葡萄党幹事長さんが投稿したモナリザ 丸の内店(東京/東京)の口コミ詳細

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葡萄党幹事長 (60代後半・男性・東京都) 認証済

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モナリザ 丸の内店二重橋前、東京、大手町/フレンチ、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2013/01 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

皇居の彼方に摩天楼の夜景

丸ビル建て替えから10年。この店の開業も同じ年。恵比寿の本店と供にミシュランの星を持つ、東京駅近辺では貴重な店。最近はウェディングも多く、サービスの人数は多いが、以前に比べるとホスピタリティは薄まっている。この店のスペシャリテは皇居の先の摩天楼の夜景とシェフの絵心。モナリザのレプリカに迎えられ、美術館のようなインテリアと絵画の中での食事は、シェフの趣味と言う手作り感満載の食器と供に、その雰囲気が一番のご馳走と思わせるに十分。


タイユヴァン時代のロブションで初代日本人シェフとなった腕は、伝統的なフレンチの技を極めている。肉の火入れも丁寧に時間をかけ、満遍なく柔らかくなっていて、焼き過ぎてもいない。今回の仔羊の香草風味ソテーも良い色が保たれ、いかにも火入れに自信を感じる。セージのソースが羊らしさとうまく調和して、羊と言うより牛に近い旨みと食感。赤ワインに合う。


泡はブルーノパイヤールが嬉しい。しかもグラスは相当の大盛り。白、赤のグラスワイン品揃えは、相変わらずマイナーなセレクション。これで買い得感がもう少し加われば申し分のないところ。


場所は東京駅前、丸ビル最上階の36階。このフロアにフレンチはこの店1軒しかない。レストラン階行きエレベーターに、東京駅直結の地下通路から上がると、東京駅の反対側にある。

店のエントランスにモナリザのレプリカ。

店内は真っ白なインテリアが眩しい。いかにもレストランウェディングを意識している。確かにこの夜景の中での結婚式は魅力的。


伝統的なフレンチを基本に、シェフのオリジナリティ豊かなビジュアル志向。皿の派手バテしさが、折角の料理の凝ったビジュアルと重なってしまうのは惜しいが、ミシュランのポイントが高い理由は理解できる。


≪今回の料理≫

Menu A 7140円


アミューズ 下仁田葱とトリュフのタルトレット

アミューズ ジャガイモのムースリーヌ セップ茸のカプチーノ仕立て


オードブル 姫アワビと白インゲン豆のカスレ 色鮮やかなサラダ仕立て

ポアソン 帆立貝のラビオリ ウニとフカヒレのコンソメロワイヤル


ヴィアンド 仔羊の香草風味ソテー セージのソースとともに

モナリザネーム入りのパン


アヴァンデセール アイスクリーム

グランデセール

カフェ エスプレッソダブル


別途サービス料10%


≪今回のワイン≫

NV Champagne PREMIE CUVEE BRUNO PAILLARD 1785円/150mlグラス

2009 VIRE-CLESSE DOMAINE DE ROALLY 1050円/120mlグラス

2010 ALSACE PINOT BLANC BONHEUR CONVIVIAL RIEFLE 1680円/120mlグラス

2011 COX Pinot Noir 1050円/120mlグラス


別途サービス料10%


* * * * * * * * * *

≪過去のレビュー≫

丸ビル最上階の36階、天空のレストランミシェラン星付き、言わずと知れた丸の内を代表するフレンチ、「モナリザ」。東京駅前の星付きレストランと言えば、この「モナリザ」か、新丸ビルの「オーグードゥジュール」。いずれ劣らぬ人気店。 

先日、35階の「ブラッスリーオザミ丸の内」にお邪魔しましたが、36階の最上階に、フレンチはここモナリザ1軒だけです。オザミやオーグードゥジュールが東京駅ビューなのに対して、このモナリザは皇居・新宿ビューです。 

皇居の夜景は真っ暗で、その向こうの新宿の明かりが、あたかも九龍地区から香港島の摩天楼を見るような感じです。ウソっ!褒め過ぎ!?でもちょっと似ている(☆^)! 

