2回
2014/03 訪問
実力派江戸前鮨店が浜町でオープン
川口から移転した蛇の目鮨さんです。大都会での営業はちょっと勝手が違うのではないかと思いますが、相変わらずの美味しさで安心しました。
これは先月下旬の記録でして、開店数日後の訪問でした。
◆頂いたものは次の通りです。アルコールは麦酒から始まり冷酒を4本頂きました。
・紫人参と蚕豆
・牡蠣の煮びたし:相生産です。
・水蛸・八角
・白魚
・穴子
・あん肝・白子
・〆鰺・春子鯛:江戸前寿司に〆物は欠かせませんね。特に当店の〆アジは生でも美味しいものを
使っていますので最高なのです。余所では品質の良くないものを酢〆に回す嫌いがありまして、
残念なお味であることが多いのですよね。
・烏賊の塩辛:市販のものとは異なる自家製の美味しさでした。
・小鰭:蛇の目さんの美味しいこはだです。この品薄の時季に良い型でたいへん嬉しく思います。
見た目だけではなく食べて美味しのは絶妙の〆加減だからなのでしょう。
それ以前に仕入れにはたいへん苦労されていることと拝察いたします。
早ければ6月に新子が出始めますが、夏までは不安定な状況が続くのでしょうね。
・鋒鋩・平目・金目鯛:房州トリオです。銚子の金目は定評がありますが、
他の白身も素晴らしい美味しさでした。
・鮪(中トロ・大トロ):アイルランドの美味しいマグロです。今時季は主に日本海側で上がった
近海本マグロが出回っているのですが、冬のものと比べると脂が少ないので、
輸入物とどちらを選ぶか悩むところでしょうね。
・平貝
・鰺:淡路のアジは格別でした。時季外れでも良い品はあるのですね。
・紫海胆:普段は馬糞ウニを頂くことが多いように思いますが、私としてはこの紫ウニの方が
昔から食べ慣れたお味で美味しく感じます。甘みだけを言えば馬糞の方が上なのですがね。
・細魚
・墨烏賊:スミイカは鹿児島産です。出水ではないとのことでした。
・数の子:カズノコはよくお正月に頂きますが、実は春頃が旬なのです。そろそろですね。
変な時期に出回っているものはカナダからの輸入品が多いのだそうですよ。
或いは前年からの保存品でしょうかね。
・鉄火巻
・小鰭(二回目):先程と同様左半身です。蛇の目さんの〆方は以前はもう少し塩が
効いていたように思いますが、冬季は体があまり塩分を欲しがりませんので、
このくらいが丁度良いかなと思います。それにしても美味しく出来ています。
大都会に移転されて、しばらくは一見客も多く、何かと勝手が掴めず慌しい日々を
送られていることと思います。
移転後も変わらぬ美味しさで安心いたしました。川口の頃から主な仕入れは築地でしたので、
良い意味で品質に大きな変化はないのだろうなと想像します。
新しいお客さんがほとんどなのでしょうが、埼玉からわざわざ足を運んで下さる方も
少なくないとのことでして、やはり、ご主人の腕前と奥様の気遣いに惚れこんでのことなのでしょうね。
移転後は、少々料金が格上げになると伺っていましたが、私のお支払いは概ねいつも通り
と言ったところでした。見た目は高級店の出で立ちですが、凡庸な価格設定でサラリーマンには
有り難いお店です。また、近いうちにお邪魔したいと思っています。ごちそうさまでした。
紫人参・蚕豆
牡蠣の煮浸し
水蛸・八角
白魚(キュウリウオ目シラウオ科)
穴子白焼
あん肝・白子
〆鰺・春子鯛
烏賊の塩辛
こはだ
鋒鋩・平目・金目鯛
鮪(中トロ・大トロ)
平貝
真鰺
紫海胆
細魚
墨烏賊
数の子
鉄火巻
こはだ
冷酒
冷酒
冷酒
冷酒
2020/08/23 更新
4〜5年ぶりにお邪魔しました。マグロは凍てついた舶来品と思われますが、他は本物ばかり使っています。
今回頂いたものは、次の通りです。杜撰なメモですがご容赦下さい。
白魚 青森
子持ち昆布
さんま・カツオ
スズキ 三重
カマス 神奈川
縞鯵 伊豆七島
鮪赤身
腹中トロ
玉
縞海老 増毛
帆立 三陸
穴子 対馬
あじ 淡路
小鰭 天草
喉黒
鯖 三陸
マコ 宮城
他 ビール少々と冷酒5杯程度
大変お久しぶりでしたが、いつもの様に迎えてもらい、美味しいお寿司をたっぷり楽しむことが出来ました。ご馳走様でした。