レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/02訪問 2012/03/07
三重旅行中、お伊勢参りの帰りに伺いました。
結論から言うと、予約の際に注文した『地元の食材をできるだけ使ってほしいけどメインには鴨を食べたい』というわがままなお願いを120%叶えてくれました。
日曜の夜ということもあったせいか満席ではありませんでした。
フォアグラのアミューズに始まったコースは、最初のスープは大根と豆乳のカプチーノです。
何と器が茶会に使われるような茶碗です。大根はもちろん器も地元の陶芸家が作ったものとのこと。そう言えばナプキン?も地元で織られたものでした。
前菜は豚のこめかみのビール煮込みと、生ハムとキャベツのサラダのアップルビネガー和え。これはまずまず。
そして次はシェフ、命のブイヨンを使ったきのこのリゾット。
数種類のアミノ酸が出る食材を重ね合わせることで旨味がふくらむとの話でしたが、米の美味しさを十二分に引き出している素晴らしいリゾットでした。
鯛のポワレはソースにめかぶを使っているのが面白い。
添えられているアレッタの葉を海藻に見立てることで海を彷彿させてくれます。
そしてメインが我々の笑顔を驚愕の顔に変えた一皿、シャラン鴨のローストです。
シェフは「鴨は焼き加減が難しい」と言っていましたが、完璧じゃないですか!
「鴨ってこんなに肉汁が出るものだっけ?」とかアホっぽいコメントが口を付いて出てきました。
ジュ(肉汁)のソースと一緒に食べると至高の一品と化します。
間違いなく今まで食べた鴨の中で一番美味しかったです。
最後は塩キャラメルのジェラートとガトーショコラ、口溶けが異常に良いメレンゲまで食べて最後まで満足できました。
そして何とこのコースが5300円/人というのだからさらに驚きです。
しばらく東京でフレンチを食べる気が失せました。
実際、東京のフレンチやビストロでほとんど美味しいと言ったことがない彼女が「ここはまた来たい」と帰りに言っていました。
もしかしたら食材によっては地元のものでない方が美味しいものもあるのかもしれませんが、私はこの店の地産地消の考え方が大好きです。
またいつか必ず再訪したいと思います。
2位
1回
2015/07訪問 2015/08/25
【再訪問時(4回目)(2015年7月)】
3年前にそれまでのステーキの概念が覆されるくらいの美味しいテンダーロインを食べ、以降年に1回程度再訪していた。
今回は4回目の訪問だったが、少しずつ食後の満足感が落ちてきている。
鮮魚の盛り合わせは以前はもう少し質が良かったような。。。
カウンター内の店主の話し声は、テーブル席にも聞こえるほどにこんなにも大きかったっけ。。。
牛肉の香りも弱くなっているような。。。
この1、2年はアメリカで熟成牛のステーキを食べる機会が何回かあったため、熟成香が弱いステーキを物足りなく感じるようになってしまっているのかもしれない。
東京で1万円でこのレベルのステーキを食べられる店はなかなか無いというのも事実ではあるが、評価は☆5.0→☆4.0に下方修正。
【初訪問時(2012年10月)】
もはやとっくの昔に終わった番組、『寺○ジモンの取材拒否の店』を自腹で巡るシリーズ、半年ぶりの新規開拓です。
今回は第32弾!
そして都内ではこれまた半年ぶりの☆5.0!
そう言えば以前はあれほど好きだった焼肉を今は半年に一回程度しか食べなくなったのですが、それはやはり『プロの火入れには敵わない』という点が大きいですんよね。
最高級の肉であっても自分が焼くことでグレードダウンするという悲しい現実。。。
なので今回は本職が焼く本物のテンダーロインステーキを食べに来ました。
2日前に予約し土曜日のランチで訪問。
カウンター6席、テーブル4席ほどの小さな店ですが、調理場には6人くらい料理人がいます。
ランチコースは6000円と10000円の2種類。他、アラカルトいろいろ。
今回は10000円のコースにしました。
・鮮魚の盛り合わせ。
大皿に盛られたエビ、金目鯛、ホタテ、アナゴなどをマリネ風にさっぱりと食べます。どれもかなり質が良いです。
大きく切られた自家製のスモークサーモンも美味い。
・自家製パン
・かぼちゃのクリームスープ
・季節の野菜サラダ
10種類以上の野菜に黒ごまとドレッシングが和えられています。
百合根やそら豆なんかも入っていて、見た目も食感も楽しい。
ちなみに一品一品のボリュームは相当なもので、ここまででとっくに腹八分は超えていました(笑)
・テンダーロインステーキ。
コースの値段と今までの素材の質を考えるとステーキは80-100グラムくらいかと予想していたのですが、まさかの200グラム!?
