レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2016/09訪問 2016/09/22
【平成28年9月】 20回目
表向きには8月末で閉店とのことでしたが、どうしてもという客のために
忙しい最中、9月にも何日か営業。
もちろん、すかさずお願いして伺いました。
この日は柏屋で修行されていた男の子も参戦で、3人の手によるものなので
それはそれは丁寧で、豪華な最後の宴になりました。
彼は銀座店でも一緒に働くとのこと。後一人募集して4人体制でやりたいとの事でした。
カウンターのみのお店に4人。どれだけ手厚く豪華になることでしょう。
当面夜だけですが、軌道にのればランチもされるとのこと。
そうなれば、日帰り東京も可能。これは行かないと行けませんね!
5年間本当に楽しませてもらいました。感謝の一言です。
※お料理の写真は200枚制限に引っかかっているので、ほんの数枚のみ。
【平成28年8月】 19回目
いつになく、テンション低く訪問したこの日。
理由はもちろん、移転。
メンバーと「彼氏に振られた気分」と・・・・
先付 黒鮑の蒸し煮
肝と鮑出汁のみで★☆
お凌ぎ 雲丹ご飯
天本譲りの赤酢飯★☆★
造り 南インド洋黒鮪 明石の鯛・松笠造り 鱸
椀物 琵琶湖鰻
鰻が椀種とは驚き!生臭さが少しでも残ったら、成り立たないお料理を
見事に昇華させてます☆★☆
八寸 鮎塩焼き 毛蟹とモロヘイヤ 玉子真薯 無花果ゴマだれ アメーラトマトなど
八寸別皿 スッポン唐揚げ
きれいに骨を除いてありました。篠原さんの愛です☆
蒸し物 九十九里の蒸し蛤☆★☆
強肴 近江牛すき煮 オクラ叩き
非常に薄味で、ほぼレアのお肉は蕩け、歯が要りません☆★
食事 鮎飯
美加登家を思い出す素晴らしさ☆★☆★☆
水物 桃白ワイン煮
最初はお通夜のように静かな食事でしたが、途中からは
いつものワイワイガヤガヤに。美味しい食事って本当に幸せな気分にさせてくれます。
そして、いつも極上のお料理を出していただく篠原さんですが
今回は渾身と言って良いぐらいの素晴らしさでした。
無理を言ってもう1度伺います。それが本当の最後。
【平成28年6月】 18回目
またせっせと通ってます^^
今回はハマグリが白眉!
先付 伊勢海老、自家製玉子豆腐、青瓜、雲丹
造り 南インド洋黒マグロ 串木野赤クエ 明石鯛
お凌ぎ 玄海灘あおりいか 福井甘エビ 赤酢飯
椀 葛打ちアイナメ ごま豆腐 早松
浜防風
早松は希少性だけかと思ったら、香りが凄い!
蒸してあるそう。
造り 鮎背越し
八寸 焼きナスとトコブシ 明石蛸旨煮 うすいエンドウ味醂煮
梅ジャム入りフォアグラ最中 小芋大徳寺納豆載せ
鮎塩焼き 目板がれい笹寿司 玉子真薯
蒸し物 九十九里ハマグリ
大きなハマグリを柔らかく蒸し上げるのは匠の技。
濃厚な旨味は今回のメインイベント★★★★★
強肴 原種に近い猪スキ煮 トリュフ添え
食事 ハマグリ雑炊
美味しすぎ★★★★★
新生姜ご飯 佐賀香味干し海苔
水物 宇和ゴールド 佐藤錦 シャンパンジュレ
またすぐ次回の予約いれました
【平成28年4月】 17回目
5ヶ月ぶり。こんなに間隔が空くのは初めてかも。
何だか新鮮な気分で、訪れました。大将ダイエットして、引き締まったお姿です♪
山に入って、山菜を摘んだりされてるそう。「中東さんみたいやね」なんて^^
4月現在、土日祝は13000円~、平日は5000円~。今回も10000円でお願いしました。
先付 鮑に雲丹、自家製胡麻豆腐
胡麻豆腐がモチモチ☆★ 柚子の香りが爽やか。
造り 伊勢エビ、明石の鯛、金目鯛、縞鰺。赤くえ、アオリイカ
淡泊なネタから濃厚なネタまでバランス良く揃えてます。
どれもうっとりの美味しさですが、特に金目鯛は顎が外れそう☆★☆★☆
希少な岩茸が添えてありました。
お椀 葛打ち鱸、卵豆腐、片栗の花
山八寸 鮎塩焼き、若牛蒡と揚げ煮浸し、山ウド天ぷら、白エビもずく、蛸柔らか煮、玉子真薯。笹巻き鮨
焼き物 原種に近い猪ロース 花山椒甘酢
塩の降り具合が絶妙で、パリっと香ばしく焼いてます。
臭みなど無縁で旨味の固まり。
花山椒を添えて食べると、酸味と脂の相乗効果に撃沈☆★☆★☆
食事 烏骨鶏のスキ煮 筍ご飯 香の物
非常に上品な穂先だけの筍。感服☆★☆
おまけ 蟹炒飯
しのはらさん中華にも進出?
蟹たっぷりで、超豪華☆
水物 宇和ゴールド シェリー酒ジュレ
愛媛の美生柑。苦みが柔らかで美味しい☆
実は前回、ちょっとお料理に勢いがないように感じたのですが
今回はパワーに溢れていました。
ダイエットされて、身体のキレが良くなったとおっしゃってました。
一流の料理人さんは心技体のバランスを保つことが大切なんだと
あらためて感じました。
【平成27年11月】 16回目
先付 蒸しトコブシ トコブシ出汁ジュレ
しのはらさんは最近トコブシがお気に入り。鮑より上品だそう。
鮑のようにコリっとした食感じゃなく柔らかい。
造り 玄界灘アラ昆布締め、羅臼鮭児、銚子金目鯛、南アイルランド鮪、敦賀アオリイカ
いつもながら最高★☆★☆★
お凌ぎ 余市の雲子の飯蒸し 柚子釜で
一言旨い★☆★☆
椀 紅ずわい蟹真薯 松茸 4年熟成の昆布出汁で
昆布まで熟成させるんですね!
4年はまだ浅い方とおっしゃってました。
蟹がほとんどの贅沢な真薯。空気をたっぷり含んでフワフワ☆★☆★☆
八寸 菊菜・ナメコ・蟹味噌和え 無花果ゴマだれ 玉子真薯 大徳寺麩クリームチーズ射込み
銚子黒ムツ幽庵焼き カマス手鞠寿司 薩摩芋と栗
焚き合わせ 飛竜頭、牛蒡、蕪
食事 月の輪熊すき焼き 天日干しのはさかけ米 蕪浅漬け
熊はロース肉がまだ入らなくて~と謝ってられました。
そのお詫びにトリュフ?(笑
が、赤身肉は確かに歯ごたえがありましたが、力強い出汁の旨味は強烈☆★☆★☆
つける卵は大分の蘭王。
ご飯のお代わり必須!
水物 柿 ラフランス マスカット
入力文字数15000字にひっかかったので、初回訪問レビューは日記に引っ越し。
写真200枚にひっかかったので、お酒の写真は削除。
【平成27年9月】 15回目
今回は珍しく、いつものメンバーと違う大学時代の親友と。
二人だったので、初めて一階の甲冑の間に通されました。
いつもの広々した空間に馴れてるので、最初ちょっと狭く感じましたが
密な空間もなかなか良いものです。
1万円でお任せしましたが、いつものようにこの金額でいいの?って内容でした♪
先付 長崎トコブシ、唐津赤海胆、白ずいき トコブシの出汁で
向付 山口クエ、長崎鰺、玄界灘伊奈鯖、玄界灘アオリイカ、南インド鮪大トロ
いつものチリ酢、塩酢、合わせ醤油に加え、卵黄醤油漬けが初登場!
