レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2016/09訪問 2016/09/22
【平成28年9月】 20回目
表向きには8月末で閉店とのことでしたが、どうしてもという客のために
忙しい最中、9月にも何日か営業。
もちろん、すかさずお願いして伺いました。
この日は柏屋で修行されていた男の子も参戦で、3人の手によるものなので
それはそれは丁寧で、豪華な最後の宴になりました。
彼は銀座店でも一緒に働くとのこと。後一人募集して4人体制でやりたいとの事でした。
カウンターのみのお店に4人。どれだけ手厚く豪華になることでしょう。
当面夜だけですが、軌道にのればランチもされるとのこと。
そうなれば、日帰り東京も可能。これは行かないと行けませんね!
5年間本当に楽しませてもらいました。感謝の一言です。
※お料理の写真は200枚制限に引っかかっているので、ほんの数枚のみ。
【平成28年8月】 19回目
いつになく、テンション低く訪問したこの日。
理由はもちろん、移転。
メンバーと「彼氏に振られた気分」と・・・・
先付 黒鮑の蒸し煮
肝と鮑出汁のみで★☆
お凌ぎ 雲丹ご飯
天本譲りの赤酢飯★☆★
造り 南インド洋黒鮪 明石の鯛・松笠造り 鱸
椀物 琵琶湖鰻
鰻が椀種とは驚き!生臭さが少しでも残ったら、成り立たないお料理を
見事に昇華させてます☆★☆
八寸 鮎塩焼き 毛蟹とモロヘイヤ 玉子真薯 無花果ゴマだれ アメーラトマトなど
八寸別皿 スッポン唐揚げ
きれいに骨を除いてありました。篠原さんの愛です☆
蒸し物 九十九里の蒸し蛤☆★☆
強肴 近江牛すき煮 オクラ叩き
非常に薄味で、ほぼレアのお肉は蕩け、歯が要りません☆★
食事 鮎飯
美加登家を思い出す素晴らしさ☆★☆★☆
水物 桃白ワイン煮
最初はお通夜のように静かな食事でしたが、途中からは
いつものワイワイガヤガヤに。美味しい食事って本当に幸せな気分にさせてくれます。
そして、いつも極上のお料理を出していただく篠原さんですが
今回は渾身と言って良いぐらいの素晴らしさでした。
無理を言ってもう1度伺います。それが本当の最後。
【平成28年6月】 18回目
またせっせと通ってます^^
今回はハマグリが白眉!
先付 伊勢海老、自家製玉子豆腐、青瓜、雲丹
造り 南インド洋黒マグロ 串木野赤クエ 明石鯛
お凌ぎ 玄海灘あおりいか 福井甘エビ 赤酢飯
椀 葛打ちアイナメ ごま豆腐 早松
浜防風
早松は希少性だけかと思ったら、香りが凄い!
蒸してあるそう。
造り 鮎背越し
八寸 焼きナスとトコブシ 明石蛸旨煮 うすいエンドウ味醂煮
梅ジャム入りフォアグラ最中 小芋大徳寺納豆載せ
鮎塩焼き 目板がれい笹寿司 玉子真薯
蒸し物 九十九里ハマグリ
大きなハマグリを柔らかく蒸し上げるのは匠の技。
濃厚な旨味は今回のメインイベント★★★★★
強肴 原種に近い猪スキ煮 トリュフ添え
食事 ハマグリ雑炊
美味しすぎ★★★★★
新生姜ご飯 佐賀香味干し海苔
水物 宇和ゴールド 佐藤錦 シャンパンジュレ
またすぐ次回の予約いれました
【平成28年4月】 17回目
5ヶ月ぶり。こんなに間隔が空くのは初めてかも。
何だか新鮮な気分で、訪れました。大将ダイエットして、引き締まったお姿です♪
山に入って、山菜を摘んだりされてるそう。「中東さんみたいやね」なんて^^
4月現在、土日祝は13000円~、平日は5000円~。今回も10000円でお願いしました。
先付 鮑に雲丹、自家製胡麻豆腐
胡麻豆腐がモチモチ☆★ 柚子の香りが爽やか。
造り 伊勢エビ、明石の鯛、金目鯛、縞鰺。赤くえ、アオリイカ
淡泊なネタから濃厚なネタまでバランス良く揃えてます。
どれもうっとりの美味しさですが、特に金目鯛は顎が外れそう☆★☆★☆
希少な岩茸が添えてありました。
お椀 葛打ち鱸、卵豆腐、片栗の花
山八寸 鮎塩焼き、若牛蒡と揚げ煮浸し、山ウド天ぷら、白エビもずく、蛸柔らか煮、玉子真薯。笹巻き鮨
焼き物 原種に近い猪ロース 花山椒甘酢
塩の降り具合が絶妙で、パリっと香ばしく焼いてます。
臭みなど無縁で旨味の固まり。
花山椒を添えて食べると、酸味と脂の相乗効果に撃沈☆★☆★☆
食事 烏骨鶏のスキ煮 筍ご飯 香の物
非常に上品な穂先だけの筍。感服☆★☆
おまけ 蟹炒飯
しのはらさん中華にも進出?
蟹たっぷりで、超豪華☆
水物 宇和ゴールド シェリー酒ジュレ
愛媛の美生柑。苦みが柔らかで美味しい☆
実は前回、ちょっとお料理に勢いがないように感じたのですが
今回はパワーに溢れていました。
ダイエットされて、身体のキレが良くなったとおっしゃってました。
一流の料理人さんは心技体のバランスを保つことが大切なんだと
あらためて感じました。
【平成27年11月】 16回目
先付 蒸しトコブシ トコブシ出汁ジュレ
しのはらさんは最近トコブシがお気に入り。鮑より上品だそう。
鮑のようにコリっとした食感じゃなく柔らかい。
造り 玄界灘アラ昆布締め、羅臼鮭児、銚子金目鯛、南アイルランド鮪、敦賀アオリイカ
いつもながら最高★☆★☆★
お凌ぎ 余市の雲子の飯蒸し 柚子釜で
一言旨い★☆★☆
椀 紅ずわい蟹真薯 松茸 4年熟成の昆布出汁で
昆布まで熟成させるんですね!
4年はまだ浅い方とおっしゃってました。
蟹がほとんどの贅沢な真薯。空気をたっぷり含んでフワフワ☆★☆★☆
八寸 菊菜・ナメコ・蟹味噌和え 無花果ゴマだれ 玉子真薯 大徳寺麩クリームチーズ射込み
銚子黒ムツ幽庵焼き カマス手鞠寿司 薩摩芋と栗
焚き合わせ 飛竜頭、牛蒡、蕪
食事 月の輪熊すき焼き 天日干しのはさかけ米 蕪浅漬け
熊はロース肉がまだ入らなくて~と謝ってられました。
そのお詫びにトリュフ?(笑
が、赤身肉は確かに歯ごたえがありましたが、力強い出汁の旨味は強烈☆★☆★☆
つける卵は大分の蘭王。
ご飯のお代わり必須!
水物 柿 ラフランス マスカット
入力文字数15000字にひっかかったので、初回訪問レビューは日記に引っ越し。
写真200枚にひっかかったので、お酒の写真は削除。
【平成27年9月】 15回目
今回は珍しく、いつものメンバーと違う大学時代の親友と。
二人だったので、初めて一階の甲冑の間に通されました。
いつもの広々した空間に馴れてるので、最初ちょっと狭く感じましたが
密な空間もなかなか良いものです。
1万円でお任せしましたが、いつものようにこの金額でいいの?って内容でした♪
先付 長崎トコブシ、唐津赤海胆、白ずいき トコブシの出汁で
向付 山口クエ、長崎鰺、玄界灘伊奈鯖、玄界灘アオリイカ、南インド鮪大トロ
いつものチリ酢、塩酢、合わせ醤油に加え、卵黄醤油漬けが初登場!
これでアオリイカを食べると、放心状態★☆★☆★
お凌ぎ 東京湾の蒸し穴子、穴子と栗の飯蒸し
菰で巻き、青楓や紅葉や柿の葉を添えて秋の深まりを演出。
とろける穴子素晴らしい★☆★
椀 秋田産松茸、宮崎セミ海老、玉子の葛豆腐、菊餡仕立て
先日菊だらけの椀で、お出汁の味が分からなかったのと
反し、ちょうど良い頃合い★
八寸 子持ち鮎塩焼き、焼き玉蜀黍、無花果胡麻クリーム、玉子真薯
水口干瓢、秋刀魚棒寿司、水菜鯨ベーコンお浸し、薩摩芋きんとん、大徳寺麩
焼物 長野産松茸、徳島ながらみ貝
香りが素晴らしい★☆★☆
強肴 近江牛サンド 自家製味噌ダレとマスタードで
久しぶり♪ 唐津の皿がいいな。
焚合わせ ニシン 茄子 赤万願寺
好き嫌いで言えば、それほど好きじゃないニシン。
でも、しのはらさんの手にかかるとさすがの上品さ★
食事 自家製イクラかけご飯、下田茄子浅漬け
下田茄子は地元湖南市の特産品。
小さく皮が柔らかで、ジューシーでフルーティ★☆★
(写真撮り忘れ)
水物 黄金桃、シャインマスカット、白ワインジュレ
缶詰でしか黄桃を食べたこと無かった私は、そのマンゴーにも似た
芳醇な甘さに感動★☆
神戸市の山奥から遠路はるばるやって来た友人。
結構辛口なのですが、やはり当然の絶賛でした^^
【平成27年7月】 14回目
もう取り憑かれたように通い続ける私たち(笑
高校時代の友だちがもう一人追加参入で、今回は5人でお邪魔しました。
先付 千葉大原の鮑、昆布森の海胆、天草の鱧
先付? メヒカリの一夜干し
造り 淡路のスズキを2時間昆布締め 対馬のいな鯖 五島のアオリイカ
大原の金目鯛、岩手の石垣貝 玄界灘のアコウ 境港のえぼ鯛
超一流の食材を集める調達力は神業!
今までもお造りはどこのお店にも負けなかったけど、今回は超絶でした☆★☆★☆
えぼ鯛って今まで干物でしか食べたことなかったけど、鮮度が良いとこんなにも美味しいんですね!
焼き物 球磨川の天然鰻白焼き
程よく脂がのり、あぁぁぁぁ旨い★☆★☆
椀 ○吸い 自家製玉子豆腐(写真忘れ)
スッポンの身が椀から溢れんばかり!
