏のクネル・シャンピニオンのシナモン風味ソース
 クネルとはつみれみたいな物。ふっくら美味しい。

ブドウのグラニテ

ジャガ芋饅頭
 饅頭の中は鶏ミンチ餡。湯葉を散らした葛餡がまたいいお味。
 可愛い稲穂まで添えてあります。

秋の白和え
 柿、しめじ、銀杏

牛肉のアプリコット煮
 牛肉はトロトロに煮込まれてます。ソースの味わいも深い。

萩おこわ、赤出汁

豆まめティラミス
 豆乳ときな粉なので豆まめって。トロ~リとして和の味わい。

営業日の変更があります。
奥様のご都合で、今後は火曜日も定休日になります。
細~く長~くが私たちの願いですから、無理の無いよう続けて下さいね♪

【平成23年6月】
1年と3ヶ月ぶり。いつものメンバー7人でお邪魔しました。
和室の座卓が椅子席に変わっていたのに、ちょっと驚き。
「お店側もお客様も高齢化で…」、とご主人が
笑いながら説明してくれます。もうお店をされて20年近くになりますものね~

いつも通り満席の盛況ぶりです。
今回は初夏のお料理。

【前菜】サーモンムースと胡瓜のソース、ひじきの白酢和え、牛肉の煮凝り、ふき青煮、
ズッキーニのタイム焼き
  蛸のジェノベーゼ和え、甘海老生湯葉巻き、キーウイ生ハム巻き、
空豆茶巾、サラダケーキ、もろこし豆腐じゅんさい
]
 相変わらずの見て楽し、食べて楽しの連続。
 サラダケーキなんて想像力の固まり!フルーツ入りのポテサラをスポンジに見立て、タマゴを生クリームに見立て。
 サーモンムースの滑らかさと美味しさはその辺のフレンチシェフ、顔負けです!

ポタージュ・サンジェルマン
 エンドウ豆の旨味が濃厚。

若竹しんじょ 
 お出汁に透明感があり、染み入る美味しさ。

帆立と海老のムース

筍サラダ
 ポテサラに刻んだ筍が混ぜ込んであります。シャキシャキして美味しい♪

蒸し茄子の牛肉巻き・トマトソース
 3500円という限られた予算で、お肉料理を出すため目一杯工夫されてます。

穴子の混ぜご飯、ワカメの吸い物
 ご飯物も手抜かりなし!

抹茶ムース、煎茶

これだけ通っているのに、不思議なくらい飽きないんです。
きっと奥様がず~っと精進して努力されているからでしょうね。
ご主人のエプロン姿も堂に入ってきました。
またまた予約したのが2年先。お互い元気でありますよ~に♪

【平成22年3月】
あれだけ煽っておきながら、前回から半年しか経ってないじゃんって
突っ込まれそうですが、前回2回分の予約を取っておいたお陰です♪

こちらは2ヶ月に一度コース内容が変わります。
春のお料理初日ということでした。

1 【カニしぐれ・生ハムムース・干し柿天ぷら・花見団子・人参明太サラダ 
  帆立若草焼・鮪分葱ぬた・裏白椎茸・パインスィートポテト   
  アプリコットチーズ・サーモン苺焼き
桜の器で登場。いつもながら目で舌で様々な味わいを楽しませてくれます。
カニしぐれは4層で玉子やカニの旨みが重なり合う♪
サーモン苺焼きはちょっと冒険過ぎる味でしたが、それもまた一興。

2 【百合根コーンコロッケ
全てのお皿が奥様の手作りで、この葉っぱ型のお皿は以前私も
分けて戴きました。(今は残念ながら器の販売は止めてられます)

3 【ほうれん草スープ
濃厚でありながら味わいは円やか。
器の花模様と緑のスープの対比がきれい!