これでアオリイカを食べると、放心状態★☆★☆★
お凌ぎ 東京湾の蒸し穴子、穴子と栗の飯蒸し
菰で巻き、青楓や紅葉や柿の葉を添えて秋の深まりを演出。
とろける穴子素晴らしい★☆★
椀 秋田産松茸、宮崎セミ海老、玉子の葛豆腐、菊餡仕立て
先日菊だらけの椀で、お出汁の味が分からなかったのと
反し、ちょうど良い頃合い★
八寸 子持ち鮎塩焼き、焼き玉蜀黍、無花果胡麻クリーム、玉子真薯
水口干瓢、秋刀魚棒寿司、水菜鯨ベーコンお浸し、薩摩芋きんとん、大徳寺麩
焼物 長野産松茸、徳島ながらみ貝
香りが素晴らしい★☆★☆
強肴 近江牛サンド 自家製味噌ダレとマスタードで
久しぶり♪ 唐津の皿がいいな。
焚合わせ ニシン 茄子 赤万願寺
好き嫌いで言えば、それほど好きじゃないニシン。
でも、しのはらさんの手にかかるとさすがの上品さ★
食事 自家製イクラかけご飯、下田茄子浅漬け
下田茄子は地元湖南市の特産品。
小さく皮が柔らかで、ジューシーでフルーティ★☆★
(写真撮り忘れ)
水物 黄金桃、シャインマスカット、白ワインジュレ
缶詰でしか黄桃を食べたこと無かった私は、そのマンゴーにも似た
芳醇な甘さに感動★☆
神戸市の山奥から遠路はるばるやって来た友人。
結構辛口なのですが、やはり当然の絶賛でした^^
【平成27年7月】 14回目
もう取り憑かれたように通い続ける私たち(笑
高校時代の友だちがもう一人追加参入で、今回は5人でお邪魔しました。
先付 千葉大原の鮑、昆布森の海胆、天草の鱧
先付? メヒカリの一夜干し
造り 淡路のスズキを2時間昆布締め 対馬のいな鯖 五島のアオリイカ
大原の金目鯛、岩手の石垣貝 玄界灘のアコウ 境港のえぼ鯛
超一流の食材を集める調達力は神業!
今までもお造りはどこのお店にも負けなかったけど、今回は超絶でした☆★☆★☆
えぼ鯛って今まで干物でしか食べたことなかったけど、鮮度が良いとこんなにも美味しいんですね!
焼き物 球磨川の天然鰻白焼き
程よく脂がのり、あぁぁぁぁ旨い★☆★☆
椀 ○吸い 自家製玉子豆腐(写真忘れ)
スッポンの身が椀から溢れんばかり!
八寸 近江八幡の鮎塩焼きを木の芽酢で 柳川のまじゃく(穴じゃこ) 有明の生くらげ
甲賀フルーツトマトの浅漬けを黄味酢で 津居山蛸湯引き 佐島の蛸 丸十栂尾煮 スズキの笹巻き寿司
イワシ鯨の畝ベーコン 博多ガス海老 陸奥のホヤ 玉子真薯 ばい貝 枝豆紹興酒漬け
日本各地を津々浦々食べ歩いている友だちが、このホヤ最高!と泣いてました☆★☆★☆
お凌ぎ 信州茶蕎麦 唐津の赤海胆をのせて(写真忘れ)
さすがに蕎麦打ちまではしてないそうです(笑
食事 江戸前穴子の飯蒸し
穴子も鰻もともかく好き☆★☆★
水物 シャインマスカット デラウェア マンゴー
8月から新しく有名店の2番手さんが、入ってられるはずです。
大将がちょっとでも心身が休まるよう、願ってやみません。
9月またよろしくです!
【平成27年4月】 13回目
今回の目玉は東京から来られた鮨職人さんが握って下さった江戸前鮨。
2貫だけでしたが、ネタの細工の丁寧さ、シャリへのこだわりなど
感激した次第です。いずれ独立されますが、しのはらさん仕込みの研究熱心さを生かして
素晴らしいお店になることは間違いないと思います。
確か6月いっぱいはおられるはず。この機会をお見逃しなく!
青森産雲丹の中に紹興酒漬けのシャコ
雲丹の棘が動いてて、新鮮そのもの!
茹でてないシャコはトロッと甘味があって、もちろん生まれて初めての美味しさ★☆★
みんな大絶賛!
椀 噴火湾帆立貝柱真薯 バチコ煮物
バチコを椀種にするなんて、何て贅沢。
造り アイルランド産鮪、ヒラマサ、玄界灘の鰆 五島のアオリイカ、琵琶湖稚鮎の背ごし
襟裳岬ツブ貝 葱塩胡麻油
八寸 フォアグラ羹、蒸し蛍烏賊、鯨の畝、大村湾のトコブシと水雲酢
筍の木の芽和え 佐島の蛸旨煮、玉子焼き
佐島の蛸って明石と並ぶ東の名産地だそうですね。
自家製玉子豆腐 黒雲丹 富山の白エビ
凌ぎ ヒラマサの腹身 東京湾のコハダ
今まで関西で食べていたコハダって、酢締めの酢がきつくて、皮も固くて
どこがそんなに美味しいんだろ?って不思議だった。
でも、東京湾のコハダは全く別物ですね。皮は薄くて柔らかく新鮮だから酢もきつくない。
赤酢でキリっと立ったお米と合わせると、甘味をかんじるくらい!
美味しい☆★☆★☆・・・・
シャリは固くしっかりさせるため、古米を使うそう。
何だか東京に行ってお鮨を食べたくなりました(笑
近江牛の花山椒煮
やっぱり歯茎だけで食べられます★☆★☆
食事① お握りのアオサ海苔出汁茶漬け
② はさかけ米の自家製カラスミかけ
水菓子 苺の白ワインジュレ
今回ちょっと印象が薄かったのは唯一これ。でも、お鮨が食べられたからいいです(笑
【平成27年2月】 12回目
蕪おろし
雲丹豆腐 宍道湖の白魚
雲子チリ酢 柚子おろし
下関河豚 白子和え
造り 長崎ノドグロ、南インド洋黒鮪、平目
毎回お造りでのけぞるのですが、今回のノドグロには120°のけぞった!
鮨部門全国8位にランクインする東京の
お鮨屋さんと同じ、福岡の魚屋さんから仕入れたそうです。
口に入れた瞬間、とろけるような、まとわりつくような食感と芳醇な旨味が炸裂☆★☆★☆∞
大将!こんなん食べさせたら、他の店で食べられへんようになるやん~
椀 津居山の蟹真薯
柿 なまこ酢
八寸 ビュルゴー家の鴨ロース 関鯖鮨 長崎産鰆の雲丹焼き 甘エビキャビアのせ
フォアグラ羹のあんぽ柿のせ きんとん 玉子真薯 青菜のお浸し
近江牛柚子釜(写真ど忘れ)
海老芋 白子、毛蟹味噌
食事 はさかけ米 粟麩、鴨、近江大根の白味噌仕立て 香の物
いつもなら鍋、その後雑炊ってパターンですが、今回白ご飯。
これは絶対自信作なんだろうな~と調べてみました。
はさかけ米とは、岩船産でBLでない原種のコシヒカリを低農薬で天日干しした米。
今流通しているコシヒカリはB Lと言って、いもち病に抵抗性を持たせた新種だそう。
手間と愛情のこもったお米は素晴らしかった☆★☆★☆
水物 市田柿の粒餡はさみ
【平成26年10月】 11回目
いつも伸び伸び大胆なお料理ですが、今回は
ぐっと渋めの正統派懐石でした。これはこれで素晴らしい。どの皿も全く外れなしでした。
お酒はエビス、英勲、松の司、オーパスワン2009!
先付 毛蟹、雲丹、キャビア
椀 玉締め、フカヒレ、蕪、網子茸(?)
お出汁のあまりの奥深さに陶然☆★☆★☆
向付 松前鮪血合い岸、伊勢エビとイカたたき北海道産山山葵で、山口産スズキ
血合い岸とは中トロの一番血合いに近い部分、美味しいのは言うまでもない!
驚いたのが、スズキ。一晩キッチンペーパーで水気を取ったもの。
これを内モンゴルの塩を使った塩酢で食べるとあまりの美味しさに絶句☆★☆★
蒸し物 松茸と胡麻豆腐の土瓶蒸し
お凌ぎ イクラ飯蒸し
焼き物 山口産ノドグロ、鮎醤油の松茸、舞茸、酢蓮根
調度良い具合に脂がのったノドグロ☆★☆★
八寸 丹波の焼き栗、安納芋、イカ真丈揚げトリュフ塩、若イカ、山芋梅肉
無花果金胡麻だれ、鴨大和煮、スライストリュフ、北海道産鱈白子ポン酢、鱸手鞠寿司
玉子焼き、坂出芋茶巾
こんな分厚いトリュフ、初めて!ナッツのような食感でした。
強肴 フォアグラ最中
揚げ物 近江牛カツ、松茸フライ マッシュルームペースト
無添加ユニオンソースで
歯茎でも食べられるくらい柔らかなビフカツ★☆★
ソースが角が全くなくまろやかなで、さすがのチョイスです、
鍋 トラフグ小鍋
食事 上海蟹と松茸飯
水物 ミルク羹
Perfect!
【平成26年7月 10回目】
お弟子さんがもう一人増えて、厨房は3人体制。
しかも、後2人入られるとか。これは大将何かを目論んでいるな。
ちょっと構想をお聞きしたけど、公表は後々のお楽しみということで。
しっかりお料理をメモってたのに、そのメモを紛失!
