トントンマンさんが投稿した九州鍋家 KATETE(東京/小川町)の口コミ詳細

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閉店九州鍋家 KATETE小川町、淡路町、新御茶ノ水/居酒屋、もつ鍋、水炊き

1

  • 昼の点数:4.1

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 3.4
      • |雰囲気 3.3
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/07 訪問

  • 昼の点数:4.1

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス3.4
    • | 雰囲気3.3
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

激ウマの知覧とりまぶし!

ディスカッション合宿が終わっても、しばらく仕事が立て込んでいます。
それでも食べロガーの面子にかけてもランチは出来る限りちゃんとしたお店でキチンとしたものをとろうと心掛けたいと思います。
この日は、午前中の会議が昼ちょっと前に終わったので、それからランチに繰り出します。
ランチ友はこの日も家弁当なので、一人ランチになります。

この日のターゲットにしたのが、神田司町から美土代町にかけてのエリア。
このエリアはなかなか渋いお店で未攻略のお店が結構残っているエリアです。
その中から今回は、九州料理のこちらのお店を利用することにしました。

外堀通りを淡路町方面へ向かって、司町二丁目の交差点を左折。
2本目の十字路を右折して一本目を左折とかなり入り組んだところにあるお店です。
立地的にはまさに穴場店の様相を呈しています。

ファサードは、あまり特徴的なものは無く、住宅の1階を店舗に改装したものかなという程度。
幟などは置かれておらず、袖看板と店頭に出されているランチメニューが目に入る程度で、どちらかと言うと地味な雰囲気です。
運営しているのは、八丁堀に本社を置く株式会社Katete。
2011年創業の新興企業で、大きく分けて当店のような九州業態のお店7店と肉バル業態のお店4店を展開しています。

お店に着いたのは12時をちょっと回った頃。
店頭のメニューをチラッと見て入店します。

店内は狭苦しい感じがありますが、入ったところにL字型のカウンター席があって、奥の方にはテーブル席が並んでいます。厨房は、カウンター席の奥の方にあります。
既にかなりの混雑で、カウンター席は2席空席がありましたが、奥のテーブル席は、ほぼ埋まっていそうな感じでした。
お店は、厨房の男性1人(1人しか確認できませんでした。)とホール係の女性1人の計2人で切り盛りされている様子ですが、混んでいましたので、2人ともかなり忙しそうにしている感じでした。

卓上には、ランチメニューが置かれています。
店頭に掲示されているものと全く同じですね。
トップに来ているのが知覧とりまぶし@1,100円。
1,000円オーバーのメニューはこれだけで、後は800円〜980円。
知覧とりまぶしの他、だご汁やちゃんぽん、皿うどんなど九州料理店らしいメニューもありますが、鶏からあげやチキン南蛮、しょうが焼き、塩サバ焼きなど普通の居酒屋メニューもあります。
メニューを見た段階では、レベル感はよく分かりませんでした。

注文は、知覧とりまぶしにしてみました。
初利用の時は筆頭メニューを頼むべしという経験則に頼った形ですが、「鶏たたきで提供している知覧鶏を使用」「生肉が苦手な方はご遠慮ください。」などの添え書きに惹かれたこともあります。

待ち時間は結構かかりました。
やはり混んでいたことが一番の原因だとは思いますが、14分ほどかかってようやく注文の品の提供です。

知覧とりまぶしは、メインのとりまぶし丼と温泉卵、薬味、鶏スープ、小鉢の冷奴、漬物のセットです。

卓上のメニューと合わせて食べ方の指南も置かれていましたので、それに目を通します。
すると食べ方は4段階。ひつまぶしより一工程多いです。

それに従ってまずは、丼の1/4相当をそのままいただきます。
ひつまぶしと同じです。
そこでまず感じたのが、鶏肉のコシの強さと抜群の旨味。
これが知覧鶏なのかと思いました。

食用の鶏肉の場合、最もメジャーな若鶏(ブロイラー)の飼育期間はおよそ50日内外。
これに対して知覧鶏の飼育期間は450日以上です。
卵を産まなくなった鶏なので、廃鶏と言えばそうなのですが、これにより、抜群の噛み応えが生まれるとともに、健康に良いコラーゲンやリノール酸、アミノ酸を多く含有しています。
まさにその通りの味わい。
残り三工程を試すまでも無く、これは美味そうだとの確信が芽生えました。

第二工程は、薬味バージョン。
これもひつまぶしと同じですね。
わさび、生姜と黒七味を加えていただきますが、これまたとても美味しい。
甘辛いタレと薬味のバランスもとてもいいです。
もちろん、知覧鶏の旨味があってこそだとは思います。

続く第三工程は、温泉卵をぶっ掛けます。
これはひつまぶしには無い工程。
これがあるから四工程なんですね。
この工程は、親子丼バージョンと言ってもいいでしょう。
なので、美味くて当然かもしれませんが、噛み応えと旨味を備えた肉だからこその美味しさでもあります。
知覧鶏なら親子丼にしても美味しいだろうと思いましたが、噛み応えがあり過ぎるが故に親子丼だとやや食べ飽きる懸念も無きにしも非ず。
その点でもとりまぶしというのは知覧鶏に良く合った食べ方なのかもしれませんね。

最後の第四工程は、ひつまぶしに倣ったお茶漬け。
ただしかけるのはかつおダシでは無くて、鶏スープです。
旨味たっぷりの知覧鶏にコクのある鶏スープ。
美味しくないわけがありませんよね。

そんなことで、この知覧とりまぶし、大満足でした!
小鉢の冷奴、漬物もとても美味しく、久しぶりにランチで大当たりに出会った気持ちです。
当店のランチでは最も高い1,100円という価格についても、この味が食べられるなら全く問題無し。
むしろ、コスパ的にも高い評価すら出来ます。

実は、この日の午後は、気の重い会議があったのですが、結果的に言うとそちらの首尾も上々。
ランチの好調さが続いていた感じです。
仕事とランチを結び付けてはいけないのですが、当店の知覧とりまぶしには、それだけ感動したということです。

周りの人のほとんどの人はチャンポンを頼んでおり、そちらも名物メニューっぽいのですが、私は、次も恐らく知覧とりまぶしを注文するでしょうね。

  • 知覧とりまぶし@1,100円

  • 知覧とりまぶし

  • 一膳目はそのまま

  • 二膳目は薬味で

  • 三膳目は温玉をかけて

  • 四膳目は鶏スープでのお茶漬け

  • 小鉢の冷奴

  • 漬物

  • ランチメニュー

  • とりまぶしの食べ方

  • 店内①

  • 店内②

  • 外観

2018/08/20 更新

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