18回
2025/09 訪問
子持ち鮎と松茸。
9月の星野はしみじみ旨い焼きナスの白味噌仕立てから。
終わりの子持ち鮎は白子入り、走りの香り高い岩手産松茸と鱧。
弾力のある鰻は天草より。博多湾はぱったり獲れなくなってしまったらしい…。
甘鯛の天ぷら…相変わらず鱗を程よく間引いてほろほろとサクサクのバランスが素晴らしいです。
〆の土鍋ご飯は、鰹節卵黄ご飯と昆布茶漬け、おこげまで。
美味しかった〜。
【お品書き】
・焼きナスの白味噌仕立て
・天草の海ウナギ飯蒸し
・蒸し鮑
・礼文島紫雲丹 鯛出汁
・すっぽんの山椒焼き
・いちぢく田楽
・甘鯛天ぷら
・明石鯛お造り
・淡路鱧と岩手松茸鍋
・子持ち鮎
・飛竜頭 焚き合わせ
・牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
・土鍋ご飯
・鰹節卵黄ご飯
・昆布茶漬け
・おこげ
・わらび餅
2025/09/24 更新
2025/08 訪問
鮎と礼文島直送の雲丹。
8月の星野は、さっぱりといただく茹でたて素麺から。
サッサッサっさ・・・軽快に骨切りされた鱧は炙って甘く優しい味わい。
いりこ出汁がしみじみ旨い芋茎吉野煮。
大きな黒鮑は房総産。
殻から外して直ぐに唐揚げに。
下味なしで濃厚な旨みです。
鰻は、冬瓜の上に乗り出汁に浸からないようになっていて、最初はそのまま一口。香ばしいく塩が強めです。
続いて、鰻を崩しながら出汁と合わせていく。お茶漬けのように・・・変化が面白いお椀。
そして、感動的に美味しかったのはシルクのような舌触り・・・礼文島直送の雲丹。キジハタの出汁との相性も抜群です。
8月のお楽しみ食材は、鮎。
釣り師の方が川を渡り歩いていい場所で釣る。
活かされ井戸水で休んで、運ばれる。
今回は、岐阜高原川から。
「どこだ?」と、思ったけれどそんなことはどうでもいいほど美味しい。
ふわっと広がる旨み〜。
最高の焼きにしてくださってるのは星野さんですが、
やっぱり、この釣り師さん凄いです。
土鍋ご飯におこげ、わらび餅まで。
来年も鮎いただけるといいな。
【お品書き】
・素麺 生姜 ミョウガ
・新銀杏の飯蒸し
・鱧炙り
・芋茎吉野煮
・房総黒鮑の唐揚げ
・礼文島雲丹 キジハタ出汁
・グジ天麩羅
・千葉ゴールドラッシュ天麩羅
・お造りキジハタ
・鰻と冬瓜椀
・岐阜高原川の鮎塩焼き
・山科茄子と鰊
・オクラおろし
・牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
・土鍋ご飯
・おこげ
・わらび餅
2025/08/07 更新
2025/05 訪問
山菜お浸しと雲丹茄子。
5月の星野は、しみじみ美味しいよもぎ餅の白味噌仕立てから。
貴重なサイズの三田のじゅんさいは、三陸の鮑との組み合わせ。
温度を楽しいでほしいという雲丹茄子・・・口の中でトロける美味しさです。
礼文島と大間の2種の雲丹、正直違いムズ!?