しかも、しのはらさんの花形、お造りの写真も取り忘れてるし。
ショックでしばらくレビューする気力失いました(涙
というわけで、お料理の感想はごくごく手短に。
今回印象的だったのは、最高の熟成だったのどぐろ炙り。
それと南瓜のすり流し椀。某店で甘ったるい濃厚過ぎる南瓜のすり流しに
ちょっと辟易した記憶があります。
それを根底から払拭する、南瓜の甘味旨味を残しながらも、爽やかなスッキリした
味わい。お出汁とのバランスが絶妙です。
八寸の盛りつけは遊び心のある、斬新な物。
私たち向けにちょっと冒険しはったかな?(笑
それとケンゾーエステートのワイン、
今までワインは体質に合わないと敬遠してたけど、飲めちゃいました!
主に白を戴きましたが、紫鈴rindoはクラクラするほどフルーティな香り。
その香りに誘われて、一口。全く角がないエレガントな味わいは余韻をひきます。
いつも素晴らしいお酒のセレクト、ありがとう♪
【平成26年1月 9度目】
八寸 フォアグラ羹 市田柿載せ、河豚の白子和え、オマール海老コロッケ
慈姑の松風、黒豆、紅白なます 手鞠寿司、しし肉ロース燻製、玉子焼き
伝統的なおせちに熱々のコロッケを配置して
見た目も味も良いアクセント☆★☆
椀① 月輪熊と海老芋 白味噌仕立て
とうとう熊肉出されるようになったんですね!
友だちたちは初めてだったんですが、脂身の美味しさにとろけてました^^
また、白味噌汁が甘すぎず、すっきりと透明感すら感じ非常に美味☆★☆★
造り ミナミマグロ、香住のノドグロ炙り、平目縁側、鯉、鰻炙り
絶滅危惧種のミナミマグロ。一体どんなルートで入手されるのやら。(笑
海のルビーと呼ばれるほど、赤身が美しい☆★
お凌ぎ 酢飯に鰻炙りを載せて
冬場なのでもちろん養殖鰻。野洲川に放して身を締めてるそう。
椀② 何かの真丈、堀川牛蒡、菜花、金時人参
しのはらさんで椀が2種類出るのは珍しい。
今まで若干甘めで、ふくよかさが押し出されるものだったのが
すっきり透明感を感じさせるものに変わっていて、さらに好みに☆★☆★
理由は後述。
徳島産鮑の紹興酒漬け、雲丹、伊勢エビ、うるい
まぁこの食材のラインナップが美味しくないわけない!☆★☆★☆
しかし、そのお陰で写真取り忘れ。。。。
焼き物 ヒグマのしんたま、ヒレ炭火焼き ブリオッシュを添えて
ヒレはヒグマの中では柔らかく、思ったより獣獣してない。
しんたまは腿肉の一部。もちろんヒレよりは噛みごたえがあり、獣感もある。
どちらが?と聞かれれば、ほんのり甘味のある脂肪たっぷりの月の輪熊の方が断然好み。
けれど、初めての食材を戴くのは、食の世界が広がり楽しく面白い。
蒸し物 鰤のかぶら蒸し
鍋 白身魚と水菜 チリ酢で
食事 毛蟹ご飯 蕪の漬け物
水物 ラフランスとイチゴのすり流し、アプリコットのゼリー
今回は5人で伺ったので、いつもよりさらに話すのが忙しくて結構後半忘れてる~
でも絶対忘れられないのが、お出汁が変わったこと。
鮪節から鰹節に換えたそう。かといって鰹が香り立つ感じじゃなく
透明感を追求したスッキリしたもの。
全体的に薄味になり、洗練されてました。ますます好きになりましたね♪
【平成25年9月 8度目】
板場の新人君も頑張ってられるようで、その効果が今回
八寸で炸裂してました!
今回はエビスと鳥取の日置桜で
先付け 虎河豚、鮑、車海老、海胆を酢橘割り醤油で
3,9㎏の大物虎河豚
造り 大間大トロ、鰻の湯洗い、琵琶湖の鯉、金沢ヤリイカ
長崎目板ガレイ、ノドグロ炙り
椀物 沼島の鱧、蓮根饅頭、飛竜頭、しめじ
河豚あらの出汁
焼き物 琵琶湖の鮎、焼き栗
八寸 ①枝豆紹興酒 ②丸十シナモン ③湯葉、海胆、海ぶどう ④中勢以熟成豚のカレー風味
⑤衣かつぎ、ゴルゴンゾーラ射込み ⑥鱧の子寒天寄せ ⑦鰻の印籠煮
⑧にしん ⑨クリームチーズ混ぜ玉子焼き ⑩笹巻き寿司
お凌ぎ 毛蟹、おぼろ豆腐、どんこの素麺、スッポン出汁
写真撮り忘れ
強肴 ここで近江牛とマグロと虎河豚どれが良いと聞かれ。。。。
大食いかつ欲張りな私たちは全部!
①近江牛の低温炭火焼 りんごと千鳥酢を合わせた西京味噌で
部位はリブロースとかぶり
写真撮り忘れ
②大間のマグロ、山葵焼 セロリの金山寺味噌で
③虎河豚唐揚げ
小鍋 ○鍋
食事 ○雑炊 香の物
水物 無花果のコンポート、長崎パープル、ロザリオビアンコ
写真撮り忘れ
今回も食べ過ぎた~、いつも美味しいお料理ごちそう様♪
【平成25年5月 7度目】
通い始めて1年半で既に7回目。ヘビーローテばく進中(笑
今回はうれしいニュースがあり、やっと板場に新人さん登場。
名古屋出身の25歳、頑張って下さいね。
大将もちょっと一息つけるんじゃないでしょうか。
今回も飲み物代込み1万円でお願いしてます。
今回のお酒はエビスと名前忘れたプレミア吟醸酒と
小笹屋竹鶴(広島)でした。
先付け 雲丹と鮑
肉厚の柔らかな蒸し鮑と一切の角が無いねっとりした雲丹。
いつもながら、安心していただけます☆★☆★
造り 鯉、牡丹海老、鰹燻製、中トロ、赤身、目板ガレイ、つぶ貝
「今日のお造りはいいですよ!」と大将の自信作。
どれも素晴らしかったけど、特に印象的だったのが鯉☆★☆
芯はコリっとした鯉らしい食感が残ってるけど、表面の
口触りが柔らかな食感。聞けば朝締めだとか。
川魚は活けでないとダメと思ってたので、驚き。
既成概念に囚われない、自由さがしのはらさんの最大の魅力の一つ。
お凌ぎ 毛蟹握り
蟹7対酢飯3ぐらいの豪快な握り。
椀物 一汐グジ、胡麻豆腐、ずいき、焼き茄子
今回はグジに塩が打たれているので、お出汁にかなり苦労されたそう。
いつもより薄味でバランスを取ってられました。
グジだけを食べると確かに塩がきつかったけど、その後のお出汁の
馥郁とした味わいはオーバーじゃなく五臓六腑に染み渡る★☆★☆★
八寸 鮎塩焼き、フォアグラ羹、玉子真丈、伊勢エビとコーンの天ぷら(トリュフ塩で)
春子の笹巻き寿司
春子(かすご)は鯛の稚魚。押し寿司大好き☆★☆
焼き物 香川産天然鰻の白焼
蒲焼きとどちらでもOKとのことで、悩んだ末白焼で。
山葵とフィンガーライムが散らしてあります。
フィンガーライム、別名ブッシュキャビアと呼ばれ、ざくろ的な小さなピンクの粒々のフルーツ。
フランスで流行してるらしいですね。
今の時期の鰻はややさっぱり目。白焼きで大正解☆★☆★
強肴 近江牛みすじのホット・サンド
自家製の味噌に漬け込んだみすじにスパイシーマスタードが超絶合う!★☆★☆
鍋 時知らずとノドグロ
両方とも非常に脂がよくのってました。
お陰でチリ酢がすぐ薄くなっちゃって(笑
食事 雑炊と香の物
水物 ライチと苺の葛饅頭
ライチだなんて挑戦的な和菓子だわ~
写真撮り忘れ(>_<)またもや酔っぱらってた。
【平成25年2月 6度目】
11月に「土日で~」と予約の電話入れるものの、「2月後半まで
埋まってます、、、」と言われ、そんなに待たないといけないのかと、膝から崩れ落ちました(少々オーバー)
待ちに待った日がやってきて、いつもの4人組はルンルン♪
テンション上がります^^
大将が「僕1月、2月は得意なんです」なんておっしゃったもんだから。
いつもの飲み物代込み1万円コースでお願いしました。
まずビールで乾杯の後、北島という湖南市地元のお酒。
これが口当たり良くめちゃ美味しかった☆★☆
他に山田とか。
先付け 虎河豚のバフンウニ和え、虎河豚の白子和え
椀物 さえずり、スッポン、泉州合鴨の粕汁
先に戴いた北島の酒粕使用。
