和食強化月間と無理やり銘打って、7月はお昼の「京味」さんから始まり、赤坂「もりかわ」、虎の門「と村」、赤坂「松川」と立て続けに訪問。
そして、最後を飾るのは東銀座「井雪」
こちらも言わずと知れた完全紹介制のお店。
露出を悉く嫌がるご主人の意向で、全容はおろか、価格、雰囲気さえもうかがい知ることのできないお店。
今ではこの食べログに投稿もできないようになってしまっている。
だから、古い投稿しかないのね、、、、
そんなお店ですから当然期待と不安でいっぱい。
常連である友人の計らいでとある平日、遅い時間からのカウンターで仲良し5人で。
ご主人は小柄で丸い体系、丸顔、そして朗らかな人柄。
ああ、ここはきっと美味しいだろう、そんな期待を持たせてくれる大将です。
まずは、シャンパンで乾杯!
最初のひと品目、赤ずいきのあんかけ。
もうもうもうもう!!!!これがすごいのなんのって!!
ずいきの食感もさることながら、出汁のうまみが濃いっ。
そして決して塩を感じない。まさに出汁の旨味ふんだん。
最初っから完全にハートを鷲掴みされましたよっ
その後に出てきたお料理は、琵琶湖の稚鮎、鯛の御造り、中トロの海苔巻、早松のお椀、鱧のお椀、
玉蜀黍と初もの銀杏を揚げたもの、鼈豆腐、つなぎなしの100%鱧そうめん、炊き合わせ、ご飯三種(新生姜と縮緬とはらす)、つけもの、わらびもち、といった品々。
あっちなみに順不同ですよ、、、
これらすべてが完璧に美味しいっ。
大抵、1,2品はうーん、となるものがあるのに、井雪さんのお料理はそれがない。
ひたすら食べては感動、食べては感動の繰り返しです。
とにかくこの1か月、ピンのお店ばかり集中して行っていたので食材もほぼ同じ、京味さんとは何品か内容も被りましたが、井雪さんのほうが超えてますね。
また、初物の銀杏は揚げているからなのか、揚げ方が特別なのか、その瑞々しさに目を見張り、また
鼈豆腐の何とも言えないコクと旨味には言葉を失い、鱧そうめんの芳醇な美味しさに体から力が抜け
新生姜のご飯には欠食児童のようにお代わりを欲し、それはもう目くるめく幸せの時間でした。
今回初めての訪問となったグルマンの友人一人と、何十回美味しいを連呼したことか、、、
改めてボキャブラリの貧困さを恥じました。
和食って奥が深いです。
いやぁ目から鱗のDinnerでした。
次は秋かな。
これはもう季節毎、必ず伺わせていただきます。
ご馳走様でした^^