3回
2025/10 訪問
ちく天とうどんに2度やられたお話(その2)
1ヶ月ほど前に初めてこのお店に伺ったときはまだ連日の猛暑だったが、既定路線に戻すかのように急に冷え込んできた。そこで今のうちに前回いただいた冷たいうどんをもう一度味わいたいとお邪魔した。
で、いきなり難問。前提として「鯛ちくわ天と温泉たまごのぶっかけ」は決まっている。そこに追加で「うどん大盛り」か「ダブル鯛ちくわ天」か、あるいはその両方の選択に悩む。この後はまた大東洋のサウナに行くので、両方はさすがに多いかなと思い(先にサウナ行っとけという話もあるが)、うどんを楽しもうということで大盛りを選択。
カウンター席に案内されるが、前回同様、黙々と注文をさばくお二人の調理の方が見えて期待がふくらむ。このお店はちょっとした緊張感もありながら温かい感じもして好感が持てる。まだ2回目だが、丁寧な仕事をしてお客さんを迎えようという雰囲気なのだ。
目の前に待望のうどんが到着。うどんの量が多くなった分、鯛ちくが小さく見える。でもあの食欲を刺激しまくる芳香で、その存在を主張してくる。早くも「両方」にしなかったことを後悔。
気を取り直して、まずはぶっかけの出汁だけをいただく。鰹節の風味がたって醤油の塩味はほどほどだが、穏やかな甘味が後からくるあっさりした出汁だ。個人的に、この出汁は強いうどんや鯛ちくを影でサポートする役目としてちょうど良いと思う。
次にうどんをもちあげると、やはりしなやかに伸びる。前回はうどんにほわほわした柔らかさを感じたと書いているのだが、不意に有名店に入ったこともあってうわついていたようだ。食べてみるとさすがにそこまで柔らかいとは思わないが、もちもち、つるんとした口当たりが絶妙だ。
口にいれたときに、コシありますよっ!といううどんではなく、柔らかな食感から噛んでいくとコシがあらわになって気持ちの良い喉越しが楽しめる。やはりすごいうどんだ。冷たいうどんだからか、私にはうどん自体の香りや味をそこまで楽しめないが、ここは、口当たり・コシ・喉越しを楽しむことに全振りしよう。
そして鯛ちくわ天をいただく。別格の旨さだと思う。これは食べないと損をすると言っても良い一品。ただ、前回、薄い衣が全体を覆っていると書いた。しかし裏を返してみると、ちくわの切断面までは衣がついているが、ちくわを作るときにささっている串と接する部分に衣がついていない。これは一体どういうことだろう?
縦に半分に切ったちくわを天ぷら衣にドボンとつけて、油で揚げるのが、ちく天のイメージ。みぞのような形状に衣がまわらなかった可能性はある。が、それにしてもきれいに衣がついていなかった。
これが偶然でなかったら、ちょっと面倒な衣づけ作業になるが、その意図はなんだろう。油に直接触れることで香ばしさが増し、揚げたあとに衣がない分、あの芳香がより感じられるとか? あるいは衣が全面にあるより揚げる時の水分の抜けが良く、揚げ上がった時のちくわの弾力がベストの食感になるとか? う〜ん、こういうことを見つけるといろいろと考えてしまうが、この確認は次回のお楽しみだ。
今回は温泉卵の黄身がトロッと流れ出さない程度の硬さで箸でつまめたのも個人的には良かった。適度な大きさにした半熟の黄身をうどんにのせて一緒にいただけるのは卵好きにはたまらない。しかも出汁に黄身が混ざらないので出汁に溶かした生姜も中和されず、最後まで生姜の風味を感じられるというおまけつき。いや〜今回も丼一つでとても楽しめた。
お店を出て、次は大東洋へ。帰りになんとサウナ入浴料50%引のクーポンをいただいた。こういうラッキーなことがあると、ルーティーン好きな私には「きすけ+大東洋」の流れが完成してしまう。クーポンの期限は11月下旬とある。よしっ、神戸マラソンのご褒美はこれで決定だ。
2025/10/26 更新
2025/09 訪問
ちく天とうどんに2度やられたお話
福島での所用が早く終わったので、大東洋でサウナしようと思ったが、定番のパーキングがすべて全滅。さまよっていると、いつも大行列のこのお店に行列がないっ!ということで、急遽、車を停めてお店に直行した。さすがに1組の待ちがあり、少し待って入店。
待ちの間にお店の方がメニューを渡してくれたが、とりあえず大人気とある「鯛ちくわ天と温泉たまごのぶっかけ」を注文することに。カウンター席につくと、黙々と注文をこなしている二人の調理の方が見える。その職人然とした動きに期待がふくらむ。
しばらくして、うどんが目の前に到着。すると、まっさきに器から立ち上る強烈な芳香に驚いた。
鯛ちくわ天である。天ぷらにされた香ばしさの中に魚介の香りが倍増され、食欲をとてつもなく刺激する。思わず鼻を近づけて思いっきり嗅いでしまった。メニューにあった「ダブル鯛ちくわ天」を見たときは、ないでぇ〜と思っていたが、大間違い。この芳香が2倍になる。大ありである。
次に美しいウェーブを描く真っ白なうどんを一本持ち上げてみる。なんだかやけにしなやかにのびる。口に運ぶと、う〜ん、これは、お初の食感なのではないだろうか。自分の讃岐うどんのイメージとは違う。最初にうどんのほわほわとした柔らかさを感じる。しかし、噛むと、うどんの中心に向かうにつれて、しっかりとしたコシがある。そして、のどごしも気持ちが良い。何だか食べてて楽しい、すごいうどんだ!
