4回
2024/07 訪問
鮎と鰻
7月の礒田。
2年越しで楽しみにしていた鮎。
馬瀬川の鮎二尾。
しっとりとした身質引き立つ焼きは、パクっといただけるように目の前で骨抜きに。
旨みアップの一夜干しでもう一尾。
どこに行ったかな〜と思った頭は〆の出汁茶漬けになっていました。
太刀魚の飯蒸しには、玉ねぎのアクセント。
青森の鰻は、皮目サクっと香ばしく身はトロふわで美味。
お造りは、白烏賊に気仙沼の鰹のタタキ…この火入れも素晴らしい。
ヒラ鱒は、揚げて甘ダレに大葉と実山椒の楽しい組み合わせ。
出汁をたっぷり含んだ水茄子と木耳。
鱧は、冬瓜とじゅんさいのお椀と鰻ざくならぬ鱧ザク。この鱧ザクの食感が絶妙。
〆は、定番の土鍋ご飯にちりめん山椒、牛時雨煮…そして、鮎の頭でとった出汁茶漬け。
礒田さんの焼き技、光っていました。
もうすぐ移転…人形町で2席増えるらしいです。
2024/07/24 更新
2024/01 訪問
緩急つけたコースが絶妙です。
人形町礒田。
独立されてそろそろ3年、すっかり人気店です。
現在平日は2回転、土曜日は19時半スタートが基本のようです。
1月の献立は、白味噌雑煮から。
柔らかく煮られたお餅に白味噌の存在感強めのお雑煮。
温まる美味しさです。
山椒香るすっぽんの照焼は、豪快に手で。
辛み大根のパンチの効いたメジマグロ飯。
優しい味わいの胡麻和え。
サクッと揚がった甘鯛は、程よい蕗の薹のアクセントと出汁のバランスが絶妙です。
河豚の白子はみぞれ椀。
脂の乗ったアカムツ焼きも絶品です。
定番の土鍋ご飯におこげまで。
日本酒をおすすめでいただきながら、磯田さんとの会話も楽しい。
次回は、去年台風で逃してしまった鮎の季節。今年こそ。
(お品書き)
白味噌雑煮
すっぽんの照焼
メジマグロの辛み大根飯
利休麩と芹の胡麻和え
甘鯛の鱗揚げ・蕗の薹
鯛と伊勢海老お造り・海老味噌
河豚の白子みぞれ椀
アカムツ焼き
蓮根饅頭
なまこ酢
土鍋ご飯
牛しぐれ煮・ちりめん山椒・香の物
赤出汁
おこげ
フルーツ
2024/01/24 更新
人形町”磯田”。
10月は白味噌のお椀から。
出汁の旨みを感じる甘い白味噌にさつまいも餅、和辛子のアクセントが絶妙でからだ温まる仕立て。
松茸は、信州上伊那産。
丸ごと揚げたフライは、うまみが完全に閉じ込められ美味。
そして、驚きの美味しさだった松茸ご飯。
傘の開いた松茸をスライスして、炊き上がった土鍋ご飯に混ぜて蒸らす・・・味付けは塩だけ。香り広がり食感最高・・・味わい深くて「本当に塩だけ?」2度も聞いちゃいました。
ポイントは松茸たっぷり入れることらしいです。
今年のハロウィンに近くの新店舗へ移転予定とのこと。
礒田の飛躍は続きそうです。
【お品書き】
・さつまいも餅白味噌椀
・かます棒寿司
・焼きすっぽん
・柿なます
・信州上伊那産松茸フライ
・鰤辛み大根
・渡り蟹真丈菊花椀
・クエ醤油焼き
・グジの栗蒸し
・松茸ご飯
・ちりめん山椒
・牛時雨煮
・香の物
・梅茶漬け
・シャインマスカット