4 【花シュウマイ
帆立貝柱の繊維をほどき、シュウマイの皮にまぶしつけてあります。
手の込んだ一品。

5 【ビーツのムース
ビーツをムースにするとこんな綺麗なピンクになるんですね!
バジルの効いたトマトソースとよく合う。

6 【菜の花とイカの胡麻和え

7 【ポークとトマトの蒸し焼き・白ワインソース
薄切りロースで大葉や湯葉を巻き蒸してあるので
柔らかい上に様々な味が口の中で溶け込んで美味しい☆☆☆

8 【焼きおにぎり茶漬け

9 【杏仁豆腐風ゼリー

今回も大変美味しかったです。ごちそうさま!
次は来年です。

【平成21年10月】
「月見里」と書いて「やまなし」と読みます。私の大のお気に入りのお店。
普通の奥様が近所の方に得意のお料理を振る舞われている内に
評判をよび,とうとう自宅を開放して平日のランチのみのレストランに。
もう通い始めてかれこれ15年です。
これだけのお料理が3500円で戴けるのですから,人気が出ないわけがありません!
行った人ほぼ全員リピーターになります。

今回は秋のお料理。2ヶ月毎にメニューは変わります。

1 【どんぐりアーモンド・鯖押し寿司・鶏レバーシュー・芋団子・さんま有馬煮
   白インゲン林檎クリーム和え・青唐射込み・里芋ウニマヨネーズ焼き
   菊花オクラ梅肉和え・鶏チーズ焼き・梅酒ゼリー】
  一口サイズの手の込んだ料理の数々。食べるのが惜しいくらいキレイ。

2 【玉ねぎクリームブリュレ】

3 【栗と薩摩芋のスープ・カプチーノ風】
   美味しいです!秋の味覚満載。

4 【リゾット・海老生ハムロール添え】
   海老一匹が生ハムで巻いてあります。優しいリゾットに塩気の効いた
   生ハムがアクセント。

5 【鯛のフワフワ蓮蒸し】
   鯛のすり身入りの蓮根豆腐。薄目の餡かけ。

6 【柿なます】

7 【豚のソテー・巨峰ソース】
   豚のヒレ肉にフルーツのソースが良く合います。

8 【萩おこわと吸い物・柴漬け】

9 【白ごまのブラマンジェ】
 
今回も大満足です♪またまた次回の予約を入れました。

【平成20年5月】
もう10年以上通いつめている、私たち仲間の大のお気に入りの店。
自宅マンションで奥様がお料理、ご主人が給仕をされて
器も奥様が自分で焼かれてます。

30回以上行ってますが、一度たりとも同じ料理が出たことはなく
本当に研究熱心で美味しくて、お値段はお安くて言うことなしです。
難点があるとしたら、あまりの人気で予約が1年半後になってしまうことかな(涙)
いや、それどころか次は2年後かも…… 

今回は初夏のメニュー
1 【トマトのファルシー・笹身の明太巻・牛蒡穴子柳川もどき・鰹のカクテル
  海月支那酢和え・蕗・イカ磯辺焼き・イカとアボガド木の芽和え
  甘納豆チーズボール・ズッキーニのタイム焼き・馬鈴薯オランダ揚げ
  貝柱パン粉まぶし・焼き茄子利休寄せ】
  お品書きとお料理の突き合せからいつも始まります
  食べるのがもったいない!いつもそう思いながら味わう至福のひととき

2 【ポタージュ・サンジェルマン(豌豆豆)】

3 【鮭の冷製アルティニー風】
  上からクリームチーズ、トマト、卵、香草とピクルスのタルタルソース
  鮭は全く生臭みもなく単独でも十分美味しいところに
  様々なお味が口の中で融け合います

