葡萄党幹事長さんが投稿したフロリレージュ(東京/外苑前)の口コミ詳細

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葡萄党活動レポート

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葡萄党幹事長 (60代後半・男性・東京都) 認証済

この口コミは、葡萄党幹事長さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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移転フロリレージュ外苑前、表参道、乃木坂/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2012/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ホスピタリティとワインが最高のフレンチ

居心地の良さは間違いなく一番。評判のモダンフレンチの中でも、郡を抜いて高いホスピタリティは、シェフとマネジャー、スタッフたちの一丸となったチームワークのなせる業。高い人気も当然と思わせる。1、2度食事をすれば、シェフもマネジャーも客の好み、性格などを把握する。ル・ブルギニオンで、今や重鎮となったシェフの薫陶を受けて渡仏。3つ星カンテサンスのスーシェフを勤めたあと独立したシェフにとって、このこじんまりした外苑前のマンションの1階は、客の顔を思い浮かべながら料理を作るという理想の規模の城であることが分かる。


場所はルート246、ベルコモンズ交差点をキラー通り沿いに西麻布にくだる途中、スキー・ジローの信号を右折してすぐを左折。狭い裏道のマンション街を行くと右手に勾配の緩やかな階段。ゆっくり登った最上段。

ごく普通のマンションの1階。右側が店舗であることは、横長ミラー調で店のマークの入ったエントランスサインで分かるが、初めてだとエントランスを迷う。右脇の通路の中ほどにあるドアはフラットな造作で、開き勝手が分からない。デートなら事前の予習が必須か。

インテリアはエレガント・モダン。壁際の造りつけソファーが横一列。テーブル数卓と1人用ソファーが並ぶ、コンパクトな造り。奥のガラスの向こうは、右手が6人の個室、左手がワインセラー。流行のミニマムフレンチ。


料理はお任せコースのみ。ランチ4200円、ディナー10500円の1種類づつ。この潔さこそ、コストパフォーマンスが高い理由か。アミューズの四角いグリーンオリーブがスペシャリテ。柔らかく不思議な食感。シャンパーニュに良く合う。ガラスの皿は世界のスガハラ製。野菜や魚への素材の拘りは生産者との関係を重視したもの。料理への強い愛を感じる。

今回の前菜、モクズ蟹のオムレツには相変わらずうっとりさせられる。甲羅に乗ったモズクをモクズ蟹の藻屑に掛ける洒落の効かせ方は、日本料理の雄、神保町傳と同じ匂いがする。傳の大将と、この店のマネージャー、シェフが親友のように付き合っているというのも頷ける。2種類の調理法を見せるメイン料理も素晴らしい。鹿の肝臓、腎臓、フィレの組合せ。ジビエを堪能できる。今朝入ったばかりのレバーが凄い。


ワインは料理との組合せが素晴らしい。ワインに料理を合わせているようにさえ見えるほど。手に入り難くなったブルゴーニュの人気造り手の、一番コストパフォーマンスの良さそうなところを押さえている。ブルゴーニュが好きな人にしか選べないストック。この店なら、バイ・ザ・グラスでも大抵の料理に合わせられだろう。

今回の売りはシャサーニュ・モンラッシェのラ・ロマネという畑。モレ・コフィネというジャン・マルク・モレの従兄弟が造る秀逸な白。鹿に合わせる赤もポマールのレ・ザルジリエールという畑。ドメーヌ・ルジューヌは230年以上の歴史を辿れる貴重な造り手。この店のワインは畑を思い浮かべながら飲むことができる幻想的なもの。セレクションはいずれも舌を巻く。


