食いしんぼりんさんのマイ★ベストレストラン 2012

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食いしんぼりんの食道楽

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食いしんぼりん (女性・大阪府) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

レビュー当初は高得点をつけたはずなのに、今思い返すと
あまり印象に残ってないお店。
かと思えば、日数が経っても鮮明にその時の興奮が残っているお店。
この違いは衝撃的な一皿があるかどうか、店主のお人柄に心打たれたかどうか。

2012年のベストに輝くのは「しのはら」さん。
圧倒的なパフォーマンスは人を惹きつけてやまないものがあります。
何度伺っても、新たな発見があるって凄いこと。

来年はどんな出会いがあるのでしょうか。
まだまだグルメ行脚は止められません。

マイ★ベストレストラン

1位

しのはら (三雲、甲西 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2016/09訪問 2016/09/22

篠原さん、澤田さん、お姉さん方本当にありがとう

【平成28年9月】 20回目
表向きには8月末で閉店とのことでしたが、どうしてもという客のために
忙しい最中、9月にも何日か営業。
もちろん、すかさずお願いして伺いました。

この日は柏屋で修行されていた男の子も参戦で、3人の手によるものなので
それはそれは丁寧で、豪華な最後の宴になりました。
彼は銀座店でも一緒に働くとのこと。後一人募集して4人体制でやりたいとの事でした。
カウンターのみのお店に4人。どれだけ手厚く豪華になることでしょう。

当面夜だけですが、軌道にのればランチもされるとのこと。
そうなれば、日帰り東京も可能。これは行かないと行けませんね!

5年間本当に楽しませてもらいました。感謝の一言です。

※お料理の写真は200枚制限に引っかかっているので、ほんの数枚のみ。

【平成28年8月】 19回目
いつになく、テンション低く訪問したこの日。
理由はもちろん、移転。
メンバーと「彼氏に振られた気分」と・・・・

先付 黒鮑の蒸し煮
 肝と鮑出汁のみで★☆

お凌ぎ 雲丹ご飯
 天本譲りの赤酢飯★☆★

造り 南インド洋黒鮪 明石の鯛・松笠造り 鱸

椀物 琵琶湖鰻
 鰻が椀種とは驚き!生臭さが少しでも残ったら、成り立たないお料理を
 見事に昇華させてます☆★☆

八寸 鮎塩焼き 毛蟹とモロヘイヤ 玉子真薯 無花果ゴマだれ アメーラトマトなど

八寸別皿 スッポン唐揚げ
 きれいに骨を除いてありました。篠原さんの愛です☆

蒸し物 九十九里の蒸し蛤☆★☆

強肴 近江牛すき煮 オクラ叩き
 非常に薄味で、ほぼレアのお肉は蕩け、歯が要りません☆★

食事 鮎飯
 美加登家を思い出す素晴らしさ☆★☆★☆

水物 桃白ワイン煮

最初はお通夜のように静かな食事でしたが、途中からは
いつものワイワイガヤガヤに。美味しい食事って本当に幸せな気分にさせてくれます。
そして、いつも極上のお料理を出していただく篠原さんですが
今回は渾身と言って良いぐらいの素晴らしさでした。

無理を言ってもう1度伺います。それが本当の最後。
 

【平成28年6月】 18回目
またせっせと通ってます^^
今回はハマグリが白眉!

先付 伊勢海老、自家製玉子豆腐、青瓜、雲丹

造り 南インド洋黒マグロ 串木野赤クエ 明石鯛

お凌ぎ 玄海灘あおりいか 福井甘エビ 赤酢飯

椀 葛打ちアイナメ ごま豆腐 早松
  浜防風
  早松は希少性だけかと思ったら、香りが凄い!
  蒸してあるそう。

造り 鮎背越し

八寸 焼きナスとトコブシ 明石蛸旨煮 うすいエンドウ味醂煮
   梅ジャム入りフォアグラ最中 小芋大徳寺納豆載せ
   鮎塩焼き 目板がれい笹寿司 玉子真薯


蒸し物 九十九里ハマグリ
   大きなハマグリを柔らかく蒸し上げるのは匠の技。
   濃厚な旨味は今回のメインイベント★★★★★

強肴 原種に近い猪スキ煮 トリュフ添え

食事 ハマグリ雑炊
   美味しすぎ★★★★★
   新生姜ご飯 佐賀香味干し海苔

水物 宇和ゴールド 佐藤錦 シャンパンジュレ

またすぐ次回の予約いれました

【平成28年4月】 17回目
5ヶ月ぶり。こんなに間隔が空くのは初めてかも。
何だか新鮮な気分で、訪れました。大将ダイエットして、引き締まったお姿です♪
山に入って、山菜を摘んだりされてるそう。「中東さんみたいやね」なんて^^

4月現在、土日祝は13000円~、平日は5000円~。今回も10000円でお願いしました。

先付 鮑に雲丹、自家製胡麻豆腐
 胡麻豆腐がモチモチ☆★ 柚子の香りが爽やか。

造り 伊勢エビ、明石の鯛、金目鯛、縞鰺。赤くえ、アオリイカ
 淡泊なネタから濃厚なネタまでバランス良く揃えてます。
 どれもうっとりの美味しさですが、特に金目鯛は顎が外れそう☆★☆★☆
 希少な岩茸が添えてありました。

お椀 葛打ち鱸、卵豆腐、片栗の花

山八寸 鮎塩焼き、若牛蒡と揚げ煮浸し、山ウド天ぷら、白エビもずく、蛸柔らか煮、玉子真薯。笹巻き鮨

焼き物 原種に近い猪ロース 花山椒甘酢
 塩の降り具合が絶妙で、パリっと香ばしく焼いてます。
 臭みなど無縁で旨味の固まり。
 花山椒を添えて食べると、酸味と脂の相乗効果に撃沈☆★☆★☆

食事 烏骨鶏のスキ煮 筍ご飯 香の物
 非常に上品な穂先だけの筍。感服☆★☆

おまけ 蟹炒飯
 しのはらさん中華にも進出?
 蟹たっぷりで、超豪華☆

水物 宇和ゴールド シェリー酒ジュレ
 愛媛の美生柑。苦みが柔らかで美味しい☆

実は前回、ちょっとお料理に勢いがないように感じたのですが
今回はパワーに溢れていました。
ダイエットされて、身体のキレが良くなったとおっしゃってました。
一流の料理人さんは心技体のバランスを保つことが大切なんだと
あらためて感じました。 

【平成27年11月】 16回目

先付 蒸しトコブシ トコブシ出汁ジュレ
 しのはらさんは最近トコブシがお気に入り。鮑より上品だそう。
 鮑のようにコリっとした食感じゃなく柔らかい。

造り 玄界灘アラ昆布締め、羅臼鮭児、銚子金目鯛、南アイルランド鮪、敦賀アオリイカ
 いつもながら最高★☆★☆★

お凌ぎ 余市の雲子の飯蒸し 柚子釜で
 一言旨い★☆★☆

椀 紅ずわい蟹真薯 松茸 4年熟成の昆布出汁で
 昆布まで熟成させるんですね!
 4年はまだ浅い方とおっしゃってました。
 蟹がほとんどの贅沢な真薯。空気をたっぷり含んでフワフワ☆★☆★☆

八寸 菊菜・ナメコ・蟹味噌和え 無花果ゴマだれ 玉子真薯 大徳寺麩クリームチーズ射込み
   銚子黒ムツ幽庵焼き カマス手鞠寿司 薩摩芋と栗

焚き合わせ 飛竜頭、牛蒡、蕪

食事 月の輪熊すき焼き 天日干しのはさかけ米 蕪浅漬け
 熊はロース肉がまだ入らなくて~と謝ってられました。
 そのお詫びにトリュフ?(笑
 が、赤身肉は確かに歯ごたえがありましたが、力強い出汁の旨味は強烈☆★☆★☆
 つける卵は大分の蘭王。
 ご飯のお代わり必須!

水物 柿 ラフランス マスカット

入力文字数15000字にひっかかったので、初回訪問レビューは日記に引っ越し。
写真200枚にひっかかったので、お酒の写真は削除。

 
【平成27年9月】 15回目

今回は珍しく、いつものメンバーと違う大学時代の親友と。
二人だったので、初めて一階の甲冑の間に通されました。
いつもの広々した空間に馴れてるので、最初ちょっと狭く感じましたが
密な空間もなかなか良いものです。

1万円でお任せしましたが、いつものようにこの金額でいいの?って内容でした♪

先付 長崎トコブシ、唐津赤海胆、白ずいき トコブシの出汁で

向付 山口クエ、長崎鰺、玄界灘伊奈鯖、玄界灘アオリイカ、南インド鮪大トロ
 いつものチリ酢、塩酢、合わせ醤油に加え、卵黄醤油漬けが初登場!
 これでアオリイカを食べると、放心状態★☆★☆★

お凌ぎ 東京湾の蒸し穴子、穴子と栗の飯蒸し
 菰で巻き、青楓や紅葉や柿の葉を添えて秋の深まりを演出。
 とろける穴子素晴らしい★☆★

椀 秋田産松茸、宮崎セミ海老、玉子の葛豆腐、菊餡仕立て
 先日菊だらけの椀で、お出汁の味が分からなかったのと
 反し、ちょうど良い頃合い★

八寸 子持ち鮎塩焼き、焼き玉蜀黍、無花果胡麻クリーム、玉子真薯
   水口干瓢、秋刀魚棒寿司、水菜鯨ベーコンお浸し、薩摩芋きんとん、大徳寺麩

焼物 長野産松茸、徳島ながらみ貝
 香りが素晴らしい★☆★☆

強肴 近江牛サンド 自家製味噌ダレとマスタードで
 久しぶり♪ 唐津の皿がいいな。

焚合わせ ニシン 茄子 赤万願寺
 好き嫌いで言えば、それほど好きじゃないニシン。
 でも、しのはらさんの手にかかるとさすがの上品さ★

食事 自家製イクラかけご飯、下田茄子浅漬け
 下田茄子は地元湖南市の特産品。
 小さく皮が柔らかで、ジューシーでフルーティ★☆★
 (写真撮り忘れ)

水物 黄金桃、シャインマスカット、白ワインジュレ
 缶詰でしか黄桃を食べたこと無かった私は、そのマンゴーにも似た
 芳醇な甘さに感動★☆

神戸市の山奥から遠路はるばるやって来た友人。
結構辛口なのですが、やはり当然の絶賛でした^^

【平成27年7月】 14回目
もう取り憑かれたように通い続ける私たち(笑
高校時代の友だちがもう一人追加参入で、今回は5人でお邪魔しました。

先付 千葉大原の鮑、昆布森の海胆、天草の鱧

先付? メヒカリの一夜干し

造り 淡路のスズキを2時間昆布締め 対馬のいな鯖 五島のアオリイカ
   大原の金目鯛、岩手の石垣貝 玄界灘のアコウ 境港のえぼ鯛

 超一流の食材を集める調達力は神業!
 今までもお造りはどこのお店にも負けなかったけど、今回は超絶でした☆★☆★☆
 えぼ鯛って今まで干物でしか食べたことなかったけど、鮮度が良いとこんなにも美味しいんですね!

焼き物 球磨川の天然鰻白焼き
 程よく脂がのり、あぁぁぁぁ旨い★☆★☆

椀 ○吸い 自家製玉子豆腐(写真忘れ)
 スッポンの身が椀から溢れんばかり!

八寸 近江八幡の鮎塩焼きを木の芽酢で 柳川のまじゃく(穴じゃこ) 有明の生くらげ
   甲賀フルーツトマトの浅漬けを黄味酢で 津居山蛸湯引き 佐島の蛸 丸十栂尾煮 スズキの笹巻き寿司 
   イワシ鯨の畝ベーコン 博多ガス海老 陸奥のホヤ 玉子真薯 ばい貝 枝豆紹興酒漬け
 日本各地を津々浦々食べ歩いている友だちが、このホヤ最高!と泣いてました☆★☆★☆ 

お凌ぎ 信州茶蕎麦 唐津の赤海胆をのせて(写真忘れ)
 さすがに蕎麦打ちまではしてないそうです(笑

食事 江戸前穴子の飯蒸し
 穴子も鰻もともかく好き☆★☆★

水物 シャインマスカット デラウェア マンゴー 

8月から新しく有名店の2番手さんが、入ってられるはずです。
大将がちょっとでも心身が休まるよう、願ってやみません。
9月またよろしくです!

【平成27年4月】 13回目
今回の目玉は東京から来られた鮨職人さんが握って下さった江戸前鮨。
2貫だけでしたが、ネタの細工の丁寧さ、シャリへのこだわりなど
感激した次第です。いずれ独立されますが、しのはらさん仕込みの研究熱心さを生かして
素晴らしいお店になることは間違いないと思います。
確か6月いっぱいはおられるはず。この機会をお見逃しなく!

青森産雲丹の中に紹興酒漬けのシャコ
 雲丹の棘が動いてて、新鮮そのもの!
 茹でてないシャコはトロッと甘味があって、もちろん生まれて初めての美味しさ★☆★
 みんな大絶賛!

