1回
2013/08 訪問
あらゆる意味で村上の割烹のレベルの高さを痛感させられました。
千渡里
2013/11/08
コメントをわざわざありがとうございます。
こんなにも身に余るお言葉を頂きまして、本当に心より感謝申し上げます。
宮城もお米と酒所！やはり口に合うお酒というのは、DNAにくすぐる地元のお酒に勝るものはないのでしょう。
私たちの目指すものは、お料理も精いっぱい、そして、心からゆっくりして頂けたら・・という目に見えない情と思っております・・。まだまだ日々精進精進の毎日ですが、謙虚にお客様から学び家族で頑張っていきたいと思っております。
又是非お待ちいたしております。
これから寒くなってまいります。どうぞお体ご自愛下さい。
心からの感謝を込めて・・。
2013/08/20 更新
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はじめての村上市への旅。夫婦で訪れました。料理屋でもある駅前の旅館、石田屋さんに宿泊し、そこで紹介されたのがこの店。カウンター居酒屋で有名とのことで、楽しみにしていました。
当日は、地元のお祭りがあり、町家が立ち並ぶ通りをぶらぶらしながら予約していた１９時少し前に訪問。カウンターの席を確保してくれていました。今思えば、この時点からこの割烹の心遣いなのでした。
カウンター越しに料理をする板前さんを眺めながら、メニューを眺めましたが、かなり豊富なメニューで選択に迷います。私は地酒を中心にして居酒屋的な感覚で楽しむつもり。妻は、お酒はあまり飲めないので、食事を中心にして楽しむつもり。という２人別々の目的でしたが、双方をカバーしてくれるメニューでした。
私は、村上の地酒大洋盛をグラスで注文し、料理とともにいただきました。先出しのもずくはとても豊かな味、定番の鮭の酒びたしは、まさに地元の味、酒にとてもよく合います。冷や奴も地元の豆腐屋さんの濃厚な味。岩牡蠣はぷりぷりして美味しく、生臭さは皆無。酒がどんどん進みます。ただ、この大洋盛はあまり口には合わなかったので、〆張鶴の生酒へと以降しました。
妻は、食事と言うことで、名物だぁーまた丼を注文。大きな皿に少し盛られたコシヒカリの周りに、刺身や、蒸し鶏、卵焼きがならび、妻の大好物いくらも添えられていました。妻は「おいしい！」と大感激しながら、食べていました。味噌汁もおいしかったようです。
一通り食べたあとで、私は、いくらと塩引きでコシヒカリを食べたくなり、注文。いくらは醤油漬けで濃厚で豊かな味。塩引きは、しょっぱめなのに、身はやわらかく、うまみが凝縮されている。双方とも岩船産のこしひかりとベストマッチでした。塩引きは、身をいただいたあと、皮だけを焼いてくれ、それがまた香ばしく美味しい。最高に幸せでした。
美味しくいただきながら、カウンター越しにお店の方々と話が弾みます。家族経営のフレンドリーなもてなしをいただき、とても楽しい夜になりました。遠来の客だと言うことで、サービスでお酒を振る舞ってくれ、おかみさんをともに酒を酌み交わしながら、いろいろとお話をする中で、すっかりこの店のファンになってしまいました。１０月半ばから１１月が鮭の旬だということで、「絶対その時期に来ます！」と約束して、名残惜しく会計と相成りました。会計を待ちながら店の壁に目をやると、有名な小説家とともに撮った写真がありました。どうやら常連らしいです。この料理のレベル、もてなしのこころを考えればそれもうなずけます。私も村上に来れば必ず訪れることになりそうです。
一つ、評価で「酒、ドリンク」のレベルが低いのは、宮城の地酒が好きな私にとっては、新潟の酒がちょっとしっくりこないという意味です。その後も、店で買って飲んでみましたが、ぴんとくる酒には出会えませんでした。酒のめざす方向が違うのかもしれません。最後に振る舞ってくれた大吟醸は美味しかったのですが、レギュラーでいただいた酒の味は、私にとってはこの評価だと言うことです。おそらくこの店の問題ではないと思います。
おいしいお料理と素敵な思い出をありがとうございました。また来ます！