3回
2022/04 訪問
小田原の鮮魚を花見とともに。
花見を兼ねて訪れる小田原の報徳。今年で4回目となる恒例の店だ。
昨年はテーブルごとに大きいアクリル板があって、対面していても相手の声が聞きづらくなるような状況だったが、今年はそれすらも取り払われて気分がいい。
ランチコースは3種から構成されている。
◆天 -TEN- 11550円(税・サービス込)
◆空 -SORA- 8663円(税・サービス込)
◆光 -HIKARI- 5775円(税・サービス込)
昨年は「光」だったが、今年は「空」を予め頼んでおいた。内容は下記の通り。
〇季節の先付(いいダコと季節野菜の煮物)
○おすすめ握り二種(煮蛤の寿司、カツオの寿司/筍の土佐煮)
○お造り五種盛合せ(ほうぼう、めじな、鳥貝、太刀魚、鯛)
○小鍋物(鮑の肝ソース焼き)
○地魚塩焼(めばる)
○国産牛ロースト
○季節の炊込み土釜御飯(しらす、グリーンピース、筍)
○尊徳の呉汁・香物
○甘味(桜のアイス)+コーヒー
さすがは小田原、魚介類の新鮮さはお墨付きのもの。
刺身も2貫だけの寿司も焼き魚もどれもいちいち美味しい。
また、小鍋で供される鮑の肝ソースには驚かされたが舐めるようにしていただいてしまった。
国産牛のローストも火入れが良いのと肉の脂身の甘さが煮切り醤油と山葵が融合して絶妙な一品にしてくれる。
毎回楽しみにしている土鍋も旬のグリーンピースが輝いていてお代わりをしてしまった。
桜の葉の香りのするアイスも手を抜いていない。
サービス、空間、この日は天気にも恵まれて大変楽しいランチをいただくことが出来た。
来年はマスクも外せるような環境になっていることを願うばかりである。
2022/04/06 更新
2019/04 訪問
ちょっと贅沢な花見ランチを堪能
1年ぶりの訪問。昨年と同じ桜の季節。ただ、様子が違うのは外出するのも憚れる特異な春ということ。
今年もオーダーしたのは5,000円の“ヒカリ‘’コースだ。
○季節の先付:竹の子、フキの梅煮、菜の花のおひたし(だったと思う)
どれも丁寧に手が施されていて申し分ありません。
この一品目で、がぜんこの後の料理全体の期待が増してしまいます。
○おススメ握り二種:煮ハマグリ、サヨリの昆布締め
○季節の袱紗蒸し:白魚とゆり根の茶碗蒸し
○お造り二種盛合せ:相模湾のブリ、マグロ(下に敷いてある海藻、大葉までもレベルが高い。)
○本日の焼魚:すみ焼き(クロシビカマス)皮がまるで「炭で焼いた魚」の様な色をしているので、こう呼ばれてるそう)
○牛肉の柔煮 山菜添え:ほんのり甘く、品よく煮たホロホロの牛肉にジャガイモのおろしが添えられていて、絶妙なバランスの一品になっている。
○土釜御飯:ピッカピカのコシヒカリ
○おかず:小鉢に入った数種類の「ご飯のお供」から3品選べます。
○尊徳の呉汁:説明不要。茹でた大豆の入った味噌汁。
○甘味:梅のジェラート、ぜんざい、エスプレッソのデザートプレート
コースの一品一品には丁寧な仕事が施され、美味しいものを食べてもらおう、という気持ちが伝わる満足なものでした。
器にも注目してください。
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(1回目)
小田原城址公園の桜祭りを観にやってきました。「The・日本の春」を堪能できる圧巻の花見ができました。
充分に桜を愛でる事ができ、隣接する報徳二宮神社敷地内にある報徳会館の日本食のレストラン「食樂庵 報徳」へ移動です。
二宮神社はかの農政学者の二宮尊徳翁を祀った神社で、「食」に深い繋がりがありますので詳しくはググって下さい。
さて、予約必須のこちらのお店ですが、店内は周辺の緑に包まれるようにインテリアが配されていて、どこの席からも緑が目に入るロケーションで感激です。
ランチは下記の3コースがあり、夜はこれらにもう一つ上の設定があるようです。
風:KAZE 3,500円(税別)
光:HIKARI 5,000円(税別)
空:SORA 7,500円(税別)
我々は5,000円の光をお願いしました。
・桜どうふ
※豆腐はゴマ豆腐のような舌触りでほのかな桜の香りが上品な一品。使用されてた葉も大島桜の葉でしょうか?