冷たいうどんは、出汁が濃くなりがちなぶっかけよりかけの方が好きなのだが、ここのお店のぶっかけの出汁は量が多めで、味があっさりなので、うどんにしっかり絡めてもちょうど良い塩梅。楽しい食感とも相まってどんどん食べ進められる。
うどんを堪能したところで、鯛ちくわ天の実食だ。ちくわ全体が薄い衣でしっかりと包まれている。いかにも揚げるのが難しそうな、このちく天をがぶりと一口。カリッと衣を破ると中には弾力に富んだちくわ。そして、まさに濃厚な魚介の芳香の源というような味がする。でも鯛を使っているということだろう、くどい感じはせず、あくまで上等な風味。とても美味しい。
ここまで来ると、温泉卵を崩し、うどんやちく天を絡めて食べる。当然の美味しさ。そして、どんぶりの中で卵パートとは別にショウガとネギのパートを作ってうどんをいただく。うどんを食べ進めると、いずれそれらのパートは丼の中で一つの味となり、うどんを食べ終えた。最後に出汁も全部飲んでしまった。
いや〜丼ひとつでここまで楽しめたのはすごいの一言につきる。近いうちにまた来たい。次は、うどんの食感の再確認と、うどん自体の味をしっかり味わおう。その前に「うどん棒」のうどんを挟むのは良いかも知れない。
店を出ると、少し行列ができていた。これから、あのうどんを食べるのかと思うとうらやましい。大東洋までの行き帰りはそこそこ距離があったが、ルーティーンのサウナ3セットに、期せずして天然の灼熱サウナ2セットを追加して帰途についた。
2025/09/15 更新
この日は神戸マラソン前日で神戸国際展示場でのランナー受付。昨年は受付のあと三宮でランチをしたのだが、不意に入ったお店がセルフでご飯お替わり自由。店内はカーボ目当てのランナーだらけ。そこらかしこで日本昔ばなし盛りのご飯をかっこむランナー達。私も負けじと食べて後でえらいことに。
それで今年は事前にランチを済ませようと伺ったのがこのお店。こちらのうどんでカーボ充填だっ!
用事があったので、車を中崎町に停めてこちらでランチ。そして阪急電車の茶屋町口から三宮へという計画。お店には開店5分前くらいに着き、なんとか一巡目で入店。その後も行列は伸びていた。
注文は定番の「鯛ちくわ天と温泉たまごのぶっかけ」に前から気になっていた肉の煮込みをプラス。メニューに肉の追加トッピングというのはないので、実際は「肉温泉たまごのぶっかけ」+「鯛ちくわの天ぷら」の追加、そして、もちろん麺大盛り。
温かいうどんの季節になってきているが、食感を楽しみたくて冷たいのにした。席に着くと「冷たいのから先に出します!」と、お店の方の掛け声。すると間髪入れず、うどんが到着。後に予定がある身にはラッキー! いただくと、うどんとちく天はいつものごとく素晴らしい。
で、今回は「肉」である。味付けは、定番の甘辛であるが、かなりあっさり目。牛肉は脂身が少なく、どちらかというと赤身主体。だから脂身の多いバラ肉より冷たいうどんとの相性が良いと思う。
いただくとやわらかい甘じょっぱさに乗っかって牛肉の旨みがガツンと味わえる。うどんと一緒にいただくとちょうど良い感じ。温かいご飯に乗せて牛丼にして食べるにはあっさりしすぎかなという感じで、うどんとの相性を考えた仕様なのではなかろうか。生姜を少し乗っけて食べるのもまた良し。出汁もいつもと違う味わいになり美味しかった。
麺大盛りでしっかりカーボを充填し、牛肉パワーもいただいて達成感とともに店を出た。が、何か気になる、気になる、気になる木(ゆずではないよ、もっと昔の世代です!)。
今回、知らぬ間に卵の黄身が破けて出汁に流出! 慌ててうどんやちく天を絡めていただいた。で、あ〜肉絡めるの忘れたっ!と気づき、結局、後ろ髪を引かれる思いで三宮に向かうことになってしまった。