この口コミは、nao...さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
昼の点数: 3.7
¥1,000~¥1,999 / 1人
詳細
料理・味 4.0
| サービス 3.0
| 雰囲気 3.0
| CP 3.5
| 酒・ドリンク -
[ 料理・味4.0
| サービス3.0
| 雰囲気3.0
| CP3.5
| 酒・ドリンク- ]
父娘、そして客が紡ぐ味
かきあげ丼
{"count_target":".js-result-ReviewImage-19758575 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-19758575","content_type":"ReviewImage","content_id":19758575,"voted_flag":false,"count":18,"user_status":"","blocked":false}
{"count_target":".js-result-ReviewImage-19758574 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-19758574","content_type":"ReviewImage","content_id":19758574,"voted_flag":false,"count":13,"user_status":"","blocked":false}
かきあげ丼
{"count_target":".js-result-ReviewImage-13551930 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-13551930","content_type":"ReviewImage","content_id":13551930,"voted_flag":false,"count":16,"user_status":"","blocked":false}
2013/06/29 更新
②
さて、平日限定の赤坂ランチ。選んだお店は、ちょうど1年前に訪れて、再訪を誓った「天茂」です。このお店で人気なのは、平日のランチ限定の『天丼』。特にシュークリームをイメージした『かきあげ丼』が有名で、ランチにはその味を求めて、多くのお客さんが押し寄せます。このお店の主人は、元・英語教師という高畑粧由里さん。“天ぷらの天才”と言われた亡き父親の味を受け継ぐまでに、常連客などから愛ある指摘を受けたそうで、よくお客が店を育てると言われますが、まさにこのお店がそうなのだと思います。
未食の鱚と穴子の『天丼』も気になるところですが、やはり『かきあげ丼』を注文。小エビを衣液でさっくりと混ぜ、油に入れた後、成形して、ひっくり返す。そして短時間で揚げる為に中央に穴を開けて、またひっくり返して出来上がり。それを隣にいらっしゃる女将が、丼汁に浸して、丼として提供されます。
実食。
私が『かき揚げ丼』に求めているものは、具ではなく、衣。かき揚げに箸を入れると、ふわりと崩れ、ご飯と一体になります。丼汁はやや辛めで、小エビのプリプリ感もいい。そして上に乗せられた柚子の皮が、丼を近づけるたびに香って、とても爽やか。『かきあげ丼』を意識して、食べ歩いたことはないけれど、私の思い描く理想的な『かきあげ丼』です。
①
BSテレビ朝日で放送している「幸福の一皿」という番組をご存知ですか?この番組は人間国宝の歌舞伎俳優・中村吉右衛門をMCに、ただ料理を紹介するだけでなく、シェフの生き方やその料理にまつわるエピソードをおりこんで、「幸福の一皿」を探してゆくという番組です。
その番組の中で『天丼』を特集する回があり、紹介された数店の中で、平日のランチ限定の『かきあげ丼』を求めて、平日休みを利用して食べてきました。
場所は赤坂。そのお店の名は「天茂」といい、“天ぷらの天才”と言われた亡き先代の味を受け継いでいるのは、娘さんで元・英語教師という高畑粧由里さん。倒れた父親の跡を継ぎ、その味を表現するまで常連客などから愛ある指摘を受けたそうで、よくお客が店を育てるというがありますが、まさにこのお店のことを言うのだと思います。
油のよい香りがする店内は、揚げ場をコの字に囲むカウンターと2卓のテーブル席と江戸の粋を感じれますが、どこか可愛らしい。ランチは名物という『かきあげ丼』と穴子・白身魚の『天丼』がありますが、ここはやはり『かきあげ丼』でオーダーです。
入店から常時満席で、自分のが提供されるまで時間があったので、じっくりと観察することに。まずネタを溶き卵で合えてから衣を入れて、油へ。成形後、ひっくり返して短時間で揚げ、ネタをプリプリに仕上げる為に穴を空ける。で、またひっくり返して、揚げたてを隣にいらっしゃる女将(お母様)に渡して、女将がグラグラと煮立っている丼つゆにジュワッとくぐらして、丼に押し込むように入れ、最後に柚子の皮を飾り提供されます。
さて、実食。nao.が好きな『かきあげ丼』はサクッとしていて、シンプルな具、丼つゆはやや辛めで、いわゆるつゆだくは嫌い。で、この「天茂」の『かきあげ丼」は…ほぼ理想に近い感じでした。具はプリプリとしていますが、少々少なめ。ですが、衣がおいしいので、十分な満足感があり、美味しいです。柚子の香りもフワッとしていて、爽やかさを与えてくれます。
平日のみの営業なので、なかなか行く機会はありませんが、味とCPともに素晴らしいので、再訪は是非したいお店です。