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昼の点数：3.8
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 3.8
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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［ 料理・味3.8
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ］
この場所でこの美味しさ、もう感謝するしかないでしょう。
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2025/10/20 更新
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箕面と池田を結ぶ中央線の呉羽の里交差点に昨年開業されたお店。この交差点から渋谷高校の前を通って山に向かう道は、ランニングの坂道練習でちょくちょく走る。
だからお店の前にある美味しそうな洋食メニューの写真を目にしていたこともあり、前々から気になっていた。しかもマイレビの方々の評価も高い。
夏の酷暑で日和ってしまって坂道は避けていたが、やっと涼しくなってきて久しぶりに走ったところ、そう言えば、このお店！と思って、その日のランチにお邪魔した。
建物を建てている時から前を通っていたので、入店すると想像していたより奥行きがあり広くて驚いた。そしてBGMにジャズが流れる明るくて気持ちの良い空間だ。
入って左側には結構な広さのオープンキッチンがある。ご夫婦で営まれているようだが、調理を担当されているご主人が使いやすいように拘って設えられたのかなあと想像する。
外観からは上階が住居スペースになりそうだが、もしそうだったら、確かテレビ番組の「オモウマい店」で検証してた「2階が住居になっている飲食店は安くて美味い」というのを思い出し、ちょっと面白かった。
昼時は混むということで、少し早めにお邪魔した。キッチンが見えるカウンター席に案内されてメニューを眺めると、ハンバーグ、あるいはオムライスを主軸にして、エビフライやコロッケなどツボを押さえたアイテムを組み合わせたり、洋食王道フライのセットなど、誰もがハッピーになれるという構成。
初めての注文で迷ったが、やはり、ハンバーグ、エビフライ、カニクリームコロッケ、おそらく私を含めた箕面市民の９割の人の好物3点盛のAセットを注文した（お店は池田市です）。
するとご主人がペタペタと手早くハンバーグの空気抜きをして、鉄板での焼きがスタート。焼き目をつけて表面を固めたあとは鉄板焼き用のドームを被せてじっくりと蒸し焼きに。ハンバーグの焼き上がりに合わせてフライヤーに具材を投入されて揚げも開始。一連の動きを見てると否応なく期待が膨らむ。
奥様と思われる方との連携プレイで、じきにコーンスープ、ライス、そしておかずのお皿が目の前に揃った。シンプルに嬉しい。
そうこうして正午を過ぎると堰を切ったかのようにお客さんがわらわらと入店して来て、私が食べ始めるころには、お昼のピークに向けてお店が本格始動した。
食べる時は迷いもなくハンバーグからいただいた。スッと箸が入り、断面が現われる。肉汁がドバッというタイプでなくて、プロの焼き加減でハンバーグ全体が肉汁を湛えているタイプ。
しっとりとした食感の中、脂っぽくもなく味付けも最小限という感じで肉の旨みが味わえてとても美味しい。デミグラスソースはあくまでもハンバーグの美味しさの引きたて役にまわっていてバランスがとても良い。
エビフライとカニクリームコロッケの方は、カラッと揚がっていて、揚げ物のクドさが全くない。
私には洋食屋のエビフライに求めている風味があって、実際、それが正当なものなのかはわからないが、こちらのエビフライにその風味は感じられなかった。ただ、タルタルソースも含めて、正当に良くできた美味しいエビフライだった。
そしてカニコロ。そう言えば、最後に食べたのはいつだろう。なぜかしらカニ身をクリームソースと合わせて揚げると独特の美味しい風味を奏でる。久しぶりにこの風味をしっかりと感じることができて嬉しかった。
根っからの貧乏性が出て、３種のおかずを少しずつ順番食べしたが、あっという間に完食。数種の葉物野菜のサラダにかけられたドレッシングも同様、今回いただいたものは総じて穏やかな味付け。
重くなりがちなおかずの組み合わせにも関わらず、さっぱりした食後感が印象的だ。まったくもって丁寧な仕事をされているなあと思う。
近隣の住人なので言っても差し支えないと思うが、この辺りは英語でいうと「middle of nowhere」。ネイティブのような語感がないので英語の方が勝手に柔らかい表現に感じるが、要は辺鄙な場所だ。最寄りの駅はあってないようなもの。
これが駅近や梅田の店なら一見さんにアピールするために味が濃かったり、尖ったりしてくる店が増えてくる。こちらのお店は、地域に密着した店づくりをしていこうという意志が、この穏やかな味から伝わってくるような気がした。
近所に気軽に通えて、ホッとできる穏やかな味わいの美味しい洋食屋さんがある。これはもう、感謝するしかないでしょう。