≪今回の料理≫

ランチのお任せコース 4200円 別途サービス料10%


四角いグリーンオリーブ

本日の前菜 山口県産藻屑蟹のオムレツ トリュフ乗せ


本日のメイン 鹿のレバーと腎臓とフィレ 舞茸とジロール茸 野菜と色々な鹿の内臓のソース

もう一つの本日のメイン 焼き茄子と鹿のレバー レバーの泡と共に 焦がした茄子の皮の香ばしさで

小さなバケット


デセール モンドールチーズとチョコレート バニラアイスクリーム 

カフェ ハーブティー カモミールとレモングラスブレンド

プチフール サクランボのキャラメリゼ


≪今回のワイン≫

NV CHAMPAGNE PREMIER CRU NICOLAS MAILLART 1470円/120mlグラス

2009 CHASSAGNE MONTRACHE 1er Cru-LA ROMANEE MOREY COFFINET 1680円/120mlグラス

2010 POMMARD LES ARGILLIERES 1er Cru DOMAINE LEJEUNE 1680円/120mlグラス

2002 CHATEAU CANTEMERLE 1470円/120mlグラス


* * * * * * * * * *

≪過去のレビュー≫
今回の鮎とサマートリュフの組合せも絶妙。苦味の消えたフリットにサマートリュフらしくない濃厚な香りが絡み合う。ヴィヤンドは同じ素材をクラシックスタイルとコンテンポラリーな仕上げという2種の皿で出す。今回は夏の猪をローストとラグーで。噛み応えのある深い猪の味わいを、赤ワインに馴染ませるローストと、あっさり食べやすい、柔らかくなったラグー。皿を見ているだけでも楽しい遊び心。

今回のロベール・シュヴィヨンなども泣かせる。グランクリュのないニュイサンジョルジュで、最もグランクリュに近いと言われるロベール・シュヴィヨン。もはや日本で手に入れるのは至難。バイ・ザ・グラスで出してしまう心意気に感激すらしてしまう。

≪過去の料理≫
ランチのお任せコース 4200円 サービス料10%別

四角いグリーンオリーブ
和歌山県産 鮎のフリット きゅうりとサマートリュフ
岐阜県産 猪のローストとそのラグー
パン
桃のコンポートとヨーグルトのムース
プティフールとハーブティー

≪今回のワイン≫
NV CHAMPAGNE PREMIER CRU NICOLAS MAILLART 120mlグラス
2010 Sancerre Le Tournebride Vincent Gaudry 120mlグラス
2002 NUITS-SAINT-GEORGES DOMAINE ROBERT CHEVILLON 120mlグラス


* * * * * * * * * *

≪過去のレビュー≫
外苑前からキラー通りを下り、バブルの頃は隠れ家的お店がいっぱいあったエリアです。今やほとんど入れ替わってしまい、ビルも次々に建替え・・・、別の街のよう。そんなエリアに光輝く一番星、今や知らぬ人のいないミシェラン星付きフレンチ「フロリレージュ」。 

1ヶ月半前に妻とディナーで来たばかりですが、今度は仲良し4人組でランチにやって来ました。ディナーも素敵でしたが、ランチはお任せのみのディナーと違って、自分で色々選べるからいいという皆さんのご意見です。 

オードブル、メイン、デセールはメニューだけでも2、3種類づつ選択肢がありますが、メニュー以外にも1、2種類用意されていて、迷うぐらいの選択の幅。これが楽しいというのも良く分かります。私のような、どちらかというと合せるワインの方に興味がある人間には、全てお任せの方が楽ですが・・・(笑)。 

まずはいつもの通りシャンパーニュをくださ~い。 

/「ニコラ・マイヤール/シャンパーニュ・ブリュット・プラティーヌ・プルミエ・クリュ/NV(1,617円/120mlグラス)」/前回のディナーの時と同じです。・・・がしかし、なんと値下げしています。すばらし~。メチャ安いですね。嬉しい。モンターニュ・ド・ランスらしいピノの重厚さに、多めのシャルドネがエレガントさを醸し出します。さすが3百年の歴史!美味しい~♪ 