これがもう超絶と言って良い旨さ☆★☆★☆
口では言い表せない深みの有る味に、ふだんメチャ賑やかな
私たちも言葉少なに唸るばかり。恐れ入りました~♪
砂糖も味醂も使ってないそうで、素材からの甘味だけで仕立ててあります。
造り 大間平目縁側、琵琶湖寒鯉、金沢ノドグロ炙り、三重アオリイカ、和歌山鰤
いつものように酢橘塩、チリ酢、合わせ醤油で
どれも美味しいんですが、特にノドグロにはにやけてしまう^^☆★☆★
八寸 一の重 フォアグラ羹と干し柿の最中、蛍烏賊黄身酢、天然ホタテ葉山葵
自家製胡麻豆腐キャビアのせ、クエ肝和え、玉子真丈
二の重 大間の鱒木の芽焼、安納芋トリュフ塩
ほぼお一人で板場に立ってられるのに、この種類の豊富さ。
ただただ凄いの一言。
焼き物 泉州合い鴨、青首鴨、黒猪、信楽の鹿
ジビエ食べ比べ。塩とタスマニア・マスタード、芥子で。
今回ラッキーだったのは黒猪。
野生の猪と言っても、豚との交雑が進み純血は少ないとのこと。
黒猪は数少ない限りなく純血に近い猪
しっかりした筋肉質の身は噛めば噛むほど旨味が滲み出てくる☆★☆★
長崎産クエ鍋 白菜、椎茸など
「脂の乗りが今ひとつの小振りなクエで」とひとしきり謝ってられました。
確かにプリリンとした独特の食感には乏しかったかな。
でも、その分お出汁は合わせ技で深みがあり、
全員またもや唸りながら飲み干しました^^
止め肴 蝦夷鮑、昆布森産毛蟹、ワカメの酢の物
止めにしたら、豪華すぎますよね(笑
蟹味噌混ぜた毛蟹、美味しかったな~☆★☆
食事 雑炊 香の物
水物(写真取り忘れ、酔っぱらってた)
フルーツ盛り合わせ 伊予柑、さちの香、阿蘇の柿
コーヒーorお薄
今までは日本各地から素晴らしい食材を集めて、豪華で力業って感が
強かったのですが、今回の粕汁は新たな境地に入ったと
思えるほど美味しかったです。「調味料替えたんです」と
大将が種明かしされましたが、研究熱心、日々精進されてる結果ですね!
【平成24年8月 5度目】
婦人画報掲載記念特別企画。
ただでさえ、素晴らしい食材揃えのしのはらさんの超スペシャルメニュー。
これは一生に一度は経験せねばと、いつものメンバーを誘ってみました。
普通なら絶対躊躇する2万円!
けど、しのはらさんの凄さをよく分かってるメンバーなので
みんな即意見一致~^^
いつも弟さんが駅まで送迎してくれます。
この日も独立の話でいつものようにワイワイ盛り上がってました。
(9月1日祇園北側に天ぷらメインのお店を出されます♪)
後で、大将から体調不良で、その後家に帰られたと聞き
おくびにも出さないそのプロ根性に頭が下がりました。
このコースは主に馬主など競馬関係の方がオーダーされるそうで
私たちもにわか馬主気分。いや鯨飲馬食の馬かも(笑
お酒は新潟県の「北雪」で。
・ウェルカムドリンク
シャンパーニュカクテル
・先付
1-フォアグラ羹 サマートリュフ餡 五島列島蒸し鮑 鮑の肝
肉厚鮑の心地よい歯触り。フォアグラ羹のとろける味わい。しょっぱなから至福☆★☆★☆
2-胡麻豆腐茶巾絞り 牡丹海老
葛入り胡麻豆腐は弾力がある。牡丹海老は指2本分くらいの太さ!
・お椀
鱧葛饅頭 五色短冊(胡瓜、南京、人参、大根、水前寺海苔) 糸柚
韓国産の鱧はふっくら。柔らかく馥郁としたお出汁はいつもながらうっとり☆★☆
・造り
鱸洗い うちわ海老昆布締め 境港の黒鮪大トロ
鯉の洗い 金沢ノドグロ炙り 鱧焼き霜
あしらい(茗荷、白髪葱、大根より、胡瓜より、芽紫蘇、芋茎)
ちり酢 割醤油 塩酢、黄身酢のお好み4種で
特に印象的だったのはノドグロ炙り。旨味の固まりでほんと美味しかった~☆★☆★☆
黒鮪大トロも食べ応えある量と素晴らしい質に、大満足☆★☆★☆
うちわ海老って初めて食べたけど、甘くてトロッとして伊勢海老よりいいかも☆★☆★
・焼物
1-琵琶湖産鮎の塩焼き
骨まで柔らか。でも腑は利助で戴いた曽爾川の鮎の方が香しかった。
これが食通の方が言われる、琵琶湖の鮎の短所なのかな?
2-北海道産雲丹昆布舟
お馴染みの甘い雲丹☆★☆
3ー琵琶湖天然鰻白焼
いつもながら、絶妙な焼き加減☆★☆★
4ー韓国産鱧漬け焼き
鰻と鱧それぞれ白焼と漬け焼きを選択できました。
・冷物
トマトすり流し土佐酢 昆布山葵シャーベット
この睡蓮の花を模したガラス器がキレイでうっとり。
・八寸
焼きなす雲丹ずんだ、フカヒレ雲丹すっぽん水玉煮凝り
鱧子玉締め、塩辛いか和え、鮎、トマト甘煮、栂尾煮、玉子カステラ
山玄茶と基本構成が似ていて、やっぱり師弟だな~
・揚げ物
バチコ天ぷら
バチコを天ぷらって初めはもったいないって思ったんですが
旨味が凝縮されて、珍味の王者の味わいでした☆★☆★☆
全員舐めるように味わいました。
・小鍋
天然すっぽんの丸鍋 フカヒレ 芽葱
茄子かと見間違うぐらいのフカヒレの存在感!
コラーゲンの固まりとはこのこと!
お出汁のあまりの美味しさにクラクラきました☆★☆
・強肴
近江牛Aー5自家製ドライエイジングのステーキ
熊本産伊勢海老、 毛蟹、島根の鮑
賀茂茄子のソースで
さすがにお腹がく、苦しくなってきた…
しかし、近江牛のステーキは美味しかった☆★☆★☆
これなら、もっと入る(笑
・飯替
フォアグラサンド
しのはらさん自ら焼かれたバターたっぷりの食パン。
フォアグラの火入れも抜群☆★美味しい。でももう、胃が限界…
・飯
小天茶、鮎の風干し、香の物
と思ったら、天茶漬け。不思議なくらいスルッと胃に収まりました。
・水菓子
白桃、西瓜、ブドウのレモンジュレがけ
別腹☆★
・菓子
葛饅頭とお薄
食べも食べたり3時間半。4人全員見事完食。
しのはらさんは「いつギブアップされるかと思ったら、全部いけましたね!」と
心底驚かれた様子。何でもかの未在より量が多かったとのこと。
リラックスして戴くと、胃袋も伸びるようです。
やっぱり今回もお造りの素材が圧巻。
最近、どこの日本料理店に伺っても、お造りを物足りなく感じてしまうのが
しのはらさんの罪作りなとこ(笑
【平成24年6月】 4度目訪問
滋賀県に住んでいながら、しのはらさんを知らない堅田の友達を
それは人生の大きな損失、とばかり連れて行きました(笑
あら~2階の甲冑、兜が玄関に引っ越ししてる~
まずは気軽な3000円コースをお願い。焼物を鰻に変更したので+料金発生してます。
車なので、今回はノンアルコール。
先付 五島列島の鮑、秋田のじゅんさい
鮑、柔らかい美味しい☆★☆
じゅんさいは非常に薄味で、さすがのぬめりとプルプル感です。
造り 剣先イカ 鱧落とし、時知らず、メカジキ、縞アジ、鰹
お初の鱧です。ふっくらと、骨を微塵も感じさせない鱧は
技術を際だたせます。お値段抑えめのコースなので量は少ないですが
相変わらずの種類の多さに抜群の美味しさ。ほんと楽しめます☆★☆★
お凌ぎ 新生姜の飯蒸し
蓋を取ると海苔の香りが立ち上ります。
新生姜の食感も楽しいが、ちょっと味が濃かった。
椀 茄子、何かの(忘れた)真薯
真薯はふわふわで空気をたっぷり含み、お出汁のなじみも抜群。
鮪節のお出汁はほんのり甘く、実にまろやか☆★☆★
八寸 玉蜀黍のかき揚げ、玉子真薯、トマトの甘煮、蒸しエビ、
大徳寺麩と胡瓜の胡麻和え、鯛の笹巻き鮨
団扇のお皿が初夏の爽やかさを演出。
玉蜀黍が甘くて美味しい☆★
焼物 琵琶湖天然ウナギの蒲焼き
皮はパリッと抜群の香ばしさ、噛むと
ジワ~っと脂と旨みがにじみ出る。旨い!!!旨すぎる~☆★☆★☆
友だちは鰻がそれほど好きじゃないそうですが
今回のは大絶賛でした!
