4回
2018/01 訪問
たかが蕎麦 されど蕎麦 Ⅲ 七菜そば(温)と絶品粗挽き(合わせ)
年末マイレビ様のご訪問に煽られ?3連休最後、成人の日の昼時に訪問しました。
本日生憎の雨ながら御在所SA下りでいつもの味噌雑炊で朝食を済まし、片岡温泉アクアイグニスにて湯治、その後開店20分前にまるやまさん店舗前駐車場に一番乗りで到着しました。
本日は1月8日、松の内明け、関西は15日までが松の内とのことですが三重県は関西?
相方、本日は温蕎麦狙いでホワイトボードの「数量限定本日のそば」から期間限定、年に一度正月明けこの時季だけの七草ならぬ「七菜そば」をめざとく発見し即決!
小生は、丸抜きの超粗びきと玄挽き微粉の2種味わえる「あわせ」を今回も注文しました。
〇七菜そば 1300円(税別)
・七種の野菜: 蕪、人参、白菜、葱、里芋、銀杏、しめじ+三つ葉+柚子皮
・蕎麦切り : 福井県越前市「福井在来種」繋ぎ1割、一九の微粉玄挽き
・甘汁 : 本枯節、利尻昆布、京風吸い物仕立て
〇合わせ 1500円(税別)
・せいろ : 福井県越前市「福井在来種」繋ぎ1割、一九の微粉玄挽き
・超粗挽き : 長野県八ヶ岳山麓「信濃一号」繋ぎ外一の丸抜き超粗挽き
七菜そばは、正月七草とは多少違いますが七種の秋・冬野菜が入った吸い物のように透き通った京風甘汁で頂きます。
野菜の甘味が本枯節と利尻昆布でとったすまし汁にとけ出し上品な味わいです。正月明けのこの時季しか食べられないレアな温蕎麦でした。
合わせのせいろ細切りは麺線整い見事な蕎麦切りです。冬場の今日は、前回と違い外一よりもほんの少し多めの繋ぎに一九打ち、前回訪問時より細く感じます。
微妙な繋ぎ増しのせいか、前回よりも蕎麦切りが締まっているように感じ喉越しも滑らかでした。さすが今年秋の新蕎麦で微粉ながら穀物の香り立ち甘味もそこそこ感じられます。
続いて「超粗びき」、一寸15本前後の丸抜き使用の超粗挽き太切りは切りべらというより正角に近く、太切り外一繋ぎとは言え蕎麦切りの長さは30㎝を超えるところいつも感心させられます。
昨年秋新蕎麦出る前の端境期でもかなり強い香りが立ったまるやまさんの超粗挽き、本日は秋新蕎麦使用さてどんなものかと一筋そのまま啜り噛んでみると・・・超が付く程の強烈な香りが鼻から抜けて行き、暫く余韻残しながら遅れて新米のようなこれまた強い甘味を感じます。
絶品に絶句・・・これは凄い!
超粗挽きと微粉十割を単純に同じ土俵で比較するような野暮なことは申しませんが、粗挽きでありながら表面つるつる喉越しも良く、同時に超粗びきの長所である香りと甘みをも感じさせる「まるやま」さんの超粗挽きは卓越しています。
またまたやられました。まるやまさん、ご馳走様でした。
限定の七菜そば
蕎麦切りは、せいろと同じ福井在来種の一九
「合わせ」の一品目は、福井在来種の一九
一寸23本以上?歯ごたえ確か喉越し抜群
辛み大根は蕎麦切りの香りの邪魔しません
お目当ての超粗びき
香り超絶!甘味抜群 新蕎麦です
別仕立ての蕎麦湯、色が濃い?
何故なら、玄挽き粉使用でした(@_@)
メニュー1
メニュー2
外観
2018/01/11 更新
2017/09 訪問
たかが蕎麦 されど蕎麦 絶品粗挽きと辛味大根せいろに感動
旨い!やっぱりこの手挽き・粗挽き旨いわ~♫
辛味大根せいろ、やはりこれも旨かった~♬
アクアイグニスの帰り、狙って「蕎茶亭まるやま」
開店20分前に到着、一番乗りです!店舗前駐車場に
車を停め待つこと暫く、開店時刻少々前でしたが、
女将さんに気を遣って頂き店内へ案内されました。
本日も前回と同じく、粗挽きとせいろ1枚ずつ提供
される「合わせ」を注文したところ、辛味大根は追加
200円になりますがよろしいですか?と女将さん・・・・
何~にも言ってないのに心読まれたか?顔に書いて
あったか?と狐につままれたような気分で少々動揺し
ましたが、タブレットで前回自分で書いた口コミ読み
直し納得・・・も、エッ\(◎o◎)/!