 ≪ランチコース(4,620円/税・サービス料10%込み)≫(以下価格は全て同様) 
アミューズブーシュ/「四角いグリーンオリーブ」/ディナー同様、スペシャリテは四角いグリーンオリーヴ。ぱくっと2口、シャンパーニュのお伴! 
オードブル/「フォアグラの前菜/ヒグマ肉で包んだフォアグラのテリーヌ」/おぉ~~、「ブッパ」に続くヒグマですー!こちらは何とあっさりしたヒグマでしょう。あの時の濃厚さは微塵もありません。あれもヒグマ、これもヒグマ、ヒグマも色々な人生を送って、味わいも色々ですねー(笑)。 
ヒグマに優しく包まれたフォアグラは逆に濃厚です。ふんわりした食感と味わいの深さがたまりません! 

本日のワインは初めからもう、赤のみでいっちゃいましょう! 
赤ワイン/「ドメーヌ・セラファン/ジュヴレ・シャンベルタン/2008年(1,848円/120mlグラス)」/王道系ですねー。セラファンは65年前の先代の設立以来、VVに拘ってジュヴレで畑を増やしてきたドメーヌ。このヴィラージュものも1級カズティエ直下の樹齢の高い貴重な畑です。 
グリーンハーヴェストでの栽培、ヴィラージュでも新樽50%、樽熟20ヶ月、ノンフィルターの凝縮感が前面に出てますねー。あくまで樹齢に拘るがため、日本ではあまり見ない貴重品。あっさりヒグマに包まれた濃厚フォアグラと、この複雑なピノ・ノワールが、何とも言えないコンビネーションを・・・。素晴らしい。 

ヴィヤンド/「クラシックな肉料理/ソローニュ地方産ピジョンラミエ(森鳩)のロースト、鳩の内臓ソース」/これまた、おぉ~です(笑)。シャンボール城で有名なソローニュの森。この森のジビエは有名ですが、食べるのは初めて。まずは森鳩です。ローストは例によって鳩の足が目立つ・・・、ちょっとグロ(><)。 
内臓の入ったソースが丁度良い濃さで、しっかりした味わいの森鳩をさらに引き締めます。やっぱりソースはそのお肉の内臓ですね!美味しい~。 
ヴィヤンド/「コンテポランな肉料理/ソローニュ地方産ピジョンラミエ(森鳩)のガレット」/ディナー同様、ランチでもヴィヤンドは、古典的と現代的な2種類の調理法で同じ素材が楽しめます♪ 
現代風は蕎麦粉の皮で森鳩を包んだガレットです。ぺろっといちゃいますねー。デセールかと思いました(笑)。ジビエの中のジビエには、ピノからもう少し濃い所でいきましょう。 

赤ワイン/「シャトー・ラグランジュ/2006年(2,079円/120mlグラス)」/サンジュリアンのカベルネ主体、メルロちょっとのメドック格付けワインは、サントリー傘下とは言え評判通りコスパ抜群です。森鳩にはこのタンニンを若干抑えたサンジュリアンはいい感じ。このヴィンテージは2005年にも匹敵すると言われてますが、今飲んじゃって丁度良さそうです。 
結構値上がってますので、仕入れ値は5千円くらい?グラスで原価率5割ですから、このお店のワインはほんとにお安い! 

デセール本日のチョコレート/「黒トリュフのパンケーキとホワイトチョコレートのアイスクリーム」 
カフェ/「珈琲」 
プティフール/「ほおずきチェリー」/チェリーのようなほおずき?ほおずきのようなチェリー?味はチェリーっぽいです(笑)。 
お昼からディジェスティフは止めておきましょう・・・(笑)。 

噂に違わぬこのお店のホスピタリティは本物です。料理は相変わらず美味しい。そして何より楽しくワインを相談できて、出て来るワインの安さに2度驚き。肩ひじ張らない素晴らしいお店だと思います。 

楽しい仲間の新年会を主催頂いた、幹事のお美しいお嬢様に感謝です!ご一緒頂いた皆様、ありがとうございました。今年もまたあっちこっち、ご一緒してくださいね。宜しく~! 