椀 噴火湾帆立貝柱真薯 バチコ煮物
 バチコを椀種にするなんて、何て贅沢。

造り アイルランド産鮪、ヒラマサ、玄界灘の鰆 五島のアオリイカ、琵琶湖稚鮎の背ごし

襟裳岬ツブ貝 葱塩胡麻油

八寸 フォアグラ羹、蒸し蛍烏賊、鯨の畝、大村湾のトコブシと水雲酢
   筍の木の芽和え 佐島の蛸旨煮、玉子焼き
 佐島の蛸って明石と並ぶ東の名産地だそうですね。

自家製玉子豆腐 黒雲丹 富山の白エビ

凌ぎ ヒラマサの腹身 東京湾のコハダ
 今まで関西で食べていたコハダって、酢締めの酢がきつくて、皮も固くて
 どこがそんなに美味しいんだろ?って不思議だった。
 でも、東京湾のコハダは全く別物ですね。皮は薄くて柔らかく新鮮だから酢もきつくない。
 赤酢でキリっと立ったお米と合わせると、甘味をかんじるくらい!
 美味しい☆★☆★☆・・・・
 シャリは固くしっかりさせるため、古米を使うそう。
 何だか東京に行ってお鮨を食べたくなりました(笑

近江牛の花山椒煮
 やっぱり歯茎だけで食べられます★☆★☆

食事① お握りのアオサ海苔出汁茶漬け
  ② はさかけ米の自家製カラスミかけ

水菓子 苺の白ワインジュレ
 今回ちょっと印象が薄かったのは唯一これ。でも、お鮨が食べられたからいいです(笑


【平成27年2月】 12回目

蕪おろし

雲丹豆腐 宍道湖の白魚

雲子チリ酢 柚子おろし

下関河豚 白子和え

造り 長崎ノドグロ、南インド洋黒鮪、平目
 毎回お造りでのけぞるのですが、今回のノドグロには120°のけぞった!
 鮨部門全国8位にランクインする東京の
 お鮨屋さんと同じ、福岡の魚屋さんから仕入れたそうです。
 口に入れた瞬間、とろけるような、まとわりつくような食感と芳醇な旨味が炸裂☆★☆★☆∞
 大将!こんなん食べさせたら、他の店で食べられへんようになるやん~

椀 津居山の蟹真薯

柿 なまこ酢

八寸 ビュルゴー家の鴨ロース 関鯖鮨 長崎産鰆の雲丹焼き  甘エビキャビアのせ
   フォアグラ羹のあんぽ柿のせ きんとん 玉子真薯 青菜のお浸し
   近江牛柚子釜(写真ど忘れ)

海老芋 白子、毛蟹味噌

食事 はさかけ米 粟麩、鴨、近江大根の白味噌仕立て 香の物
 いつもなら鍋、その後雑炊ってパターンですが、今回白ご飯。
 これは絶対自信作なんだろうな~と調べてみました。
 はさかけ米とは、岩船産でBLでない原種のコシヒカリを低農薬で天日干しした米。
 今流通しているコシヒカリはB Lと言って、いもち病に抵抗性を持たせた新種だそう。
 手間と愛情のこもったお米は素晴らしかった☆★☆★☆

水物 市田柿の粒餡はさみ
 
【平成26年10月】 11回目

いつも伸び伸び大胆なお料理ですが、今回は
ぐっと渋めの正統派懐石でした。これはこれで素晴らしい。どの皿も全く外れなしでした。

お酒はエビス、英勲、松の司、オーパスワン2009!

先付 毛蟹、雲丹、キャビア

椀 玉締め、フカヒレ、蕪、網子茸(?)
 お出汁のあまりの奥深さに陶然☆★☆★☆

向付 松前鮪血合い岸、伊勢エビとイカたたき北海道産山山葵で、山口産スズキ
 血合い岸とは中トロの一番血合いに近い部分、美味しいのは言うまでもない!
 驚いたのが、スズキ。一晩キッチンペーパーで水気を取ったもの。
 これを内モンゴルの塩を使った塩酢で食べるとあまりの美味しさに絶句☆★☆★

蒸し物 松茸と胡麻豆腐の土瓶蒸し

お凌ぎ イクラ飯蒸し

焼き物 山口産ノドグロ、鮎醤油の松茸、舞茸、酢蓮根
 調度良い具合に脂がのったノドグロ☆★☆★

八寸 丹波の焼き栗、安納芋、イカ真丈揚げトリュフ塩、若イカ、山芋梅肉
   無花果金胡麻だれ、鴨大和煮、スライストリュフ、北海道産鱈白子ポン酢、鱸手鞠寿司
   玉子焼き、坂出芋茶巾
 こんな分厚いトリュフ、初めて!ナッツのような食感でした。

強肴  フォアグラ最中

揚げ物 近江牛カツ、松茸フライ マッシュルームペースト
    無添加ユニオンソースで
   歯茎でも食べられるくらい柔らかなビフカツ★☆★
   ソースが角が全くなくまろやかなで、さすがのチョイスです、

鍋 トラフグ小鍋

食事 上海蟹と松茸飯

水物 ミルク羹

Perfect!

【平成26年7月 10回目】
お弟子さんがもう一人増えて、厨房は3人体制。
しかも、後2人入られるとか。これは大将何かを目論んでいるな。
ちょっと構想をお聞きしたけど、公表は後々のお楽しみということで。

しっかりお料理をメモってたのに、そのメモを紛失!
しかも、しのはらさんの花形、お造りの写真も取り忘れてるし。
ショックでしばらくレビューする気力失いました(涙
というわけで、お料理の感想はごくごく手短に。

今回印象的だったのは、最高の熟成だったのどぐろ炙り。
それと南瓜のすり流し椀。某店で甘ったるい濃厚過ぎる南瓜のすり流しに
ちょっと辟易した記憶があります。
それを根底から払拭する、南瓜の甘味旨味を残しながらも、爽やかなスッキリした
味わい。お出汁とのバランスが絶妙です。

八寸の盛りつけは遊び心のある、斬新な物。
私たち向けにちょっと冒険しはったかな?(笑

それとケンゾーエステートのワイン、
今までワインは体質に合わないと敬遠してたけど、飲めちゃいました!
主に白を戴きましたが、紫鈴rindoはクラクラするほどフルーティな香り。
その香りに誘われて、一口。全く角がないエレガントな味わいは余韻をひきます。
いつも素晴らしいお酒のセレクト、ありがとう♪

【平成26年1月 9度目】

八寸 フォアグラ羹 市田柿載せ、河豚の白子和え、オマール海老コロッケ
 慈姑の松風、黒豆、紅白なます 手鞠寿司、しし肉ロース燻製、玉子焼き
 伝統的なおせちに熱々のコロッケを配置して
 見た目も味も良いアクセント☆★☆

椀① 月輪熊と海老芋 白味噌仕立て
 とうとう熊肉出されるようになったんですね!
 友だちたちは初めてだったんですが、脂身の美味しさにとろけてました^^
 また、白味噌汁が甘すぎず、すっきりと透明感すら感じ非常に美味☆★☆★

造り ミナミマグロ、香住のノドグロ炙り、平目縁側、鯉、鰻炙り
 絶滅危惧種のミナミマグロ。一体どんなルートで入手されるのやら。(笑
 海のルビーと呼ばれるほど、赤身が美しい☆★

お凌ぎ 酢飯に鰻炙りを載せて
 冬場なのでもちろん養殖鰻。野洲川に放して身を締めてるそう。

椀② 何かの真丈、堀川牛蒡、菜花、金時人参
 しのはらさんで椀が2種類出るのは珍しい。 
 今まで若干甘めで、ふくよかさが押し出されるものだったのが
 すっきり透明感を感じさせるものに変わっていて、さらに好みに☆★☆★
 理由は後述。

 徳島産鮑の紹興酒漬け、雲丹、伊勢エビ、うるい
 まぁこの食材のラインナップが美味しくないわけない!☆★☆★☆
 しかし、そのお陰で写真取り忘れ。。。。

焼き物 ヒグマのしんたま、ヒレ炭火焼き ブリオッシュを添えて
 ヒレはヒグマの中では柔らかく、思ったより獣獣してない。
 しんたまは腿肉の一部。もちろんヒレよりは噛みごたえがあり、獣感もある。
 どちらが?と聞かれれば、ほんのり甘味のある脂肪たっぷりの月の輪熊の方が断然好み。
 けれど、初めての食材を戴くのは、食の世界が広がり楽しく面白い。

蒸し物 鰤のかぶら蒸し 

鍋 白身魚と水菜 チリ酢で

食事 毛蟹ご飯 蕪の漬け物

水物 ラフランスとイチゴのすり流し、アプリコットのゼリー

今回は5人で伺ったので、いつもよりさらに話すのが忙しくて結構後半忘れてる~
でも絶対忘れられないのが、お出汁が変わったこと。
鮪節から鰹節に換えたそう。かといって鰹が香り立つ感じじゃなく
透明感を追求したスッキリしたもの。
全体的に薄味になり、洗練されてました。ますます好きになりましたね♪

【平成25年9月 8度目】
板場の新人君も頑張ってられるようで、その効果が今回
八寸で炸裂してました!

今回はエビスと鳥取の日置桜で

先付け 虎河豚、鮑、車海老、海胆を酢橘割り醤油で
 3,9㎏の大物虎河豚

造り 大間大トロ、鰻の湯洗い、琵琶湖の鯉、金沢ヤリイカ
    長崎目板ガレイ、ノドグロ炙り


椀物 沼島の鱧、蓮根饅頭、飛竜頭、しめじ
    河豚あらの出汁


焼き物 琵琶湖の鮎、焼き栗

八寸 ①枝豆紹興酒 ②丸十シナモン ③湯葉、海胆、海ぶどう ④中勢以熟成豚のカレー風味
    ⑤衣かつぎ、ゴルゴンゾーラ射込み ⑥鱧の子寒天寄せ ⑦鰻の印籠煮
    ⑧にしん ⑨クリームチーズ混ぜ玉子焼き ⑩笹巻き寿司


お凌ぎ 毛蟹、おぼろ豆腐、どんこの素麺、スッポン出汁
    写真撮り忘れ

強肴 ここで近江牛とマグロと虎河豚どれが良いと聞かれ。。。。
    大食いかつ欲張りな私たちは全部!
 ①近江牛の低温炭火焼 りんごと千鳥酢を合わせた西京味噌で
   部位はリブロースとかぶり
   写真撮り忘れ

 ②大間のマグロ、山葵焼 セロリの金山寺味噌で

 ③虎河豚唐揚げ

小鍋 ○鍋

食事 ○雑炊 香の物

水物 無花果のコンポート、長崎パープル、ロザリオビアンコ
    写真撮り忘れ

今回も食べ過ぎた~、いつも美味しいお料理ごちそう様♪


【平成25年5月 7度目】

通い始めて1年半で既に7回目。ヘビーローテばく進中(笑
今回はうれしいニュースがあり、やっと板場に新人さん登場。
名古屋出身の25歳、頑張って下さいね。
大将もちょっと一息つけるんじゃないでしょうか。

今回も飲み物代込み1万円でお願いしてます。
今回のお酒はエビスと名前忘れたプレミア吟醸酒と
小笹屋竹鶴(広島)でした。

先付け 雲丹と鮑
 肉厚の柔らかな蒸し鮑と一切の角が無いねっとりした雲丹。
 いつもながら、安心していただけます☆★☆★

造り 鯉、牡丹海老、鰹燻製、中トロ、赤身、目板ガレイ、つぶ貝
 「今日のお造りはいいですよ!」と大将の自信作。
 どれも素晴らしかったけど、特に印象的だったのが鯉☆★☆
 芯はコリっとした鯉らしい食感が残ってるけど、表面の
 口触りが柔らかな食感。聞けば朝締めだとか。
 川魚は活けでないとダメと思ってたので、驚き。
 既成概念に囚われない、自由さがしのはらさんの最大の魅力の一つ。 

お凌ぎ 毛蟹握り
 蟹7対酢飯3ぐらいの豪快な握り。

椀物 一汐グジ、胡麻豆腐、ずいき、焼き茄子
 今回はグジに塩が打たれているので、お出汁にかなり苦労されたそう。
 いつもより薄味でバランスを取ってられました。
 グジだけを食べると確かに塩がきつかったけど、その後のお出汁の
 馥郁とした味わいはオーバーじゃなく五臓六腑に染み渡る★☆★☆★

八寸 鮎塩焼き、フォアグラ羹、玉子真丈、伊勢エビとコーンの天ぷら(トリュフ塩で)
    春子の笹巻き寿司
 春子(かすご)は鯛の稚魚。押し寿司大好き☆★☆
 
焼き物 香川産天然鰻の白焼
 蒲焼きとどちらでもOKとのことで、悩んだ末白焼で。
 山葵とフィンガーライムが散らしてあります。
 フィンガーライム、別名ブッシュキャビアと呼ばれ、ざくろ的な小さなピンクの粒々のフルーツ。
 フランスで流行してるらしいですね。
 今の時期の鰻はややさっぱり目。白焼きで大正解☆★☆★

強肴 近江牛みすじのホット・サンド
 自家製の味噌に漬け込んだみすじにスパイシーマスタードが超絶合う!★☆★☆

鍋 時知らずとノドグロ
 両方とも非常に脂がよくのってました。
 お陰でチリ酢がすぐ薄くなっちゃって(笑

食事 雑炊と香の物

水物 ライチと苺の葛饅頭 
 ライチだなんて挑戦的な和菓子だわ~
 写真撮り忘れ(>_<)またもや酔っぱらってた。 


【平成25年2月 6度目】

11月に「土日で~」と予約の電話入れるものの、「2月後半まで
埋まってます、、、」と言われ、そんなに待たないといけないのかと、膝から崩れ落ちました(少々オーバー)

待ちに待った日がやってきて、いつもの4人組はルンルン♪
テンション上がります^^
大将が「僕1月、2月は得意なんです」なんておっしゃったもんだから。
いつもの飲み物代込み1万円コースでお願いしました。

まずビールで乾杯の後、北島という湖南市地元のお酒。
これが口当たり良くめちゃ美味しかった☆★☆
他に山田とか。

先付け 虎河豚のバフンウニ和え、虎河豚の白子和え

椀物 さえずり、スッポン、泉州合鴨の粕汁
先に戴いた北島の酒粕使用。
これがもう超絶と言って良い旨さ☆★☆★☆
口では言い表せない深みの有る味に、ふだんメチャ賑やかな
私たちも言葉少なに唸るばかり。恐れ入りました~♪
砂糖も味醂も使ってないそうで、素材からの甘味だけで仕立ててあります。

造り 大間平目縁側、琵琶湖寒鯉、金沢ノドグロ炙り、三重アオリイカ、和歌山鰤
いつものように酢橘塩、チリ酢、合わせ醤油で
どれも美味しいんですが、特にノドグロにはにやけてしまう^^☆★☆★

八寸 一の重 フォアグラ羹と干し柿の最中、蛍烏賊黄身酢、天然ホタテ葉山葵
         自家製胡麻豆腐キャビアのせ、クエ肝和え、玉子真丈

    二の重 大間の鱒木の芽焼、安納芋トリュフ塩
ほぼお一人で板場に立ってられるのに、この種類の豊富さ。
ただただ凄いの一言。

焼き物 泉州合い鴨、青首鴨、黒猪、信楽の鹿
ジビエ食べ比べ。塩とタスマニア・マスタード、芥子で。
今回ラッキーだったのは黒猪。
野生の猪と言っても、豚との交雑が進み純血は少ないとのこと。
黒猪は数少ない限りなく純血に近い猪
しっかりした筋肉質の身は噛めば噛むほど旨味が滲み出てくる☆★☆★

長崎産クエ鍋 白菜、椎茸など
「脂の乗りが今ひとつの小振りなクエで」とひとしきり謝ってられました。
確かにプリリンとした独特の食感には乏しかったかな。
でも、その分お出汁は合わせ技で深みがあり、
全員またもや唸りながら飲み干しました^^

止め肴 蝦夷鮑、昆布森産毛蟹、ワカメの酢の物
止めにしたら、豪華すぎますよね(笑
蟹味噌混ぜた毛蟹、美味しかったな~☆★☆

食事 雑炊 香の物

水物(写真取り忘れ、酔っぱらってた)
フルーツ盛り合わせ 伊予柑、さちの香、阿蘇の柿

コーヒーorお薄

今までは日本各地から素晴らしい食材を集めて、豪華で力業って感が
強かったのですが、今回の粕汁は新たな境地に入ったと
思えるほど美味しかったです。「調味料替えたんです」と
大将が種明かしされましたが、研究熱心、日々精進されてる結果ですね!