強肴 あん肝酒蒸し
この時期珍しいですが、北海道ではまだ捕れるそう。
定番のチリ酢じゃなく、甘辛く煮込んだおろしタレがよく合う!
フォアグラ羹に続くスペシャリテの予感☆★☆★☆
煮物 小芋、蛸、南瓜、オクラ
女性の大好物ですよね(笑
食事 鯛飯 香の物(大根、シラス山椒)
もちろんお代わりOK♪
水物① 黒豆、小豆の茶巾絞り お薄
水物② 西瓜とアメリカン・チェリーの白ワインジュレ
友だちがここで佐藤錦でも出たら、どうしよう?って心配するほどの
CPの凄さ!アメリカン・チェリーで逆に安心したって(笑
ジュレの甘味が絶妙で、本当に美味しかった~☆★☆
どの価格帯のコースでも、全身全霊込めた美味しさ!
通えば通うほど、凄いお店だと感動です。
【平成24年4月3度目】
しのはらさん行きたい病の禁断症状が出て、高校時代の友だち4人組でまたお邪魔してきました。
いつもなら全くのお任せなんですが、今回は一つだけ注文。
曰く「筍料理はあまり出さないで」。
というのは私たち全員、朝堀筍を近所からお裾分けしてもらうような名産地に住んでたので
ちょっと食傷気味なんです~(^^;)
またまた8000円コース
先付け 伊勢エビ、天然河豚
徒然草と書かれた竹筒型の器で。
伊勢エビのお造りは海老味噌を醤油で伸ばしたタレを絡めてるのかな?
プリっと弾けるような旨さ☆★☆
河豚には本わさび。もうそれだけでウマし☆★
その時は何にも思わなかったけど、帰ってから徒然草が気になり
調べたら桜の花について述べた有名な段があるらしい。
そういうことがすぐ分かれば粋なのに、すみません~
向付け 本ミル貝、赤貝、たいらぎ、和歌山産初鰹、琵琶マス、大間の鮪
昆布締めの鯛、鯛の子煮付け
土佐醤油、チリ酢、生姜醤油、塩酢の4種類で
この品数に質の高さ、もう圧巻です!特に凄かったのが赤貝。
大きくて肉厚で何も付けなくても、噛むほどに潮の香りが広がり
ため息物の美味しさ☆★☆★☆
今や鮑より高級という本ミル貝に初にお目にかかりました。
やっぱり評判通り美味しい。上品な甘さを感じる☆★☆
椀物 浜中産ウニ、蓬麩
いつもいいウニを選んでられるな~って感動。
このキレイなヴィジュアルも素晴らしい☆★☆★
八寸 水蛸煮、庄内麩黄身酢射込み、玉子真丈、甘エビと生湯葉、揚げ大徳寺麩
蒸し海老・もろみ胡瓜・赤蒟蒻の串、フォアグラ羹
金箔の皿がまぶしい!ワイン好き子がフォアグラ羹をいたく気に入り、買って帰りたがったのですが
しのはらさんに「溶けるので無理です」と言われ、ガックリきてました(^^;)
実際しばらくすると溶け出す融点の低さ。しのはらさんのスペシャリテです☆★☆★☆
焼き物 合馬産筍ホイル焼きと五島列島の鮑
4時間もかけてじっくり焼き上げてあるので、芋のようにホクホク。
筍あんまり~なんて言う私たちが喜ぶように鮑付き!
鍋 伊勢エビ出汁で筍メバル、自家製飛竜頭、筍
筍メバルは筍の季節のメバルのことかと思いきや、全くの別種らしい。
白身でプリっと弾力があり、クエにちょっと似てる。
自家製飛竜頭も素晴らしい☆★☆
食事 雑炊、香の物
水物 葛桜お抹茶
今回のお酒は鳥取の日置桜の強力をカンで。
高知の酔鯨を冷やで。あと、発泡の日本酒を。
強力はその名の通り強く米の旨味を感じるが、柔らかな口当たり。
日本料理にピッタリでした☆
2位
1回
2015/10訪問 2015/11/21
【平成27年10月 再訪】
根菜の時期に提供される「野菜のテリーヌ」が目的。
秋10月にワクワクしながら再訪しました。
Bフルコース(税込み5940円)に河内晩柑ジュース(500円)
一品目 ほおづきをトッピングした何かのフランだったかな?
ともかく話すのに忙しくって・・・と自分の記憶力の悪さを人のせいにする悪い私(汗
二品目 甘エビと素麺南瓜のカッペリーニ風
蜜柑だったかの柑橘類を搾って。爽やかさの中に甘味も感じる。
三品目 野菜のテリーヌ
紫芋、黄人参、里芋、青大根、エノキ茸、椎茸、京芋、安納芋を
人参でグルッと巻いてます。
味付けはオリーブオイルとモンゴル塩だけ。
色合いが美しいし、思わず見とれます。
元は固さもバラバラの食材なのに、繊細な熱の入れ方で違和感なく一体にまとめ
見事なハーモニー。芸術作品ですね!トレビア~ン★☆★☆★
四品目 薩摩芋とバナナ入りフォアグラスープ
フォアグラと甘味は合うのです★☆
五品目 野菜のパレット(勝手に私が命名してます)
パープルカリフラワー、菊芋、紫人参、アロマレッド(人参)、青トマト
チーマディラーバ(西洋の菜の花)ビーツ、蓮根、黄人参、ベビーリーフなど
食べる野菜図鑑ですね!初めて知る野菜はどんな味かワクワクします★☆★☆★
六品目 紋甲烏賊、生のカリフラワーのスライス
オリーブオイル以外にも底に何かのペーストが敷いてあり、ともかく
美味しかったです☆★☆
七品目 豚のパテに春菊
リンゴのピュレとヴィネグレットソースがアクセント。
春菊が丸々のヴィジュアルはインパクトあり過ぎ。
生の春菊はちょっと苦手な食材でしたが、本物の春菊は苦みもまろやかで、柔らかく美味しい☆★
八品目 芥子菜、黒大根 越前マルカワ味噌で
もちろん肉か魚が付いている訳ですが、何か忘れた(^^;)
九品目 ミネストローネ
野菜出汁と塩とオリーブオイルだけ。
野菜本来が持つ旨味、甘味が存分に味わえます★☆★
十品目 生チョコ ミント風味
十一品目 むべ 薩摩芋プリン
野生のむべを摘んだそう。むべってアケビの仲間だそう。
種の回りのゼラチン質を食べます、酸味が少なく優しい自然を感じます。
十二品目 エスプレッソと茶葉クッキー 砂糖菓子
今回も野菜の奥深さに引き込まれました。
野菜が好きな人はもちろん、好きじゃない人にこそ食べて欲しいな~
本物の野菜の力とタケウチさんの技に圧倒されて、きっと野菜が好きになると断言できます。
【平成27年5月】
グレッチ☆さんや食サーさんが超大絶賛されてたので、前からず~っと気になってました。
金・土・日の夜だけ営業(ランチもされてますが、本領はやはり夜とのこと)
南草津駅から遠い立地なので、伺うのに難易度の高いお店でした。
でも、やっと念願成就♪
ツカCさんは早くに訪問されていて、さすがですね。
プロムナード青山という、ヨーロッパ風の建物が並ぶショッピングモールの中にあります。
ビオトープに囲まれたタケウチさんはそこの中心的存在。
menu A ハーフコース 4,210円[税込] 全5品
メイン料理を、お魚かお肉から。
menu B フルコース 5,940円[税込] 全7品
menu C 野菜のフルコース 8,640円[税込] 全8~12品
Bのフルコースでお願いしました。
アミューズ フルーツトマト オリーブオイル モンゴルの湖の塩
天日湖塩と言う、内モンゴルの塩湖が天日で結晶化された粗塩。
元々高いトマトの糖度を塩の力で更に高め、ビックリするほと美味しい☆★
自家製天然酵母パン めちゃ美味し☆★☆
冷前菜 野菜のパレット(勝手に命名。とてもキレイな色見本みたいだから)
一口大にカットしたビーツ、紅芯大根、蓮根、ヤングコーン、白人参、スナップ豌豆、小芋
黄人参、南瓜など25種類もの野菜に、またそれぞれ違った香草やペーストなどトッピング。
どれだけ手間がかかっているのかと思うと、食べるのがもったいなくて。。。
温前菜 東北の姫茸のフリット
スープ 新玉ねぎのポタージュ
玉ねぎと牛乳だけで作っているそう。
玉ねぎ本来の甘味が生きてます。カリカリにローストした玉ねぎがアクセント。
料理に出さなかった野菜の切れ端や皮で煮出したコンソメジュレ
これは特別に好意で出していただいたのかな?