4 【茄子の南瓜和え】
  クリーミーで甘い南瓜に茄子の清涼感とナッツの香ばしさがコラボ

5 【若竹しんじょ】
  お出汁が美味しい

6 【蒸し豚の実山椒ソース】
  トロトロの柔らかいお肉がさっぱりしたソースで引き締まります

7 【焼きおにぎり茶漬け・沢庵と胡瓜の漬け物・柴漬け】

8 【抹茶ゼリー】


  • 前菜11種
  • 茶碗蒸し
  • 冬瓜コンソメ煮 玉ねぎスープ仕立て

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8位

紀茂登 (県庁前、元町(JR)、元町(阪神) / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2011/09訪問 2011/09/15

.◆◇◆楽味◆◇◆

実は私、神戸で日本料理食べるの初めて。
神戸と言えばフレンチ、何もわざわざ神戸まで行って
日本料理もないんちゃう?ってそんな固定観念に囚われてました(^^;)

でも、あの気になる桜田で修行されたってことで
一度は行ってみようかと。
思った以上に予約が大変で。。。。凄い人気店です。

超高層マンションの一階、扉を開けると
眩しいくらいの白木の大きなカウンターが目に飛び込んできます。
広々としているのに、6人がけとは何と贅沢な空間の使い方。
間接照明が柔らかで、余計な物は排除したシンプルな設え。

お昼は税込み5000円ぽっきりの良心的な価格設定。


先付け 焼き穴子と湯葉
    穴子は濃いめの味付けで、薄味の湯葉との対比がいいなぁ。

お凌ぎ かます鮓

椀物 鱧真丈 大しめじ
    お出汁は柔らかで優しい。お水には苦労されたそうで試行錯誤の末
    大阪の造り酒屋から軟水を仕入れられてるそう。
    それでも、どうしても京都の味は出ないとおっしゃってました。
   
造り 鯛、よこわ炙り

八寸 玉子カステラ 無花果のゴマだれ、ワタリガニの土佐酢ジュレ
    菊菜と柿の木茸と菊花の煮浸し、椎茸のチーズソース、小芋のすり流し
    見た目はシンプルですが、それぞれ味にメリハリがあって楽しい。

    特に玉子カステラ、他店よりかなり低温で焼いているそう。
    そのせいでトロッとまろやかで、まるでクレームブリュレのような食感。
    今まで食べた中でも最高☆★☆★☆

    椎茸のチーズソースはちょっとフレンチっぽい。
    でも椎茸のお出汁がしっかり効いていて、本筋は外れてません。

    菊菜の煮浸しは透明感があって好きな味★☆

焚き合せ 厚揚げ、ぐじ、小松菜(?)の白味噌仕立て
    白味噌の加減が絶妙で美味しかった~★☆★☆★
    桜田と同じ白味噌を使っているそうです。
 
食事 白飯、焼き茄子の赤出汁、香の物
    鰆の照り焼き
    毎朝精米して炊いているそう。
    鰆のふっくらした焼き加減は素晴らしい★☆★☆
    夜に焼き物をたらふく食べてみたい!って思いました。

水菓子 紫芋の茶巾絞り、ジャスミンのブラマンジェ、ネクター

お薄

お料理も素晴らしかったのですが、それに並ぶくらい木本さんのお人柄がステキ♪
ユーモアもあるし、細やかな気遣いもあるし、もちろん筋が通った気骨も。
山玄茶大渡さんを思い出す楽しいカウンターでした。

神戸で日本料理なんて、などと二度と申しません(笑
次回のミシュラン、楽しみですね♪


 

  • 先付け【焼き穴子と湯葉】
  • お凌ぎ【かます寿司】
  • 椀物【鱧真丈と大しめじ】

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9位

オテル・ド・ヨシノ (宮前、田中口 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/04訪問 2011/05/08

素晴らしいプレゼントアリガトー!\(=^O^=)/'`*:;。・★'`*:;。・☆

【平成23年4月再訪】

口コミ200万件突破キャンペーンに遊び気分で応募したのがなんとなんと大当たり!
自慢じゃないけど、抽選や宝くじには全く縁遠い私なのに(笑
マイフレンチナンバーワンのオテル・ド・ヨシノさんに再訪してきました。
5500円相当のお任せコースが2人分プレゼントです♪家族3人で伺いました。