【平成24年8月 5度目】

婦人画報掲載記念特別企画
ただでさえ、素晴らしい食材揃えのしのはらさんの超スペシャルメニュー。
これは一生に一度は経験せねばと、いつものメンバーを誘ってみました。
普通なら絶対躊躇する2万円!
けど、しのはらさんの凄さをよく分かってるメンバーなので
みんな即意見一致~^^

いつも弟さんが駅まで送迎してくれます。
この日も独立の話でいつものようにワイワイ盛り上がってました。
(9月1日祇園北側に天ぷらメインのお店を出されます♪)
後で、大将から体調不良で、その後家に帰られたと聞き
おくびにも出さないそのプロ根性に頭が下がりました。

このコースは主に馬主など競馬関係の方がオーダーされるそうで
私たちもにわか馬主気分。いや鯨飲馬食の馬かも(笑
お酒は新潟県の「北雪」で。

・ウェルカムドリンク
  シャンパーニュカクテル

・先付
  1-フォアグラ羹 サマートリュフ餡 五島列島蒸し鮑 鮑の肝
   肉厚鮑の心地よい歯触り。フォアグラ羹のとろける味わい。しょっぱなから至福☆★☆★☆

  2-胡麻豆腐茶巾絞り 牡丹海老
   葛入り胡麻豆腐は弾力がある。牡丹海老は指2本分くらいの太さ!

・お椀
  鱧葛饅頭 五色短冊(胡瓜、南京、人参、大根、水前寺海苔) 糸柚
   韓国産の鱧はふっくら。柔らかく馥郁としたお出汁はいつもながらうっとり☆★☆
・造り
  鱸洗い うちわ海老昆布締め 境港の黒鮪大トロ
  鯉の洗い 金沢ノドグロ炙り 鱧焼き霜
  あしらい(茗荷、白髪葱、大根より、胡瓜より、芽紫蘇、芋茎)
   ちり酢 割醤油 塩酢、黄身酢のお好み4種で 
   特に印象的だったのはノドグロ炙り。旨味の固まりでほんと美味しかった~☆★☆★☆
   黒鮪大トロも食べ応えある量と素晴らしい質に、大満足☆★☆★☆
   うちわ海老って初めて食べたけど、甘くてトロッとして伊勢海老よりいいかも☆★☆★
 
・焼物
  1-琵琶湖産鮎の塩焼き
    骨まで柔らか。でも腑は利助で戴いた曽爾川の鮎の方が香しかった。
    これが食通の方が言われる、琵琶湖の鮎の短所なのかな?
  2-北海道産雲丹昆布舟
    お馴染みの甘い雲丹☆★☆ 
  3ー琵琶湖天然鰻白焼
    いつもながら、絶妙な焼き加減☆★☆★
  4ー韓国産鱧漬け焼き
    鰻と鱧それぞれ白焼と漬け焼きを選択できました。
       
・冷物
  トマトすり流し土佐酢 昆布山葵シャーベット
   この睡蓮の花を模したガラス器がキレイでうっとり。
  
・八寸
  焼きなす雲丹ずんだ、フカヒレ雲丹すっぽん水玉煮凝り
  鱧子玉締め、塩辛いか和え、鮎、トマト甘煮、栂尾煮、玉子カステラ
   山玄茶と基本構成が似ていて、やっぱり師弟だな~

・揚げ物
  バチコ天ぷら
   バチコを天ぷらって初めはもったいないって思ったんですが
   旨味が凝縮されて、珍味の王者の味わいでした☆★☆★☆
   全員舐めるように味わいました。

・小鍋
  天然すっぽんの丸鍋 フカヒレ 芽葱
   茄子かと見間違うぐらいのフカヒレの存在感!
   コラーゲンの固まりとはこのこと!
   お出汁のあまりの美味しさにクラクラきました☆★☆

・強肴
  近江牛Aー5自家製ドライエイジングのステーキ
  熊本産伊勢海老、 毛蟹、島根の鮑
  賀茂茄子のソースで   
   さすがにお腹がく、苦しくなってきた… 
   しかし、近江牛のステーキは美味しかった☆★☆★☆
   これなら、もっと入る(笑

・飯替
  フォアグラサンド
   しのはらさん自ら焼かれたバターたっぷりの食パン。
   フォアグラの火入れも抜群☆★美味しい。でももう、胃が限界…

・飯
  小天茶、鮎の風干し、香の物
   と思ったら、天茶漬け。不思議なくらいスルッと胃に収まりました。

・水菓子
  白桃、西瓜、ブドウのレモンジュレがけ
   別腹☆★

・菓子
  葛饅頭とお薄

食べも食べたり3時間半。4人全員見事完食。
しのはらさんは「いつギブアップされるかと思ったら、全部いけましたね!」と
心底驚かれた様子。何でもかの未在より量が多かったとのこと。
リラックスして戴くと、胃袋も伸びるようです。

やっぱり今回もお造りの素材が圧巻。
最近、どこの日本料理店に伺っても、お造りを物足りなく感じてしまうのが
しのはらさんの罪作りなとこ(笑


【平成24年6月】 4度目訪問

滋賀県に住んでいながら、しのはらさんを知らない堅田の友達を
それは人生の大きな損失、とばかり連れて行きました(笑

あら~2階の甲冑、兜が玄関に引っ越ししてる~

まずは気軽な3000円コースをお願い。焼物を鰻に変更したので+料金発生してます。
車なので、今回はノンアルコール。

先付 五島列島の鮑、秋田のじゅんさい
 鮑、柔らかい美味しい☆★☆ 
 じゅんさいは非常に薄味で、さすがのぬめりとプルプル感です。

造り 剣先イカ 鱧落とし、時知らず、メカジキ、縞アジ、鰹
 お初の鱧です。ふっくらと、骨を微塵も感じさせない鱧は
 技術を際だたせます。お値段抑えめのコースなので量は少ないですが
 相変わらずの種類の多さに抜群の美味しさ。ほんと楽しめます☆★☆★

お凌ぎ 新生姜の飯蒸し
 蓋を取ると海苔の香りが立ち上ります。
 新生姜の食感も楽しいが、ちょっと味が濃かった。

椀 茄子、何かの(忘れた)真薯
 真薯はふわふわで空気をたっぷり含み、お出汁のなじみも抜群。
 鮪節のお出汁はほんのり甘く、実にまろやか☆★☆★

八寸 玉蜀黍のかき揚げ、玉子真薯、トマトの甘煮、蒸しエビ、
   大徳寺麩と胡瓜の胡麻和え、鯛の笹巻き鮨

 団扇のお皿が初夏の爽やかさを演出。
 玉蜀黍が甘くて美味しい☆★

焼物 琵琶湖天然ウナギの蒲焼き
 皮はパリッと抜群の香ばしさ、噛むと
 ジワ~っと脂と旨みがにじみ出る。旨い!!!旨すぎる~☆★☆★☆
 友だちは鰻がそれほど好きじゃないそうですが
 今回のは大絶賛でした!

強肴 あん肝酒蒸し
 この時期珍しいですが、北海道ではまだ捕れるそう。
 定番のチリ酢じゃなく、甘辛く煮込んだおろしタレがよく合う!
 フォアグラ羹に続くスペシャリテの予感☆★☆★☆

煮物 小芋、蛸、南瓜、オクラ
 女性の大好物ですよね(笑

食事 鯛飯 香の物(大根、シラス山椒)
 もちろんお代わりOK♪

水物① 黒豆、小豆の茶巾絞り お薄

水物② 西瓜とアメリカン・チェリーの白ワインジュレ
  友だちがここで佐藤錦でも出たら、どうしよう?って心配するほどの
  CPの凄さ!アメリカン・チェリーで逆に安心したって(笑
  ジュレの甘味が絶妙で、本当に美味しかった~☆★☆

どの価格帯のコースでも、全身全霊込めた美味しさ!
通えば通うほど、凄いお店だと感動です。 


【平成24年4月3度目】

しのはらさん行きたい病の禁断症状が出て、高校時代の友だち4人組でまたお邪魔してきました。
いつもなら全くのお任せなんですが、今回は一つだけ注文。
曰く「筍料理はあまり出さないで」。
というのは私たち全員、朝堀筍を近所からお裾分けしてもらうような名産地に住んでたので
ちょっと食傷気味なんです~(^^;)

またまた8000円コース

 先付け 伊勢エビ、天然河豚
徒然草と書かれた竹筒型の器で。
伊勢エビのお造りは海老味噌を醤油で伸ばしたタレを絡めてるのかな?
プリっと弾けるような旨さ☆★☆
河豚には本わさび。もうそれだけでウマし☆★

その時は何にも思わなかったけど、帰ってから徒然草が気になり
調べたら桜の花について述べた有名な段があるらしい。
そういうことがすぐ分かれば粋なのに、すみません~

 向付け 本ミル貝、赤貝、たいらぎ、和歌山産初鰹、琵琶マス、大間の鮪
      昆布締めの鯛、鯛の子煮付け
      土佐醤油、チリ酢、生姜醤油、塩酢の4種類で

この品数に質の高さ、もう圧巻です!特に凄かったのが赤貝。
大きくて肉厚で何も付けなくても、噛むほどに潮の香りが広がり
ため息物の美味しさ☆★☆★☆
今や鮑より高級という本ミル貝に初にお目にかかりました。
やっぱり評判通り美味しい。上品な甘さを感じる☆★☆

 椀物 浜中産ウニ、蓬麩
いつもいいウニを選んでられるな~って感動。
このキレイなヴィジュアルも素晴らしい☆★☆★

 八寸 水蛸煮、庄内麩黄身酢射込み、玉子真丈、甘エビと生湯葉、揚げ大徳寺麩
   蒸し海老・もろみ胡瓜・赤蒟蒻の串、フォアグラ羹
金箔の皿がまぶしい!ワイン好き子がフォアグラ羹をいたく気に入り、買って帰りたがったのですが
しのはらさんに「溶けるので無理です」と言われ、ガックリきてました(^^;)
実際しばらくすると溶け出す融点の低さ。しのはらさんのスペシャリテです☆★☆★☆ 

 焼き物 合馬産筍ホイル焼きと五島列島の鮑
4時間もかけてじっくり焼き上げてあるので、芋のようにホクホク。
筍あんまり~なんて言う私たちが喜ぶように鮑付き!

 鍋 伊勢エビ出汁で筍メバル、自家製飛竜頭、筍
筍メバルは筍の季節のメバルのことかと思いきや、全くの別種らしい。
白身でプリっと弾力があり、クエにちょっと似てる。
自家製飛竜頭も素晴らしい☆★☆

 食事 雑炊、香の物

 水物 葛桜お抹茶

今回のお酒は鳥取の日置桜の強力をカンで。
高知の酔鯨を冷やで。あと、発泡の日本酒を。
強力はその名の通り強く米の旨味を感じるが、柔らかな口当たり。
日本料理にピッタリでした☆


  • 揚げ物 近江牛カツ、松茸フライ、マッシュルームペースト
  • H28/9 自家製胡麻豆腐と雲丹
  • H28/9 鱧とインゲンすり流し

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2位

草喰 なかひがし (元田中、茶山・京都芸術大学、出町柳 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999

2014/10訪問 2014/11/15

唯一無二の世界観

食べログレビュアーなら,なにかしら目標を持ってる人多いんじゃないでしょうか?
例えばミシュラン店制覇とか、1000件レビューとか…
私の場合はなかひがしさんで12ヶ月全てのお料理を戴くことです

【平成26年10月 13回目】
今回は初夜飯初二階
通い慣れたなかひがしさんですが、初めて尽くしにワクワクしながらその日を迎えました。

大きなお座敷を襖で仕切って二間利用。
掘り炬燵式じゃないのはちょっと足がしんどい。
それに、建付の関係か、大きな車が通る度に襖が揺れて
初めは地震かポルターガイストかと、メンバーで顔を見合わせたり。。。
しかし、素晴らしい夜の饗宴のお陰で、そんなことも段々些細な事に。

飲み物はエビスとドイツはモーゼルの白ワイン。
この白ワインが中東さんが惚れ込んだとあって、とても美味☆★☆★
葡萄そのもののようなフルーティさと、程よい甘味と酸味。

●八寸 今月のテーマは栗名月または豆名月
 味女どじょうの天麩羅 個体数も少ないが、食材としても15000円/kgというとんでもなく貴重な魚だそう。
            もちろん初めて食べました。鮎と同じような清流に住んでいるそうなので
            泥臭さなど微塵も無く、旨味が濃い☆★☆★ これはランチでは食べられませんね!
 鬼皮ごと揚げた栗 渋皮ごと食べられます。 
 菊菜と鹿の肉の生春巻き包み 
 黒皮茸の天麩羅
 戻り鰹の燻製
 祇園豆の醍醐まぶし
 茗荷と 鱧の笹巻きご飯
 黒豆の枝豆と柿のきな粉酢和え


煮えばなご飯

●白味噌椀 里芋 なめこ 三つ葉

●焼き物 落ち鮎味噌幽庵漬の笹巻き焼き・茹で落花生 蜜柑 ポップライス
 この時期の鮎は骨が硬いので、抜いて別添え。
 笹の良い香りに包まれ、味噌の旨味が染みこんだ鮎は実に美味☆★☆★☆ 

●造り鯉 間引き菜 マイクロトマト とんぶり もってのほか(食用菊) 山椒オイルでカルパッチョ風に
 各月の鯉をいただいてますが、晩秋の鯉が一番美味しい☆★☆★☆
 もってのほかとは山形の食用菊で、伊達政宗公が「こんな美味しい菊を下々が食べるのは
 もってのほか」と言ったとか。

●椀 グジの湯葉巻 大黒しめじ 水菜
 昼には出ない椀。菊の蒔絵が芸術的。
 やわらかでふくよかなお出汁☆★☆

●箸休め① 鰹の生ハム仕立て むかご
 ふくら雀の小皿が可愛い。
 鰹美味しかった☆★☆

●箸休め② あけびの胡麻和え
 

●蒸し物 蓮根餅  猪口茸 小蕪  坂本菊
 もっちりした蓮根餅、美味い☆★

●強肴 琵琶湖の大鰻 赤人参 芥子菜 牛蒡
 人間の腕ほど太い大ウナギ。骨切りしてじっくり焼いてましたが
 芳ばしい反面、脂が落ちすぎて身のふっくら感に欠けてました。
 天然鰻は実に難しい食材なんだと改めて思いました。

●炊き合わせ 原木椎茸 中抜き大根

松茸ご飯
 9月頃は豊作だった松茸が、10月に急に入らなくなって+料金(1500円)になってしまいますが
 ぜひ!との女将さんの熱いお勧めで。
 一緒に炊きあげるのと違い、松茸を炭火で焼いてからご飯にまぜてあるので
 香りとシャキシャキ感が違う!