我々が若造だったのでおまけしてくれたのでしょうか...
しかしシェフが30分付きっきりで炭火で焼き上げるというステーキは、香りから素晴らしいです。
味付けは塩コショウのみで、お好みで西洋辛子かわさび醤油を付けます。
余分なサシが一切入っていないため、肉の旨味がダイレクトに感じられるミディアムレアのテンダーロイン。
うーん、思い出すだけでまた食べたい。。。
この日は和田山の牛とのことでしたが、10000円のコースでこんな肉をこの量で出して利益出るのかなー。
あっという間に完食。
・ガーリックライス
香ばしい醤油とニンニクの匂いにつられて、意外とぱくぱくいけてしまいました。
・デザート
アイスクリーム三種とチーズケーキ。このチーズケーキも絶品だったのですが、さすがにもう入りません。
最後にコーヒーまたは紅茶と焼き菓子で〆です。
いやー、大満足。
接客も付かず離れずの気持ちの良いものでした。
久しぶりに定期的に通いたい店を見つけられました。必ずまた来ます!
3位
1回
2012/07訪問 2012/08/12
【再訪(3回目)】
京都で肉を食べたい時はどうしてもここに来てしまいます。
レバ刺し騒動も一段落しただろうからそんなには並ばないだろう・・・と考えのんびり来たのですが、まさか開店時間になっても誰も並んでいないとは逆にびっくり。
後から女将さんに聞くと、祇園祭りの時期は例年混まないそうです。
細い路地に店があるから観光客はあまり来ないとか。
10000円/人程度でここを超える牛料理を出す店なんて、全国的に見てもあまり無いと思うけどなぁ。。。
ただ他の方の口コミにもある通り、肉以外の部分で賛否両論ある店かとは思いますので、一部の真の肉好きだけがリピーターになっていく店だと思います。
今回食べたものは刺身一通り、バラ焼き、レバ焼き、テール煮込み、〆には初めてテールスープをもらいました。
生肉はもちろんバラ焼きや煮込みも相変わらずの悶絶級の旨さ。
会計は2人で21000円。十分納得できる範囲です。
今後も京都に来るたびにリピートし続けちゃうんだろうなぁ。
【↓前回訪問時レビュー(2010年6月)】
18時開店ですが2人では予約不可ということを考慮して17時30分から並びます。
開店時には4組ほど並んでいましたが、全員スムーズにカウンターに着席します。
まずは刺身からです。レバー、ハツ、タン、ロースなど次々と出てきます。
カップルまたは夫婦の客にはおばちゃんが「おなかいっぱいになるといけないから刺身1人分ずつにしましょうか?」と聞いています。
他の客はみなさん1人分ずつにしていたようですが、我々は余裕で全て2人分頂きます。
こんなレベルの高い肉は次はいつ食べられるか分かりませんので、後のことは考えずに食べられるだけ食べるのです。
マーゲンの湯引き以外は刺身は全て醤油+九条ねぎ+辛子で食べますが、どれも美味な上に当然ながら食感も味も全く違うので単調には感じられません。
刺身を1通り食べた後は好きなものを注文します。
我々は焼き物の中からサーロインとタン焼きを注文します。
特にサーロインが驚くべき旨さでした。肉の質はもちろんのことスパイスが少しだけきいた甘めのタレが絶妙です。
メニューに一切値段が書いてないのが若干不安ですが、ここまで来たら止まりません。
煮込みとテール煮込みも迷った挙句両方注文します。
ちなみに焼き物も煮込みも1人前は結構なボリュームがあります。
しかしどちらも旨い・・・
