2回
2017/07 訪問
冬>夏
2017/08/28 更新
2015/12 訪問
リラックマ
滋賀の「熊の旅」第3弾にしてトリはもちろんこちら。
滋賀に熊を食べに行ってここに行かずに帰るわけにはいかんでしょう。
京都駅からMKタクシーで6500円くらい。
予約したのは月鍋コース20000円。
15000円のコースもあるのだが、店主に「肉の質が大きく違う」とまで言われてしまったので20000円にした。
往復の交通費も含めると、1食にかける出費としては過去最高額になるなこりゃ。
コースと言っても八寸(子持ち鮎のなれ鮨、鰻の肝の煮こごり、いのししのローストなど)、おつくり(鯉、岩魚、鹿のたたき)の後はすぐに鍋。
つまり20000円の大部分がこの熊肉にかかっている。
ちなみに前日に食事をしたしのはらの店主からは、「熊を食べるなら間違いなく日本一」「自分の人生の中でも3本の指に入るほどの美味」などと散々聞かされており、我々のハードルは青天井に上がっている。
そして出てきた熊肉。
「え!?」と思わず声が出るレベルで脂が溶け始めている。
いくら熊の脂は融点が低いと言っても常温でこれはすごいな。。。冬眠前の一番脂がのった熊だそうだ。
予想通りに口にいれた瞬間に脂は溶け、旨味だけがずっと舌に残る。まぁ、この感覚は鍋に入れている蜂蜜の影響もあるかもしれないけど。
徳山鮓の熊鍋もかなり美味しかったと思うけど、正直ものが違った。
良いものも悪いものも全て猟師から買って良いものしか客に出さないから値段が高くなるとは聞いていたが、確かにこれなら20000円になるのかな。
最後の栃餅を入れた雑炊もこれまた泣けるほど美味しい。妻は東京に帰ってから栃餅を探しているらしいが、良いものはなかなか手に入らないみたいだ。
ちなみに平日で客が2組しかいなかったせいもあるかもしれないが、鍋は店員が付きっきりで提供してくれた。接客も暖かく、とてもリラックスして食事ができた。
サービス料15%もこれなら仕方ないか。
金額を考えると少しでもマイナスなところがあれば大きく減点になるかなと考えていたけれど、今回の月鍋は本当に満足。
鮎の季節にもぜひ来てみたい。
2016/01/11 更新
一昨年の冬に感動的な月鍋を食べたこちらに今回は鮎を食べに再訪。
当然ながら店周りも店内から見る外の景色もまた違いますな。
今回の20000円の鮎食べコースの内容は以下。
じゅんさいのお吸物
八寸(子持ち鮎のなれ鮨、鹿のロースト、鯉の子の煮付け、青梅の蜂蜜煮など)
鯉のあらいと鰻の焼き霜
鮎の塩焼き 3匹
鮎の塩焼き 2匹
月とすっぽん鍋
鮎の塩焼き 2匹
丸茄子とイチジクの焚き合わせ
鮎飯
枝豆餅
料理はどれも非常に美味しく、特に不満はない。
全く泥臭さが無い鯉のあらいは素晴らしいし、熊肉入りのすっぽんスープの旨味もすごい。
鮎の出汁で炊いた鮎飯は香りからして美味い。
ただメインの鮎の塩焼きは、「2万円+サービス料15%」という高い高い期待値を少し下回った。
小ぶりだからか、7月下旬という時期のせいもあるのか、風味も味も淡白に感じられた。
夏の鮎も落ち鮎も同じような焼き方するのかな?
「美加登家」や「柳家錦」ではここの半額くらいで食べられると考えると、CPの部分でやや点数は落ちてしまうね。
秋の鮎と松茸にも興味があるが、松茸も加わるとなるとさらに支払いは倍かしら・・・