野菜の皮に一番旨味があると、聞いてましたが本当です。
魚 白身魚(何か忘れた)とミネストローネ ルッコラの花蕾
ミネストローネの味付けは塩とオリーブオイルだけ。
もうビックリです☆★☆
野菜の切り方、熱を入れる順番とかで出汁の出方が違うそう。
素人にはとても真似できません(汗
肉 仔鴨ロースト 姫竹 アスパラ ヤングコーン
仔鴨がメインですが、ヤングコーンの存在感の方が勝ちますね!
ソースももちろん野菜で。
デザート 焼き茄子のアイス 茄子の赤ワイン煮
茄子がデザートになるとは!
ちょっと大人味で、素晴らしかった☆★
友だちのグリーンピースのブリュレや人参ペーストにセロリシャーベットも
味見させてもらいましたが、ちゃんと素材の味を感じさせつつ、しっかりデザートしてます。
コーヒーor紅茶orエスプレッソ
最低限の調味料しか使わないシンプルなお料理ですが
その分素材の選択と、調理の技法は卓抜したものがあります。
5月は素材的には難しい時期だったそうですが、それでも堪能できました。
実りの秋にはどんな料理を見せてもらえるか、再訪が楽しみです。
長年食べ歩きを続けていると、美味しさだけじゃなく、オリジナリティが欲しくなってきます。
私がひつこく通うなかひがしさんもしのはらさんも、とても個性的です。
そんなお店に匹敵するような、強烈な印象を私に与えてくれました。
立地のせいか、食べログでもまだレビュー数は少ないですね。
もっと日の目を浴びて欲しいお店です。
3位
1回
2015/06訪問 2015/07/21
福岡のお鮨はいいよ~♪と常日頃聞かされて
段々その気になって、とんとん拍子に話が進み
また、日帰り弾丸ツアーとなりました。
ところが、いつも段取りしてくれて、頼りになる友だちが急に行けなくなり
交通機関すべてお任せします~の二人だけで行くことに!
特に福岡が生まれて初めての私は、不安だらけ(^_^;)
まぁいろいろありましたが、交通の便が良い博多に助けられ
何とか、大野城駅に降り立ちました。
随分きれいで立派なお店です。高級感ありますね。
広々とした銀杏の一枚板のカウンター席に、月見窓があるお座敷まで。
ただ、お一人でされてるのでお座敷は今は使ってないそうですが。
店主の瀬口さんはすごい経歴をお持ちです。
高校卒業後、博多の高玉などで十年間修行。
そしてモナコ公国の五ツ星ホテル メトロポールモンテカルロの副料理長・鮨の指導者として海を渡る。
モナコ公国アルベール大公とシャーレン妃の挙式で、
ジョエル・ロブション氏やアラン・ デュカス氏と供に王宮内で鮨をふるまう。
2012年帰国。菊鮨を継ぐことを決意し、「その日一番旨い鮨」を心に、握る。【HPより】
5000円(税込み)のお任せコースです。
先付 茗荷 オクラ くらげ 三杯酢ジュレ
クラゲって私たちは中華のイメージですが、福岡は
普通に使うそうです。
先付 アサリの玉蒸し
握り12貫 順不同の上、2貫何か忘れました(汗)
アオリイカ
鰺
灸鰹 九州でよく食べられる鰹。とても脂ののりが良い☆★☆
鮪
金目鯛
蛤
唐津の黒海胆
キス
小鰭
穴子 上品で美味しかった☆★☆★
玉子 海老のすり身入りで、プリンのように滑らか★
赤出汁
グレープフルーツとキウイ 白ワインジュレ
シャリは2種類で、前半は普通の寿司酢、後半は赤酢。
あまり酢が強くないので、食べやすかった。
★がついてないのも、美味しくなかったわけじゃなく、すべてが
★印なので、面倒になったから(笑
どれも蕩けるような旨味の濃いネタ、山葵の加減も抜群、ちょっと固めのシャリのほぐれ具合も素晴らしい。
こんな美味しいお鮨、初めてかも。
しかも、この吟味されたネタで5000円ですから!
同席した料理の達人も、ネタの扱いの素晴らしさは絶賛されてました。
ただ、シャリはまだ改善の余地があるとか。。。
お鮨ビギナーの私にはどの点か、皆目検討もつきませんが(苦笑
これは交通費使ってでも、福岡に通わなければなりませんね♪
4位
2回
2023/05訪問 2023/07/17
歴史好きな旦那さんと、福井は一条谷朝倉氏遺跡へ行ってきました。
戦国時代、京都・堺に次いで人口2万人を抱える第三の都市だったとか。
「夏草や 兵どもが夢の跡」はまさにこのこと。実際詠われたのは平泉ですが。
福井に来れば、こちらのお鮨が食べたい。
2か月前の同日から予約受付ですが、撃沈続きで4回目の電話でやっと予約が取れました。
6年半ぶり3度目の訪問です。
大将ますますの貫禄で、お弟子さん一人。お父様とお母さまは見えませんでした。
あの父子鷹のような雰囲気が好きだったんですが、時の流れで仕方ありません。
ネタはあらかじめ切ってあり、テンポよく提供されます。
1 平目 部位が悪かったかな~筋を感じました ▼
2 シマアジ
3 鰹
4 アラ 食感、脂の甘味抜群☆☆
5 鮪赤身
6 サクラマス 4㌔ものだそう。燻製しているのかと思うぐらい、旨味が濃く蕩ける食感☆☆☆
7 甘エビ
8 鯵 肉厚☆
9 鯛?だったかな
10 中トロ
11 羅臼のバフン雲丹
12 福井のごまサバ
13 魚のアラ入りお味噌汁 金沢のうめさ味噌だとか、角が無く美味しい☆☆
14 かんぴょう巻き あまり好みじゃないので、少々ガッカリ▼(写真なし)
15 玉子
かんぴょう巻きのリベンジでトロ沢を追加注文。
16 抹茶ブラマンジェ 定番です。抹茶がタップリ濃い~☆
以上2人で、私は水出し緑茶、旦那さんは瓶ビールと日本酒「十兵衛」半合で
支払いは35000円強でした。
「海が荒れて船が出なくて~」とおっしゃってたせいか、のけぞるほどのお鮨は
2,3品でした。長らく行ってなかったせいか、私の中で勝手にハードルが
上がっていたのかもしれません。
ただ、シャリの技術はやはり素晴らしい。
一粒一粒存在が立っているのに、崩れない。
オープン当初は5秒ルールがあって、写真は撮りづらい雰囲気でしたが
現在は「写真を撮る際の注意書き」がカウンターにあらかじめ置いてあり
普通に撮れます。
【平成28年10月 再訪】
友だちと1泊2日で北陸旅行。宿泊先は富山でしたが
福井に寄り道。美味しいお鮨がありますからね~
実は一緒に行った友だち。
お鮨を選択肢に入れることはほとんどない人達。
さて、食後どんな感想が出るか楽しみ(笑
お昼は5000円と6000円のお任せ2コース。
今回は握り13貫と吸い物・デザート付きの6000円コースです。
福井のお魚を中心に、北海道、築地などから仕入れされています。
福井で捕れないお魚は金目鯛ぐらいとのこと。
豊かな漁場です。
10ヶ月ぶりの再訪になったわけですが
大将はますます貫禄がついて、お父様は「私は今修行中です」と(笑
理想的な親子関係ですね♪
見習いの若い男の子も入り、ますますの充実ぶり。
どれも美味しかったのですが、のけぞったものピックアップ。
紅葉鯛 昆布締めでしばらく寝かせたもの☆☆☆
鯖 脂がのってる ☆☆
鰆 藁で炙ったもの ☆☆☆☆☆
焼き穴子 表面はパリッと中は蕩ける ☆☆☆
さてさて、前述の友だち達。
私以上にのけぞっておりました(笑
大将は所作がとても美しく、握った鮨はもちろん端正。
一つ一つの仕事がとても丁寧で、思わず見とれます。
【平成27年12月】
2016年、最初のレビューは福井県のお鮨から。
お鮨に滅法詳しい友人から、お鮨と言えば北陸では金沢ですが、こちらも負けず劣らずの素晴らしさと聞き、
女子3人で福井までドライブがてら行ってきました。
予約時は雪の心配をしましたが、あまりの暖冬。拍子抜けするぐらいでした。
大衆寿司?と見間違う広々した大駐車場が店前にありましたが
お店はクリーム色と茶色の和モダンな建物です。
8メートルものヒノキの一枚板のカウンター。
杉の木目を生かした扉や、和紙を貼った天井など店主の思いがこもった意匠があちこちに。
白木のネタケースがカウンターと一体化し、スッキリしているのも高級感があります。
中央に60代らしき年配の男性。
左端に30代の若い男性。初めは年配の方が大将と思いきや、息子さんに代を譲られたとか。
若大将の指示で動く先代。
息子さんを信頼して完全に任せたお父さんが立派。
それに応える息子さんも頼もしい。
お昼のお任せ(5000円+税)に炙り白子軍艦を追加して
支払いは6900円でした。内容からするとお値打ち過ぎ。
いしだい
まぐろ
しまえび
さより 酢橘と山葵を混ぜた味噌で 爆旨★☆★☆★
椎茸と三つ葉の茶碗蒸し
せこ蟹のミニ丼 旨旨旨★☆★☆ 軍艦より食べ応えあってうれしい!