本日は妻とフレンチでデート。千葉への帰りを考えると、この「丸ビル」、「新丸ビル」以上に便利な場所は他にありません。妻は「バブル世代」の「高い所の夜景好き」ですので、「丸ビル最上階」だけで喜んでいます。 

しかもモナリザのシェフは、まさにバブル世代の象徴、タイユヴァン時代の「ロブション」初代日本人シェフです。もう言うことはありませんね。

妻は料理の見た目の可愛らしさが好きです。このモナリザでは、食器もシェフのオリジナルでとっても可愛らしいのが売り。ワインもグラス、ボトルとも、結構充実しています。有り難い! 

「今日は何かの記念でしょうか?」マネージャーから質問。敢えて言えば、病気平癒でしょうか?すると、「そうですか!お酒は飲めますか?それではシェフからのプレゼントとのことです」と、お洒落なカクテルが!シャンパーニュにサクランボを漬け、ジュレを沈めたシャンパングラスのカクテル。素晴らしい、もうイチコロですね。

料理は、アミューズブーシュ、前菜2種類、魚料理、肉料理、口直し、デセールの「メニューB(11,550円/税・サービス料込/以下同様)」。妻は、「そんなに食べられません」と、魚か肉を選ぶ「メニューA(7,850円)」。 


/「サクランボを漬けジュレを沈めたシャンパーニュ」/美味しいですねー!シャンパーニュの肌理の細かい泡と苺ならぬサクランボって合うんですね。初めてです。底に沈んだジュレとシャンパーニュはまるでデセールです。 


シャンパーニュのおとも/「牛すね肉を挟んだ小菓子」/言われなければ中身が何だか全く分かりません。泡のおともに合います。「モナリザ」と名前が入ってます!☆ 

アミューズブーシュ/「稚鮎のフリット」/頭からいっても生臭さは微塵もありません。白ワインが欲しーい!妻のアミューズは、「ウドとキュウリのパスタ仕立て、冷製トマトスープ」です。ウドやキュウリが細く切られて、上からトマトのスープをかけてくれます。すっきり美味しい。これもちょっといい白ワインが必要ですね! 

アミューズブーシュのお皿はいずれもガラスの2枚合わせ。ガラスとガラスの間に、稚鮎には葉っぱで川の流れを表現。ウドとキュウリには花ビラを挟んで可愛らしい演出をしています。面白い! 


白ワイン/「ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン/マコン・ヴィラージュ/2006年」/これがマコン!?驚きの美味しさ。景色のせいではありません。エチケットにはドメーヌ・ラブネ・エ・フィスと書いてあります。しかし本当の造り手は、パーカー4つ星生産者「ボングラン」とのことです。美味しいわけだー☆ 


前菜/「フランス産ホワイトアスパラとサーモンのパナシェ、リュバーブ・ソース」/いよいよ旬も最後のホワイトアスパラ。サーモンと盛合せ。レモンの香りのリュバーブ・ソースと歯応えのある新鮮なアスパラが美味しい。 

前菜/「海の幸、山の幸、春の息吹のモンタージュ」/一番上には蛍烏賊。これが全体の味を支配してますねえ。桜海老のフリットがマコンと良く合います。山菜はゼンマイなどいろいろ。ワカメもあります。それらがタルト生地の上にデセールのように盛り付けられ、見た目が「山」のようなので「モンターニュ」! 

