この口コミは、葡萄党幹事長さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:5.0
-
¥10,000~¥14,999 / 1人
-
-
料理・味 5.0
-
|サービス 5.0
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 5.0
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス5.0
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク5.0 ]
皇居を見渡すホテルフレンチ
-
ポアソン 築地からの本日の魚 黒ムツとほうれん草のショーソン仕立て 茄子のカネロニ プチトマトのコンフィ ハーブ入りムースリーヌソース
{"count_target":".js-result-ReviewImage-29824973 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-29824973","content_type":"ReviewImage","content_id":29824973,"voted_flag":false,"count":37,"user_status":"","blocked":false}
-
シャンパーニュのお供 アーモンド オリーブ オレンジとマンゴーのケーキ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-29824956 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-29824956","content_type":"ReviewImage","content_id":29824956,"voted_flag":false,"count":34,"user_status":"","blocked":false}
-
アミューズ 大根のムースとサーモンのマリネ ハイビスカスのゼリー
{"count_target":".js-result-ReviewImage-29824964 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-29824964","content_type":"ReviewImage","content_id":29824964,"voted_flag":false,"count":34,"user_status":"","blocked":false}
-
オードブル ラパン背肉と夏野菜のミトネ パヌーフルのクロメスキとピクルス サマートリュフのヴィネグレット
{"count_target":".js-result-ReviewImage-29824969 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-29824969","content_type":"ReviewImage","content_id":29824969,"voted_flag":false,"count":33,"user_status":"","blocked":false}
2014/08/17 更新
大手町連鎖型再開発の先陣を切って建て替えられたパレスホテル。江戸城内堀と外堀の間、内堀側から皇居を見渡す絶好のロケーション。新しく建て替えられたホテルの6階にあるこのレストランからの景色は、かつての歴史ある建物の最上階客室からの景色に近い眺めが楽しめる。30年前に初めてこのホテルに宿泊した時の最上階客室から見た、数10年に一度の大雪の日の一面真っ白な皇居を思い出す。料理はどの皿も美しいビジュアルが特徴。野菜に拘りがあり、味付けは流行の塩分控えめ。女性に受けが良いのも良く分かる。ポアソンは本日の築地からの魚を使い、火入れが優しく何とも言えず美味しい。
今回のポアソンは黒ムツのパイ包み焼き。ほうれん草との組合せが、あっさりした白身と甘みさえ感じるほうれん草との目くるめくハーモニー。こんがり焼かれたパイの中で香りと共に閉じ込められた複雑な味わいが、素晴らしく美味しく仕上がっている。茄子を薄く切ってカネロニ仕立てで巻くのは赤パプリカ。濃厚なハーブのソースに赤パプリカのソースも添えられていて、美しいビジュアルもさることながら、味わいのコントラストがリズミカルに舌の上で踊る。
アミューズの大根のムースに乗ったサーモンがシャンパーニュに素晴らしく合う味わい。夏らしい爽やかなムースと淡い甘みのサーモンがぴったりと息を合わせて、夏らしい低めの温度のシャンパーニュの細やかな泡と見事に折り重なって舌の上を転がって行く。ラパンの背肉を使ったテリーヌも、兎のあっさりした肉の味わいとギュウギュウに詰まった拘り野菜の組み合わせが素晴らしい。テリーヌを巻く人参がそれらを甘く包み込んでいる。添えられた兎肉のコロッケが子供の頃を思い出す懐かしい香りと食感。あっさりした兎の肉とコロッケの組合せが良く合っている。全体を包み込むサマートリュフの香りも秀逸。
乾杯のシャンパーニュはルイロデレール他3種類がグラスで用意されている。いずれ劣らぬ、夏らしい爽やかな肌理の細かい泡のシャンパーニュ。白、赤のワインはフランスを中心に一通りがグラスで用意されていて驚く。見ていると、グラスでありながらほとんどその場で新しいボトルのコルクを抜き、客にテイスティングまでさせている。贅沢なまでに豊富なグラスワインのラインナップ。しかし本日のシェフソムリエ一押しは、何と白、赤共にイタリア。白が2012のグレコ。赤は2009のサンジョベーゼ。意外にもかなり美味しい。料理とのマリアージュを熟考したセレクションに感心する。
場所は東京メトロ千代田線、都営三田線、大手町駅C13b出口直結パレスビルの隣り。パレスホテルの6階に在る。エレベーターを降りたホール左手が日本料理、右手にこの店。アプローチの廊下突き当りの壁は、タイルでシャンパングラスのデザイン。メインダイニングに通されると一面、日比谷公園と皇居外苑の緑が広がる。奥のテーブルと個室のみ、皇居に面する位置関係。ゆったりとしたテーブルの配置が天空のグランメゾンと言った雰囲気を醸し出している。
今年で創業50周年を迎えた老舗中の老舗フレンチ。フランスナンバーワンとも言えるフレンチ、ラピラミッドがこの店の料理を監修していることでも有名。日本におけるモダンフレンチの総本山と言っても過言ではない。永年、日本らしいオリジナルなフレンチでこの世界をリードしてきた店が、この店の料理のような真新しいエレガントな箱を得て、次の50年でどう進化していくのか、しないのか。命が続く限り見守っていきたい店の一つであることは間違いない。
≪今回の料理≫
MENU DE LA JOURNEE 6500円 別途サービス料10%
シャンパーニュのお供 アーモンド オリーブ オレンジとマンゴーのケーキ
アミューズ 大根のムースとサーモンのマリネ ハイビスカスのゼリー
オードブル ラパン背肉と夏野菜のミトネ パヌーフルのクロメスキとピクルス
サマートリュフのヴィネグレット
ポアソン 築地からの本日の魚 黒ムツとほうれん草のショーソン仕立て
茄子のカネロニ プチトマトのコンフィ ハーブ入りムースリーヌソース
3種類の自家製パン
キューブのバターロール チャパタ 胡麻ライ麦パン
デセール アナナスのロティとココナッツクリーム ジンジャー風味のシトロンソルベ
カフェ エスプレッソダブル
プチフール マンゴーのロールケーキ 苺のマカロン チョコバナナのタルト
≪今回のワイン≫
NM ROUIS ROEDERER CHAMPAGNE BRUT PREMIER 1900円/120mlグラス
2012 GRECO DI TUFO FEUDI DI SAN GREGORIO 1000円/120mlグラス
2009 Mongrana Agricola Querciabella 1000円/120mlグラス
別途サービス料10%