レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2010/03訪問 2010/08/08
北海道スローフード・フレンズの重鎮である宮崎ご夫妻が切り盛りされてるお店です。それだけにこと素材へのこだわりにかけては申し分ありません。
お店は清水公園の入り口駐車場際にあり、店内は中央に薪ストーブが置かれ、テーブル席、小上がり席と結構広いです。
料理の基本は、できる限り地元清水町産のものを取り入れた地産地消です。
一例をあげると抗生物質を使わず動物性飼料も極力抑えた薮田ファームの豚肉、十勝産大豆のみを使う創業80年の石川豆腐店の豆腐、その他町内産の野菜・マメ類、有機大豆使用の自家製の味噌など。他地域のものでもサロマ湖の天然塩などのこだわり素材を使用しています。
その原点は美味しいということと身体にやさしいことで、抜群のロケーションの中で優雅なランチタイムを過ごした後は身体がスッキリしていること請け合いです。
1日10食限定のシアンルルランチ1000円でスローフードを満喫していただくのが一番のお薦めです(美味しいですよ♪)が、その他に薮田豚をメインに据えた肉ランチや500円のワンコインランチなどもあります。
食後は話題豊富なオーナーご夫妻とおしゃべりするのもよし、店内に陳列されているスローフードの雑誌や多種類の豆のサンプル、今は希少品となった八列とうきびなどを眺めるもよし。お腹だけでなく色んな満足が得られるお店です!!
3位
1回
2010/03訪問 2010/08/12
脱サラして東京から移住された吉川さんご夫妻が経営される一軒屋カフェです。
まずはその雰囲気。更別の巨勢ですからまさに畑地のど真ん中。その防風林の陰にひっそりとたたずむのが植えるカフェです。
ランチタイムのみの営業ですが、管内各地から仕入れる素材は、オーナーが吟味を重ねたものだけにどれも特筆もののこだわり品です。しかも、オーナーの個人的なツテでここでしか手に入らないものもあります。一例を挙げれば、さらべつチーズ工房のリコッタ。同工房は「酪佳」という熟成ゴーダチーズの単品生産なのですが、当店のためだけに副産物であるホエーを利用したリコッタを納品しているようです。
自家製ハーブで彩りと香りを添えた料理はどれも吉川さんの御苦労のあとが感じられる自信作です。
デザートとともに是非試してほしいのが店の前で自家栽培しているハーブを用いたハーブティーです。
帯広在住時は東京から知り合いが来るとよく案内していました。これぞ十勝ということが、味の面でもロケーションの面でも満喫していただけるからです。ほぼ全員が大変満足していたのは当然のことでしょう。
私が密かに応援している「十勝おやじの背中を超える会(通称:おやせな)」では、実践者としてアドバイザー的な存在なのだろうと思います。頑張れ吉川さん!
4位
1回
2013/02訪問 2013/02/10
(2013.2)
上の娘の誕生日祝いと下の娘の合格祝いのダブルのお祝いで久しぶりの訪問となりました。
今回もペアコースを注文。
メインの肉、魚は今回も2人前づつ頼みましたが、写真のとおりのボリューム、かついずれ劣らぬ素晴らしい味です。
これで3500円ならやはりコスパはケチのつけようがありませんね。
以前と比べて産地、生産者の説明があまり無くなっており、こだわり度はやや落ちた印象もありますが、それでも上々のレベルはキープしています。
(2010.7)
一度行ってはまってしまい、誕生会や何かのイベント時によく利用させていただいています。
その殆どで頼むのがペアコース3500円。
アミューズ&前菜(サラダ含む)計4皿&パン→ピザ→パスタ→お口直し→メイン→デザート&ドリンクといった内容なのですが、すべての料理が充実しています。殆どの料理が有機野菜やこだわり素材を使っており、身体にやさしい感じなのが素晴らしく、量を食べても決して罪悪感がありません。
また、メインについては肉、魚のチョイスですが、4人以上ならそれぞれを頼んで取り分けることもできます。取り分けといっても相当のボリュームですので、実質フルコースと同様です。
とにかくこの値段でこのこだわり料理、このボリューム、何をとってもケチのつけようがありません。
店員さんの接客、笑顔も最高です。
5位
1回