* * * * * * * * * *

本日は妻と2人ディナーのデートでお邪魔しました。ダイニングはオールカップル、お見事です(笑)。奥の個室では4人の宴席。静かなBGMも丁度良いくらいの落ち着いた、シンプル&コンパクトでも高級感の漂う素敵な雰囲気。 

聞いていた通り、入り口で迷います。お洒落なサインの左手、通り沿いに入り口は見えず、右脇のマンション通路側ですね・・・。でもやっぱりドアが無い!?ちょっと分かり難い壁と一体化したフラットなドア。取っ手がどれか躊躇します。おっかなびっくり引っ張ると、開いたー、あ~良かった。勝負を掛けるカップルで初めて彼女を連れてくるなら、早めに来て下見しておいた方が良さそうです(笑)。 

コースはお任せの1種類のみ。予約時の電話や、席に着いてからも、食べられないもの、嫌いなものなど、間に合う範囲で何でも対応してくれます。杓子定規なところは微塵もなく、とっても居心地の良いお店。素晴らしい。 

何処に行ってもまずは泡から。いいシャンパーニュはありますか?「お奨めのグラスがあります」とマネージャー。それで! 

/「ニコラ・マイヤール/シャンパーニュ・ブリュット・プラティーヌ・プルミエ・クリュ/NV(1,850円/120mlグラス/税・サービス料10%込み/以下価格は全て同様)」/これはスタンダードなシャンパーニュ。300年の歴史を持つ元祖レコルタン・マニュピラン。モンターニュ・ド・ランスにしてはややシャルドネの影響がピノの重さを洗練させています。 

仕入れ値は4千円くらいの、最もコストパフォーマンスが高いシャンパーニュの一つですね。グラスで原価率4割は、かなりお安い設定では?繊細な泡と香り、さすが90%プルミエ・クリュ!完成度の高い泡ですね。 

お任せの「ディナーコース(11,550円)」 

アヴァンアミューズ/「蕎麦の実の畑に生えるキャビアのガレット」/可愛らしいガラスの鉢に入ったキャビアのガレット巻き。土に見立てた蕎麦の実とガレットを掛けてますね。シャンパーニュのお伴にキャビアは最高♪ 

アミューズブーシュ/「四角いグリーンオリーブのスフレ」/わりとかっちり焼かれたパンのよう。グリーンオリーブ味が、これまたシャンパーニュに良く合います! 

ここでマネージャーが「本日のワインはいかが致しましょう」と聞いてくれます。料理に合せて適当にお願いしたいのですが?「かしこまりました。まさにそういうグラスワインのコースを用意しております」とのこと。いいですねー。それでいきましょう。もうさっきから丸投げ状態です(笑)! 

料理に合せたグラスワインのコース(5,780円/4種類のハーフグラス)

白ワイン/「ドメーヌ・ミッシェル・モレ・コフィネ/シャサーニュ・モンラッシェ/2009年(60mlグラス)」/「ドメーヌの子供同士の結婚で新たにできたドメーヌものです」とマネージャー。楽しいそうなワインですねー。マルク・モレは大好きなドメーヌ。その息子とフェルナン・コフィネの娘が結婚して設立、今は更にそのまた息子と孫が運営する気鋭の造り手です。 

バニラやアーモンドの香り漂う、出来立てとは思えぬシャサーニュ。まるでピュレニーのグランヴァンのようです。樹齢40年のクリマ、レ・ショームから獲れる葡萄の出来は秀逸です。仕入れ値は7千円近くするのではないでしょうか?とは言え我々素人では手に入らない稀少ワイン。美味し~い♡ 

オードブル/季節の前菜/「アワビのフリット、トランペット茸のムースと銀杏」/アワビが美味しいー!シャサーニュとドンピシャです。トランペット茸の香りも晩秋の名残り・・・。幸せですね。 