途中で職人さんが「テールにラー油をちょっとたらすとおいしいよ」教えてくれたので、言われた通りにカウンター上のラー油をかけてみました。・・・さらに旨い・・・若干の辛味がテールの甘さを引き立てるとともに油がコクも加えてくれます。
さすがにここまで食べるとおなかが苦しいです。
ドキドキしながら会計しましたが、1人1万円ちょっとでした。この質でこの値段はめちゃめちゃ安いですね。
来る前は「祇園で割烹料理」という言葉に若輩者の我々はびびっていましたが、店の人もみんな親切で最後まで美味しく食べられました。若い人でも入れる店だと思います。
次に京都に来た際は絶対また伺いたいですね。
4位
1回
2015/06訪問 2015/07/11
【2015年6月再訪】
ホルモンに関しては日本で一番美味い焼肉屋と思っているこちらに3年ぶりに訪店。
移転してからは初訪問ですね。
肉は全て松阪牛専門店の朝日屋から仕入れています。
今回も腹いっぱいホルモンやらハチノスやら食べて1人3000円以下。
笑っちゃうくらいのCPですが、味だけみても東京一と言われるスタミナ苑よりもこちらの方が上だと思います。
この店を知ってしまうと他店でホルモンを食べる気がなくなってしまうので、観光客の方は要注意。
【2012年2月再訪】
1年半前に立ち寄った際に衝撃を受けた焼肉店です。
松阪牛の新鮮なホルモンを驚くべき値段で食べられます。
正直言うと、三重旅行を決めてから真っ先に予約をとりました(笑)
カルビやロースを頼んでもこの店の真価は分からないため、基本ホルモンオンリーです。
前回訪問時から数々の焼肉店を訪れましたが、ここのホルモン(500円)を超えるモツには出会えていません。
今日はレバ刺し(600円)やタンモト(1000円)も食べられ前回を超える満足感を感じられました。
ハチノス(500円)や焼きレバー(600円)もここのを食べてしまうと、他では食べられません。
松阪牛のステーキは東京でも食べられるのですが、本当に新鮮なホルモンはやはり地元でないと食べられませんね!
2年以内にまた来ます。。。
【↓初訪問時(2010年6月)レビュー】
関西旅行中においしい松阪牛が食べたくて三重県へ立ち寄ることに。
私がリスペクトする寺門ジモン氏の書いた本を頼りに向かったのはこちら。
最寄りの高茶屋駅から徒歩15分程度かと思ったら雨の中結局30分近くかかりました。
店内は座敷テーブル2つ、椅子テーブル4つと決して広くはないです。
しかし平日にも関わらずそのテーブル全てに「御予約席」と書いてありました。
壁のメニューを見ると特選カルビ 1500円、塩タン 1000円、ホルモン 500円、ツラミ 600円などどれも嘘のように安いです。正直この値段で「おいしい!」と思う肉を食べたことがないので若干不安でした。
しかし一口食べた感想は・・・ 疑ってすみませんでしたー!
モツ系はどれを食べてもめちゃくちゃ旨かったです。(カルビは値段相応かな。)
特に驚愕したのがホルモン。これほど脂に甘みがあるホルモンは生まれて初めて食べました。
この肉質でこの値段・・・CPという点でここ以上の店はそう無いと思います。家族連れも多かったです。育ち盛りの子供がたくさん食べても懐はそれほど痛まないですね。津市に住みたいと思わせてくれる店でした。
店員さんもこの日はご主人が不在で奥さんと息子さんだったようですが、愛想も良く気になる点はありませんでした。予約必須です!