アミューズ グジェール
定番です。一人2個ずつ。

スープ 新タマネギのポタージュ 
前回のジビエのコンソメが絶品中の絶品だったので、コンソメを期待してたんですが…
でも飲んでみると、とんでもない(笑
やっぱり奥が深い☆☆
タマネギの甘みと旨味が十分すぎるほど、溶け込んだおいしさ!
飴色になるまで炒めたタマネギチップが良いアクセント。

前菜 湯浅産岩牡蠣のカクテル 
片手に余るぐらいの大きな岩牡蠣。そこに白ワインベースに柚子を効かせたジュレ。
それだけだとよくあるカクテルなんですが、底にサワークリーム、エシャロットに
赤ワインビネガーのコンビネーションが潜めてあり、ジュレ、牡蠣、クリームの
マリアージュはトレビア~ン☆☆☆☆☆圧巻です!

魚 スズキのソテー マリエールソース、春野菜を添えて
マリエールとは漁師の意味だそうで、貝のジュがたっぷりのソース。
ディルなど香草がたっぷりで、ポロ葱の甘味がまた美味しい。
スズキは皮目がパリッと焼き上げられ、身はふっくら。塩はほどほどで、パーフェクト☆☆
サザエも添えてありました。春野菜がどれも瑞々しく美味しい。

肉 熊野牛のサイコロステーキとリ・ド・ヴォーのロースト、
     モリーユ茸のソース、ジャガ芋のミルフィーユ仕立て
 
赤身でお肉自体は普通に美味しいって感じですが、ソースがすばらしい。
モリーユ茸のフリカッセが添えられていて、口に入れると
網目にしっかり染みこんだソースが口に広がり。思わず笑みがこぼれちゃいます。

  ラム肉のロースト
ダンナさんはお任せコースではないので、近い価格帯のコースを選びました。
ラム肉大好き人間なので、メインは迷わずこれ!
今までのラムの最高峰はデッレ・トレ・ルマーケで戴いたものでしたが
こちらのも負けず劣らずだったそう。素晴らしい火入れでジューシー。
あちらのほどガツンと来るタイプじゃないけど、じんわり
ラムの香りと旨味が上品に口に広がる~幸せそうでした♪

デセール 貴志川産イチゴのパフェ
白ワインのジュレがたっぷりでかなりアルコールを
感じます。バニラアイス、スポンジ、メレンゲとかき混ぜて食べる

コーヒーor紅茶orハーブティorエスプレッソorカプチーノ
 選択肢が多くてうれしい。カプチーノでお願いしました。もちろん旨し!

ミニャルディーズ カヌレ、オレンジピール、アマンドショコラ
 これも定番。

以前伺った時にサービス面が御料理に比べると、追いついてないなと思ったんですが
今回はきめ細やかなサービスが受けられ、すごく向上されたな~って思いました。

電話予約の際、「何かお祝い事ですか?」と聞かれたので、
娘の合格祝いと伝えておいたのですが、うれしいお祝いの一皿がありました。
記念撮影もしていただけて、すてきな1日に。
食べログさん、ヨシノさんありがとうございます♪


【平成21年10月訪問】

和歌山に行く機会に恵まれ,マルクルさんにお勧め
を受けていたフレンチを戴くことに。

和歌山市内では背の高い12階建てのビルの最上階。
海も山も見渡せます。お役所が入っているビルなのでおしゃれっ気には
乏しいですが,上がってしまうとそれも気になりません。
入り口手前はカフェのステラ・マリス
奥がオテル・ド・ヨシノになっています。

オーナーシェフ吉野建氏は大変有名な方で
ミシュラン1つ☆をフランスでも東京でも獲得されています。
ジビエの扱いが得意とのこと。普段はこちらにはいらっしゃいません。
料理長の手嶋シェフは吉野氏の薫陶を受けた方。