バイ貝
鰹
雲丹軍艦
アオリイカ 塩
中トロ
平目昆布締め
アオサ海苔たっぷりの吸い物
トロ沢巻き
カッパ巻き 胡瓜を千切りにしてあるので、繊細な口触り★☆
玉子焼き
炙り白子軍艦 追加
抹茶ソースかけブラマンジェ 抹茶が濃く美味しい☆★
★をつけたのが、特に印象的でしたが、他のもすべて美味しい。
順番は前後してます。ネタもちょっと曖昧で、、、
大将が「鮨は5秒で味が変わる」とおっしゃるもんだから
写真撮れなかったのも結構あるので(^_^;)
全てのネタに煮きり醤油や味噌などをつけているので、そのまま手でパクッと。
こちらの赤酢はやや優しい目。なので、どのネタにもオールマイティに合う。
ベタつかずさっぱりしたシャリは良いですね♪
そして何よりネタの素晴らしさ。冬の魚は最高。
お茶を何回替えて下さったでしょう。
控えめで優しげなお母様がおそらく4,5回は。
おもてなしの気持ちが伝わってくる、心地良いお店でした。
5位
1回
2015/11訪問 2018/05/14
年に一度の独身時代に勤めていた会社の同期会。
大阪と京都で1年交替に集まってます。
今年は大阪の番。
5人がゆったりと過ごせることが、第一条件なので
どうしてもグランメゾンになりがちです。
今回はなぜ今まで行かなかったんだろう、ってぐらい老舗のヴァリエへ。
ダイビル自体新しくてきれいだし、ヴァリエのエントランスもホテルのように
高級感溢れています。豪華さで言えばラベと双璧かな~
でも窓が無く、閉鎖的な空間のラベより、明るく外の景色が広がるこちらの方が好きです。
ウエィティングスペースでしばらく待った後、一番奥の重厚なキャビネット前の
テーブルに通されました。
今回は4コースある内の、上から2番目6700円(税込み、サ料10㌫)のCコースで。
乾杯の為に、スパークリングワインボトルで(7800円)カルテット・アンダーソン・ヴァレー・ブリュット
カリフォルニアワインらしいですが、ふくよかでウマか★
アミューズ 函館穴子酒蒸し炙り 徳島砂地栽培の鳴門金時 エクラゼ
銀杏とむかご添え ビーフコンソメゼリー
エクラゼは「押しつぶした」の意味。
前菜① 栗南瓜のポタージュ 茸のソテーとミルクの泡
茸の旨味がしっかり出ていて、深みがあって美味しい☆★
前菜② 函館活締め鰤と大根 生姜風味 酒粕の軽い泡ソース
フレンチ版鰤大根。めちゃ美味しかったです★☆★☆
軽くソテーしただけの鰤は、新鮮なので生臭みゼロ。
大根は薄味ながら、じっくりソースで煮含めてある。
酒粕が思いの外良い仕事をしていて、微かな香りが心地よい。
魚料理 小振りな赤貝のような貝(正式名称忘れた)と白身魚 ビーツとオマール海老ソース
赤貝の様な貝はギュッと圧縮したような貝の旨味に溢れていました★☆
メインディッシュは4種から選択
① 鳥取産鹿の栗と蕪のソース煮込み
私の選択。じっくり煮込まれてるので柔らかいし、表面を焼いてあるので旨味も逃げていない★☆★
栗の香りと甘味がよく合う。
② シャロレー仔牛のロース肉 フォアグラステーキ ”ロッシーニ”
友だちの選択。こちらのスペシャリテだそうですね。
実に美味しそうなビジュアルで、こっちも食べたい!と思いました♪
③ 和歌山御坊市鶏と京海老芋 ポワロー葱 茸の香るソースクレーム
友だちの選択。
④ 京都日吉町ポーク コリアンダーの香る網焼き オレンジキャラメリゼソース
友だちの選択。
アヴァンデセール グレープフルーツのジュレ クレームダンジュ
濃厚なお肉料理の後は、柑橘系でお口さっぱり★
デセール 栗のムース コニャックの芳香
ムースもアイスクリームも濃厚で、美味しい☆★
小菓子と飲み物
クラシックなお料理にモダンな風味をアクセント的に加味。
古くさくもなく、斬新すぎることもなく王道!きっとどんな方にも好まれるお料理と思います。
温かいお皿がすべてドームカバーに覆われてサーブされるのも、優雅ですね♪
南仏のレストランで修行された影響でしょうか。
魚介が多く出てくるのも特徴的で、良かったです。
その他に良いと思った点を箇条書き。
①メインを一人一人好きに選べる。
②ドリンクの押しつけがない。
③私たちの会話の合間のタイミングを見計らって、お料理のサーブや声かけ。
要するに客をよく見ている。
④11時半から始まって、お店を出たのは3時半。
その間、急かされることもなくゆったり過ごせた。
⑤豪華な雰囲気から比べれば、リーズナブルなコース設定。
なぜに、ミシュランの☆が無いのか大いに疑問です。
6位
1回
2015/07訪問 2016/06/07
市場内という立地を生かして
新鮮で豊富な種類の魚介と野菜だけで構成したイタリアンというより
シェフのオリジナル料理。
木津市場はすぐ分かるもののお店がどこか
分からずウロウロ探し廻りました(汗
分厚いビニールカーテンが、扉としきり代わりの仮店舗のようなお店。
カウンターも確かブロックが積んであったような。。。
かなりチープな様子に、最初はちょっとたじろぎます。
でも、時が経つ内に独特の空気感に居心地良ささえ。
まだ20代のお若いシェフと、アシスタントの男性の2人体制。
お任せコース(7500円+税)のみです。
いつもの如く、白ワイングラスとミネラルを頼みました。
かなり記憶が飛んでいるので、レビューは適当なとこ多々ありますm(_ _)m
イカ
ごく薄くスライスして軽く燻製してありました。
お酒のつまみのイカクンを思い出させる味。
粒マスタードのソースと細かく刻んだナッツ。
下にお野菜があるはずですが、忘れました。
栄螺
カラーのように美しく盛られた冬瓜?
栄螺の肝は鮑より磯臭くて癖がありますが
しごく上品で洗練されたソースに仕上がってました☆★
柑橘の皮の爽やかさが良い仕事。
鮪とトマト
トマトは10㌫ほど脱水して、代わりに鰹出汁を吸わせるとのこと。
ちょっとした野菜使いにも、非常に手間がかかっていることが分かります。
何かとビーツ
ビーツも癖のある食材ですが、優しく美しい。
魚介、忘れてます。
何かの貝
完全に忘れてます。
鯉と大豆
イタリアンに鯉!!!