甲乙なしです。
コチの出汁を使った山菜お浸しには、初めましてのアブラコゴミなど7種。山菜っぽい程よい苦味とシャキッ、ヌルっツルッ・・・楽しい食感と味わい。天ぷらもいいけれど、お浸しも捨てがたいです。
強めに塩を当てて、スダチ果汁で洗った初鰹、大好きな芽芋の吉野煮。
すっぽん鍋の様に仕立てたおこぜの丸仕立て。
最高のツマミ、小柱とコシアブラの天ぷら。
炊き合わせも丁寧な仕上がり。
今回は肉厚な利尻昆布のお茶漬けがメニューイン
身体に染みる美味しさです。
一つ一つ丁寧な仕事に裏打ちされた品々。
星野さん大好きです。
【お品書き】
・よもぎ餅の白味噌仕立て
・琵琶湖の天然鰻 花山椒佃煮
・三陸産鮑と三田のじゅんさん
・雲丹茄子大間・礼文島紫雲丹
・山菜のコチ出汁お浸し 山うど しどげ コシアブラ わらび コゴミ アブラコゴミ ウルイ
・初鰹炙り スダチ洗い
・芽芋の吉野煮
・小柱とコシアブラの天ぷら
・お造り 瀬戸内産マゴチ
・おこぜの丸仕立て
・五島列島イサキの塩焼き
・5種炊き合わせ 小芋 車海老 黒アワビ そら豆 姫竹
・利尻昆布茶漬け
・牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
・土鍋ご飯
・おこげ
・わらび餅
2025/05/29 更新
2025/04 訪問
大好きな筍の季節。
4月の星野。
楽しみにしていた筍の季節。
2時間かけてじっくり火入れされた直焼きは、京都・物集女産。
旨みと香りが閉じ込められ、繊細な身質が際立つ美味しさ。
直炊きは、静岡・村越さんの筍。
こちらは、野生味のある食感と強い甘みが特徴的。
「直炊きにするなら圧倒的にこの筍だ!」と。
筍も産地によって全く違う。
最高に魅力的な食材。
美味しかった〜。
【お品書き】
・蕗の薹の小吸物
・鰻の蒸し寿司
・物集女産焼き筍
・紀州うすい豆
・酢味噌(車海老、蛍烏賊、うるい、菜の花 、九条葱)
・根芋吉野煮
・グジの天ぷら
・蕗の薹、タラの芽天ぷら
・明石鯛
・アイナメと村越さんの筍椀
・桜鱒
・こごみ胡麻和え
・村越さんの筍直炊き
・グジの桜蒸し
・筍ご飯
・すだちサワー
・お任せ日本酒
2025/04/28 更新
2025/02 訪問
2月は河豚。
2月の星野は楽しみにしていた河豚コース。
白子焼きは、トロけそうだけどギリギリ型を保つ…絶妙の火入れ。この温度が、まろみのある美味しさ。膜の香ばしさとのコントラストがまた堪りません。
歯応えよく噛み締めることに旨い薄造りは、シンプルに塩、自家製だいだいぽん酢、濃厚なあん肝餡と3種の楽しい組み合わせ。
そして、去年感動した河豚唐。
しっかり味のザックリ衣に程よく熟成されたジューシー河豚。衣が輝いているように見えるほど更に絶品でした。
淀大根を炊くために必須の鯛は、河豚の時期だけお茶漬けに。うれしいおまけでした。
【お品書き】
・酒粕汁
・唐墨餅
・蕗の薹揚げ浸し
・海鼠このわた
・根芋吉野煮
・河豚白子焼き
・河豚刺し あん肝
・河豚唐揚げ
・焼きグジお椀
・寒鰤塩焼き
・淀大根 鯛出汁
・牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
・土鍋ご飯
・鯛茶漬け
・ぜんざい
2025/02/17 更新
2024/12 訪問
蟹と真鴨。
12月の星野。
11月半ばから雪が降るまでの短い期間しかいただけない新潟網取りの真鴨。
楽しみにしていたのですが、残念ながら時期が少し外れてしまいました。
しかし、星野さんの新兵器急速冷凍庫によりなかなかいい状態でいただくことが…
昨年程の感動はないもののしみじみ美味しい真鴨。
毎年いただきたい食材です。
そして、大好きな蟹は津居山港より。
浜茹されたものを、絶妙の温度でいただく。
メス、オス、蟹みそ…笑いが出る美味しさ。
そして、初めていただいた香箱の甲羅酒、しっかりと炙って香りと旨みが…河豚のひれ酒級の甲羅酒、絶品でした。
他にも、出汁の旨さ引立つ繊細な白甘鯛のお椀、素晴らしい調和の蛤蕪蒸し、丁寧な仕事の根芋吉野煮など、いや〜美味しかった。
【お品書き】