ここで、カウンターへ降りました。
 
●食事 木の葉とんぶり 目刺し 小鉢2鉢 香の物
 木の葉とんぶり、もちろん木の葉丼に掛けてあるんですが
 山椒葉ととんぶりを振りかけたミニ丼。
 もうお腹はち切れそうだったけど、山椒のさっぱりした風味でまた胃に入る(笑

●デザート 代白柿 人参葉のシャーベット スティックチョコレート ザクロ

珈琲 黒糖の金平糖 蘇
 最後の金平糖がまた美味しい☆★☆
 珈琲は長男さんが杉下右京のような手つきで淹れてくれます。
 希望を言えば、もっと熱い方が良かったな~

2階では女将さんが大活躍。大将のダジャレをそのまま踏襲されてます。
カウンターで大将がダジャレを言ってる時、シレッとされてるのにね(笑
夜でしか、食べられない珍しい食材が続々登場で値打ちがありました。

【平成26年2月 12回目】
ちょっと久しぶり。
一番好きな2月のお料理です。

八寸 鰯燻製、鮭と大根の麹漬、牡蠣甘辛煮、ヒイラギ唐揚、菜花、蕪の椿見立て
 ヒイラギは柊の葉形に似た小魚。

お凌ぎ 裏稲荷 
 雪山に見立てた裏稲荷の中は山菜がたっぷり。
 土筆が可愛らしく芽を出してます。
 大徳寺納豆と松葉で作った目出度い左馬。

椀 大根、人参、芹、赤蕪などの野菜出汁
 野菜以外一切調味料を加えてない。
 甘味、辛味、酸味などこんな深い味わいになるのかと驚き。

焼き物 鰆の杣焼き 鯉の鱗の佃煮
 杉板で挟んで蒸し焼き。
 橙を搾っていただくと美味しい☆

造り 鯉の冬ごもり 
 甘味たっぷりの鯉の短冊造りに辛味大根おろしがたっぷり。
 鯉も冬は特に美味☆★☆

煮物 猪肉の白味噌仕立て
 ムカゴや茸もたっぷり。
 しっかりした筋肉質のお肉は噛めば噛むほど旨味がほとばしり出る☆★☆★

強肴 モロコの炭火焼き 赤万願寺ソース
 いつもの鴨、笹カレイに加え、この時期はモロコも選択肢に。
 かなり大振りのモロコなのに、骨まで柔らかくじんわり焼けている☆★

止め肴 畑菜と椎茸の煮浸し
 京都では2月の初午(はつうま)の日に畑菜を食べる風習があるそう。
 なかひがしさんに行くと、昔からの習わしを勉強させてもらえます。

食事 目刺し、卯の花、ブロッコリーの芥子和え、白飯、香の物
 3杯目のお代わりでやっと念願の「ニューヨーク、マンハッタンの夕日」を戴きましたよ!
 白米の湯漬けに練り梅がのっかってます。

水物 酒粕シャーベット、朝摘みイチゴ、橙ジャム

3月31日、NHKの「プロフェッショナル」に中東さんが登場します。
放映されると、また予約殺到するでしょうから、
予約するなら今の内に(笑


【平成25年4月 11度目】

八寸
こしあぶらの揚げ物 鹿肉と日本蒲公英、苺のオイル和え
筍の荏胡麻和え 柊の干物 蛍烏賊の桜チップ燻製 玉子焼き 桜葉飯蒸し


こごみと干し土筆の白和え
小鉢は土筆柄、可愛い♪

椀物
スナックえんどうとよもぎ餅の白味噌
ゼンマイ蒔絵の椀、可愛い♪

焼き物
桜鱒の西京焼き 葉山椒 ブロッコリーの醍醐まぶし 芥子菜 一口黄金

造り
鯛の造り 醤油ムースで
虎杖 山菫、烏野豌豆 葉山葵の醤油漬け 野蒜混ぜ大根おろし


炊き合わせ
筍 白菜菜花 ゼンマイ素揚げ

強肴
シャラン産鴨炭火焼
「いつも同じもんですんません」と大将。
「これが楽しみで来てます」と私たち^^ 

止め肴
独活 クレソン 黄ニラの煮浸し

食事
目刺し 白飯 野菜の五目煮 蕗の薹の味噌和え 香の物

水物
朝摘みイチゴ、きなこアイス、わらび餅

春は出てくる山菜の多いこと多いこと。
何度行っても覚えきれません(笑


【平成24年11月10度目】
前回、なかひがしツアー団体客と同席だったため、お料理、サービスとも
ちょっと点数辛目に採点しました。
今回はいつもの落ち着いた中にも、大将のお茶目な接客が光り
とても楽しい2時間を過ごさせてもらいました。
息子さんの出番が段々増えてきているのも頼もしい。

*八寸
揚げ栗、衣かつぎ、銀杏蒸焼、丹波黒豆直焼、鰹生節の燻製、
香茸(コウタケ)、鯖寿司、茹で落花生

十字に切れ目を入れて鬼皮ごと揚げた、なかひがしさん曰く一番簡単な栗料理だそう(笑
渋皮ごと食べられて、実に芳ばしい☆★
丹波黒豆は皮ごと2時間ほど煎ったそう。

*お凌ぎ
カラスミとムカゴの飯蒸し

*椀
バターナッツ南瓜と蕪の白味噌椀
言うことなし。完璧です★☆★☆★

*焼き物
子持ち鮎の味噌幽庵の朴葉包み焼
背骨は抜いて唐揚げに。

*造り
鯉の洗い、紫芥子菜、カタバミ、茹で小豆、ノビルなど


*炊き合わせ
聖護院大根、金時人参、杓子菜、ハナイクチ(茸)、加賀蓮根のすりおろし
野菜だけなのに、何故にこれほどコクのある味わいになるのか★☆★☆
ハナイクチは天然シメジに似ているが、更に美味しい。

*強肴
シャラン産鴨炭火焼 温州みかんジャム添え
鴨が美味しい季節★☆★☆

*止め肴
自生椎茸、杓子菜、食用菊の煮浸し

*食事
白ご飯、アケビの胡麻和え、目刺し、香の物他

*水物 
熟し代白柿の人参葉シャーベット添え
枝は近所のチョコレート工房に頼んで作ってもらったもの。
型ではなく、一本一本削られたとか。
柿は究極熟した物を冷やしてあります
ほんとに甘い★☆★


【平成24年6月 9度目】
●八寸
竹籠に原種のあじさい。
稚鯖の干物、虎杖の白和え、焼き一寸豆、田芹の湯葉巻き、鯖寿司
初鰹のなまり節、青梅葛餡、,淡竹


この中では青梅葛餡、爽やかで印象深い★☆★
虎杖のちょっと酸味が効いた白和えも良かった。

●椀 賀茂茄子、スナックエンドウの白味噌仕立て
いつもながら、最高★☆★☆★

●焼き物 鮎の塩焼き 蓼酢で
後述しますが、この日は団体客がいたので、事前に焼いた鮎を焼き直し。
風味が落ちてしまってた。残念。

●お造り 鯉の洗い、朝風胡瓜の塩もみ、胡瓜のムース 土佐醤油で
土佐醤油を振りかけて、混ぜ混ぜにしていただきます。
パリパリに揚げた鱗がいいアクセントになり、美味しかったな~★☆★☆

●煮物 天然鰻の蒲焼き、淡竹、揚げ木の芽
揚げた木の芽が匂い立ちます。
鰻はややふっくら感に欠ける。

●強肴 シャラン産鴨の炭火焼き
これが無いと、なかひがしさんに来た気分がしません(笑

●小鉢 虎杖、ワラビのサッと煮

●食事 白飯、鯉コク、目刺し、新ジャがの木の芽和え、香の物

●水物 蓬アイス、紅茶ゼリー、びわ、苺、岩梨
甘味はフルーツ本体のみで、紅茶味を最大限生かした大人味

この日は総勢14名ほどのツアー団体客が来て
なかひがしさんは大忙し。
旗を持った添乗員を先頭に、ドドドと入店してきたのには正直驚きました。
鮎は事前に焼いておいた物を温め直したりで
いつもとかなり勝手が違う。日が悪かったな。。。。。  


【平成24年1月 8度目】
いつもは質素な店先に、白い大きな暖簾がかかりお正月気分。
何度も来てますが、やはりいつもと違う高揚感。

●八寸
塗りの箱の蓋は絵馬型の杉板。
その上にムカゴ、黒豆、からすみ、煮蛤がささった大王松。餅花に模してあります。
辰の文字入りぐい飲みには蕗の薹、蒟蒻、土筆の白和え

今年は中東さん年男だそう。「48歳になります」と今年最初のギャグ(笑

塗りの箱の中には風干し子持ち鮎、六文銭に模した堀川牛蒡
金柑、揚げ筍、揚げ栗、結び紅白なます、味噌卵黄を挟んだ白蕪


鮎は伊勢神宮でお正月に奉納される目出たい魚。

●椀物
むかごの自然薯団子、大根、人参の白味噌仕立て
芹を散らして

●焼き物
鯉のつけ焼き、雪割蓮根、氷餅、鱗の甘露煮
鯉が焼き物で出てくるのは1月だけ。
丁寧に骨を除いて、じっくり焼き上げてあります。

●お造り
氷見の寒鰤、自然薯、辛味大根、ポン酢ジュレ、粉末醤油で
添え物4種をぐじゃぐじゃっとかき混ぜて食べると
何て美味しいんでしょ!これだけでお酒が進みそう♪

●焚き合わせ
北山のイノシシ、杓子菜、頭芋の揚げ団子
飛龍の素晴らしい蒔絵の椀で。
イノシシから濃厚な旨味が出たお出汁は温まる★☆★★

●強肴
シャラン産鴨の炭火焼き、人参コンフィ、黒大根、辛味大根
冬場の鴨は脂が乗り、しっとりした旨味をたたえてます。

●食事
ブロッコリー、カリフラワーのすぐき酢
おから
目刺しとおくどさんで炊いた白ご飯
香の物


●水物
橙ゼリー、酒粕シャーベット、冬苺、苺
橙をユズリハに載せて、「代々譲る」で締めくくり。

いつ来ても楽しいなかひがしさんですが、冬のお料理は根菜は滋味深く
肉、魚は脂がのり一段と美味しい。


【平成23年8月 7度目】

前回3月は事情があって、涙の欠席(T_T)
なのでちょっと久しぶり。いつもの8400円コースにエビス。

●八寸
蕪のへしこ挟み、ささげ、ホオズキの中に茄子の枝豆射込み、
オクラの醍醐まぶし、とうもろこし寒天寄せ、あかざと百合根、ほぐした塩鱈、
ささげ豆、びわますの寿司(実山椒入り)

この日は旧暦の七夕。梶の葉の上にお料理が盛られています。
平安時代には笹や竹じゃなく、梶の葉に七夕飾りを飾りつけていたとか。


小鉢 イタチ胡瓜、胡麻豆腐に胡瓜のすり下ろし
昔胡瓜は黄色くなるまで完熟させて食べていたそう。
黄色く大きな胡瓜はイタチに似ているから名が付いたとか。
お出汁をたっぷり吸った黄瓜はトロッとして冬瓜のように美味しい☆★☆

そばがき。おくら、モロヘイヤ、長芋、海苔と
ネバネバ三兄弟で夏ばて防止♪

煮えばなのご飯

うるかを塗って焼いた鮎の風干し、万願寺とうがらし、トマトを煮詰めたもの

●:鯉の洗い、赤紫蘇ジュレ、梅、茗荷、花オクラなど 
 比良山荘の鯉の洗いは直球勝負だけど、なかびがしさんのは変化球。
 いろんな味わいのハーモニーは楽しい☆★
 このガラスの器はボヘミアングラスでキツネと薄柄は正倉院由来のものとか。

茄子の蒸し焼き、白味噌、茄子の皮の揚げたの、かぼちゃといんげん
 これ美味しかったよ~☆★☆

美山の鮎塩焼き 
 いつも焼き物は鴨を頼むんですが、今回は鮎で。
 安曇川の物より大振り。なんと早くもちょっと卵を孕んでました。
 大将曰く「初産ですな」。
 笹の葉の絵柄に、傾斜のついた皿は蓼酢がキレイに奥に収まってます。
 鮎専門皿ですね。

錦糸瓜、ドイツ豆の酢の物

メインディッシュのめざしとごはんセット

バジルと豆腐のアイス、まくわ瓜、真珠豆、井戸水のジュレ、トマトのソルベ

今回は中東家のグローバルな活躍のお話し、いろいろ聞けました。
長男さんはしっかり厨房でお父様の補佐、次男さんはセントレジスのラ・ベデュータで料理長。
三男さんはマンハッタンで精進料理屋さんをされているそう。
しっかり料理人のDNAが伝わっていて素晴らしい♪

なお10月末には東京のベージュでアラン・デュカス氏とのコラボで
ナイフとフォークで戴く草喰料理」なるイベントがあるそう!
私は東京には行けないので、こっちでもそれやって下さいよ~ってお願いしましたが(笑


【平成22年10月6度目】
10月も最終、急に冷え込んだ日でした。
店の中は一転、満席の熱気と温かいいつものお店の方々の笑顔。
ミシュランの☆が1個から2個に増えて、お祝いを言おうかと思いましたが
全然そんなの関係ない雰囲気だったのでや~めた!(笑

今回は8400円のコース。
まずエビス、次に「英勲」の冷やを戴きました。

八寸 【揚げ栗・玉蜀黍の寒天寄せ・祇園豆の醍醐まぶし・戻り鰹の燻製・焼黒豆
     黒皮茸の天ぷら・小蕪の味噌挟み・むかご入りのおこわの笹巻き
    ガラスの器の中には黒豆の枝豆と柿、きな粉酢 】

 戻り鰹の燻製は旨味がこれでもかってくらい凝縮!美味しい。
 黒皮茸、非常に珍しい物で木耳のよう。
 栗名月(または豆名月)を祝って、焼黒豆と揚げ栗も。

椀物 【猪口茸(ちょこだけ)と小芋】    
  しめじの仲間のようです。いつもながらこちらの白味噌は美味しい。

焼き物 【鮎味噌幽庵漬の笹巻き焼き・茹で落花生・赤万願寺と万願寺・ポップライス
 盛りつけがすばらしい!青万願寺で赤万願寺を挟み熨斗を表現。
 雀のようにお米をついばんで下さいとのこと。はい一粒一粒戴きました。
 鮎は子を腹一杯孕んでます。笹の良い香りに包まれ、今年最後の鮎を戴きます。
  
お造り 【鯉の細造り・生姜のソルベ・間引き菜
 紫蘇風味のお醤油をかけてぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
 生姜の清涼感が鯉の清澄さを更に引き立てる。
 この鯉今までで一番!と同行した友だちとも肯きあう。

炊合せ 【小豆を射込んだ蓮根・虚無僧茸・蕪の葉
 今まで食べてた蓮根は何だったんだってくらいほこほこ。
 小芋のようです。

強肴 【フランス産鴨の炭火焼
 笹ガレイとの選択ですが、ほとんどの客はこの鴨が楽しみ♪
 もちろん私たちも。表面の香ばしさ、レアな風味を残し旨味を蓄えた赤身。
 言うまでもなく美味しーーーーーーーい!!!