ランチは3コース。真ん中の5250円(税込み・サ別)のグルマンコースを。
前菜は5種類,お肉料理も6種類くらいから選べます。
食材により300円から2500円アップします。

1 アミューズ【チーズのシュー】

2 スープ 【雉子のコンソメ】
 具材だけが入ったカップに後からスープを注いでもらうスタイル。
 野趣豊かなジビエの風味を消さず,薫り高い透明感のある仕上がり。
 舌先から喉の奥を通る間にも味わいが変化していきます。
 具材は雉子肉と卵白のムース。
 禁断の味を知ってしまった!それ位の衝撃の美味しさ♪ 

3 前菜① 【足赤海老のガレット包み揚げ・ビスクソース】
 スペイン産の唐辛子がピリっとアクセント。友達のチョイス。
 ビスクソースが抜群!パンでソースまで完食。

  前菜② 【ジビエ(猪・鹿・雉子・鴨)とフォアグラのパテのパイ(+1000円)】
 私のチョイス。中心にフォアグラ,それを囲んでジビエのパテ,
 さらにコンソメジュレの3層から成る大変手の込んだパイ。

4 自家製パン 
 Hajimeで戴いたシュクレのラインナップに似ているような。
 生地のしっかりした美味しいパン。もちろんお代わりOKで
 その度にパンの種類は変わります。

5 魚料理 【クエのソテー】
 和歌山名産のクエ。クエのブイヨンとマデラ酒のソースは絶品。
 ぷりぷりのゼラチン質豊富な白身でしっかりした旨味。
 さすが絶賛される魚だけあります!

6 肉料理 【シャラン産鴨胸肉のロティ・フォアグラのポアレ・赤ワインソース】
 鴨は肉汁がしたたり落ちるジューシーさ。またフォアグラの
 美味しいこと!付け合わせはジャガ芋とアンディーブ。

7 デセール 【メロンと白ワインジュレ・マスカルポーネチーズのアイス】
 濃厚な甘味のメロンとアルコール分がやや残ったジュレ。

8 コーヒーとミニャルディーズ
 コーヒーもお代わりOK♪カヌレとオレンジゼリーとショコラ。
 フィンガーボールも出るんですよ。

器はベルナルド,カトラリーはクリストフル。
重厚さと高級感が漂います。

大阪にあればミシュランの★獲得確実じゃないでしょうか。
けれど新鮮なクエや足赤海老などの食材を使えるのも
和歌山という立地だからこそ。
そう考えれば,和歌山にあってこその素晴らしいお店ということでしょう。
デザートが若干弱いかと思いましたが,お料理はパーフェクト♪
わざわざ行く価値が十分あるお店です。

ぼそっと一言…
私の感覚では「HA●IM●」より上です。

  • 新玉ねぎのポタージュ
  • 湯浅産岩牡蠣のカクテル
  • スズキのソテー・マリエールソース、春野菜を添えて

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10位

滋味 康月 (草津 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2010/12訪問 2012/01/10

♫*:..。♡*゚¨゚゚・ ありがたくて申し訳ないくらいのお料理♫*:..。♡*゚¨゚゚・ .

400件の節目のお店、どうしたものかと悩んでいたらなかひがしで修行されていた
月岡氏のお店が草津にあると聞き、これは絶対いけるはず♪
と動物的直感(笑)で伺ってみました。

表通りに看板など無いので、草津駅から向かうと絶対通り過ぎてしまいます。
ビル1階に板張りの構え。階段を降りますが、壁際も季節感たっぷり。
古い蔵の扉を再利用された立派な入り口。

