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2014.11.23. サルセルのロースト 赤ワイン風味のジュ
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2014.11.23. ムール貝のムクラード
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2014.11.23. 仔ウサギとフォワグラ 仔鴨のクラシックなパテアンクルート サラダ添え
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2014.11.23. 北海道産カスベのムニエル 焦がしバターとパプリカ ポルト酒のソース トリュフ風味』
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2014.11.23. 青首鴨のロースト ルーアン風赤ワインソース
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2014.11.23. 青首鴨のモモ肉グリル、内臓のパテ、栗とトリュフのラビオリ
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2014.11.23. 和牛テールの赤ワイン煮
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2014.11.23. タルトタタン
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2014.9. 真鴨とフォワグラのパイ包み焼き ルーアン風
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2014.9. ムール貝のムクラード
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2014.9. 和歌山県紀の川産鮎のパテ メロンのコンフィチュールで和えたメロンのサラダ
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割ってみた♪
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2014.9. 雷鳥ドッグ
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切ってみた♪
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2014.9. 出来立て オレンジタルト
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2014.2. 茨城産 網獲り青首鴨のロースト ルーアン風
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2014.2. 青首鴨とフォワグラの冷製ソーセージ
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2014.2. ジビエのコンソメで包んだフォワグラのコンフィ ポルト酒とバルサミコ風味 人参のフォンダンクミン風味
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2014.2. 和牛テールの赤ワイン煮込み
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2014.2. ニューヨークチーズケーキ
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2014.1. べキャスのロースト サルミソース
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2014.1. 蝦夷鹿と馬肉のカルパッチョ
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2014.1. タスマニアサーモンの瞬間燻製
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2014.1. 真鯛のポシェ ホタテのジュ バジル風味
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2014.1. タルトタタン シナモンアイス添え
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2014.11.23.
ついにこの日が来てしまいました。
「LE BERKELEY」の閉店。
食べ歩きをし始めて、あまり経験のないお気に入りのお店の閉店。なんとも心苦しい気持ちでいっぱいです。