オードブル/フォアグラの前菜/「フォアグラとヘーゼルナッツのメレンゲ」/「メレンゲとフォアグラを同時に口に入れてみてください」とマネージャー。おぉ~、シャカシャカ、プニュプニュ、混ざり合って素晴らしい。ビジュアルもですが、味わいのコントラストがいいですね~♪ 

白ワイン/「ドメーヌ・マルク・テンペ/アルザス・グラン・クリュ・マンブール・ゲヴェルツトラミネール/2002年(60mlグラス)」/白ワインの2番手は何とアルザス・グラン・クリュです。アルザスの偉大な生産者と言われるマルク・テンペ。熟成した貴腐香がたまりません!リッチで高貴な香りと味わいは、まさにアワビとトランペット茸のためのワイン。 

ゲヴェルツトラミネール100%の最高傑作アルザス!仕入れ値は8千円近くするのではないでしょうか。贅沢ですね~♪ 

/「ドゥ・スーザ・エ・フィス/シャンパーニュ・ロゼ・ブリュット/NV(60mlグラス)」/な~んとマネージャーがフォアグラに合せたのはロゼのシャンパーニュ!素敵過ぎーー!!これは最初の泡と正反対のセパージュでシャルドネが主体です。ロゼの果実味が爽やかで不思議な味わい。これを世は繊細と言うのでしょうか!? 

高貴なアルザスに、繊細なロゼ・・・、まるで魔法のワイン迷宮に迷い込んだようです。嬉しさで目眩が・・・☆☆ 

まだ前菜が終わったばかりですよー!でももう来てから2時間経過、すでに帰り始めるお客さんも・・・。いつものことながら食べるのが超鈍足夫婦です。スタッフのみなさん、すみません。やっとメインに辿り着きました。「いえいえ、皆さん時間が重なるので、ずれて頂いた方が助かります」と優しいマネージャー。 

ポアソン/「サワラのミキュイ、春菊のムース、桜海老添え」/「サワラは半生のようでもありますが、全体的に火入れできています。生魚が苦手な奥様でも生ではありませんので」と丁寧な支配人。事前に火さえ入っていれば魚は大好物と伝えてありますし、食事前にも確認して頂いてますので、全く問題ありません。 

美味しいサワラですねー。「春の魚と書くサワラ。桜海老を添えて、春菊も味わって頂きたいと、初冬に春尽くしです」と洒落の効いた支配人。いいですねー。ほんと何処までも楽しい食事です。

お肉の料理は現代的なコンサヴァスタイルと、伝統的なクラシックスタイルの2通りが出るそうです。そんなにー!まずは肉用に口を整えましょう。 

赤ワイン/「エルヴェ・ジゴー/シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュエ/2007年(60mlグラス)」/160年の歴史を誇るエルヴェ・ジコー。先日の「カンテサンス」でも、隣の畑が出ました。さすが元同僚。好きなワインが一緒です。ってマネージャーに要らぬ報告をしたところ、「そーなんですかー」と驚いておりました。 

これまた繊細なフィネス!シャンボールの果実味を感じません。ジュヴレかモレサンですかー、てな感触。美味しい赤ワインですね~。超ハイテンションになってしまいます。仕入れ値も6千円はするでしょう。隣のレ・センティエは見ますが、このレ・フュエは珍しい。ほんとにニッチなワインを集めてますねー。 

モレっぽいシャンボールにはカシュー豚のダブル攻撃です! 

ヴィヤンド/コンテポランな肉料理/「カシュー豚のロティ、ピエブルーと下仁田葱、カシューナッツのソースで」/カシューナッツを食べさせて育てたというカシュー豚。初体験です。豚の味と言うより、カシューナッツのソースなので、豚肉のカシューナッツ味は良く分かりません(笑)。 
フランスから空輸のフレッシュ・ピエブルーですねー。トランペットも好きですが、ピエブルーもいい感じ。足の形の茸と言う意味らしいですが、ブルーではなく紫色。なのでムラサキシメジとも言うようです。秋は茸!美味しい。 