2010/08訪問 2010/08/22
北海道十勝で2年半、本物の味を食べ歩いてきた身には、関東の外食店のレベルの低さが痛感されるのですが、中には例外のお店もいくつかあります。
こちらもそんな私の心を和ませてくれるお店のひとつです。お店は養蚕農家だったお宅を改装したとのことですが、まずそこが気に入ったところ。決して内装はきれいではないですが、落ち着ける雰囲気のあるお店です。
そんな当店の一番のお薦めメニューは店名にもあるとおり、「ほうとう」850円(大盛りは100円増し)です。色んなメニューのある店ですが、最初の訪問時はまずほうとうを注文することをお勧めします。国産小麦でうった麺は、まず神奈川ではなかなかお目にかかれない本物の味です。手前味噌になりますが、私は、日本一の小麦産地十勝で色んな地産地消のイベントに参加し、うどんを嫌というほど食べてきました。最近の十勝産秋まき小麦の中心になりつつあるキタホナミと比べるとやや粉の香りにクセがありますが、ふすまを残して挽いているためで、ほうとうにはよくマッチした素晴らしい麺だと思います。しかも無農薬栽培とのことですしね。
麺の素晴らしさを感じてもらうには、手打ちつけ麺600円がお薦めです。薬味のみついてくるシンプルなつけ麺ですが、小麦の美味しさを十分堪能できます。
ほうとうの具やそのほかのメニューも地産地消を中心にこだわり素材をたっぷり使った身体にやさしいメニュー揃い。その中でも玄米チャーハン800円は決してサラッとしたチャーハンではありませんが、しっとりと独特の味を出しています。
実は、このお店を存じ上げてからまだ3年半ほど。その殆どの期間が北海道暮らしでしたので、常連になることができませんでしたが、これから常連を目指したいと思います。家も近いですし。。。
6位
2回
2017/09訪問 2017/09/25
同じ企業で30数年過ごすと色々な出来事があります。
そのトリガーとして、例えばバブル経済の崩壊なんかは典型的なのでしょうが、それ以外にも色んなPEST(政治、経済、社会、技術)によって、企業は様々な影響を受けることがあります。
そして、そういう事象は、会社にとってはハッピーでない結末を迎えることで我々の記憶に残ることが多いわけですが、その逆で、あまり目立たないけれども災い転じて福となすようなケースもあります。
いずれにしても、その結果を評価するのは、相当時間が経ってから一つの歴史として評価されることになるのでしょうね。
なんか感慨深いプロローグになってしまいましたが、今回は、私の会社にとって一つの激動期を共に過ごしたメンバーとの再会の宴席がこちらで開催されました。その激動期に我々が獅子奮迅した結果については、今なお現在進行形ですので、評価云々は尚早ですが、今や全員職場がバラバラですので、何かきっかけが無いと集まりづらいんですよね。
今回、そのきっかけとなったのは、当該メンバーのうち3年ほど海外で勤務していた人が無事帰還したこと。週末ということで山形、宇都宮で働いているメンバーも駆け付け、総勢6名での宴席となりました。
この会の首謀者は私なのですが、こちらのお店が行きつけで、この辺りのお店に精通している幹事さんに手配等はお願いしました。
ところが、当店を選ぶにあたっては、ちょっと紆余曲折があったそうです。と言うのも、当店、一時休業していた期間が2か月ほどあったそうで、常連さんの幹事も再開したことには気づいていなかったらしいんです。ところが、今回私が宴席を持ちかけたことで、改めて確認したらお店を再開していたことが確認できたそうで、そういう意味でも思い出のメンバーと思い出のお店でということが実現したわけです。
そんなことで、19時開始の宴席となりました。
まずは生ビールで乾杯し、再会を祝します。
最初の料理が当店名物のバイ貝の煮付け。やはりこの日のコースもこれからスタートとなりました。
当店は、相変わらずおまかせコースのみのようです。
料理は相変わらず豪快で、一品一品の量が凄いです。6人のうち2人は0次会をやってきていたようで、料理半分くらいでギブアップ気味でしたが、それ(残っている料理)を見た奥さんから叱られたのなんの・・・
客をそこまで本気で叱るか?と思われるくらいでした。
