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夕陽に映える茜色の霊峰富士の威容が眼前に顕れる。
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なんだか底冷えのする寒さだよ
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快晴の富士が素晴らしいぜ。
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富士山ってば「また来いよ」って言ってたぜ
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地元の生活感出しまくりマクレガーな昭和な佇まい。
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スキだわ〜こーいうの。
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昭和な内装がキュンと来る。
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夢にまで見た《富士宮焼きそば》
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B級なコイツは迷うこと無くズババッ!って手繰るぜ
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お勧めの《山芋ネギ天》の焼き上り
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コレ旨いんか?
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なんじゃこのフワモチな食感は〜?
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キャンプ後はやっぱサウナっしょ。
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結局泊まっちまったぜ…
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そして現在、再び《ふもとっぱら》を訪れた。
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来場者規模数万人のアウトドアフェス
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小雪舞う底冷えの原、先程まで空を覆っていた灰褐色の雲の切れ間から夕陽が漸く顔を出す。
瞬く間に風が雲を払い、夕陽に映える茜色の霊峰富士の威容が眼前に顕れる。
「す、素晴らしい…」
圧倒的な富士の姿に男は思わず独り言つ。
ウェ〜イ!キャンプ来てるし50オヤジ。
2回目の非常事態宣言が出るらしいとのニュースを受け、慌てて駆込みキャンプにやって来た。
(コロナ禍中のハナシだよ。)
だって宣言出たら他県への移動は気ぃ悪いしな…
ってコトでやって来たのは《ふもとっぱら》だ。
広大な原っぱに絶景富士が有名なキャンプ場。
有名すぎてキャンプ界の伊勢神宮か、出雲大社かって言われてるトコだ。
やっぱキャンパーとして身を立てていくなら、《ふもとっぱら》詣では欠かせないぜ。
前回行った山梨県の《洪庵キャンプ場》からも程近い静岡県側にある。
まぁお隣さんのキャンプ場だね。
いくら広大な原っぱでも超人気なトコだから、週末は結構混むんで予約も中々取れない。
ヒマな50オヤジは当然平日狙いでやって来た。
入り口で受付を済ませ入場すれば…
オ〜!確かに広い原っぱだぜ!
こーいう広い場所って日本じゃ中々お目にかかれないよね。
《ふもとっぱら》ってぐらいだから、富士山の麓に位置してる。
前回の《洪庵キャンプ場》より富士山が超近いから圧倒される … って、曇天で見えねーじゃねーか!
オイオイ、マジかよ⁈ココまで来て富士山見えなきゃシャレにならねーぜ!
だけども、受付の人曰く「夕方には晴れるでしょう」との事。
まぁ、こーいうトコの天気は変わりやすいしな。
夕方の回復を期待して、先ずは場所決めだ。
さすが人気のキャンプ場。
平日にも関わらず、他のキャンプ客も結構来ているな。
それでも最前列の辺りは空きが有るようだ。
ちと施設から遠くなり、何かと不便かも知れないが、視線を遮る他のテントが無い最前列は望むトコロだぜ〜。
場内をジムニーを走らせ最前列に到着だ。
早速設営ってコトでジムニーから降りれば、なんだか底冷えのする寒さだよ。
コレはマイナスってんじゃね?
オマケに雪もちらほら降って来た…
ウ〜寒い〜!早いとこ設営して焚き火しよ。
手早く設営して、薪割りーの、火起こしーので珈琲飲んで暖まってたら、いつの間にやら夕陽に染まる
霊峰富士のお出ましだぜ〜!