妻の前菜は、「アボガドのテリーヌと初ガツオのたたき風、サラダ仕立て」と、「空豆のスープと山菜、帆立貝のグリエ、チーズ風味の淡雪とともに」。いずれも素材を最大限活かした、あっさりとした味付けです。 

パンは2種類フルーツの酵母のパン。噛めば噛むほど味わいが・・・!割と皮がモッチリした硬さで食べやすくて美味しい。イタリアンのようにオリーブオイルバルサミコ酢が出ます。2重のガラス瓶の回りにオイル、中にバルサミコ。面白い瓶で、明るい女性スタッフが、お皿に注いでくれます。電動式でスパイスもかけてくれますが、ちょっとうるさい!? 

蛍烏賊や初ガツオにいける白ワインはありますかねー! 


白ワイン/「ドメーヌ・レ・オート・ノエル/ミュスカデ・コート・ド・グランリュ/2007年」/うちのワンちゃんと同じ名前「ノエル君」の造ったミュスカデ。親近感がわきますねー!と思ったら造っている人の名前は「セルジュ・バタール」。これがロワールのミュスカデ100%!?全く未知の味わい。マネージャー、「ビオの造り手なんです」。ビオのミュスカデは確かに初めて聞きます。でも美味しいー!☆ 


魚料理/「メバルと旬の貝類、トマト・コンフィのファランドール、新芽のハーブとともに」/剥き身となったハマグリが、自家製ドライトマトの味に重なり、しかもコンソメが美味しいです。新芽のハーブもいろいろ。ディル大葉!?青梗菜!?おまけにハッカクの香りも!?何を食べてもハッカクの入っていた、先日の台北旅行を思い出しますねー。 

肉料理/「宮崎産地頭鶏とオマール海老の春キャベツ包み」/オマールと鶏を一緒にキャベツで巻いてます。このままビオ・ミュスカデでいけちゃいますね。妻のメインは、「大自然で育ったオージービーフのグリエ、アンチョビとレモンの香りで」です。表面を強い上火用のサラマンダーで焼き上げカリカリに。西洋山葵が効いてます。これはボルドーでしょう! 


赤ワイン/「シャトー・レ・トロワ・クロワ/2008年」/ムートンの醸造責任者「パトリック・レオン」が造るボルドー、フロンサックの掘り出し物。これは美味しい!メルロ9割フラン1割のセパージュ。素晴らしいです! 

胸に大きく立体的なガラスの葡萄のブローチを付けた支配人。シニア・ソムリエの金バッチとは違いますねー。「2年前にシニアを取りましたが、お客様から頂いたこの葡萄のブローチを付けてます。あの金バッチの方はちょっと・・・」と支配人。お客様志向です。 


口直し/「フルーツのスープ仕立て」/マンゴーのスープです。クリームのゼリーも美味しい。口直しと言うか、デセールですね。このお店の食器は全てシェフのオリジナル柄。このお皿のクローバーの柄も、1本だけ四つ葉のクローバーが隠れているそうです。見つけると幸せに!?すぐ見つかりました(☆^)! 

本日のデセール/お皿も中身も、男女で(!?)違います。こちらは時計のお皿。シェフの生年月日入り!?同じのはクレームプリュレだけで、あとは似ていますがみんな違います。楽しいー!例えばこちらにはバナナのタルト。妻のタルトは洋梨。男子はバナナ好き!? 

お腹いっぱいで珈琲紅茶を頂いていると、アイスクリームです。サプライズ。しかも支配人、「何のアイスか当ててみてください」とお茶目。2つずつですが、みんな違うお味ですね。こちらは紅茶のアイスと柑橘系?なんだろう?妻の方は2つとも全く分かりません!なんじゃいこれはー、という感じ。支配人から答え、「紅茶、正解です。もう1つはオレンジ。奥様の方はスミレです。もう1つは・・・」、教えて~。「フォアグラです」とのこと。 

結局アイスまで食べて動けなくなっていると、最後に冷たいハーブティー。至れり尽くせりでビックリ。ハーブティーの香りを妻と話していると、マネージャーがブレンド茶葉をそのまま持ってきてくれました。バラの花びらドライフルーツが入ってます。解決。痒い所に手の届くお店。 