それでも、その2人とも何とかごまかしごまかし最終コーナーに辿り着いたのですが、実は、この日の料理の提供ペースはかなりスローで、料理のラストの焼き魚が出たのが22時10分過ぎ。デザートのフルーツ盛りは、それからさらに1時間掛かりました。
終電に引っかかるメンバーの1人はデザートを食べずに帰らざるを得ない有様。客は総勢4組19名で、この調子ですから、当然1回転のみ。普通のお店の感覚ならオペレーションは破綻状態と言っていいでしょう。
しかしながら、久しぶりの再会だったので時間の経つのはあっという間でしたし、このあたりのいい加減さが当店の魅力でもあるので、なぜか腹を立てる気にはならなかったんですね。
お酒は、ビールの後、お決まりの富山の地酒「羽根屋」半升と焼酎のボトルを1本と少々。
料理8品にこれを加えて6人で4万円ですので、コスパも十分。
以前と比べると料理の豪快さもかなりグレードアップした感じでした。
なんだかんだ言っても、ノー炭水化物でほぼ魚介系一色のコースは当店ならでは。
常連さんになって、店主ご夫婦と気心が知れるようになれば、素晴らしいお店だとの印象が更に高まるでしょう。その分、一見さんには少々冷たいのかもしれませんが。。
(23.6訪問)
職場の同僚と計5人で訪問。金曜日だけあって満席。
富山の名酒「羽根屋」の生酒を2升空けました。
コースは。。。
バイ貝煮つけ⇒ドジョウの肝焼き⇒カニミソ⇒かぶら寿司⇒カワハギ煮つけ⇒刺身(特大!)⇒しめサバとズワイガニの酢の物⇒黒メバルの塩焼き⇒フルーツ盛り合わせ
満足の一夜。@7800円也
(23.1訪問)
今回は職場の同僚と二人で木曜日に訪問。今回は意外に空席が目立ちました。
よく眺めてみると当店は、入口入ったところに4人テーブル6卓と6人テーブル1卓があるほか、奥にカウンター6席と小上がり4人テーブルが2卓あり、計44席と結構収容力があるんですね。
オーダーの仕組みが前回訪問時と異なっており、値段で頼むのではなく、全てお任せで値段は時価(といっても大体3500円~4000円程度)ということになっていました。
今回のメニューは以下の通りです。
刺身3点盛り(寒ブリ、マグロ、カツオ)
バイ貝煮つけ(注:巨大)
かぶら寿司
カニミソ
マナガツオの塩焼き(注:旨し!)
かわはぎの煮つけ(注:冷製)
しめサバとホタテ、ズワイガニの三杯酢(注:前回と同じメニュー)
フルーツ盛り合わせ(注:前回と同様たっぷり!)
今回もやはり揚げ物類は無し。お酒は生ビール2杯と焼酎お湯割り3杯、日本酒(キープ)3合。これでしめて11700円(@5850円)と相変わらずリーズナブルでした。評価は変わらず!
(22.11訪問)
常連さんから誘われて職場仲間で飲みにいきました。18時過ぎに入店しましたが、すぐに満席に。ご夫婦二人で切り盛りしているた
め、最初の品が出るまで15分ほどかかりましたが、料理はどれも美味しく、魚好きにはたまらないものでした。
富山からの直送を基本に不足分は築地で調達しているらしいです。
メニューがないため、値段でお任せというのが当店のルール。今回は3500円を頼みましたが、たっぷり太ったイワシの煮つけに始まり、カニミソ、しめサバとズワイガニの三杯酢、刺身3点盛り、巻貝(品名不詳)、ブリカマ、フルーツ3点盛り等全部で10点ほどあったでしょうか。どれもボリューミーでかつ油を一切使ってないのでヘルシー。満腹になっても罪悪感を感じさせません。
八海山と特別入荷の生酒(品名失念)2升があっという間に空いてしまいました。
料理で特に気に入ったのが刺身、特にカンパチは肉厚で今までカンパチといって食べていたものとは別物の感。ズワイガニもしめサバのわき役とは思えないほど主張していました。〆のフルーツがまたてんこ盛りで酔った身体をやさしく癒してくれます。
気がつくと入店から4時間を超過!料理が出てくるのに間があり時間がかかるのは事実ですが、大満足のひと時でした。
7位
1回
2010/03訪問 2010/08/20
広小路の北側、大通りと西1条通りの仲通りにあります。
料理が大変美味しいので、色んな会合に利用しました。カウンター、テーブル席のほか奥に座敷が二間あるので、接待にも十分使えます。
何といっても、職場主催の私の送別会を開催してもらったお店ですから、印象深さは一番です。実はその時、奥の座敷ではとある著名な方が宴を。やはり美味しい店は皆知ってらっしゃる!
