2回
2021/01 訪問
山猫は牛も食べる
2021/01/13 更新
2018/01 訪問
山猫はすっぽんも食べる
1度は食べて見たかった、噂に名高い山猫軒のすっぽんコース。
酒にこだわりがありそうな店だったので完全下戸な我々は行くのを躊躇していたのだが、マイレビュアー様からアドバイスしていただき安心して予約。
店内はカウンター席のみ15席ほど。
土曜日だけあって満席だ。しかも結構みんなバラバラのコースを頼んでいるらしく、店内は準備で大わらわである。
我々のすっぽん尽くしコース(15000円)の内容は以下。
すっぽんの血入りパン
すっぽんの出汁巻き卵
前菜盛り(えんぺらの酢味噌和え、レバーのスモーク、カラスミ、腸の炭火焼)
すっぽんの腸の佃煮と絹豆腐
えんぺらのお椀
すっぽん脂で炊いたごはんとすっぽんの卵のみりん醤油漬け
粥のすっぽんの腸の佃煮生姜載せ
串焼き(腿の脂、胃袋、レバー、胸肉)
塩味のまる鍋
すっぽんチャーハン
醤油味のまる鍋、白トリュフ掛け
すっぽんの唐揚げ、スモーク
おじや
牛乳のアイスクリーム、ピスタチオソース
パネットーネ
こうして改めて書き出してみてもすごいコースだ。
浅学な我々は名前すら知らなかったが、ここの服部すっぽんはすごい。塩味のまる鍋なんて、本当に水とすっぽんと塩だけだもんね。
本当に美味しいすっぽんは臭みをとる必要も無いし、調味料を足す必要も無いのだ。
もちろんこちらの毛ほども手抜きがない食材選びと調理がすごいのは言うまでもなく。
周りの他コースもそうなのだが、調理法が和洋中と多岐にわたっているのにきちんとした1本のコースになっている。
店主は我々が黙々と食べているのを見て、口に合わなかったのではと心配されていたが、我々は美味しい店ほど寡黙になるのです(まずい店は食事に興味を失って喋り始めるww )。
料理が3倍は美味しそうに聞こえる店主のお話も必聴である。
スタンダードコースもすごく美味しそうだったけど、次回は見蘭牛を食べに来てみたいなぁ。
2018/03/12 更新
以前食べたすっぽんコースに感銘を受けたこちらに、今回はスタンダードコースをいただきに来た。
このコロナ禍でもカウンター満席はさすが。
本日の15000円のコース内容は以下。
鶉出汁の茶碗蒸し
前菜盛り合わせ(黒豆、山牛蒡など)
鯛とカンパチの刺身
煮穴子の寿司
ハモの天ぷら
上海蟹の紹興酒漬け
フカヒレスープ
今帰仁アグーの酢豚肉まん
見島牛出汁の煮クラゲ
シャルキュトリーの盛り合わせ
チーズ2種
見島牛のミスジの薄切りステーキ
猪汁のぶっかけ飯
チョコレートパネットーネ
うーむ、和・洋・中の全ジャンルの料理が美味い。おそらく店主は目の前の素材はどう調理すれば最も美味しくなるかがもう分かっており、その最適解に向けて手を動かしてるだけな気がする。そうじゃないとこんなコース構成無理だもの。
個人的には憧れの見島牛を少しだけでも食べられたのがとても嬉しかった。サシがたくさん入っているのに脂をほとんど感じさせない奇跡的な肉だった。
季節を変えて必ずまた来ます。