で、デカイ… ち、近い…
考えてみれば、こんなに近くで富士山見るの初めてかも〜。
圧倒的な富士の威容に思わず額ずく初老の男。
古の山岳信仰って、こーいうコトなんだろうな。昔の人の気持ちがよーくわかるぜ。
暫し霊峰富士に見惚れてたら、なんだかハラ減って来たぜ。
今夜のスペシャリテはシンプルに《湯豆腐》三昧だぜ〜。
テントにINした薪ストーブに昆布とアゴ出汁を張った伊賀鍋をON。
豆腐一丁に薬味数種を用意して準備完了。
お〜っと、忘れちゃならない本日の前菜は先日手に入れた金アジの干物。
ホイルに包んで燃える薪ストーブにIN。
待つこと暫しでイイカンジに焼き上がり〜。
先ずは用意したクラフトビールをグラスに注ぎ、迅る気持ちを抑えながらの最初の一杯。
クゥ〜ッ堪んねぇ!
からーの金アジの身をせせり一口ほうばれば…
ウォッ!なんちゅう脂の乗ったアジやねん!
金アジせせりーのクラフトビール呷りーので大満足な俺。
陽が落ち出してから気温は更に低下する。
幕外は吐く息が白いけど、幕内は薪ストーブのおかげで全く寒さは感じられない。
むしろ暑いくらいだぜ。
開け放したテントの入り口から望む夕闇に溶け込む富士のシルエットをアテに独り宴会って、
なんだかチョイ贅沢じゃね?
てなコト思ってたら湯豆腐も煮えてきた。
同じ鍋にチロリでポン酒をお燗して準備万端整ったぜ〜。
鍋で醤油+鰹節粉+ジャコ+酒を入れた小鉢を温め、煮上がった豆腐を更にイン。
色が変わるまで浸し、刻んだ葱や茗荷に紫蘇と共にいただきまーす。
クゥーウメェ〜!
出汁が沁みた湯豆腐を食いながら、チロリの熱燗をクイっとやれば、幕外には満天の星空を背景に
富士のシルエットが浮かぶ…って出来すぎじゃねーか!
オラ日本に生まれてシアワセだ〜!
俺的にはキャンプの楽しみは、こーいう自然の景観を愛でながら呑み食いするコト。
家で同じもん食うより遥かに旨いよ。
何よりも非日常でイイカンジ〜だぜ。
一度お試しあれ。
その後も湯豆腐+熱燗を楽しんで最後は〆のウドンだよ。
鍋でウドンが煮立ったら火から下ろし、湯豆腐の醤油タレ+薬味+生卵をインして蓋をする。
暫く蒸らせば鍋焼きウドンの出来上がり〜。
早速ウドンをチュルルと啜れば、出汁が効いてメッチャ旨い。
熱いウドンをアテにして、残りのポン酒を冷やで呑む。
これもウメェ〜。
オラ日本に生まれてシアワセだ〜!
幕内は薪ストーブとウドンの熱気で汗だくになるが、開け放した幕外から時折吹き込む厳寒の冷気が心地よい。
まだまだ呑むぞー!
絶好調50オヤジの《ふもとっぱら》キャンプの夜は更けて行く…
んで翌朝。
むう、呑み過ぎた…って、二日酔いな50オヤジはモゾモゾ起き出した。
手早く沸かした酔い覚ましの熱い珈琲を飲みながら幕外を見やれば、快晴の富士が素晴らしいぜ。
メッチャ寒いけど、朝の冷気は二日酔いには案外気持ちイイ。
さて、今日のメインイベントに向けて動き出そうかな。
手早く撤収を済ませて《ふもとっぱら》を後にする。
最後にジムニーのバックミラーで霊峰富士を一瞥すれば、富士山ってば「また来いよ」って言ってたぜ。
んで、期待を胸にジムニーを駆る50オヤジは《富士宮》目指して一直線。
ロコフードだった《富士宮焼きそば》が有名になり幾歳月。
ずっと食いたかったけど、50オヤジ的には富士宮って中々行きづらいトコだったのよ。
カップ麺や高速SAで「なんちゃって富士宮焼きそば」なら食う機会は幾らでも有ったけど、焼きそばに限らず
《初物は現地で食う》って妙な志しを掲げた50オヤジは、長年頑なに「なんちゃってパチモン」を拒否し続けてきた。
幸い富士宮は《ふもとっぱら》から遠くない。
コレは千載一遇のチャンスじゃん!ってコトでやって来たのは有名店《伊東》だぜ〜。
富士宮郊外の住宅地を走る二車線道路沿いの《伊東》は、地元の生活感出しまくりマクレガーな昭和な佇まい。
スキだわ〜こーいうの。
んで入店すると、コレまた昭和な内装がキュンと来る。
早速お目当ての《富士宮焼きそば》とお勧めの《山芋ネギ天》を注文だ。
オバチャンが目の前の鉄板で手際良く焼いてくれる。
ルービー(ノンアル)呑みながら待つ事暫し。
夢にまで見た《富士宮焼きそば》の出来上がり〜!