ヴィヤンド/クラシックな肉料理/「カシュー豚、牛蒡、白菜のラグー」/同じ素材で2種類の正反対なスタイルの料理。これがこのお店の得意とするところですね。煮込んだカシュー豚は、ロティでもわやわなのに、この上なくやわやわ。もう繊細シャンボールが足りません。制限オーバーですが、シャンボールお替わりーー。 

☆赤ワイン/「エルヴェ・ジゴー/シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュエ/2007年(1,620円/60mlグラス)」/3時間に渡る大満足の食事とワインでしたー、と思ったらこれからデセール、大変だ~。 

アヴァンデセール/フルーツのデザート/「山梨の巨峰と岐阜の山葡萄のソルベ、炭酸のムース」/2種類の葡萄のシャーベット。炭酸の泡がプチプチして楽しいです。 

グランデセール/チョコレートのデザート/「モンブラン、ホワイトチョコ、粉にした栗」/チョコのデザートはホワイトチョコにモンブラン。栗の粉がもさもさして妻の好みです。 

カフェ/「珈琲、ハーブティー/ミントとレモングラスブレンド」/やはり流行りのレモングラスベース。 

プティフール/「早採り栃乙女のパート・ド・フリュイ」/パート・ド・フリュイと言ってましたが、今年の初物、栃乙女は潰さずに、そのまま原型です。その回りを甘く固めたもの。独創的なパート・ド・フリュイですね。 

ミネラルウォーター/「スルジーヴァ(920円/750ml)」/イタリアでナンバーワン人気の軟水です。氷河を溶かした硬度の低い柔らかい水は、お料理の味を引き立てるに持って来い。 

結局4時間掛かってようやく食べ終わり、飲み終わりました。我々はいつものことですが・・・(苦笑)。 

高い評判はその通り。料理も美味しく、何と言ってもワインとの完璧マリアージュが素晴らしい。そして支配人の楽しく淀みなく、押しつけがましさの微塵も無いトークが心地よいお店。シュフのハニカミ具合も素敵です。 