さて、メニューですが、お薦めはやはり4500円の飲み放題付き懐石コース。まずは、コースの最初の小皿料理の盛り合わせの見事さに圧倒されてしまいます。接待時も、殆どのお客さんはこれを見てうなってしまうでしょう。本当に料理のどれもが手の混んだものばかりでまさに珠玉の品々といっていいです。これだけで相当お酒が進み十分満足なのですが、コースですから、この後刺身や揚げ物、〆、デザートに至るまで色々な料理が出ます。全ての料理に工夫が凝らされており、しかも大変美味。
こちらも評判のばんしゃくセット2000円(ボリューム満点の料理に酒またはビール一本付き)は私自身は頼んだことがありませんが、一人でぶらっと来る時などは大変お得なメニューだそうです。
業界では著名なご主人ですが、さすがのお店です。
8位
1回
2010/03訪問 2010/11/05
タイトルにはこう書きましたが、既に十勝を離れている身にとっては、懐かしいお店の一つです。
ランチョエルパソから100mほど西にあるわかばビルの1階にあるお店ですが、ちょっと目立ちづらい外観です。店の前の駐車場は7~8台といったところでしょうか。
店名のとおり、地粉にこだわっているのが何よりうれしいです。日本一の小麦の産地である十勝ですが、意外に地元で常時それを使用している店は少なく、生産と消費が分離してしまっている感があります。そんな中、頑張っているのが当店です。
店内は景色の良い箱庭に面したカウンター席(ペアシートにもなる)とテーブル席の小奇麗なお店です。
メニューブックが分厚く、色んなメニューが揃っていますが、一貫しているのは地粉、地産地消にこだわっている点。麺類(うどん、中華)と点心(餃子など)が中心メニューになっています。
ランチタイムは、地粉餃子定食750円、つけ麺と水餃子のセット780円のほか、ボリュームを求める人には汁うどんとミニ豚丼のセット900円などがありまうが、全体にボリューミーではありません。
夜も地粉ぶっかけうどんや地粉ジャージャー麺と水餃子のセット各1050円などのセットメニューがあり、食事だけでも気軽に入れます。
6人程度までの少人数であれば飲み会にも使えますね。
9位
1回
2011/01訪問 2011/12/24
(H23.12)
家内と二人で久々に訪問。
塩出汁が定番メニュー化しており、全てのメニューで選択できるようになっていました。
ひょっとして、私の最初のレビュー(↓「薄口の方が好み」)を見て、対応してくださったのでしょうか???
11:30のオープンと同時に訪問したこともあり、今回、かき揚げは揚げたてを食べることができました。
もっとも、当店の天ぷらは揚げたてでなくても美味しいのですが、とりわけ揚げたては格別です。
出汁巻きもたった200円の割には料亭並みの味と言ってもいいくらいです。
改めて美味しさを見直し、評価もアップです。
(H23.1)
今回も家族4人で訪問。
寒い日だったので、私と家内は温かいかき揚げうどんを娘二人は「冬の新メニュー」の明太バターうどんをオーダーしました。
かき揚げうどんの出汁が前回と変わって薄口になっていたように感じましたが、気のせいでしょうか?