鉄板の上に鎮座ましますナニやら神々しい佇まいは、「なんちゃってパチモン」とは一線を画すぜ。
俺はこーいう初物食いの時、最初に少量をよく吟味するか、はたまた一気食いするか結構悩むけど、
B級なコイツは迷うこと無くズババッ!って手繰るぜ。
オッ?この麺なんだかイイカンジじゃね?
ロコによる《富士宮焼きそば》の定義には、厳格な《製麺所縛り》が有るらしいって聞いたけど、なーるほどな食感だな。
また薄味でも無く、濃くも無い絶妙な味わいも素晴らしい。
魚粉もイイ仕事してまんな〜。
ナニがイイって味と食感のバランスが絶妙だね。
こりゃB級グルメ連続グランプリなのは納得だなぁ。
なーんてゴニョゴニョ思ってたら、お勧めの《山芋ネギ天》の焼き上がりだぜ。
でも、なんだか普通で有りがちな佇まい…
コレ旨いんか?って疑いまくりマクレガーな俺が一口食ったと思いねぇ。
ウォッ⁈なんじゃこのフワモチな食感は〜?
こんなの食ったコトねーぞ。
コレも食感と味わいの絶妙なバランスが素晴らしい…
こりゃ《富士宮焼きそば》よっか旨いかもしれない。
昭和ローカルなB級グルメ店と思いきや、この深〜い味わいと絶妙なバランスは只者じゃねーぞ。
《伊東》恐るべし…って、大満足な俺は店を後にしたぜ。
さて、これからどうしよう?
快晴で時間も早いから、すぐ帰るのも勿体無い。
とりあえず、下道で海でも目指そうかね。
ナビに頼らずジムニーでのんびりと裏道を走り出す俺。
住宅街を抜け、山間の峠道を越えてI時間程走れば海沿いの町に出た。
オッ?ココは《由比》じゃね?
ってコトは、聖地《サウナしきじ》まであと少しじゃん。
キャンプ後はやっぱサウナっしょ。
そうと決まれば善は急げって、国道1号線を静岡に向け出発だぜ〜!
《ふもとっぱら》より《富士宮焼きそば》を経て
聖地《サウナしきじ》と、50オヤジの冒険はまだまだ続いて行くぜ〜。
追記
そして現在、コロナ禍も過ぎた或る晴れた日に50オヤジは再び《ふもとっぱら》を訪れた。
と言っても遊びじゃ無くて仕事だけどね。
来場者規模数万人のアウトドアフェスに出店した某大手飲料水メーカーのPOP UP STOREの竣工検査だよ。
こーいうフェスなんかの出店設営は短期間の勝負だから、デザイン設計者としての実際の営業状況や現地竣工確認は
欠かせないんよ。
野外フェスだから想定外の問題が発生したが、手早く改善策の指示を出して解決したよ。
お客様に無事引渡して弊社の本日の営業は終了したぜ。
さて、まだ陽も高いからフェスを楽しもうかね。
暖かな青空の下、野外フェスを楽しむ50オヤジを優しく見守る霊峰富士は「よく来たな」とでも言っているようだった…