5位
2回
2025/06訪問 2025/06/22
キリ番500件目のレビューは大好きな京都の店を。
人から「一番好きなお菓子は?」と聞かれたら、私は「美玉屋の黒みつだんご。ただし出来たてに限る」と答えています。
ちなみに数年前までは「松屋長崎のマドレーヌ」と答えていましたが、現在は閉店しています。
どちらも京都の店というのが東京在住の私には歯がゆいところ。
茶寮宝泉のわらび餅は確かに絶品だし、嘯月の和菓子も確かに芸術品とは思うのですが、しかし、しかし、何故こんなにも10本1000円の串だんごに心を奪われるのか・・・
見た目は普通のだんごです。
小さい串だんごにきなこと黒みつがたっぷりとかかっています。
ぷるぷるもちもちの団子に控えめな甘さの黒みつが絶妙です。
何というか、目を見張るような美味しさと言うよりは、毎日食べても毎日笑顔になれるような優しい甘さなんですよね。
多分自宅の近くにあったら週1では買うでしょう。
ちなみに出来たてとそうでないものは全く味が違うため、京都に来るたびにわざわざ交通費をかけて、しかも開店時間に合わせて本店まで行きます。
そこまでする時間的、経済的ロスはいくらになるのかとも思いますが、日本一の味を求めるためには仕方がありませんね。
店主、奥様ともだいぶご高齢のようですが、お体に気をつけて今後も美味しいだんごを作ってほしいものです。
6位
1回
2012/07訪問 2012/08/17
大阪出張最後の夜は和食です。
こちらの店は1年半くらい前に関西に行った時にも予約をとろうとして、希望日の2週間前に電話したところ「3週間先まで一杯です」と言われ泣く泣くあきらめた店です。なので今回は4週間前に電話し準備万端で伺いました。
コースは10000円から20000円までの範囲で1000円刻みと言われたので今回は12000円にしてみました。
以下コース内容。
・前菜
かに味噌豆腐、つぶ貝の白和え、クジラの汐吹きの酢味噌和え、ほおずきなど10種類くらいの料理がきれいに盛り付けられています。くじらの汐を吹く部分なんて食べられることすら知りませんでしたが、美味しいですねえ。
・馬刺し(上モモ、特上バラ、タンモト、レバー、タテガミ、ふたえごの炙り)
次に出てきた熊本の馬刺しが超絶品。
特に熊本の専門店でも滅多に手に入らないとかいうタンモトは今まで食べた馬肉は何だったのかという驚きのレベルでした。
決して馬肉が美味しい季節ではないこの時期にこれはすごい。
・金目鯛のカマ焼き
かなり大きな金目鯛の頭とカマの焼きものです。
横には甘々娘という甘いトウモロコシのかき揚げ、ホワイトアスパラの梅酢漬け、さらには黒アワビのステーキまで添えられています。副菜にアワビってすごいね。
・賀茂茄子のごまみそがけ
関東ではなかなか手に入らない賀茂茄子の甘みとごまの甘みがよく合っています。
緩急のつけ方が上手ですね~
・クリームチーズの酒盗載せ
酒盗は自家製だそうです。
・黒ムツの煮物
6時間煮たという黒ムツはほろほろに柔らかく、甘辛い味付けはごはんが欲しくなります。
ここで店主が鱧を切りながら「この後はお造りとすっぽんを用意してます」と言った時、私は(もしかして12000円という予算は伝わってないんじゃないか?)という不安にかられました(笑)
・お造り(本鮪、バフンウニ、鱧の炙り、タコ)
今年は鱧を食べる機会がほとんど無かったのでうれしいです。やっぱり夏に関西に来たら鱧を食べたいですもんね。
数時間前に店で殻を割ったという甘みの強いウニやとろける中トロの刺身も美味。
・すっぽん雑炊
福岡柳川の天然すっぽんの雑炊が土鍋に一杯出てきました。身もそれなりに入ってた(笑)
ここまでで相当満腹だったのに、すっぽんダシの美味しさに負けてきれいに食べ切ってしまいました。
・デザート
ヨーグルトの上に佐藤錦や宮崎マンゴーが盛られたデザートで〆です。
いやー、食った食った。。。
素晴らしいコースでした。変に素材をいじくらず素材の旨みのみで勝負している料理が多かったですね。
ちなみに、最後に少し行儀が悪い話なのですが、10000円のコースを食べていた(と思う)隣のお客さんの料理と自分たちの料理を比べて、「2000円でこんなに違うのなら12000円のコースにして良かったなぁ」という感想を持ちました。