まだぶっかけの季節ではありませんが、ひょっとしたらぶっかけの出汁も私好みの薄味になっていてくれるといいのですが。
今回は評判の出汁巻き玉子を追加注文。さすがの味でした。
行列こそできていませんが、相変わらずのにぎわいぶりで、しっかりリピーターをつかんでいるのがよくわかります。
(H22.9)
住宅街に佇む手打ちうどん、季節料理のお店です。
店の裏手にある駐車場は広く、車で行っても全く問題ありません。
ログハウス風の店内は、カウンター6席に4人テーブル2卓。奥にテラス風の席があり、3人、4人テーブルが各1卓。計21席あります。
お昼のメニューはうどんが中心で、温かいうどん、ぶっかけ(冷・温)、つけ麺といったラインアップで、季節メニューもあります。
トッピングにもよりますが、650円~750円が中心価格帯です。
もう一つの特徴が、200g~500gまで100g刻みで4種類の麺の量を選べること。しかも価格は一緒ですから、ボリュームを求める人は500gを頼むしかありません。でも、驚くほどの量ではないのでご安心を。
今回は家族4人で訪れ、かき揚げぶっかけとちくわ天ぶっかけをそれぞれ2つづつ頼みました。
かき揚げは、カボチャ、タマネギ、ニンジン、みつ葉といったところがたっぷり入っており、セルフのうどん屋によくあるかき揚げとは似て非なるもの。揚げ立てではないものの、感動ものの美味しさでした。
ぶっかけの汁がやや濃いめで、個人的には、もう少し薄口の方が好みですね。
店長と思われる男性一人以外に女性3人が接客していますが、皆大変明るく元気で、声掛け等も気が利いており、注文から会計まで気分良く過ごせました。
大変満足度の高いお店で、夜の部も含め、間違いなくリピーターになりそうです。
10位
1回
2010/10訪問 2010/10/02
訪問したきっかけは、職場の同僚の「大船に社宅のある某社の知り合いから紹介されて行った店にいい店がある」との一言。要するに口コミで訪問したわけです。
お店は大船駅東口から3分ほどの繁華街のはずれ的な場所にあります。
まずは、夜の部でしたが、3人でしこたま飲み食いし、最後に寿司で締めて10000円しませんでした。大船は全体にお値打ちの店が多いという印象を持っていますが、ここも驚きの大船価格と言っていいのではないでしょうか?
その後、夜の部に何度かお邪魔した後、家族でランチタイムに訪問。土曜の12時過ぎでしたが、待たされることなく入れました。夜は2階席まで満席のことが多いですが、昼は1階だけで回転させているように見受けました。
ランチタイムメニューは、満腹にぎり1000円(15貫)以外は700円均一。ただ、その料理の内容たるや700円でいいの?のというものばかり。今回は、日替わりのお弁当と握り寿司、刺身定食を頼みましたが、いずれ劣らぬ内容でした。因みに握り(9貫+鉄火巻き)は、日によってネタが替わるそうですが、今回の9貫は、生ダコ、タイ、アジ、サバ、サーモン、玉子、いくら、まぐろ、海老といった内容で大満足でした。今回は食しませんでしたが、恐らく満腹にぎりの満足度はこれ以上でしょう。
刺身定食は甘エビ、タイ、サーモン、まぐろ、アジがてんこ盛り。付け出しのネバネバ3兄弟(ナメコ、おくら、めかぶ)がこれまた大変美味。おまけにコシヒカリのライスは大盛り、お替わり無料です。
日替わり弁当も刺身、焼魚、天ぷら、串カツ、小鉢といった充実の内容でした。
接客も大変気分良く、総じて昼も夜も大いにお薦めしたいお店です。夜は予約しないと満席で入れないことも多い店ですが、ランチタイムはそれほど混まないので特にお薦めです。
味はいいが、愛想の無い店主が、とか、いろいろある貼り紙が顧客軽視であるとか、とかく悪い評判もある店ですが、私的にはここが十勝の豚丼業界の最高峰に君臨する店だと思っています。
豚丼元祖論もいくつか流派があるようですが、ここも最古参の一つということは疑いないところでしょう。
さて、その豚丼ですが、敢えて北見方面の生産者から仕入れる肉は背油が4cm以上はあるものを使用。要するに市場の上物、極上物ということではなく、もっとも料理に合うものを店主が自分の目で選んでブロックで仕入れているのです。そして注文を受けてからそのブロックを切り分けてフライパン調理。調理している時の店主の佇まいは真剣そのもの。要するにこだわりの塊なのですから美味しくないはずがありません。当店独特の味噌味もいいですが、王道の醤油味豚丼もここのを食べれば、ヨソとは大きな差を感じます。特にバラ肉豚丼で著名になった行列店や駅前の超著名店、当店近くの黒さが特徴の商売っ気たっぷりの著名店などに行かれる方々、是非食べ比べてみなはれ。私の評が決してひいき目でないことがおわかりいただけると思います。
そして、もう一つの名物がカツ丼!!これも間違いなく十勝一。全国でカツ丼選手権でもあれば是非とも推薦したい一品です。しんなりした玉ねぎ、卵のとろみ、さくさく感がきちんと残っているカツ、まさに名人芸というべき一品です。
貼り紙については、各種ブログで解説されている通り、お客さんに美味しいものを美味しい状態で食べてほしいという心遣いから出ているもので、決して顧客軽視などではなく、その正反対だということを申し添えておきます。