2回
2013/06 訪問
魅惑的
ちまたで大評判のポワン、早速予約しました。
フレンチ・クィーンのなおちぇんさんが超高評価で、ますます楽しみに。
ランチ予約の激戦具合は恐ろしいぐらい。
その内、カ・セントのようになるんじゃないかしら。。。
1月前の同日から予約開始ですが、金土日ランチは即完売のようです。
平日ディナーはまだねらい目みたいですが。
前身のアキュイール時代にも一度伺ってますが
その時は残念ながら、デザート以外はそれほど私には印象的でもなく。
しかし、今回結論から先に言うと、とんでもなくステキなお料理でした♪
接客もマダムを中心に、女性3人体制。
どなたもシェフのコンセプトをしっかり理解され
どんな質問、会話にもスマートに対応されます。
女性ならではの柔らかさが寛ぎ感を更に演出。
最上級の接客と言って過言じゃありません。
それだけに、とてもとても残念なことも。
それは後述するとして……
ランチは6300円(税込み)+10㌫サ料の1コースのみ。
予約の時点でも、来店時にも苦手、アレルギーの確認はぬかりなく。
ガス入りミネラルで。
アミューズ 上段 アンチョビのスコーンと生ウニのムース
生ウニのムースは海胆が持つ独特の潮の香りを除去して、ほんのりとした旨味だけを追求。
そのせいで、ムースの軽やかさがしっかり表現されてます★☆★
下段 ①ジャガ芋のシューとキャビア ②生ハムパン
③フォアグラのレーズン・サンド ④パルメザンチーズのチュイルとゴールドラッシュ(生とうもろこし)
上段で軽さを表現すれば、下段では塩気と油分で濃厚さを表現。
その濃厚さもメリハリがあり、とても楽しく戴ける☆★☆
冷たい前菜 モリーユ茸のロワイヤル
出汁をたっぷり吸ったモリーユ茸(あみがさ茸)は噛むと口の中で
旨味が広がる★☆★アスパラ:ソバージュとシー・アスパラが彩りと食感のアクセント。
初めてのシー・アスパラガスは、海水で育てるため微かな塩味がまた良い。
パン シュクレのクーペ
来た瞬間シュクレって分かる。
モッチリと重厚なクラムとしっとりめの優しいクラスト。
シュクレの岩永シェフとこちらのシェフは高校の同級生。
その頃からパンを作り、それを使う約束をされてたとか^^
またバターの演出がステキ。
燻した煙で充満したガラスドームで覆われて登場。
このバターを塗ると、ただでさえ旨味の濃いパンにさらに重層的に旨味が+★☆★☆
温かい前菜 オマール海老とズッキーニのヴィエノワーズ(ウィーン風)
オープンサンド風に下から焼いたズッキーニ、パン粉たっぷりオマール海老フリット
貝割れなどのスプラウトが重なってます。
食べにくいけどマリアージュを楽しまないとね!
パン粉の食感が良い仕事してますし、何よりオマール海老が旨い★☆★☆
たまに大味のに当たりますが、これはジューシー♪
魚 真魚鰹のポワレ ソースコキヤージュ
パリパリ感を増すため揚げカダイフを載せた真魚鰹。
けれど、圧倒的だったのはつぶ貝。
今まで脇役のイメージだったのに主役レベルに昇格。
ねっとりした貝のフォンをまとい、鮑並みの美味しさでした★☆★☆★
塩味が効いた(名前忘れた)花のフリットがアクセント。
口直し フルーツハーブティー
河内晩柑をメインにレモン系のハーブが彩りに。
柑橘系の爽やかさで口をさっぱりさせます。
「なぜにグラニテじゃないのか?」と質問すると
お料理の流れの中でグラニテだと温度差が有りすぎるとのこと。
肉 南の島豚ロースロティ
きれいなピンク色の肉質に期待が高まる。
豚肉とは思えないほどしっとり柔らかな赤身ととろけるような脂身。
そして表面はパリッと芳ばしく火入れは完璧。
シェリービネガーソースとの相性も抜群★☆★☆
デセール① リ・オレ
初めて聞くけど、フランスの家庭菓子。
砂糖入り牛乳でお米を煮るらしいが、もちろんもっとオシャレにアレンジ。
中央にマンゴーアイス、周りにポップライスを散らしてます。
デセール② チョコレート・スフレPoint風 キャラメルアイス
フライパンで焼いて作るところがPoint風。
絶対素人には出来ないと思います(笑
ミニャルディーズ 苺飴がけ、マシュマロのチョコかけ、スノーボール・クッキー
苺の飴がけのビジュアルに思わずおぉぉって!(笑
エスプレッソ コーヒー、紅茶、ハーブティーからの選択
カップはベルナルドの。可愛い~♪
でも洗いにくそう~
すべてのお料理に何一つ不満はありません。
これって滅多にあることじゃないです。
以下に述べる点を除いては大満足です。
デセールを待っている頃。
突然店内にガガガガっと大音響。
最初は近所で道路工事してるのかと思いました。
振り返ってみると、カウンターでシェフがハンドミキサーで泡立て中(多分スフレ)。
友だちとの会話も大きな声で話さないと聞こえないほど。
オープンキッチンにしたのはシェフと客との垣根を取っ払い
反応をダイレクトに感じるためと聞きました。
もちろん食器を洗ったりの作業は奥でするそう。
こういう音の出る調理も奥でされた方が良いのでは。。。。
せっかくの雰囲気が一変してしまい、本当に残念。
でも、他のレビュー拝見しても誰もそのこと書いてないので
私のときだけだったのかな?