八寸 近江八幡の鮎塩焼きを木の芽酢で 柳川のまじゃく(穴じゃこ) 有明の生くらげ
甲賀フルーツトマトの浅漬けを黄味酢で 津居山蛸湯引き 佐島の蛸 丸十栂尾煮 スズキの笹巻き寿司
イワシ鯨の畝ベーコン 博多ガス海老 陸奥のホヤ 玉子真薯 ばい貝 枝豆紹興酒漬け
日本各地を津々浦々食べ歩いている友だちが、このホヤ最高!と泣いてました☆★☆★☆
お凌ぎ 信州茶蕎麦 唐津の赤海胆をのせて(写真忘れ)
さすがに蕎麦打ちまではしてないそうです(笑
食事 江戸前穴子の飯蒸し
穴子も鰻もともかく好き☆★☆★
水物 シャインマスカット デラウェア マンゴー
8月から新しく有名店の2番手さんが、入ってられるはずです。
大将がちょっとでも心身が休まるよう、願ってやみません。
9月またよろしくです!
【平成27年4月】 13回目
今回の目玉は東京から来られた鮨職人さんが握って下さった江戸前鮨。
2貫だけでしたが、ネタの細工の丁寧さ、シャリへのこだわりなど
感激した次第です。いずれ独立されますが、しのはらさん仕込みの研究熱心さを生かして
素晴らしいお店になることは間違いないと思います。
確か6月いっぱいはおられるはず。この機会をお見逃しなく!
青森産雲丹の中に紹興酒漬けのシャコ
雲丹の棘が動いてて、新鮮そのもの!
茹でてないシャコはトロッと甘味があって、もちろん生まれて初めての美味しさ★☆★
みんな大絶賛!
椀 噴火湾帆立貝柱真薯 バチコ煮物
バチコを椀種にするなんて、何て贅沢。
造り アイルランド産鮪、ヒラマサ、玄界灘の鰆 五島のアオリイカ、琵琶湖稚鮎の背ごし
襟裳岬ツブ貝 葱塩胡麻油
八寸 フォアグラ羹、蒸し蛍烏賊、鯨の畝、大村湾のトコブシと水雲酢
筍の木の芽和え 佐島の蛸旨煮、玉子焼き
佐島の蛸って明石と並ぶ東の名産地だそうですね。
自家製玉子豆腐 黒雲丹 富山の白エビ
凌ぎ ヒラマサの腹身 東京湾のコハダ
今まで関西で食べていたコハダって、酢締めの酢がきつくて、皮も固くて
どこがそんなに美味しいんだろ?って不思議だった。
でも、東京湾のコハダは全く別物ですね。皮は薄くて柔らかく新鮮だから酢もきつくない。
赤酢でキリっと立ったお米と合わせると、甘味をかんじるくらい!
美味しい☆★☆★☆・・・・
シャリは固くしっかりさせるため、古米を使うそう。
何だか東京に行ってお鮨を食べたくなりました(笑
近江牛の花山椒煮
やっぱり歯茎だけで食べられます★☆★☆
食事① お握りのアオサ海苔出汁茶漬け
② はさかけ米の自家製カラスミかけ
水菓子 苺の白ワインジュレ
今回ちょっと印象が薄かったのは唯一これ。でも、お鮨が食べられたからいいです(笑
【平成27年2月】 12回目
蕪おろし
雲丹豆腐 宍道湖の白魚
雲子チリ酢 柚子おろし
下関河豚 白子和え
造り 長崎ノドグロ、南インド洋黒鮪、平目
毎回お造りでのけぞるのですが、今回のノドグロには120°のけぞった!
鮨部門全国8位にランクインする東京の
お鮨屋さんと同じ、福岡の魚屋さんから仕入れたそうです。
口に入れた瞬間、とろけるような、まとわりつくような食感と芳醇な旨味が炸裂☆★☆★☆∞
大将!こんなん食べさせたら、他の店で食べられへんようになるやん~
椀 津居山の蟹真薯
柿 なまこ酢
八寸 ビュルゴー家の鴨ロース 関鯖鮨 長崎産鰆の雲丹焼き 甘エビキャビアのせ
フォアグラ羹のあんぽ柿のせ きんとん 玉子真薯 青菜のお浸し
近江牛柚子釜(写真ど忘れ)
海老芋 白子、毛蟹味噌
食事 はさかけ米 粟麩、鴨、近江大根の白味噌仕立て 香の物
いつもなら鍋、その後雑炊ってパターンですが、今回白ご飯。
これは絶対自信作なんだろうな~と調べてみました。
はさかけ米とは、岩船産でBLでない原種のコシヒカリを低農薬で天日干しした米。
今流通しているコシヒカリはB Lと言って、いもち病に抵抗性を持たせた新種だそう。
手間と愛情のこもったお米は素晴らしかった☆★☆★☆
水物 市田柿の粒餡はさみ
【平成26年10月】 11回目
いつも伸び伸び大胆なお料理ですが、今回は
ぐっと渋めの正統派懐石でした。これはこれで素晴らしい。どの皿も全く外れなしでした。
お酒はエビス、英勲、松の司、オーパスワン2009!
先付 毛蟹、雲丹、キャビア
椀 玉締め、フカヒレ、蕪、網子茸(?)
お出汁のあまりの奥深さに陶然☆★☆★☆
向付 松前鮪血合い岸、伊勢エビとイカたたき北海道産山山葵で、山口産スズキ
血合い岸とは中トロの一番血合いに近い部分、美味しいのは言うまでもない!
驚いたのが、スズキ。一晩キッチンペーパーで水気を取ったもの。
これを内モンゴルの塩を使った塩酢で食べるとあまりの美味しさに絶句☆★☆★
蒸し物 松茸と胡麻豆腐の土瓶蒸し
お凌ぎ イクラ飯蒸し
焼き物 山口産ノドグロ、鮎醤油の松茸、舞茸、酢蓮根
調度良い具合に脂がのったノドグロ☆★☆★
八寸 丹波の焼き栗、安納芋、イカ真丈揚げトリュフ塩、若イカ、山芋梅肉
無花果金胡麻だれ、鴨大和煮、スライストリュフ、北海道産鱈白子ポン酢、鱸手鞠寿司
玉子焼き、坂出芋茶巾
こんな分厚いトリュフ、初めて!ナッツのような食感でした。
強肴 フォアグラ最中
揚げ物 近江牛カツ、松茸フライ マッシュルームペースト
無添加ユニオンソースで
歯茎でも食べられるくらい柔らかなビフカツ★☆★
ソースが角が全くなくまろやかなで、さすがのチョイスです、
鍋 トラフグ小鍋
食事 上海蟹と松茸飯
水物 ミルク羹
Perfect!
【平成26年7月 10回目】
お弟子さんがもう一人増えて、厨房は3人体制。
しかも、後2人入られるとか。これは大将何かを目論んでいるな。
ちょっと構想をお聞きしたけど、公表は後々のお楽しみということで。
しっかりお料理をメモってたのに、そのメモを紛失!
しかも、しのはらさんの花形、お造りの写真も取り忘れてるし。
ショックでしばらくレビューする気力失いました(涙
というわけで、お料理の感想はごくごく手短に。
今回印象的だったのは、最高の熟成だったのどぐろ炙り。
それと南瓜のすり流し椀。某店で甘ったるい濃厚過ぎる南瓜のすり流しに
ちょっと辟易した記憶があります。
それを根底から払拭する、南瓜の甘味旨味を残しながらも、爽やかなスッキリした
味わい。お出汁とのバランスが絶妙です。
八寸の盛りつけは遊び心のある、斬新な物。
私たち向けにちょっと冒険しはったかな?(笑
それとケンゾーエステートのワイン、
今までワインは体質に合わないと敬遠してたけど、飲めちゃいました!
主に白を戴きましたが、紫鈴rindoはクラクラするほどフルーティな香り。
その香りに誘われて、一口。全く角がないエレガントな味わいは余韻をひきます。
いつも素晴らしいお酒のセレクト、ありがとう♪
【平成26年1月 9度目】
八寸 フォアグラ羹 市田柿載せ、河豚の白子和え、オマール海老コロッケ
慈姑の松風、黒豆、紅白なます 手鞠寿司、しし肉ロース燻製、玉子焼き
伝統的なおせちに熱々のコロッケを配置して
見た目も味も良いアクセント☆★☆
椀① 月輪熊と海老芋 白味噌仕立て
とうとう熊肉出されるようになったんですね!
友だちたちは初めてだったんですが、脂身の美味しさにとろけてました^^
また、白味噌汁が甘すぎず、すっきりと透明感すら感じ非常に美味☆★☆★
造り ミナミマグロ、香住のノドグロ炙り、平目縁側、鯉、鰻炙り
絶滅危惧種のミナミマグロ。一体どんなルートで入手されるのやら。(笑
海のルビーと呼ばれるほど、赤身が美しい☆★
お凌ぎ 酢飯に鰻炙りを載せて
冬場なのでもちろん養殖鰻。野洲川に放して身を締めてるそう。
椀② 何かの真丈、堀川牛蒡、菜花、金時人参
しのはらさんで椀が2種類出るのは珍しい。
今まで若干甘めで、ふくよかさが押し出されるものだったのが
すっきり透明感を感じさせるものに変わっていて、さらに好みに☆★☆★
理由は後述。
徳島産鮑の紹興酒漬け、雲丹、伊勢エビ、うるい
まぁこの食材のラインナップが美味しくないわけない!☆★☆★☆
しかし、そのお陰で写真取り忘れ。。。。
焼き物 ヒグマのしんたま、ヒレ炭火焼き ブリオッシュを添えて
ヒレはヒグマの中では柔らかく、思ったより獣獣してない。
しんたまは腿肉の一部。もちろんヒレよりは噛みごたえがあり、獣感もある。
どちらが?と聞かれれば、ほんのり甘味のある脂肪たっぷりの月の輪熊の方が断然好み。
けれど、初めての食材を戴くのは、食の世界が広がり楽しく面白い。
蒸し物 鰤のかぶら蒸し
鍋 白身魚と水菜 チリ酢で
食事 毛蟹ご飯 蕪の漬け物
水物 ラフランスとイチゴのすり流し、アプリコットのゼリー
今回は5人で伺ったので、いつもよりさらに話すのが忙しくて結構後半忘れてる~
でも絶対忘れられないのが、お出汁が変わったこと。
鮪節から鰹節に換えたそう。かといって鰹が香り立つ感じじゃなく
透明感を追求したスッキリしたもの。
全体的に薄味になり、洗練されてました。ますます好きになりましたね♪
【平成25年9月 8度目】
板場の新人君も頑張ってられるようで、その効果が今回
八寸で炸裂してました!
今回はエビスと鳥取の日置桜で
先付け 虎河豚、鮑、車海老、海胆を酢橘割り醤油で
3,9㎏の大物虎河豚
造り 大間大トロ、鰻の湯洗い、琵琶湖の鯉、金沢ヤリイカ
長崎目板ガレイ、ノドグロ炙り
椀物 沼島の鱧、蓮根饅頭、飛竜頭、しめじ
河豚あらの出汁
焼き物 琵琶湖の鮎、焼き栗
八寸 ①枝豆紹興酒 ②丸十シナモン ③湯葉、海胆、海ぶどう ④中勢以熟成豚のカレー風味
⑤衣かつぎ、ゴルゴンゾーラ射込み ⑥鱧の子寒天寄せ ⑦鰻の印籠煮
⑧にしん ⑨クリームチーズ混ぜ玉子焼き ⑩笹巻き寿司
お凌ぎ 毛蟹、おぼろ豆腐、どんこの素麺、スッポン出汁
写真撮り忘れ
強肴 ここで近江牛とマグロと虎河豚どれが良いと聞かれ。。。。
大食いかつ欲張りな私たちは全部!
