トントンマンさんが投稿したクアコーヒー(神奈川/東戸塚)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

トントンマンの“B級”の目線

メッセージを送る

この口コミは、トントンマンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

クアコーヒー東戸塚/その他

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2015/09 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味-
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

趣味もここまでくるとプロ顔負けというか、まさしくプロ中のプロと言えるのでは?

この日は、コーヒー豆を仕入れにこちらのコーヒー豆専門店にやってきました。
長らく自宅でのコーヒー抽出を休んでおり、家内が購入している境港の澤井珈琲のシングルパックコーヒーで妥協していたのですが、先日久々に電動ミルをお蔵から探し出し、ユーコープ東戸塚店に入っている南蛮屋で仕入れたコーヒーを挽き立てハンドドリップでいただいたところ、眠っていた何やらが目覚めた感じでした。

今回は、境木エリアを訪れたついでに、ちょっと足を延ばして、かなりこだわりのありそうなこちらのお店に立ち寄ることにしたものです。
境木の商店街の通りを奥へ進むと、下り坂にかかる辺りから完全な住宅街になりますが、その一角、下りきるちょっと手前のエリアにお店はあります。
外観は、お店というよりは完全な一軒家。その一階がクアスタジオという陶芸教室で、地下室がコーヒーの焙煎販売スペースになっています。
坂の上の方からアプローチしたので、まず一階を訪ねてしまったのですが、中にいたご主人が出てきて用件を聞いてくださり、コーヒーと告げると地下室の方を案内してくれました。
地下室の入口はちょっとした駐車スペースになっており、「オンデマンド珈琲焙煎店」との表示があります。ホームページには、「居るとき要るだけ煎る」というキャッチフレーズがありましたが、言い得て妙ですね。

店内に入るとまず目に付いたのが焙煎室。ご主人の手作りだというこの焙煎室の中にはご自慢のJB&SONS社の2バレル サンプルロースター(何と、1909年8月にニューヨークシティのJABEZ BURNS&SON社 がパテントしたヴィンテージマシーンで、現在の直火焙煎機の原型だそうです。本機は1958年10月製とのこと。)がありました。ご主人がかつて海外勤務されていた折、コーヒーショップで見かけて以来欲しいと思っていたものを焙煎室を作るにあたって探し回り、カナダで見つけて個人輸入したものだそうです。「国内で他にあるかどうか不明なので、敢えて国内唯一とは言わないが、他にある可能性は限りなくゼロに近いだろう。」とおっしゃっておられました。

入口には、本日の試飲コーヒーとして2種類のコーヒーの名称(ニカラグア&パプアニューギニア)が掲示されており、ご主人からどちらにするか聞かれましたが、たまたま店内にフェアトレードの説明のあったグアテマラを所望したら、それもOKとのこと。まずはこれをいただくことにしました。
ご主人が件の焙煎室でハンドドリップで淹れてくださったコーヒー、奥様お手製のカップに入って登場です。聞けば、陶芸教室のほうの主は奥様だそうで、地下室に展示されているカップ類もほとんどが奥様お手製のものだそうです。
ご主人は、コーヒー専門と謙遜されてましたが、焙煎室にしても、ロースターの横にある自称「ちゃふ取り装置」にしても、さらにはロースターの温度計にしても全てご主人の手作りだそうなので、趣味もここまで高じると生半可なプロではとても太刀打ちできないですね。

しばらくして淹れあがったグアテマラをご主人と二人でいただきましたが、お互い顔を見合わせて思わず「うん」と頷きあってしまう極上のコーヒーです。マイルドな酸味もいいですが、このコーヒーの最大の特徴は、深〜いコクですね。このコクが思わず頷かせてしまう魔力を持っています。
ご主人も一緒に飲まれるのは、お客さんに試飲させた味を自分でも確認したいからとのこと。よく見ると、試飲、焙煎など全てのコーヒーに関する記録を事細かくメモにとってらっしゃる様子でした。こりゃあ凄いや!と思わず感心です。
で、ご主人によれば、このコーヒーを抽出した湯温は86℃だそうです!!

ご主人とは、共通の知人もいたりして、かなり話が盛り上がりましたが、盛り上がりついでに、本来ならこのグアテマラを購入すべきところ、訳あって、焙煎をお願いしたのは、ブラジル=イエローブルボンになりました。価格は200gで1160円です。
15分ほどで焙煎していただきましたが、焙煎の様子、ちゃふ取りの様子を間近でじっくり見ることができました。

ご主人からは、一晩寝かしてから飲まれたほうがいいと言われたのですが、早速持ち帰ったそばから、おやつに買ったクッキーに合わせて家内といただいちゃいました。

ブラジルイエローブルボンは、サンパウロ州の1850m〜2100mの高地で生産されるイエローブルボンという品種の豆です。こちらもグアテマラ同様深いコクがありますが、同時にフルーティーさも感じ、酸味はそれほどないですね。ビターチョコレートのような風味も感じます。
ベストコンディションは翌日とのご主人の説明にしたがって、掲載写真は翌日の朝食時に撮影したものにしました。

やっぱり、美味しいコーヒーで一息つくのは至福のひと時ですね。
ご主人とはかなりご懇意になりましたので、ちょっと不便な場所ではありますが、これは恐らく再訪確実だと思います。
ご主人は謙遜していらっしゃいますが、食べロガーのコーヒー通の方には是非ご訪問いただき、論評いただきたいなと思うお店です。

  • ブラジル イエローブルボン

  • 豆の膨らみは素晴らしいです

  • 抽出中

  • ブラジル イエローブルボンのパッケージ(@自宅)

  • ブラジル イエローブルボン(お店にて)

  • ブラジル イエローブルボン 生豆(お店にて)

  • ブラジル イエローブルボンの解説

  • お店で試飲したグアテマラ

  • グアテマラの解説

  • グアテマラフェアトレードの解説

  • 本日の試飲コーヒー

  • コロンビアとパプアニューギニア

  • ブラジルとニカラグア

  • ケニア

  • 価格一覧

  • これがご自慢のJB&SONS社製の2バレルサンプルロースター

  • この機械は、1958年10月12日製造らしいです

  • マスター手作りのちゃふ取り装置

  • ロースターのパテント

  • 焙煎室

  • 店内

  • 奥様の作品が並びます

  • コーヒー焙煎販売と陶芸室の案内

  • コーヒー焙煎販売のパンフ

  • 入口

  • 地下焙煎室の外観

  • こちらが陶芸教室、コーヒー焙煎販売のある建物の全景です。洒落てますね。

2015/09/10 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