帰りはお店の外で、我々が見えなくなるまで、いつまでも2人で見送ってくれました。また来た~い。 

≪追伸≫ 

最後になって今更気がつきましたが、私のこのレビュー、このお店の200件目のキリレビューですね。私のような者ですみません・・・。 

  • 本日のメイン 鹿のレバーと腎臓とフィレ 舞茸とジロール茸 野菜と色々な鹿の内臓のソース

  • NV CHAMPAGNE PREMIER CRU NICOLAS MAILLART 1470円/120mlグラス

  • 四角いグリーンオリーブ

  • 本日の前菜 山口県産藻屑蟹のオムレツ トリュフ乗せ

  • 本日の前菜 山口県産藻屑蟹のオムレツ トリュフ乗せ

  • 2009 CHASSAGNE MONTRACHE 1er Cru-LA ROMANEE MOREY COFFINET 1680円/120mlグラス

  • 本日のメイン 鹿のレバーと腎臓とフィレ 舞茸とジロール茸 野菜と色々な鹿の内臓のソース

  • 本日のメイン 鹿のレバーと腎臓とフィレ 舞茸とジロール茸 野菜と色々な鹿の内臓のソース

  • 2010 POMMARD LES ARGILLIERES 1er Cru DOMAINE LEJEUNE 1680円/120mlグラス

  • 今朝入った鹿のレバー

  • 今朝入った鹿のレバー

  • 小さなバケット

  • もう一つの本日のメイン 焼き茄子と鹿のレバー レバーの泡と共に 焦がした茄子の皮の香ばしさで

  • もう一つの本日のメイン 焼き茄子と鹿のレバー レバーの泡と共に 焦がした茄子の皮の香ばしさで

  • 2002 CHATEAU CANTEMERLE 1470円/120mlグラス

  • デセール モンドールチーズとチョコレート バニラアイスクリーム 

  • デセール モンドールチーズとチョコレート バニラアイスクリーム 

  • モンドールチーズ

  • カフェ ハーブティー カモミールとレモングラスブレンド

  • プチフール サクランボのキャラメリゼ

  • 個室インテリア

  • NV CHAMPAGNE PREMIER CRU NICOLAS MAILLART 120mlグラス

  • 四角いグリーンオリーブ

  • 和歌山県産 鮎のフリット きゅうりとサマートリュフ

  • 和歌山県産 鮎のフリット きゅうりとサマートリュフ

  • 2010 Sancerre Le Tournebride Vincent Gaudry 120mlグラス

  • 岐阜県産 猪のローストとそのラグー ローストの皿

  • 岐阜県産 猪のローストとそのラグー ローストの皿

  • 岐阜県産 猪のローストとそのラグー ローストの皿

  • 岐阜県産 猪のローストとそのラグー ラグーの皿

  • 岐阜県産 猪のローストとそのラグー ラグーの皿

  • 2002 NUITS-SAINT-GEORGES DOMAINE ROBERT CHEVILLON 120mlグラス

  • パンとバター

  • 桃のコンポートとヨーグルトのムース

  • 桃のコンポートとヨーグルトのムース

  • プティフールとハーブティー

  • 泡/ニコラ・マイヤール/シャンパーニュ・ブリュット・プラティーヌ・プルミエ・クリュ/NV

  • アミューズブーシュ/四角いグリーンオリーブ

  • オードブル/フォアグラの前菜/ヒグマ肉で包んだフォアグラのテリーヌ

  • 赤ワイン/ドメーヌ・セラファン/ジュヴレ・シャンベルタン/2008年

  • ヴィヤンド/クラシックな肉料理/ソローニュ地方産ピジョンラミエ(森鳩)のロースト、鳩の内臓ソース

  • ヴィヤンド/コンテポランな肉料理/ソローニュ地方産ピジョンラミエ(森鳩)のガレット

  • 赤ワイン/シャトー・ラグランジュ/2006年

  • デセール/本日のチョコレート/黒トリュフのパンケーキとホワイトチョコレートのアイスクリーム

  • カフェ/珈琲

  • プティフール/ほおずきチェリー

  • インテリアとテーブルセッティング

  • アヴァンアミューズ/蕎麦の実の畑に生えるキャビアのガレット

  • 白ワイン/ドメーヌ・ミッシェル・モレ・コフィネ/シャサーニュ・モンラッシェ/2009年

  • パンとバター

  • アミューズブーシュ/四角いグリーンオリーブ

  • オードブル/季節の前菜/アワビのフリット、トランペット茸のムースと銀杏

  • 白ワイン/ドメーヌ・マルク・テンペ/アルザス・グラン・クリュ・マンブール・ゲヴェルツトラミネール/2002年

  • オードブル/フォアグラの前菜/フォアグラとヘーゼルナッツのメレンゲ

  • 泡/ドゥ・スーザ・エ・フィス/シャンパーニュ・ロゼ・ブリュット/NV

  • ポアソン/サワラのミキュイ、春菊のムース、桜海老添え

  • 赤ワイン/エルヴェ・ジゴー/シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュエ/2007年

  • ヴィヤンド/クラシックな肉料理/カシュー豚、牛蒡、白菜のラグー

  • ヴィヤンド/コンテポランな肉料理/カシュー豚のロティ、ピエブルーと下仁田葱、カシューナッツのソースで

  • パン

  • ミネラルウォーター/スルジーヴァ

  • アヴァンデセール/フルーツのデザート/山梨の巨峰と岐阜の山葡萄のソルベ、炭酸のムース

  • グランデセール/チョコレートのデザート/モンブラン、ホワイトチョコ、粉にした栗

  • カフェ/珈琲、ハーブティー/ミントとレモングラスブレンド

  • プティフール/早採り栃乙女のパート・ド・フリュイ

  • テーブルセッティング

  • エントランスサイン

  • ファサード

2015/03/27 更新

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