10000円であの料理なら感動は大して無かったかも。
なので「1人20000円は無理!」と言う私と同じ一般庶民の方々(笑)も、少し無理してでも払える上限の金額のコースにした方がより高い満足感が得られるかもしれませんよ。
私も次回はもう少し出そうかな・・・
今度大阪に来る時も必ず寄らせて頂きたいと思います。
さて、東京に帰ってダイエットしなくちゃ。
7位
1回
2016/04訪問 2016/05/14
【再々訪問時(2016年4月)】
三重県で最も気に入っている店の1つ。今回は山菜料理だ(4000円)。
コース内容は以下。
筍の味噌和え
すいばの酢の物、筍とぜんまいの煮物など小鉢6種
山菜すき焼き(飛騨牛、タモギダケ、タンポポ、クレソン、セリなど)
山菜天ぷら(山椿の花、ノビル、アシタバ、たらの芽など)
筍ごはん
わらび餅
毎回のことながらこの値段とは思えない、充実したコース内容に大満足。
あとは秋の自然薯料理を食べれば、春夏秋冬コンプリートだな。
【再訪問時(2015年6月)】
3年前の三重旅行で感動的なぼたん鍋を食べたこちらに、今回は蛤しゃぶしゃぶを食べに来ました。
今回の東海旅行では中華でもイタリアンでも蛤を食べましたが、しゃぶしゃぶが一番美味いね。
5年物の蛤を1人15個くらいも食べて4000円ってのは破格でしょう。
食後に出てきたわらび餅まで絶品で、当然おみやげに買って帰りました。
CPも加味して☆4.5→4.7にアップ。
【初訪問時(2012年2月)】
せっかく冬の三重旅行だし、松阪牛だけじゃなくて天然の猪とかも食べたいね・・・ってことで探しました。
↓以下予約の際の電話
私 「2月末でも牡丹鍋は食べられますか?」
店員 「今年は3/15まで猟期が延期されましたから大丈夫ですよー。ただ、ここの猪はどんぐりや自然薯を餌にしてますから、食べると体中がぽっかぽかに熱くなります。3月の暖かい日に来ると食べづらくなるかもしれませんよ。」
私 「そ、そんなに!?」
・・・そして当日。幸い(?)寒風吹きすさぶ凍えそうな日でありました。
ここが今回の旅行では三重県最後の食事です。
個室に案内して頂き、最初に出てきたのは筍の味噌炒めと鹿のタタキです。
2月に筍がとれるのかと驚きましたが、こちらの山でも初物だそうです。十分美味しいです。
山の恵みか、鹿も力強い味がする(ような気がします)。
鍋は2人分とは思えない量の猪肉と、ゴボウ、ルッコラ、タモギダケなどの自家製野菜が入ります。
鍋は結構しょっぱめですが、天然の猪肉と少しくせの強い野菜たちがよく合っています。
猪は脂身の甘さが良いですよねぇ。
食べ進めていくうちに、猪肉で体が暖かくなったのかずっと火のそばにいるから暑いのかは分かりませんが(笑)、とりあえず部屋の暖房は不要になりました。
おなかもいっぱい。。。
しかし、ここまでだったら『あー、美味しかった』で☆4.0くらいだったのですが、この店は鍋が終わってからもすごかったです。
まずは〆のうどん。肉と野菜の旨みが染み出たつゆをからめて食べるうどんはめちゃ旨いです。
そして最後の鰻茶漬け。上に載った鰻と生姜の佃煮が本当に美味しい。
満腹なのに箸が止まらない〜
さらにデザートのかぼすゼリー。無農薬のかぼす果汁を使ったゼリーはほど良い酸味と甘みが素晴らしく、苦しいおなかでもお代わりしたくなります。(実際お土産でも購入できると聞いて5個買って帰りました)
さらにさらに最後の見送り。我々は店から400mほど離れた下野代駅から電車で帰る予定だったのですが、何とそこまで女将さんが車で送ってくれました(この時は平日昼の客がとても少ない時間帯であり、いつも行っているサービスではないと思います)。
我々はいたく感激し、心も体もぽっかぽかになって三重を去ることができました。
今度は山菜か自然薯の時期に来てみたいと思います。
8位
1回
2013/08訪問 2013/08/07
【再訪問時(8回目くらい?)(2013年8月)】
初訪問から1年4ヶ月。
いまだここより美味しい四川料理店には出会えていません。
と言うかここを知ってからは他の四川料理店に行かなくなったという方が正しいのかも。