①近江牛の低温炭火焼 りんごと千鳥酢を合わせた西京味噌で
部位はリブロースとかぶり
写真撮り忘れ
②大間のマグロ、山葵焼 セロリの金山寺味噌で
③虎河豚唐揚げ
小鍋 ○鍋
食事 ○雑炊 香の物
水物 無花果のコンポート、長崎パープル、ロザリオビアンコ
写真撮り忘れ
今回も食べ過ぎた~、いつも美味しいお料理ごちそう様♪
【平成25年5月 7度目】
通い始めて1年半で既に7回目。ヘビーローテばく進中(笑
今回はうれしいニュースがあり、やっと板場に新人さん登場。
名古屋出身の25歳、頑張って下さいね。
大将もちょっと一息つけるんじゃないでしょうか。
今回も飲み物代込み1万円でお願いしてます。
今回のお酒はエビスと名前忘れたプレミア吟醸酒と
小笹屋竹鶴(広島)でした。
先付け 雲丹と鮑
肉厚の柔らかな蒸し鮑と一切の角が無いねっとりした雲丹。
いつもながら、安心していただけます☆★☆★
造り 鯉、牡丹海老、鰹燻製、中トロ、赤身、目板ガレイ、つぶ貝
「今日のお造りはいいですよ!」と大将の自信作。
どれも素晴らしかったけど、特に印象的だったのが鯉☆★☆
芯はコリっとした鯉らしい食感が残ってるけど、表面の
口触りが柔らかな食感。聞けば朝締めだとか。
川魚は活けでないとダメと思ってたので、驚き。
既成概念に囚われない、自由さがしのはらさんの最大の魅力の一つ。
お凌ぎ 毛蟹握り
蟹7対酢飯3ぐらいの豪快な握り。
椀物 一汐グジ、胡麻豆腐、ずいき、焼き茄子
今回はグジに塩が打たれているので、お出汁にかなり苦労されたそう。
いつもより薄味でバランスを取ってられました。
グジだけを食べると確かに塩がきつかったけど、その後のお出汁の
馥郁とした味わいはオーバーじゃなく五臓六腑に染み渡る★☆★☆★
八寸 鮎塩焼き、フォアグラ羹、玉子真丈、伊勢エビとコーンの天ぷら(トリュフ塩で)
春子の笹巻き寿司
春子(かすご)は鯛の稚魚。押し寿司大好き☆★☆
焼き物 香川産天然鰻の白焼
蒲焼きとどちらでもOKとのことで、悩んだ末白焼で。
山葵とフィンガーライムが散らしてあります。
フィンガーライム、別名ブッシュキャビアと呼ばれ、ざくろ的な小さなピンクの粒々のフルーツ。
フランスで流行してるらしいですね。
今の時期の鰻はややさっぱり目。白焼きで大正解☆★☆★
強肴 近江牛みすじのホット・サンド
自家製の味噌に漬け込んだみすじにスパイシーマスタードが超絶合う!★☆★☆
鍋 時知らずとノドグロ
両方とも非常に脂がよくのってました。
お陰でチリ酢がすぐ薄くなっちゃって(笑
食事 雑炊と香の物
水物 ライチと苺の葛饅頭
ライチだなんて挑戦的な和菓子だわ~
写真撮り忘れ(>_<)またもや酔っぱらってた。
【平成25年2月 6度目】
11月に「土日で~」と予約の電話入れるものの、「2月後半まで
埋まってます、、、」と言われ、そんなに待たないといけないのかと、膝から崩れ落ちました(少々オーバー)
待ちに待った日がやってきて、いつもの4人組はルンルン♪
テンション上がります^^
大将が「僕1月、2月は得意なんです」なんておっしゃったもんだから。
いつもの飲み物代込み1万円コースでお願いしました。
まずビールで乾杯の後、北島という湖南市地元のお酒。
これが口当たり良くめちゃ美味しかった☆★☆
他に山田とか。
先付け 虎河豚のバフンウニ和え、虎河豚の白子和え
椀物 さえずり、スッポン、泉州合鴨の粕汁
先に戴いた北島の酒粕使用。
これがもう超絶と言って良い旨さ☆★☆★☆
口では言い表せない深みの有る味に、ふだんメチャ賑やかな
私たちも言葉少なに唸るばかり。恐れ入りました~♪
砂糖も味醂も使ってないそうで、素材からの甘味だけで仕立ててあります。
造り 大間平目縁側、琵琶湖寒鯉、金沢ノドグロ炙り、三重アオリイカ、和歌山鰤
いつものように酢橘塩、チリ酢、合わせ醤油で
どれも美味しいんですが、特にノドグロにはにやけてしまう^^☆★☆★
八寸 一の重 フォアグラ羹と干し柿の最中、蛍烏賊黄身酢、天然ホタテ葉山葵
自家製胡麻豆腐キャビアのせ、クエ肝和え、玉子真丈
二の重 大間の鱒木の芽焼、安納芋トリュフ塩
ほぼお一人で板場に立ってられるのに、この種類の豊富さ。
ただただ凄いの一言。
焼き物 泉州合い鴨、青首鴨、黒猪、信楽の鹿
ジビエ食べ比べ。塩とタスマニア・マスタード、芥子で。
今回ラッキーだったのは黒猪。
野生の猪と言っても、豚との交雑が進み純血は少ないとのこと。
黒猪は数少ない限りなく純血に近い猪
しっかりした筋肉質の身は噛めば噛むほど旨味が滲み出てくる☆★☆★
長崎産クエ鍋 白菜、椎茸など
「脂の乗りが今ひとつの小振りなクエで」とひとしきり謝ってられました。
確かにプリリンとした独特の食感には乏しかったかな。
でも、その分お出汁は合わせ技で深みがあり、
全員またもや唸りながら飲み干しました^^
止め肴 蝦夷鮑、昆布森産毛蟹、ワカメの酢の物
止めにしたら、豪華すぎますよね(笑
蟹味噌混ぜた毛蟹、美味しかったな~☆★☆
食事 雑炊 香の物
水物(写真取り忘れ、酔っぱらってた)
フルーツ盛り合わせ 伊予柑、さちの香、阿蘇の柿
コーヒーorお薄
今までは日本各地から素晴らしい食材を集めて、豪華で力業って感が
強かったのですが、今回の粕汁は新たな境地に入ったと
思えるほど美味しかったです。「調味料替えたんです」と
大将が種明かしされましたが、研究熱心、日々精進されてる結果ですね!
【平成24年8月 5度目】
婦人画報掲載記念特別企画。
ただでさえ、素晴らしい食材揃えのしのはらさんの超スペシャルメニュー。
これは一生に一度は経験せねばと、いつものメンバーを誘ってみました。
普通なら絶対躊躇する2万円!
けど、しのはらさんの凄さをよく分かってるメンバーなので
みんな即意見一致~^^
いつも弟さんが駅まで送迎してくれます。
この日も独立の話でいつものようにワイワイ盛り上がってました。
(9月1日祇園北側に天ぷらメインのお店を出されます♪)
後で、大将から体調不良で、その後家に帰られたと聞き
おくびにも出さないそのプロ根性に頭が下がりました。
このコースは主に馬主など競馬関係の方がオーダーされるそうで
私たちもにわか馬主気分。いや鯨飲馬食の馬かも(笑
お酒は新潟県の「北雪」で。
・ウェルカムドリンク
シャンパーニュカクテル
・先付
1-フォアグラ羹 サマートリュフ餡 五島列島蒸し鮑 鮑の肝
肉厚鮑の心地よい歯触り。フォアグラ羹のとろける味わい。しょっぱなから至福☆★☆★☆
2-胡麻豆腐茶巾絞り 牡丹海老
葛入り胡麻豆腐は弾力がある。牡丹海老は指2本分くらいの太さ!
・お椀
鱧葛饅頭 五色短冊(胡瓜、南京、人参、大根、水前寺海苔) 糸柚
韓国産の鱧はふっくら。柔らかく馥郁としたお出汁はいつもながらうっとり☆★☆
・造り
鱸洗い うちわ海老昆布締め 境港の黒鮪大トロ
鯉の洗い 金沢ノドグロ炙り 鱧焼き霜
あしらい(茗荷、白髪葱、大根より、胡瓜より、芽紫蘇、芋茎)
ちり酢 割醤油 塩酢、黄身酢のお好み4種で
特に印象的だったのはノドグロ炙り。旨味の固まりでほんと美味しかった~☆★☆★☆
黒鮪大トロも食べ応えある量と素晴らしい質に、大満足☆★☆★☆
うちわ海老って初めて食べたけど、甘くてトロッとして伊勢海老よりいいかも☆★☆★
・焼物
1-琵琶湖産鮎の塩焼き
骨まで柔らか。でも腑は利助で戴いた曽爾川の鮎の方が香しかった。
これが食通の方が言われる、琵琶湖の鮎の短所なのかな?
2-北海道産雲丹昆布舟
お馴染みの甘い雲丹☆★☆
3ー琵琶湖天然鰻白焼
いつもながら、絶妙な焼き加減☆★☆★
4ー韓国産鱧漬け焼き
鰻と鱧それぞれ白焼と漬け焼きを選択できました。
・冷物
トマトすり流し土佐酢 昆布山葵シャーベット
この睡蓮の花を模したガラス器がキレイでうっとり。
・八寸
焼きなす雲丹ずんだ、フカヒレ雲丹すっぽん水玉煮凝り
鱧子玉締め、塩辛いか和え、鮎、トマト甘煮、栂尾煮、玉子カステラ
山玄茶と基本構成が似ていて、やっぱり師弟だな~
・揚げ物
バチコ天ぷら
バチコを天ぷらって初めはもったいないって思ったんですが
旨味が凝縮されて、珍味の王者の味わいでした☆★☆★☆
全員舐めるように味わいました。
・小鍋
天然すっぽんの丸鍋 フカヒレ 芽葱
茄子かと見間違うぐらいのフカヒレの存在感!
コラーゲンの固まりとはこのこと!