・握り(タコの柔らか煮の握り/鯛の昆布締めの握り)※少し酢飯が大きかったですが柔らかくほんのり甘く煮てあるタコといい、昆布で締められた弾力のある鯛はかなりの食べ応えです。
・白魚と桜海老のふくさ蒸し
・お造り(ほうぼうとまぐろ)
※真ん中の緑は白芋の茎をスライスしたもの
・黒鯛の塩焼き
※この黒鯛は若者風に言うところの「ヤバイ」です。皮が旨い!
・牛肉のロースト(燻製醤油をつけて)
※美味しいに決まってます。ましてや燻製醤油をつけて食するローストビーフはかなりの強者です。
・筍と春の山菜の炊き込みご飯(ウグイス豆)※土鍋で炊き上げられた炊き込みご飯は文句無く旨いお食事です。
・呉汁
※大豆の豆を水に浸して潰し、それを味噌汁に入れた椀です。二宮尊徳が毎日食したとされるこの椀は絶品でした。陳腐な表現で恐縮ですが内臓にジュワーっと優しい汁でした。
・桜のジェラートとエスプレッソ
※ここでエスプレッソが供されるのには驚きです。でも、妙にしっくりくるんですね。
・お茶
これで食事は全ておしまい。
一品目からデザートに至るまでの供されるタイミングも、スタッフの方の対応も程よくて、とてもゆったりと贅沢な時間を過ごすことができました。
ぜひ、違う季節に再訪したいと思いました。
2020/03/23 更新
桜の満開報道を日々気にしながら満開翌日に訪れる事ができた小田原の報徳。今年で5回目となる恒例の店だ。
小田原城址公園の桜は神奈川県内のサクラスポットとして人気が高すぎて、駅からの道中も、周辺は道路と駐車場待ちなど、人と車でごった返す混み具合だ。
ランチコースは3種から構成されている。
◆天 -TEN- 11550円(税・サービス込)
◆空 -SORA- 8663円(税・サービス込)
◆光 -HIKARI- 5775円(税・サービス込)
昨年は「光」だったが、今年は「空」を予め頼んでおいた。内容は下記の通り。
◯前菜 ・春筍土佐煮・さくら鯛朧昆布和え・蕨と飯蛸旨煮・芹ごま和え・鰹の山椒煮
◯凌ぎ 煮蛤握りと旬のお刺身2種
◯小鍋 鮑と肝ソースの小鍋仕立て
◯強肴 国産牛肉ロースト
◯食事 春筍と蛍烏賊の炊込みご飯・呉汁・香の物
◯甘味 小田原湘南ゴールドのジェラート、エスプレッソ
お料理は近隣漁港で水揚げされる鮮魚や地場野菜、旬の食材を各地より取り寄せたもととのこと。特に魚介類はどれも一口ごとに美味しい。鱒の焼き物はテーブルに供されてからでもアツアツで実に旨い。
また、小鍋で供される鮑の肝ソースには驚かされたが舐めるようにしていただいてしまった。
国産牛のローストも肉の脂身の甘さが楽しめる。煮切り醤油と山葵でいただくのだが絶妙な一品だ。
今回の土鍋はパンパンの蛍烏賊に旬の筍、グリーンピース。そのままでも美味しいが呉汁と一緒にいただくと何杯でも進んでしまう絶品だ。残ったものはちゃんとドギーバッグに入れてお土産を用意してくれる。
湘南ゴールドの品の良い柑橘系の香りのするジェラートも手を抜いていない。
サービス、空間、天気と桜の開花にも恵まれて極上で楽しいランチをいただくことが出来た。
今年もご馳走様でした。