カラッと揚がった鯉にきな粉。
中華のような和のような、ともかく衝撃でした。
鮎のパスタ
今まで、西洋料理で鮎を美味しいと思ったことが無かった私。
初めてノックダウンです☆★☆★
ていねいにうるかや鮎の身を裏ごしして、乳化させたソースは鮎の旨味の固まり。
もっちりとした肉厚のパスタにしっかり絡む。
鰆とトウモロコシ
火入れはミキュイって感じ。皮目はしっかり焼いてあるので
芳ばしさと生っぽさのバランスが良し☆★
マンゴーと桃だったかな?のソルベ
麦チョコアイス
アイスの部分はしっかり麦ポンの風味
最後までぬかりありません。
エスプレッソ
外に出てから、評価にシビアな友人と「天才やな」と同じ感想。
修業先は北イタリアで、当然肉や乳製品中心のお料理。
日本に帰国してから、魚介に向き合われたとか。
こんな短期間でここまで魚介を極められるのかと、ただただ
その才能は恐ろしいばかりです。
先日テレビで、物まねの青木隆治さんが「歌に心がこもってない」と世間から評されると
苦悩する場面がありました。
高校時代の恩師が「『自分の歌は上手だろ』『自分を認めなさい』と
考えず、無心に歌うように」とアドバイスされてました。
シェフのお料理を思い出しました。
東京や新地への出店の誘いもあり、心が動いたそうですが、
やはり愛着のある木津市場でもうしばらく頑張ろうと。
市場の皆さんに可愛がってもらってるし、すごく勉強になるし
と語ってられた表情は、市場への感謝と、自分のお料理を追求したいとの
純粋さに溢れていました。
若いって素晴らしいですね。でも、いずれ羽ばたかれると思います。
凄いシェフに出逢いました。
※デジカメが絶不調で、酷い写真。
良いお料理だっただけに悲しい(T_T)
7位
1回
2015/11訪問 2018/05/14
あるブログでこちらが秋山さんの出身と知り
友だちを誘って行ってみました。
JR草津駅から徒歩12分、商店街をドンドン進んでいくと、
東海道と中山道が合流分岐する要所、草津宿が出てきます。
通りには黒壁の風情あるお店が並び
長浜や彦根のように、歴史と活気ある町づくりを目指しているそうです。
築100年の米蔵を改造したお店で,重厚な梁や柱はそのまま
北欧風のテーブルや椅子は軽やかな印象。
緩やかな傾斜をつけたアプローチ。竹を三層に重ねた緻密なカウンター。
客が快適に過ごすため、男女別トイレのスペースをまず確保されたという
店主の思いがこもった内装です。
昼3000円、夜5000円(税別)のリーズナブルな値段設定で
修業先がしっかりしているとはいえ、限界があるのでは?と
一抹の不安もありました。
全くの杞憂!やられちゃいました♪
まずは白ワインで乾杯。その後、萩乃露で有名な福井弥平商店のレモン酒のソーダ割り。
先付 蒸したバターナッツ、スナップ豌豆、金時人参、安納芋など
白味噌と豆乳のタレやったかな?
どれもしっかりと本来の風味を感じさせる野菜。
椀 椀種があやふやで~(汗
吸地はほんのり甘味も感じる、優しいものでした。
造り 烏賊と雲丹 炙り鰆みぞれ酢 明石鯛の昆布締めは煎り酒で 鯖寿司 香住の蟹土佐酢ジュレ
小皿で多種のお造りが出るスタイルは元々修行されていた修伯譲り。
鯖寿司って当たり外れが大きいんですが、こちらのは良かったですね。
締め加減もいいし、シャリの押し加減も頃合い☆★
追加に鯛の煮凝り、澄んだ見た目と味わいに驚き!
焼き物 安曇川鮎の塩焼き 骨の唐揚げ
きれいに抜いた骨は芳ばしく、もう2.3匹欲しかった☆★☆
小鍋 ノドグロ?と舞茸、シメジなど
ともかく熱々で、フウフウしながら食べました(笑
茸出汁と魚の旨味が融合して、美味しかった☆★
食事 滋賀県産コシヒカリの土鍋ご飯 香の物 山椒チリメン 酒盗
土鍋ご飯はツヤツヤ☆★☆
香の物は全て自家製。
お代わりは玉子掛けご飯(大分の蘭王)でも、酒盗茶漬けでも。
水菓子 黒米汁粉・抹茶アイス添え はったい粉饅頭 ラムレーズンアイス最中 ラズベリーパフェ
好きなのを選べますが、もちろん全種類もOK.
この楽しさも修伯譲り。
最中の皮以外全部自家製。どんだけ仕事するねんと驚愕。
黒米汁粉が特に美味しかったですね★☆★☆これは秋山さんからの伝授。
もちろん豪華食材はありません。
が、それを補って余りある、仕事の丁寧さ。
どのお料理も満足できました。
後半貸し切り状態だったので、年藤さんといろいろお話しできました。
毎朝5時半起きで、ほとんど仕事にかかりきり。
その姿勢には頭が下がります。
熱い思いは感動的でした。
2015年ももう終わりますが、振り返ってみて
今年の新店で一番印象的でした。
滋賀県のみなさん、是非訪問すべきお店ですよ。
もちろん他府県の方も。
8位
1回
2015/11訪問 2015/12/20
何年か前に伺ったモンテの跡に、現代イタリアンのお店が入ったと
マイレビュアーさんたちのレビューで知りました。
外観、内装はほぼそのままで、ほとんどいろってないようです。
シェフは東京で修行されていた中野通さん。
店名はそのイニシャルからTN。シンプルな命名ですね。
コースは3800円と5500円(共に税サ別)の2本立て。
ただし、1月から5500円が値上げして6000円の1本となるようです。
5500円コースに、車だったのでミネラルをお願いしました。
器はスガハラ、カトラリーはキュテポルが中心でした。
オマールコンソメノ ビアンコ・マンジャーレ
ビアンコ・マンジャーレはブラマンジェのこと。
もちろんアミューズですから、甘くなくフランのようなもの。
干し桜エビがオマールコンソメと絡み合って、海老味を主張して
小さな品ながら、存在感がありました★☆
なかやま牛のソット・オーリナ 青リンゴ・クリームチーズ・バルサミコ
ソット・オーリナはオリーブオイル漬けのこと。カルパッチョみたいなものです。
スライスした青リンゴの酸味とバルサミコ酢の酸味が
しっとりした牛肉のアクセント。
フォカッチャと全粒粉パン オリーブオイル&ホイップバターで
全粒粉パン、特に良かったです☆★
明石産黒鯛のフリット カリフラワーのブレア
プレアはペーストのこと。
黒鯛はふんわり揚がり、全体的に優しい風味。
キタアカリのニョッキ ボルチーニ茸とシャテーヌ栗
これには感動しました★☆★☆★
今までニョッキって団子のイメージで、そんなに美味しいと思ったこと無いけど
こちらのはフンワリ、ホックリ。
空気たっぷりのフンワリした真薯、と喩えればいいかな。
ボルチーニ茸も美味しかったな~
私はトリュフより全然好きです。実際イタリアではボルチーニの方がトリュフより人気があるとか。
スペイン産・RALポークのアッロースト 花梨のサルサ
RALとはREALのことで、本物の豚と言うことでしょうか。
トマトソースと24ヶ月熟成パルミジャーノチーズのシンプルなスパゲッティーニ
シェフのスペシャリテです。
このスタイルはクイントカントを思い出しますね。
シンプルなソースだけに、トマトとチーズが決めて。
チーズが素晴らしく、美味しかったです☆★☆
紅あずまと黒糖のトルタ バニラのジェラート
ちょっと和を感じさせるドルチェ。
エスプレッソor紅茶
コーヒーがないのが珍しい。
小菓子 ビスコッティ アマレッティ フルーツ
ステンレスの波状のプレートは特注かな?
私がイタリアンを評価する決め手はパスタの出来。
リストランテでは前菜やドルチェが素晴らしくても、パスタは普通、と思うことが多い。
そもそも、これがイタリアン?って思うお店も。
こちらはそんな私の偏見を覆す、素晴らしいパスタを提供されています。
ニョッキは生涯№1でしたね♪
シェフはたいそうシャイらしく、結局最初から最後まで姿を拝見できず。
私たちの貸し切り状態だったので、ちょっと挨拶だけでもしたかったな。
その分、ソムリエの方が申し分なくスマートに対応して下さいますが。
11月のこの日は、貸し切り状態でちょっと心配しましたが
12月の予約状況は好調のようで安心しました^^
とても良いお店ですから、末永く頑張って欲しいです。
2015年は北海道から九州まで、食を求めて移動した年でした。
日本中、食に真摯に向き合う料理人さんがいるんだと
あらためて感動しました。
また、お鮨の素晴らしさの一端にも触れられて
食の幅も広がりました。
一口ごとに炸裂する旨さはお鮨ならではですね♪
2016年はどんな料理人さんに巡り会えるか、楽しみです。
いよいよ東京かな?