お出汁のあまりの美味しさにクラクラきました☆★☆
・強肴
近江牛Aー5自家製ドライエイジングのステーキ
熊本産伊勢海老、 毛蟹、島根の鮑
賀茂茄子のソースで
さすがにお腹がく、苦しくなってきた…
しかし、近江牛のステーキは美味しかった☆★☆★☆
これなら、もっと入る(笑
・飯替
フォアグラサンド
しのはらさん自ら焼かれたバターたっぷりの食パン。
フォアグラの火入れも抜群☆★美味しい。でももう、胃が限界…
・飯
小天茶、鮎の風干し、香の物
と思ったら、天茶漬け。不思議なくらいスルッと胃に収まりました。
・水菓子
白桃、西瓜、ブドウのレモンジュレがけ
別腹☆★
・菓子
葛饅頭とお薄
食べも食べたり3時間半。4人全員見事完食。
しのはらさんは「いつギブアップされるかと思ったら、全部いけましたね!」と
心底驚かれた様子。何でもかの未在より量が多かったとのこと。
リラックスして戴くと、胃袋も伸びるようです。
やっぱり今回もお造りの素材が圧巻。
最近、どこの日本料理店に伺っても、お造りを物足りなく感じてしまうのが
しのはらさんの罪作りなとこ(笑
【平成24年6月】 4度目訪問
滋賀県に住んでいながら、しのはらさんを知らない堅田の友達を
それは人生の大きな損失、とばかり連れて行きました(笑
あら~2階の甲冑、兜が玄関に引っ越ししてる~
まずは気軽な3000円コースをお願い。焼物を鰻に変更したので+料金発生してます。
車なので、今回はノンアルコール。
先付 五島列島の鮑、秋田のじゅんさい
鮑、柔らかい美味しい☆★☆
じゅんさいは非常に薄味で、さすがのぬめりとプルプル感です。
造り 剣先イカ 鱧落とし、時知らず、メカジキ、縞アジ、鰹
お初の鱧です。ふっくらと、骨を微塵も感じさせない鱧は
技術を際だたせます。お値段抑えめのコースなので量は少ないですが
相変わらずの種類の多さに抜群の美味しさ。ほんと楽しめます☆★☆★
お凌ぎ 新生姜の飯蒸し
蓋を取ると海苔の香りが立ち上ります。
新生姜の食感も楽しいが、ちょっと味が濃かった。
椀 茄子、何かの(忘れた)真薯
真薯はふわふわで空気をたっぷり含み、お出汁のなじみも抜群。
鮪節のお出汁はほんのり甘く、実にまろやか☆★☆★
八寸 玉蜀黍のかき揚げ、玉子真薯、トマトの甘煮、蒸しエビ、
大徳寺麩と胡瓜の胡麻和え、鯛の笹巻き鮨
団扇のお皿が初夏の爽やかさを演出。
玉蜀黍が甘くて美味しい☆★
焼物 琵琶湖天然ウナギの蒲焼き
皮はパリッと抜群の香ばしさ、噛むと
ジワ~っと脂と旨みがにじみ出る。旨い!!!旨すぎる~☆★☆★☆
友だちは鰻がそれほど好きじゃないそうですが
今回のは大絶賛でした!
強肴 あん肝酒蒸し
この時期珍しいですが、北海道ではまだ捕れるそう。
定番のチリ酢じゃなく、甘辛く煮込んだおろしタレがよく合う!
フォアグラ羹に続くスペシャリテの予感☆★☆★☆
煮物 小芋、蛸、南瓜、オクラ
女性の大好物ですよね(笑
食事 鯛飯 香の物(大根、シラス山椒)
もちろんお代わりOK♪
水物① 黒豆、小豆の茶巾絞り お薄
水物② 西瓜とアメリカン・チェリーの白ワインジュレ
友だちがここで佐藤錦でも出たら、どうしよう?って心配するほどの
CPの凄さ!アメリカン・チェリーで逆に安心したって(笑
ジュレの甘味が絶妙で、本当に美味しかった~☆★☆
どの価格帯のコースでも、全身全霊込めた美味しさ!
通えば通うほど、凄いお店だと感動です。
【平成24年4月3度目】
しのはらさん行きたい病の禁断症状が出て、高校時代の友だち4人組でまたお邪魔してきました。
いつもなら全くのお任せなんですが、今回は一つだけ注文。
曰く「筍料理はあまり出さないで」。
というのは私たち全員、朝堀筍を近所からお裾分けしてもらうような名産地に住んでたので
ちょっと食傷気味なんです~(^^;)
またまた8000円コース
先付け 伊勢エビ、天然河豚
徒然草と書かれた竹筒型の器で。
伊勢エビのお造りは海老味噌を醤油で伸ばしたタレを絡めてるのかな?
プリっと弾けるような旨さ☆★☆
河豚には本わさび。もうそれだけでウマし☆★
その時は何にも思わなかったけど、帰ってから徒然草が気になり
調べたら桜の花について述べた有名な段があるらしい。
そういうことがすぐ分かれば粋なのに、すみません~
向付け 本ミル貝、赤貝、たいらぎ、和歌山産初鰹、琵琶マス、大間の鮪
昆布締めの鯛、鯛の子煮付け
土佐醤油、チリ酢、生姜醤油、塩酢の4種類で
この品数に質の高さ、もう圧巻です!特に凄かったのが赤貝。
大きくて肉厚で何も付けなくても、噛むほどに潮の香りが広がり
ため息物の美味しさ☆★☆★☆
今や鮑より高級という本ミル貝に初にお目にかかりました。
やっぱり評判通り美味しい。上品な甘さを感じる☆★☆
椀物 浜中産ウニ、蓬麩
いつもいいウニを選んでられるな~って感動。
このキレイなヴィジュアルも素晴らしい☆★☆★
八寸 水蛸煮、庄内麩黄身酢射込み、玉子真丈、甘エビと生湯葉、揚げ大徳寺麩
蒸し海老・もろみ胡瓜・赤蒟蒻の串、フォアグラ羹
金箔の皿がまぶしい!ワイン好き子がフォアグラ羹をいたく気に入り、買って帰りたがったのですが
しのはらさんに「溶けるので無理です」と言われ、ガックリきてました(^^;)
実際しばらくすると溶け出す融点の低さ。しのはらさんのスペシャリテです☆★☆★☆
焼き物 合馬産筍ホイル焼きと五島列島の鮑
4時間もかけてじっくり焼き上げてあるので、芋のようにホクホク。
筍あんまり~なんて言う私たちが喜ぶように鮑付き!
鍋 伊勢エビ出汁で筍メバル、自家製飛竜頭、筍
筍メバルは筍の季節のメバルのことかと思いきや、全くの別種らしい。
白身でプリっと弾力があり、クエにちょっと似てる。
自家製飛竜頭も素晴らしい☆★☆
食事 雑炊、香の物
水物 葛桜お抹茶
今回のお酒は鳥取の日置桜の強力をカンで。
高知の酔鯨を冷やで。あと、発泡の日本酒を。
強力はその名の通り強く米の旨味を感じるが、柔らかな口当たり。
日本料理にピッタリでした☆
2位
2回
2017/04訪問 2017/05/03
初めて伺ったのはもう4年前。
あまりの好印象にいきなりマイ・ベスト10入り。
久しぶりにあの感動をもう一度と、
一か月前の朝10時ジャストに電話して、目出度く席ゲット。
二度目にも拘らず場所が分かり難くて、ちょっと迷いました。
福島のこの近辺は私にとって鬼門です(汗
今回一番変わったな~と思ったのが、接客スタッフに男性もいたこと。
以前は女性ばかりでしたから。
豪華な花があちこちに飾られ、いかにも女性好みな雰囲気は健在。
ランチは6000円(+税)
アミューズ ・フォアグラのレーズンサンド
・ベーコンと玉ねぎのケークサレ
・白えびとうすいえんどう
・人参のムースとウニ
2段仕立ての構成は変わらず。
フォアグラのレーズンサンドは定番ですね。
やはり一番美味しいです☆
スープ 白魚のロワイヤル 玉ねぎのコンソメ
シブレットを少な目にした方が、ビジュアルが上品だと思うけど。
スモークしたバターとシュクレのブール
前菜 桜マスのコンフィとホワイトアスパラガス
桜マスはしっとり旨みも濃く良かった☆
ホワイトアスパラのイクラ載せ5個はちょっと多い。
何か違うものを添えて欲しいところ。
魚 マナガツオのポワレ 桜エビのビスク
エビのビスクの美味しさは鉄板☆
こちらはホタルイカがアクセントになっていて良かった。
口直し フルーツハーブティー
肉 高知県産はちきん地鶏のロティ
さすがの火入れの良さ。
皮目はパッリパリで身は実にしっとり。
濃い目に味付して刻んだモリーユ茸をトッピングして食べると幸せ☆☆
アヴァンデセール 苺とエルダーフラワーのジュレ
デセール 八朔とココナッツのムース
ミニャルディーズ 写真撮り忘れ
コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティー
メインなどは美味しかったのですが、あまり印象に残らないお皿もチラホラ。
前回も一緒に行った友達も同じ感想。
残念ながら、前回のような感動やトキメキはありませんでした。
期待しすぎて行ったせいもあるでしょう。
マイベスト10からは・・・・
ちまたで大評判のポワン、早速予約しました。
フレンチ・クィーンのなおちぇんさんが超高評価で、ますます楽しみに。
ランチ予約の激戦具合は恐ろしいぐらい。
その内、カ・セントのようになるんじゃないかしら。。。
1月前の同日から予約開始ですが、金土日ランチは即完売のようです。
平日ディナーはまだねらい目みたいですが。
前身のアキュイール時代にも一度伺ってますが
その時は残念ながら、デザート以外はそれほど私には印象的でもなく。
しかし、今回結論から先に言うと、とんでもなくステキなお料理でした♪
接客もマダムを中心に、女性3人体制。
どなたもシェフのコンセプトをしっかり理解され
どんな質問、会話にもスマートに対応されます。
女性ならではの柔らかさが寛ぎ感を更に演出。
最上級の接客と言って過言じゃありません。
それだけに、とてもとても残念なことも。
それは後述するとして……
ランチは6300円(税込み)+10㌫サ料の1コースのみ。
予約の時点でも、来店時にも苦手、アレルギーの確認はぬかりなく。
ガス入りミネラルで。
アミューズ 上段 アンチョビのスコーンと生ウニのムース
生ウニのムースは海胆が持つ独特の潮の香りを除去して、ほんのりとした旨味だけを追求。
そのせいで、ムースの軽やかさがしっかり表現されてます★☆★
下段 ①ジャガ芋のシューとキャビア ②生ハムパン
③フォアグラのレーズン・サンド ④パルメザンチーズのチュイルとゴールドラッシュ(生とうもろこし)
上段で軽さを表現すれば、下段では塩気と油分で濃厚さを表現。
その濃厚さもメリハリがあり、とても楽しく戴ける☆★☆
冷たい前菜 モリーユ茸のロワイヤル
出汁をたっぷり吸ったモリーユ茸(あみがさ茸)は噛むと口の中で
旨味が広がる★☆★アスパラ:ソバージュとシー・アスパラが彩りと食感のアクセント。
初めてのシー・アスパラガスは、海水で育てるため微かな塩味がまた良い。
パン シュクレのクーペ
来た瞬間シュクレって分かる。
モッチリと重厚なクラムとしっとりめの優しいクラスト。
シュクレの岩永シェフとこちらのシェフは高校の同級生。
その頃からパンを作り、それを使う約束をされてたとか^^
またバターの演出がステキ。
燻した煙で充満したガラスドームで覆われて登場。
このバターを塗ると、ただでさえ旨味の濃いパンにさらに重層的に旨味が+★☆★☆
温かい前菜 オマール海老とズッキーニのヴィエノワーズ(ウィーン風)
オープンサンド風に下から焼いたズッキーニ、パン粉たっぷりオマール海老フリット
貝割れなどのスプラウトが重なってます。
食べにくいけどマリアージュを楽しまないとね!