閉店する前にもう一度!と思っていたので、早々と最終日に予約を入れ、同時にジビエの予約もしました。渡邊シェフが「ベキャスの次に美味しいのでは?」と推している『サルセル』がどうしても食べたいっ!去年は『ベキャス』を食べたのですが、『サルセル』は食べられずに、今年食べようと決めていたジビエなのです。予約する際、マダムに『サルセル』が食べたいことを伝えると、入荷するか微妙なとこだそう。それでも僅かな希望をかけて予約しました。
閉店の4日前。
Twitterで情報交換させて頂いている方から、「サルセルが入荷したようです」とのメッセージを受け、早速お店に電話。すると、既にキープしてくれているらしい。
やったー♡
私の食い意地が伝わったのか?(笑)ともかく、嬉しいかぎりです。
閉店日。
ディナーは満席とのことで、初のランチタイムでの予約。昼と夜を食べるつもりで、悔いのないように渡邊シェフの料理を堪能したいと思って、マダムも「マジですか?」と驚くかなりのボリュームでのオーダーです(笑)
最後の「LE BERKELEY」。偶然にも、最初の訪問と同じ席での食事です。
アミューズ『ムール貝のムクラード』
まだあった!小振りな貝ながらもぎっしりと身が詰まっており、ミルキーな味わいが美味しい。白ワインと一緒に黙々と食べたい。
前菜『仔ウサギとフォワグラ 仔鴨のクラシックなパテアンクルート サラダ添え』
フランス料理のシンボリックな前菜の一つで、テリーヌを生地で包んだものですね。濃厚なそれぞれの食感も異なっており、楽しい。口の中がしつこくなってきたら、添えられている味がしっかりとついているサラダを食べることで、リセットされます。計算されていますね。
魚料理『北海道産カスベのムニエル 焦がしバターとパプリカ ポルト酒のソース トリュフ風味』
以前、渡邊シェフのブログで紹介されていたメニュー。食べたいなと思っていましたが、なかなか出逢えずにいました。まさか、この日に出逢えるとは。
供されると、ブワリと香草が香ります。軟骨まで食べれるカスベはツゥルツゥルな食感で、その中で軟骨のコリコリ感が心地よいです。焦がしバターのコクがたまりません。
ジビエ『サルセルのロースト 赤ワイン風味のジュ』
出逢えたのは、奇跡。念願のサルセルです。サルセルとは鴨の子供のことではなく、野鴨の最小型の品種で、成鳥でもウズラほどの大きさの鴨です。
まるでハート型のように盛られている可愛いシルエット。皮目はパリッとしており、身は肉厚ながらもサクリと歯切れがよく、とろけるような食感。軽めというソースも実に美味しい。
ジビエ『青首鴨のロースト ルーアン風赤ワインソース』
激レアに焼き上げた青首鴨は、とろけるような感じ。内臓と血とワイン、そしてフォワグラを加えたソースルアネーズは、極濃厚でパンをつけるだけで立派な料理になります。
「付け合わせです」と出された別皿は初めて。内容は青首鴨のモモ肉グリル、内臓のパテ、栗とトリュフのラビオリ。中でもモモ肉なグリルは、非常に美味しかった。ブリッとした歯応えの中に、溢れる肉汁がたまりません。こういう料理を出されると、もっと渡邊シェフの色々な料理が食べたくなりますね。
メイン『和牛テールの赤ワイン煮』
今までのはメインじゃないの?というツッコミは置いておいて。最後だからこそ、どうしても食べたかったメニュー。トロトロの牛テールは軽い酸味の中で、舌にまとわりつくような食感で、肉の繊維一つ一つが解けていく感じ。肉のインパクトは凄いながらも、後味は軽い素晴しい料理です。
デザート『タルトタタン』
〆のデザートは、この時期くらいからどのお店でも提供しだしている『タルトタタン』。実は失敗から生まれた料理って、知ってました?この『タルトタタン』、温かかったのならば完ぺきな味わい。
最後の「LE BERKELEY」、実に堪能しました。渡邊シェフの食べてみたかった料理はまだまだあるのですが、夢のための閉店なので仕方ありません。カフェのような気軽な雰囲気、ガルニもあまりつかないインパクト大な料理の数々、大好きでした。また出逢える奇跡を信じて、ごちそうさまでした。
2014.9.
季節はすっかりと秋めいて、ついにジビエのシーズンとなりました。今年も再訪するべきお店は、白金高輪にある「LE BERKELEY」。そろそろジビエの入荷のお知らせでもチェックする為にお店のブログを見ると、閉店…だ…と。しかもカリフォルニアに行くようで、もう渡邊さんの料理が食べられないorz それでもサルセルやベキャスの時期までは日本にいらっしゃるのかと問い合わせてみると、最短で10月末までの営業らしい。これは早めに再訪しなければ!と思って、早速行ってきました。
白金高輪駅からどこか昭和の香りのする商店街の真ん中くらいに、このお店はあります。
「LE BERKELEY」。
階段を降りると、オシャレなカフェのような店内は変わらずに、「半年くらいぶりですね」とマダムが出迎えてくれました。たった数回の利用にもかかわらず私のことを覚えて下さってました。「一人客で、ジビエ好き」。なかなかいないお客さんなのかな?