止め肴 【大根葉と大根とお揚げ
 サッと煮た煮浸し。お揚げさんをこんなに細く刻めるなんてすごい。

食事 【白米・目刺し・香の物・小鉢
 なかひがしさんのご飯はいつも美味しいけど、10月のは格別☆
 小鉢が幾つかありましたが、ごめんなさい忘れました…

水物 【代白柿と人参葉のソルベ
 京都名物ですが、実際は奈良産とか。
 超完熟柿です。もうほとんどジャムのようにねっとり。

俳句を嗜まれている方なら、こちらは堪らないでしょうね。
季語に因んだ食材がいつも満載。
私はあいにくそちらの素養は全くありませんが、
それでも季節を感じながら戴くお料理は格別です☆☆☆

今回も大将は絶好調。新作満載の日でした。
(白ご飯)(目刺し)ショォィル(山椒オイル)」と指さしながら
食べ方を説明(笑

次回は3月。「またお願いしますね~」とお店を後にする私たちに
「良いお年をお迎え下さい(^o^)」だって。
ちょっと気の早いお茶目な大将でした。


【平成22年5月5度目】

天候不順で初夏の陽気とは言いにくいこの頃。
けれど、なかひがしさんのお膳は確実に春から夏への移ろい。
小食のメンバーがいたので、今回は6300円コース。
エビスと英勲(冷)で。

 八寸 【鯖寿司の粽仕立て・稚秋刀魚・新鰹なまり節・虎杖のとろろ昆布巻
      葉山葵、アスパラ、タンポポの小鉢・虎杖の煮汁の寒天寄せ
      空豆の醍醐まぶし、破竹の山椒詰め、蕗の焼き湯葉巻き】
端午の節句なので、菖蒲とヨモギの束が上に置かれてきます。
菖蒲は剣、蓬は薬を表すことから
「強く優しく」という親の願いが込められているとのこと。
小鉢にはまだ白い苺が一かけ。「イチゴ白書」との説明。
確かに甘酸っぱい青春の味の小鉢でした(笑)

 和え物 【擬宝珠、虎杖の白和え】
擬宝珠とは新芽が巻いている状態が橋の欄干にある擬宝珠に
似ていることから名付けられたそう。

 椀物 【新タマネギと莢豌豆の白味噌仕立て】
いつもながら、こちらの白味噌は美味しい♪
 
 焼き物 【イワナの塩焼き・ノビル酢で】
解体新書」って言われるとおり、骨をキレイに抜いて
煎餅のようにパリパリに焼き上げてあります。
葱坊主が振りかけられています。小さくてもしっかり葱の味。

 造り 【鯉のへぎ造り・鱗の甘露煮・皮湯引き、煮こごり】
ノビルを刻み込んだ大根おろし、カラスノエンドウ、虎杖水車の中央に
クレソンの花、軸を巻いた二十日大根など他所のお店では
絶対見られない手の込んだ季節感が表現されています。
また合わせ醤油は特製で非常に美味。

 炊き合わせ 【稚鮎・破竹・虎杖】

 止め肴 【焼き椎茸・水菜・レタス】
自生の水菜は味が濃く力強い。

 食事 【白飯・莢豌豆と人参の白味噌和え・葉山葵と鰯の佃煮・香の物】
佃煮も白味噌和えも美味しかったです。

 水物 【胡麻豆腐アイス・イチゴ】
しっかり胡麻と豆腐の味でした(笑)

今日同席したお客さんで通常の懐石と勘違いされている方がおられました。
「草喰」と銘打ってられる意味をよく認識してから来ていただけたら、と
残念に思います。


【平成21年12月再訪】

通算4回目です。どうしてこんなに気に入ってるのか。
まず八寸の魅力。ここまで季節感を再現してる八寸は希有でしょう。
それと草の根,鯉の鱗まで食材として無駄にしない精神。
派手さはないけれど,今は失われた日本の美徳が身にしみます。

 八 寸 【締め鯖の昆布巻・戻り鰹の山椒煮・林檎と鹿燻製・ブロッコリーの氷餅
     焼き黒豆・南瓜と金時豆のカボス釜・栗煎餅と栗餡の山茶花見立て】
赤・黄・緑の彩りもキレイなカボス釜。若狭鯖や美山鹿の美味しさは言うまでもなく。
ブロッコリーは雪を被った木々を表現。

 お凌ぎ 【からすみ・銀杏・零余子の飯蒸し】
あっさりした飯蒸しにからすみが良いアクセント。

 椀 物 【天然なめこ・大根・人参・茗荷の白味噌仕立て】
奥様のご実家の白味噌はこちらの定番。冬場は酒粕も入ります。

 造 り 【鯉・皮の湯引き・煮こごりを日野菜おろしで】

 焼き物 【鰆の朴葉蒸し焼き・蕪の味噌挟み・海柑】
鰆は幽庵焼きならぬ,海柑汁に漬けた「海庵焼き」とは大将の命名。
海柑とは徳島産で蜜柑とカボスを掛け合わせた物。

 煮 物 【焼き堀川牛蒡・揚げ里芋・金時人参・大根・杓子菜の柚子味噌田楽】
最後野菜から出た煮汁をお猪口で戴くのですが,滋味溢れた逸品。

 強 肴 【鴨ロースの炭火焼き・九条葱】
ボジョレー・ヌーボーの時期の鴨は適度な脂の乗りで最高に美味しい☆☆☆

 止め椀 【蕪の酢漬け・菊菜煮浸し】

 食 事 【白飯・沢庵の贅沢煮・香の物】
贅沢煮とは,そのまま食べられるのにわざわざ一手間かけることから。

 水 物 【冬苺・人参葉シャーベット・柿ジュレ・林檎】
冬苺の赤と人参葉の緑がクリスマスを思わせる。

尚来年4月からコースそれぞれ千円ずつ値上げするとのことです。 


【平成21年7月再訪】
定例化した「なかひがし」訪問です。
飲み物は「エビス」。

八寸 【子秋刀魚の日干し・タニシ・揚出茄子の枝豆射込み・鱧飯寿司
     莱と玉蜀黍の煮浸しに鱈でんぶ・オクラの醍醐まぶし】
こんな可愛い秋刀魚初めて!
揚出茄子の枝豆射込みは先日テレビでも紹介されていた7月の定番です。
面白かったのが鱧飯寿司。
修行僧がただの白ご飯と偽って食べていたとか。確かに白くて判りません!
醍醐は牛乳を精製した貴重な物で醍醐味の語源になったものとか。

和え物 【子芋の荏胡麻和え・大葉と穂紫蘇を添えて】
荏胡麻は胡麻ではなく紫蘇の仲間でαリノレン酸をたっぷり
含み健康食品です。

椀物 【枝豆豆腐と新じゃが千切りの白味噌仕立て】
こちらの白味噌汁は本当にまろやかで美味しい。
夏はすっきり甘味を控えめにされてます。

造り 【鯉のあらい・夏大根シャーベットと実山椒】
写真取り忘れ(涙)鯉の身は湯にさっと通すことで桜色になるとか。
実山椒と夏大根のピリピリ感が心地よい刺激。

焼き物 【鮎の炭火焼き・蓼酢で・トマトのコンフィ・ズッキーニ】
彩りもキレイ。鮎は頭から丸ごとキレイに戴きました。

蒸し物 【蒸し賀茂茄子の白味噌田楽・インゲンと南瓜添え】
茄子の剥いた皮は素揚げにして飾りに。白味噌の美味しいこと♪

強肴 【鴨の炭火焼き・梅肉だれ・実山椒とオニオンスライス】
季節に合わせて塩加減焼き加減を変えられてます。
今回は表面かなり強火で炙られていて芳ばしい。

小鉢 【錦糸瓜の素麺風】
しゃきしゃき感が食欲を増します。

食事 【目刺しに白ご飯に香の物】
今回新兵器が。山椒オイルで目刺しを食べたのですが,
目刺しの塩気をオイルがまろやかにしてまた別物の美味しさ!

水物 【紅茶ゼリー・抹茶豆腐アイス・真桑瓜・ブルーベリー・柑橘】
お皿の下に葵の葉が3枚敷かれてます。
昔祇園祭の頃の京都の町には葵がわっさわっさ生えていたとか…

【平成21年2月再訪】

今回は食材がうま味を蓄える冬料理ということですべてが想像以上の美味しさ!
7350円のコースで。
底冷えする日だったので,ビールの後は立山を熱燗でぬくもりながら…
お料理の味を消さない柔らかな口当たりの良さです。

八寸 【牡蠣しぐれ煮・鰯の燻製・蕗の薹と蒟蒻と山菜白和え
     菜の花胡麻和え・射込み芋・赤蕪と白玉の椿見立て】
  赤蕪と白玉は可愛くてため息。赤蕪は酢締めで中に柿ジャム。
  白和えには土筆が飾られ,芽吹く春の気配を。
  節分に欠かせない鰯の燻製は旨味凝縮~♪
  射込み芋は頭芋と茸を炒め柚子に射込み蒸したもの。

椀物 【栃餅,大根,人参,芹など野草の白味噌仕立て】
  酒粕も少量入り温まります。栃餅は風味豊かで大好き。

焼き物 【西京味噌漬け鰆の杉板焼きに雪輪蓮根を添えて・鯉の鱗の佃煮】
  杉の匂いが香り立ちます。鰆も本当に美味しかった!
  鯉の鱗少々驚きましたが,山椒がよく効き意外にいけました。
  なにより食材の全てを無駄にしないという精神が素晴らしい。

造り 【鯉に日野菜おろしとポン酢ジュレ添え】
  湯飲みに入り登場。短冊の鯉はおろしとジュレがよくなじみ,
  9月の鯉よりずっとうま味が染み込んでました! 

焚き物 【牡丹鍋・九条葱・堀川牛蒡・里芋など】
  厳選された猪はもちろん臭みは全く無く,よく噛みしめる内に
  山の滋味が溢れ出てきます。お出汁もいいお味。

強肴 【フランス産鴨の炭火焼き】
  笹ガレイとの選択ですが4人全員鴨で。
  この時期の鴨は脂がよくのり,ミディアムレアの柔らかいお肉から
  ジュワッと旨味が口に溢れ出ます。感涙もの!

和え物 【水菜と薄揚げの芥子酢味噌和え】
  筋っぽさとは無縁の柔らかな水菜が美味い。

白ご飯とおかず3種と香の物 【目刺し・おから・ブロッコリーの胡麻和え】
  こちらのご飯は「ひとめぼれ」とのこと。おくどさんとの相性が一番とか。
  もちろんお代わりしてお焦げをゲット。

水物 【苺にグレープフルーツのゼリー】

月初なので次回の予約は余裕と思いきや
またまた7月の日曜日は1日だけしか空きが無し。
ここでおやじギャグ一発。「この日カウンターはいけますか?」と私。
「その日はカンターに取れます。」座布団1枚でした(笑)

【平成20年9月初訪】 

字数制限にひっかかりましたので、日記に本文は移しました。

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3位

Fujiya 1935 (谷町四丁目、堺筋本町、松屋町 / イノベーティブ、スペイン料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/07訪問 2012/08/07

ミシュランの☆を取るとこうなるんだ~の理想型

実は5年前のディナーにも伺ったことがあり、
その時はエルブジを模倣した前衛的なお料理と、厨房で怒りまくってたシェフのマイナスイメージが強く
長らく再訪してませんでした(^^;)

でも、マイレビュアーさんの感想を読み聞きして、かなり
変化があったように感じ、再度行ってみることに。

まず、内装がすっかり変わっていてビックリ!
落ち着いた間接照明のウェイティングで、用意が調うまで
フェンネルのハーブティーを戴き、しばし待ちます。
マイナスイオンで心身をヒーリング。

オープンキッチンを眺めながら階段を上がると
白樺林を模した壁、やはり落ち着いた間接照明。
ゆったりした間隔で1列に並んだテーブル。
試験管を一輪挿しにしているのは、ここらしいです^^

夜は1コースで10500円(税込み)別途8㌫サ料。
箕面ビール(900円)をオーダー。

トマトのシャーベットと発酵させた河内晩柑のスープ
河内晩柑のスープはエスプーマ・スパークリングでテーブルで
注がれます。ビールより苦みを感じるくらいの夏ダレした舌を
シャキッとさせる味わい。

露の滴が落ちた緑の葉
緑の葉はホウレン草ピュレを再形成。
滴は飴細工の中にピスタチオオイル。
絵画のように美しい。葉はホウレン草というより茶葉のような味わい。

ピスタチオのマシュマロ
この料理だけ記憶が抜け落ちてる(涙

チーズボール
焼きメレンゲのようにサクッとした食感★

気泡をたくさん含ませたトマトのパン
フワフワの蒸しパン。トマト味が濃厚です。
挟んだチーズが溢れないよう一口でパックリ。

鱧 ホオズキ 水茄子とディル
800㌘の韓国産鱧は炙り。素晴らしい脂の載りよう。
もちろんふっくら、皮と身の一体感も素晴らしい☆★
見事な骨きりは合格点。

豆類 白エビ
生の白エビ、さっと茹でた枝豆、三度豆、空豆などを
旨味の濃い豆ソースでまとめ、素揚げカダイフでサンド。
食感が面白いし、すごく美味しかったですね~☆★☆★