中はカウンター7席、座り心地の良さそうな椅子。
お座敷2間。テーブル席1卓。
なかひがしと同じお馴染みのおくどさんが見えます。

1500円、2500円、3500円と非常にリーズナブルな設定。
3500円(税別・サなし)の花コースをお願い。
2500円は揚げ物なし、1500円は焼き物と揚げ物がなしです。

八寸蕪柚子味噌・笹ガレイ煎餅・南瓜の醍醐まぶし・焼黒豆・揚げ銀杏・卵焼き
     水菜の赤蕪おろし・牛蒡入り飯蒸しカラスミ載せ・棗の薩摩芋挟み揚げ

 なかひがしを思わす食材と盛りつけ。
 どれも繊細で手が込んでいて、しょっぱなから惹きつけられます♪

椀物 【ひね鶏つくねの白味噌仕立て
 白味噌椀が出るのもなかひがしチック。
 ただお味噌は別の仕入れだそうです。
 鶏の旨味が溶け込み、うっとりする美味しさ!

お造り 【明石の蛸のサッと炙り、入り酒で
 こういうの珍しい!私は入り酒より梅肉山葵の方が良かった。
 もちろん本山葵です。

焚き合せ 【小芋、丸大根、黄人参の蟹餡かけ
 彩りに人参葉の素揚げ。どれもほっくり焚けてます。

揚げ物 【たいらぎ貝、しめじ、赤万願寺、ブロッコリー】
 お盆のようなステキなお皿で登場。
 マルドンの塩と酢橘で。たいらぎ貝は大きな貝柱2個分で食べ応えあり。

煮えばなご飯登場!
なかひがしでお馴染み。

焼き物 【琵琶湖のモロコ、百合根、揚げ蓮根
 お肉かお魚の選択で。
 実山椒酢で戴くのですが、美味しいーーーーーー☆☆☆
 涙が出そうなほど、もう一度美味しいーーーー☆☆☆
 優しく柔らかく淡泊ですが、じわっと旨味が♪
 夏はこの実山椒酢で鮎を戴けるそう。もう絶対再訪します!

  【近江牛、百合根、揚げ蓮根
 友だちの選択。マルドンの塩、タスマニア産粒マスタード、本山葵で。
 一口もらいましたが、マスタードが旨し!

食事 【白飯、へしこ、カリフラワーの粕和え、大根葉じゃこ炒め、香の物
 へしこでご飯がススム君。もちろんお代わりで
 お焦げも戴けます。お米は当然近江米。

水物 【蜜柑の練乳と湯葉ソース
 蘇をふりかけてます。乳のヨーグルトや白小豆、小豆も入っていて
 最後まで手抜きはありません。
  尚、涅槃教に「牛より乳を出し、乳より 酪を出し、酪より 生蘇を出し、生蘇より 熟蘇を出し、
 熟蘇より 醍醐 を出す、醍醐最上にして…仏の如く。」
 とあるそうで、五味の二味を今日戴きました♪

煎り番茶
 エスプレッソかこちらかと。また極端な選択ですね(笑
 野洲の老舗、北川製茶のお茶だそうです。

お料理の内容とCPの素晴らしさには参りました♪
ランチはほとんど儲け無しだそうで、申し訳ないくらい。

接客担当の女性は2年半ほど、なかひがしさんに居られたそうで話に花が。
とても気さくな方で、いろいろお料理のこと教えてもらいました。
月岡氏ともお話しさせて戴いて、来年の再訪を約束。
ほんと良いお店です。動物的直感は見事的中でした(笑

既にかなりの人気なようで、平日お昼はほぼ満席。
来年は予約の難しいお店に仲間入り必至でしょう。
行楽庵に一緒に行った堅田の友だちは甲乙付けがたいけど
CPは完全にこっちとのことでした。


  • 笹ガレイ煎餅・南瓜の醍醐まぶし・水菜の赤蕪おろし・棗の薩摩芋挟み揚げ他…
  • ひね鶏つくねの白味噌仕立て
  • 明石の蛸のサッと炙り

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