アミューズ アフタヌーン・ティースタイルで
上段 アンチョビのスコーンと生ウニのムース
下段 ジャガ芋のシューとキャビア、生ハムパン、フォアグラのレーズン・サンド、パルメザンチーズのチュイルとゴールドラッシュ
冷たい前菜 モリーユ茸のロワイヤル
シュクレのクーペ
パン用の燻製バターと岩塩
温かい前菜 オマール海老とズッキーニのヴィエノワーズ
魚 真魚鰹のポワレ、ソースコキヤージュ
口直し フルーツハーブティのポット
フルーツハーブティー
お代わりのカンパーニュ
肉 南の島豚ローズのロティ
デセール リ・オレ
デセール チョコレートのスフレPoint風、キャラメルアイス
エスプレッソ
ミニャルディーズ 苺の飴がけ、スノーボール・クッキー、マシュマロのチョコかけ
潔いくらいのオープン・キッチン
2013/06/15 更新
初めて伺ったのはもう4年前。
あまりの好印象にいきなりマイ・ベスト10入り。
久しぶりにあの感動をもう一度と、
一か月前の朝10時ジャストに電話して、目出度く席ゲット。
二度目にも拘らず場所が分かり難くて、ちょっと迷いました。
福島のこの近辺は私にとって鬼門です(汗
今回一番変わったな~と思ったのが、接客スタッフに男性もいたこと。
以前は女性ばかりでしたから。
豪華な花があちこちに飾られ、いかにも女性好みな雰囲気は健在。
ランチは6000円(+税)
アミューズ ・フォアグラのレーズンサンド
・ベーコンと玉ねぎのケークサレ
・白えびとうすいえんどう
・人参のムースとウニ
2段仕立ての構成は変わらず。
フォアグラのレーズンサンドは定番ですね。
やはり一番美味しいです☆
スープ 白魚のロワイヤル 玉ねぎのコンソメ
シブレットを少な目にした方が、ビジュアルが上品だと思うけど。
スモークしたバターとシュクレのブール
前菜 桜マスのコンフィとホワイトアスパラガス
桜マスはしっとり旨みも濃く良かった☆
ホワイトアスパラのイクラ載せ5個はちょっと多い。
何か違うものを添えて欲しいところ。
魚 マナガツオのポワレ 桜エビのビスク
エビのビスクの美味しさは鉄板☆
こちらはホタルイカがアクセントになっていて良かった。
口直し フルーツハーブティー
肉 高知県産はちきん地鶏のロティ
さすがの火入れの良さ。
皮目はパッリパリで身は実にしっとり。
濃い目に味付して刻んだモリーユ茸をトッピングして食べると幸せ☆☆
アヴァンデセール 苺とエルダーフラワーのジュレ
デセール 八朔とココナッツのムース
ミニャルディーズ 写真撮り忘れ
コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティー
メインなどは美味しかったのですが、あまり印象に残らないお皿もチラホラ。
前回も一緒に行った友達も同じ感想。
残念ながら、前回のような感動やトキメキはありませんでした。
期待しすぎて行ったせいもあるでしょう。
マイベスト10からは・・・・