堀たての新じゃがいも
スナック菓子のよう。中はくり抜かれ、表面のパリパリ感を楽しむ☆

シュクレのパン 飛騨高山のスモークバターと茶美豚の背脂
これを楽しみにしてたんですよ~
不思議の国のジャックさんレビューで興味津々だった、熱したプレート入り木箱で登場。
いつまでも温かく、良いアイデアだな~って改めて感心。
表面は強めに焼き上げ、ガッシリ。中はもっちり、小麦の深い味わいを感じ取れる美味しいパンでした☆★☆
背脂はちょっと癖があったので、スモークバターの方が好き。

天然のウナギ 赤玉ねぎ 黄色のパプリカ
パプリカのソースは面前で注がれる。
ウナギの皮は煎餅と言って良いほどパリパリ。
身は先に蒸してあるので、ふっくら。白焼きで食べたかった~(笑

パスタトラットデマーノ 天然の鮎 ルコラセルバチコのソース
島根県高津川の鮎。祇園の割烹顔負けの仕入れ力です。
ただコンフィされた鮎は身が固くなってしまい、ほぐしてと言われても
きれいにほぐれません。
手延べ素麺の技法で作られたパスタは
ツルンとのど越しが良くもっちり感がないので、夏にぴったりの爽やかさ。

9週間熟成させた但馬牛 酢漬けにしたラッキョウ のこぎり草
中勢以さんのかな~?
最近食べた牛では、ダントツの美味しさ☆★☆★
適度な弾力と深い旨味をたたえた赤身にうっとり♪
のこぎり草はセージに似た香りで、さっぱりしたソースに。

桃のコンポート ルバーブ
とろける程熟した桃をコンポート。その甘さをルバーブの酸味が引き締める。
タピオカとバニラアイスをデコレート。
美味しい☆★☆★

石垣島産マンゴ 夏苺 安曇ベリー
マンゴーには白くトロリとした甘めのソース。
甘さ、酸味が種々様々なベリーがマンゴーの甘さに緩急をつける。
周りにはドライミルクの粉末を飾りつけ。
美味しいを追求したら、こうなるって見本のような完璧なデザート☆★☆★☆

赤い果実のミニドーナツ
フワッと口触りに、ピンポイントの甘酸っぱさ。ビジュアルも可愛い♪

fujiyaのボンボンチョコレート
生チョコの中身はブランデー。大人味。

コーヒーor紅茶orハーブティ
うっとりするフォルムのカップ。有名作家さんのものだそう。
一見薄く見えたハーブティーですが、芳醇な香りに圧倒されました☆★

お料理の進化には正直驚きました。
以前はお料理のヴィジュアルに味が追いつけない風でしたが
今回は見事に一致。

そして何より藤原シェフの変貌ぶりに目を見張りました。
立場が人を変えるとはよく言ったもので、
5年前のピリピリした神経質そうな面影は消え
腰が低く、穏やかに、でも自信に満ちたシェフの姿にある意味感動を覚えました。

ミシュランの星がシェフとお料理に良い変化を与えた
典型例ですね。

なお、9月1日よりランチは6500円のコースのみ、
また、ディナーは13500円のコースのみのご提供となります


敷居がちょっと高くなりますね(涙

  • トマトのシャーベットと発酵させた河内晩柑のスープ
  • 露の滴が落ちた緑の葉
  • チーズボール

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4位

ろあん松田 篠山店 (篠山市その他 / そば、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2012/10訪問 2012/11/07

桃源郷.

私はお蕎麦には執着は無く、わざわざ遠出してまで。。。。という人間です。
が、こちらはお蕎麦以外のお料理も美味しい☆との声を
多数聞き、それではと篠山まで遠征してきました。

深まりゆく秋を実感する里山にポツンと一軒家。
周りはススキで溢れかえってます。
都会では久しく見なくなった赤とんぼがスーっと目の前を横切ります。

比較的新しい立派な木を使った堂々たる家屋。
玄関で靴を脱ぎ、左手の和室に。
大きなテーブルが2卓置かれ、掃き出し窓越しに里山の風景が広がってます。

実はこの日中国道が補修工事のため、20キロの大渋滞。
予約の時間より大幅に遅刻。
蕎麦屋のご主人って気むずかしいイメージがあるじゃないですか。
恐る恐るその旨を電話すると。。。。
思いも掛けず、「大丈夫ですよ、お気を付けてお越し下さい。」との優しいお言葉。
ホッとしたことは言うまでもありません^^

蕎麦ひとそろえ(6300円)を予約済み。
まずは蕎麦をかりんとうのように素揚げしたものとお茶。
塩だけの素朴な味ですが、手が止まらない♪

焼無花果のそば粉餡かけ
 焼くことで更に甘味に深みが増した無花果。
 様々な趣向でお蕎麦が登場します。

野菜サラダ 山椒オイルで
 低気圧調理のホウレン草、干しエノキタケ、干し蓮根など
 一風変わった食材が混ざっていて面白い。
 ここにも蕎麦板がさりげなく登場。

 揚げ柴栗、アケビ胡麻和え、椎茸粕漬け、ニシン、焼万願寺
    鹿肉たたき、蒸しむかご、大根なますとガマズミ、出汁巻き、栂尾煮

 山の幸満載です。なぜかニシンがここに登場するのは不思議(笑
 どれも滋味溢れる味わいで美味しかったです☆★ 

更科蕎麦盛り 非常に細い蕎麦で、しっかり腰があり、とても滑らかな口当たり。
   透明感のある味わいで、文句なしに美味しい☆★☆★
   こちらの蕎麦つゆはキリっと辛目なので、ちょっと浸けるだけで十分。
   

小:芋、椎茸、青菜の煮物
   柚子の香りが効いている。

蕎麦寿司 錦糸卵、煮穴子、胡瓜入り
   寿司酢の効いたお蕎麦は感動的に美味しい☆★☆★☆
   上質な海苔はパリパリ。

蕎麦掻き 山葵とお味噌で
   ふんわりとたっぷり空気を含んだ蕎麦掻きは最上級の美味しさ☆★☆★☆
   何もつけないでそのままが一番!

掛け蕎麦 ツルツルのど越しが良く、お出汁がまた美味しい☆★☆★

大根、人参、ブロッコリー、牛蒡のレモン煮

玄蕎麦ぶっかけ 山かけか辛味大根を選べます。
   玄蕎麦と言えど、非常に滑らか。
   私は更科の方が最初だったせいかもですが、衝撃的でした。

蕎麦湯と香の物  蕎麦湯は案外薄め。

蕎麦饅頭とそば茶 
  中央の茶室風の部屋に移動して。
  道明寺風の蕎麦饅頭は美味しかったです☆★
  漉し餡に栗の粒が入り、リッチ♪
  そば茶は蕎麦の実がたっぷり入り、食べるお茶って感じ。

蕎麦三昧、趣向を凝らしてあるので飽きることなく堪能しました。

また、素晴らしいのが松田家の方々の接客。
どなたも温かい、もてなしの心に溢れてます。
息子さんはお蕎麦に誇りを持たれているのが言葉の端々に表れ
それがまた清々しい。
最後、ご主人も挨拶に出てこられ、気さくなお人柄にすっかりファンになってしまいました♪
篠山まで遠征して、本当に良かった~♪

お土産に鴨汁セット@1100円を2人前買いました。


  • 揚げ蕎麦
  • 焼イチジクの蕎麦粉あんかけ
  • 野菜サラダ・山椒オイル、蕎麦板添え

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5位

ヴァカンツァ (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2012/02訪問 2015/03/09

シチリア料理を独自にアレンジ

マンション1階の隠れ家のようなレストラン。
シチリアの例の3本足のメドゥーサの旗が目印。

入り口は狭いのですが、中にはいると意外と広く、
落とし気味の照明と白いクロスがかかったテーブルに
ウエルカムプレートまで置かれてます。
壁には絵画が飾られ、高級そうなフラワーアレンジメントが豪華。
ここ確かトラットリアだったよな?とイメージとのギャップに少々驚き。

コースは2種類で4200円と6300円(税込み・サなし)
皿数や量というより、食材の違いが大きいそうです。
今回は胃の調子が少々怪しいという友だちに合わせ、4200円で。
ドリンクはシチリアの代表ビールメッシーナ(800円)

オープンキッチンにはオーナーシェフと、もうお一人男性。
フロアは女性一人。
しかしこの日は私たちの貸し切り状態。
口コミ数も少ないし、あまりメジャーじゃないのかな?

アミューズ 白ミル貝の炭火焼き  ピンチョススタイル
 炭火の香りだけでなく、燻製の香りも。本ミル貝に比べると
 旨味が劣るという白ミル貝もここまで手を加えると十分美味しい☆★

パン サマーシュのバゲット
 すぐご近所のサマーシュの物。
 お料理のじゃまをしないごく平均的なお味。
 
サラダ 淡路島の鰆、シマアジ、北海道の帆立、赤海老などの魚介と
      有機野菜やフルーツ
 このお皿、ジュエンヌのとよく似てると思ったら
 さもありなん。シェフは大川シェフと懇意にされているそうです。

魚 淡路島の太刀魚、岡山の原木椎茸、北海道のバフンウニのせ
 これは良かったですね~酢橘を搾っていただくとウニの甘味が更に増し
 皮は芳ばしく、身はふんわりとした太刀魚は抜群☆★☆★
  底にはシチリア伝統料理カポナータ。
 ハーモニーを楽しみました♪

肉 淡路島の黒毛和牛、黒トリュフ風味のジャガ芋 ういきょうのエスプーマ
 ジャガ芋が官能的な香りをまとい、うっとりする美味しさ☆★☆★
 和牛は赤身で旨味が濃い。

パスタ 高知のシラス、アーリオ・オリオ・ペペロンチーニ
 シンプルなだけに、ごまかしのきかないパスタ。
 カナダ産小麦のスパゲティは非常にコシが強く、アルデンテ。
 歯ごたえかなりありますが、小麦の旨味が強く感じられ美味い☆★☆
 シラスは生臭さも全くなく、ペロッと戴けました。

ドルチェ あまおうとバニラジェラートの苺ジュレかけ
 甘い甘いあまおうと、ちょっと酸味の苺ジュレは緩急あり。

イリーのエスプレッソ
 エスプレッソオンリー。シチリアですものね!

メニュー構成が独特です。
最後がパスタなのを不思議に思い、シェフに質問。
「日本料理では閉めにご飯が出るでしょう。あの感覚です。
パスタが先に出ると、お腹が膨れてしまい
せっかくのメインが美味しく食べられない方が多いので。
パスタは分量の調整が簡単なので、そういう構成にしました。」

このことからもメインを大切にされていることがよく分かります。
実際段々盛り上がっていく構成はいいなって思いました^^

栄養学を勉強している友だちがいたく感心。
最初に野菜、次にタンパク質、最後に炭水化物の順番は栄養学的に
大変理にかなっているとか。
さらに魚介とオリーブオイルを多用する地中海には認知症が少ないそうです。

あと内容も設えもリストランテなのに、なぜトラットリアを名乗っているのかも
聞いてみました。
「リストランテは年に1,2回行く感覚。もっと気楽に来ていただきたくて。」と
気さくなシェフ。

とても親切にいろいろ教えていただけたのですが
料理教室を開催されているとか。
なるほど、それで教え方がお上手なんですね♪

シチリア料理と言えば、我が地元イル・ピスタッキオのイメージが強いですが
あちらはとことんシチリアを追求。
こちらは日本人に合わせてアレンジ
方向は真逆ですが、美味しければどちらも納得ってとこありますね(笑


  • 白ミル貝の炭火焼き・ピンチョススタイル
  • サマーシュのバゲット
  • 瀬戸内の魚介と有機野菜のサラダ

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6位

祗園245 (三条京阪、三条、祇園四条 / イタリアン、フレンチ、ステーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2014/01訪問 2014/01/27

やっぱり鴨は絶品

【平成26年1月再訪】
前回から1年半。予約の時に「前回鴨が美味しかったので」と暗に鴨をリクエスト(笑
6300円(税込み)コースです。

眩しい白木だったのが、良い具合に飴色に変色して落ち着いた外観になってました。
街並みにしっくり溶け込んでます。

私たちを含め、カウンター3組、奥の個室にも4人とシェフは忙しそう。

マグロと赤蕪、昆布出汁ベースの塩だれで
 昆布出汁ベースの塩だれが
 マグロと赤蕪にマッタリまとわりつく☆★☆
 これは完全に和ですね。

半熟ウズラ卵と鰻のスモーク
 一口でパックリどうぞと。
 香りと共に半熟の黄身があふれ出し、官能的★☆★☆

自家製天然酵母パン
 焼き立てで熱々。香り高くもっちり☆★☆

フルーツトマトの冷製カッペリーニ
 トマトの上澄みフローズンと共にサッパリ。

 
ガルグイユ風野菜サラダ
 グリルしたブロッコリー、大根、薩摩芋など定番の野菜に加え
 チョコレートトマト、ビタミン大根、黒人参、ロマネスコなど珍しい野菜も盛りだくさん。
 真冬にこれだけ種類多く野菜をそろえ、カラフルに美しく盛りつけるのは素晴らしい。
 ソースはシェフのお父さんが作った黒にんにくペースト。
 にんにくの匂いはせず、濃い旨味のみ☆

芽キャベツと子羊のラグーソースのタリオリーニ
 アクセントのバジルパイがパリッとした食感を加えいいですね♪
 グリルした芽キャベツが甘い。タリオリーニにラグーがしっかり絡んでます☆★

 
鴨のロースト、グリルした小芋添え、醤油と大葉ベースソースで
 パッと見たとき、以前の重層的で凝ったメインと違い、
 シンプルなローストかぁと一寸ガッカリしました。
 でも、しっとり柔らかで旨味も濃く、今まで食べた鴨肉の中でも1,2を争う質と火入れの良さ。
 和風のソースが鴨自体の旨さを程よく引き立てます☆★☆★