パン粉の食感が良い仕事してますし、何よりオマール海老が旨い★☆★☆
たまに大味のに当たりますが、これはジューシー♪
魚 真魚鰹のポワレ ソースコキヤージュ
パリパリ感を増すため揚げカダイフを載せた真魚鰹。
けれど、圧倒的だったのはつぶ貝。
今まで脇役のイメージだったのに主役レベルに昇格。
ねっとりした貝のフォンをまとい、鮑並みの美味しさでした★☆★☆★
塩味が効いた(名前忘れた)花のフリットがアクセント。
口直し フルーツハーブティー
河内晩柑をメインにレモン系のハーブが彩りに。
柑橘系の爽やかさで口をさっぱりさせます。
「なぜにグラニテじゃないのか?」と質問すると
お料理の流れの中でグラニテだと温度差が有りすぎるとのこと。
肉 南の島豚ロースロティ
きれいなピンク色の肉質に期待が高まる。
豚肉とは思えないほどしっとり柔らかな赤身ととろけるような脂身。
そして表面はパリッと芳ばしく火入れは完璧。
シェリービネガーソースとの相性も抜群★☆★☆
デセール① リ・オレ
初めて聞くけど、フランスの家庭菓子。
砂糖入り牛乳でお米を煮るらしいが、もちろんもっとオシャレにアレンジ。
中央にマンゴーアイス、周りにポップライスを散らしてます。
デセール② チョコレート・スフレPoint風 キャラメルアイス
フライパンで焼いて作るところがPoint風。
絶対素人には出来ないと思います(笑
ミニャルディーズ 苺飴がけ、マシュマロのチョコかけ、スノーボール・クッキー
苺の飴がけのビジュアルに思わずおぉぉって!(笑
エスプレッソ コーヒー、紅茶、ハーブティーからの選択
カップはベルナルドの。可愛い~♪
でも洗いにくそう~
すべてのお料理に何一つ不満はありません。
これって滅多にあることじゃないです。
以下に述べる点を除いては大満足です。
デセールを待っている頃。
突然店内にガガガガっと大音響。
最初は近所で道路工事してるのかと思いました。
振り返ってみると、カウンターでシェフがハンドミキサーで泡立て中(多分スフレ)。
友だちとの会話も大きな声で話さないと聞こえないほど。
オープンキッチンにしたのはシェフと客との垣根を取っ払い
反応をダイレクトに感じるためと聞きました。
もちろん食器を洗ったりの作業は奥でするそう。
こういう音の出る調理も奥でされた方が良いのでは。。。。
せっかくの雰囲気が一変してしまい、本当に残念。
でも、他のレビュー拝見しても誰もそのこと書いてないので
私のときだけだったのかな?
3位
2回
2022/08訪問 2022/08/30
3度目の訪問。鮎は2度目です。
3年前に駐車場を整備され、おもてなし度が更にアップしてます。
安曇川からの涼風で、体感温度が全然大阪と違う。
暑さに疲れた身体が元気を取り戻します。
建物周囲の水路の水はあくまでも澄み、冷たい。
「夏」の間に通されました。本当に夏だから何だかうれしい♪
鮎食べ(20000円)を予約済み。
25000円コースもありますが、鮎の数は変わらず他の料理が増えるとのこと。
●赤紫蘇茶 紫蘇の香りがほんのり、ジャスミンティーにも似てる。
●先付け 鰻と胡瓜の東寺巻き 胡麻ダレ 芽紫蘇と胡桃をトッピング
●椀 焼き粟麩 岩茸 白味噌仕立て
夏らしく出汁が効き、味噌はほんのり☆☆☆
●造り 鯉の洗い 雨の魚 添えは素麺かぼちゃ、オクラの花、胡瓜メロン
雨の魚はビワマスの別名。雨で川が増水すると遡上してくることからだそう。
●焼き物① 琵琶湖鮎 ウルカを添えて
笹で燻されて登場。琵琶湖の鮎は8月でも小振り。焼きの技術が甘い店では
焼き過ぎで身が縮んで固くなってしまうこともあるが、こちらのはさすが。
身はふっくらで、骨は柔らか☆☆
●焼き物② 安曇川鮎 酢橘で
安曇川の鮎は琵琶湖のより大振りなので、あらかじめ骨は抜いてあります。
身はホロホロで、肝の味が明らかに違う。表現は難しいけど
苦みはしっかりあるが、嫌な物じゃなく苔の風味まで感じる☆☆☆
●八寸 鮎馴れ鮓 ゼンマイ白酢 岩魚押し寿司 春子甘露煮山椒味噌かけ
蓮根甘酢 猪ロースト 枝豆 トウモロコシ掻き揚げ
滋賀の食材で五味を表現。春子はアマゴの稚魚。
●焼き物③ 琵琶湖の鮎
●蓋物 琵琶湖天然スッポン蒸しスープ 茄子
●食事 鮎ご飯 鯉コク 香の物
鮎ご飯滋味深い~☆☆ 川海苔の粉末をかけて香りを添える。
鯉コクは苦手だったけど、こちらのは別。とても上品ですっきり☆
●水菓子 枝豆餅 ウグイス粉を張って 岩梨。小豆をトッピング
トロっとした中に枝豆の粒を感じ、面白い☆
若い従業員さんたち、みな誇りをもって働いておられます。
涼しく、美味しく、居心地よく、良い時間を過ごせました。
【平成25年3月再訪】
夏は鮎、冬は月鍋。
比良山荘の全容を知るには最低2回は伺わねば。。。
ただ私にとって、月鍋はいろんな意味でハードルの高い料理。
私の中で機が熟し、そんな時に丁度いい具合にお誘いが。
3月も半ばとなると、さすがに雪の心配はありません。
雨が降ったり止んだりで、山は靄がかかり水墨画のよう。
前回は2階でしたが、今回は1階の広々した部屋に通されました。
手前から春、夏、秋、冬と名づけられ、襖絵はそれに見合った絵柄。
掃き出し窓から、鯉が泳ぐ池が見えます。
中央に重厚なテーブルと椅子。
若干緊張して、料理が運ばれてくるのを待つ。
2万1千円(税込み)にサービス料。
結構なお値段ですが、結論から言うと至極妥当な値段でした。
まずはドクダミなど野草のハーブティー。
様々な香りが鼻孔をくすぐる。。。。。
と言いたいところでしたが、あいにくの花粉症(涙
八寸 川海老、鮎鮨、氷魚酢味噌、菜花、香茸、猪燻製、金柑
山と川の幸満載。
滋賀県の食材の豊かさに感動です。
造り 鯉、鰻焼霜、鹿肉、若竹
驚いたのは鰻焼霜。
比良山荘で夏戴いたとき、正直美味しいと思いませんでした。
しかし、今回はまるで別物。
個体差なんでしょうか、前はゴムのような食感がダメだったけど
今回はふっくらとして美味い★☆
一度しか食べずに、これはイマイチと決めつけることの愚かさを反省。
焼き物 本モロコ塩焼き 蓼酢
丁度良い大きさのものが揃えられ、骨も気にならない。
身はふっくらで何て美味しいこと☆★☆
月鍋 真打ち登場!
ご主人が用意しながら、いろいろ説明をしてくれます。
冬眠前の脂肪をタップリ蓄えたロース肉。
甘辛く味付けしたお出汁にシャブシャブと軽く火を通す。
ゼラチン質たっぷりで、融点の低いとろける脂身。
何の臭みもなく、みんなが絶賛するのよく分かる!☆★☆★☆
お出汁が濁らないのは、アクが無いってこと。
続いて赤身も食べましたが、これは微かながら獣の臭いがする。
当たり前だけどジビエだな~
野菜は芹と葱。芹は根っこまで。
見た目は茶色っぽい葱の髭根と言った感じ。興味津々で食べてみたら美味しい!
ちょっと甘めのお出汁に、ほんのり春の苦みはよく合う。
塩漬けした各種茸も。しめじ、平茸など。
もちろんしっかり塩抜きしてあるので、塩辛くないですよ。
締めにうどんと栃餅。
ツルッとなめらかな手延べタイプ。
力強い鍋には白餅より栃餅の方が合う。
食事 白ご飯、鯉コク、香の物
水物 苺のゼリー寄せ
月鍋の後に戴いた料理は正直ほとんど印象にないです。
それぐらい月鍋が圧倒的。
月鍋と言い、牡丹鍋、紅葉鍋と日本語って詩的で美しいですね♪
ここに来ると日本人で良かったとしみじみ思います。
【平成23年8月】
私が食べログを始めた4年前からBMしていたお店。
BMが長すぎてカビが生えそうでしたが、爆発シリーズ第2弾で
やっと行けました。
この日はあいにくの雨模様。けれど山肌を立ち上る水蒸気が
ところどころ白く煙っている景色は水墨画のように幻想的。
山奥に進むにつれ、気温はどんどん下がっていき葛川は24度でした。
蝉の鳴き声も「カナカナカナ…」と涼やか。
うちの辺りの「シャンシャンシャン…」って暑苦しい鳴き声とは全然違う。
駐車場のすぐそばに鯉を畜養している池。
側溝には小さな水車が2つ。
手を浸けるひんやり気持ちよい。
憧れの比良山荘にやっと来れました!
