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516kwskのレストランガイド
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516kwsk (40代後半・男性・岡山県) 認証済
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1回
昼の点数：5.0
2013/10 訪問
コーヒーへの愛情が溢れています。とても飲みやすいコーヒー達に出会えます。
コーヒーへの愛情をこのお店ほど感じるお店はありません。緑深い福岡縣護国神社の北側の道路を挟んだお店の並びにあります。2階建てのこじんまりとしたお店です。駐車場は2台程度、運が良ければ空いています。埋まっていたら近所の有料の駐車場へ。扉を開けるとそこはレジと焙煎室。焙煎したコーヒーの香りが身体を柔らかく包み込んで、期待が高まります。階段を上がって2階に上がると、窓の開口部から日差しが柔らかく差し込む落ち着いた佇まいの喫茶室があります。カウンター席が少し、テーブル席が少し。ちょっと団体さんが入ったら貸し切りになってしまいます。カウンター席が開いていたら、カウンター席をおすすめします。コーヒーを淹れる様子を間近で見学できます。大江健三郎さんのような優しそうな雰囲気のオーナーが真面目そうなスタッフの皆さんと静かにコーヒーを入れています。注文ごとにひと掬い分の豆を選び、悪い豆はつまんで除外して、機械でガーッと粉にします。粉をネルに入れたあとは、年季の入ったポットからお湯がコポコポと注がれていきます。すべてが流れるような作業は、コーヒーへの愛情を感じさせる美しい光景です。急がず、さりとて手際よく淹れられていくネルドリップのコーヒー達の醸し出す香りがほっこりと空間を暖めるように拡がります。氷の上を銀色のシェーカーでくるくる回して冷やされるアイスコーヒーを作る様子はまるでバーカウンターでカクテルづくりを見ているよう。見ているだけで涼味を味わえます。メニューを見ると、沢山のコーヒーが並んでいます。毎回迷いますが、こちらのお店はモカ押しなので、初めての方はモカをおすすめします。メニューも手作り感があって、毎回端から端までじっくりと目を通します。カップは超高級品を使っているわけではありませんが、コーヒーを楽しめる趣味の良い物が選ばれています。カップの触り心地や持ち心地、口当たりの違いを楽しむのもこちらのお店で覚えました。モカってインスタントコーヒーとかだと香りは甘いけど酸っぱいイメージがあったのですが、こちらのモカは適度な酸味を感じますが、それが華やかさに昇華していて、コーヒーの自体の軽やかさとまろやかさと相まって素晴らしいバランスを楽しめます。どっしりした重厚な味わいよりは軽やかで繊細で、中庸を感じさせるコーヒーが美美のコーヒーのスタイルのような気がします。湯気を上げるコーヒーを飲みながら視線を彷徨わせると、センスの良い建築家によるウッディな店内の様子、窓から見える鬱蒼とした護国神社の森の厳かな雰囲気、大濠公園の手入れの行き届いた緑の雰囲気と相まって、福岡の街中にいるとはとても思えません。まるで由布院にでも訪れたみたいです。コーヒーを飲み終わったらそそくさと帰ってしまうことが多いのですが、このお店ではなんとなく居座ってしまいます。居心地がとても良いのです。次のお客さんが入ってこなければ、長っ尻でいつまでも長居したくなる、そんな空間です。
2014/03/09 更新
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オシャレな空間
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コーヒーへの愛情をこのお店ほど感じるお店はありません。
緑深い福岡縣護国神社の北側の道路を挟んだお店の並びにあります。
2階建てのこじんまりとしたお店です。
駐車場は2台程度、運が良ければ空いています。埋まっていたら近所の有料の駐車場へ。
扉を開けるとそこはレジと焙煎室。焙煎したコーヒーの香りが身体を柔らかく包み込んで、期待が高まります。
階段を上がって2階に上がると、窓の開口部から日差しが柔らかく差し込む落ち着いた佇まいの喫茶室があります。
カウンター席が少し、テーブル席が少し。ちょっと団体さんが入ったら貸し切りになってしまいます。
カウンター席が開いていたら、カウンター席をおすすめします。コーヒーを淹れる様子を間近で見学できます。
大江健三郎さんのような優しそうな雰囲気のオーナーが真面目そうなスタッフの皆さんと静かにコーヒーを入れています。
注文ごとにひと掬い分の豆を選び、悪い豆はつまんで除外して、機械でガーッと粉にします。
粉をネルに入れたあとは、年季の入ったポットからお湯がコポコポと注がれていきます。
すべてが流れるような作業は、コーヒーへの愛情を感じさせる美しい光景です。
急がず、さりとて手際よく淹れられていくネルドリップのコーヒー達の醸し出す香りがほっこりと空間を暖めるように拡がります。
氷の上を銀色のシェーカーでくるくる回して冷やされるアイスコーヒーを作る様子はまるでバーカウンターでカクテルづくりを見ているよう。見ているだけで涼味を味わえます。
メニューを見ると、沢山のコーヒーが並んでいます。毎回迷いますが、こちらのお店はモカ押しなので、初めての方はモカをおすすめします。
メニューも手作り感があって、毎回端から端までじっくりと目を通します。
カップは超高級品を使っているわけではありませんが、コーヒーを楽しめる趣味の良い物が選ばれています。
カップの触り心地や持ち心地、口当たりの違いを楽しむのもこちらのお店で覚えました。
モカってインスタントコーヒーとかだと香りは甘いけど酸っぱいイメージがあったのですが、こちらのモカは適度な酸味を感じますが、それが華やかさに昇華していて、コーヒーの自体の軽やかさとまろやかさと相まって素晴らしいバランスを楽しめます。
どっしりした重厚な味わいよりは軽やかで繊細で、中庸を感じさせるコーヒーが美美のコーヒーのスタイルのような気がします。
湯気を上げるコーヒーを飲みながら視線を彷徨わせると、センスの良い建築家によるウッディな店内の様子、窓から見える鬱蒼とした護国神社の森の厳かな雰囲気、大濠公園の手入れの行き届いた緑の雰囲気と相まって、福岡の街中にいるとはとても思えません。まるで由布院にでも訪れたみたいです。
コーヒーを飲み終わったらそそくさと帰ってしまうことが多いのですが、このお店ではなんとなく居座ってしまいます。
居心地がとても良いのです。次のお客さんが入ってこなければ、長っ尻でいつまでも長居したくなる、そんな空間です。