○合わせ(せいろと粗挽きの別盛) 1500円(外税)
※本日の蕎麦産地(割はともに外1)
・せいろ・・・福井県越前在来種の挽きぐるみ
・粗挽き・・・長野県八ヶ岳信濃1号の超粗挽き
〇揚げ茄子おろしそば(ぶっかけ) 1200円(外税)
前回訪問時、せいろの薬味に少し付いた辛味大根の
おろしが気に入り、今回は辛味大根を+200円で追加、
せいろは越前風に頂きました。
福井在来種と辛味大根の組み合わせは福井県で頂く
越前蕎麦と変わりません。大根の辛味が端境期の蕎麦
から最後の甘味を振り絞るように引き立てます。
粗挽きも前回とほとんど変わらない見事な蕎麦切り
端境期を思わせない粗びき特有の甘皮の香りが立ち、
歯ごたえもちもち、それでいて喉越しもそこそこです。
そんな絶品粗びき蕎麦ですが、石臼手挽きから蕎麦
打ちまでの手間を想像するに1日に何人前打てるのか?
と貴重な粗挽きを腹一杯頂くのは恐れ多いことです。
「数量限定本日のそば」メニューの下部には新たに
『粗挽きそばの単品販売は休止いたします』との添書
合わせで粗挽き1枚頂き、辛味大根との組み合わせ
抜群のせいろも1枚頂けば十分幸せです。
今日の蕎麦も最高に美味しかったです。
ご馳走様でした。
2017/10/30 更新
2017/07 訪問
たかが蕎麦 されど蕎麦 梅雨明時期でも香り高い粗挽きに感動
前回、開店時刻丁度訪問も行列で断念した「まるやま」さん
一番乗りでリベンジしました。<並ぶの疲れたけど(*_*;>
粗びき最高に旨い\(◎o◎)/!
○合わせ(せいろと粗挽きの別盛) 1500円(外税)
※本日の蕎麦産地と打ち方
・せいろ・・・福井県越前在来種の挽きぐるみ、繋ぎ外1
・粗びき・・・長野県信濃1号主の超粗びき 繋ぎ外1
〇すだちそば(冷や汁かけ) 1250円(外税)
〇感想
・せいろは、甘皮含めた丸抜き使用の為、ところどころに甘皮
の黒星あり全体的に色濃く見えます。
本日は外一繋ぎを使用しているとのことでしたが、ほとんど
十割と変わらない舌ざわりで二八に近い喉越しの良さも兼ね備
えた蕎麦切りでした。
越前在来種と言えどもさすがにこの時期、香り甘みは新蕎麦
の時期のようにはいきませんがなかなかの作品でした。
・先にせいろが提供され、ホール担当の女将さんの目・気配り
でせいろ完食直後に粗びきが提供されました。これも割は外一
かなり太い蕎麦切りです。長さは尺超えも35㎝~40㎝とさほ
ど長くはありませんが、ところどころ白い星が見えます。
一筋そのまま頂くと\(◎o◎)/!強烈な蕎麦の香りが口一杯
に広がり鼻に抜けていきます。梅雨明けしたばかりのこの時期
にこんな香り高い蕎麦を食べたことあったかな???
これは旨い!恐るべし信濃1号種とご店主の技術です!!!