夏場のお料理はお座敷では
山の辺会席 10,500円、13,650円、15,750円
お任せ 21,000円
鮎食べ(夏秋) 13,650円、 15,750円、21,000円 すべて税込み、サ別。
鮎ご飯がつくのは山の辺では13,650円以上、鮎食べは15,750円以上から。
ウイーンの森の物語さんが絶賛されていた鮎ご飯は絶対食べねばと思ってたので
山の辺の13650円コースを予約しておきました。
1959年創業で、元は比良山登山宿だったそう。
先代からお料理に力を入れられたそうです。
玄関に立派な薪ストーブがあり、冬場の光景が思い描けます。
階段を上がると、2階に個室が何部屋か並んでます。
最初に野草茶をいただき。。。
八寸 鮎なれすし、ゴリ甘露煮、熊ロース山椒煮、さつま芋甘煮、酢蓮根、
枝豆、ミョウガのお寿司、松茸旨煮、川海老
可憐な草藤が載った葛籠で登場
鮎のなれすし、初めてです。
お米は乳酸発酵中に半液状化しちゃうそう。酸味が強くオツな味。
仰天したのが熊ロース。私の周囲で熊熊と騒ぐ人が多いのですが、
でも内心「月の輪熊を食べるなんて可哀想」 って思ってたのです…
ほんの一切れなのですが衝撃の一切れ。脂身が口の中でとろけます。何の臭みもなく、こりゃ凄いわ☆★☆★☆
お造り 鯉の洗い
プリプリの食感で、きれいな花のような身。
鯉が苦手な友だちは無花果胡桃味噌和えの冷やし鉢。
椀物 ジュンサイの吸い物
小ぶりの秋田産で形も麗しく、ツルンとのど越しがよい。
温かいお出汁は柚子が効いていい香り。
焼き物 鮎塩焼き
メイン登場!塗りの木箱に1人3匹づつ。
笹の葉を燻して香り付け。塩は控えめ焼は強めです。
安曇川の鮎は小振りなのが特徴。頭から丸ごと食べても全然大丈夫!
ワタのほろ苦さ、身の香しさ最高☆★☆★
琵琶湖由来の鮎は他の地域の鮎と遺伝学上も別種だそうです。
揚げ物 鮎のアラレ揚げ
ちょっと大振りの鮎。これも丸ごと戴けます。衣がパリッとして美味しい。
葛餡にはズイキとジュンサイ。優しい風味。
強肴 鰻の焼霜、錦糸瓜と早松の酢の物
鰻のお造りが無いのって、血に毒があるからって知ってました?
火を通すと無毒化できるそう。
焼霜、たたき辺りはぎりぎり可能なお料理ってわけですね。
もちろん生まれて初めて戴きます。
味は…う~んかなり弾力があってゴムのよう(^^;)
私は白焼の方が断然美味しいと言い切ります!
ところで、早松(さまつ)…夏の松茸のこと。
日本の食材って季節季節に豊かですね♪
焚き合わせ 鯉の子、小芋、茄子、南瓜、三度豆、ずいき、生木耳
鯉の子を使うところが比良山荘らしい。
どれもホックリ薄味で滋味深い味わい。美味しい☆★☆
生木耳は中にゼリー状のプルンとした身が詰まって美味しいの☆
食事 鮎飯 赤出汁 香の物
信楽の立派な土鍋で。2人で5匹鮎が入ってますが、キレイに骨を除いて
身をほぐして、混ぜ込んでもらえます。
干した鮎から取ったお出汁がご飯に染みこんでため息もの☆★☆★☆
ほんとは鯉コクが付くのですが、鯉苦手の友だちはもちろん
産後お乳がよく出るからと、無理から飲まされたトラウマのある私もパス(笑
ご飯食べきれず、お握りにしてもらいました。
水物 わらび餅、巨峰、メロン
この黒さと粘りは本ワラビ粉使用ですね♪
接客に関しては旅館そのもの。おもてなしの気持ちは十分伝わってきます。
サ料15㌫ですから、まぁ当然と言えば当然かもしれませんが。
友だちと「日本に生まれて良かったな~」としみじみ。
そんな気持ちにさせてくれる料理屋さんです。
4位
1回
2014/08訪問 2014/09/07
【平成26年8月再訪】
今回もシャン(4500円+税)
1年半前から全く値上がりしてません。
消費税がアップした分は仕方ありませんよね~本当に良心的です。
アミューズ 和歌山のビーツの冷製スープ
ビーツの癖を見事に取り去って、まろやかなスープになってました。
トッピングのフォアグラアイスの塩気も良いアクセント。
パン パンデュースのカンパーニュ、バゲット
アントレ① モンサンミッシェルのムール貝のタルト仕立て 帆立貝柱のソテー
モンサンミッシェルのムール貝は干満の差が激しい過酷な環境に耐えるため
小粒で濃縮された旨味を持つのが特徴。
10粒位使われてたかな~柔らかでクリーミーですっごく美味しかった☆★☆★☆
アントレ②フォアグラのポワレ パインとライム風味
フォアグラの火入れは素晴らしい☆★☆
カリッとこんがり焼けた表面にナイフを入れ
ピンク色の瑞々しい断面が見えると心拍数が上がるわ(笑
魚 淡路産鯛のポワレ ラタトゥイユ
ふっくらした白身もさることながら、骨出汁とラタトゥイユから
出た野菜の旨味凝縮スープのソースがめちゃ旨☆★☆
肉 シャラン産鴨胸肉 和牛ラムシンステーキ 玉蜀黍のピュレ
2種類のお肉が出るの楽しいですね。
今回はラムシンの方が旨味が濃くて美味しかった☆★
デセール 無花果のコンフィ、何かのアイス
無花果のソースに加えられた丁字などの香りがオリエンタル風。
ミニャルディーズ モワールショコラ パッションフルーツとサフランのブリュレ
切り株がお皿に。
コーヒーor紅茶orエスプレッソ
白ワインとロゼを飲みました。グラスワインは1000円から1300円。
また一緒に行った友だちたちにコースの値段教えてなかったんですが
みんな6000円越えと思ってたみたいで、最後驚愕してました(笑
シェフと奥様と新しく入られたソムリエとの3人体制。
奥様が愛想良くってお話し好きで、雰囲気もなごやか。
お料理は確実に安定を増してますね。
1回目のレビュータイトルが「非の打ち所なし(ただ1点を除けば)」でした。
これはカトラリー交換が1回しかなかったことを指摘したんですが
これも大分前から改善され、ほんと非の打ち所なしでした。
【平成25年1月訪問】
新地のよくある雑居ビル内。
オープンキッチンをL字型のカウンターがグルッと取り囲む形。
間接照明の柔らかな光と、焦げ茶のウッドパネルにはロートレックの版画。
店内は非常に落ち着いてシックです。
以前カメキチにおられたというスーシェフの女性が優しくにこやかに
出迎えてくれました。
お昼はグラン(2900円)とシャン(4500円)の2コース。
その違いは食材と品数。それならばとシャンで予約済み。
ガス入りミネラルをオーダー。
アミューズ 千寿牡蠣のポシュと紫大根のスープ
牡蠣には下味が付けられ濃厚な旨味。
ミモレットの香りがアクセント。
スープはまろやかで優しい味。静かな導入です。
パン パンデュースのバゲット
ちなみにお代わりはカンパーニュでした。
アントレ1 ラビオリ3種
卓上のメニューにはラビオリと書いてあったので、てっきり
イタリアンのパスタを思ってたのが、まるで違った!
どうも包むという発想から再構築されたようです。
奥からさっぱり、手前にはコッテリの構成。
①大根とずわい蟹のビネガー風味
フルーツ酢の優しい味わい。
②ビーツのコンフィと雲丹
ビーツは味が強いので雲丹の味が飛んでしまってた。
元々味の薄い雲丹だったのかも知れませんが。。。
③白子のフリット、ビーツのソース
ふんわり揚がりこれは良かった☆★
アントレ2 フォアグラ2種
①フォアグラとリンゴのテリーヌ
フォアグラと食感が馴染むように、リンゴを柔らかく煮てある。
、 ②フォアグラのソテー
これぐらい表面をカリッと焼き上げたソテーが好き♪
すごく美味しかったです☆★☆★
魚 淡路より天然スズキのポアレ、雪下キャベツピューレとサフランクリームソース
普通に美味しいポアレが甘味を蓄えたキャベツのピューレ、ソースと
合わせると絶妙!ピューレがたっぷりなのがうれしい。
肉 シャラン鴨胸肉ロースト、黒トリュフと赤ワインソース
豚肉との選択でした。
ジューシーなお肉は抜群の火入れで、ラギオールの威力か
肉質のせいか、スッとナイフが入る^^
塩加減も丁度良く美味しかった☆★☆★
デセール モワールショコラとキャラメルアイス
モワールショコラは焼き立ての熱々で、ナイフを入れると
トロ~リチョコがあふれ出る♪
これもうま~い☆☆★
ドリンク コーヒーor紅茶orエスプレッソorハーブティ
広いとは言えないキッチン内にド~ンと立派なエスプレッソマシーン。
エスプレッソ好きな友だちは舌鼓を打ってましたが
私はフローラルなフレイバーの紅茶。
ちゃんとポットで出てきてうれしい☆
お料理は全般的にクラシックな正統派ですが
再構築のラビオリなど新しさも見えていい感じ。
この価格でこの内容なら、文句なしの高CPです♪
8年間ヨーロッパで修行されていた太田シェフは黙々と調理。
終盤やっとちらほらお話しも。
ご実家が長野県ということで、SNOW FARMから仕入れている
お野菜には自信を持ってられます。
今回も珍しいお野菜が続々。ロマネスク(ブロッコリーの1種)なんかも
ありましたね。今はメインは焼がほとんどですが、2,3日前に
連絡すれば煮込みもOKとのこと。
スーシェフの女性は手も良く動くし、受け答えもしっかり。
お店の雰囲気作りに大いに貢献されてました。
唯一残念だったのは、お肉料理用のラギオールに交換されるまで
同じカトラリーをずっと使い続けないといけないこと。
特にフォアグラからお魚に進む時にとまどいました。
この件がなければ、サービスも☆4個なんですが。。。
次回は「替えて下さい」と申告することにします^^
5位
1回
2013/07訪問 2013/07/27
川魚の中で一番好きなのは鰻と鮎。
ウィーンの森の物語さんとゆう子remixさんが絶賛されていたお店。
羨ましい思いで、長い間BMしてました。
7月、島根・山口旅行に行くことになり
旅館より先にこちらに予約を入れました(笑
7月の鮎が一番好きなんです。
日原(にちはら)は津和野町に併合された、静かな山間の町。
高津川は球磨川、長良川などと並ぶ鮎の名産地。
水質は日本有数を誇り、ダムがないので良い苔が生えます。
車中から友釣りを楽しむ釣り人を眺め、お店に向かいます。
創業70年の純日本家屋。
看板には割烹旅館と書かれてますが、今は旅館は廃業されてます。
道に面して鮎の水槽が設置され、おびただしい数の鮎が
元気に泳ぎ回ってました。お腹の傷は痛々しいけど。
女将さんたちの丁寧な挨拶を受けて、2階の部屋へ。
箸置きの可愛い鮎が出迎えてくれました。
3コース、8,500円、10,500円、12,500円
(税込み、サービス料別)
鮎の数と盛りつけが違うとのこと。
夜、旅館のお料理が待ってるので、一番軽いコースでお願いしました。
8500円で、鮎7~8匹使ってるそう。
珍味 子うるか
塩漬けした卵を白子で和えた物
塩気は柔らかで、ほんのり甘味すら感じます☆★☆★☆
何の臭みもない、ねっとりとした旨味に我慢できずダンナさんは酒オーダー!
