4回
2022/11 訪問
想像力の詰まったお料理の沼にはまる
3度目の訪問。
今回は独身時代の会社同期の集まりなので、個室利用です。
年に1度の集まりは、極力失敗したくありませんしね。
以前は炊き込みご飯は別途追加でしたが、今はデフォルトになっています。
ランチは1コース11000円(税込み)のみ。
①鳴門ワカメを練り込んだ蕎麦 鮑出汁 煮込みワカメ
鮑の肝と煮鮑をトッピング。鮑の美味しさを存分に味わえる☆☆☆
普通なワカメは煮込んだらドロドロになるのに、トロっと柔らかくなるだけで原型をとどめてます。
②青海苔を練り込んだ最中 ウオゼ、長芋、酢橘のタルタル 卵黄ソース
ねっとりしたウオゼにシャキっとした長芋の食感が良いね☆☆
③明石の炙り鰆の手毬寿司風
シャリはマッシュ・ド・ポテトと蓮根 薬味は下ろし生姜、玉ねぎ、穂紫蘇
驚きの組み合わせは食感が面白く、優しい味わい☆☆
前のクッキリした味わいの最中との対比。
④鴨肉つみれ団子 蕎麦茶スープ 松茸
松茸の香りが立ち昇りクラクラするほど☆☆
スープは鴨肉の旨味が溶け込み、もちろん深い味わい。
⑤車海老グリル 淡路島のハーブサラダ トマトと粒マスタードソース
こちらのお料理の中ではシンプルながら、ソースは香り高い☆
芳ばしく焼いた海老は殻ごといただける。
⑥河内鴨と数種類の茸のパスタ 黄柚子の香り
これは意外性はなく、割と普通。
⑦カマスの里芋巻き焼き アスパラ菜 酒粕・金時人参・大根ソース
魚料理はいつも絶品☆☆☆
ソースが秋の深まりを感じさせる。
⑧西脇市川岸牧場の神戸ビーフの腿肉ロースト 淡路島玉ねぎ
零余子 発酵させた玉ねぎとマスタードソース
燻製の風味をまとい、シットリかつ適度な弾力を感じさせる赤身肉は旨味濃い☆
⑨渡りガニと小松菜のピラフ風 パクチー ライムの皮
トッピング効果でちょっとオリエンタルな風味。
⑩ココナッツミルクのジェラート コーヒー、紅茶、ハーブティーから
今回も創造性豊かなお料理、美味しくいただきました。
ワカメ蕎麦 鮑出汁
ウオゼと長芋タルタルの最中
明石鰆の手毬寿司仕立て
鴨肉つみれ団子 松茸 茶そばスープ
車海老のグリル・サラダ仕立て
河内鴨と茸のパスタ
カマスの里芋巻き焼き
神戸ビーフのロースト 淡路島玉ねぎ 零余子
香住カニと小松菜のピラフ風
パクチーをのせて
ココナツミルクのジェラート
2022/11/29 更新
2022/05 訪問
隙なし完璧
グランフロントで開催されたバンクシー展に合わせ、こちらを予約。
1月に行った時から、再訪を心待ちしていたお店です。
ドリンクはPIERREノンアルのスパークリング。
一皿 イチゴと水牛のモッツァレラのカプレーゼ ピスタチオとトマトのエキスを散らして
モッツアレラで濃い生クリームを巾着のように包んでいるので、非常にクリーミー
二皿 岡山県産の昆布締めイサキのカルパッチョ 長芋山葵漬け 出汁ジュレ、青柚子
イサキで長芋を巻いて、山葵と柚子の風味を加味
三皿 真フグ白子のパンチェッタ巻きソテー 白アスパラピューレ
白子、白アスパラ優しい味わいを、パンチェッタの塩気が締める。
その塩気も決して強くなく、バランスを崩していない☆☆☆
四皿 焼き穴子と茄子のパスタ 花穂紫蘇散らし
五皿 和歌山産アカッポのレモン蒸し しろ菜
アカハタの別名。上品なあっさりした白身ですが、濃厚な骨出汁
スープと絡めて食べるとうっとり☆☆☆