予め、料理はリクエストしてあるので、前菜から『和歌山県産紀の川産鮎のパテ メロンのコンフィチュールで和えたメロンのサラダ』を。実はコレ、このお店の初秋のスペシャリテなんだそうです。
アミューズ『ムール貝のムクラード』
なんと!前菜でどっちにしようか悩んでいた料理がアミューズで出された。わーい‼︎
小粒ながらも、身がぎっしりと詰まっていて、実に美味しい。
前菜『和歌山県紀の川産鮎のパテ メロンのコンフィチュールで和えたメロンのサラダ』
鮎のパテだけを食べると、鮎1匹丸ごとを凝縮したような旨味があり、上に盛られたメロンと共に食べると、絶妙な甘さが加わり、美味しい。実にワインが欲しくなる一皿。
さて、私がリクエストした料理は2つあります。
ジビエ『真鴨とフォワグラのパイ包み焼き ルーアル風』
真鴨の胸肉をコニャックとマデラ酒を香り付けして、フォワグラを挟んで、パイで包み込む。ソースはサルミソースにフォワグラのコクを加えたもので、超濃厚でありながらも、キレのあるソースです。
薄皮のパイの中には、惜しげもなくたっぷりと鴨とフォワグラが入っていて、このソースを絡めて食べると、絶品です。
ジビエ『雷鳥ドッグ』
見た目からインパクトのあるこの料理は、まさしく独創的なジビエの新しいスタイル。雷鳥の腿肉と胸肉をクレピーヌで包み、中には雷鳥の内臓とキャラメリゼしたバナナを詰め込んで、アメリカンドッグのような形にしています。大きく切って、口に入れれば、まさしく雷鳥独特のあの内臓の苦味とバナナのほのかな甘さが広がります。これも美味しい。
デザート『出来たて オレンジタルト』
本当にオーダー毎にタルトを焼いて、キンキンに冷やして提供されます。爽やかなオレンジクリームはたっぷりと詰められていて、このコースを〆るにピッタリの一皿。
ガルニチュールもないメインが多いのですが、私は好き。豪快でありながらも、かなり計算された料理はどれも美味しい。
本当に閉店が残念でなりません。それでも閉店の時期は決まっていないそうです。というのも、今の場所の新しいオーナーが決まらないと退去できないそうで、最短で10月いっぱい最長でも年内という話。お客としては新しいオーナーが年内まで決まらなければ、サルセルもベキャスも食べれるかもしれないですが、個人的には新しい旅立ちをお祝いしたい気持ちもあり、複雑です。ともあれ、正式な日取りが決まったら、もう一度行きたいと考えています。
2014.2.
おそらくは今シーズン最後になるであろうジビエを食べに、白金高輪にある「LEBERKELEY」に再訪。前回食べた『ベキャス』が素晴しく美味しかったので、シーズン中に『鴨』を食べに来ようと決めていたのです。渡邊シェフ曰く、『ベキャス』の次に『小鴨」が美味しいとおっしゃっていたので、是非食べたかったのですが、タイミングが合わずにorzそれでもありつけた『鴨』は、王道の『茨城産網獲り青首鴨』です。
料理はプリフィクススタイルのコースで、前菜・魚料理・肉料理を自分で選んでいきますが、今回は前菜・肉料理・ジビエ料理という構成にしてもらいました。魚料理もとても美味しく捨てがたいのですが、どうしても食べてみたい肉料理があったのです。そしてここに訪問する時は、きっとジビエを食べると思うので、こうしないと通常の肉料理は食べることができないと思っていたわけです。
実食
『青首鴨とフォワグラの冷製ソーセージ』
しっとりとした青首鴨の肉と濃厚なフォワグラ、ワインのアテとしては十分すぎるほどで、最初の一皿からガッツリです。
『ジビエのコンソメで包んだフォワグラのコンフィポルト酒とバルサミコ風味人参のフォンダンクミン風味』
コンソメゼリーのプルプル感とネットリとしたフォワグラのコンフィのコントラストが楽しめます。味わいはバルサミコが強いので、意外にもあっさりとした後味です。前回、食べた『タスマニアサーモンの瞬間燻製』の方が好みかも。
『和牛テールの赤ワイン煮込み』
どうしても、食べてみたかった肉料理がコレです。だって、「LEBERKELEYの不動の4番バッター」という謳い文句なので、気になるじゃないですか。
男性の拳くらいの大きさで、テールなので中心に骨がありますが、2/3はトロトロの肉です。ナイフで切るというよりは「ほどく」という感じで、素晴しく美味しい。
『茨城産網獲り青首鴨のローストルーアン風』
フランス北西部に位置するルーアン。あのジャンヌ・ダルクが火刑に処せられた街として有名ですが、鴨料理も有名ですね。ルーアン風とは、ローストした鴨をさばいて肉と骨に分けて、骨の部分を専用のプレス機でつぶして血液や旨味を絞り出し、濃厚なソースに仕上げる調理法のこと。なので、このソースも青首鴨の内臓と血、そしてフォワグラを溶かして仕上げているそうです。
ソースのダイナミックなインパクトは勿論のこと、このとろけるような味わいの鴨は初めてです。『ベキャス』の時もそうですが、味は勿論のこと、付け合わせが一切ないという潔さが、私は好きです。
『ニューヨークチーズケーキ』
デザートも数種の中から選ぶことができ、今回は『ニューヨークチーズケーキ』を。『ニューヨークチーズケーキ』って、結構しっとりというかどっしりしているイメージなのですが、とろける…だ…と。
カフェのような造りからは、想像もできないほどの肉系ガストロノミー。鳥系ジビエはもう終わってしまうでしょうが、ブログを拝見すると『ゆきうさぎ』も入荷していたりするので、春になるとどんなジビエを取り扱うのか、楽しみなお店です。
2014.1.
