令和4年3月29日(火)
ご近所に私と同年輩と思える元気なお爺さんがいらっしゃるんです。
そのお爺さんの元に一ヶ月に一度ほど4歳くらいのお孫さんを連れて娘
さんが遊びに来られるんですね。 夏にはそのお孫さんとお爺さんが仲
良く近所の公園に昆虫採集に行かれるのをほのぼのと見させてもらって
いました。
ある日、私と家内が庭で卓球を楽しんでいた時、お孫さんがピンポンと
いう音に反応されて卓球を見学したいと --- ? もちろんお孫さんにも
ラケットを渡し卓球を楽しんでもらいました。
その折、お爺さんがこの小振りな卓球台は家庭用に良いですねと、そし
て私が何気なく10,000円ほどで安いですよと伝えましたが、暫し考慮
した後に、かぶりを振り、そんなに高いんですかと --- !
その折のお孫さんの --- 欲しいと言えずに我慢している顔が目に焼き付
きました。
以降、そのお孫さんを喜ばせてあげたいと思い、前々から購入を検討し
ていたnゲージジオラマを木製ベッド上に3層に組み立て電車も都合
10セット揃え見せてあげようと自宅前を通られるのを待ちました。
ある日、そのチャンス到来、電車好き?と声をかけようと思い近寄りま
したが、ふと卓球台の折のお孫さんの苦悩している顔が脳裏をかすめ
ついつい何も言えず --- 私がお孫さんの喜ぶ顔が見たいと思うのは私
の自分勝手ではないのかと、はたと思い留まったのです。
もしそれが欲しいと思った折のお孫さんの悲しげな顔が再度頭をよぎっ
たのです。 善意のつもりが --- 逆効果になる可能性のある場合は善意
の仮面を被った悪意でしかないと大反省でしたね!
子供、孫への教育に我慢を教えるのも重要、でも我慢を強いるのも限度
もの、極力そういう環境を排除するという配慮も愛情の一つではないで
しょうか?