六皿 川岸牧場 神戸ビーフのロースト フランスのアスパラソバージュと淡路島の赤葱
西脇市の有名優秀な畜産農家のものです。藁で燻しゆっくりローストした赤身。
シンプルに岩塩のみで、肉自体の旨味で勝負。
しっとり柔らかで、深い旨味がジワジワ☆☆
追加の炊き込みご飯 (@1000円)蛍烏賊 アサツキ
プリプリの蛍烏賊から溢れ出る旨味。黒米混じりのご飯にも染み込んでます☆
残ったらお握りで持ち帰りサービス。
七皿 デコポンのブラマンジェとソルベ コーヒーorエスプレッソorハーブティー
前回は最後のデザートだけが残念でしたが、今回は完璧☆
初回満足しても、二度目ではちょっと残念ということが多々ありますが
こちらは全く隙なし。心底満足です。
イチゴと水牛モッツアレラのカプレーゼ
イサキのカルパッチョ 長芋山葵漬け
白子のパンチェッタ巻き 白アスパラピューレ
焼き穴子と茄子のパスタ
アカッポのレモン蒸し
神戸ビーフのロースト
蛍烏賊の炊き込みご飯
デコポンのブラマンジェにソルベ
コーヒー
PIERREノンアル スパークリング
バンクシー展より
2022/06/17 更新
2022/01 訪問
ピタッとはまりました♡あまりの美味しさにリピ確定
「淡路島を初め、日本各地からの厳選された素材を使い
和食とイタリアンの融合を10皿で表現する」がコンセプト。
ランチは少し抑えて7皿になっています。税込み6600円+サ料
L字型カウンターと4から5席の個室を用意したオープンキッチンカウンター。
シェフと若い男性がキッチンに、接客は物腰柔らかな女性が担当。
シェフはスフィーダにおられたそうで、日本料理の経験はないそうですが
元々感性豊かなんでしょうね。素晴らしい和伊融合になっていました。
私はノンアルスパークリングワイン、旦那さんは5種のワインペアリング(3500円)
勢子ガニのスープ 蓮根おやき
熱々の石のお椀で、トロミがある出汁の効いたスープは心底温まる
中華のレンゲで戴いたせいか、中華のニュアンスも感じる
和歌山すさみのケンケン鰹の炭炙り 手まり寿司風
皮目を炭火で炙り、ジャガイモをシャリに見立ててあります。
トッピングの玉ねぎが良い仕事☆
河内鴨とごぼう そば茶餡
難波葱と牛蒡が河内鴨の下に。難波葱は「鴨なんば」の由来になった歴史ある葱。
柚子皮の香りにそそられ、シットリした鴨が実に美味☆☆☆
旨味が溶け込んだそば茶餡も残さずいただきました
蛤とうるい葉のスパゲッティ
蛤に菜花にウルイ葉、トマトと春を呼ぶパスタ
アッサリした中にも旨味が濃厚☆
五島列島天然クエのムニエル ポロ葱ソース
輝く青灰色の器は美しく、淡路島の楽久登窯のもの。
クエのムニエルに揚げたカダイフとハーブサラダをトッピング
これまた感動の美味しさ☆☆☆
川岸牧場神戸ビーフの藁燻し焼き 根菜
西脇市の神戸ビーフは藁で香りづけされた赤身。菊芋のピューレを敷いて
グリルした紅芯大根と、九条葱と間違えた淡路島産の葉玉ねぎを添えて。
ちょっとしっかりした食感の赤身肉は燻製効果もあり、噛むほどに旨味☆☆
追加注文 大根の土鍋ご飯 たっぷりのシラスと氷見の寒ブリをトッピング @1000円
大根葉を胡麻油でいため、香りとコクを加味。
元々旨味が濃い寒ブリに、お味噌がちょっと入った卵黄ソースが旨味を上乗せ、たまりません。
美味し過ぎ☆☆☆ 残れば持ち帰りも可能ですが、残るはずなし!
