トントンマンさんが投稿したL’AS MINAMIAOYAMA(東京/表参道)の口コミ詳細

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L’AS MINAMIAOYAMA表参道、外苑前、乃木坂/フレンチ、ビストロ

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 3.6
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/05 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス3.6
    • | 雰囲気3.6
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

【3000軒記念レビュー】経験したことの無いニュースタイルフレンチで大満足のひと時を過ごしました

☆平成27年5月23日(土)訪問

ついにこの日がやってきました。クラウン制度は知っていても、食べログを始めた当初は、クラウン5個の3000軒なんて数字は夢のまた夢くらいの感覚でした。それが、やっているうちに徐々にその気になってきて、気がついてみたら到達!!
家内と娘二人の平凡な家庭を持って、家庭での食事を中心とした普通の食生活をしているおじさんでも可能なラインなんだということが証明できたということでしょうか。

あっ、ここは飲食店レビューのページなので、こんなことをダラダラ綴ってはいけませんよね。
3000軒達成の思いについては、今後のレビュー方針の見直しの考え方(要は初心に帰るということ)ともども日記の方にアップしておりますので、興味のある方は、そちらをご参照ください。

さて、今回記念すべき3000軒に選んだのは表参道にあるこちらのお店です。本日現在食べログベスト500、評点4.20点と文句ありません。マイレビさんの評価も上々です。
私のレビューは毎度述べているようにコスパ命ですから、お店を選ぶ時もコスパランキングを重視していますが、その点でもコスパ評価は何と4.39点ですから申し分無いお店です。
正直超有名店というほどではないお店かもしれませんが、私らしい3000軒記念としては、少なくともお店をチョイスした時点では十分過ぎるくらいの期待を持っていました。

この日は、このランチに備えて朝食を軽めに済ませたあと、ウオーキングに励みました。昼前に家内と二人で家を出て、原宿からさらに駄目押しのウオーキングでアプローチするコースを採りました。竹下通りを抜け、明治通りを突っ切って青山通り方向に向かって直進します。途中1〜2箇所クネクネっとした道を通りますが、都営住宅の中を抜けると青山通りにぶち当たり、歩道橋を越えてカレー屋さんの天馬の脇の道を入ります。ファミマの角を右折して一つ目の角を左折します。するとこんなところに!という感じで突然お店が現れます。

コンクリートむき出しといった感じの外観は、お店とは思えない構えですが、質素に店名とメニューが掲示されていました。ワインバーであるCORKというお店と当店、厨房、トイレ等を共用する同一経営の2店が同居している格好です。
CORKは、カウンターのみのお店で外から店内が見通せます。その脇の道を抜けて奥へ進むと当店、L’ASの入口があります。

12:30の予約で伺ったのですが、ほぼ満席。テーブル席のみ40席の空間ですが、我々が入店して10分後くらいには完全に満席になっていました。
店内ではパッと見10名はいると思われる店員さんが皆汗をかきながら仕事をこなしています。CORKと共用とは言うものの、この規模のお店でこの店員数?とちょっと疑問も湧き起こりました。
料理はお任せコースのみの提供なので、席に座るとテーブルに内蔵されている引き出し(ナプキン、食器、メニューが入っている)の説明、苦手な食材があるかどうかの確認、飲み物オーダーの確認とスムーズに流れていきます。
それからものの2~3分で一品目の料理である自家製モッツァレラチーズがスプーンに乗って登場です。これは旨い!今までのモッツァレラチーズってなんだったんだろう?という感じですね。
二品目は、当店名物のフォアグラのクリスピーサンド。あのハーゲンダッツのクリスピーサンドを小型にしたような料理で、フォアグラの濃厚さとキャラメル・オレンジソースの甘さ、クリスピーのサクサク感が絶妙で、これまた絶品です。
三品目は、著名な(と言っても我が業界だからかもしれませんが・・)ルコラステーションからの野菜を使ったカクテル。これまた素材の旨みが十分生かされた絶品料理です。
四品目は、カツオの燻製のマリネのブロッコリー&マスタードソース、パクチー添えですが、どうしたら、こういう味の組み合わせが思い浮かぶのがお聞きしたいくらいですね。
五品目は、北海道産帆立貝にフリットですが、ヤングコーンの全てを味わう一皿という修飾語が添えられています。帆立貝とヤングコーンのフリットにヤングコーンのひげがあしらわれ、まさに季節素材のヤングコーンを堪能できました。
メインの六品目は、カシュー仔豚のロースト。千葉県産のカシューナッツを食べさせて育ったプリプリの豚肉のローストです。ソースは、カレドンチェッロ(イタリア産キノコ)を使ったやや甘めのソースでしたが、前の皿の帆立貝=ヤングコーンが塩と黒胡椒だけのシンプルな味付けだったのと好対照でよく考えられています。
メインの後にお口直しとしてミニトマトのコンポートが出されます。ハーブの香り漂うコンポートで、これにオリーブオイルを合わせるあたりは良く考えられています。
デザートは、チョコレートのクネルとガレドラロワール(ロワール産ウオッシュチーズ)でサマートリュフを散らしてある甘くてちょっと塩辛いデザート。これも素晴らしい味でした。

私の過去のランクで最高評価をした代官山のマダム・トキが正統派のフレンチだとすれば、こちらは創作フレンチ、あるいはニュースタイルフレンチという感じ。料理そのものもそうですが、単一メニュー、食器は客席の引き出しの中にあって客が自ら取り出すといったオペレーション、景色などには全く気を使わず食べることだけに専念する空間作りといった効率性の追求姿勢なども含めてまさにニュースタイルです。因みに二人で伺ったこの日は、最後の料理が出てくるまで約80分。小気味良過ぎるくらいのスムーズな提供でした。

一点だけ注文を申し上げると、店員さんにやや笑顔が足りなかったこと。忙しいのは分かりますが、もうひと押しのホスピタリティがあれば言うこと無しでした。それからスペースにやや余裕が無い点も気になりましたが、これは効率性追求とトレードオフ関係ですから致し方ないでしょう。

それにしても、帯広時代から積み重ねてきた3000軒レビュー。色んな思い出を想起しながら味わった感慨深いランチタイムとなりました。

  • ということです。(デザートサービス)

  • 出来立て自家製モッツァレラチーズ

  • L'ASスペシャリテ フォアグラのクリスピーサンド”キャラメル・オレンジ味”

  • フォアグラのクリスピーサンド 断面

  • パン

  • 桃カブと水茄子、グレープフルーツのカクテル

  • 燻製にしたカツオのマリネ ブロッコリーとマスタードのソース

  • 北海道産帆立貝のフリット ヤングコーンの全てを味わう一皿

  • 北海道産帆立貝のフリット アップ

  • カシュー仔豚のロースト カンドンチェッロ、カシューナッツのエーグルドゥース

  • カシュー仔豚のロースト 断面

  • ミニトマトのコンポート、バジルジュレ ピアノグリッロを添えて

  • ミニトマトのコンポート、バジルジュレ

  • しつこいですが。デザートの濃厚なチョコレートのクネルとガレドラロワール サマートリュフを散らして

  • オリジナルブレンドハーブティー

  • ハーブティー

  • 店頭のメニュー

  • 店内のメニュー。店頭のより詳しいです

  • テーブルに内蔵されたこの引き出しに食器、メニュー、ナプキンが収納されてます

  • 引き出し内の食器

  • L'ASの入口

  • L'ASへの進入路

  • 見えているお店がCORK、奥がL'AS

2015/07/23 更新

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