後半の運転は私になりました^^
お造り 鮎背ごし
7月の若鮎だからこそ。8月以降は洗いに変わるそう。
小さめのほっそりした鮎使用。
限りなく薄く切られた背骨は軟骨のようにコリっとした食感。
実は鮎には寄生虫が多いそうですが、厳選された鮎使用だからこそ可能なもの。
酢橘を振り、清涼感を楽しみます☆★
お椀 白味噌仕立て 浅葱、巻麩
鮎が具材のお椀は初めて。
焼き物 鮎塩焼き 蓼酢
一人2匹です。この時期にしたら身の肥えた鮎を厳選。
頭からガブリといくと、鮎の香りが広がる。
塩は薄目ながらも満遍なく振られ、表面はパリッ中はふんわりと
焼き上がり、技術の高さが伺えます。
肝の心地よい苦みも最高。やっぱり塩焼きは旨い★☆★☆★
強肴 味噌包み焼
八丁味噌に苦うるかを混ぜているそう。
ハーモニーを楽しみました。
揚げ物 鮎素揚げ
小振りな鮎3匹。カラリと揚がり、何匹でも食べられそうな美味しさ☆★☆★
酢物 鮎と胡瓜なます
昆布がよく効いた柔らかな酢加減が絶妙。
想像以上の美味しさでした☆★☆★
食事 鮎飯
土鍋で姿のまま登場かと思ってたら、最初からほぐし身でした。
この鮎飯がひっくり返りそうになるほど美味しい!
鮎出汁の旨味がこれでもかと言うぐらい襲ってきます☆★☆★☆
私としては比良山荘で戴いた物の、数倍美味しかったと思う。
香の物 季節盛り
水菓子 青梅甘露煮
ほんのり甘味が付いたかき氷の中に、青梅の甘露煮。
口がさっぱりとなり、満足の内に宴は終了。
鮎の数を半端無く揃えられてるので、そのお料理に最適なサイズを選べます。
そして、これだけ鮎尽くしでも全く飽きることなく、最後まで楽しめる
技にも感服です。
女将さん、若女将さん、仲居さんと入れ替わり立ち替わりの
接客でしたが、どなたも話しやすく温かdみのある接客でした。
特に若女将さんは大阪市出身とのことで、一気に打ち解けました。
本当に良かったです、ありがとうございました♪
6位
3回
2019/02訪問 2019/03/10
One of my favorite restaurants
京都でお気に入りのフレンチです。
火入れの素晴らしさは最上級でしょう。
3回目の訪問です。
オマール海老のカプチーノ仕立て
塗りの器。オマール海老のエキスが濃厚☆☆
師へのオマージュ
定番ですね。甘・辛・酸のエッセンスと半熟卵黄のコクとが
合わさり、官能的な味わい☆☆☆☆☆
シェフの遊び心
食材失念です(涙
多分美味しかったです(汗
オマール海老と蕪
生?と思うほど繊細な火入れ
マナガツオ
皮は焦げがつくぐらい強く炙り、身は低温でじっくり。
一つの素材に二つの食感。
美作産鹿の低温ロースト
八丁味噌系のソースがやや苦みを感じ、ちょっと好みじゃなかったけど
お肉自体は有無を言わさぬしっとりさ。
焼きリンゴ
チュイルで挟んだ焼きリンゴ
発想が面白い☆
天使の苺
苺にマスカルポーネチーズ、ナッツなどを合わせ
これも香りと食感を楽しみます☆☆
ミニャルディーズ
5種のハーブティーから
レーヌデプレ、シトラス、ハイビスカス、エスプレッソ、カカオ
から好みのハーブティーを選ぶ、お楽しみタイム。
カカオにしてみました。チョコレートの甘さと濃厚さを感じ、良かった☆
終了後、シェフとお話しました。
決して派手ではないですが、繊細で探求心豊富なお料理
そのままのシェフです。
台湾でコラボされるということで
「師へのオマージュ」は台湾の方たちに鮮烈な印象を与えることでしょう。
時系列に沿ってレビューするなら、もうちょっと後になるんですが
2017年ベスト10に入れるために、早めにレビューします。
日本料理が好きな4人組なので、今までフレンチやイタリアンに行っても
リピートまでは・・・って感じでした。
が、こちらはローテーション入り!と皆絶賛♪
ディナーでしか食べられないスペシャリテ オマールエビの前菜を特別に!
お魚、お肉付の特別プラン 8000円(税サ込)をネット予約。
テーブルにシェフからのカードが置かれ
メッセージと簡単なメニューが記載されています。
ソムリエールが実際にワインボトルを白、赤3本ずつ持ってこられ
とても上手に特徴を説明して下さいます。試食宣伝販売員になられても
トップセールスされるんじゃないかな(笑)
私がチョイスしたのは、ドイツのアルザス白ワインで、やや甘口でフルーティでしたが
舌に甘さが残らずスッキリ。とても美味しかった☆☆☆
ホウレン草とハマグリのスープ
最初、抹茶が出たかとビックリ!
しっかりハマグリの旨みを感じ取れるまろやかな味☆☆
師へのオマージュ
これは修行されたアルページュ、師匠のラビオグラフィのシェフのスペシャリテだそう。
中原シェフはずっと作り続けておられます。
半熟卵とかき混ぜるエピスクリームの中に甘味、酸味、辛味、苦み、旨みが潜んでいます。
自ずと味覚が研ぎ澄まされていきますね。
シェフの遊びゴコロ、、、
ワンスプーンにハマグリのむき身、ジュ、キャビア、根セロリのクリーム。
一口で食べるのが惜しい☆☆
木箱で温めた白パン
サンクのもの。前回あまりの美味しさにサンクまで買いに走りましたが
特注品なんでしょうね。別物でした(涙
オマール海老のサラダ
慎重に扱ったオマール海老は半生の火入れ。
蜂蜜のヴィネグレットソースで。
シットリ瑞々しく、ほんのり甘い身は伊勢海老と何の遜色もありません☆☆☆
スジアラ
皮目はパリパリ、身はふっくらで絶妙な火入れ☆
マッシュルームは生、ソテー、ソースの3変化。
美作産鹿の低温ロースト
今まで食べた鹿で一番かな。
とてもシットリとしていて、鹿と言われないと分からないぐらい☆☆
木苺 木苺のアイスクリームをチュイルでサンド。
岩原さんの洋梨
洋梨のクリームに、洋梨スライス、洋梨のコンポート。
美味しい☆
紅茶、ハーブティーなど6種から
レーヌデプレ、マスカット、ローズヒップ、ヴァニラを選択して
4人でお濃茶のように回し飲み(笑)
お菓子にはヴァニラが一番合ってた。
ミニャルディーズ カヌレ メレンゲ フロランタン
ひっくり返るほど強烈な一皿はないですが
どのお料理も深みがあり、ジワジワと美味しさがこみあげ、
その蓄積で最終的には大きな満足感に繋がります。
最後シェフが出てこられ、シェフの思いやお料理の工夫を伺いました。
一見強面ですが、丁寧で礼儀正しい好漢。
再訪を約束してお店を後にしました。
京都フレンチでNO.1評価(料理・味部門)ラ・ビオグラフィの
滝本シェフの下で京都ブライトンホテル時代働いてられた方が独立。
フランスの有名店にも行かれてたそう。
ちまたで聞く噂はすこぶる高評価。
そんなわけで、ワクワクしながら行く日を待ってました。
京阪神宮丸太町駅を降りてすぐ。
こぢんまりとしたビストロ的外観。
通路右手カウンター越しにキッチンが見えますが
奥に進むと、狭いながら洗練された空間が。
白い壁にチャコールグレイの布張りソファ。真っ白なクロスが目に眩しい。
装飾は少なめでレーヌ・デ・プレ(夏雪草)の名前通り、
派手さはないけど気品に溢れてます。
ランチは5500円で、サ料はなしです。
ガス入りミネラルで。
カトラリーはクリストフル、肉料理はラギオールでした。
①半熟卵のスペシャリテ
ラ・ビオグラフィのと同じですね。
もう1年以上前なので、味の記憶はかなり薄れてますが
あちらのより更に甘味・酸味・塩味・辛味・苦みがそれぞれにくっきりしてるような気が。
最初はシェリービネガーの酸味が
舌を覚醒させ、時々弾けるようなピンクペッパーの辛味。
最後はトロ~リとした甘味。
卵は小宇宙です。
②シェフの遊びゴコロと称して、玉ねぎのカプチーノスープ
アワアワのスープの中に固めに茹でた百合根。
ミルクの優しい風味。食用花がアクセント。
③甘エビのタルタル オレンジの香り
オレンジとディルで和えた甘エビに雲丹がのってます。
グランマルニエの優しい香りと
甘エビと海胆の甘味がねっとりと官能的☆
サンクの白パン バターで
Fujiya1935で見た熱々石入り木箱で登場。
このパンがまた美味しくて、サンクまで買いに行こうと思うほど!☆★☆★
④的鯛のヴァプール 生姜のフォンダン オリエンタルなイメージ
ふっくらと蒸し焼きされた的鯛は旨味が凝縮。
ちょっと刺激的な生姜とチャイブのアワアワソースは斬新で、魚料理の
新しい一面を見せてくれます☆★☆★
⑤田舎鶏若様の低温ロースト 根菜のコンフィ
「鶏が焼かれてると気づかないくらい優しく長時間火入れしてます」との説明^^
しかし、若様とは面白いネーミング。
笠置町のブランド地鶏らしいです。
肉質と火入れの相乗効果で実にしっとりと、弾力のある歯ごたえ。
また、対比で添えられたカリカリに七輪で焼いた皮付きモモは噛むと
油分と旨味がジュワジュワ。
醤油ベースのソースは実に良く合う。
初め鶏肉か。。。と少々ガッカリしたけど、これだけ手間暇かけられると
完全に脱帽☆★☆
デセール① 橿原産苺のソルベ
苺の甘味のみなので、足りない分は練乳で。
デセール② タルトタタン 2013
再構築。一番底に砕いたタルト生地。クレームブリュレで蓋をして
その上はリンゴの甘煮。カルバドス入りシロップがかかってます。
クレームブリュレを突き崩して、かき混ぜる~
デセール③ 濃厚なチョコレート
チョコブラマンジェとチョコソルベ。
ミニャルディーズ&ハーブティ(フルーツカクテル)
このハーブティはクラクラしましね☆★☆
まずルビーのような赤に、そして立ち上る香りに。
もちろんドリンクはコーヒー、紅茶、エスプレッソからも可能。
同じくブライトンホテルから来られたメートル。
適度な距離感を保ちながらも、細心の注意を払う
実に素晴らしい接客ぶりでした。
最後はシェフのご挨拶とお見送り。
バランスが良い。その言葉が真っ先に思い浮かぶ。
独創的でありながら、独りよがりじゃないお料理。
納得できるCP。砕けすぎない正統派の接客。
ここ1年で新店オープンしたフレンチの中で一番印象的かも♪
7位
1回
2013/11訪問 2016/06/07
【平成25年11月】
次は鴨!の約束を果たすため再訪しました。
実はシェフは鴨のリクエストを受けたことを、面白がってくれて
いろいろ試してくれたみたいです。2週間熟成が最良ってことで、今回はそれ。
いつもなら、3800円ですが、ちょっとアップで4000円+税でした。
ソパ・デ・アホ
ニンニクの力強さが決め手の実に温まるスープ。
スープでふにゃふにゃになったバゲット美味しい☆★
パン・コン・トマテ
主にスペイン・カタルーニャ地方で食べられている
パンににんにくと完熟トマトをこすりつけ、オリーブオイルと塩をふりかけたもの。
外はカリカリ、中はしっとりで慣れない内は不思議な食感でしたが
食べる内にはまる味!☆★☆★
タパス① イワシとオリーブの酢漬け
全く生臭さのない、新鮮なイワシ☆★☆
タパス② 牡蠣のラタトゥイユ
牡蠣はプリプリ。
タパス③ パテとハモン・イベリコ・ベジョータ
タケウチさんのハモン・イベリコ大好き☆★☆
見た目もキレイだし、しっとりして本当に美味しい!