最近はさすがに店主にも顔を覚えられ、先日はメニューには載せない開化亭の名物料理、鮎の春巻きを作ってもらいました。
春巻きの皮をぱりっと破った時に出てくる鮎の香りと肝ソースの苦みがたまらない季節の一品でした。
他の料理では若柳牛のハネシタとツルムラサキの炒めものも良かったし、焼いたノドグロをごはんの上に載せてわさびと海苔で食べるなんていうもはや中華じゃないよね的な料理も大変美味しかったです。
〆はもちろん絶品チャーハン。
これからもまた通い続けます。
【初訪問時(2012年4月)】
都内では約半年ぶりの☆5.0です。
ここまで自分の好みと完全に合致した中華料理が過去あっただろうか。
私が東京都以外の中華料理店で今一番行ってみたい店が岐阜の開化亭。
その開化亭で修行を積んだ料理人の店が東京にあると聞き、電車を乗り継いで来てみました。
この時注文したものは以下。
・富山のヤリイカとザーサイの和え物
・よだれ鶏
・春の春巻き
・真鱈の白子のソテー
・能登の甘エビの炒め物
・炒飯
・杏仁豆腐
そして食べ終わった後、タイトル通り「これはただ事ではない」と感じました。
大抵の店で食事をすると「この食材はこうした方が美味しいのに」とか「値段に比べて素材の質が低い」とか「この調味料が多すぎる」とか思うことが必ずあるのですが(もちろん個人の嗜好です)、この店ではそういう不満や疑問が一切出てこないのです。
そんな馬鹿なと思い、その場で3週間後の予約をし再訪。
そして今回頼んだのは以下。
・ヤリイカとザーサイの和え物(1500円)
・大正エビのチリソース(1800円)
・京都ぐじのうろこ焼き(2800円)
・極上レバニラ(2300円)
・鹿肉のレア焼き(2500円)
・炒飯(1200円)
うーむ、二回目でも非の打ちどころが無い。
特にその日のおすすめ料理は(定番メニューよりも少し値段は高めですが)何を食べても旨いです。
ぐじのうろこ焼きをまさか中華で食べるとは思いませんてましたが、鯛の甘みと、下に敷かれた桜海老のソースで炒めた春キャベツの甘みがよく合っています。
鹿肉は内腿の部分だと思いますが、生の薄切り肉の上に揚げたレンコンと炒めたほうれん草の茎を大量に載せ、その熱で火を通しています。なめらかな鹿肉とシャクシャク歯触りのほうれん草とレンコンの歯ごたえの組み合わせが面白いです。
そして全くエグみの無いほうれん草が鹿肉の淡白な味わいを邪魔しません。
レバーも臭みどころかミルキーなことこの上ない物で、どんなレバー嫌いな方でも食べられるんじゃないかと思います。
どの料理も素材の質を考えると非常に値段が良心的であることが分かります。
そして最後の葱たっぷり炒飯がこれまた感動的に旨く、いくら満腹でもするするおなかに入ってしまいます。
帰りにまた1ヶ月後の予約をしてしまいました。
中華はしばらくはここと大興で決まりだなー。
9位
1回
2012/02訪問 2021/05/30
今回の三重旅行で食べてみたかったものの一つが桑名の蛤。
そして蛤のしゃぶしゃぶで全国的に有名なこちらのお店。
ただ最大の問題点は、今は蛤の旬ではないということ・・・いくら有名店でも旬でないものを食べるのはなぁ。。。
そんなことを考えながら店のホームページを見ていた時に目に止まったのが、今回注文した魚すき鍋の写真です。
そして『新鮮な国産伊勢海老、旬の白身魚、牡蠣、蛤等を当店特有のおだしで炊き込んだ、創業以来の自慢のお鍋でございます』の説明文・・・うーん、こっちの方がそそられる!
そして訪問当日。
素敵な個室に案内され、飲み物の注文をすると女将さんのあいさつを受けます。
女将さんによると、最近は蛤を頼む人がほとんどで魚すき鍋の注文は珍しいが、昔から店で出しているメニューなので魚好きには絶対気に入ってもらえるはず、とのお言葉でした。
鍋の前の口取りはこごみの胡桃味噌がけや牡蠣の佃煮などいろいろありましたが、今が旬の白魚の紅梅煮の美味しさに驚きました。
1、2月限定の白魚のコースもいつか食べてみたいものですな。
そしていよいよ鍋開始です。
と言っても仲居さんが2、3種類ずつ炊いてくれるのをじっと待つだけなのですが。
最初はいきなり蛤。口が開いたところの半生で出してくれます。
美味い! 旬じゃないのにこんなに身が厚いの?桑名の蛤ってすごい!
