『中欧4か国巡り旅行記② チェスキークルムロフ、プラハ編』トントンマンさんの日記

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旅行3日目は、ウィーンを出発してチェコのプラハに向かう行程でしたが、途中、チェコ南部の小都市チェスキークルムロフに立ち寄りました。
チェスキークルムロフは、13世紀に南ボヘミアの貴族ヴィートコフ家の分家によって城が築かれたのが始まりの歴史ある都市で、14~16世紀を中心に手工業と商業で発展を遂げました。
旧市街には、そんな繁栄の面影を感じることが出来ました。
1992年には世界遺産に登録され、世界一美しい街というキャッチコピーでも語られたことのある街らしく、小雨そぼ降る肌寒い中でしたが、これもまた風情。そちらでのランチでは鱒を肴にバドワイザーの元祖のビールを楽しむことができましたし、散策中に食べたチェコの伝統的お菓子トゥルデルニークも美味しく、とても心地よいひと時を過ごせました。

ところで、ちょっと余談になりますが、バドワイザーと聞くとアメリカと思っている人が多いと思いますが、実は発祥はチェコなんですよね。
と言うのも、1876年にドイツ系アメリカ移民がアメリカでビールの製造を始め、地元欧州で有名なビールの名産地ブドヴァイス(チェスキークルムロフと同じチェコ・南ボヘミア州にあるチェスケー・ブジェヨヴィツェ市のドイツ語地名です。)の名前を採ってバドワイザー (Budweiser) と命名。すぐに米国国内で商標登録を完了させてしまいました。
怒ったチェコ側はアメリカとの間で訴訟問題にまで発展し、最終的にはアメリカ側はヨーロッパでは「Bud」(バド)「Busch」(ブッシュ)の名前で販売、逆にチェコ側はアメリカでは「Czechvar」(チェコヴァル)という名前で販売することで合意したそうです。

それはさておき、その日は、プラハまで出て地ビールのピルスナーウルケルをお供にディナーをとりました。
こちらもチェコでは最も有名なビール。
とても美味しかったです。
ところが、ビールはとても美味しかったのですが、肝心のお料理の方は・・ちょっと残念でした。


翌日(4日目)は1日プラハ市内観光となりました。

午前中は、ツアー行程。
現地ガイドさんの名案内でプラハ城を回りました。
壮大な聖ヴィート大聖堂などを見学してから名所カレル橋を渡って旧市街に入り、チェコの郷土料理のグラーシュ(ビーフシチュー?)とクネドリーキ(茹でパン)を楽しみました。

午後は、フリータイムを選択して街を散策。
プラハはほんと美しい街です。
旧市庁舎の一部を構成する時計台に上ってプラハ市内を一望した後は、市民会館の洒落たカフェでコーヒータイム。プラハは、ビールだけでなく、スイーツのレベルもなかなかでしたね。

帰りは現地スーパーに立ち寄った後、MUSEUM駅から地下鉄に乗ってホテルまで自力でたどり着きました。
ディナーはホテルでのブッフェで朝食とあまり変わり映えしませんでしたが・・・

何はともあれ天気にも恵まれ充実した1日を過ごすことができました。
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