・胡麻豆腐の白味噌椀
・くわいチップ、バチコ
・このわた飯蒸し
・河豚白子焼き
・根芋吉野煮
・香箱蟹
・甲羅酒
・津居山ずわい蟹、蟹みそ
・海老芋
・鯛お造り
・白甘鯛お椀
・新潟真鴨
・京菊名お浸し
・蛤蕪蒸し
・牛時雨煮、ちりめん山椒、蕪
・赤出汁
・土鍋ご飯
・おしるこ
2024/12/24 更新
2024/11 訪問
蟹と鯛。
11月の星野。
大好きな蟹の季節。
津居山産の浜茹でを、絶妙の温度でいただく。
香箱と雄、ミソと一緒にいただくむき身、カニ酢の塩梅も絶妙。香り高くギュッと旨みの詰まった至福の味わいです。
そして、今回は特に鯛が素晴らしいかった。黄金色で、多分いつもより薄く仕立てられて力強い食感と味わい。口の中に甘みと旨みが広がり、余韻まで美味しすぎです。
初めていただいた、すっぽん茶漬けも美味。相変わらずしみじみ旨い…星野大好きです。
運がよければ11月半ばくらいから雪が降るまで、新潟の真鴨がいただける。今回は少し早かったとのこと…次回に望みを繋ぎます。
【お品書き】
・胡麻団子白味噌仕立て
・このわた飯蒸し
・ばちこ、くわいチップ
・焼き雲子の茶碗蒸し
・津居山産ズワイガニ雌、雄
・海老芋
・鯛お造り
・すっぽん椀
・マナガツオ塩焼き
・グジ蕪蒸し
・すっぽん茶漬け
・牛時雨煮、ちりめん山椒、蕪
・赤出汁
・土鍋ご飯
・おこげ
・おしるこ
2024/11/25 更新
2024/09 訪問
終わり鮎と松茸の始まり。
9月の星野は、3日掛けて鮎骨でとったスープから。
今年最後の鮎は富山常願寺川の子持ち。
卵か白子か…それも楽しみ。
私は雄、相方は雌でした。
星野さんの「何となくそうかなと思って」と粋な計らいに感謝です。
子持ちになると身の旨みが移っていくイメージがありましたが、いやいやこの個体どちらも素晴らしい。どこの川か!が大事とのこと。
今年は幸運にも星野で鮎を3度いただき至福の体験でした。
そして、季節は松茸。
岩手産松茸は、上品な柚子醤油でいただくお浸し、香りと旨みを閉じ込めた火傷注意のフライ。
しみじみ旨い出汁たっぷりでほろほろ鱧の小鍋、浜名湖のすっぽん山椒焼きも絶品でした。
【お品書き】
・鮎スープ
・博多湾鰻の飯蒸し
・岩手産松茸の柚子醤油
・千葉産蒸し鮑
・雲丹ゼリー
・浜名湖服部さんのすっぽん山椒焼き
・グジの鱗揚げ
・岩手産松茸フライ
・淡路産鯛
・淡路産鱧の小鍋
・富山常願寺川の子持ち鮎塩焼き
・飛竜頭と湯葉の焚き合わせ
・牛時雨煮•ちりめん山椒•蕪
・赤出汁
・土鍋ご飯
・おこげ
・わらび餅
2024/10/04 更新
2024/08 訪問
鮎と鮑…そして、雲丹。
8月の星野。
7月にいただいた鮎が美味しすぎて、相方の粋な図らいで8月も伺わせていただくことに。
星野さん専属とも言える釣り師の方が川を渡り、釣って活かして自ら届けてくれる鮎。
今回は、岐阜•高原川。
7月よりも大きめの鮎は、今回も内蔵の甘みを感じる新鮮なもの、更に身もふっくら華やかな味わい。前回、最高に美味しいと思ったのですが超えてきました。
やばいです。
そして、出汁引立つ素麺、500gオーバーの活鮑は肝まで唐揚げに。
鰻と冬瓜のお椀は、鰻だけに塩がされていて崩しながらいただくスタイル。
しみじみ美味い出汁と鰻の変化が楽しい逸品。
「利尻行ってきたんですよ〜」と出てきた馬糞雲丹、成果を感じる極上の美味しさでした。
8月もいい。
何月に伺うか…悩ましいです。
【お品書き】
・素麺
・新銀杏の飯蒸し
・鱧炙り
・芋茎吉野煮
・利尻馬糞雲丹 アコウのジュレ
・千葉 黒鮑唐揚げ
・鱚ととうもろこしの天麩羅
・アコウと車海老あらい
・鰻冬瓜椀
・岐阜 高原川の鮎塩焼き
・にしん茄子
・おくらのおろし和え
・牛時雨煮•ちりめん山椒•蕪
・赤出汁
・土鍋ご飯
・おこげ
・葛切り
・響ハイボール
・天領
2024/09/04 更新
2024/07 訪問
鮎は釣り師が…。
7月の星野。
楽しみにしていた鮎の季節。
鮎は、いろいろな川から。
星野さん専任とも言える釣り師が川を渡り、釣って活かして自ら届けてくれる。
この日は馬瀬川。