白金高輪駅から、5分くらい。昭和のかおりが残る商店街の真ん中辺りにあるこのお店は、地下ということもあり、ちょっとわかりずらい。お店に続く階段を降りると、ガラス張りのカフェのようなお店が現れます。
店内も18席しかなく、ウッドのテーブルに青いクロスがかけられているシンプルな雰囲気で、リラックスできます。
このお店のシェフの渡邊さんは、平井にある「レストラン コバヤシ」のご出身だそうで、ジビエ全般とする肉料理が得意とのこと。実は去年からお店の存在を知っていて、ジビエの季節になったら、必ず行こうと決めていた一軒なのです。
料理はプリフィクススタイルのコースで、数種ある中から前菜・魚料理・肉料理を選んでいきます。ジビエに関しては、最低でも2日前までに予約しないとダメなので、ご注意下さい。今回のメインは『べキャス』なので、前菜から『タスマニアサーモンの瞬間燻製』、魚料理から『真鯛のポシェ ホタテのジュ バジル風味』をオーダーしました。
実食
『小さな楽しみ』
アミューズは、『蝦夷鹿と馬肉のカルパッチョ』。かなりの薄切りですが、蝦夷鹿の力強い旨味と馬肉のアッサリとした味が味わえます。
『タスマニアサーモンの瞬間燻製』
提供されると、ふわりと薫香が香ります。口に入れれば、その薫香が鼻に抜け、心地よく、口にはサーモンの脂がじゅわりと広がります。美味しい♡
『真鯛のポシェ ホタテのジュ バジル風味』
本日の魚料理として、オーダーしました。提供されて、驚く。そのポーションの大きさに!想像してた2倍の大きさです。プリプリとした身は脂もあり、食べ応え抜群で、美味しい♡肉料理が得意という話ですが、魚料理も素晴らしいです。
『べキャスのロースト サルミソース』
本日のメインの『べキャス』です。これも、丸々一羽というボリュームで、付け合わせなどなく、登場。真ん中に置かれてるハート型のレバーペーストが、とてもキュート♡サルミソースは濃厚であり、魚香もほのかにして美味しく、何よりもべキャスが肉厚で大きい!大きさはあまり期待していなかった分、とても嬉しく、今季初のべキャスを堪能できました。
『タルトタタン シナモンアイス添え』
デセールも数種ある中から、選ぶことができます。メニューはありませんが、『タルトタタン』もあるとのことで、オーダー。
たっぷりと入ったリンゴはトロリとし、シナモンアイスを付けて食べれば、至福のひとときです。
オシャレなカフェのような外観からは、想像もできないような素晴らしいフレンチを味わえ、大満足です。あのポーションを考えてもCPは素晴らしく、程よいサービスもいい。ジビエの季節はそろそろ終わりになりますが、ジビエ以外の定番肉料理や魚料理も食べてみたいですが、まずは『網獲りの鴨』を食べに、来月行きます。