・合わせの辛汁は、一口舐めて関東風と分かる辛口仕立ても、
本枯節の香り強い反面、意外と塩分は控えめに感じました。
・すだちそば、こちらは関東風とは全く違う白醤油仕立てです。
出汁は香りよりも旨みが先行していたため本枯節の2番出汁と
鯖節使用に感じましたが、女将さん曰く「本枯節」とのこと。
本枯節のみならば、SG素人予想で、辛汁と同じ本枯1番出汁
をベースに2番出汁でのばしたため香りよりも旨み強く感じた
のかな?あくまでSGの憶測範疇ですのでご店主様悪しからず。
・すだちそばにも蕎麦湯用の辛汁が別に付いていました。
・合わせの辛汁用の薬味には山葵と白髪ねぎの他に辛み大根の
おろしが付いていましたが、この辛み大根はかなりの上物です。
次回は、辛み大根せいろで越前風に食べてみたいと思いました。
〇総じて・・・
・粗びきのレベルは相当高いと感じました。小生既訪の店から
この粗びきと同等に比べられるのは、岐阜県岐阜市の超有名店
かな?粗びきに限れば、「まるやま」さんは粗びき単品950円で
注文できます。合わせや2品頼まなくてもいきなり粗びき蕎麦
が頂けるという点から、此処「まるやま」さんに軍配上げます!
合わせの「粗びき」香り高き逸品
粗びきリフト
粗びきに辛汁不要?香り高き蕎麦はまんまか塩まで
たかが蕎麦・・・御意!
合わせのせいろは、丸抜き
せいろのリフト
すだちそばは、白醤油の甘汁
蕎麦湯は蕎麦粉添加のとろとろ
メニュー1
メニュー2
メニュー3
外観1
内観1
内観2
内観3
外観2
2017/07/22 更新
昨晩までは滋賀県長浜市の須賀谷温泉行きのはずでしたが、朝になりマイレビ様が直前にUPされたメニュー写真から「酢橘蕎麦」を相方が発見して大騒ぎ・・・
言い出したら後に引かない性格は長浜小谷と豊川音羽の長女共通?急遽三重県湯の山:片岡温泉「アクアイグニス」に変更となりました。
湯上りも早々にせかされゆっくりできず、温泉から車で5分程度、菰野の「蕎茶亭まるやま」さん訪問しましたが開店時刻まで30分間、車で待機しました(*_*)
○合わせ(せいろと粗挽きの別盛) 1500円(外税)
・せいろ・・・福井県産福井在来種の丸抜き微粉 繋ぎ外1
・粗びき・・・長野県八ヶ岳産信濃1号の丸抜き超粗挽粉 繋ぎ外1
〇すだちそば(冷や汁かけ) 1300円(外税)
福井在来種の挽きぐるみ 繋ぎ外1
合わせは、いつも通りせいろから届きました。甘皮含めた丸抜き微粉使用、一寸20本余りの切りべらできゅっとしまった蕎麦切りの表面はつるりとして喉越し良く、ご店主の蕎麦打ち技術もさることながら、さすがは福井在来種です。5月末の微粉にしては香りも立ちます。
辛汁もいつもと変わらず関東風の辛口仕立てながら、醤油・塩味は控えめ本枯節の香りを重視した仕上がりでした。
花番兼務の女将さんの目・気配りはいつもと変わらず、せいろ完食直後に超粗びきが提供されました。
一寸10数本の切りべらは、せいろと比べて明らかに太くところどころ白い星が見えるのは超粗挽きの証し、蕎麦の香り立ち爽やかな甘みが口いっぱいに広がりすっと消えていく蕎麦切りは、八ヶ岳山麓産信濃1号の特徴を十二分に生かしています。
数量限定の「すだちそば」も昨年と変わらず、京風白醤油仕立ての冷やし甘汁にて提供です。本枯れ節の香りと旨みに辛汁以上の広がりを感じ、蕎麦切り・酢橘スライスと伴に白出汁の甘汁もどんどん進みます。
徳島の酢橘は未だ露地ものには1か月以上時季早く、この日も温室もの使用でしたがそこそこの酸味と旨みは感じられました。温室ものの出荷量多くなってきたとはいえ、まだまだ高価な酢橘、そのスライスが贅沢に約30枚は酢橘2~3個使用でしょうか?注文入ってからのスライスの手間を合わせて考えれば数量限定は致し方ありませんが、「30分待った甲斐があった」は相方の弁・・・
限定メニューの入れ替わりはありますが、蕎麦切りと辛汁・甘汁は毎回安定しているところ「まるやま」さんの技術がしっかりしている証拠です。
皐月下旬、今回も美味しかったです。ご馳走さまでした。