そして出汁がもっとすごい!やや塩分強めですがあまりの美味しさにごくごく飲んでしまいます。
次は伊勢海老。2人で海老一匹なのでたっぷり食べられます。
頭の味噌が出汁に溶け込むと先程とはまた違う味に。
いやー、去年伊豆で食べた伊勢海老よりこちらの方がずっと美味しいです。
その後はかわはぎ、あんこう、鯛などの魚が続き、上品な甘さのズワイ蟹、身がプリプリの牡蠣など、至福の時間は過ぎていきます。
1番驚いたことは、魚介だけでなく野菜も含めて鍋の具材全てが美味しかったことです。
これだけ具沢山の鍋だと、普通は美味しい具とそうでもない具があるものですがここは違いました。
強いて言えば主役は出汁でしょうか。最後は雑炊にして思う存分味わえました。
蛤しゃぶしゃぶとは全然違う出汁だそうですね。
ちなみに雑炊の前に焼き蛤も別注文して食べたのですが、鍋の感動が強くてあまり印象には残りませんでした。
やっぱり今は時期が違ったかな?
仲居さんも我々のような若造に丁寧な接客をして頂いてとても居心地が良かったです。
次回はぜひ梅雨の蛤を食べに来たいと思います!
10位
1回
2012/05訪問 2012/05/25
2012年5月再訪(4回目)
初訪問から度々再訪しているんですが、今回は長期休業明け初の再訪だったので何となく書き込み。
私個人の中でのラーメンランキングでは、塩ラーメン・味噌ラーメン・とんこつ・つけ麺のどの部門でも1位は東京都以外の店なんですが、煮干し系の醤油ラーメン部門はこちらが断トツの1位ですね。
食べている途中で、親父さんが常連客と「昔は常連ばっかりだったのに今は新しいお客さんばっかりだよ」なんて寂しそうに話しているのが聞こえました。
私も常連になりたい・・・けどこの営業時間がなぁ。。。
夜も営業してほしいとは思うけれど、それよりも親父さんが体を壊さずに末永く営業してくれる方がうれしいですよね。当然また来ます!
-----↓以下 初回訪問時レビュー(2010年8月)-----
新大久保駅から徒歩5分程度の細道にある小さなラーメン屋です。
「取材拒否の店」の本の中では、店名や住所はもちろん店の外観や料理の写真までモザイクがかけられており、解明に一番苦労しました。でもこの辺では有名な店だったみたいですね・・・
土曜日の開店10分後に行ったところ6人ほど並んでいました。でもラーメンは回転が速いですね。
店内は親父さんが一人で全て切り盛りしているようです。
メニューは中華麺(870円)とその小盛りしかありません。
店内は煮干しの匂いが充満しています。
親父さんから手渡される丼には麺とスープがこぼれるぎりぎりの量まで入っています。
スープは油膜が張っているためか、あまり煮干しの味がはっきりしません。
しかしこのスープが絡んだ麺を一口すすると・・・う、うまい!
麺と一緒に食べることで初めてダシの旨味が口の中に広がります。
東北出身で煮干しダシが大好きな私にはたまらない味です。
後はひたすら無言で食べ続けます。
最初は多めに見えたラードも全くしつこく感じません。逆に最後までスープが冷めないためおいしく食べられます。
営業時間がなかなか厳しいですが、再訪を誓いながら店を後にしました。
店主の親父さんはかなりご年配のようですが、いつまでも元気に営業していてほしいものです。
ベストレストラン2011に入れた店を除外してベスト10を選んだら、東京都内の店は3軒しか入りませんでした。
フレンチや懐石などは肩がこりそうで苦手なのですが、31歳といい年齢でもあるので2013年はいろいろチャレンジしていきたいと思います。
しかし何よりも重要なのは健康!
食べ歩きをしながら体重を減らすことも目標ですww