お行儀悪く、味見のために妻とお皿を交換しようとしようものなら、あちこちから3人くらい飛んで来て、「失礼しました」と謝られちゃいます。それを繰り返すと、取り分け用の、しかもちゃんと料理に温度を合わせたお皿を最初から出されちゃいますー。嬉しいような、有難いような、恥かしいような・・・。 

ゆったりしたテーブル間隔で、東京駅前最上階の夜景に浸りながら、至れり尽くせりのサービスハウスウェディングで人気なわけです。この日は、個室で接待も行われてました。ここなら接待して貰いたいですね。 

帰りはお店を出て、エレベーターホールに曲がるまで、支配人がずーっとお店の前で見送ってくれました。今時なかなかない、心温まる素敵なお店です。

  • 姫アワビと白インゲン豆のカスレ 色鮮やかなサラダ仕立て

  • 下仁田葱とトリュフのタルトレット

  • ジャガイモのムースリーヌ セップ茸のカプチーノ仕立て

  • NV Champagne PREMIE CUVEE BRUNO PAILLARD 1785円/150mlグラス

  • 姫アワビと白インゲン豆のカスレ 色鮮やかなサラダ仕立て

  • 2009 VIRE-CLESSE DOMAINE DE ROALLY  1050円/120mlグラス

  • 帆立貝のラビオリ ウニとフカヒレのコンソメロワイヤル

  • 帆立貝のラビオリ ウニとフカヒレのコンソメロワイヤル

  • 2010 ALSACE PINOT BLANC BONHEUR CONVIVIAL RIEFLE  840円/120mlグラス

  • 仔羊の香草風味ソテー セージのソースとともに

  • 仔羊の香草風味ソテー セージのソースとともに

  • モナリザネーム入りのパン

  • 2011 COX Pinot Noir  1050円/120mlグラス

  • アヴァンデセール アイスクリーム

  • グランデセール

  • カフェ エスプレッソダブル

  • 泡/サクランボを漬けジュレを沈めたシャンパーニュ

  • シャンパーニュのお伴/モナリザ名入り、牛すね肉の小菓子

  • アミューズブーシュ/稚鮎のフリット

  • アミューズブーシュ/ウドとキュウリのパスタ仕立て、冷製トマトスープ

  • 白ワイン/ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン/マコン・ヴィラージュ/2006年

  • 前菜/フランス産ホワイトアスパラとサーモンのパナシェ、リュバーブ・ソース

  • 前菜/海の幸、山の幸、春の息吹のモンタージュ

  • 前菜/アボガドのテリーヌと初ガツオのたたき風、サラダ仕立て

  • 前菜/空豆のスープと山菜、帆立貝のグリエ、チーズ風味の淡雪とともに

  • 2種類のパンとオリーヴオイル、バルサミコ酢

  • 白ワイン/ドメーヌ・レ・オート・ノエル/ミュスカデ・コート・ド・グランリュ/2007年

  • 魚料理/メバルと旬の貝類、トマト・コンフィのファランドール、新芽のハーブとともに

  • 肉料理/宮崎産地頭鶏とオマール海老の春キャベツ包み

  • 赤ワイン/シャトー・レ・トロワ・クロワ/2008年

  • スワン型デキャンタ

  • 肉料理/大自然で育ったオージービーフのグリエ、アンチョビとレモンの香りで

  • 口直し/フルーツのスープ仕立て

  • 本日のデセール/男子用

  • 本日のデセール/女子用

  • 珈琲と紅茶

  • アイスクリーム/男子用/オレンジと紅茶・女子用/スミレとフォアグラ

  • 冷たいハーブティー

  • ハーブティーのブレンド茶葉

  • テーブルセッティング

  • インテリア

  • 夕方の皇居

  • 皇居・新宿の夜景

  • モナリザの肖像画とエントランス

2013/02/03 更新

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