フローズン・フランボワーズとホワイトチョコアイス、ピスタチオソース
 

自家製ビスコッティとエスプレッソ
 前回よりビスコッティが更に美味しくなってました☆★☆
 エスプレッソと紅茶の選択です。

お料理の流れも良いし、何と言ってもメインの鴨が素晴らしい!
京都のイタリアンでは不動のマイベスト1です^^

今回は気を使うお客様がいらしたようで、吉岡シェフが
あまりゆとりが無いように見えました。
お話しが出来ずちょっとそれは残念。


【平成24年8月】

オープンしてもうすぐ1年になる、まだ新しいお店。
とてもいいよって評判を耳にして伺ってみました。

シェフは元々カノビアーノ京都におられたそう。
その後、東京、ヨーロッパと回られ、京都に戻ってこられました。

焦げ茶の町屋が並ぶ中、白木の構えが非常に目立ちます。
中に入ると、ガラスの内扉。
黒いタイル張りの壁にカウンターがクラブのような雰囲気も醸し出してます。

また、強化ガラスの床から見える地下はワインセラーになっていて、
これまた珍しい。

ランチは4000円と6000円ですが、6000円をオーダー。
サービスは奥様かな?
おとなしめの方でちょっと印象が薄いかも。

ドリンクは微発泡のミネラルを頼みました。
ウェルカムドリンクは青梅の酵素ジュース
 ベネチアングラスの青が目にも爽やか。

スターレットのイカ墨ブルスケッタ
スターレットとは50年ぶりに解禁になった一番小さなベルーガのキャビア。
非常に高級でバッキンガム宮殿御用達だとか。
イカ墨を練り込んだ自家製バゲットとキャビアの組み合わせが美味しくないわけない!
しょっぱなから度肝を抜かれました☆★☆★

自家製パンとオリーブオイル
焼き立てで持てないくらい熱々。
お代わりは幾つでもOK.。美味しかったです☆★

金沢産シマエビと雲丹の冷製カッペリーニ、トマトのフローズンソースで
フローズンソースが爽やかで、アクセントの雲丹も効いてましたが
全体的に若干水っぽさがなきにしもあらず。

愛媛産鱧落としと野菜サラダ、オリーブソースで
盛りつけが絵のようですね~
4種類のブロッコリー、チョコレートトマト、紅心大根、スナックエンドウ、南瓜など
どの野菜も本来の旨味が濃くて、美味しい☆★
鱧は引き締まった皮の歯ごたえと旨味の濃い身が良かった~☆★☆
骨きりも合格点♪

鹿児島産太刀魚と九条葱のキタッラ、トマトソースで
この太刀魚もふっくらと美味しかった☆★☆
魚出汁の旨味たっぷりのソースも良かったわ。

高坂鴨のアッロスト
これが一番凄かった~☆★☆★
焼いてからスチームにかけたのかな、鴨は実にしっとり。
金山寺味噌を混ぜたクリームチーズがソース代わり。
上には強い香りを放つボルチーニ茸。
圧巻はバッキーノと言う土に埋めて熟成させるチーズのてんこ盛り。
香り高く、口に入れると泡雪のように溶けるんです!
この重層的な味わいは最近のイタリアンの中ではダントツの旨さ。

ハチミツと生姜のジェラート、マンゴーソースで チョコレートケーキ
メインの凄さからすると割と普通に美味しいドルチェでしたが
まるでお一人でされてるので、これ以上は高望みと言うもの。

自家製ビスコッティ
可愛いピンクのベネチアングラスの器で。
たっぷり入ってました。ナッツが効いてて美味しい★

私はハーブティーで、友だちはエスプレッソ
ハーブティーはちょっと薄かったな。
後からこちらのエスプレッソマシンが車1台買えるぐらいの凄い物と聞いて
そっち頼めば良かった~って後悔(笑

料理中はお一人と言うこともあって、集中されてて
ほとんどお話しできなかったんですが、食後はゆっくり歓談。
とても気さくな方で、美味しいお店談義に花が咲きました。

食材がどれも良かったし、珍しい食材を仕入れるアンテナも持ってられます。
イタリアンでは前菜が最高で、メイン失速ってお店が多いんですが
メインの力強さには恐れ入りました。
カウンター内のオープンキッチンで作り出されるとは思えないほどの
手の込んだお料理の数々。
また冬ぐらいにぜひ再訪したいお店になりました。


  • マグロと赤蕪、昆布出汁ベースの塩だれで
  • 自家製天然酵母パンとオリーブオイル
  • 半熟ウズラ卵と鰻のスモーク

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7位

飯田 (京都市役所前、烏丸御池、三条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/12訪問 2016/06/07

適度な独自性が抜群のセンス

【平成27年12月】
東京のグルメな友人が「岩さき」「いふき」「飯田」のどれかと
リクエストされたので、ぜひ飯田さんのお出汁を味わって欲しく訪問しました。

ちょっと久しぶりだったので、カウンターを作り直されていて
塗りから白木に変わっていたのに、軽く驚き。
カウンター内に炭焼きコンロを設置され、以前より大将が接客に専念できるようになりました。

22000円のコースでした。
それにビールを。

先付 雲子の羽二重蒸し 蕪のみぞれ餡
 羽二重蒸しに玉子を使ってないそうです。
 その分雲子の風味がしっかり☆

椀 蟹真薯 伸し餅を載せて
 鯛のすり身をつなぎに使ってますが、90㌫は蟹の豪華な真薯。
 お出汁は相変わらず、痺れますね☆★☆★☆

造り 河豚鉄皮、身皮を白子で和えた物をテッサにかけて 

お凌ぎ 雲丹柚香寿司

酢の物 こっぺ蟹のリンゴみぞれ酢和え  外子とちぢれホウレン草
 内子もたっぷり。何よりここでリンゴを使うセンスには感銘☆★☆

焼き物 河豚漬け焼き 黒七味をかけて
 とうとうみの旨いこと★☆★

焼き物 海老芋揚げ焼き カラスミ粉かけ

京番茶で燻製した牡蠣

煮物 丸大根 厚揚げ
 お出汁のパワーで地味なお料理も抜群☆★☆

食事 佐久の五郎兵衛米 白甘鯛フィレ 赤出汁 香の物

水物 ふじリンゴのアイスクリームと焼きりんご

水菓子とお薄 上用饅頭

食材の入手に関しては確固たるルートをお持ちです。
さらに、しっかりした基本に
飯田さんのオリジナリティーを加え、私たちを楽しませてくれます。 
 
大将の器道楽はとみに有名。
北大路魯山人の器と、そのお弟子さんの器の見分けクイズで盛り上がりました。
ロの字が微妙に違うそう。素人にはサッパリですが(汗
更に、お宝の乾山を見せていただいて、美術館クラスの作品に手が震えました。
遠からず飯田美術館が出来そうです♪

東京の友人も大変気に入ってくれたようで、やはり飯田さんは鉄板です。

【平成24年8月再訪】

初めて伺ったとき、お出汁の美味しさに感動して、
ベスト10入りさせた割烹。

夕方の雨が上がり、非常に蒸し蒸しした夜。
出迎えてくれた女将さんの藍染めの絽の着物姿が
涼風が吹いたかのように爽やか。

お任せ12000円コース。
梅酒ロックと梅酒サワーで。

まず塩麦茶で乾いた喉を潤す。
続いて、フローズン甘酒。これで完全に汗は引きました♪

先付け 玉蜀黍豆腐とホワイトコーンすり流し
 豆腐には焦げ目が付き芳ばしさも。
 玉蜀黍の甘味が存分に味わえる。
 枝豆がアクセントで、醤油ジュレで味付け。

椀 焼きぐじ、素麺、焼き茄子
 楽しみにしていた椀です。
 完璧に調和の取れた透明感のあるお出汁に、ぐじの旨味。
 甘味を感じないこちらのお出汁、やはり一番好きです☆★☆★☆

お造り アコウ、剣先イカ チリ酢と土佐醤油で
 アコウはもちろんチリ酢で。食感がいいですね☆★
 剣先イカがネットリと甘くてこれまた美味い★☆

お凌ぎ 上桂川産一夜干し鮎の握り
 月替わりの握りが楽しみです^^

焼き物 琵琶湖天然鰻の白焼き
 
八寸3種小鉢で ①韓国産鱧の焼霜を入り酒で
        軽く昆布締めしてあり、旨味凝縮で良かったですね~☆★☆
          ②毛蟹、金時草、オクラ叩きの酢の物
        蟹味噌が良い仕事してました☆★ 
          ③牛しゃぶ、ゴマだれ
        牛は赤身で柔らかで上質でしたが
        ゴマだれにもう少し塩気があれば、お肉がもっと引き立ったんじゃないかな、、、

炊き合せ 鮑、汲み上げ湯葉を引き上げ湯葉で巻いた揚げ物、小芋、南瓜
  こちらはベースのお出汁が最高なので、言うことありません☆★☆★

食事 佐久の白飯、ずいきの赤出汁、香の物
  ご飯が美味しくてもちろんお代わり。
  赤出汁がほんと美味しい☆★☆★
  2杯目は鰻のタレを掛けて。

水物 飯田特製宇治金時
 甘さ控えめの自家製水羊羹に、とても濃厚な抹茶氷を添えて。
  どれだけ抹茶を使ってるんだろうと驚くほど☆★☆ 
 ホウレン草とよく間違われるそうです(笑

水物 マンゴージュースにパッションフルーツ
 カクテルのようにオシャレでした☆ 

女将さんは明るさに加え、落ち着きと貫禄も身につけられ
いい女将さんぶりでした。
一人お弟子さんを取られ余裕が出来た為、大将がカウンターに出てこられる
回数も増えました。
以前は無口な印象でしたが、実はなかなかのお話し上手。
楽しいカウンターでした。
  

【平成20年10月】

今年に入って新しくオープンされた割烹訪問第2弾です。
大渡さんに教えて戴いたお店。
ちなみに第1弾は「つじや」さん。でも後1弾で予算的に終わる予定です(T_T)

赤い暖簾が夜目にも鮮やか。
昭和の面影を残す町屋をほぼそのまま使われてます。
玄関で靴を脱ぎ、6人ほど座れるカウンターへ。
奥には坪庭を望むお座敷もあります。

飯田さんは金沢から始まり、紫野和久傳祇園丸山祇園櫻川
一流どころで修行されたとのこと。
30代のお若さですが、落ち着いた雰囲気の方です。

お料理は1万円と1万5千円(税サ別)の2コース。
私たちは1万円で。量的には十分すぎるくらい満足。
梅酒をお願いしました。

まず菊の花びらを浮かべた杯で乾杯。
「松の司」というお酒に一晩菊の花を浸けて匂いを移したそうな。
爽やかです。

先付け 【ワタリガニと菊菜の白和え
 まろやかな白和え。

椀物 【松茸とぐじの豊年椀
 ぐじに道明寺粉をまぶして俵型に揚げた椀物。
 俵が米の収穫期の季節感を表現してます。
 お出汁が絶品中の絶品!私が今まで戴いた中でも最高レベル☆☆☆☆☆
 飯田さんからお出汁へのこだわりをお聞きして納得。
 贅沢そのもののお出汁です。感動しました♪
 松茸は国産です。

向附け 【鯛、紋甲烏賊
 海が荒れていて市場にろくな魚が入って無くて…と申し訳なさそうに
 されてましたが、イカはとろける甘さと美味しさ。

お凌ぎ 【燻製関鯖の握り
 京番茶で香り付けされてます。この握りが月替わりで楽しめるそう。
 8月は鱧、9月は秋刀魚だったそう。関鯖は生まれて初めてです♪
 10月に来てラッキー(笑

強肴 【豚角煮のパン包み焼
 茨城のスーパーゴールデンポークという豚を角煮にしてから
 パンで巻いてさっと焼いてあります。脂肪分の少ないあっさりしたお肉。

煮物 【子持ち鮎の有馬煮、銀杏の翡翠煮
 卵を一杯孕んではち切れそう。

焼き物 【カマスの幽庵焼き?】
 これ順番とか記憶が飛んでます。半日風干しして焼かれていたので
 旨味が凝縮して美味しかったのは確か。

酢の物 【シメジみぞれ酢

炊き合わせ 【小蕪、シメジ、菊菜
 やはりお出汁が素晴らしく、ため息ものでした☆

食事 【佐久の白米、赤出汁、香の物、筋子
 いろいろ食べ比べて、佐久のお米に決められたそうです。
 ふっくら瑞々しいご飯は最高。
 赤出汁はお出汁が良いので美味しい(ひつこいって?)

水物 【栗のプリン、マスカット、梨
 まずは洋で栗をアレンジ。ブリュレ風に表面に砂糖をまぶし
 焼き上げてあります。

お菓子と抹茶 【栗の茶巾包み
 次は和で。裏ごしした栗で粒餡を包んであります。
 連れも私も和の方が美味しいと軍配はこちらに。

 感心したのがお抹茶。通常抹茶碗で出るのですが、飯田さんでは
 大降りの煎茶椀で出てきます。
 「今まで楽しくお料理を召し上がられていたお客さんが、抹茶碗を前に
  お作法を気にして固まられているのを何度も見て…
  楽しい流れを切るのは嫌で、これなら気兼ねなく飲んでもらえると思いまして」
 お客様目線ですね!

収入のほとんどは器に注ぎ込まれているとのこと。
美しい器が続々。魯山人の器なんてのもありました!

ここまでお読み戴いた皆さん、さぞかし静々と時間が過ぎていたと
思われたでしょう。
ところが、こちらの女将さんの明るくてノリの良いこと。
身振り手振りで笑わせてくれます。
物静かな大将と好対照。
大将が好きで好きで仕方がないってことが伝わってきて
可愛らしいのなんのって。
あっという間の楽しい2時間半でした。満足満足。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 写真撮影はダメなのでこれだけ

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8位

酒中花 空心 (西大橋、四ツ橋、心斎橋 / 中華料理、四川料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2012/03訪問 2012/03/10

やっぱりここの味好き♪

【平成24年3月再訪】
京都ナンバー1「京静華」、兵庫ナンバー1「evolve」にも伺いましたが
やっぱり空心の味が忘れられない。
3年半ぶりに、その記憶が本物か、結婚記念日ディナーで確かめに行ってみました。

予約は以前より、ずいぶん取りやすくなっていて驚き。
土曜の夜でしたが、2週間前ですんなりでした。
食べログの順位が以前より大分下がっているのも一因なのかな…

コースは5000円と8000円なら当日選択OK。
12000円は前日までに予約が必要。5000円は以前食べたことがあるし、
8000円の方が更に魅力な食材に満ちてたので、そちらをオーダー。

私は青島ビール、ダンナさんは紹興酒のデカンタ。
紹興酒は5年物だったのでまだ浅くて、けちらず
10年物を頼めば良かったと、後悔してましたわ(^^;)

カウンターのガラスケースには食材がずらり。
私の目の前はマゴチ。
両生類って魚から進化したのがはっきり分かる面構え(笑

 お通し落花生中華醤油漬け、きゅうりニンニク和えを豆板醤で (300円)
香辛料と醤油に漬け込んだ落花生はスープごといただきます。

 くらげとホワイトアスパラ和え物 アスパラジュレ、 ピータンペーストと浜名湖産青のりで
くらげがこんな繊細な味わいに変わるとは感動物☆★☆★
ビジュアルもフレンチのよう。

寒ブリのジャスミン茶スモーク  豚エキスと豆板醤と ラー油ソース
寒鰤にいろんな味わいが被さりすぎて、もうちょっと素材自体の味も
欲しいと思うのは和食好きだから?