パテもマイベスト3に入る美味しさ☆★☆
豪華海鮮サラダ仕立て
友だちが常連なので、ちょっと一般向けより豪華にしてもらいました^^
穴子と秋刀魚の燻製、ずわい蟹、甘えび、帆立貝柱、イカ入り。
筍、茄子、胡瓜、椎茸、パプリカ、トマトなど野菜も種類豊富。
パートフィロをカップにして実にオシャレ☆★☆
イカ墨パエリヤ
今回は生のヤリイカのスライスをトッピング。
アリオリソースを時々添えて、味の変化を楽しみます^^
味自体は最上のイカ墨だった前回の方が感激度は高かったな。
熟成シャラン鴨のロースト
2週間熟成物。いい具合に水分が抜けて、柔らかさと旨味が増してます。
美味しかったです☆★☆★
クレームブリュレとエスプレッソ
今回も大満足!
シェフはサービス精神旺盛で、いつもいろんなこと教えてくれます。
今回は入荷仕立てのまだ羽根の生えた鴨を
見せてもらいました。すごくキレイ♪
次回は羊かな~豚かな~^^
【平成25年6月】
神戸の友だちに推薦されて訪問。
彼女曰く、タケウチさんを楽しむためのコツがあると。
①ランチは2800円と3800円の2コースあるが、3800円の方が
CPも良く断然楽しめる。
②メインにお肉を選択する場合、
熟成肉使用なので、今何の肉を熟成中で、食べ頃がいつかを確認して予約。
というわけで、もちろん3800円のコース。
ただし、仕事の関係上食べ頃のピークから
1週間過ぎたけど、まだまだ美味しいという牛肉でお願い。
トアロードのマンション1階。スペインの国旗をバックにした牛の看板で直ぐ分かる。
夜はアラカルト中心、昼はコースのみ。
入って直ぐはカウンターでバル使い。奥にはゆっくり食事が出来るテーブル席。
バスク織りのカラフルなクッションが可愛いアクセント。
実は入り口直ぐに熟成肉用の冷蔵庫がドンと設置されてます。
飲み物はスペインの数ある3つ星レストランでも愛用されている
ヴィッチーカタラン。(800円)発泡ミネラルで極めて微かな塩味が特徴。
サーブは女性(奥様?)が担当。
きちんと説明をしてくれますが、付かず離れずの感じ。
タパス① イベリコ・ベジョータ
溶けそうなほどしっとりした口当たりにうっとり♪
程よい塩加減に肉の凝縮した旨味がいいね~☆☆☆☆
タパス② 桃のガスパチョ
角切りの桃が入り、その実は甘いけど
全体としては甘味を抑え、さっぱりさを全面に押し出したスープ。
アクセントのセロリが香り高い。
タパス③ 小エビとホタテ貝柱のマリネ、アボカドディップ添え
アボカドディップとパプリカソースが色味もキレイ。
薩摩芋チップの飾り付きで、ビジュアルも凝ってる☆☆
パン スペイン直送のパン
フンワリした塩気のないパン
前菜 フォアグラ入りパテとメロン
シードルソースでパテとフォアグラの脂っぽさを和らげる。
ルート271のパテにフォアグラがドンと入ったような味わいで旨い★☆★☆
メイン 熟成山形牛ロースト 赤ピーマンオイル煮
熟成5週目だそう。ウェットエイジングなので、ドライほどの芳香はないけど
しっとりした柔らかさと旨味は十分増してました。
別添えのカリッと表面を焦がした脂身がめちゃ美味しい☆★☆★
赤ピーマンは甘くてもっちりで、初めての味わい。
サラダ たっぷりパルミジャーノかけグリーンサラダ
マッシュルーム、プチトマトなどと葉野菜。
米料理 イカ墨パエリャ
魚介かイカ墨かを事前予約しておきます。
焼き上がったパエリャのプレゼン付き。
ムール貝、アサリ、小エビ、インゲンなどたっぷり。
濃いのにくどさは無く、美味しくて美味しくて★☆★☆★
後からシェフに聞くと、今回良いイカ墨が入ったとのこと。
いつでも提供できる物じゃないそう。ラッキー♪
デザート 桃、グレープフルーツ、プラム、ブルーベリーなどと
バニラアイス、ベリージュレの盛り合わせ
ドリンク エスプレッソ
友だちが言うだけあって、これで3800円?っていうほど充実した内容でした。
食後出てこられたシェフと熟成肉の話で盛り上がる。
友だちは今まで、豚、子羊も食べたけど、どれも甲乙付けがたいほど
美味しかったそう。鴨も熟成させるとのことなので
「それなら次回は秋だね~」と盛り上がってお店を後にしました。
8位
2回
2017/01訪問 2017/01/22
真摯な接客と、素晴らしい内容の点心に感動したのに、なかなか再訪できず
やっと3年半ぶりに再訪しました。
予約時「点心はもう売りきれで、懐石のみになりますが~」との回答。
良いのです、今回はそれを食べてみたかったので(笑
平成29年1月現在、点心1900円、ミニ懐石3800円(共に税込み)の
リーズナブルな設定で頑張っておられます。
先付① 蛍烏賊酢味噌和え
先付② 白魚おろし醤油
お造り 鮪 紋甲烏賊 ホウレン草白和え
質はお値段なりでした。
椀 ズワイ蟹真薯 白木耳 冬茹
真薯は実にフワフワで、とても好みです☆☆
お出汁は最初の一口は甘味が勝ってたのですが、真薯を崩すと
バランス良い味わいに☆
焼き物 鰤山椒焼き 自家製カラスミ大根
鰤、焼き加減に塩梅共に良かったです☆
小鍋 白魚柳川風
食事 チリメン山椒と白飯 赤出汁 香の物
きちんと土鍋でご飯を用意。
チリメン山椒、相変わらず美味しい☆☆
水菓子 白玉、小豆餡黒蜜かけ 苺
苺最高に甘かった☆☆
お隣が点心だったので、チラ見したのですが
先付①②と焼き物に出汁巻きなどを追加。
それを八寸風に大皿にキレイに盛りつけて
食事と水菓子はミニ懐石と共通。
やはり、点心は破格の内容だと思いました。
ミニ懐石も良かったのですが、点心のインパクトに比べるとやや弱いかな。
通常3年も経つと、お手頃ランチは無くなるケースがほとんどなのに
本当にお人柄の良いご主人だと、改めて思いました。
しばらくご無沙汰だった日本料理。
夏バテしてたので、いきなりの本格懐石より、リハビリがてらに点心でもと
軽い気持ちでチョイスしたのがこちら。
釜飯月村さんのお隣で、7月にオープンしたばかりの新店。
奥まってるので、フラッと観光客が立ち寄れる立地ではありません。
店主の川村さんはたん熊、先斗町ふじ田で修行されたとのこと。
玄関先は今年の猛暑でだいぶ枯れてしまってと
おっしゃってたものの、まだまだたくさんの胡蝶蘭で賑わってました。
お昼は10食限定の点心(1800円)と前日要予約の昼懐石(3500円)。
先ほどの理由で点心でお願いしました。
カウンター6席とテーブル2卓8席の小さなお店。
狭いカウンター内の板場は小料理屋のような佇まい。
飲み物は甘さより、爽やかさが勝つ柚子酒で。
点心
鶏松風、鯖南蛮漬け、蛸の子真丈、蛸旨煮、イワシ生姜煮、出汁巻き、
丸十甘煮、酢蓮根、ホウレン草とエノキダケお浸し
正直、そのお値段なりの内容だろうと、多大な期待はしてませんでした。
ところが、食べ進める内に、丁寧に下準備された上品なお味に驚き。
青魚のお料理はほどほどのしっかり味、野菜料理は限りなく素材の味。
めりはりがあり、どれも美味しかったです☆★☆★
主菜 豚角煮
非常にトロッと柔らかく煮込まれ、結構薄味でありながら、旨味はしっかり☆★☆
2度目の来店客には
鱧の霰揚げを出して、同じ物を出さない心配り。
食事 湯葉としらすの混ぜご飯 赤出汁
ご飯もぎりぎりの薄味で、優しい湯葉の風味が活きてる。
真っ白で細かいしらすも上質☆★☆
もちろんお代わりしました。
お菓子 和三盆蒸しパン キウイソース
フルーツポン出しじゃなく、最後まで気を抜かずあくまでも丁寧☆★
もちろん高額店で出される食材と比べてはいけません。
器も設えも正直、祇園ほどお金はかかってないと思います。
(器は夜に温存されてるかもなので、昼のみの印象)
でも、この値段帯で出せるお料理としたら、最上質です。
かけてる手間を思うと割りに合わないような気が。
お手軽な値段でお客さんに喜んでもらいたいとの、店主の思いが
ひしひしと伝わってくる、本物のお店です。
奥様と二人三脚の接客もほのぼのと温かいもので
居心地の良さも保証付き。後日なんと礼状まで戴きました。
次回伺うのが、心底楽しみです。
日本料理が一番好きな私ですが、今年はフレンチの当たり年でした。
Pointとグランシャンはお料理のタイプは全く違いますが
シェフの顔が見えるオープンキッチンという点は唯一の共通点。
ライブ感が好きな私にドンピシャリ。
後、熊肉の美味しさに開眼された比良山荘、鮎を堪能させてくれた
美加登屋も素晴らしかったです。
来年も早くレビューをアップさせたい!って情熱を抱かせてくれる
お店にたくさん出会いたいです。