焼きたて紅茶スフレ
下半分がちょっとトロトロ過ぎたのが、今回唯一の残念
エスプレッソ or コーヒー or ハーブティー
ハーブティーをお願いしましたが、湯飲み茶わんで供されオシャレ。
カモミールベース。
コースの中で被る食材や味わいもなく、それでいてすべてがレベル高い。
食べ終わった瞬間から、次いつ行こうかと考えてしまいました。
勢子ガニのスープ 蓮根おやき
ケンケン鰹の炭炙り 手まり寿司風
河内鴨とごぼう そば茶餡
蛤とウルイ葉のスパゲッティ
五島列島天然クエムニエル ポロ葱ソース
神戸ビーフの藁燻し焼き 根菜
大根土鍋ご飯
シラスと氷見の寒ブリをトッピング
焼きたて紅茶スフレ
スフレ用の生クリーム
ハーブティー
セッティング
①カニスープと合わせて
②鰹に合わせて赤
③河内鴨に白ワイン
④パスタと魚に合わせて白
⑤お肉に赤ワイン
2022/01/31 更新
日本料理店以外で1年ちょっとで4回訪問するのは、私にしたら珍しいこと。
それぐらい今度はどんなお料理だろうとワクワクさせるお店。
以前ランチは〆の土鍋ご飯をつけるか、つけないかの選択制でしたが
今はご飯をつけるコースに1本化しています。
①竹の子おやき 河豚白子
白子のネットリした食感がメインですが、竹の子のシャキシャキ、プチっとしたおやきの米粒が
食感にバラエティを生んでいます。やっぱり美味しい☆☆
②海老せんべい アスパラガス
海老殻から作った煎餅の上に、茹でた海老とアスパラをのせ卵黄ソースでまとめてあります。
卵黄ソースには寿司酢を混ぜ、ほのかな酸味が深みを感じさせる☆
たっぷりの虎豆を敷き詰め、ビジュアルもバッチリ。
③天然鮃の昆布締めカルパッチョ カラスミソース
マリネした蕪の細切りを鮃で巻いて、芽葱・花穂紫蘇をトッピング。
温度が命のお料理ですが、絶妙☆
④甘エビと蕗の薹のフリット 卵黄ソース (痛恨写真撮り忘れ)
甘エビの殻のカリカリ唐揚げが添えてあった。
蕗の薹のほろ苦さが印象的☆
⑤帆立と筍のソテー ワラビとろろ
正直今まで、帆立貝柱のお料理は他のお店で何度もいただいたけど可もなく不可もなくの印象。
しかしこれは今までの概念を覆す、超絶美味しい一皿☆☆☆
帆立の紐からとった出汁がワラビとろろに混ぜてあり、そのトロミがまといつき絶大なる効果。
紐自体も添えてあり、燻製効果。
⑥香住蟹と水菜、ドライトマトのスパゲッティ
この楽土窯の青を見ると淡路島を思い出します^^
見た目以上に蟹身が多いリッチなパスタ。ちょっとピリ辛。
⑦とら河豚のカダイフ巻き 白菜のピューレ
カダイフ、どこでも大活躍ですね。白菜の優しくほんのり甘味を感じるピューレは上品。
⑧川岸牧場・神戸ビーフうちひら肉のロースト ルートパセリとエチオピアンケール添え
こちらの定番一皿ですが、珍しい野菜が出ると俄然興味が湧きますね。
ルートパセリは白人参に似た外観ですが、食べるとホックリほんのり甘くじゃが芋に近い。
エチオピアンケールはアブラナで、野性味のあるキャベツと言った風な味。
⑨坂越産-牡蠣とアオサ海苔の土鍋ご飯
シェフの実家のお米は米粒が小さくて、汁気を吸ってもぼてっとしないのが良いですね。
ところどころの岩塩がアクセント。
⑩紅茶スフレ
時間調整が大変なデザート。初回頂いたときは底の方まで熱が十分入らず、ちょっと残念な品に
なってましたが、今回器を変えたそうでバッチリの火入れ☆☆
エスプレッソかハーブティー ハーブティーはレモンバーム?レモングラス?メインで爽やかに。
今回も大変満足させてもらいました。旦那さんは早、次の予約をお願いしました。