 低温調理のイチボ山芋巻 トリュフ黒酢で
トリュフの香りと味わいが官能的で、うっとりする美味しさ☆★☆
イチボも柔らか。

 西湖 龍井茶シュウマイの緑茶がけ 黒酢で
竹籠の下に焼き石を置いて、上から緑茶を注ぐとジュ~ッと白煙もうもう!
すごい良い香りです。初めはそのままで。シ、シブイ(>_<)
次に黒酢で食べると、渋みが緩和されて大分食べやすい。

龍井茶(ロンジン茶)…杭州市特産の中国を代表する緑茶の逸品

 たらば蟹とフカヒレの上湯スープ 蟹味噌XO醤入り
これは悶絶級の美味しさ☆★☆★☆
蟹味噌の旨味と金華ハムたっぷりの上湯スープの合わせ技で
重層的な深みある味わい。
あんまり私たちが美味しい美味しいと騒ぐのでお隣さんが、追加注文してました(笑

 相生千珠牡蠣とアサツキ新芽炒め 老干媽 風味豆豉ソース
70㌫くらいの火入れだそうで、千珠牡蠣は火を入れても縮まないそう。
プリプリでミルキー☆★☆アサツキも美味しい!

 ふぐ唐揚げ 腐乳とワーワー白菜ソース
カラッと揚がった唐揚げにミルキーかつ発酵味なソースをたっぷり。
腐乳(フールー)の癖を上品に和らげて、台湾風の優しい味付け★☆

ワーワー白菜…赤ちゃんサイズの白菜。ワーワーはその泣き声からとか

  合鴨のエビ味噌風味唐揚げ  香辛野菜の赤酢ソースで
河豚の唐揚げと比べるとちょっと普通。

 麩の脂身詰めとモツの火鍋仕立て
四川料理で、唐辛子たっぷり。脂身を詰めた麩とモツが具材。
中華料理にしたら繊細な味が続いた最後、バ~ンとパンチあるお料理。
お腹はち切れました(笑

そこに自家製麺を入れて締めに。太麺で腰があり、卵の風味豊かで
美味しい麺でした★☆★☆

 五粮液のたっぷり入ったチョコアイス
ダンナさんの選択。一口食べましたが、ブランデーのように芳醇でアルコール度高し。

五粮液…四川省の白酒。5種の穀物から成る銘酒

マンゴーブリュレ
甘い甘いマンゴーの角切りがゴロゴロ♪

発酵系の調味料を多用されていて、実に味わい深い。
あっさりからピリ辛まで、幅広いレパートリーは飽きさせません。
やっぱり中華は私はここのが一番好き★

客は9割の入り。男性ばかりの5人体制。なかなか有能そうな若いサブシェフがおられたので
比較的スムーズにお料理は出てきました。
サービス面は以前よりかなり改善されていて、目配り、気配りにも留意されてました。
最後はシェフのお見送りもあり。

【平成20年8月訪問】
口コミでも大変評判が良く激戦は覚悟してましたが…
6月に電話を入れたものの、7月一杯満席!!
8月後半にお二人ならということで、ようやく滑り込みできました。

5千円のコースに、とろっとピータン(500円)を追加注文。
注文の際苦手な食材を確認してくれます。麻婆豆腐と黒酢酢豚、白ご飯と中華パンは選択できます。

とろっとピータン
 てんこ盛りの葱と生姜とパクチーの下から表題通りのとろっとした旨味凝縮のピータン
四川よだれ鶏
 骨付きの蒸し鶏にかなり辛目の葱ソース。しっとり柔らかい鶏が一人二きれ。
鯛のお刺身の上湯スープがけ
 このスープは絶品。お刺身の下は水菜がびっしり。お焦げも美味しくあっと言う間に飲み干しました!
海老チリソース
 大きめのプリプリの有頭海老が一人二匹。チリソースはもちろん辛いんだけど
 海老やら肉の旨味が濃厚に絡んでいて美味しいの何のって!海老は自然な甘みがあり
 ソースとの相性最高。海老が無くなっても友達と無言でソースをむさぼり食べました(笑)
空心菜の塩炒め
 ニンニクの旨味たっぷり。明日の仕事が怖いけどそんなの関係ない~
いさきの姿蒸し・葱ソース
 絶妙な蒸し加減のいさきと、よだれ鶏の時とは打って変わってマイルドな葱ソースは
 いさきの淡泊なお味を消さないように工夫されてます。
四川麻婆豆腐と白ご飯
 本格麻婆は花椒で舌が痺れます。やはり肉味噌は旨味たっぷり。
 唯一残念だったのが、白ご飯がジャーに何時間か入ってた感じだったこと。
 これが炊きたてなら100点満点です。
汲み上げ杏仁豆腐と胡麻団子
 杏仁豆腐には酢橘を搾って酸味をアクセントに。
 トロッとした胡麻餡とパリっとした団子のコラボが素晴らしい今までで最高の胡麻団子です。

思わず「ウマ~」とうなること何度あったか!予約が大変なのよく分かります。
かなりパクチーが使われているので、苦手な人は事前に断っておきましょう。

  • お通し 落花生中華醤油漬け、きゅうりニンニク和えを豆板醤で
  • くらげとホワイトアスパラ和え物 アスパラジュレ、 ピータンペーストと浜名湖産青のりで
  • 青島ビール

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9位

Unir 長岡天神店 (長岡天神 / コーヒースタンド)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/10訪問 2015/11/14

コーヒー蕨餅やっとゲット

【平成27年10月】
本店で豆を買っている時に、そうだ今日は金曜日!
snowdropさんのレビュー以来、気になっていたエスプレッソコーヒー蕨餅がゲット出来る日。
ともかく人気商品なので、週末には売り切れてしまい
今まで何度となく涙をのんだ。

店内で聞くと「今入ったところです」とのうれしい返事。
ウニールとみずは北川のコラボ商品。
648円(税込み)とお手頃価格もうれしい。

パッケージを開けると、切れ目のような線が微かに見えます。
あまりに粘っこくてくっつきまくって、その切れ目どおりに取り分けられません。
スプーンでこそげ取って分けましたが
いびつなスライムのような見た目の悪さに、写真撮りませんでした(^^;)

まずはそのままで。
粘っこいのに口溶けは良く、コーヒーの香りがふっと鼻に抜けます。
粘りのある珈琲ゼリーと言ったら良いか。
上手く融合させたもんだと、感心します★☆★

次に別添えの黒糖生クリームシロップをかける。
さっきまで洋菓子調だったのが、黒糖の力で和菓子調に転調。
これはこれで美味しいけど
私は何もかけない、透明感のある方が好み。

製品が出来上がるまでに、数ヶ月要したそう。
コーヒーの分量が難しかったそうです。

【平成24年12月】
梅田の阪急にも進出したことで、今大注目のコーヒー専門店。

阪急長岡天神駅から徒歩5分の真っ赤な可愛い店舗。
何より、コーヒーの香しい匂いでその存在はすぐ分かります。
店内は木目が主体ですが、ところどころポップな色使いで
センス良くまとまってます。

豆の買い付けから私たちが口にするまで。
つまり川上から川下まで自店で管理されてます。
代表の山本尚氏は数々のコンテストで受賞された凄腕のバリスタでもあります。
店内には表彰状がいっぱい貼ってありました。
また、続々と新鋭のバリスタを生み出されてます。

長岡店は豆の販売がメイン。
システムとしては豆200㌘買うと、一杯試飲できますし
一杯200円から350円で立ち飲みもできます。

この日の豆は6種類。浅煎り3種と、中深煎り2種、深煎り1種のラインナップ。
酸味が嫌と言うと、「フレッシュな豆の酸味はフルーティで、酸化された酸味とは全く別物」と
力説されました^^
とても親切で熱意のこもった接客が気持ちいい♪
豆の説明書きはベリーやナッツの風味に喩えてあり、コーヒー豆を果実として
扱ってられることがよく分かる。

まず、200円でグァテマラ・チョルティ
やはり好みの深煎りから。
まろやかな甘味としっかりした深み。
ほんとナッツのような芳香を感じます★☆★☆
豆購入決定(笑 100㌘700円也。

試飲するためもう100㌘は中煎りのホンジュラス・ネルソン購入650円也。

さてこれで、試飲権獲得(笑。目を付けていたカプチーノで。
これ普通に飲むと350円なので、うれしい試飲です♪
豆はエルサドバドル・モンテシオンとのこと。
チョコクッキーのような甘味を感じる。
なにより、牛乳はとんでもなく乳脂肪分が高い物使ってられるんじゃないかな~
生クリームのようなリッチさ!もうメチャメチャ美味しい☆★☆★☆
生涯最高のカプチーノでした♪


家で早速ホンジュラス・ネルソンを飲んでみる。
袋には焙煎日がスタンプで押してあり、中煎りで最高状態の二日目。
最初ほんのり苦みを感じるが、たちまち甘くてフルーティな香りに包まれます。
お店で飲むほど美味しく淹れられないけど、十分満足^^

  • コーヒー蕨餅
  • (説明なし)
  • グァテマラ・チョルティ

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10位

北新地 弧柳 (北新地、大江橋、渡辺橋 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/06訪問 2012/06/13

良い意味で2つ☆と思う

最近は京都より大阪の日本料理の方が勢いがあって、面白いよ的な話を
グルメ友だちから聞き、それじゃあとピックアップしたのがこちら。
店主の松尾さんは浪花割烹㐂川で修行され、ミシュラン三つ星に輝くお店です。

夜でも1万円と1万2千円(税サ別)という破格のお値段で提供されてます。
この違いは強肴が魚or肉の選択、両方の違いでその場で変更もOK。

T字型の変形カウンター。12席ということです。
雰囲気はやはり京都に比べると全然カジュアル。
それに来店客が本当に時間がまちまちで、居酒屋のようです。
でも、どの客にも丁度良いタイミングでお料理をサーブされ
店主の目の光らせようはさすがの一言。

さて、6月(水無月)のお料理です。

プレミアム・モルツ(600円)で。

食前酒 蓬酒 緑の爽やかなお酒。お砂糖が入ってるようで
         グリーンティーのような甘さも感じました。

先付 泉州の水茄子にフルーツトマト、毛蟹の餡かけ
  トマトが甘~い。餡には毛蟹の旨味が凝縮。

和合物 泉大津漁港のとびあら海老としらす、泉州の小蕪のさっと煮
 おばんさいですが、家庭料理とはもちろんレベルが違います☆★

魚庭  お盆に小鉢や小皿で種類毎に八寸のようにお造りが出るのです!
     見た目も楽しいし、アヤメの花が添えられまさにお庭です。
     ①から順に淡泊なものから濃厚なものへと。

 ①泉州トリガイ・白身(忘れた)
 肉厚のトリガイの美味いこと!☆★☆★
 お醤油か海水を付けていただきます。
 海水で食べると、本来の旨味をさらに感じ取ることができますね♪
 
 ②淡路産伝助穴子 梅肉で
 大きい穴子を伝助と呼ぶそう。骨があたらないように鱧のように丁寧に骨切り。
 よく脂が乗り、鱧と違い身にちょっと弾力を感じます。

 ③明石産ハリイカ もろみ味噌で
 お味噌で食べるなんて斬新。ネットリと甘味のあるイカは柔らかで美味しい☆★

 ④丹後の本鮪 醤油漬け黄身で
 これ超絶品!口の中で至福のマリアージュ☆★☆★☆
 
煮物 スズキの清まし汁仕立て
 ちょっと甘さを感じる美味しいお出汁でした☆★
 スズキに薄いわらび餅を被せて、初夏の清涼感を演出。
 芍薬柄の蓋があまりにキレイで感嘆♪

旬菜 ズッキーニの炭火焼き、泉州茹でシラサエビと
 アンチョビソースで味付けされ、創作的ですね。
 シラサエビはプリっとして美味い。

   ジュンサイにセロリ・シャーベット
 これはセロリの味がきつくてイマイチ。。。。
 ジュンサイは普通に三杯酢が良くない?

猪口 ごより豆
 岸和田の郷土料理。大豆をジャコエビや小魚と甘辛く炊いてあります。
 大将は今、岸和田在住で、地の料理を研究中とか。

魚肴 琵琶湖産天然大ウナギの白焼、ヤングコーンの炭火焼き
 お肉かお魚か最初に選択するんですが、ウナギと聞いて大即決!!!(笑
 6人前は優に取れるという特大サイズ。
 絞めるのに2人がかりだったとか。
 炭火でジンワリ余分な脂を落とし、皮はパリッと身は旨味凝縮☆★
 贅沢にウニが載ってましたが、ちょっと甘味に欠け残念。
 ヤングコーンはからすみたっぷり♪

肉肴 宮崎産牛イチボの新玉ねぎ餡かけ
 ウナギが苦手な妹の選択(姉妹でこの違いは何だ)
 餡の熱さでほんのり火が入るくらいのレア。
 非常に美味しかったらしい。

留め椀 高槻産キヌヒカリのお粥、沢庵・昆布佃煮・鯛味噌
 高槻のお米だなんてうれしいじゃありませんか!
 森林センターっておっしゃってたので、樫田の方ですね。
 胃にスッと収まる優しさでほっこりします☆★☆

水物 甘夏の氷室寄せ、うすい豌豆のすり流し
 寒天で寄せた物を氷室寄せと言います。
 うすい豌豆が見事にフルーツに変身していて、めちゃ美味しい☆★☆★

滋味深いお料理と言うよりは、創造性と勢いを感じました。
そういう意味では完成されたお料理ってイメージの3つ☆より
まだまだ伸びしろのある2つ☆の方がぴったりだと思うな~

お忙しいのに、外までお見送りで
しかも姿が見えなくなるまで。。。
客を大切にする姿勢は素晴らしいです。

お弟子さんに指導する様子も優しくて
お人柄がいいんだな~ってそんなところにも惹かれました。 

新地という場所柄、遅くまでお店を開けてられるので、毎晩
2時ぐらいまで仕込みに掃除(隅々まで磨くそう)。
なのに、ランチも(週2日くらいらしいですが)されていて、本当頭が下がります。
また行きたいって思わせる良店。


  • 水茄子とフルーツトマトの毛蟹餡かけ
  • 小蕪、シラス、とびあら海老のさっと煮
  • 魚庭①泉州トリガイ、白身魚

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