塩焼きでいただくと、香り高く内臓まであまい…凄いです。
「この方の鮎が入らなければ鮎無しにしようかと…」と、星野さん絶賛の鮎、最高でした。
【お品書き】
・冷やしとろろ汁じゅんさい冬瓜
・博多湾鰻飯蒸し
・淡路鱧落とし•炙り•自家製梅肉
・千葉蒸し鮑
・キジハタジュレ雲丹
・鱚とうもろこし天ぷら 酢橘塩
・アコウの洗い
・すっぽん鍋
・馬瀬川鮎塩焼き
・賀茂茄子
・蛸きゅうり
・牛時雨煮•ちりめん山椒•蕪•たまご
・赤出汁
・土鍋ご飯
・おこげ
・葛切り
2024/08/16 更新
2024/04 訪問
4月は楽しみな筍の季節。
新ばし星野。
楽しみにしていた筍の季節。
京都塚原産の筍は、きらきら輝くように丁寧に焼かれた直焼き。
静岡村越さんの筍は、根元部分の甘さ引き立つ直炊き。
筍ご飯もたっぷりいただいて…産地により適する料理方法が異なる筍、最高に美味しかった。
【お品書き】
・蕗の薹のお椀
・鰻の蒸し寿司
・京都塚原産筍直焼き
・うすい豆
・車海老蛍烏賊うるいの酢味噌和え
・根芋吉野煮
・グジとタラの芽こごみの天麩羅
・明石鯛
・あいなめと筍のお椀
・桜鱒(桜寿)のタレ焼き
・静岡村越さんの筍直炊き花山椒
・グジの桜蒸し
・筍ご飯
・土鍋ご飯
・牛時雨煮、ちりめん山椒花山椒入り、香の物
・卵黄
・わらび餅
・煎茶
2024/05/01 更新
2024/02 訪問
人生最高の河豚唐揚げ
2月の星野は河豚メインのコース。
河豚は星野さんの最も好きな食材とのこと。
それだけでも期待が高まります。
熱々の白子焼き、たっぷりのてっさは塩・ポン酢・鮟肝で。
河豚唐揚げは、コラーゲンたっぷりジューシー過ぎる仕上がり。
人生最高の河豚唐でした。
塩分控えめの自家製唐墨の唐墨餅は、餅との一体感が素晴らしく美味。
低温でじっくり揚げることにより苦味が優しい蕗の薹の揚げ浸し。
グジは、河豚とのバランスを考慮し焼いてお椀に。
脂の乗った能登の寒鰤は照焼。
淀大根は旨すぎる鯛出汁炊き、しかも大根を炊くために仕入れたという鯛を使って星野では珍しい鯛茶漬け。
これまた美味でした。
いや〜河豚唐揚げすごかった。
星野さんの素晴らしさを改めて噛み締めた夜でした。
(お品書き)
酒粕汁
唐墨餅
蕗の薹揚げ浸し
海鼠このわた
根芋吉野煮
河豚白子焼き
河豚刺し あん肝
河豚唐揚げ
グジお椀
能登の寒鰤照焼
淀大根 鯛出汁
牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
土鍋ご飯
鯛茶漬け
ぜんざい
2024/02/15 更新
2023/11 訪問
大当たりの季節
11月後半の星野。
香箱蟹漁解禁。
そして、狩猟も解禁。
楽しみすぎる季節。
星野でいただく津居山の浜茹蟹。
香箱は内子と外子がたっぷり。オスは爪と脚…更にむき身はミソと共に。すべての温度が絶妙で絶品なのです。
香り食感、旨み甘み…そして余韻。
甲殻類好きとしては、悶絶のラインナップ。
やばいです。
そして、新潟産網取り真鴨。
解禁から雪が降るまでの短期間しか味わえない真鴨。
「遂に焼き方完成しました!」ステキは笑顔の星野さん。
輝く断面。
皮目は香ばしく中はしっとり、広がりのある独特の旨み。
素晴らしく美味しい。
蛤の蕪蒸しも餡に蕩けて最高でした。
この時期大当たりです。
来年も当たるといいな。
(メニュー)
胡麻豆腐白味噌椀
このわたの飯蒸し
クワイチップ・唐墨・ばちこ
香箱蟹
ずわい蟹
ずわい蟹むき身・ミソ
芋茎吉野煮
海老芋揚げ
雲子茶碗蒸し
明石鯛
白川のお椀
新潟真鴨・ねぎ
菊名のお浸し
蛤の蕪蒸し
土鍋ご飯
牛時雨煮・ちりめん山椒・香の物・鰹節
おこげ
ぜんざい
2023/12/21 更新
2023/04 訪問
新ばし星野。
4月は、蕗の薹のお椀から。
しみじみ旨い出汁と蕗の薹の香りと苦味が素晴らしいです。
楽しみにしていた筍。
京都物集女産は、2時間以上かけてじっくりと丸焼き。
その焼かれた姿が、なんとも美しい。
黒ではなく黄金色。
目の前で、星野さんが捌いていくと…
香りがヤバい。
かわむらで初めて白トリュフいっぱいと同じくらいの衝撃!
