2回
2024/07 訪問
ご自愛ください
2024/08/15 更新
2023/06 訪問
味付けは塩だけです
口コミ数こそ少ないもののその全員が高得点をつけている茨城イタリアン。
訪店1ヶ月半前の、ホームページ上で翌月の開店日がまだ決まっていなかった時期にメールで質問したところ、「北海道から来られるならばその日は開けます」とのご返事をいただいた。その対応だけでも感謝感激。
そして当日、金曜日の夜に妻と2人で訪店。この日は我々ともう1組のみだった。
本日の12500円のコース内容は以下
豆と自家製チーズとサクラマスの前菜
鰯の自家製パン粉焼き
とうもろこしのズッパ
鰹とプラム
山菜のフリット(アズミ、山うどなど)
梅山豚のモツ煮込み
ズッキーニの手打ちタヤリン
月山筍のカルボナーラ風
ひな鳥の丸焼き
チーズタルト、イタリア風プリン、カッサータ
結果としては目からウロコがぽろぽろと落ち続けた3時間だった。
タイトルの「味付けは塩だけです」というセリフは、上記料理の半数くらいで店主が言っていた言葉なのだが、確かにシンプルなのに信じられないほど素材の旨味が引き出されている料理が続く。
とうもろこしを最も美味しく食べる料理はズッパだったのかと思わされたし、過去に食べたどこの山菜の天ぷらよりもここのフリットが美味しかった。トロトロに火を通されたズッキーニと一緒に食べる手打ちタヤリンの食感は、パスタなのか飲み物なのか・・・
ちなみに我々は下戸であると伝えたところ、「甘いジュースよりもお茶の方が料理に合う」と言って水出しの黒豆茶や烏龍茶を出してくれた。これがまた本当に美味しくて、今までイタリアンで飲んでいたジュースとかノンアルコールワインとかは何だったのかと考えさせられた。
そして最後の会計の時に最も驚愕したのだが、消費税無し(今はあるみたい)、サービス料無し、我々がガブガブ飲んだお茶も全部無料だったらしく、支払い額が2人で25000円ジャストだった。お茶代くらい取ってくださいよ。。。
都心から1時間でこの店に来れるなら、もう東京でイタリアン食べる必要なんて無いじゃん。
再訪必至です。
2023/07/04 更新
昨年初訪問したレストランの中では間違いなく3本の指に入ったつくばのイタリアン。
今年も何とか機会を作って日曜日のランチで訪店できた。
現在は昼夜どちらかで1日6名までと昨年よりハードルも高くなり、自分のスケジュールと合ったのは運が良かった。
本日の15000円のコースは以下
・桃と自家製モッツァレラチーズの冷菜
・大貝の白ワイン蒸し、黒オリーブとアンチョビソース
・生水茄子とパルミジャーノ・レッジャーノ
・長茄子とパルミジャーノ・レッジャーノのオーブン焼き
・煮穴子、赤ワインとカラマンダリンソース
・カロッツァ、アンチョビ載せ
・梅山豚の挽肉と鶏レバーのタヤリン、高カカオチョコレートと赤ワインソース
・ジャガイモのニョッキ、トマトとチーズのソース
・十勝の完全放牧牛のロースト
・リコッタチーズのケーキ、パッションフルーツ
うーむ、相変わらず素晴らしいコースだった。
茄子とパルミジャーノ・レッジャーノの組み合わせで全く異なる料理が2皿出てきたかと思えば、レバーとチョコレートと赤ワインという一見ケンカしそうな味の濃い食材を極細タヤリンに合わせる意外性。しかしどの料理も食べてみるとこの調理法が最適なのだと分かる。
本物のニョッキってこんなに魅惑的な食感なんだなー。
店主は室温50℃超え(?)の厨房で慢性的な脱水に陥っているらしく、「亜鉛不足で味覚が鈍い」としきりに言っていたが、おそらくその味覚が私の5倍くらい鋭いのだろう。
来年は夏場は営業しないかもということでハードルはさらに上がりそうだが、また必ず来たいものだ。