根元の食感は、力強い生命力を感じる美味しさ。
静岡・村越さんの筍は、直炊き。
ギュッと凝縮され噛むことに溢れてくる美味しさ。
この出汁で炊いた筍ご飯も絶品!
北海道産"桜寿"のタレ焼きも美味。
土鍋ご飯にちりめん山椒、牛時雨煮に今だけ花山椒を乗せて。
いつものおこげとわらび餅。
筍美味しかった。
星野さんの丁寧な仕事に感激の夜でした。
2023/05/08 更新
2019/02 訪問
こんな組み合わせがあったとは!?~新ばし 星野~
一番好きな食べ物を「カワハギの肝」と答える女は、
婚期を逃すらしい・・・。(チュートリアルの徳井さん曰く)
よかった。関係なくて。
移転して自分の城を築いた星野さん。
席数は、以前と同じですが、空間がゆったり。
外気をしっかり遮断(笑)
素敵なお城です。
凍えるほど寒い夜に、移転後2回目の星野へ。
温まる粕汁からスタート。
早春を感じる蕗の薹のお浸し。
お酒のすすむ海鼠、このわた添え。
香り豊かな穴子の八幡巻き。
定番の芽いも吉野煮。
そして、河豚のカワハギ肝和え!
こんな組み合わせがあったとは!?
河豚の身、皮、白菜の甘く柔らかい中心部分をカワハギの肝で和えちゃいましたという逸品。
反則級の旨さ、幸せすぎます。
やばい、やばい。
立派な宍道湖の白魚の天ぷらは、ふっくらとした身がたまりません。
明石の鯛。
浜坂の松葉蟹は、甘さ引き立つシンプルな仕立て。星野さんの出汁は、しみじみ美味しいです。
素材を味わう蟹みそ。日本酒最高!
上品な脂ののったノドグロ。(ノドグロを語りだす女も・・・)
蕪蒸し。
安定の釜炊きご飯に、牛肉しぐれ煮 、じゃこ山椒、香の物、赤出汁。
わらび餅。
以前は、天領(京味御用達)と加賀藩中心でしたが、移転して日本酒の品揃えが増えました。
おすすめを・・・とお願いすれば、いろいろと出してくださいます。
星野のコースは、量、組み立てともにお気に入り。
最後まで美味しく、またすぐに欲します。
なかなか予約が取れませんが、移転してディナー1.5回転になったので少し伺いやすくなったかな?
次は、5月。楽しみです。
2019/03/06 更新
11月の星野は、温まる白味噌仕立てのトロける胡麻豆腐から。
松葉蟹は、雌牡…津居山の浜茹で。
甘みが強く、オスはほんのり温かくふわっと食感。香りも広がります。
「意外と難しいんです」と話してくださった炭火焼き雲子入りの茶碗蒸し。絶妙のバランスです。
このねっとり感は富田林ならでは、という海老芋唐揚げ。
すっぽんは、服部さんの中でも特別だという徳丸。身もさることながら脂がのってぷるんっぷるんっと揺れるほど。それは、さっと溶けて汁が旨すぎます。
近江かぶらのグジ蕪蒸しは、そのキメの細かさが引き立ち滋味深い餡をたっぷり纏ってグジとの見事な調和でした。
〆は土鍋ご飯に牛時雨煮と卵黄で牛丼風に。
鰹節や昆布茶漬けも捨てがたいけれど、残念ながらお腹いっぱい。
おこげをいただいて、今回もしみじみ美味しい星野でした。
【お品書き】
・胡麻豆腐の白味噌仕立て
・このわた飯蒸し
・津居山のセイコ蟹と松葉蟹
・炭火焼き雲子の茶碗蒸し
・海老芋唐揚げ
・明石鯛刺
・くわいチップ唐墨バチコ
・服部さんすっぽん
・マナガツオの塩焼き
・グジ蕪蒸し(近江かぶら)
・牛時雨煮 ちりめん山椒 白菜漬け
・土鍋ご飯
・おこげ
・ぜんざい